WO2004093359A1

WO2004093359A1 - ネットワーク管理方法及びネットワーク管理装置

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Publication number: WO2004093359A1
Application number: PCT/JP2003/004829
Authority: WO
Inventors: Yuichi Nagahama
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2003-04-16
Filing date: 2003-04-16
Publication date: 2004-10-28

Abstract

　伝送装置とリンクで構成されたネットワークを管理するネットワーク管理方法及び装置に関し、ネットワーク管理方法を実施するネットワーク管理装置が管理しているパスが他のネットワーク管理装置又は端末等から切断されたとき、このパス切断を瞬時に検出するため、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値とを異なるように設定し、パス終点伝送装置からパス誤接続通知アラームを受信したとき、パスが正常な接続状態にあると判定し、該パス誤接続通知アラームの復旧レポートを受信したとき、パスが切断されたと判断するようにするか、又は所定のクロスコネクトの切断及び切断復旧に対応したデータベース状態変更通知に基づき、該クロスコネクトの切断の有無を該クロスコネクト断アラームテーブルに設定する。

Description

明細書ネットワーク管理方法及びネットワーク管理装置技術分野

本発明はネットワーク管理方法及び装置に関し、特に、伝送装置とリンクで構成されたネットワークを管理するネットワーク管理方法及び装置に関するものである。

近年、通信技術の急速な発展に伴い、データ通信は、ますます、高速化及び信賴性が要求されている。これに伴い、ネットワーク管理装置における瞬時の障害検出が、ますます重要になって来ている。背景技術

図 11 は、一般的なリング状のネットワーク管理システムを示している。このシステムでは、伝送装置 (Network Element) 20_1〜20一 4力順次リンク 30— 1〜30— 4 でリング状に接続されている。

そして、伝送装置 20— 1には、ネットワーク管理装置 (NE- OPS) lOOzJL及びクラフト端末 40が接続され、伝送装置 20—2には、ネットワーク管理装置 ΙΟΟζ— 2が接続されている。

ネットワーク管理装置 100_Z_1は、伝送装置 20— 1を管理しているが、この伝送装置 20— 1には、他のネットワーク管理装置 100z_2又はクラフト端末 40によつて自装置のクロスコネクト（Cross Connect :以後、 XCと略称することがある。）、すなわち、パス信号レベルで伝送路を接続/切断する部分、が切断された場合にアラームをネットワーク管理装置 ΙΟΟζ— 1 に送出する機能（アラーム機能）はない (ステップ S51， S52参照）。

この場合、ネットワーク管理装置 100z„lは、伝送装置 20—1がデータベース変更通知 (DB Change Report)機能を持つ場合は、その通知を見てクロスコネクトが切断されたか否かの判断を行っていた。

データベース変更通知機能は、実行されたコマンドとそれによる状態変更、すなわち、装置/設定 (Equipment/Facility)の状態変更、及び XCの接続/切断等、をネットワーク管理装置 ΙΟΟζ一 1に通知する機能であり、アラーム通知ではない。なお、ここで、発生/復旧の有る状態通知をアラームと称し、それ以外の状態通知をィベントと称する。

また、ネットワーク管理装置 100z_lは、伝送装置 20—1がデータベース変更通知機能を持たない場合、他のネットワーク管理装置 ΙΟΟζ— 2から削除された XCを瞬時に検出することは不可能であり、 XC状態読出しの操作を行つて現状との比較を行う必要があった。

なお、アラーム機能及びデータベース変更通知機能は、リングシステムでないネットワーク管理システムにおいても同様である。

図 12は、始点伝送装置 20_2と終点伝送装置 20_1に張られたパス（又は、ク口スコネクト）の誤接続を監視するパス誤接続通知アラーム（Trace Mismatch Alarm)の動作例を示しており、この動作例では特に SDHにおける VC4における動作を示している。この動作例を以下に説明する。

パス誤接続通知アラームは、送信側において、信号のオーバーへッドに送信トレース値を揷入し > 受信側において、受信期待トレース値を持たせ、実際の受信トレース値と受信期待トレース値が不一致になったときにアラームを発生する機能である。

例えば、 SDHシステムにおいては、 J1パイトを使った場合のパス誤接続通知ァラーム機能、 WDMシステムにおいては、 J0パイトを使った場合も同様の機能である。

まず、始点伝送装置 20一 2及び終点伝送装置 20_1には、それぞれ、同じ値の送信トレース値 = "01" 及ぴ受信期待トレース値 = "01" が設定されている。ステップ S61：始点伝送装置 20—2において、 J1バイト揷入部 21は、例えば、信号 VC4の J1パイトに送信トレース値 = "01" を揷入する。この送信トレース値 = "01" は、パス信号送信部 22、クロスコネクト 23、及び光信号送信部 24を経由して、終点伝送装置 20—1に送出される。

ステップ S62：終点伝送装置 20一 1において、光信号受信部 25は、受信した信号 VC4を、クロスコネクト 26及びパス信号受信部 27を介して J1パイト受信部 28 に送る。 Jlバイト受信部 28は、 J1に挿入された送信トレース値 = "01" を受信し、この値を受信トレース値 = "01" として、 J1バイト判断部 29に与える。

