JP2840279B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2840279B2
JP2840279B2 JP1044034A JP4403489A JP2840279B2 JP 2840279 B2 JP2840279 B2 JP 2840279B2 JP 1044034 A JP1044034 A JP 1044034A JP 4403489 A JP4403489 A JP 4403489A JP 2840279 B2 JP2840279 B2 JP 2840279B2
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貴訓 長谷川
晋 尾塩
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、印刷紙に印刷される画像位置の調整に好
適な印刷装置に関する。
《従来技術とその問題点》 従来の印刷装置としては第8図および第9図示すもの
が知られている。
第8図において、版胴20にはクランプ機構21にその一
端を固定された孔版原紙(図示せず)が巻回されてお
り、版胴20は矢印C方向に回転する。
また、印刷紙Pはガイドローラ62とタイミングローラ
63間に挾持されつつ矢印D方向に搬送され、印刷紙Pが
版胴20とプレスローラ40間に配置されたとき、プレスロ
ーラ40の版胴20側への圧接動作により印刷紙Pに対する
印刷処理が行われるよう構成されている。
ところでこの例では、印刷紙Pに形成される印刷画像
の位置調整は、印刷紙Pが版胴20側へ送り込まれるタイ
ミングを版胴20の回転位置に応じて調整することにより
なされている。
例えば、第8図(a)に示す如く、クランプ機構21が
位置にあるときから印刷紙Pの給紙が開始されるとき
には、同図(b)に示す如くに印刷画像P1が得られるこ
とになる。すなわち、印刷紙Pの搬送方向を「天」方
向、その反対側を「地」方向とすると、この例では印刷
画像P1は「天」方向寄りに形成される。
一方、第9図(a)に示す如く、クランプ機構21が
位置にあるときから印刷紙Pの給紙が開始されるときに
は、同図(b)に示す如くに印刷画像P1が得られる。す
なわち、この例では印刷紙Pの「地」方向寄りに印刷画
像P1が形成される。
このように画像位置が異なるのは、版胴20が矢印C方
向に回転される場合、クランプ機構21が位置にあると
きから印刷紙Pの給紙が開始されるのと、クランプ機構
21が位置にあるときから印刷紙Pの給紙が開始される
のとでは、位置にあるときから給紙が開始される場合
の方が給紙タイミングが早く、第9図に示す例では、こ
の給紙タイミングが早い分だけ「地」方向寄りに印刷画
像P1が得られることに起因する。
上記の如く、従来の印刷装置では、印刷紙Pに形成さ
れる印刷画像P1の位置は、版胴20側へ給紙される印刷紙
Pの給紙タイミングによって決定される。従って、この
給紙タイミングが一定であれば、印刷される画像の位置
は常に一定となる。
しかしながら、上記の如き従来装置にあっては、印刷
スピードが変化しても上記の如き給紙タイミングのみに
よって印刷画像の位置調整をしているので、例えば印刷
スピードが大きくなると画像位置は「地」方向へずれる
という問題点があった。
すなわち、この種の装置では、例えば第8図(a)に
おいて左方向から搬送されてきた印刷紙Pは、一旦ガイ
ドローラ62とタイミングローラ63間において待機状態と
なり、この後、一定時間をおいて版胴20側へ送り込まれ
る。この場合、印刷スピードが大きくなるにつれて印刷
紙Pのガイドローラ側への搬送速度は大きくなる。一
方、このようにガイドローラ側への搬送速度が大きくな
ると、印刷紙Pがガイドローラ62とタイミングローラ63
間に挾持されるに際しての衝撃力も大きく、結果として
ガイドローラ62とタイミングローラ63間に食い込む量も
大きくなる。従って、印刷紙Pがガイドローラ62とタイ
