JP2830790B2 - パストレース終端装置 - Google Patents
パストレース終端装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はパストレース終端装
置に関し、特に通信システムにおけるＳＤＨ（Synchron
ous Digital Hierarchy ）光多重化装置におけるパスト
レース終端装置に関するものである。
置に関し、特に通信システムにおけるＳＤＨ（Synchron
ous Digital Hierarchy ）光多重化装置におけるパスト
レース終端装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のパストレース終端装置の
構成を図５に示している。複数の方路からから夫々入力
された受信パスデータＩＮ１〜ＩＮＮは各ＡＩＳ（Alar
m Indication Signal ）挿入器４−１〜４−Ｎを介して
クロスコネクト器１へ入力される。
構成を図５に示している。複数の方路からから夫々入力
された受信パスデータＩＮ１〜ＩＮＮは各ＡＩＳ（Alar
m Indication Signal ）挿入器４−１〜４−Ｎを介して
クロスコネクト器１へ入力される。
【０００３】このクロスコネクト器１においては、予め
設定されているクロスコネクトマップ設定情報に従って
各受信パスデータＩＮ１〜ＩＮＮのクロスコネクトマッ
プ処理が行われて、対応するパスデータ終端器３−１〜
３−Ｎを夫々介して受信データＯＵＴ１〜ＯＵＴＮとし
て夫々導出されるようになっている。
設定されているクロスコネクトマップ設定情報に従って
各受信パスデータＩＮ１〜ＩＮＮのクロスコネクトマッ
プ処理が行われて、対応するパスデータ終端器３−１〜
３−Ｎを夫々介して受信データＯＵＴ１〜ＯＵＴＮとし
て夫々導出されるようになっている。
【０００４】方路１〜Ｎから夫々入力された受信パスデ
ータＩＮ１〜ＩＮＮは、また、対応するパストレース終
端器２−１〜２−Ｎへ夫々入力され、各パスデータに含
まれるパストレース信号の終端が行われることにより、
当該パストレース信号の抽出（Ｄｒｏｐ）処理がなされ
る。
ータＩＮ１〜ＩＮＮは、また、対応するパストレース終
端器２−１〜２−Ｎへ夫々入力され、各パスデータに含
まれるパストレース信号の終端が行われることにより、
当該パストレース信号の抽出（Ｄｒｏｐ）処理がなされ
る。
【０００５】これ等抽出された各パストレース信号は対
応する比較器６−１〜６−Ｎの各一入力となり、夫々対
応するパストレース期待値とし比較される。これ等比較
結果は対応するＡＩＳ挿入器４−１〜４−Ｎに対するＡ
ＩＳ挿入指示信号として用いられる。
応する比較器６−１〜６−Ｎの各一入力となり、夫々対
応するパストレース期待値とし比較される。これ等比較
結果は対応するＡＩＳ挿入器４−１〜４−Ｎに対するＡ
ＩＳ挿入指示信号として用いられる。
【０００６】ここで、パストレース信号すなわちパスト
レース値はデータ単位毎に与えられた接続情報のことで
あり、データ発信元において予め定められた値がデータ
中に挿入されており、受信先においてこの受信値と期待
値との比較を行うことにより、正しくデータが伝送され
ているかどうかをチェックするための情報である。
レース値はデータ単位毎に与えられた接続情報のことで
あり、データ発信元において予め定められた値がデータ
中に挿入されており、受信先においてこの受信値と期待
値との比較を行うことにより、正しくデータが伝送され
ているかどうかをチェックするための情報である。
【０００７】このパストレース値は、図６に示す如く、
ＩＴＵ−Ｔ Ｇ．７０９に規定されるＪ１バイトであ
り、このＪ１バイトはＶＣ（Virtual Container）−３
／４レベルのデータにつき１バイト付加されるパスオー
バヘッド（ＰＯＨ）として規定されている。
ＩＴＵ−Ｔ Ｇ．７０９に規定されるＪ１バイトであ
り、このＪ１バイトはＶＣ（Virtual Container）−３
／４レベルのデータにつき１バイト付加されるパスオー
バヘッド（ＰＯＨ）として規定されている。
【０００８】パストレース終端器２−１〜２−Ｎはこの
