JP2839937B2 - 変速機の変速作動油圧制御装置 - Google Patents

変速機の変速作動油圧制御装置

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JP2839937B2 JP2166510A JP16651090A JP2839937B2 JP 2839937 B2 JP2839937 B2 JP 2839937B2 JP 2166510 A JP2166510 A JP 2166510A JP 16651090 A JP16651090 A JP 16651090A JP 2839937 B2 JP2839937 B2 JP 2839937B2
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧作動クラッチ、ブレーキ等の油圧作動
係合手段により所定の動力伝達経路を選択するようにな
った変速機に関し、さらに詳しくは、この油圧作動係合
手段への油圧給排を制御する変速作動油圧制御装置に関
する。
(従来の技術) 自動車用等として用いられる変速機は、遊星ギヤ列も
しくは平行2軸間に配設された複数のギヤ列からなり複
数の動力伝達経路が設定可能となった動力伝達ギヤ列を
有している。さらに、この動力伝達ギヤ列には油圧作動
クラッチ、ブレーキ等からなる複数の油圧作動係合手段
が取り付けられており、これら複数の油圧作動係合手段
を走行状態等に応じて適宜係合作動させることにより、
所定の動力伝達経路を選択して、変速を行うようになっ
ている。
このような構成の変速機においては、この変速機が接
続されるエンジンの速度と負荷とに対応して自動的に変
速を行わせる制御が従来から知られており、この変速制
御をソレノイドバルブの作動により行わせるようにした
制御装置が用いられることも多い。このような制御装置
を用いた場合、ソレノイドの作動不良、誤作動が発生す
ると、所定の動力伝達手段を設定すべき係合手段に加え
て余分な係合手段も係合し、同時に複数の動力伝達経路
が設定され、ギヤ列がインターロックすることがあると
いう問題がある。
このようなことから、特開昭63−210443号公報、同63
−210444号公報および特開平2−3727号公報等には、ソ
レノイドバルブと係合手段との間に上記のようなインタ
ーロックを防止するための切換バルブを配設することが
開示されている。このような切換バルブを配設した場合
には、ソレノイドバルブの作動不良、誤作動が生じた場
合でも、切換バルブにより余分な係合手段への作動油圧
の供給が阻止され、インターロックの問題を防止するこ
とができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記切換バルブは油圧作動係合手段
(油圧クラッチ、ブレーキ等)への作動油圧の給排を制
御するソレノイドバルブの下流側、すなわち、ソレノイ
ドバルブと油圧作動係合手段との間に配設されているた
め、これら両者間を結ぶ油路の長さが長くなり、油路抵
抗が大きくなるという問題がある。油路が長くなった
り、油路抵抗が大きくなったりすると、ソレノイドバル
ブがオン・オフ切換されたときでの油圧作動係合手段へ
の作動油の給排が遅れ、変速の遅れ等に繋がるおそれが
あるという問題がある。
また、ソレノイドバルブより下流側に切換バルブがあ
るため、例えば、ソレノイドバルブの作動不良等により
このソレノイドバルブが閉じていなければならないのに
これが開いたような場合には、作動油圧が切換バルブに
作用する。すなわち、このような場合には、ソレノイド
バルブと切換バルブとの間までは作動油圧が加わり、も
しこのときに切換バルブが完全に作動していなければ、
作動油圧が油圧作動係合手段に作用してインターロック
に繋がるおそれがある。
本発明はこのような問題に鑑みたもので、ソレノイド
バルブから油圧作動係合手段までの油路長さを短縮化す
ることができ、且つ、油圧作動係合手段のインターロッ
クを確実に防止することができるような変速作動油圧制
御手段を提供することを目的とする。
ロ.発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のため、本発明に係る変速作動油圧制御
手段においては、油圧源から第1の油圧作動係合要素に
至る油路中に直列に配設されたソレノイドバルブにより
第1の油圧作動係合要素への作動油圧の給排制御を行う
ように構成するとともに、この油路における油圧源とソ
レノイドバルブとの間に直列に配設した切換バルブによ
りソレノイドバルブへの作動油圧の供給を遮断可能に構
成しており、この切換バルブは、第1の油圧作動係合要
素とは異なる第2の油圧作動係合要素に供給される作動
油圧を受けて作動され、油圧源からソレノイドバルブへ
の作動油圧の供給を遮断するようになっている。
なお、第2の油圧作動係合要素が複数の油圧作動係合
要素B,Cからなり、少なくとも第1の油圧係合要素Aが
係合されて設定される第1の動力伝達経路と、第1の油
