JP3533908B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP3533908B2
JP3533908B2 JP29622597A JP29622597A JP3533908B2 JP 3533908 B2 JP3533908 B2 JP 3533908B2 JP 29622597 A JP29622597 A JP 29622597A JP 29622597 A JP29622597 A JP 29622597A JP 3533908 B2 JP3533908 B2 JP 3533908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、信号圧に応じて
調圧レベルを変化させて出力圧を適宜の圧力に制御する
調圧弁を備えた油圧制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】多板クラッチや多板ブレーキなどの油圧
によって係合もしくは解放させられる摩擦係合装置を備
えた変速機では、油圧ポンプで発生させた油圧を油圧装
置全体の元圧となるライン圧に調圧したり、あるいは摩
擦係合装置の油圧をその係合もしくは解放の過渡時に調
圧するなど、油圧を目的とした圧力に調圧することがお
こなわれている。その調圧のためのバルブすなわち調圧
弁の基本的な構成は図4に示すとおりである。 【0003】図4に示す例は、スプールタイプの調圧弁
であり、弁体であるスプール1がその軸線方向に移動可
能にバルブボデイ2に収容されている。このスプール1
には2つのランド3,4が形成されており、図4の右半
分に示す状態では入力ポート5が出力ポート6に連通す
るとともに、ドレーンポート7が閉じられ、また図4の
左半分に示す状態では、入力ポート5が閉じられるとと
もに、出力ポート6がドレーンポート7に連通されるよ
うに構成されている。 【0004】さらにそのスプール1の一方の端部側に
は、リニアソレノイドバルブ(図示せず)などから出力
される信号圧Psが入力され、かつ他方の端部側のフィ
ードバックポート8には出力圧Pout がフィードバック
圧として印加されている。そしてフィードバック圧の印
加される端部には、スプリング9が配置されている。 【0005】上記の調圧弁では、スプール1を挟んで対
抗する荷重がバランスするように出力圧Pout が設定さ
れる。すなわち信号圧Psを受ける受圧面積をA、フィ
ードバック圧(出力圧Pout )を受ける受圧面積をB、
スプリング8の弾性力をFとすれば、出力圧Pout は、
Pout =(Ps×A−F)/Bとなる。したがって出力
圧Pout は信号圧Psに比例して変化し、その変化勾配
すなわち制御ゲインは、前記各受圧面の面積比(A/
B)となり、これは、出力圧Pout および信号圧Psの
変化領域で一定となる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば変速
機におけるクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置の油
圧は、解放状態では“0”であり、また変速段を設定す
るために係合させてある場合には、ライン圧とする必要
がある。したがって信号圧の変化幅の中で出力圧が0か
らライン圧まで変化するように前記変化勾配すなわち面
積比を設定することになる。 【0007】他方、変速機においては、摩擦係合装置の
トルク容量が変化することにより回転変化が生じ、変速
が進行するが、トルク容量の変化が急激であったり、あ
るいは共に動作する他の摩擦係合装置のトルク容量の変
化に対して不適切であった場合には、出力軸トルクが急
激に変化して変速ショックが悪化する。そのため、変速
中の摩擦係合装置の油圧は高精度に制御することが望ま
れる。 【0008】そこで従来の調圧弁では、信号圧が最大圧
の時に出力圧がライン圧となるように出力圧の変化勾配
を設定するのが一般的である。しかしながら上述した従
来の調圧弁では、信号圧が最大圧力になる間に出力圧が
信号圧に比例して増大するように構成されており、した
がって出力圧の変化勾配が信号圧の変化幅に制約されて
いる。より具体的には、信号圧が最大圧力の時に出力圧
が最大(ライン圧)となる変化勾配が最小の変化勾配で
