JPH0657468B2 - 孔版印刷装置の印刷濃度調整装置 - Google Patents

孔版印刷装置の印刷濃度調整装置

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JPH0657468B2
JPH0657468B2 JP60267004A JP26700485A JPH0657468B2 JP H0657468 B2 JPH0657468 B2 JP H0657468B2 JP 60267004 A JP60267004 A JP 60267004A JP 26700485 A JP26700485 A JP 26700485A JP H0657468 B2 JPH0657468 B2 JP H0657468B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、孔版印刷装置の印刷濃度調整装置に関し、特
にプレスローラを使用する押圧式の孔版印刷装置におけ
る印刷濃度調整装置に関する。
《従来技術とその問題点》 円筒状版胴の外周に巻き付けられた孔版原紙に、プレス
ローラにより印刷用紙を圧接させて押圧式に孔版印刷を
行う孔版印刷装置はよく知られている。
この種の孔版印刷装置において、印刷濃度に影響を及ぼ
す原因の一つとして、プレスローラの印刷用紙、換言す
れば、円筒状版胴に対する圧接力、即ちプレス圧があ
る。
従来一般に、プレスローラは、ローラ支持体より回転可
能に支持されてプレスばねにより円筒状版胴へ向けて付
勢されており、このプレスローラのプレス圧はプレスば
ねのばね力により設定される。
プレスローラのプレス圧の調整は、装置内部にあるプレ
スばねの取付部に設けられたアジャストスクリュを工具
により廻すことにより行われるが、これは専らサービス
マンによるメンテナンス行為により行われるものであ
り、構造上、この操作が、通常使用下における印刷濃度
の調整のために、一般ユーザにより簡便に行われ得るよ
うにはなっていない。
このため、従来の孔版印刷装置においては、通常使用下
にて、印刷速度を変えることなく、一般ユーザが印刷濃
度を調整することができず、また環境温度の変化により
印刷濃度が変化しても、一般ユーザは、それを補償する
ことができない。
《発明の目的》 本発明の目的は、一般ユーザによっても、通常使用下に
て、印刷濃度が簡単な操作により的確に調整され得るよ
うにする孔版印刷装置の印刷濃度調整装置を提供するこ
とにある。
《発明の構成》 上記目的を達成するために、本発明による孔版印刷装置
の印刷濃度調整装置は、円筒状版胴の外周に巻き付けら
れた孔版原紙に、プレスローラにより印刷用紙を圧接さ
せて印刷を行う押圧式の孔版印刷装置の印刷濃度調整装
置において、前記プレスローラと駆動連結されたアクチ
ュエータを含み電磁コイルの励磁により前記アクチュエ
ータをもって前記プレスローラを前記円筒状版胴の外周
面に対して押し付ける方向へ駆動するソレノイド装置
と、前記電磁コイルに対する通電量を制御する制御手段
とを有し、前記ソレノイド装置は前記アクチュエータの
ストローク途中にて前記プレスローラが前記印刷用紙に
圧接するよう構成され、前記制御手段による前記電磁コ
イルに対する通電量の制御により前記プレスローラの前
記印刷用紙に対する圧接力を制御することを特徴として
いる。
《発明の作用》 上述の如き構成によれば、ソレノイド装置によってプレ
スローラが電磁駆動式に円筒状版胴の外周面に対して押
し付け駆動され、プレスローラの印刷用紙に対する圧接
力はソレノイド装置の電磁コイルの励磁力により決ま
り、電磁コイルの励磁力は電磁コイルに対する通電量に
より定量的に決まる。
従って制御手段による電磁コイルに対する通電量の制御
により、プレスローラの前記印刷用紙に対する圧接力が
制御され、電磁コイルに対する通電量制御によって電気
的に印刷濃度が調整されるようになる。
なお、プレスローラが比較的堅いゴムなどの弾性材によ
って形成されていれば、プレスローラの印刷用紙に対す
る圧接力に応じたプレスローラの弾性変形によって印刷
用紙との接触面積が変化し、このよっても印刷濃度が調
整されることになる。
《実施例の説明》 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明による印刷濃度調整装置を適用される孔
版印刷装置の外観図である。
同図において、孔版印刷装置1のケース1a上部の一側
