JP2836789B2 - リニヤソレノイドバルブ装置 - Google Patents

リニヤソレノイドバルブ装置

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JP2836789B2
JP2836789B2 JP2300359A JP30035990A JP2836789B2 JP 2836789 B2 JP2836789 B2 JP 2836789B2 JP 2300359 A JP2300359 A JP 2300359A JP 30035990 A JP30035990 A JP 30035990A JP 2836789 B2 JP2836789 B2 JP 2836789B2
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修昭 三木
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秀顕 大坪
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、電気信号例えば電流値に応じて流体の出力
圧を様々に変化するリニヤソレノイドバルブ、特に自動
車の油圧制御装置に用いられるリニヤソレノイドハルブ
に係り、詳しくはリニヤソレノイドバルブのドレーンポ
ート部分への異物の堆積を防止する装置に関する。
(ロ) 関連する技術 リニヤソレノイドバルブは、調圧弁部と電磁石部とか
らなり、電磁石部に、電流値に対応するプランジャ吸引
力を作用し、該吸引力と、調圧弁部のスプールに作用す
るスプリング付勢力及びフードバック圧とがバランスし
て該スプールを所定位置に移動し、調圧弁部が、該位置
に応じて供給ポートからの供給圧を所定油圧に調圧して
出力ポートから出力する。
そして、該リニヤソレノイドバルブを自動車の油圧制
御装置に用いる場合、該リニヤソレノイドバルブには、
電流通不能時のフェール状態として、調圧弁部のドレー
ンポートを開くタイプと閉じるタイプがある。更に、後
者の閉じるタイプのものには、出力ポートが供給ポート
とドレーンポートとの両方に連通する部分を有するアン
ダーラップタイプと、両方に連通する部分を有さないオ
ーバラップタイプがある。
アンダーラップタイプのものは、調圧時、出力ポート
が供給ポート及びドレーンポートの両方に常に連通して
いるので、油の消費流量が多くなると共に、油圧の安定
性が損なわれる虞れがあるため、例えばライン圧制御等
の、自動車の運転中常に作動されかつ安定した制御を必
要とするものに適用するには、オイルポンプの容量不足
及びライン圧の安定制御等に問題を生じ、好ましくな
い。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 そこで、このような油圧制御には、オーバラップタイ
プのリニヤソレノイドバルブを用いるのが一般的である
が、例えば第6図に示すように、本出願人が案出したリ
ニヤソレノイドバルブは、電磁石部3に定格最大電流を
供給した状態にあっても、出力ポート13が供給ポート15
と遮断されているが、ドレーンポート12とは極めて微妙
な状態で連通されるに過ぎない。即ち、リニヤソレノイ
ドバルブが、最低出力圧を出力する状態であっても、ド
レーンポート12とスプール6のランド20にて形成される
開口cは極めて小さく、このため、油中に混在する鉄粉
等の異物dは、該微妙な開口cから排出されずに堆積し
てしまう虞れがあり、これにより、バルブスティック等
のバルブ作動不良を生ずる可能性がある。
本発明は、油圧の安定性及び消費流量特性を損なうこ
となく、バルブスティック等のバルブ作動不良の発生を
防止して、もってリニヤソレノイドバルブの信頼性を向
上することを目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであって、
供給ポート、出力ポート、ドレーンポート及びフィード
バック圧室を有する弁スリーブ内を摺動するスプール
に、電磁石部による荷重とスプリング荷重と出力圧フィ
ードバック荷重とを作用して、これら荷重をバランスさ
れることにより、供給圧を前記電磁石部への入力信号に
対応した出力圧に調整して出力するリニヤソレノイドバ
ルブと、該リニヤソレノイドバルブの電磁石部に適宜電