あり、それ以上に変化勾配を小さくすることができな
い。 【0009】そのため従来の調圧弁では、変速中におけ
る摩擦係合装置の油圧の制御精度が制限され、変速ショ
ックの改善を充分にはおこなえない可能性があった。特
に信号圧を出力するソレノイドバルブの要求で信号圧の
変化幅が制約されている場合には、出力圧の変化勾配が
更に大きくなり、摩擦係合装置の油圧の制御精度が低下
し、変速ショックが悪化する可能性があった。 【0010】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたものであり、信号圧の変化幅に制約を受けずに出力
圧の変化勾配すなわち制御ゲインを設定することのでき
る油圧制御装置を提供することを目的とするものであ
る。 【0011】 【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
を達成するため請求項1の発明は、信号圧とフィードバ
ックポートに作用する出力圧とを互いに対抗するように
弁体に作用させることにより入力ポートを出力ポートに
断続的に連通させて入力圧を前記信号圧に応じた出力圧
に調圧する調圧弁を備えた油圧制御装置において、前記
信号圧が最大圧より低い圧力にまで上昇した際に前記フ
ィードバックポートに作用する前記出力圧を遮断すると
ともにフィードバックポートから排圧することにより前
記出力圧の変化勾配を信号圧の上昇過程で変化させる切
換機構を備えていることを特徴とするものである。 【0012】したがってこの発明の油圧制御装置では、
調圧弁のフィードバックポートに出力圧が作用し、これ
に対抗するように信号圧が弁体に作用するので、出力圧
が信号圧に応じた圧力になる。その場合、信号圧が予め
定めた圧力まで増大すると、フィードバックポートから
排圧されるから、信号圧に対抗するフィードバック圧が
ゼロになる。この状態では、調圧弁に入力される油圧が
そのまま出力されるから、これは従来の調圧弁での信号
圧を最大圧に設定した状態と同様な状態となる。すなわ
ちこの発明の油圧制御装置においては、信号圧が最大圧
力より低い状態まで、出力圧を信号圧に応じて変化さ
せ、それより高い圧力であるライン圧は、フィードバッ
クポートをドレーンに連通させて調圧機能を停止するこ
とにより設定することができる。換言すれば、出力圧の
変化勾配が信号圧の変化幅の中で変化することになる。 【0013】そのため最大圧より低い予め決めた圧力ま
で信号圧が上昇する範囲で、出力圧を信号圧に応じて変
化させることができ、その領域での出力圧の変化勾配が
小さくなる。その結果、この発明では、出力圧の変化勾
配が信号圧の変化幅に制約されず、信号圧の変化量に対
する出力圧の変化量を小さくすることができるので、出
力圧の制御精度が向上する。 【0014】 【発明の実施の形態】つぎにこの発明を具体例に基づい
て説明する。図1はこの発明を適用した自動変速機用油
圧制御装置の一部を示す油圧回路図であり、ここに示す
油圧制御装置は、摩擦係合装置の一例としての第1ブレ
ーキB1の油圧を制御する第1ブレーキコントロールバ
ルブ10を備えている。この第1ブレーキコントロール
バルブ10がこの発明の調圧弁に相当し、3つのランド
を形成したスプール11を弁体として備えている。その
スプール11の一方の端部側(図1での下端部側)には
スプール11をその軸線方向に押圧するスプリング12
が配置されている。このスプリング12が配置されてい
る端部にフィードバック圧を供給するフィードバックポ
ート13が形成されている。これに対してスプール11
の他方の端部に信号圧を供給するための信号圧ポート1
4が設けられている。 【0015】そしてスプール11の軸線方向での中間部
に対応する箇所に出力ポート15が形成され、この出力
ポート15を挟んだ両側に入力ポート16とドレーンポ
ート17とが形成されている。すなわち図1においては
出力ポート15の下側に入力ポート16が形成され、ま
た出力ポート15の上側にドレーンポート17が形成さ
れている。なお、入力ポート16には、例えば前進走行
のための変速段を設定することのできるドライブレンジ
(Dレンジ)が選択された場合に出力されるライン圧す
なわちドライブレンジ圧(Dレンジ圧)PD が供給され
ている。なおここで、ライン圧とは、油圧ポンプ(図示