圧係合要素Aが非係合で且つ複数の第2の油圧作動係合
要素B,Cが同時に係合されて設定される第2の動力伝達
経路とを有する変速機の場合(第1図および第2図に示
す変速機の場合)には、切換バルブは、第2の動力伝達
経路が設定されるときに複数の第2の油圧作動係合要素
B,Cに供給される複数の作動油圧を同時に受けて作動さ
れ、油圧源からソレノイドバルブへの作動油圧の供給を
遮断するように構成される。
また、第2の油圧作動係合要素が複数の油圧作動係合
要素B,Cからなり、第1の油圧係合要素Aおよび複数の
第2の油圧作動係合要素B,Cが選択的に係合されて設定
される複数の動力伝達経路を有する変速機の場合(第3
図〜第5図に示す変速機の場合)には、切換バルブは、
第2の油圧作動係合要素B,Cのいずれかに作動油圧が供
給されるときにこの作動油圧を受けて作動され、油圧源
からソレノイドバルブへの作動油圧の供給を遮断するよ
うに構成される。
(作用) 上記構成の変速作動油圧制御装置を用いた場合には、
ソレノイドバルブは直接、油圧作動係合手段に繋がるた
め、これら両者の間の油路が短縮され、油路抵抗が小さ
くなるので、ソレノイドバルブの給排制御に対する油圧
作動係合手段の作動応答性が良い。また、切換バルブ
(インターロック防止バルブ)はソレノイドバルブと油
圧源との連通を必要時のみに行わせ、不要時にはこれを
遮断するので、遮断時にソレノイドバルブの作動不良が
起こった場合でも元来このソレノイドバルブには油圧が
供給されておらず、インターロックが発生するようなお
それが全くない。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例につい
て説明する。
第1図に本発明に係る作動油圧制御装置の第1の実施
例を示しており、この制御装置はソレノイドバルブ10と
インターロック防止バルブ20とを有している。本例にお
いては、3つの油圧作動係合手段A,B,Cがあり、それぞ
れソレノイドバルブ等により制御されて供給される油圧
源からの油圧により係合作動される。なお、本図および
以下の図において、×印はドレンポートへの接続を意味
している。
これら油圧作動係合手段A,B,Cの係合作動と変速レン
ジとの関係を第2図に示している。図において○印の係
合手段が係合されることを意味する。この場合の変速機
は例えば、遊星歯車変速機であり、係合手段AとCが係
合されて変速レンジIが、係合手段AとBが係合されて
変速レンジIIが、係合手段BとCが係合されて変速レン
ジIIIが設定されるようになっている。
ここで、ソレノイドバルブ10およびインターロック防
止バルブ20は、図示のように油圧源5と係合手段Aとの
間に配設される。なお、係合手段BおよびCと油圧源と
の間にもそれぞれソレノイドバルブ(図示せず)が配設
されており、このソレノイドバルブの作動により係合手
段B,Cへの作動油圧の給排制御がなされる。
インターロック防止バルブ20は、図において左右に移
動自在なスプール21と、このスプール21の左方に付勢す
るスプリング22とからなり、さらに、スプール21の右端
にはコントロール圧P2が常時作用している。このため、
スプール21はスプリング22の押力F1とコントロール圧P2
による押力F2(=P2×A1:但し、A1はスプールの右端部
受圧面積)とを受けて左方に押されている。
一方、スプール21の左端はポート23に対向し、このポ
ート23は係合手段Bに作動油圧PBを供給する油路6に繋
がる。また、スプール21の左側段部はポート24に対向
し、このポート24は係合手段Cに作動油圧PCを供給する
油路7に繋がる。このため、スプール21の左端部には作
動油圧PBによる押力F3(=PB×A3:但し、A3はスプール2
1の左端部受圧面積)が作用し、スプール21の段部には
作動油圧PCによる押力F4(=PC×A4:但し、A4はスプー
ル21の段部受圧面積)が作用する。これら押力F3,F4は
スプール21を右方に押す。
スプール21に作用する左方への押力F1,F2は常時スプ
ールに作用するが、右方への押力F3,F3は係合手段B,Cの
作動時にのみ作用する。そして、左方の押力の合力(F1
+F2)は、次のような不等式を満足させるように設定さ
れている。
(F1+F2)>F3 …(1) (F1+F2)>F4 …(2) (F1+F2)<(F3+F4) …(3) このため、係合手段BおよびCのいずれもが非係合の
場合(PBおよびPcがともに零の場合)もしくは、いずれ
か一方が非係合の場合(PBもしくはPCが零の場合)に
は、スプール21は左方に押されて第1図に示すような状
態となる。この場合には、スプール21の溝部21aを介し
て油圧源5に繋がる油路5aとソレノイドバルブ10に繋が
る油路17とが連通され、ソレノイドバルブ10の第1ポー
ト13に油圧源5からの作動油圧PLが供給される。
ソレノイドバルブ10は、ノーマルクローズタイプのバ
ルブであり、ソレノイドオフ時はロッド12により押され