には、蝶番2a(第3図参照)により蓋体2が開閉自在
に取り付けられており、印刷に際しては、蓋体2を開け
て製版済みの孔版原紙Sを蓋体2上の所定位置にセット
することが行われる。
ケース1aには、第2図に示されている如く、フラット
キーボードなどによる操作パネル5が設けられている。
操作パネル5は、印刷枚数を設定するテンキー5a、印
刷開始キー5b、印刷ストップキー5c、印刷濃度設定
キー5d、印刷スピード(印刷速度)設定キー5e、お
よび設定された印刷枚数などを表示するLCD表示器な
どによる表示部5fを有している。
第3図は本発明による印刷濃度調整装置を適用される孔
版印刷装置の内部機構を示している。
同図において、円筒状版胴20は図示されていない機枠
より自身の中心軸線周りに回転可能に支持されている。
この円筒状版胴20は、多孔構造に構成され、外周部に
孔版原紙Sの一端を円筒状版胴20に対して着脱可能に
係止するクランプ機構21を有している。
孔版原紙Sは、一端をクランプ機構21により円筒状版
胴20に係止され、円筒状版胴20の外周面に巻き付け
装着される。
すなわち、クランプ機構21は、円筒状版胴20の外周
面に固定されてその一つの母線に沿って延在する帯状の
永久磁石22と、円筒状版胴20にその軸線方向に沿っ
て延在する軸23により枢支された可動クランプ片24
とを有している。軸23の一端部には歯車25が取り付
けられており、この歯車25には円筒状版胴20が初期
回転位置(第3図に示す位置)にあるときにレバー26
の一端に支持された駆動歯車27が適宜に噛合する。
レバー26は、枢軸28によって図示されていない機枠
より枢支され、ばね30のばね力によって図中反時計廻
り方向に付勢され、ソレノイド29に通電が行なわれて
いないときには駆動歯車27を歯車25から引き離す回
動位置に位置する。これに対して、ソレノイド29に通
電が行なわれているときには、レバー26は、ばね30
のばね力に抗して図中時計廻り方向へ回動し、駆動歯車
27を初期回転位置にある円筒状版胴20の歯車25に
噛合させる回動位置に移動する。駆動歯車27はレバー
26に取り付けられた電動機31により回転駆動され、
これによって歯車25が回転され、クランプ片24は、
永久磁石22に吸着されたクランプ位置と、当該クラン
プ位置より図中反時計廻り方向にほぼ180°回動した
アンクランプ位置との間に回転駆動される。
円筒状版胴20は中心軸20cと同軸に設けられたスプ
ロケット34aと駆動連結され、スプロケット34aは
無端チェーン32によってモータ33の駆動スプロケッ
ト34bに駆動連結されている。この動力伝達装置によ
り円筒状版胴20は、モータ33によって図中反時計廻
り方向へ間欠的、あるいは連続的に回転駆動される。
円筒状版胴20の胴内には、印刷インキ供給手段35が
設けられている。印刷インキ供給手段35は、外周面に
て円筒状版胴20の内周面に接触すべく配設されて自身
の中心軸37を中心として回転可能なスキージローラ3
6と、スキージローラ36の外周面に対し所定の微小間
隙をもってそのローラ母線方向に沿って延在するドクタ
ーロッド38とを有しており、スキージローラ36が円
筒状版胴20の回転に同期して円筒状版胴20と同方向
に回転駆動されることによりインキ溜まりAの印刷イン
キを円筒状版胴20の内周面に供給する。
インキ溜まりAの印刷インキは、スキージローラ36の
回転に伴い、当該スキージローラ36とドクターロッド
38との微小間隙を通過し、その際にインキ量を計量さ
れてスキージローラ36の外周面に一様な厚さの印刷イ
ンキ層を形成し、この印刷インキ層は、スキージローラ
36の回転に伴って円筒状版胴20の内周面に運ばれて
印刷に供される。
孔版印刷装置1には給紙台4が上下動可能に設けられて
いる。給紙台4には図示されていないモータにより回転
駆動されるピニオン48が取り付けられ、図示されてい
ない機枠にはピニオン48が噛合する一連のラック歯4
9aを有するラック49が上下方向に固定装着され、ピ
ニオン48の回転により給紙台4が印刷用紙Pの積載量
に応じて上下駆動される。
給紙機構42は、ゴムなどにより構成されたローラ4
3、44、45などを有し、給紙台4より印刷用紙Pを
一枚ずつ取り出して所定のタイミングにて円筒状版胴2
0とプレスローラ40との間に給紙する。
孔版印刷装置1には印刷済み用紙剥がし爪80が設けら
れている。この用紙剥がし爪80は、印刷済み用紙を円