せず)によって発生させた油圧を、スロットル開度ある
いはアクセル開度などの車両の走行状態に応じて調圧し
た油圧であり、自動変速機の全体としての元圧となる油
圧である。 【0016】前記フィードバックポート13を前記出力
ポート15とドレーンとに選択的に連通させる第1ブレ
ーキレリーバルブ18が設けられている。この第1ブレ
ーキリレーバルブ17がこの発明の切換機構に相当し、
この第1ブレーキリレーバルブ17は、3つのランドを
有するスプール19を備えたスプールタイプのバルブで
ある。そのスプール19の一端部(図1での上端部)に
はスプール19を軸線方向に押圧するスプリング20が
配置され、またこのスプリング20が配置された箇所に
開口した信号圧ポート21が形成されている。これに対
してスプール19の他端部側(図1での下端部側)に
は、ソレノイドモジュレータ圧Pm が印加される制御ポ
ート22が形成されている。なおここで、ソレノイドモ
ジュレータ圧Pm とは、ライン圧を調圧して得られた油
圧であって、ソレノイドバルブの元圧とされる油圧であ
る。 【0017】前記信号圧ポート21は、オリフィス25
を介して前記第1ブレーキコントロールバルブ10の信
号圧ポート14に接続されているとともに、リニアソレ
ノイドバルブ26の出力圧である信号圧Ps が、予め
決められた変速段で入力されている。なお、そのリニア
ソレノイドバルブ26は、デューティ比もしくは電流値
iに応じた圧力の信号圧Psを出力するソレノイドバル
ブであり、デューティ比もしくは電流値iがゼロの場合
に最も高い信号圧を出力するいわゆるノーマルオープン
タイプのソレノイドバルブである。これに替えて、デュ
ーティ比もしくは電流値がゼロの場合に信号圧がゼロに
なるいわゆるノーマルクローズタイプのソレノイドバル
ブを採用してもよい。 【0018】また第1ブレーキリレーバルブ18の軸線
方向での中間部に出力ポート27が形成され、この出力
ポート27を挟んだ両側に、入力ポート28とドレーン
ポート29とが形成されている。すなわち出力ポート2
7に対して図1での上側に入力ポート28が形成され、
また出力ポート27の図1での下側にドレーンポート2
9が形成されている。 【0019】したがって第1ブレーキリレーバルブ18
は、スプール19を軸線方向で挟んだ両端部側の油圧の
大小に応じてスプール19が軸線方向に移動し、出力ポ
ート27を入力ポート28とドレーンポート29とに切
り換えて連通させるように構成されている。具体的に
は、リニアソレノイドバルブ26から供給される信号圧
が低い状態では、スプール19が制御ポート22に入力
されるソレノイドモジュレータ圧Pm によって図1の上
側に押し上げられて入力ポート28と出力ポート27と
を連通させる。また信号圧が高くなり、ソレノイドモジ
ュレータ圧Pm との差圧が一定値以下になると、スプー
ル19が図1の下側に押し下げられ、その結果、出力ポ
ート27がドレーンポート29に連通する。 【0020】そしてこの第1ブレーキリレーバルブ18
の入力ポート28が、前記第1ブレーキコントロールバ
ルブ10における出力ポート15に、オリフィス30を
介して接続され、また第1ブレーキリレーバルブ18の
出力ポート27が第1ブレーキコントロールバルブ10
のフィードバックポート13に、オリフィス31を介し
て接続されている。したがって第1ブレーキリレーバル
ブ18に供給される信号圧が低い状態では、その入力ポ
ート28と出力ポート27とが連通することにより、第
1ブレーキコントロールバルブ10の出力ポート15が
フィードバックポート13に連通する。これに対して信
号圧が高くなることにより、第1ブレーキリレーバルブ
18の出力ポート27がドレーンポート29に連通する
ことにより、第1ブレーキコントロールバルブ10のフ
ィードバックポート13から排圧される。 【0021】なお、前述した第1ブレーキコントロール
バルブ10における出力ポート15が、オリフィス32
を介して第1ブレーキB1に連通されている。この第1
ブレーキB1は、制御対象である摩擦係合装置に相当
し、油圧が供給されることにより図示しないピストンが
前進して複数の摩擦板が摩擦接触し、トルクを伝達する
ように構成されている。なお、符号34はダンパーを示
し、このダンパー34によって第1ブレーキB1の油圧