Ｊ１バイトの抽出を行うことにより、パストレース値の
抽出処理をなす機能を有するものである。
Ｊ１バイトの抽出を行うことにより、パストレース値の
抽出処理をなす機能を有するものである。
【０００９】ＡＩＳ挿入器４−１〜４−Ｎの各々は、対
応する比較器６−１〜６−Ｎからの一致／不一致情報に
従ってＡＩＳ挿入処理を行うものであり、一致情報であ
れば何の処理も行わずに受信パスデータをスルーさせて
クロスコネクト器１の入力とするが、不一致情報であれ
ばその受信パスデータに対してＡＩＳ挿入を行う。この
ＡＩＳ挿入処理は図６のＶＣ−３／４データ部であるペ
イロード部（ＰＡＹＬＯＡＤ）をオール“１”に設定す
る処理であり、次段に対する警報を告知するための処理
である。
応する比較器６−１〜６−Ｎからの一致／不一致情報に
従ってＡＩＳ挿入処理を行うものであり、一致情報であ
れば何の処理も行わずに受信パスデータをスルーさせて
クロスコネクト器１の入力とするが、不一致情報であれ
ばその受信パスデータに対してＡＩＳ挿入を行う。この
ＡＩＳ挿入処理は図６のＶＣ−３／４データ部であるペ
イロード部（ＰＡＹＬＯＡＤ）をオール“１”に設定す
る処理であり、次段に対する警報を告知するための処理
である。
【００１０】ここで、ＳＤＨ光多重化装置におけるパス
トレース機能は、前述した如く、ある装置間のパスを考
えた場合、一方からパストレース値をデータと共に送信
し、他方の受信側でこの送信されてきた受信パストレー
ス値を予め設定されている期待値と比較を行うことであ
る。
トレース機能は、前述した如く、ある装置間のパスを考
えた場合、一方からパストレース値をデータと共に送信
し、他方の受信側でこの送信されてきた受信パストレー
ス値を予め設定されている期待値と比較を行うことであ
る。
【００１１】この比較の結果、一致していれば、パスデ
ータは正しく送られていることを示し、不一致であれ
ば、誤ったパスデータが送られていることを意味する。
従って、不一致の場合は、下流方向へＡＩＳを挿入して
警告を発するのである。
ータは正しく送られていることを示し、不一致であれ
ば、誤ったパスデータが送られていることを意味する。
従って、不一致の場合は、下流方向へＡＩＳを挿入して
警告を発するのである。
【００１２】受信パスデータＩＮ１〜ＩＮＮの各々のパ
ストレース値が自方路の期待値と一致すると、比較器か
ら一致情報が出力されてＡＩＳ挿入器ではＡＩＳ挿入は
行われず、受信データは各自方路へクロスコネクトマッ
プ設定情報どおり接続され、受信データＯＵＴ１〜ＯＵ
ＴＮとしてパスデータ終端器を介して出力される。
ストレース値が自方路の期待値と一致すると、比較器か
ら一致情報が出力されてＡＩＳ挿入器ではＡＩＳ挿入は
行われず、受信データは各自方路へクロスコネクトマッ
プ設定情報どおり接続され、受信データＯＵＴ１〜ＯＵ
ＴＮとしてパスデータ終端器を介して出力される。
【００１３】一方、受信パスデータＩＮ１〜ＩＮＮの各
パストレース値が自方路の期待値と一致しなければ、比
較器から不一致情報が出力され、ＡＩＳ挿入器でＡＩＳ
が挿入される。ＡＩＳ挿入後の信号はクロスコネクトマ
ップ設定どおりの接続先へと伝達され、受信データはＡ
ＩＳ信号として送出されることになる。
パストレース値が自方路の期待値と一致しなければ、比
較器から不一致情報が出力され、ＡＩＳ挿入器でＡＩＳ
が挿入される。ＡＩＳ挿入後の信号はクロスコネクトマ
ップ設定どおりの接続先へと伝達され、受信データはＡ
ＩＳ信号として送出されることになる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来のパスト
レース終端装置では、自方路のパストレース値の比較の
みを行っているために、例えば２つのパスデータ（一対
のパスデータ）同士が、他のクロスコネクト器における
マップ設定ミスによりパストレース値が互いに入れ替っ
た状態で受信パスデータとして供給された場合、図５の
比較器６−１〜６−Ｎではパストレース値が互いに入れ
替ったとは判断できず、これ等２つのパスデータにはＡ
ＩＳが共に挿入されて下流へ送出されてしまうという問
題がある。
レース終端装置では、自方路のパストレース値の比較の