筒状版胴20より剥し取るものであり、剥がされた印刷
用紙は円筒状版胴20の回転により与えられた慣性力に
より図にて右方下側へ飛翔し、排紙台3上に順次積層、
排紙される。
孔版原紙Sをセットする孔版セット板100上には、孔
版原紙Sの有無を検知する光センサ101が設けられて
おり、孔版原紙Sが孔版原紙セット板100上にセット
されたことを検出すると、送りローラ102、103に
より孔版原紙Sが搬送路107に案内されて円筒状版胴
20のクランプ機構21へ向けて搬送される。
孔版印刷装置1には使用済みの孔版原紙Sを円筒状版胴
より取り外す排版機構70が設けられている。
孔版印刷装置1には印刷用紙Pを円筒状版胴20の外周
に巻き付けられた孔版原紙Sに押し付けるゴム状弾性体
製のプレスローラ40およびプレスローラ40を駆動す
るプレスローラ駆動装置400が設けられている。
次に第4図〜第6図を参照してプレスローラ40の支持
構造およびプレスローラ駆動装置400について説明す
る。
プレスローラ40は中間連結バー55により相互に連結
された左右のレバー要素50の一端部に回転可能に支持
され、レバー要素50は他端にて水平軸51により本体
フレームの一部をなす側板52より上下方向に回動可能
に支持されている。
水平軸51にはばねアーム53の一端が固定されてお
り、ばねアーム53にはばね54が係合している。ばね
54はばねアーム53と水平軸51とレバー要素50と
の連結体を第4図にて反時計廻り方向へ付勢している。
中間連結バー55の下底にはブラケット58が固定され
ており、ブラケット58には枢軸57によって係合ロー
ラ56が回転自在に取り付けられている。
プレスローラ駆動装置400はソレノイド装置41を含
んでいる。ソレノイド装置41は、通常形式のリニアア
クション型のソレノイド装置であり、係合ローラ56の
下方に配置され、本体フレーム側に固定される円筒状の
電磁コイル(ソレノイド)41Sと、電磁コイル(ソレ
ノイド)41Sの中心空間部に上下方向に移動可能に配
置された可動鉄心67と、可動鉄心67に固定連結され
たアクチュエータ59とにより構成されている。
アクチュエータ59の先端部にはスリット61を有する
係合部材60の筒状ステム部60aが軸線方向、即ち上
下方向に摺動可能に嵌合しており、係合部材60はねじ
部材63により締結される半割形状の締め付けブロック
62によって任意の軸線方向位置に固定されている。係
合部材60の上端部には係合フランジ部60bが設けら
れており、係合部材60は、このフランジ上面にて係合
ローラ56の周面と当接係合している。
係合フランジ部60bの側部にはピン64が固定され、
ピン64と枢軸57とにゴム等による無端ベルト65が
掛け渡されており、これにより係合部材60と係合ロー
ラ56との係合関係が保たれている。
またソレノイド装置41の電磁コイル41Sの上端部に
配置されたアッパストッパプレート68と締め付けブロ
ック62との間には圧縮コイルばね66が配置されてい
る。
図5に示されている如く、電磁コイル41Sに通電が行
われていない状態においては、プレスローラ40は、ク
ランプ機構21との干渉を避けるために、円筒状版胴2
0の外周面より符号xで示すストロークだけ離れた位置
に位置するようになっており、この状態下にて可動鉄心
67の上端面67aとアッパストッパプレート68との
間のストローク、即ち可動鉄心67およびアクチュエー
タ59の有効ストロークLはプレスローラストロークx
より長くなっている。
これにより第6図に示されている如く、ソレノイド装置
41は、アクチュエータ59のストローク途中にてプレ
スローラ20を円筒状版胴20の外周面に対して圧接さ
せる。
従ってプレスローラ20が円筒状版胴20の外周面に対
して圧接した状態下にて引き続き電磁コイル41Sに通
電が行われることにより、電磁コイル41Sの励磁力に
応じた強さの圧接力をもってプレスローラ20が円筒状
版胴20の外周面に対して圧接され、その圧接力は電磁
コイル41Sに対する通電量により定量的に制御され
る。
これにより電磁コイル41Sに対する通電量の制御によ
りプレスローラ20がプレス圧が変化して印刷濃度の調
整が行われるようになる。
またプレスローラ40がゴム状弾性体により構成されて
いることにより、プレスローラ40の円筒状版胴20に
対する圧接力に応じてプレスローラ40が弾性変形して
円筒状版胴20に対する接触面積が変化し、このことに
よっても印刷濃度の調整が行われる。