たボール11により第1ポート13が閉じられている。この
バルブ10は、係合手段Aに連通する経路16が繋がった第
2ポート14と、ドレインに繋がった第3ポート15とを有
し、ソレノイドオフ時には第2ポート14と第3ポート15
とが連通する。ソレノイドがオンとなると、ロッド12が
引き込められ、第1ポート13と第2ポート14が連通して
油路17に供給された油圧源5からの作動油が油路16を介
して係合手段Aに供給され、この係合手段Aが係合され
る。
一方、係合手段BおよびCがともに係合される場合に
は、スプール21は右方に押されて移動し、スプール21の
ランド部21bにより油圧源5に繋がる油路5aとソレノイ
ドバルブ10に繋がる油路17との連通が遮断され、溝部21
aを介して油路17はドレインに連通する。このため、こ
の場合には、ソレノイドバルブ10の作動の如何に拘ら
ず、油路17,16の油圧は零であり、係合手段Aは非係合
となる。
上記のようなインターロック防止バルブ20の作動と第
2図に示した変速レンジ毎の係合手段A,B,Cの係合作動
との関係を考えてみる。
まず、変速レンジIおよびIIの場合には、係合手段A
を係合させる必要がある。この変速レンジでは係合手段
BもしくはCの一方が係合されるため、スプール21は左
動された状態であり、油路17には油圧源5からの作動油
が供給されており、ソレノイドバルブ10の作動制御によ
り係合手段Aを係合制御できる。
変速レンジIIIの場合には、係合手段Aを非係合にす
る必要がある。この変速レンジでは係合手段BおよびC
がともに係合されるため、スプール21が右動され、油圧
源5と油路17の連通は遮断され、且つ油路17はドレンに
連通する。このため、たとえソレノイドバル10が作動さ
れたとしても、係合手段Aへ作動油圧が供給されること
はない。これにより、係合手段B,Cが係合される条件下
で、ソレノイドバルブ10が誤作動したような場合でも、
係合手段Aが係合してインターロックとなるようなこと
が確実に防止される。
なお、このような構成の装置では、ソレノイドバルブ
10と係合手段Aとは油路16を介して連結されるようにな
っており、この油路16の短縮化が容易であり、この油路
抵抗が小さい。このため、ソレノイドバルブ10の切換に
よる係合手段Aへの作動油の給排がスムーズに且つ迅速
に行わせることができ、変速応答性を高めることができ
る。
次に、第3図に基づいて本発明の第2の実施例につい
て説明する。
この制御装置もソレノイドバルブ10とインターロック
防止バルブ30とを有し、3つの油圧作動係合手段A,B,C
が配設されている。なお、本例において第1図と同一構
成部分には、同一番号を付している。また、これら油圧
作動係合手段A,B,Cの係合作動と変速レンジとの関係を
第4図に示している。この場合の変速機は例えば、カウ
ンターシャフト式変速機であり、係合手段Aが係合され
て変速レンジIが、係合手段Bが係合されて変速レンジ
IIが、係合手段Cが係合されて変速レンジIIIが設定さ
れるようになっている。
インターロック防止バルブ30は、図において左右に移
動自在に配設された第1スプール31と、この第1スプー
ル31の左側に対向して且つ左右に移動自在に配設された
第2スプール32とからなる。第1スプール31の右端が対
向するポート33にはコントロール圧P2が常時作用してお
り、第1および第2スプール31,32はコントロール圧P2
による押力F1(=P2×A1:但し、A1は第1スプール31の
右端部受圧面積)を受けて左方に押されている。
一方、第2スプール32の左端はポート35に対向し、こ
のポート35は係合手段Bに作動油圧PBを供給する油路6
に繋がる。また、第1スプール31の左端面と第2スプー
ル32の右端面とが対向する部分はポート34に対向し、こ
のポート34は係合手段Cに作動油圧PCを供給する油路7
に繋がる。このため、第2スプール32の左端部には作動
油圧PBによる押力F2(=PB×A2:但し、A2は第2スプー
ル22の左端部受圧面積)が作用し、第1スプール31の左
端面と第2スプール32の右端面とには作動油圧PCによる
押力F3(=PC×A3:但し、A3は第1スプール31の左端面
および第2スプール32の右端面の受圧面積)が作用す
る。
ここで、係合手段BおよびCがともに非係合であり、
F2,F3がともに零であるときには、押力F1により第1お
よび第2スプール31,32はともに左動されて図示の状態
となる。この場合には、第1スプール31の溝部31aを介
して油圧源5に繋がる油路5aとソレノイドバルブ10に繋
がる油路17とが連通され、ソレノイドバルブ10の第1ポ
ート13に油圧源5からの作動油圧PLが供給される。この
ため、この場合には、ソレノイドバルブ10の作動制御に
より係合手段Aの係合作動制御を行うことができる。
ところが、F1<F2となるように設定されており、係合
手段Bが係合される場合には、ポート35に作用する作動
油圧PBによる押力F2により第1および第2のスプール3