気信号を供給する制御部と、を備えてなるリニヤソレノ
イドバルブ装置に係り、そして、前記リニヤソレノイド
バルブが、前記出力ポートを前記供給ポート及びドレー
ンポートの両方に同時に連通しないオーバラップタイプ
からなり、更に、前記制御部に、前記リニヤソレノイド
バルブの出力圧が不用となる所定状態を判断する判断手
段と、該判断手段からの信号に基づき、前記ドレーンポ
ートが広く開口する所定電気信号を前記電磁石部に送る
異物排出制御手段とを設けた、ことを特徴とする。
(ホ) 作用 以上構成に基づき、リニヤソレノイドバルブは、通常
の制御状態にあっては、制御部から定格内の所定電気信
号が電磁石部に供給され、スプールが所定位置にてバラ
ンスされて、供給ポートからの供給圧が所定油圧に調圧
され、該調圧が出力ポートから出力圧として出力する。
この際、出力圧を下げるため、出力ポートとドレーンポ
ートとが僅かにかつ短時間連通することはあるが、この
場合でも、ドレーンポートの開口は第6図に示すように
極めて僅かである。
そして、例えば本リニヤソレノイドバルブを自動変速
機の油圧制御装置におけるライン圧制御に用いる場合で
あって、例えばDレンジにおける最高速段でかつロック
アップクラッチがオフである状態で、スロットル開度が
0であるとき、又はPレンジにあって走行が停止してい
るときのように、リニヤソレノイドバルブからの出力圧
が不用状態にある場合、この状態を判断手段が判断して
異物排出制御手段を作動する。すると、電磁石部に定格
以上又は定格一杯等の所定電気信号が送られ、スプール
は上述した通常制御範囲より大きく移動し、ドレーンポ
ートの開口を大きく拡く。これにより、該ドレーンポー
ト部分に溜っていた異物等は、油と一緒に一気に排出さ
れる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。
リニヤソレノイドバルブ1は、第1図に示すように、
調圧弁部2及び電磁石部3から構成されている。更に、
調圧弁部2は、弁スリーブ5及びスプール6を備えてお
り、弁スリーブ5は、その内部軸方向にスプリング7を
収容する孔9と、それに続いてスプール6を摺動案内す
る大径の案内孔10及び小径の案内孔11が貫通して形成さ
れている。そして、上記案内孔10に対応する弁スリーブ
5の外周部には半径方向に開口したドレーンポート12、
出力ポート13及び供給ポート15が順次形成されており、
かつこれらポートの案内孔部分には環状溝がそれぞれ形
成されている。なお、供給ポート15部分には3角形状の
切欠き15aが形成されており、該切欠き15aは、後述する
スプールでの絞り量を調整して供給油圧を所定出力圧に
調圧すると共に油圧の振動を押えるためのものである。
また、符号16で示すものは、後述するスプール段差によ
るフィードバック圧室を形成するもので、油路と連通せ
ずに閉塞されており、また17は、室19の油圧変化を逃が
すための開放通路であり、更に18はスプリング用孔9の
開放通路である。
また、スプール6は、前記大径の案内孔10部分に摺接
する2個のランド部20,21及び前記小径の案内孔11部分
に摺接する1個のランド部22を有しており、更に一方の
大径ランド部21にはフィードバック圧用の油孔23が貫通
して形成されている。そして、他方の大径ランド部20
は、出力ポート13及びドレーンポート12を絞り連通し
て、出力ポート13の出力圧が所定圧以上になることを規
制し、また一方の大径ランド部21は、供給ポート15と出
力ポート13とを絞り連通して、供給ポート15からの供給
圧をスプール6の位置に対応した圧力に調圧して出力ポ
ート13から出力圧として出力する。なお、これらポート
及びランドは、出力ポート13が供給ポート15及びドレー
ンポート12の両方に同時に連通しないオーバラップ形式
にて形成されており、通常時は、供給ポート15と出力ポ
ート13との絞り連通のみにより調圧される。また、一方
の大径ランド部21とそれに隣接する小径ランド部22によ
り、面積差によるフィードバック圧室25が形成されてお
り、該室25にフィードバック圧用油孔23から出力圧が供
給され、スプール6をスプリング7に抗する方向にフィ
ードバック圧を作用する。
前記弁スリーブ5における孔9の後端部分にはネジ9a
が形成されており、該ネジ9aに調整ボルト26が螺合して