ミングローラ63間に停止している待機位置は印刷スピー
ドが大きくなるにつれて版胴側に近付く。一方、この状
態は版胴20側へ向けて搬送される給紙タイミングが早い
場合と同一視できる。このため、例えば印刷スピードが
速くなると、印刷される画像位置は「地」方向側へずれ
ていくことになる(第9図(b)参照)。
《発明の目的》 この発明は、上記問題点に鑑み、印刷スピードが変化
しても、常に印刷紙の所望位置に印刷画像が形成される
印刷装置を提供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために、この発明は、 給紙台に積載された印刷紙を一枚ずつ給紙する給紙手
段と、 前記給紙手段から給紙された前記印刷紙の先端を当接
させた状態で前記給紙手段により前記印刷紙を給送する
ことにより前記印刷紙に撓みを形成した後、前記印刷紙
を印刷版胴に向けて給送するローラ対を有する印刷装置
において、 印刷スピードを任意に可変設定可能な印刷スピード設
定手段と、 前記ローラ対により給紙される給紙タイミングを可変
して前記印刷紙に印刷される前記印刷紙の搬送方向にお
ける画像の位置を調整する天地調整手段と、 前記印刷スピード設定手段にて可変される印刷スピー
ドにより生じる前記印刷紙の前記ローラ対への当接位置
の変化による印刷位置ずれを補正すべく印刷位置補正デ
ータを記憶する補正データ記憶手段と、 前記印刷スピード設定手段にて設定される印刷スピー
ドに応じて前記補正データ記憶手段に記憶されている印
刷位置補正データを参照して前記天地調整手段を制御す
る制御手段と、 を備えることを特徴とする。
《実施例の説明》 以下、この発明の一実施例を説明する。
なお、上記従来例と同一構成部分には同一符号を付し
て説明する。
第1図は、この発明に係る印刷装置1の外観図であ
る。
同図において、印刷装置1のケース1a上部の一側に
は、蝶番2a(第3図参照)等により蓋体2が開閉自在に
取り付けられており、この蓋体2を開けて製版済みの孔
版原紙Sを所定位置にセットするように構成されてい
る。
また、ケース1aには、第2図に示すように、フラット
キーボード等の操作パネル5が設けられ、この操作パネ
ル5は、印刷枚数を設定するテンキー5a,印刷開始キー5
b,印刷ストップキー5c,印刷位置調整キー5d,印刷スピー
ド設定キー5eおよび設定された印刷枚数等を表示するLC
D表示器等の表示部5f等が設けられている。
第3図は、この発明に係る印刷装置1の内部機構を示
す。
同図において、円筒状版胴20は、自身の中心軸線20c
の回りに図示しない機枠に回転可能に支持されている。
この版胴20は、多孔構造に構成され、外周部にクランプ
機構21を有しており、このクランプ機構21は、孔版原紙
Sの一端を間欠的に係止するように構成されている。
すなわち、クランプ機構21は、版胴20の外周面に固定
されてその1つの母線に沿って延在する帯状の永久磁石
22と、版胴20にその軸線方向に沿って延在する軸23によ
って枢支された可動クランプ片24とを有している。ま
た、軸23の一端部には歯車25が取り付けられており、こ
の歯車25には版胴20が初期回転位置(第3図に示す位
置)にあるときにレバー26の一端に支持された駆動歯車
27が適宜噛合するようになっている。レバー26は枢軸28
によって図示しない機枠に枢支され、ソレノイド29に通
電が行なわれていないときにはバネ30のバネ力によって
図中反時計回りに付勢され、駆動歯車27を歯車25から引
き離す。これに対して、ソレノイド29に通電が行なわれ
ているときには、バネ30のバネ力に抗して図中時計回り
に回動し、駆動歯車27を初期回転位置にある版胴20の歯
車25に噛合させるようになっている。駆動歯車27はレバ
ー26に取り付けられた電動機31により適宜回転駆動さ
れ、これによって歯車25が回転されてクランプ片24は永
久磁石22に吸着されたクランプ位置と、前記クランプ位