1,32が一緒に右動され、第1スプール31のランド部31b
により油圧源5に繋がる油路5aとソレノイドバルブ10に
繋がる油路17との連通が遮断され、溝部31aを介して油
路17はドレンに連通する。このため、この場合には、ソ
レノイドバルブ10の作動の如何に拘らず、油路17,16の
油圧は零であり、係合手段Aは非係合となる。
同様に、F1<F3となるように設定されており、係合手
段Cが係合される場合には、ポート34に作用する作動油
圧PCによる押力F3により第1スプール32が右動され、第
1スプール31のランド部31bにより油圧源5に繋がる油
路5aとソレノイドバルブ10に繋がる油路17との連通が遮
断され、溝部31aを介して油路17はドレンに連通する。
このため、この場合にも、ソレノイドバルブ10の作動の
如何に拘らず、油路17,16の油圧は零であり、係合手段
Aは非係合となる。
ここで、このインターロック防止バルブ30の作動と、
第4図に示した変速レンジ毎の係合手段A,B,Cの係合作
動との関係を考えてみる。
まず、変速レンジIの場合には、係合手段Aを係合さ
せる必要がある。この変速レンジでは係合手段Bおよび
Cはともに非係合であるため、第1スプール31は左動さ
れた状態であり、油路17には油圧源5からの作動油が供
給されており、ソレノイドバルブ10の作動制御により係
合手段Aを係合制御できる。
変速レンジIIもしくはIIIの場合には、係合手段Aを
非係合にする必要がある。変速レンジIでは係合手段B
のみが係合され、変速レンジIIでは係合手段Cのみが係
合されるため、いずれの変速レンジにおいても第1スプ
ール31は右動され、油圧源5と油路17の連通は遮断さ
れ、且つ油路17はドレンに連通する。このため、たとえ
ソレノイドバル10が作動されたとしても、係合手段Aへ
作動油圧が供給されることはない。これにより、係合手
段BもしくはCが係合される条件下で、ソレノイドバル
ブ10が誤作動したような場合でも、係合手段Aが係合し
てインターロックとなるようなことが確実に防止され
る。
この構成の装置でも、ソレノイドバルブ10と係合手段
Aとは油路16を介して連結されるようになっており、こ
の油路16の短縮化が容易であり、この油路抵抗が小さ
い。このため、ソレノイドバルブ10の切換による係合手
段Aへの作動油の給排がスムーズに且つ迅速に行わせる
ことができ、変速応答性を高めることができる。
なお、第3図に示したインターロック防止バルブ30に
代えて第5図に示すインターロック防止バルブ40を用い
ることもできる。このインターロック防止バルブ40は、
図において左右に移動自在なスプール41と、このスプー
ル41を左方に付勢するスプリング42とからなり、さら
に、スプール41の右側段部が対向するポート43にはコン
トロール圧P2が常時作用している。このため、スプール
41はスプリング42の押力F1とコントロール圧P2による押
圧F2(=P2×A1:但し、A1はスプールの右側段部受圧面
積)とを受けて左方に押されている。
一方、スプール41の左端はポート45に対向し、このポ
ート45は係合手段Bに作動油圧PBを供給する油路6に繋
がる。また、スプール41の左側段部はポート44に対向
し、このポート44は係合手段Cに作動油圧PCを供給する
油路7に繋がる。このため、スプール41の左端部には作
動油圧PBによる押力F3(=PB×A3:但し、A3はスプール4
1の左端部受圧面積)が作用し、スプール41の段部には
作動油圧PCによる押力F4(=PC×A4:但し、A4はスプー
ル41の左側段部受圧面積)が作用し、これら押力F3,F4
はスプール21を右方に押す。
このバルブ40においても、係合手段BおよびCがとも
に非係合であり、F3,F4がともに零であるときには、押
力(F1+F2)によりスプール41は左動され、スプール41
の溝部41aを介して油圧源5に繋がる油路5aとソレノイ
ドバルブ10に繋がる油路17とが連通され、ソレノイドバ
ルブ10の第1ポート13に油圧源5からの作動油圧PLが供
給される。このため、この場合には、ソレノイドバルブ
10の作動制御により係合手段Aの係合作動制御を行うこ
とができる。
ところが、F3>(F1+F2)であり、F4>(F1+F2)で
あるように設定されており、係合手段BもしくはCが係
合される場合には、押力F3もしくはF4によりスプール41
が右動され、スプール41のランド部41bにより油圧源5
に繋がる油路5aとソレノイドバルブ10に繋がる油路17と
の連通が遮断される。このため、この場合には、ソレノ
イドバルブ10の作動の如何に拘らず、油路17,16の油圧
は零であり、係合手段Aは非係合となり、インターロッ
クの発生が防止される。
次に、第3の実施例として、前進5速の変速レンジを
有する遊星歯車自動変速機に本発明の変速作動油圧制御
装置を用いた例について、第6図から第8図に基づいて
説明する。
まず、この遊星歯車自動変速機の構成を第6図を用い
て簡単に説明する。この変速機は、同軸上に並列に配置