いる。そして、該調整ボルト26と前記スプールの端との
間にはコイルスプリング7が縮設されており、該スプリ
ング7の付勢力は調整ボルト26を回転することにより調
整される。更に、弁スリーブ5の後端部には回り止め具
27が設けられており、該止め具27により調整ボルト26が
所定位置に固定されている。また、弁スリーブ5の前端
側は、外径方向に拡がったフランジ部5aとなっており、
該フランジ部5aにて調圧弁部2が電磁石部3に固定され
る。
一方、電磁石部3は、円筒形状のコア30及び該コアの
外周部に配置されたコイル組立体31を有しており、コイ
ル組立体31にはコネクタ32を介して所定電流が供給され
て、電磁石Mを構成している。更に、コア30はその調圧
弁部側がフランジ部30aになっており、また該コアの中
央孔にはリニア型転がりベアリング35を介して押し棒33
が摺動自在に支持されている。該押し棒33の一端は、前
記調圧弁部のスプール6に当接しており、かつ該当接部
の近傍において、弁スリーブ5及びコア30の両フランジ
部5a及び30aにて挟持されているシール部材36に摺接さ
れている。そして、該押し棒33の他端部にはプランジャ
37が一体に固定されており、該プランジャ37は、前記電
磁石Mに吸引されて軸方向に移動し得る。
更に、コイル組立体31の外周には円筒状のケース39が
固定されており、該ケース39の前端面にはキャップ40が
カシメられて固定され、該ケース39及びキャップ40にて
電磁石部3が密閉されている。一方、ケース39の調圧弁
部側は、段部39aが形成されていると共にカシメ部39bと
なっており、段部39aにコアフランジ部30aを当接した状
態で、該コアフランジ部30a及び弁スリーブフランジ部5
aとをカシメ部39bにて挟むことにより、調圧弁部2と電
磁石部3とが一体に連結・固定されている。
前記弁スリーブ5は、一側(上側)面に出力ポート1
3、フィードバック圧室25用切欠き16及び室19用開放ポ
ート17が形成されており、また他側(下側)面にスプリ
ング孔9用開放ポート18、ドレーンポート12そして供給
ポート15が形成されている。そして、該弁スプール5
は、自動変速機の油圧制御装置におけるバルブボディロ
ワー部(図示せず)に軸線を横方向にして嵌合される
が、この際、出力ポート13が上方に開口し、かつドレー
ンポート12及び供給ポート15が下方に開口するよう装着
される。なお、供給ポート15に対応する弁スプール5の
外周面には、所定長さの凹溝42が形成されており、バル
ブボディロワー部に、弁スプール5上方向に向けて形成
された供給油路からの油圧は、凹溝42を通って下方の供
給ポート15からスプール6部に導かれるようになってい
る。これにより、油中に混入した鉄粉等の異物が直接ス
プール6部に流れ込むのを防止して、異物がスプール6
部分に侵入しにくい構造となっている。また、ドレーン
ポート12は、弁スプールの下方に開口しているドレーン
油路に直接連通している。
一方、前記電磁石部3のコネクタ32は、制御部Uに電
気的に連結しており、該制御部Uから所定電流が電磁石
部3に供給される。また、制御部Uには、異物排出制御
手段45及び出力圧不用状態判断手段46が設けられてお
り、該判断手段46が出力圧不用状態における所定状態を
判断した際、異物排出制御手段45が通常の制御状態とは
異なる電流を出力し、これによりプランジャ37を大きく
移動して、スプール6のランド20がドレーンポート12を
大きく開口wする。なお、異物排出手段45及び出力圧不
用状態判断手段46の具体的な内容は、後述するフローに
沿って作用と共に説明する。
ついで、本実施例によるリニヤソレノイドバルブ装置
の作用について、自動変速機の油圧制御装置におけるラ
イン圧制御用として用いられる場合に沿って説明する。
油圧ポンプから供給油圧が供給ポート15に供給されて
いる状態において、制御部Uからコイル組立体31に所定
電流が供給される。すると、電磁石Mが励磁されてプラ
ンジャ37を吸引し、押し棒33を介してスプール6に左方
向の荷重Fを作用する。この状態においては、調圧弁部
2には、スプリング7の付勢力Fspがスプール6を右方
向に押圧作用し、かつフィードバック圧室25に作用する
付勢力即ち大径ランド部21の面積A1と小径ランド部22の
面積A2の差に作用する出力圧Pからなる付勢力(P(A1