の急激な変化を防止するようになっている。 【0022】上述した油圧制御装置の作用について説明
すると、第1ブレーキB1を係合させる前進段を設定す
る際に、リニアソレノイドバルブ26から出力される信
号圧Psが低い状態では、第1ブレーキリレーバルブ1
8の信号圧ポート21に印加される圧力が低く、そのス
プール19を図1の下方向に押圧する荷重が相対的に小
さい状態となる。その結果、スプール19が制御ポート
22に印加されるソレノイドモジュレータ圧Pm によっ
て図1の右半分に示すように押し上げられ、入力ポート
28と出力ポート27とが連通する。 【0023】すなわち第1ブレーキコントロールバルブ
10の出力ポート15とフィードバックポート13とが
第1ブレーキリレーバルブ18を介して連通した状態と
なる。またその状態で第1ブレーキコントロールバルブ
10の信号圧ポート14にリニアソレノイドバルブ26
の出力する信号圧Psが、第1ブレーキリレーバルブ1
8を介して供給される。したがって第1ブレーキコント
ロールバルブ10の入力ポート16にライン圧と同圧の
ドライブレンジ圧PD が供給されると、出力ポート15
からは、信号圧Psに応じて調圧された油圧Pout が出
力される。 【0024】これは、第1ブレーキコントロールバルブ
10の基本的な調圧機能であり、これを簡単に説明する
と、信号圧Psが作用する受圧面積をA1 、フィードバ
ックポート13に印加した出力圧Pout が作用する受圧
面積をA2 、スプリング12の弾性力をFとすると、出
力圧Pout は、Pout =(Ps×A1 −F)/A2 とな
る。したがって出力圧Pout がフィードバック圧として
スプール11の端部に作用している状態では、第1ブレ
ーキB1 の係合圧が、信号圧Psに比例して変化する。 【0025】第1ブレーキB1 の係合圧を次第に高くす
るためにリニアソレノイドバルブ26が出力する信号圧
Psを増大させ、その信号圧Psがソレノイドモジュレ
ータ圧Pm に対して予め設定した圧力に達すると、第1
ブレーキリレーバルブ18のスプール19を図1の下向
きに押圧する荷重が、他方の端部に作用するソレノイド
モジュレータ圧Pm に基づく荷重よりも大きくなる。そ
の結果、スプール19が図1の左半分に示すように押し
下げられ、出力ポート27がドレーンポート29に連通
する。すなわち第1ブレーキコントロールバルブ10に
おける出力ポート15とフィードバックポート13との
連通が遮断されるとともに、そのフィードバックポート
13から排圧される。 【0026】このように信号圧Psが高くなることによ
り第1ブレーキコントロールバルブ10のフィードバッ
クポート13がドレーンに連通されると、そのスプール
11が図1の左半分に示す位置に押し下げられたままと
なる。すなわち入力ポート16と出力ポート15とが連
通したままとなるので、入力圧であるドライブレンジ圧
(ライン圧)PD がそのまま出力され、第1ブレーキB
1の係合圧がライン圧にまで上昇する。 【0027】上述した信号圧Psの変化に応じた出力圧
Pout の変化を図に示せば、図2の実線のとおりであ
る。すなわちスプリング12を圧縮し始めるまでは、出
力圧Pout はゼロであり、それ以降は信号圧Psに比例
して出力圧Pout が増大する。その場合の変化勾配(制
御ゲイン)はスプール11の各端部の受圧面積の比(A
1/A2)である。そして信号圧Psがその最大圧力よ
り低い所定の圧力Ps1になると、第1ブレーキリレーバ
ルブ18が切り替わって第1ブレーキコントロールバル
ブ10のフィードバックポート13から排圧されるため
に、出力圧Poutはライン圧にまで上昇する。なお、こ
の所定の低い圧力Ps1は、第1ブレーキリレーバルブ1
8におけるソレノイドモジュレータ圧Pm に抗してその
スプール19を図1の下側に押し下げる圧力である。し
たがってこの圧力Ps1を境にして出力圧Pout の変化勾
配が変化する。 【0028】図2には従来の一般的な調圧弁による出力
圧の変化を鎖線で示してある。この従来例である鎖線と
本発明例である実線とを比較すると、従来例では、信号
圧Psが最高圧になるまで出力圧Pout が直線的に増大
するのに対して、本発明例では、信号圧が最高圧よりも
低い圧力Ps1まで上昇する間は信号圧Psに比例して出