置より図中反時計回りのほぼ180゜回動した全開位置と
の間に回転駆動されるように構成されている。
版胴20は、中心軸線20cと同軸に設けられたスプロケ
ット34aに駆動連結され、このスプロケット34aは無端チ
ェーン32によってモータ33の駆動スプロケット34bに駆
動連結されている。この動力伝達装置により版胴20はモ
ータ33によって図中反時計回りに間欠的、あるいは連続
的に回転駆動されるようになっている。
また版胴20の胴内には、印刷インキ供給手段35が設け
られており、この印刷インキ供給手段35は、外周面が版
胴20の内周面に接触すべく配設され、自身の中心軸37の
回りに回転可能なスキージローラ36と、スキージローラ
36の外周面に対し所定の間隙をもってそのローラ母線方
向に沿って延在するドクターロッド38とを有しており、
スキージローラ36が版胴20の回転に同期して版胴20と同
方向に回転駆動されることによりインキ溜まりAの印刷
インキを版胴20の内周面に供給するように構成されてい
る。すなわち、インキ溜まりAの印刷インキは、スキー
ジローラ36の回転に伴い、このローラとドクターロッド
38との間隙を通過し、その際にインキが計量されてスキ
ージローラ36の外周面に一様な厚さの印刷インキ層を形
成し、この印刷インキ層は、スキージローラ36の回転に
伴って版胴20の内周面に供給されて印刷に供される。
また、40は印刷紙Pを版胴20に押し付けるためのプレ
スローラである。
一方、給紙台4には図示しないモータの出力を伝達す
る出力伝達機構に連結されたピニオン48と、このピニオ
ン48に係合されるラック49とが設けられている。ラック
49は、給紙台4とほぼ垂直に設けられ、ピニオン48と係
合すべき波状係合部49aを有するので、ピニオン48の回
転に伴い給紙台4も上下動される。すなわち、給紙台4
にセットされた印刷紙Pの積載量に対応して給紙台4を
上下動させ、給紙機構60が印刷用紙Pを取込み易くなる
ように構成されている。
上記給紙機構60は、ゴム等よりなる給紙ローラ61,ガ
イドローラ62およびタイミングローラ63等より構成され
ており、給紙ローラ61によって給紙台4上に積載されて
いる印刷紙Pの最上のものからピックアップされた印刷
紙Pは、この給紙ローラ61によってさらにガイドローラ
62側に搬送され、ガイドローラ62とタイミングローラ63
間に所定のループを形成した状態で一時保持するよう構
成されている。
ところで、この実施例では、印刷スピードにかかわら
ず印刷紙Pの所望位置に印刷画像を形成できるようガイ
ドローラ62の動作を調整する天地調整機構300が設けら
れている。
以下、第4図および第5図を参照しながら、上記天地
調整機構300について詳述する。
第4図には上記天地調整機構300の概略構成が示され
ており、モータ33の駆動スプロケット34bに懸架された
チェーン32は反時計方向(矢印E方向)に回転して、大
径ローラ51,小径ローラ52aを介して版胴20の駆動スプロ
ケット34aに連結されるとともに、さらに、小径ローラ5
2b,52c,52d,カムプーリ53,小径ローラ52e,52f,52g,52h
および再び大径ローラ51を介してモータ33の駆動スプロ
ケット34bに連結されている。
また、カムプーリ53の回転軸54上には、ガイドローラ
55が取付けられ、後述するようにこのガイドローラカム
55の動作によりガイドローラ62の回転始動時期を調節す
るようなされている。
一方、50は印刷位置調整キー5dや印刷スピード設定キ
ー5eの操作により回転されるパルスモータで、減速機構
110を介してその回転力はスライド板56の微小上下運動
に変換されるよう構成されている。
すなわち、上記減速機構110は、パルスモータ50の軸
芯に取付けられた小径ギヤ57,小径ギヤ57に噛み合って
いる大径ギヤ58および大径ギヤ58の中心軸線に沿って設
けられた貫通孔(図示せず)に螺合する制御棒59より構