みを行っているために、例えば２つのパスデータ（一対
のパスデータ）同士が、他のクロスコネクト器における
マップ設定ミスによりパストレース値が互いに入れ替っ
た状態で受信パスデータとして供給された場合、図５の
比較器６−１〜６−Ｎではパストレース値が互いに入れ
替ったとは判断できず、これ等２つのパスデータにはＡ
ＩＳが共に挿入されて下流へ送出されてしまうという問
題がある。
【００１５】本発明の目的は、互いにパストレース値が
入れ替ってしまった受信パスデータ同士に対してＡＩＳ
を挿入することなく、クロスコネクトマップ設定を補正
制御してパストレース値に従って正しい受信パスデータ
として救済しつつ、下流へ送信するようにしたパストレ
ース終端装置を提供することである。
入れ替ってしまった受信パスデータ同士に対してＡＩＳ
を挿入することなく、クロスコネクトマップ設定を補正
制御してパストレース値に従って正しい受信パスデータ
として救済しつつ、下流へ送信するようにしたパストレ
ース終端装置を提供することである。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明によるパストレー
ス終端装置は、複数の方路から入力された受信パスデー
タをクロスコネクトマップ設定情報に従ってクロスコネ
クト処理を行うクロスコネクト処理手段と、前記受信パ
スデータの各々から夫々パストレース信号を抽出するパ
ストレース終端手段と、これ等パストレース信号の各々
と全方路のパストレース信号期待値とを比較し、少なく
とも一対の受信パスデータのパストレース信号同士が入
れ替っていることが検出されたとき前記クロスコネクト
手段のクロスコネクトマップの補正指示をなす比較処理
手段とを含むことを特徴としている。
ス終端装置は、複数の方路から入力された受信パスデー
タをクロスコネクトマップ設定情報に従ってクロスコネ
クト処理を行うクロスコネクト処理手段と、前記受信パ
スデータの各々から夫々パストレース信号を抽出するパ
ストレース終端手段と、これ等パストレース信号の各々
と全方路のパストレース信号期待値とを比較し、少なく
とも一対の受信パスデータのパストレース信号同士が入
れ替っていることが検出されたとき前記クロスコネクト
手段のクロスコネクトマップの補正指示をなす比較処理
手段とを含むことを特徴としている。
【００１７】本発明による他のパストレース終端装置
は、前記比較処理手段は、前記パストレース信号同士が
入れ替わった一対の受信パスデータの方路を互いに入れ
替えるように前記クロスコネクトマップの補正指示をな
すよう構成されていることを特徴としている。
は、前記比較処理手段は、前記パストレース信号同士が
入れ替わった一対の受信パスデータの方路を互いに入れ
替えるように前記クロスコネクトマップの補正指示をな
すよう構成されていることを特徴としている。
【００１８】本発明による更に他のパストレース終端装
置は、前記受信パスデータに夫々対応して設けられ対応
受信パスデータの警報処理を行う警報処理手段を更に含
み、前記比較処理手段は前記パストレース信号の各々と
全方路のパストレース信号期待値とを比較し、ある方路
のパストレース信号が他方路の期待値と一致しかつその
他方路のパストレース信号が前記ある方路のパストレー
ス信号と一致していないことが検出されたとき、前記あ
る方路の受信パスデータに対応する警報処理手段の警報
処理を指示するよう構成されていることを特徴としてい
る。
置は、前記受信パスデータに夫々対応して設けられ対応
受信パスデータの警報処理を行う警報処理手段を更に含
み、前記比較処理手段は前記パストレース信号の各々と
全方路のパストレース信号期待値とを比較し、ある方路
のパストレース信号が他方路の期待値と一致しかつその
他方路のパストレース信号が前記ある方路のパストレー
ス信号と一致していないことが検出されたとき、前記あ
る方路の受信パスデータに対応する警報処理手段の警報
処理を指示するよう構成されていることを特徴としてい
る。
【００１９】本発明による別のパストレース終端装置
は、前記比較手段は前記パストレース信号の各々と全方
路のパストレース信号期待値とを比較し、ある方路のパ
ストレース信号が自方路及び他方路の各期待値と不一致