された第1、第2および第3遊星歯車列G1,G2,G3を有す
る。各遊星歯車列はそれぞれ、中央に位置する第1〜第
3サンギヤS1,S2,S3と、これら第1〜第3サンギヤに噛
合してその回りを自転しながら公転する第1〜第2プラ
ネタリピニオンP1,P2,P3と、このピニオンを回転自在に
保持してピニオンの公転と同一回転する第1〜第3キャ
リアC1,C2,C3と、上記ピニオンと噛合する内歯を有した
第1〜第3リングギヤR1,R1,R3とから構成される。
第1サンギヤS1は入力軸1に常時連結され、第1キャ
リアC1は第2リングギヤR2に連結されるとともに出力ギ
ヤ2にも連結されている。第1リングギヤR1にはこれを
固定保持可能な第1ブレーキB1が取り付けられ、さらに
この第1リングギヤR1は第3クラッチK3を介して第2キ
ャリアC2および第3リングギヤR3と係脱自在に連結され
る。なお、第2キャリアC2と第3リングギヤR3とは互い
に連結されている。第2サンギヤS2は第2クラッチK2を
介して入力軸1と係脱自在に連結されるとともに、第3
キャリアC3に連結されている。このように連結された第
2サンギヤS2および第3キャリアC3は第2ブレーキB2に
より固定保持可能である。第3サンギヤS3は第1クラッ
チK1を介して入力軸1と係脱自在に連結され、且つ第3
ブレーキB3により固定保持可能となっている。
以上のようにして各要素(第1〜第3サンギヤ、第1
〜第3キャリアおよび第1〜第3リングギヤ)、入力軸
1および出力ギヤ2を連結して構成した変速機におい
て、係合手段すなわち第1〜第3クラッチK1〜K3および
第1〜第3ブレーキB1〜B3の係脱制御を行うことによ
り、変速レンジの設定および変速制御を行うことができ
る。具体的には、第7図の表に示すように、係脱制御を
行えば、前進5速(LOW,2ND,3RD,4THおよび5TH)、後進
1速(REV)を設定できる。なお、第7図の表におい
て、○印のクラッチおよびブレーキが係合されているこ
とを示す。
このような係合手段(クラッチおよびブレーキ)の作
動制御を行うための油圧制御装置について、第8図を用
いて説明する。
この油圧制御装置は、第1〜第5ソレノイドバルブS1
〜S5、第1〜第4インターロック防止バルブ111,120,13
0,140およびマニュアルバルブ90を有して構成される。
ポンプ51によりオイルタンク50内から汲み上げられると
ともにレギュレータバルブ52により調圧されて所定のラ
イン圧PLを有した作動油が、上記各バルブの作動に応じ
て、各クラッチK1〜K3および各ブレーキB1〜B3に供給さ
れ、第7図のような変速レンジの設定がなされるように
なっている。
なお、第1および第2ソレノイドバルブS1,S2はソレ
ノイドがオフのときには図示のようにオープン状態とな
るノーマルオープンタイプで、第3〜第5ソレノイドバ
ルブS3〜S5はソレノイドがオンのときには図示のように
クローズ状態となるノーマルクローズタイプである。
マニュアルバルブ90は、運転席のシフトレバーに連動
して作動するバルブであり、このマニュアルバルブ90が
N(ニュートラル)ポジションもしくはP(パーキン
グ)ポジションのときには、全クラッチK1〜および全ブ
レーキB2が解放されてこの変速機による電力伝達は行わ
れない。これがR(リバース)ポジションのときにはリ
バースレンジが設定され、D(ドライブ)ポジションの
ときには前進側のレンジ(LOW,2ND,3RD,4TH,5THレン
ジ)が設定される。なお、RポジションおよびDポジシ
ョンのときでの第1〜第5ソレノイドバルブS1〜S5のソ
レノイドのオン(ON),オフ(OFF)作動は第7図のよ
うに制御され、このように制御することにより、この図
に示すように各クラッチおよびブレーキの作動制御がな
され、対応する速度段が設定されるようになっている。
なお、第1〜第5ソレノイドバルブS1〜S5のオン・オ
フ作動に伴う各クラッチK1〜K3およびブレーキB1〜B3の
具体的な作動は第8図の油圧回路図から理解でき、ま
た、この作動は直接本発明とは関係しないため、その説
明は省略する。
次に、本発明の要点となる第1〜第4インターロック
防止バルブ110,120,130,140について詳細に説明する。
第1インターロック防止バルブ110は、基本的には第
1図に示した実施例のものと同様の構成および作動を有
する。このバルブ110は、第2および第3クラッチK2,K3
が係合する4THレンジ(4速段)において、両方クラッ
チK2,K3に供給される作動油圧により作動され、第3ソ
レノイドバルブS3への作動油圧供給を遮断するようにな
ったバルブであり、これにより第3ソレノイドS3の誤作
動が発生した場合でも第1ブレーキB1の係合によるイン
ターロックを防止する。
第1インターロック防止バルブ110のスプール111はス
プリング112による左方への押力F11を受けるとともに、
油路61,62および62aを介してポート113に供給されてス