成され、制御棒59とスライド板56は一体化されている。
従って、パルスモータ56の回転力は小径ギヤ57,大径
ギヤ58で減速されるとともに、さらに制御棒59によって
微小上下運動に変換され、これによりスライド板56も上
下動されるよう構成されている。
ところで、スライド板56には上記小径ギヤ52cおよび5
2hが取付けられている。従って、パルスモータ50が駆動
されることによりスライド板56が上下動されると、これ
に伴って小径ギヤ52c,52hも上下動される。
一方、第5図には上記ガイドローラカム55が当接され
る扇型歯車67が示されている。
この扇型歯車67は、軸65を中心に回動自在とされてい
るとともに、円弧部分にはガイドローラ62に設けられた
ネジ山62aと噛合するネジ山73が切られている。また、
扇型歯車67の一側縁部には、バネ68の一端が固定される
係止部71が設けられているとともに、このバネ68の他端
は突起72に固定され、扇型歯車67は、バネ68の張力によ
り常に反時計方向に付勢されている。なお、係止部71
は、楕円形状の係止孔69内の所望箇所に係止可能に構成
され、係止部71の係止位置を変更することにより、バネ
68の張力を適宜調整できるよう構成されている。
また、扇型歯車67のL字状に屈曲した頂点部分には、
軸66aを介してベアリング66が回動自在に設けられ、こ
のベアリング66はガイドローラカム55と当接されてい
る。
天地調整機構300は上記の如く構成されているが、次
にその動作を説明する。
ここでは、今例えば操作パネル5上の印刷位置調整キ
ー5dの「地」方向ボタンが操作され、印刷画像が「地」
方向側にずらされて形成される場合について説明する。
なお、この実施例では、「地」方向へずらそうとする
画像移動操作がなされると、スライド板56、第4図にお
いて上方向に動くよう構成されている。
ところで、チェーン32は反時計方向(矢印E方向)に
回転している。従って、スライド板56が上方に移動する
と、これに伴って小径ギヤ52c,52hも上方に移動すると
ともに、チェーン32は全体として反時計方向(矢印E方
向)に移動し、その分カムプーリ53も反時計方向に回転
される。
そして、これによりカムプーリ53に連動して回転する
ガイドローラカム55も反時計方向に回転される。
一方、上記の如くガイドローラカム55が反時計方向に
回転すると、カム55の凸条部55aのベアリング66への当
接時期も早くなる。このため、扇型歯車67の時計方向
(矢印F方向)への回動時期も早くなる。このため、ガ
イドローラ62の回転始動時期も早くなるとともに、印刷
紙Pの版胴20側への給紙タイミングも早くなる。このこ
とは第9図に示す如く、クランプ機構21が位置側にく
ることに等しい。
このため、印刷画像は同図(b)に示す如く、「地」
方向よりに形成されることになる。
こうして、操作パネル5に設けられた印刷位置調整キ
ー5dを操作することにより、適宜画像位置を調整するこ
とができることになる。
ところで、上記の例では、説明の便宜上印刷位置調整
キー5dが操作されて天地調整機構300が動作する場合に
ついて説明したが、この実施例では後述するように、印
刷スピード設定キー5eによって設定される印刷スピード
によってもパルスモータ50に与えられるパルス数が変化
し、これによって印刷スピードの大小にかかわらず常に
印刷紙Pの所望箇所に安定して印刷画像が形成されるよ
う構成されている。
ここで再び第3図の説明に戻ると、、版胴20の廻りに
は、給紙台4の上方に、孔版原紙取外し機構70,給紙機
構60と対向する位置に印刷済み用紙剥がし爪80が設けら
れ、この爪80は印刷が終了した印刷済み用紙を版胴20上
から取外すためのものであり、剥がされた用紙は版胴20
の回転により与えられた回転力により図中右方下側へ飛
翔し、排紙台3上に順次積層・保持される。
孔版原紙Sをセットする孔版セット板100上には、孔
版原紙Sの有無を検知する光センサ101が設けられてお