−A2))がスプール6を左方向に押圧作用し、これに対
してプランジャ37からの吸引力Fがバランスしている。
即ち、 F=Fsp−(A1−A2)P となり、従って出力圧Pは、 P=(Fsp−F)/(A1−A2) となる。
即ち、供給ポート15からの供給油圧は、プランジャ37
の吸引力Fが大きいと低くなるように調圧され、該調圧
が出力ポート15から出力されて、プライマリレギュレー
タバルブ(図示せず)の調圧ポートに供給される。ここ
で、電磁石部3に供給される電流が大きい程プランジャ
吸引力も高くなるので、第5図に示すように、供給電流
値が大きい程出力圧Pは小さくなるように、供給電流と
出力圧とは所定勾配からなる略々比例関係となってい
る。これにより、リニヤソレノイドバルブ1は、供給電
流が高→小になるに従い高い出力圧を出力し、従ってラ
イン圧が高くなるように制御される。
この際、出力油圧を下げるには、出力ポート13と供給
ポート15と遮断し、更にスプール6を移動して出力ポー
ト13とドレーンポート12に連通する。しかし、この状態
にあっても、通常制御範囲の電流例えば0.95Aまでで
は、第1図に示すように、ドレーンポート12の開口cは
極く僅かであり、出力油圧は第5図に実線で示すよう
に、0にはならない。従って、この通常制御状態にあっ
ては、油に混入した異物が供給ポート15から出力ポート
13部分まで侵入すると、出力ポート13が上方に向けて油
を流すため、比重の高い異物は出力ポート13部分に溜り
やすく、かつ該異物dは、ドレーンポート12が開口して
も、その開口cは極めて僅かであるため、排出されな
い。
そして、第2図に示すように、エンジン始動状態即ち
自動車走行状態にあって、シフトレバーがDレンジにあ
り、そして変速段が最高変速段例えば4速(又は5速)
であって、更にロックアップクラッチがオフ状態にあ
り、しかもスロットル開度が0である場合、本発明に係
る異物排出制御手段が作動する。即ち、この状態は、D
レンジ走行中におけるコースト状態であり、この状態で
はクラッチの係合圧は低くて足り、ライン圧は最低油と
なる。そして、異物排出制御が作動開始すると、第3図
に示すように、まず通常の制御が僅かな時間T1(msec)
続けられた後、供給電流Iが所定低電流I1(例えば定格
の約50%程度)に下げられる。更に、該低電流状態を所
定時間T2(msec)経過した後、一気に供給電流を定格一
杯の100%の電流I2例えば1Aまで上昇し、この状態を所
定時間T3(msec)保持する。すると、スプール6は、上
述した低電流I1に基づき、一旦右方向即ち出力圧を上昇
する方向に移動し、ついで電流I2に基づき急激にスプー
ル6を左方向に移動して、慣性力を利用しながら第6図
に示すように、ドレーンポート12が広い開口wを有する
位置に移動する。この状態で、該ポート部分に溜められ
ている異物dは、油の排出と一緒に一気に排出される。
そして、所定時間T3経過すると再び通常の制御状態に戻
される。この異物排出制御は、前記状態が続く限り、即
ちDレンジから外れるか、最高速度段からシフトダウン
するか、ロックアップクラッチがオンするか、又はスロ
ットルペダルが踏まれるか、のいずれか1個が作動する
まで、繰り返し継続して行われてもよく、また前記状態
を判断した際、1回だけ行うようにしてもよい。
なお、異物排出制御時、リニヤソレノイドバルブ1の
出力圧は、第5図に鎖線aで示すように、通常制御圧
(実線参照)から外れて瞬間的に0になるが、該出力圧
が0になっても、プライマリレギュレータバルブが直ち
にライン圧を0にすることはなく、所定低圧状態のライ
ン圧は維持される。また、上述実施例は、通常制御を定
格の95%まで利用し、異物排出制御を定格の100%の電
流を供給するようにして、すべての制御に亘って、リニ
ヤソレノイドバルブを定格内におさめてあるが、これ
を、通常制御に定格の100%まで利用し、異物排出制御
に過電流を供給するようにしてもよい。
ついで、第4図に沿って、一部変更した実施例を説明
する。
本実施例は、エンジン始動状態即ちエンジン回転状態
にあって、シフトレバーをP(パーキング)レンジにシ
フトし、かつスロットル開度が0の場合、即ちこの状態
は、自動車の停止状態にあって、ライン圧は最低圧状態
となり、上述した第4図に示す異物排出制御が行われ