力圧Pout が増大し、その後に最大圧(ライン圧)まで
急激に増大する。すなわち本発明例では低い信号圧Ps
で出力圧Pout を制御することになり、信号圧Psの変
化量に対する出力圧Pout の変化量が、従来例より小さ
くなる。その結果、この発明に係る制御装置では、第1
ブレーキB1の係合圧の制御精度が良好になる。 【0029】なお、上述した具体例では、第1ブレーキ
の係合圧を調圧する例を示したが、この発明は上述した
例に限定されないのであり、他のブレーキやクラッチな
どの摩擦係合装置の油圧を制御する装置に適用すること
ができる。例えば図3は、前述した第1ブレーキB1 が
使用されている自動変速機と同じ自動変速機に使用され
る第2クラッチC2 についての油圧制御系統を示してお
り、この第2クラッチC2 の油圧の変化勾配(制御ゲイ
ン)を最大圧に達する以前に変更する切換機構が設けら
れる。 【0030】すなわちこの第2クラッチC2 は、例えば
後進段と前進第3速および前進第4速とで係合させられ
るクラッチであり、したがって第2クラッチC2 を制御
する油圧による制御系統には、第2クラッチC2 の係合
・解放の制御と変速時の油圧の制御とをおこなう第2ク
ラッチコントロールバルブ40が設けられている。 【0031】第2クラッチコントロールバルブ40は図
3に示すように、三つのランドが形成されたスプール4
1を備えており、その一端側(図3における下端側)に
は、スプール41をその軸線方向に押圧するスプリング
42が配置されている。またこのスプリング42が配置
された箇所に開口するフィードバックポート43が形成
されている。これに対してスプール41の他方の端部側
には信号圧ポート44が形成されている。この信号圧ポ
ート44に第2リニアソレノイドバルブ45が接続され
ている。この第2リニアソレノイドバルブ45は、いわ
ゆるノーマルオープンタイプのソレノイドバルブであっ
て、オフ状態で信号圧PS2を出力し、電流値iが増大す
るに従って信号圧PS2が次第に低下するように構成され
ている。なお、この第2リニアソレノイドバルブ45は
ソレノイドモジュレータ圧Pm を元圧として信号圧PS2
を出力するバルブである。 【0032】第2クラッチコントロールバルブ40にお
ける軸線方向での中間部に出力ポート46が形成されて
おり、この出力ポート46を挟んで第1入力ポート47
と第2入力ポート48とが形成されている。そしてその
第1入力ポート47に三方向チャックボールバルブ49
が接続されている。 【0033】その三方向チェックボールバルブ49は、
その出力ポート50を挟んだ両側にRレンジ圧入力ポー
ト51とDレンジ圧入力ポート52とが形成され、これ
らの入力ポート51,52のいずれかから油圧が入力さ
れた場合に、その油圧の入力されたポートを出力ポート
50に連通させ、かつ他方の入力ポートを閉じるように
構成されている。そして、そのRレンジ圧入力ポート5
1が、マニュアルバルブにおけるRポート(それぞれ図
示せず)に連通され、またDレンジ圧入力ポート52が
マニュアルバルブにおけるDポート(図示せず)に接続
されている。なお、ここでマニュアルバルブは通常の自
動変速機に用いられているマニュアルバルブと同様のバ
ルブであって、シフトレバー(図示せず)を手動操作し
て変速レンジを選択することに伴って切り替わり、ライ
ン圧をその選択されたレンジでの油圧として出力するよ
うに構成されている。 【0034】また、第2クラッチコントロールバルブ4
0における第2入力ポート48は、図示しないソレノイ
ドリレーバルブを介して、ドレーンあるいはRポートに
選択的に連通されるポートであり、前進レンジでの走行
状態ではドレーンに連通されるようになっている。 【0035】さらに、第2クラッチコントロールバルブ
40における出力ポート46は、第2クラッチリレーバ
ルブ53を介してフィードバックポート43に選択的に
連通されるように構成されている。この第2クラッチリ
レーバルブ53は、前述したリニアソレノイドバルブ4
5の信号圧PS2によって切り替え動作させられるスプー
ルタイプのバルブであって、図3に示すように、5つの
ランドが形成されたスプール54を備えている。そのス
プール54の図3における下端側にスプリング55が配
置されており、このスプリング55が配置された箇所に