第7図は孔版印刷装置の電気的構成部分を示す。
同図において、符号200はマイクロプロセッサなどに
より構成されたCPU200を示しており、CPU20
0には、装置内の各機構を制御するためのプログラムが
格納されたROM210と、操作パネル5と、孔版原紙
Sがクランプ可能な位置まで搬送されたことを検出する
光センサ90と、版胴20を分割回転または連続回転さ
せるための版胴駆動部を構成する版胴駆動用モータ33
と、給紙ローラ駆動用モータ60Mと、孔版原紙Sを搬
送する搬送ローラ駆動用モータ102Mと、クランプ機
構21の電気的駆動部と、排版機構(孔版原紙取外し機
構)70の電気的駆動部と、ソレノイド装置41と、ソ
レノイド装置41に対する通電を行う電源回路230
と、マイクロプロセッサの演算結果を一時記憶、あるい
は操作パネル5のテンキー5aから入力された印刷枚数
設定情報、印刷スピード設定キー5eにより設定される
印刷スピード情報、印刷濃度設定キー5dにより設定さ
れる印刷濃度情報を各々随時記憶するRAM220とが
各々接続されており、CPU200が印刷スピード情報
と印刷濃度情報とに応じて電源回路230へ通電量制御
指令信号を出力する。
次に、上述の如き構成よりなる孔版印刷装置の動作を第
8図に示すフローチャートに従って説明する。
孔版原紙S(原稿)が孔版原紙セット板100上にセッ
トされると、その旨が光センサ101によって検出され
(ステップ501肯定)、操作パネル5のテンキー5a
により印刷枚数設定情報、印刷スピード設定キー5eお
よび印刷濃度設定キー5dによりそれぞれ印刷スピー
ド、印刷濃度情報が入力、設定されると、それぞれの設
定情報はRAM220のそれぞれのエリアに格納され
(ステップ502,503,504)、印刷処理の条件
の一つとされる。
次に印刷スタートキー5bが押下されると(ステップ5
05肯定)、CPU200からの指令に基づいてクラン
プ機構21が作動され、前回の印刷に使用され、版胴2
0の外周に巻き付けられている孔版原紙Sがクランプ状
態から解放され、その後に排版機構70によって版胴2
0の外周面から剥ぎとられて図示されていない排版ボッ
クスに廃棄される(ステップ506)。
次いでCPU200の指令により搬送ローラ駆動用モー
タ102Mが駆動されることにより、送りローラ102
が回転駆動され、孔版原紙Sがクランプ機構21へ搬送
される。孔版原紙Sの先端部がクランプ機構21に達す
ると、光センサ90によりその旨が検出され、その検出
信号がCPU200に伝送されると、CPU200は、
孔版原紙Sの先端をクランプすべき指令をクランプ機構
21に対して送る。これにより孔版原紙Sの先端がクラ
ンプ機構21によってクランプされる。
そしてCPU200からの指令により、版胴駆動用モー
タ33が駆動され、版胴20が図中反時計廻り方向に1
回転され、版胴20の外周面に孔版原紙Sが巻き付け装
着される(ステップ507)。
次のステップ508においては、RAM220に格納さ
れている印刷枚数設定情報、印刷スピード設定情報、印
刷濃度設定情報に基づいて印刷処理が行なわれる。
この印刷処理においては、版胴20を回転駆動させる版
胴駆動用モータ33は、RAM220に格納されている
印刷スピード設定情報に基づき制御され、また、その印
刷スピード情報とRAM220に格納されている印刷濃
度設定情報によりプレスローラ40の圧接力(プレス
圧)が制御される。
つまり、CPU200は、RAM220に格納されてい
る印刷スピード設定情報と印刷濃度設定情報とに基づい
て、電源回路230へ通電量制御指令信号を出力し、電
源回路230は通電量制御指令信号に応じた通電量をも
ってソレノイド装置41の電磁コイル41Sに対する通
電を制御する。
従って、第2図に示す印刷濃度設定キー5dにより印刷
濃度を濃い方向に設定しておくと、ソレノイド装置41
の電磁コイル41Sに対する通電量がそれに対応して大
きくなり、その結果、プレスローラ40の版胴20への
圧接力が大きくなって印刷濃度が高くなる。
これに対し、印刷濃度が薄い方向に設定されると、ソレ
ノイド装置41の電磁コイル41Sに対する通電量がそ
れに対応して小さくなり、その結果、プレスローラ40
の版胴20への圧接力が小さくなって印刷濃度が低くな
る。
上記の如くRAM220に格納された情報をもとに、版
胴20、プレスローラ40が駆動され、給紙機構60お
よびスキージローラ36などが作動されて印刷が行なわ