り、孔版原紙Sが孔版原紙セット板100上にセットされ
たことを検出すると、送りローラ102,103のいずれか一
方が回転駆動されて孔版原紙Sが搬送路107を介してク
ランプ機構21に搬送される。
以上説明したように、この実施例における印刷装置1
は、孔版原紙Sがクランプ機構21に搬送されてその先端
が版胴20の一部にクランプされて版胴20の外周面に孔版
原紙Sを巻き付け、この孔版原紙Sにインキを施した
後、印刷用紙Pと版胴の外周面に巻き付け押し付けるこ
とにより印刷するように構成され、また各機構の制御は
マイクロコンピュータにより行なわれている。
ところで、この実施例装置の特長は、操作パネル5の
印刷位置調整キー5dや印刷スピード設定キー5eが操作さ
れることにより印刷位置に影響を与える情報が装置側に
与えられると、これらの情報に基づいてパルスモータ50
の回転数が制御され、これによって印刷紙Pの所望箇所
に印刷画像が得られるべく天地調整機構300が動作する
よう構成されていることである。
第6図は、上記の如き印刷装置1の電気的構成部分を
示す。
同図において、マイクロプロセッサ等により構成され
るCPU200には、装置内の各機構を制御するためのプログ
ラムが格納されたROM210,操作パネル5,孔版原紙Sの有
無を検知する光センサ101,孔版原紙Sがクランプ可能な
位置まで搬送されてきたことを検出する光センサ90,版
胴20を分割回転または連続回転させるための版胴駆動部
を構成する版胴駆動用モータ33,給紙ローラ駆動用モー
タ60M,孔版原紙Sを搬送する搬送ローラ駆動用モータ10
2M,クランプ機構21,排版機構(孔版原紙取外し機構)7
0,パルスモータ50,印刷位置データや印刷スピードデー
タに対応した数のパルスを供給するパルス開始装置50A
およびマイクロプロセッサの演算結果を一時記憶すると
ともに操作パネル5のテンキー5aから入力された印刷枚
数設定情報あるいは印刷スピード設定キー5eで設定され
る印刷スピード情報や印刷位置調整キー5dで設定される
印刷位置情報の変化によって生じる印刷位置ずれを補正
すべく該位置ずれ補正データを随時記憶するRAM220とが
それぞれ接続されている。
次に、本実施例装置の処理手順を第7図に示すフロー
チャートに従って説明する。
孔版原紙S(原稿)が孔版原紙セット板100上にセッ
トされると、その旨が光センサ101によって検出され
(ステップ501肯定)、操作パネル5のテンキー5aによ
り印刷枚数設定情報,また印刷スピード設定キー5eおよ
び印刷位置調整キー5dによりそれぞれ印刷スピード情報
および印刷位置情報が入力されると、それぞれの入力情
報はRAM220のそれぞれのエリアに格納され(ステップ50
2,503,504)、後の印刷処理の条件の1つとなる。
次に印刷スタートキー5bが押下されると(ステップ50
5肯定)、CPU200からの指令に基づいてクランプ機構21
が作動され、前回の印刷に使用され、版胴20の回りに巻
き付けられている孔版原紙Sはクランプ状態から開放さ
れ、その後排版機構70によって版胴20の外周面から剥ぎ
とられて図示しない排版ボックスに廃棄される(ステッ
プ506)。
次いでCPU200の指令により搬送ローラ駆動用モータ10
2Mが駆動されることにより、送りローラ102が回転駆動
され、孔版原紙Sはクランプ機構21へ搬送される。孔版
原紙Sの先端部がクランプ機構21に達すると、光センサ
90によりその旨が検出されて、その検出信号がCPU200に
伝送されると、CPU200は、孔版原紙Sの先端を挾持すべ
き指令をクランプ機構21に対して送る。従って、孔版原
紙Sの一側縁部がクランプ機構21によってクランプされ
る。
その後CPU200からの指令により、版胴駆動用モータ33
が駆動され版胴20が図中反時計回りに回転駆動され、版
胴20の外周面には孔版原紙Sが巻き付けられる(ステッ
プ507)。