であることが検出されたとき、前記ある方路の受信パス
データに対応する警報処理手段の警報処理を指示するよ
う構成されていることを特徴としている。
は、前記比較手段は前記パストレース信号の各々と全方
路のパストレース信号期待値とを比較し、ある方路のパ
ストレース信号が自方路及び他方路の各期待値と不一致
であることが検出されたとき、前記ある方路の受信パス
データに対応する警報処理手段の警報処理を指示するよ
う構成されていることを特徴としている。
【００２０】
【発明の実施の形態】本発明による作用は次の如くであ
る。すなわち、多方路からの受信されたパストレース値
を期待値の全てと夫々比較を行い、その中で受信値と期
待値とが互いに入れ替った対応となる対（組）のパスは
互いに入れ替っていると判断して、たとえ自方路の期待
値とは異なっていてもＡＩＳ挿入は行わずに、それ等の
パスのクロスコネストマップを補正することで救済する
ものである。
る。すなわち、多方路からの受信されたパストレース値
を期待値の全てと夫々比較を行い、その中で受信値と期
待値とが互いに入れ替った対応となる対（組）のパスは
互いに入れ替っていると判断して、たとえ自方路の期待
値とは異なっていてもＡＩＳ挿入は行わずに、それ等の
パスのクロスコネストマップを補正することで救済する
ものである。
【００２１】以下に、図面を用いて本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【００２２】図１は本発明の実施例のブロック図であ
り、図５と同等部分は同一符号により示されている。図
１において、多方路から入力された受信パスデータＩＮ
１〜ＩＮＮはクロスコネクト器１へ夫々入力され、予め
設定されているクロスコネクトマップ初期設定情報１０
０に従ってクロスコネクトマップ処理が行われて、対応
するパスデータ終端器３−１〜３−Ｎ及びＡＩＳ挿入器
４−１〜４−Ｎを夫々介して受信データＯＵＴ１〜ＯＵ
ＴＮとして下流へ出力される。
り、図５と同等部分は同一符号により示されている。図
１において、多方路から入力された受信パスデータＩＮ
１〜ＩＮＮはクロスコネクト器１へ夫々入力され、予め
設定されているクロスコネクトマップ初期設定情報１０
０に従ってクロスコネクトマップ処理が行われて、対応
するパスデータ終端器３−１〜３−Ｎ及びＡＩＳ挿入器
４−１〜４−Ｎを夫々介して受信データＯＵＴ１〜ＯＵ
ＴＮとして下流へ出力される。
【００２３】一方、受信パスデータＩＮ１〜ＩＮＮは対
応するパストレース終端器２−１〜２−Ｎへ夫々入力さ
れてパストレース値が抽出される。これ等抽出されたパ
ストレース値の各々は比較処理器５へ入力される。
応するパストレース終端器２−１〜２−Ｎへ夫々入力さ
れてパストレース値が抽出される。これ等抽出されたパ
ストレース値の各々は比較処理器５へ入力される。
【００２４】この比較処理器５においては、パストレー
ス終端器２−１〜２−Ｎにより夫々抽出された各方路の
受信パスデータのパストレース値の各一つに対して全て
の方路のパス期待値とが比較される。例えば、パストレ
ース終端器２−１の出力であるパストレース値とパス１
〜Ｎの期待値の全てとが比較されるもので、他のパスト
レース値についても同じである。
ス終端器２−１〜２−Ｎにより夫々抽出された各方路の
受信パスデータのパストレース値の各一つに対して全て
の方路のパス期待値とが比較される。例えば、パストレ
ース終端器２−１の出力であるパストレース値とパス１
〜Ｎの期待値の全てとが比較されるもので、他のパスト
レース値についても同じである。
【００２５】これ等比較の結果、自方路のパストレース
値と自方路のパス期待値とが一致しているかどうか、一
致していなければ他方路のパス期待値と一致しているか
どうか等を判定して、これ等判定結果に従ってクロスコ
ネクト器１のクロスコネクトマップの補正指示や、ＡＩ
Ｓ挿入器４−１〜４−ＮのＡＩＳ挿入指示をなすもので
ある。
値と自方路のパス期待値とが一致しているかどうか、一
致していなければ他方路のパス期待値と一致しているか
どうか等を判定して、これ等判定結果に従ってクロスコ
ネクト器１のクロスコネクトマップの補正指示や、ＡＩ