れる(ステップ508)。
次に、CPU220は、印刷回数が設定された印刷枚数
に達したか否かを判断する。ここで、印刷回数が設定さ
れた印刷枚数に達すると(ステップ509肯定)、印刷
処理は終了する。一方、印刷回数が設定された印刷枚数
に達していない場合には(ステップ509否定)、CP
U200は、まず操作パネル5の印刷濃度設定キー5d
の操作により印刷濃度が変更されていないか否かを識別
し、印刷濃度が変更されていなければ(ステップ510
否定)、前回の印刷条件のもとで次の印刷処理を実行す
る(ステップ508)。
これに対し、印刷濃度が変更されている場合は(ステッ
プ510肯定)、RAM220に格納されている印刷濃
度設定情報を変更後の印刷濃度設定情報に変更する(ス
テップ511)。
以降の印刷処理においては、プレスローラ40の版胴2
0への駆動、圧接に際し、電源回路230よりソレノイ
ド装置41の電磁コイル41Sに対する通電量は、変更
された印刷濃度設定情報によるものに変更され、プレス
ローラ40の版胴20に対する圧接力が設定濃度に応じ
たものになる。
これにより印刷濃度設定キー5dにより設定される印刷
濃度に応じて印刷濃度が変更される。
《発明の効果》 以上の説明より明かな如く、本発明による孔版印刷装置
の印刷濃度調整装置によれば、プレスローラがソレノイ
ド装置によって電磁駆動式に円筒状版胴の外周面に対し
て押し付け駆動され、制御手段によるソレノイド装置の
電磁コイルに対する通電量の制御により、プレスローラ
の印刷用紙に対する圧接力が制御されて印刷濃度が調整
されるから、操作パネルなどに設けられた印刷濃度設定
キーなどの操作により、一般ユーザによっても、通常使
用下にて、印刷濃度が工具などを必要とすることなく的
確に調整され得るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による印刷濃度調整装置を適用される孔
版印刷装置の外観図、第2図は孔版印刷装置の操作パネ
ルを示す説明図、第3図は本発明による印刷濃度調整装
置を適用される孔版印刷装置の内部機構を示す全体概略
図、第4図は本発明による孔版印刷装置の印刷濃度調整
装置の一実施例を示す斜視図、第5図は本発明による孔
版印刷装置の印刷濃度調整装置の一実施例をプレスロー
ラが退避位置に位置している状態について示す正面図、
第6図は本発明による孔版印刷装置の印刷濃度調整装置
の一実施例をプレスローラがプレス作用位置に位置して
いる状態について示す正面図、第7図は本発明による印
刷濃度調整装置を適用される孔版印刷装置の電気的構成
を示すブロック図、第8図は本発明による印刷濃度調整
装置を適用される孔版印刷装置の動作を示すフローチャ
ートである。 1…孔版印刷装置 20…円筒状版胴 40…プレスローラ 400…プレスローラ駆動装置 50…レバー要素 41…ソレノイド装置 41S…電磁コイル 59…アクチュエータ S…孔版原紙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−127276(JP,A) 実開 昭55−21137(JP,U) 実開 昭52−13104(JP,U) 特公 昭46−35168(JP,B1) 実公 昭35−32702(JP,Y1) 特許89150(JP,C2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状版胴の外周に巻き付けられた孔版原
    紙に、プレスローラにより印刷用紙を圧接させて印刷を
    行う押圧式の孔版印刷装置の印刷濃度調整装置におい
    て、 前記プレスローラと駆動連結されたアクチュエータを含
    み電磁コイルの励磁により前記アクチュエータをもって
    前記プレスローラを前記円筒状版胴の外周面に対して押
    し付ける方向へ駆動するソレノイド装置と、前記電磁コ
    イルに対する通電量を制御する制御手段とを有し、前記
    ソレノイド装置は前記アクチュエータのストローク途中
    にて前記プレスローラが前記印刷用紙に圧接するよう構
    成され、前記制御手段による前記電磁コイルに対する通
    電量の制御により前記プレスローラの前記印刷用紙に対
    する圧接力を制御することを特徴とする孔版印刷装置の
    印刷濃度調整装置。
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