次のステップ508においては、RAM220に格納されてい
る印刷枚数設定情報,印刷スピード設定情報,印刷位置
設定情報に基づいて印刷処理が行なわれる。
すなわち、この印刷処理においては、版胴20を回転駆
動させる版胴駆動用モータ33は、RAM220に格納されてい
る印刷スピード設定情報や印刷位置設定情報に基づき制
御され、印刷スピードに応じた印刷位置補正データおよ
び印刷位置設定情報に応じた印刷位置の印刷処理が実行
されるようガイドローラ62の回転始動時期を制御する。
つまり、CPU200は、RAM220に格納されている印刷位置設
定情報の印刷位置および設定された印刷スピードにより
発生する位置ずれを補正すべく印刷位置補正データを総
合的に判断し、これによりパルス開始装置50Aを制御し
てパルスモータ50に供給すべきパルス数を決定する。従
って、第2図に示す印刷位置設定キー5dにより印刷位置
を「地」方向に設定しておくと、その設定情報に応じた
パルスがパルスモータ50へ供給される。その結果ガイド
ローラ62から版胴20に向けて搬送される印刷紙Pの給紙
タイミングが早くなり、印刷紙Pへ形成される画像位置
は「地」方向へずれる。
一方、印刷位置が「天」方向に設定されると、ガイド
ローラ62から版胴20に向けて搬送される給紙タイミング
が遅くなり、印刷紙Pに形成される画像位置は「天」方
向にずれる。
なお、電源オンでの初期設定では、印刷位置は天地中
央に設定される。従って、RAM220に設定される印刷位置
情報においてもその旨を示すデータが格納されるように
なっている。
上記の如きRAM220に格納された情報をもとに、版胴2
0,プレスローラ40が駆動され、給紙機構60およびスキー
ジローラ36等が作動されて印刷が行なわれる(ステップ
508)。
次に、CPU220は、印刷が終了した印刷紙Pが設定され
た印刷枚数に達したか否かを判断する(ステップ50
9)。ここで、設定された印刷枚数に達すると(ステッ
プ509肯定)、印刷処理は終了する。一方、設定された
印刷枚数に達していない場合には(ステップ509否
定)、CPU200は、まず操作パネル5の印刷スピード設定
キー5eの操作により印刷スピードが変更されていないこ
とを確認し(ステップ510否定)、さらに印刷位置調整
キー5dの操作により印刷位置が変更されていないことを
確認し(ステップ512否定)、前回の印刷条件のもとで
次の印刷処理が行なわれる(ステップ508)。
一方、印刷スピードに変更があった場合(ステップ51
0肯定)、その新たに変更された印刷スピードにより発
生する印刷位置ずれを補正すべく印刷位置補正データを
参照し、そのデータに応じたパルス数がパルス開始装置
50Aを介してパルスモータ50へ供給される(ステップ51
1)。さらに印刷位置調整キー5dによる印刷位置の変更
があるか否かについて判断され(ステップ512)、変更
がなければ上記の補正条件で印刷処理が行われる(ステ
ップ508)。一方、印刷位置調整キー5dによる印刷位置
の変更がある場合には(ステップ512肯定)、その変更
後の情報をRAM220に書換え、そのデータに応じたパルス
がパルスモータ50に供給される(ステップ513)。
なお、RAM220に予め記憶されている印刷位置補正デー
タは、最少の印刷スピードで印刷された画像位置を基準
に各印刷スピードで生じる印刷画像ずれを観察し、その
ずれを補正するのに必要なスライド板56の移動量を、そ
のスライド板移動の駆動源とされているパルスモータ50
へ供給するパルス数データとして格納している。
従って、以降の印刷処理においては、パルス開始装置
50Aからパルスモータ50へ供給されるパルス数は、変更
された印刷位置設定情報に応じて供給される。その後、
印刷位置設定キー5dの操作により印刷位置が変更される
たびに、また印刷スピード設定キー5eにより印刷スピー
ドが変更されるたびに上記の処理が行なわれ、パルスモ
ータ50への供給パルス数が変更され、これにより、第4