Ｓ挿入器４−１〜４−ＮのＡＩＳ挿入指示をなすもので
ある。
【００２６】今、例えばＮ＝５として各受信パスデータ
ＩＮ１〜ＩＮ５の受信パストレース値（受信値）とそれ
等の期待値とが図２に示す如きものとする。従って、ク
ロスコネクト器１のクロスコネクトマップ初期設定状態
は、受信方路１〜５を送信方路１〜５に夫々マッピング
する様な状態とされている。
ＩＮ１〜ＩＮ５の受信パストレース値（受信値）とそれ
等の期待値とが図２に示す如きものとする。従って、ク
ロスコネクト器１のクロスコネクトマップ初期設定状態
は、受信方路１〜５を送信方路１〜５に夫々マッピング
する様な状態とされている。
【００２７】この初期状態の下における本発明の実施例
の動作について図３の処理フローチャートを用いて説明
する。
の動作について図３の処理フローチャートを用いて説明
する。
【００２８】この初期状態時、各受信パストレース値
“１”〜“５”は比較処理器５へ入力されて自方路の期
待値と夫々比較される（ステップＳ１）。この場合、各
受信パストレース値は全て期待値と一致するので、クロ
スコネクトマップ修正及びＡＩＳ挿入の各処理はなされ
ない（ステップＳ２）。この状態（初期状態）が図２の
テーブルに示されている。
“１”〜“５”は比較処理器５へ入力されて自方路の期
待値と夫々比較される（ステップＳ１）。この場合、各
受信パストレース値は全て期待値と一致するので、クロ
スコネクトマップ修正及びＡＩＳ挿入の各処理はなされ
ない（ステップＳ２）。この状態（初期状態）が図２の
テーブルに示されている。
【００２９】この状態で、図４に示す如く、受信パスデ
ータＩＮ１の受信パストレース値が“４”となり、受信
パスデータＩＮ４の受信パストレース値が“１”とな
り、互いに入れ替った場合、これ等２つの受信パストレ
ース値のみが自方路の期待値と一致しなくなる（ステッ
プＳ１の“ＮＯ”）。
ータＩＮ１の受信パストレース値が“４”となり、受信
パスデータＩＮ４の受信パストレース値が“１”とな
り、互いに入れ替った場合、これ等２つの受信パストレ
ース値のみが自方路の期待値と一致しなくなる（ステッ
プＳ１の“ＮＯ”）。
【００３０】ここで、受信パスデータＩＮ１の受信パス
トレース値“４”は更に他の方路の期待値と順次比較さ
れ（ステップＳ３）、その結果他の方路の期待値“４”
と一致することになる（ステップＳ３の“ＹＥＳ”）。
そこで、当該他の方路の受信パストレース値“１”が自
方路の期待値“１”と一致しているか否かが比較される
（ステップＳ４）。この場合、“ＹＥＳ”の判定がなさ
れる。
トレース値“４”は更に他の方路の期待値と順次比較さ
れ（ステップＳ３）、その結果他の方路の期待値“４”
と一致することになる（ステップＳ３の“ＹＥＳ”）。
そこで、当該他の方路の受信パストレース値“１”が自
方路の期待値“１”と一致しているか否かが比較される
（ステップＳ４）。この場合、“ＹＥＳ”の判定がなさ
れる。
【００３１】また、受信パスデータＩＮ４の受信パスト
レース値“１”についても、ステップＳ３，Ｓ４を経て
“ＹＥＳ”の判定がなされるので、受信パスデータＩＮ
１とＩＮ４との受信パストレース値は互いに入れ替った
と考えられる。
レース値“１”についても、ステップＳ３，Ｓ４を経て
“ＹＥＳ”の判定がなされるので、受信パスデータＩＮ
１とＩＮ４との受信パストレース値は互いに入れ替った
と考えられる。
【００３２】そこで、本発明では、これ等受信パストレ
ース値が互いに入れ替った一対の受信パスデータについ
て、ＡＩＳ挿入を行わずにクロスコネクトマップの修正
を行って救済を図るのである（ステップＳ５）。
ース値が互いに入れ替った一対の受信パスデータについ
て、ＡＩＳ挿入を行わずにクロスコネクトマップの修正
を行って救済を図るのである（ステップＳ５）。
【００３３】図４はこの場合の受信パストレース値（受
信値），期待値，比較結果，マップ変更，ＡＩＳ挿入の
各状態を示したものである。すなわち、受信値が互いに
入れ替った一対の受信パスデータＩＮ１，ＩＮ４につい
て、クロスコネクトマップを互いに入れ替える様に制御
することで、両パスデータＩＮ１，ＩＮ４は救済可能と
なるのである。
