JPH1186376A - ビデオカセットレコーダ - Google Patents

ビデオカセットレコーダ

Info

Publication number
JPH1186376A
JPH1186376A JP9251031A JP25103197A JPH1186376A JP H1186376 A JPH1186376 A JP H1186376A JP 9251031 A JP9251031 A JP 9251031A JP 25103197 A JP25103197 A JP 25103197A JP H1186376 A JPH1186376 A JP H1186376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
tape
supply
video cassette
cassette recorder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9251031A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoyuki Ono
太之 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP9251031A priority Critical patent/JPH1186376A/ja
Publication of JPH1186376A publication Critical patent/JPH1186376A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープの弛みを除去できた時点で巻き取り動
作を停止し、速やかにテープアンローディング動作に移
行する。 【解決手段】 電源の復帰を検出する電源復帰検出回路
16と、供給側リール3の回転を検出するリールセンサ
13と、電源復帰検出回路16によって電源の復帰を検
出すると、巻取側リール4に制動をかけた状態で供給側
リール3を回転させる巻き取り動作を行い、この巻き取
り動作中にリールセンサ13により供給側リール3の回
転が検出されなくなったとき、巻き取り動作を停止する
システムコントローラ12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば停電発生時
に生じるテープの弛みを無くすために、停電復帰後、巻
取側リールに制動をかけた状態で供給側リールを巻き取
る巻き取り動作を実行するビデオカセットレコーダ(再
生専用機を含む)に関する。
【0002】
【従来の技術】カセットテープをビデオデッキに装填し
て早送り又は巻き戻しを行っているときに、例えば停電
等が発生すると、停電後も供給側リールや巻取側リール
が惰性によって回転を若干継続するため、テープが弛ん
だ状態となる。そのため、停電復帰時にテープが弛んだ
状態で再生や録画、早送りや巻き戻しといった動作を実
行すると、テープに余計な負荷(テンション)がかか
り、テープを傷めてしまうことになる。
【0003】そこで、従来より、停電発生時に生じるテ
ープの弛みを無くすために、停電復帰後、巻取側リール
に制動をかけた状態で供給側リールを巻き取る巻き取り
動作を実行するビデオカセットレコーダが提供されてい
る。このビデオカセットレコーダは、停電復帰後、一定
時間(例えば、5秒等)の間、巻取側リールに制動をか
けた状態で供給側リールを巻き取り、その後テープアン
ローディングに移行するようになっている。停電復帰
後、一定時間の間巻き取りを行うものとして、例えばカ
セットテープレコーダでは特開昭56−29862号公
報のものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のビデ
オカセットレコーダでは、停電発生時に生じるテープの
弛み状態に関係なく、停電復帰後、常に一定時間(例え
ば、5秒等)の間、巻き取り動作を行っている。この一
定時間は、種々の動作状態で停電が発生した場合のテー
プの弛み量を考慮して設定されている。つまり、テープ
の弛み量が多い場合でも、常にテープの弛みが無くなる
まで巻き取れるように、十分余裕を持たせた時間に設定
されている。
【0005】そのため、例えば停電復帰後1秒程度の巻
き取り動作でテープの弛みが無くなる場合には、その後
4秒間もの間、無意味な巻き取り動作を行うことになる
といった問題があった。また、巻き取り動作からテープ
アンローディングを終了するまでに時間がかかるといっ
た問題もあった。さらに、テープの弛みが無くなって
も、5秒経過するまではテープに不要なテンションをか
け続けることになるため、テープにとって好ましくない
といった問題もあった。
【0006】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたもので、その目的は、テープの弛みを無くすこ
とができた時点で巻き取り動作を停止し、速やかにテー
プアンローディング動作に移行できるようにしたビデオ
カセットレコーダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載のビデオカセットレコーダ
は、電源の復帰を検出する電源復帰検出回路と、供給側
リールの回転を検出する回転検出回路と、前記電源復帰
検出回路によって電源の復帰を検出すると、巻取側リー
ルに制動をかけた状態で前記供給側リールを回転させる
巻き取り動作を行い、この巻き取り動作中に前記回転検
出回路により前記供給側リールの回転が検出されなくな
ったとき、前記巻き取り動作を停止する巻取制御回路と
を備えた構成としている。
【0008】また、本発明の請求項2記載のビデオカセ
ットレコーダは、請求項1記載のものにおいて、前記回
転検出回路を、前記供給側リールのリールパルスを検出
するように構成している。また、本発明の請求項3記載
のビデオカセットレコーダは、請求項1記載のものにお
いて、前記回転検出回路を、キャプスタンFGを検出す
るように構成している。また、本発明の請求項4記載の
ビデオカセットレコーダは、請求項1、2又は3記載の
ものにおいて、前記巻取制御回路を、巻き取り動作の停
止後、テープアンローディング動作に移行するように構
成している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明のビデオカ
セットレコーダの概略構成を示している。図において、
1はビデオデッキ(図示省略)に装填されたテープであ
り、ローディングポスト6,7によってテープカセット
2から引き出され、回転ドラム5に巻き付けられた状態