る。この状態での制御は、制御開始時に1回だけ行われ
る。
なお、車輌停止時の判断は、上述した第4図に示すフ
ローに限らず、例えばエンジンの始動時、異物排出制御
を1回だけ作動するようにしてもよく、また同様に、エ
ンジン停止時に、該排出制御を1回だけ作動するように
してもよい。また、第2図に示す走行中の異物排出制御
と、第4図に示す停止中の異物排出制御を両方採用して
もよく、またいずれか一方のみを採用してもよいことは
勿論である。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、オーバラップタイプのリニヤソ
レノイドバルブを用いるので、油圧の安定性を保持でき
ると共に消費油量もセーブできるものでありながら、通
常制御時とは異なる電気信号を電磁石部に供給するだけ
の極めて簡単な構成でもって、ドレーンポートに溜って
いる異物を排出することができ、バルブスティック等の
バルブ作動不良の発生を防止して、リニヤソレノイドバ
ルブの信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るリニヤソレノイドバルブ装置を示
す断面図である。第2図はその異物排出制御の作動を示
すフロー図、第3図はそのタイムチャートである。第4
図は異物排出制御の他の実施例を示すフロー図である。
第5図はリニヤソレノイドバルブの出力圧と供給電流の
関係を示す図である。そして、第6図は本発明に関連す
るリニヤソレノイドバルブを示す断面図である。 1……リニヤソレノイドバルブ、2……調圧弁部、3…
…電磁石部、5……弁スプール、6……スプール、7…
…スプリング、12……ドレーンポート、13……出力ポー
ト、15……供給ポート、25……フィードバック圧室、45
……異物排出制御手段、46……出力圧不用状態判断手
段、U……制御部、w……開口、d……異物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 修昭 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 石川 和典 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 大坪 秀顕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 浅原 則己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−180390(JP,A) 実開 昭62−153466(JP,U) 実開 昭61−192307(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 16/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給ポート、出力ポート、ドレーンポート
    及びフィードバック圧室を有する弁スリーブ内を摺動す
    るスプールに、電磁石部による荷重とスプリング荷重と
    出力圧フィードバック荷重とを作用して、これら荷重を
    バランスされることにより、供給圧を前記電磁石部への
    入力信号に対応した出力圧に調整して出力するリニヤソ
    レノイドバルブと、該リニヤソレノイドバルブの電磁石
    部に適宜電気信号を供給する制御部と、を備えてなるリ
    ニヤソレノイドバルブ装置において、 前記リニヤソレノイドバルブが、前記出力ポートを前記
    供給ポート及びドレーンポートの両方に同時に連通しな
    いオーバラップタイプからなり、 前記制御部に、前記リニヤソレノイドバルブの出力圧が
    不用となる所定状態を判断する判断手段と、該判断手段
    からの信号に基づき、前記ドレーンポートが広く開口す
    る所定電気信号を前記電磁石部に送る異物排出制御手段
    とを設けた、 ことを特徴とするリニヤソレノイドバルブ装置。
JP2300359A 1990-11-05 1990-11-05 リニヤソレノイドバルブ装置 Expired - Fee Related JP2836789B2 (ja)

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