信号圧ポート56が形成され、この信号圧ポート56に
第2リニアソレノイドバルブ45が接続されている。ま
た、スプール54の他方の端部側には、制御ポート57
が形成され、ここにソレノイドモジュレータ圧Pm が供
給されている。 【0036】この第2クラッチリレーバルブ53におけ
る図3の最も下側の入力ポート58に第2クラッチコン
トロールバルブ40の出力ポート46が接続されてい
る。この入力ポート58に対して選択的に連通される出
力ポート59に、第2クラッチコントロールバルブ40
におけるフィードバックポート43が連通されている。
また、第2クラッチリレーバルブ53における出力ポー
ト59を挟んで、前記入力ポート58とは反対側の箇所
にLレンジ圧ポート60が形成されており、このLレン
ジ圧ポート60が前述したマニュアルバルブにおけるL
ポートに接続されている。なお、このLポートはローレ
ンジが選択された場合にライン圧をLレンジ圧PLRとし
て出力するポートである。 【0037】したがって、このLレンジ圧ポート60
は、Lレンジ以外の変速レンジが選択されている場合に
はドレーンに連通される。そのため、例えばDレンジが
選択されている状態で、かつ第2リニアソレノイドバル
ブ45の信号圧PS2が低い場合には、第2クラッチリレ
ーバルブ53のスプール54が図3の右半分に示すよう
に下側に押し下げられて入力ポート58と出力ポート5
9とが連通し、その結果、第2クラッチコントロールバ
ルブ40の出力ポート46とドレーンポート43とが連
通し、フィードバック制御が行われるようになってい
る。また、第2リニアソレノイドバルブ45の信号圧P
S2が高い場合には、第2クラッチリレーバルブ53にお
けるスプール54が図3の左半分に示すように、上側に
押し上げられ、その入力ポート58が閉じられるととも
に、出力ポート59がLレンジ圧ポート60に連通し、
ここからドレーンに連通されるようになっている。した
がって、この状態では第2クラッチコントロールバルブ
40のフィードバックポート43がドレーンに連通し、
第2クラッチコントロールバルブ40は調圧作用をおこ
なわない。なお、図3において、符号61は第2クラッ
チC2 に連通されたダンパーである。 【0038】したがって、第2クラッチC2 は、第2リ
ニアソレノイドバルブ45の信号圧PS2が高いことによ
り、第2クラッチコントロールバルブ40のスプール4
1が図3における左半分に示すように押し下げられ、そ
の結果、出力ポート46が第1入力ポート47に連通す
ることにより、Dレンジ圧PD もしくはRレンジ圧PR
が供給されて係合するように構成されている。また、そ
の出力ポート46が第2クラッチリレーバルブ53を介
してフィードバックポート43に連通している状態で
は、スプール41を挟んだ両側の圧力がバランスするよ
うに調圧が行われ、したがって、信号圧PS2の増大に伴
って第2クラッチC2 の係合圧が高くなる。 【0039】そして、第2リニアソレノイドバルブ45
の信号圧PS2がソレノイドモジュレータ圧Pm に対して
ある程度高くなると、第2クラッチリレーバルブ53に
おける信号圧ポート56側の圧力が高くなって、スプー
ル54が図3の左半分に示すように上側に押し上げられ
るため、第2クラッチコントロールバルブ40のフィー
ドバックポート43がドレーンに連通され、その調圧機
能がなくなる。すなわち、この時点で、第2クラッチコ
ントロールバルブ40の第1入力ポート47と出力ポー
ト46とが連通したままとなり、供給圧すなわちDレン
ジ圧PD もしくはRレンジ圧PR がそのまま第2クラッ
チC2 に供給される。すなわち、第2クラッチリレーバ
ルブ53は、第2クラッチコントロールバルブ40の調
圧作用の実行および遮断を切り替える切換機構、もしく
は第2クラッチC2 の油圧の変化勾配(制御ゲイン)を
変更する切換機構となっている。 【0040】さらに第2クラッチリレーバルブ53に
は、前述した第1ブレーキB1 の油圧を制御するための
リニアソレノイドバルブ26の出力する信号圧Psの入
力される信号圧入力ポート62と、この信号圧入力ポー
ト62に対して選択的に連通される信号圧出力ポート6
3と、この信号圧出力ポート63に対して選択的に連通
されるドレーンポート64とが、互いに隣接して形成さ