プール右端面に作用するるライン圧PLの作動油による左
方への押力F12を受ける。さらに、スプール111の左側に
はポート114,115が対向し、これらポート114,115はそれ
ぞれ油路71a,71bおよび72a,72bを介して第2および第3
クラッチK2,K3に繋がる。このため、4THレンジにおいて
は、ポート114,115には第2および第3クラッチK2,K3の
作動油圧PLが作用し、スプール111は両ポート114,115に
作用する油圧による右方向押力F13,F14を受ける。
ここで、(F13+F14)>(F11+F12)となるように設
定されており、第2および第3クラッチK2,K3が係合さ
れる4THレンジにおいては、スプール111は右動される。
これにより、油路61,63,63a(油路63と63aとはマニュア
ルバルブ90がDポジションのときに連通する)を介して
油圧源(レギュレータバルブ52を有したポンプ51)に繋
がる油路63bと油路81との連通が遮断され、油路81はド
レンに連通する。なお、この油路81は油路81aを介して
第3ソレノイドバルブS3に繋がるとともに、さらに、油
路81bを介して第1ブレーキB1に繋がる。このため、4
速段においては、第3ソレノイドバルブS3の作動の如何
に拘らず、第1ブレーキB1の係合が防止され、インター
ロックが確実に防止される。
なお、F13<(F11+F12)で、F14<(F11+F12)とな
るように設定されており、第2および第3クラッチK2,K
3のいずれか一方が係合されるレンジにおいては、この
第1インターロック防止バルブ110のスプール111が右動
されることはない。
第2インターロック防止バルブ120は、基本的には第
3図に示した実施例のものと同様の構成および作動を有
する。このバルブ120は、第2クラッチK2もしくは第1
ブレーキB1が係合する3RD〜5THレンジにおいて、第2ク
ラッチK2もしくは第2ブレーキB1に供給される作動油圧
により作動され、第4ソレノイドバルブS4への作動油圧
供給を遮断するようになったバルブであり、これにより
第4ソレノイドS4の誤作動が発生した場合でも第2ブレ
ーキB2の係合によるインターロックを防止する。
このため、第2インターロック防止バルブ120の第1
スプール121は油路61,62および62bを介してポート123に
供給されてスプール右端面に作用するるライン圧PLによ
る左方への押力F21を受ける。さらに、第1スプール121
の左側には第2スプール122が対向配置され、第1スプ
ール121の左端面と第2スプール122の右端面との間には
ポート124が連通するとともに、第2スプール122の左端
面にはポート125が対向する。これらポート124,125はそ
れぞれ油路71a,71cおよび81b,81cを介して第2クラッチ
K2および第1ブレーキB1に繋がる。このため、3RD〜5TH
レンジにおいては、ポート124,125には第2クラッチK2
および第1ブレーキB1の作動油圧のいずれか一方もしく
は両方が作用し、第1スプールスプール121はこの油圧
による右方向押力F22もしくはF23を受ける(但し、F22
=F23)。
ここで、F22>F21であり、F23>F21であるように設定
されており、3RD〜5THレンジにおいては、第1スプール
121は右動される。これにより、油路61,63,63a,63cを介
して油圧源(レギュレータバルブ52を有したポンプ51)
に繋がる油路63dと油路82aとの連通が遮断され、油路82
aは第1スプール121の溝121bを介してドレンに連通す
る。この油路82aは第4ソレノイドバルブS4に繋がると
ともに、さらに、油路82bを介して第2ブレーキB2に繋
がる。このため、3RD〜5THレンジにおいては、第4ソレ
ノイドバルブS4の作動の如何に拘らず、第2ブレーキB2
の係合が阻止され、インターロックが確実に防止され
る。
なお、油路63dは、第1スプール121が右動されたとき
には油路82aとの連通が遮断されるが、このスプール121
の溝121aを介して油路63eと連通される。すなわち、第
2インターロック防止バルブ120は所定の油路の切換作
用も行う。
第3インターロック防止バルブ130は上記第2インタ
ーロックバルブ120と類似構造をしており、第1スプー
ル131と第2スプール132とを有する。第1スプール131
は油路61,62および62cを介してポート133に供給されて
スプール右端面に作用するるライン圧PLによる左方への
押力F31を受ける。
第1スプール131の左端面と第2スプール132の右端面
との間にはポート134が連通するとともに、第2スプー
ル132の左端面にはポート135が対向する。ポート134は
油路72a,72cおよび72dを介して第3クラッチK3に繋が
り、ポート135は第2インターロック防止バルブ120の作
動により油路63dと切換連通される油路63eに繋がる。
このため、ポート134には、第3クラッチK3が係合す