信値），期待値，比較結果，マップ変更，ＡＩＳ挿入の
各状態を示したものである。すなわち、受信値が互いに
入れ替った一対の受信パスデータＩＮ１，ＩＮ４につい
て、クロスコネクトマップを互いに入れ替える様に制御
することで、両パスデータＩＮ１，ＩＮ４は救済可能と
なるのである。
【００３４】ステップＳ３において、全ての期待値と比
較して不一致であれば（ＮＯ），クロスコネクトマップ
修正は何も行われず、その受信パスデータに対応するＡ
ＩＳ挿入器に対してＡＩＳ挿入指示がなされ、図６に示
したＶＣ−３／４データ部へのＡＩＳ挿入（オール
“１”）が行われるのである（ステップＳ６）。
較して不一致であれば（ＮＯ），クロスコネクトマップ
修正は何も行われず、その受信パスデータに対応するＡ
ＩＳ挿入器に対してＡＩＳ挿入指示がなされ、図６に示
したＶＣ−３／４データ部へのＡＩＳ挿入（オール
“１”）が行われるのである（ステップＳ６）。
【００３５】また、ステップＳ４において、他方路の期
待値とは一致するが、当該他方路の受信値が自方路の期
待値と一致していないと判定されれば（ステップＳ４に
おける“ＮＯ”）、受信パストレース値の入れ替わりは
ないので、このときもクロスコネクトマップの修正は行
わず、ＡＩＳ挿入指示がなされるのである（ステップＳ
７）。
待値とは一致するが、当該他方路の受信値が自方路の期
待値と一致していないと判定されれば（ステップＳ４に
おける“ＮＯ”）、受信パストレース値の入れ替わりは
ないので、このときもクロスコネクトマップの修正は行
わず、ＡＩＳ挿入指示がなされるのである（ステップＳ
７）。
【００３６】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、複数
の方路からの受信パスデータのパストレース値の一つ一
つと全ての期待値とを比較して、互いにパスデータが入
れ替っている場合には、これ等対となる入れ替わりデー
タ同士をクロスコネクトマップの設定補正により入れ替
えて送出し、ＡＩＳ処理をしないので、これ等対となる
入れ替わりデータの救済が可能になるという効果があ
る。
の方路からの受信パスデータのパストレース値の一つ一
つと全ての期待値とを比較して、互いにパスデータが入
れ替っている場合には、これ等対となる入れ替わりデー
タ同士をクロスコネクトマップの設定補正により入れ替
えて送出し、ＡＩＳ処理をしないので、これ等対となる
入れ替わりデータの救済が可能になるという効果があ
る。
【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】図１の実施例における初期状態のパストレース
値，その期待値及びその比較結果を夫々示すテーブルで
ある。
値，その期待値及びその比較結果を夫々示すテーブルで
ある。
【図３】図１の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図４】図２に示した初期状態からパストレース値が変
化した場合のパストレース値，その期待値，その比較結
果，クロスコネクトマップ変更例及びＡＩＳ挿入の有無
を夫々示すテーブルである。
化した場合のパストレース値，その期待値，その比較結
果，クロスコネクトマップ変更例及びＡＩＳ挿入の有無
を夫々示すテーブルである。
【図５】従来のパストレース終端方式を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図６】ＶＣ−３／４レベルのデータのフォーマット例
を示す図である。
を示す図である。
１ クロスコネクト器 ２−１〜２−Ｎ パストレース終端器 ３−１〜３−Ｎ パスデータ終端器 ４−１〜４−Ｎ ＡＩＳ挿入器 ５ 比較処理器 ＩＮ１〜ＩＮＮ 受信パスデータ ＯＵＴ１〜ＯＵＴＮ 受信データ
Claims (4)
- 【請求項１】 複数の方路から入力された受信パスデー
タをクロスコネクトマップ設定情報に従ってクロスコネ
クト処理を行うクロスコネクト処理手段と、前記受信パ
スデータの各々から夫々パストレース信号を抽出するパ
ストレース終端手段と、これ等パストレース信号の各々
と全方路のパストレース信号期待値とを比較し、少なく