れている。すなわち、図3に示す例では、信号圧入力ポ
ート62の上側に信号圧出力ポート63が形成され、さ
らにこの信号圧出力ポート63の上側にドレーンポート
64が形成されている。そしてその信号圧出力ポート6
3が前述した第1ブレーキリレーバルブ18の信号圧ポ
ート21に連通されている。そして、この信号圧出力ポ
ート63が、第1速および第2速で信号圧入力ポート6
2に連通され、その他の変速段ではドレーンポート64
に連通されるように構成されている。 【0041】また、リニアソレノイドバルブ26から第
2クラッチリレーバルブ53に到る油路はその途中で分
岐し、その分岐した油路が、図示しないロックアップク
ラッチを制御するための油圧制御系統に連通されてい
る。具体的には、その分岐した油路がロックアップコン
トロールバルブの制御ポート(それぞれ図示せず)に連
通され、ロックアップクラッチを係合させる第3速もし
くは第4速でロックアップクラッチの係合圧をそのリニ
アソレノイドバルブ26の信号圧Psによって制御する
ように構成されている。 【0042】したがって第2クラッチリレーバルブ53
は、上述したように第2クラッチC2 の係合圧の変化勾
配(制御ゲイン)を変更するための切換機構としての機
能に加えて、リニアソレノイドバルブ26の出力する信
号圧Psを第1ブレーキB1の制御信号圧とロックアッ
プクラッチの制御信号圧とに切り換える切換機構として
の機能とを備えている。 【0043】第2クラッチリレーバルブ53は、前述し
た各ポートに加えてデューティ圧入力ポート65と、こ
のデューティ圧入力ポート65に選択的に連通される第
1デューティ圧出力ポート66と、この第1デューティ
圧出力ポート66に選択的に連通されるドレーンポート
67と、前記デューティ圧入力ポート65に選択的に連
通される第1デューティ圧出力ポート68とを備えてい
る。図3に示す例では、上から順にドレーンポート6
7、第1デューティ圧出力ポート66、デューティ圧入
力ポート65、第2デューティ圧出力ポート68が形成
されている。そして、そのデューティ圧入力ポート65
がデューティソレノイドバルブ69に接続されている。 【0044】このデューティソレノイドバルブ69は、
いわゆるノーマルクローズタイプのソレノイドバルブで
あって、オン/オフの時間割合であるデューティ比が増
大するに従って出力圧PSLが増大するように構成されて
いる。なお、このデューティソレノイドバルブ69の元
圧はソレノイドモジュレータ圧Pm である。 【0045】図3に示すように、第2クラッチリレーバ
ルブ53のスプール54は、第1速および第2速で図3
の右半分に示すように押し下げられた位置となり、した
がってデューティ圧入力ポート65が第1デューティ圧
出力ポート66に連通する。これとは反対に、第3速、
第4速および後進段ではスプール54が図3の左半分に
示す位置に押し上げられるので、第1デューティ圧出力
ポート66がドレーンポート67に連通する。すなわち
第1速および第2速で第1デューティ圧出力ポート66
から信号圧PSLが出力され、その信号圧PSLが例えば他
のブレーキ(図示せず)の制御系統に送られる。それ以
外の変速段では信号圧PSLが遮断される。 【0046】これに対して第2デューティ圧出力ポート
68は、例えばロックアップクラッチのオン/オフを切
り換えるためのバルブ(図示せず)に接続され、その信
号圧PSLがロックアップクラッチのオン/オフ切換のた
めの信号圧となっている。したがって、第1速および第
2速では、デューティ圧入力ポート65が第1デューテ
ィ圧出力ポート66に連通して、デューティソレノイド
バルブ69の信号圧が他のブレーキの制御信号となる。
また第3速や第4速あるいは後進段では、デューティ圧
入力ポート65が第2デューティ圧出力ポート68に連
通し、その信号圧PSLがロックアップクラッチをオン/
オフ制御するための制御信号となる。 【0047】このように第2クラッチリレーバルブ53
は、上述した第2クラッチC2 のための切換機構および
リニアソレノイドバルブ26を第1ブレーキB1 とロッ
クアップクラッチとのための制御バルブに切り換える切
換機構として機能することに加え、デューティソレノイ
ドバルブ69をロックアップクラッチのオン/オフのた