る変速レンジ、すなわち、2ND,3RDおよび4THレンジにお
いて第3クラッチK3の作動油圧が供給され、第1スプー
ル131はこの作動油圧による右方への押力F32を受ける。
また、ポート134には、第2インターロック防止バルブ1
20の第1スプール121が右動される変速レンジ、すなわ
ち、3RD,4THおよび5THレンジにおいてライン圧PLが供給
され、第1スプール131はこのライン圧PLによる右方へ
の押力F33を受ける。
ここで、F32>F31であり、F33>F31であるように設定
されており、この結果、2ND〜5THレンジにおいては、第
1スプール131は右動される。これにより、第5ソレノ
イドバルブS5により給排制御される油路64bの作動油
は、1STレンジの場合にのみ、第1スプール131の溝131a
を通るとともに油路65aおよび65bを介して第3ブレーキ
B3に供給可能となる。しかし、2ND〜5THレンジにおいて
は、油路64bは第1スプール131の溝131bを介して油路65
cに連通する。
なお、油路65cはトルクコンバータのロックアップ制
御バルブに繋がり、この場合には、第5ソレノイドバル
ブS5により給排制御された作動油はロックアップ制御用
として用いられる。このとき同時に、油路65aは溝131a
を介してドレンに連通しており、2ND〜5THレンジにおい
ては、第3ブレーキB3の作動によるインターロックの発
生が確実に阻止される。
第4インターロック防止バルブ140は、第1図に示し
た構成のバルブと第3図に示した構成のバルブとを組み
合わせた構成のバルブであり、第1スプール141と第2
スプール142とを有する。
第1スプール141および第2スプール142は油路61,62,
62cおよび62dを介してポート143に供給されて第1スプ
ール右端面に作用するライン圧PLによる左方への押力F4
1を受ける。第1スプール141の左端面と第2スプール14
2の右端面との間にはポート144が連通し、このポート14
4は、油路72a,72cおよび72eを介して第3クラッチK3と
繋がる。このため、第3クラッチK3が係合する変速レン
ジ、すなわち、2ND,3RDおよび4THレンジにおいては、ポ
ート144にライン圧が作用し、第1スプール141はこの圧
による右方への押力F42を受ける。ここで、F42>F41と
なるように設定されており、このため、2ND,3RDおよび4
THレンジにおいては、第1スプール141は右動される。
第2スプール142の段部および左端部にはそれぞれポ
ート145,146が対向する。ポート145は油路71a,71cおよ
び71dを介して第2クラッチK2に繋がる。このため、第
2クラッチK2が係合する変速レンジ、すなわち、4THお
よび5THレンジにおいては第2スプール142および第1ス
プール141はこのポート145に作用するライン圧による右
方への押力F43を受ける。また、ポート146は油路81,81c
および81dを介して第1インターロック防止バルブ110に
繋がる。この油路81は、第1インターロック防止バルブ
110のスプール111が図示のように左動された状態のと
き、すなわち、LOW,2ND,3RDおよび5THレンジのときに、
このスプール111の溝を通るとともに油路63b等を介して
油圧源に繋がる。このため、LOW,2ND,3RDおよび5THレン
ジにおいては第2スプール142および第1スプール141は
このポート146に作用するライン圧による右方への押力F
44を受ける。
ここで、F43およびF44はともにF41より小さいが、(F
43+F44)>F41となるように設定されており、このた
め、F43およびF44がともに作用する変速レンジ、すなわ
ち、5THレンジにおいては、第1および第2スプール14
1,142は右動される。
以上のことから分かるように、第4インターロック防
止バルブ140においては、2ND〜5THレンジのときには、
第1スプール141は右動され、1STレンジのときにのみ第
1スプール141が図示のように左動した状態となる。こ
れにより、油路65bから第3ブレーキB3への作動油の給
排は1STレンジにおいてのみ可能であり、2ND〜5THレン
ジでの第3ブレーキB3の係合を阻止して、インターロッ
クを確実に防止する。
ハ.発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、油圧源から第
1の油圧作動係合要素に至る油路中に直列に配設された
ソレノイドバルブにより第1の油圧作動係合要素への作
動油圧の給排制御を行うように構成するとともに、この
油路における油圧源とソレノイドバルブとの間に直列に
配設した切換バルブによりソレノイドバルブへの作動油
圧の供給を遮断可能に構成しており、この切換バルブ
は、第1の油圧作動係合要素とは異なる第2の油圧作動
係合要素に供給される作動油圧を受けて作動され、油圧
源からソレノイドバルブへの作動油圧の供給を遮断する
ようになっているので、ソレノイドバルブは直接、油圧