を示している。すなわち、このテープ1は、供給側リー
ル3から引き出され、インピーダンスローラ8、一方の
ローディングポスト6等を介して回転ドラム5に巻き付
けられ、他方のローディングポスト7、キャプスタン9
等を介して巻取側リール4に巻き取られるようになって
いる。ただし、バックテンションポスト等の各種ポス
ト、及び消去ヘッドや音声コントロールヘッド等は図示
を省略している。
【0010】テープカセット2の供給側リール3及び巻
取側リール4は、リールモータ駆動回路10によって駆
動制御されており、キャプスタン9は、キャプスタンモ
ータ駆動回路11によって駆動制御されている。そし
て、これらリールモータ駆動回路10及びキャプスタン
モータ駆動回路11は、システムコントローラ12から
の駆動制御信号に基づいて、それぞれの機構の駆動制御
を行うようになっている。
【0011】また、システムコントローラ12には、供
給側リール3の回転を検出するリールセンサ(回転検出
回路)13からの検出信号(リールパルス)が入力され
ている。リールセンサ13からのリールパルスは、例え
ばキャプスタン9の回転を検出するためのPGパルスや
回転ドラム5の回転を検出するためのPGパルス等と同
様に作りだすことができる。つまり、供給側リール3の
フライホイールに磁石片を例えば1個取り付け、この磁
石片と対向する位置にPGヘッドを配置しておけば、供
給側リール3が1回転するごとにPGヘッドから1パル
スが出力されることになる。
【0012】また、システムコントローラ12には、電
源回路15から電源が供給されているとともに、電源復
帰検出回路16の出力が導かれている。電源復帰検出回
路16は、商用電源から電源回路15への電圧の有無を
検出し、電圧無しの状態から電圧有りの状態に変化した
とき、電源復帰信号をシステムコントローラ12に出力
するようになっている。例えば、停電が発生し、その後
停電が復帰したときや、電源プラグ17が商用電源の図
示しないコンセントから不測に外れたため、外れた電源
プラグ17を再びコンセントに差し込んだとき等に、電
源復帰検出回路16から電源復帰信号が出力される。
【0013】システムコントローラ12は、電源復帰検
出回路16からの電源復帰信号によって電源の復帰を検
出すると、巻取側リール4に制動をかけた状態で供給側
リール3を巻き取り方向に回転させる巻き取り動作を行
い、この巻き取り動作中にリールセンサ13からのリー
ルパルスが入力されなくなったとき、巻き取り動作を停
止してテープアンローディング動作に移行する制御を行
うようになっている。すなわち、請求項1に記載の巻取
制御回路はシステムコントローラ12によって実現され
ており、システムコントローラ12は、コンピュータ上
で動作するソフトウエアを含む構成となっている。
【0014】次に、上記構成のビデオカセットレコーダ
における電源復帰時の動作について、図2の動作フロー
チャートを適宜参照して説明する。テープカセット2を
ビデオデッキ内に装填し、テープカセット2からテープ
1を引き出して回転ドラム5に巻き付けた状態で、早送
り又は巻き戻しを実行中に(ステップS2)、例えば停
電が発生すると(ステップS1)、システムコントロー
ラ12はその時点で制御不能となる。一方、高速回転中
の供給側リール3や巻取側リール4は、停電後も惰性に
よって回転を若干継続し、その後停止することになる。
そのため、このような高速回転中に突然電源が絶たれる
と、引き出されたテープ2が弛んだ状態となる。
【0015】この状態において、停電が復帰すると(ス
テップS3)、これを電源復帰検出回路16が検出し、
電源復帰信号をシステムコントローラ12に出力する
(ステップS4)。システムコントローラ12は、この
停電復帰信号に基づき、巻取側リール4に制動をかけた
状態で供給側リール3を巻き取り方向に回転させる巻き
取り動作を行う(ステップS5)。この巻き取り動作
中、テープ2に弛みがある場合には巻取側リール4が巻
き取り方向に回転することから、リールセンサ13から
一定周期でリールパルスが入力される。システムコント
ローラ12は、このリールセンサ13から入力されるリ
ールパルスを監視している(ステップS6)。
【0016】テープ2に弛みが無くなると、巻取側リー
ル4は制動がかかっているので、供給側リール3の回転
も停止し、リールセンサ13からリールパルスが入力さ
れなくなる。システムコントローラ12は、リールセン
サ13からリールパルスが一定時間(1秒程度)入力さ
れなくなったことを確認すると(ステップS6からステ
ップS7)、テープ2の弛みが無くなったと判断し、巻
き取り動作を停止して、テープアンローディング動作に
移行する(ステップS8)。すなわち、本発明のビデオ
カセットレコーダによれば、テープ2の弛みが無くなっ
た時点で巻き取り動作を停止し、テープアンローディン
グ動作に移行するので、従来例のような無駄な巻き取り
動作を行うことがない。
【0017】なお、上記実施形態では、リールセンサ1
3からリールパルスが一定時間(1秒程度)入力されな
くなったことを確認してから巻き取り動作を停止するよ
うにしている。これは、リールセンサ13の検出誤動作
を防止するためであるが、この一定時間は上記したよう
に1秒程度が好適である。
【0018】また、上記実施形態では、回転検出回路と
して供給側リール3の回転を検出するリールセンサ13
を用いているが、キャプスタンモータ(図示省略)のモ
ータ軸に取り付けられた周波数発電機から出力されるキ
ャプスタンFGをシステムコントローラ12に入力する
ようにしてもよい(図1中に破線により示す)。すなわ
ち、システムコントローラ12は、巻き取り動作中、周
波数発電機から出力されるキャプスタンFGを監視し、
キャプスタンFGが一定時間(1秒程度)入力されなく
なったことを確認すると、巻き取り動作を停止してテー
プアンローディング動作に移行するように構成してもよ
い。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のビデオカセット
レコーダは、電源復帰検出回路によって電源の復帰を検
出すると、巻取側リールに制動をかけた状態で供給側リ
ールを回転させる巻き取り動作を行い、この巻き取り動
作中に回転検出回路により供給側リールの回転が検出さ
れなくなったとき、巻き取り動作を停止するように構成
したので、テープの弛みを無くすことができた時点で巻
き取り動作を停止し、速やかに次の動作に移行できる。
また、テープに不要なテンションをかけ続けることがな
いため、テープを傷めることもない。また、本発明の請