めの制御バルブおよび前記他のブレーキの係合圧の制御
バルブとに切り換える切換機構として機能する。 【0048】なお、この発明は、変速機における油圧の
制御以外に、他の適宜の油圧装置の油圧を制御する場合
にも上述した例と同様にして適用することができる。さ
らに上述した例では、リニアソレノイドバルブによって
信号圧を出力するように構成したが、この発明における
信号圧は、他の適宜の手段で発生させた油圧を信号圧と
してもよい。したがって信号圧はステップ的(段階的)
に変化する油圧あるいは二次曲線的に変化する油圧であ
ってもよい。 【0049】そして上述した例では、切換機構として信
号圧およびソレノイドモジュレータ圧を制御圧とした切
換弁(第1ブレーキリレーバルブおよび第2クラッチリ
レーバルブ)を用いたが、この発明における切換機構
は、要は、調圧弁のフィードバックポートをドレーンに
選択的に連通させることのできる構成であればよいので
あり、上述したリレーバルブに限定されない。そしてま
た調圧弁のフィードバックポートをドレーンに連通させ
る場合、上述した例とは異なり、他の適宜のバルブを介
してドレーンに連通させることとしてもよい。 【0050】 【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
信号圧がその最高圧より低い範囲で出力圧を信号圧に応
じて変化させ、それよりも信号圧が高い範囲では、出力
圧をライン圧などの元圧に等しい最高圧に設定すること
ができる。そのため、出力圧をゼロから所定の最高圧ま
で制御できることに加えて、出力圧の変化勾配を信号圧
の最高圧に制約を受けずに適宜に設定でき、信号圧の変
化量に対する出力圧の変化量を小さくすることができる
ので、出力圧の制御精度が向上する。したがってこの発
明の装置を車両用の変速機の油圧装置に採用すれば、変
速ショックを従来になく改善することが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一例を説明するための部分的な油圧
回路図である。 【図2】本発明例と従来例とにおける出力圧の信号圧に
対する変化を示す線図である。 【図3】この発明の他の例を説明するための部分的な油
圧回路図である。 【図4】従来の一般的な調圧弁を説明するための模式図
である。 【符号の説明】 10 第1ブレーキコントロールバルブ 11,41 スプール 13,43 フィードバックポート 14,21,44,56 信号圧ポート 15,27,46,59 出力ポート 16,28,47,58 入力ポート 18 第1ブレーキリレーバルブ 22,57 制御ポート 26 リニアソレノイドバルブ 29 ドレーンポート 40 第2クラッチコントロールバルブ 45 第2リニアソレノイドバルブ 53 第2クラッチリレーバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 徳行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−63180(JP,A) 特開 平11−22795(JP,A) 特開 平8−74989(JP,A) 特開 平8−61480(JP,A) 特開 平6−17917(JP,A) 実開 昭63−9615(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 F16K 31/02 - 31/42

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 信号圧とフィードバックポートに作用す
    る出力圧とを互いに対抗するように弁体に作用させるこ
    とにより入力ポートを出力ポートに断続的に連通させて
    入力圧を前記信号圧に応じた出力圧に調圧する調圧弁を
    備えた油圧制御装置において、 前記信号圧が最大圧より低い圧力にまで上昇した際に前
    記フィードバックポートに作用する前記出力圧を遮断す
    るとともにフィードバックポートから排圧することによ
    り前記出力圧の変化勾配を信号圧の上昇過程で変化させ
    る切換機構を備えていることを特徴とする油圧制御装
    置。
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