作動係合手段に繁げることができ、これら両者の間の油
路の短縮化を図ることができるとともに、油路抵抗を小
さくでき、この結果、ソレノイドバルブの給排制御に対
する油圧作動係合手段の作動応答性を向上させることが
できる。また、切換バルブ(インターロック防止バル
ブ)はソレノイドバルブと油圧源との連通を必要時のみ
に行わせ、不要時にはこれを遮断するので、遮断時にソ
レノイドバルブの作動不良が起こった場合でも元来この
ソレノイドバルブには油圧が供給されておらず、インタ
ーロック発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る作動油圧制御装置の第1の実施例
を示す油圧回路図、 第2図は第1図この油圧制御装置における油圧作動係合
手段の係合作動と変速レンジとの関係を示す表図、 第3図は本発明に係る作動油圧制御装置の第2の実施例
を示す油圧回路図、 第4図は第3図の油圧制御装置における油圧作動係合手
段の係合作動と変速レンジとの関係を示す表図、 第5図は第3図の装置で用いるインターロック防止バル
ブの異なる例を示す断面図、 第6図は本発明に係る作動油圧制御装置が用いられる前
進5速遊星歯車自動変速機を示すスケルトン図、 第7図は第6図の変速機における変速レンジと、係合手
段の作動およびソレノイドの作動との関係を示す表図、 第8図は第6図の自動変速機の油圧制御バルブを示す油
圧回路図である。 10,S1〜S5……ソレノイドバルブ 20,110,120,130,140……インターロック防止バルブ 50……オイルタンク、51……ポンプ 52……レギュレータバルブ 90……マニュアルバルブ B1〜B3……ブレーキ K1〜K3……クラッチ
フロントページの続き (72)発明者 菊池 公彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 新山 常文 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 熊谷 頼範 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 阪口 伸一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 熊谷 智治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動油圧の供給を受けて係合される複数の
    油圧作動係合要素を有する変速機において、 前記作動油圧を供給する油圧源から前記複数の油圧作動
    係合要素のうちの第1の油圧作動係合要素に至る油路中
    に直列に配設され、前記作動油圧を前記第1の油圧作動
    係合要素へ給排する制御を行うソレノイドバルブと、 前記油路における前記油圧源と前記ソレノイドバルブと
    の間に直列に配設され、前記ソレノイドバルブへの前記
    作動油圧の供給を遮断可能な切換バルブとを有してな
    り、 前記切換バルブは、前記複数の油圧作動係合要素のうち
    の前記第1の油圧作動係合要素とは異なる第2の油圧作
    動係合要素に供給される作動油圧を受けて作動され、前
    記油圧源から前記ソレノイドバルブへの作動油圧の供給
    を遮断することを特徴とする変速機の変速作動油圧制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記第2の油圧作動係合要素が複数の油圧
    作動係合要素B,Cからなり、 少なくとも前記第1の油圧係合要素Aが係合されて設定
    される第1の動力伝達経路と、前記第1の油圧係合要素
    Aが非係合で且つ前記複数の第2の油圧作動係合要素B,
    Cが同時に係合されて設定される第2の動力伝達経路と
    を有し、 前記切換バルブは、前記第2の動力伝達経路が設定され
    るときに前記複数の第2の油圧作動係合要素B,Cに供給
    される複数の作動油圧を同時に受けて作動され、前記油
    圧源から前記ソレノイドバルブへの作動油圧の供給を遮
    断することを特徴とする請求項1に記載の変速機の変速
    作動油圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記第2の油圧作動係合要素が複数の油圧
    作動係合要素B,Cからなり、 前記第1の油圧係合要素Aおよび前記複数の第2の油圧
    作動係合要素B,Cが選択的に係合されて設定される複数
    の動力伝達経路を有し、 前記切換バルブは、前記複数の第2の油圧作動係合要素
    B,Cのいずれかに作動油圧が供給されるときにこの作動
    油圧を受けて作動され、前記油圧源から前記ソレノイド
    バルブへの作動油圧の供給を遮断することを特徴とする
    請求項1に記載の変速機の変速作動油圧制御装置。
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