求項2記載のビデオカセットレコーダは、回転検出回路
として、供給側リールのリールパルスを検出するように
構成し、請求項3記載のビデオカセットレコーダは、回
転検出回路として、キャプスタンFGを検出するように
構成している。つまり、従来から備えている機能を用い
て供給側リールの回転を検出できるので、部品点数の増
加や製造コストの増加を招くことがない。また、本発明
の請求項3記載のビデオカセットレコーダは、巻取制御
回路を、巻き取り動作の停止後、テープアンローディン
グ動作に移行するように構成したので、テープの弛みを
無くすことができた時点で巻き取り動作を停止し、速や
かにテープアンローディング動作に移行できる。また、
テープに不要なテンションをかけ続けることがないた
め、テープを傷めることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカセットレコーダの概略構成図
である。
【図2】本発明のビデオカセットレコーダにおける電源
復帰時の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 テープ 2 テープカセット 3 供給側リール 4 巻取側リール 5 回転ドラム 9 キャプスタン 10 リールモータ駆動回路 11 キャプスタンモータ駆動回路 12 システムコントローラ 13 リールセンサ 16 電源復帰検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の復帰を検出する電源復帰検出回路
    と、 供給側リールの回転を検出する回転検出回路と、 前記電源復帰検出回路によって電源の復帰を検出する
    と、巻取側リールに制動をかけた状態で前記供給側リー
    ルを回転させる巻き取り動作を行い、この巻き取り動作
    中に前記回転検出回路により前記供給側リールの回転が
    検出されなくなったとき、前記巻き取り動作を停止する
    巻取制御回路とを備えたことを特徴とするビデオカセッ
    トレコーダ。
  2. 【請求項2】 前記回転検出回路は、前記供給側リール
    のリールパルスを検出するものである請求項1記載のビ
    デオカセットレコーダ。
  3. 【請求項3】 前記回転検出回路は、キャプスタンFG
    を検出するものである請求項1記載のビデオカセットレ
    コーダ。
  4. 【請求項4】 前記巻取制御回路は、巻き取り動作の停
    止後、テープアンローディング動作に移行するものであ
    る請求項1、2又は3記載のビデオカセットレコーダ。
JP9251031A 1997-09-16 1997-09-16 ビデオカセットレコーダ Pending JPH1186376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9251031A JPH1186376A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 ビデオカセットレコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9251031A JPH1186376A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 ビデオカセットレコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1186376A true JPH1186376A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17216593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9251031A Pending JPH1186376A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 ビデオカセットレコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1186376A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1186376A (ja) ビデオカセットレコーダ
JP3551217B2 (ja) テープの速度制御方法及びテープユニット
JP3048756U (ja) 磁気記録再生装置
JP3538585B2 (ja) テープ駆動装置
JP3009192B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2706887B2 (ja) テープアンローディング方法及び記録又は再生装置
JP2981395B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3624830B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0337166Y2 (ja)
KR0186203B1 (ko) 브이씨알의 테이프 손상 방지방법
JPS6226825Y2 (ja)
JPH079728B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS6037701Y2 (ja) たるみ取り装置
JPH01192047A (ja) テープ走行装置
KR100314450B1 (ko) 감기동작동안의회전하는헤드드럼과테이프형태의기록매체사이의마찰을감소시키기위한처리방법
JPS6028054A (ja) 磁気記録再生装置
JP3556537B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2836095B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3369789B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0546027B2 (ja)
JPH03194753A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0358339A (ja) リール駆動装置
JPH10124961A (ja) 記録再生装置におけるテープローディング装置
JPH05198042A (ja) テープデッキおよびその制御方法
KR19980031213A (ko) 비데오 카세트 레코더의 테이프 주행 속도 제어 방법