とも一対の受信パスデータのパストレース信号同士が入
れ替っていることが検出されたとき前記クロスコネクト
手段のクロスコネクトマップの補正指示をなす比較処理
手段とを含むことを特徴とするパストレース終端装置。 - 【請求項２】 前記比較処理手段は、前記パストレース
信号同士が入れ替わった一対の受信パスデータの方路を
互いに入れ替えるように前記クロスコネクトマップの補
正指示をなすよう構成されていることを特徴とする請求
項１記載のパストレース終端装置。 - 【請求項３】 前記受信パスデータに夫々対応して設け
られ対応受信パスデータの警報処理を行う警報処理手段
を更に含み、前記比較処理手段は前記パストレース信号
の各々と全方路のパストレース信号期待値とを比較し、
ある方路のパストレース信号が他方路の期待値と一致し
かつその他方路のパストレース信号が前記ある方路のパ
ストレース信号と一致していないことが検出されたと
き、前記ある方路の受信パスデータに対応する警報処理
手段の警報処理を指示するよう構成されていることを特
徴とする請求項１または２記載のパストレース終端装
置。 - 【請求項４】 前記比較手段は前記パストレース信号の
各々と全方路のパストレース信号期待値とを比較し、あ
る方路のパストレース信号が自方路及び他方路の各期待
値と不一致であることが検出されたとき、前記ある方路
の受信パスデータに対応する警報処理手段の警報処理を
指示するよう構成されていることを特徴とする請求項３
記載のパストレース終端装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228447A JP2830790B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | パストレース終端装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228447A JP2830790B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | パストレース終端装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0974395A JPH0974395A (ja) | 1997-03-18 |
| JP2830790B2 true JP2830790B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=16876642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7228447A Expired - Lifetime JP2830790B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | パストレース終端装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2830790B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3782229B2 (ja) * | 1998-03-13 | 2006-06-07 | 富士通株式会社 | パス情報構築方法 |
| WO2004066529A1 (ja) | 2003-01-20 | 2004-08-05 | Fujitsu Limited | パストレース機能を有する光伝送装置 |
| WO2004093359A1 (ja) * | 2003-04-16 | 2004-10-28 | Fujitsu Limited | ネットワーク管理方法及びネットワーク管理装置 |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP7228447A patent/JP2830790B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0974395A (ja) | 1997-03-18 |
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