図に示すスライド板56が上下いずれかに移動される。す
なわち、ガイドローラ62より版胴20へ向けて搬送給紙さ
れる印刷紙Pの給紙タイミングが変更されて印刷位置が
変更されることになる。
本実施例に係る印刷装置は、上記の如く、印刷スピー
ドの変化に応じてRAM200に記憶されている印刷位置補正
データを読出すとともに、その補正データに従って天地
調整機構300を制御するので、大量の印刷を行う際に、
最初の印刷スピードと最後の印刷スピードが異なってい
ても常に印刷位置の一定な印刷物を得ることができるこ
とになる。
《発明の効果》 本発明に係わる印刷装置は、上記の如く、印刷スピー
ド設定手段にて可変される印刷スピードにより生じる印
刷紙の前記ローラ対への当接位置の変化による印刷位置
ずれを補正すべく印刷位置補正データを記憶する補正デ
ータ記憶手段と、印刷スピード設定手段にて設定される
印刷スピードに応じて前記補正データ記憶手段に記憶さ
れている印刷位置補正データを参照して天地調整手段を
制御する制御手段と、を具備するようにしたので、印刷
スピードが変更されても常に印刷紙の所望位置に印刷画
像を形成できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る印刷装置の外観図、第2図は操
作パネルを示す説明図、第3図は上記印刷装置の内部機
構を示す全体概略図、第4図は上記印刷装置に用いられ
る天地調整機構の説明図、第5図は第4図においてガイ
ドローラカムが扇型歯車に当接されている場合の説明
図、第6図は上記印刷装置の電気的構成を示すブロック
図、第7図は上記孔版印刷装置の全体動作を示すフロー
チャート、第8図および第9図は従来例における印刷装
置の説明図である。 1……印刷装置 5……操作パネル 5d……印刷位置調整キー 5e……印刷スピード設定キー 20……版胴 30……モータ 50……パルスモータ 55……ガイドローラカム 56……スライド板 57……扇型歯車 200……CPU 220……RAM 300……天地調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−152463(JP,U) 実開 昭59−192714(JP,U) 実開 平1−119339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41L 13/04 B41L 13/16 B41F 33/06 B41F 33/08 B41F 33/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙台に積載された印刷紙を一枚ずつ給紙
    する給紙手段と、 前記給紙手段から給紙された前記印刷紙の先端を当接さ
    せた状態で前記給紙手段により前記印刷紙を給送するこ
    とにより前記印刷紙に撓みを形成した後、前記印刷紙を
    印刷版胴に向けて給送するローラ対を有する印刷装置に
    おいて、 印刷スピードを任意に可変設定可能な印刷スピード設定
    手段と、 前記ローラ対により給紙される給紙タイミングを可変し
    て前記印刷紙に印刷される前記印刷紙の搬送方向におけ
    る画像の位置を調整する天地調整手段と、 前記印刷スピード設定手段にて可変される印刷スピード
    により生じる前記印刷紙の前記ローラ対への当接位置の
    変化による印刷位置ずれを補正すべく印刷位置補正デー
    タを記憶する補正データ記憶手段と、 前記印刷スピード設定手段にて設定される印刷スピード
    に応じて前記補正データ記憶手段に記憶されている印刷
    位置補正データを参照して前記天地調整手段を制御する
    制御手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
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