S63： J1バイト判断部 29は、受信トレース値 = "01" と受信期待トレース値 = "01" とを比較して両者が一致した結果、パス誤接続無しと判断する。また、 J1バイト判断部 29は、パスが誤接続されているため、例えば、受信トレース値 = "35" を受信した場合、受信期待トレース値 = "01" と異なるので、パス誤接続通知ァラ一ムをネットワーク管理装置 ΙΟΟζ一 1に出力する。

ただし、このパス誤接続通知アラームは、例えば、ネットワーク管理装置 ΙΟΟζ— 2 が終点伝送装置 20一 1の上記のパスをクロスコネクト 26で切断した場合、発生しない。

また、ネットワーク監視システム（ネットワーク管理装置）で使用するネットワーク監視システム方法には、被監視物（例えば、クロスコネクト）に障害が発生したとき、障害影響リストと保守作業情報を用、て障害が発生した被監視物に対応する自己状態カウント値と、該発生した障害の影響を受ける被監視物に対応する影響状態カウント値を用いて、自装置で発生した障害か、他装置で発生した障害に起因する影響障害かの切り分けを行い、実際の障害状態を確実に管理者に通知するように図ったものもある（例えば、特許文献 1参照）。

しかしながら、このシステムは、障害が検出された場合に有効であるが、パス誤接続アラームが発生しないような、障害が検出されない場合には有効でなレ、。

(特許文献 1 )

特開平 5-207015号

すなわち、図 11及び上記のネットワーク管理装置は、複数のネットワーク管理装置から管理されている伝送装置がある時に、連絡無しでクロスコネクト切断の操作を行っている場合に、誤って運用中のものが切断されたことを瞬時に監視することができない。

また、ネットワーク管理装置は、管理している伝送装置において、クラフト端末を用いた操作中に誤ってクロスコネクト切断が行われた場合、この切断を瞬時に監視することができない。

したがって、本発明は、伝送装置とリンクで構成されたネットワークを管理するネットワーク管理方法及び装置において、自装置が管理しているパスが他のネットワーク管理装置又は端末から切断されたとき、そのパス切断を瞬時に検出することを課題とする。発明の開示

上記の課題を解決するため、本発明のネットワーク管理方法は、パス誤接続通知アラーム機能を備えた伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定する第 1のステップと、該パス終点伝送装置からパス誤接続通知アラームを受信したとき、パスが正常な接続状態にあると判定し、該パス誤接続通知アラームの復旧レポ一ト—を受信したとき、該パスが切断されたと判定する第 2のステップとを備えたことを特徴とする。 ·

すなわち、例えばネットワーク管理装置の管理下にある伝送装置は、パス誤接続通知アラーム（Trace Mismatch Alarm)機能を備えている。第 1のステップにおいて、パス始点伝送装置に送信トレース値を設定し、パス終点伝送装置に送信ト' レース値と異なる値の受信期待トレース値を設定する。

このように送信トレース値と受信期待トレース値とを意図的に異なる値に設定したことにより、パス始点伝送装置とパス終点伝送装置との間のパスが正常に接続されている場合、パス終点伝送装置は、そのパス誤接続通知アラーム機能により、パス誤接続通知アラームを本ネットワーク管理方法を実行するネットヮーク管理装置に送信する。

第 2のステップにおいて、アラームを受信したとき、パスが切断されていない正常接続状態であると判定する。

パス始点伝送装置とパス終点伝送装置との間のパスが何らかの原因で切断された場合、例えば、他のネットワーク管理装置によつてパス終点伝送装置のク口スコネクトが切断された場合、パス終点伝送装雷はそのパス誤接続通知アラーム機能により、パス誤接続通知アラームをネットワーク管理装置に送信せず、パス誤接続通知アラームの復旧を示すレポートをネットワーク管理装置に送信する。第 2のステップにおいては、復旧レポートを受信したとき、パスが切断されたと判断する。これにより、パスが切断されたことを瞬時に認識することが可能になる。

また、上記の本発明において、該第 2のステップにおいて、さらに、該パスが正常な接続状態にあると判定したとき、パス正常接続信号を発生し、該パスが切断されたと判断したとき、パス切断アラームを発生することができる。

また、上記の本発明において、該パス正常接続信号及び該パス切断ァラームを、それぞれ、クロスコネクト正常接続信号及びクロスコネクト断アラームとすることができる。すなわち、パスの正常接続及ぴ切断を、それぞれ、クロスコネクトの正常接続及び断と見倣すことができる。

さらに、上記の本発明において、該第 1のステップの前に、該クロスコネクト断アラームを登録する第 3のステップと、該第 2のステップの後に、該クロスコネクト断アラームを受信したとき、このアラームに対応する登録されたクロスコネクトを断有りと判定し、該クロスコネクト正常接続信号を受信したとき、この信号に対応するクロスコネクトを断無しと判定する第 4のステップを有することができる。

すなわち、第 3のステップにおいて、クロスコネクト断アラームを登録する。第 4のステップにおいて、クロスコネクト断アラームを受信したとき、このァラームが既に登録されている否かを判定し、登録されている場合、クロスコネクトの断有りと判定し、クロスコネクト正常接続信号を受信したとき、クロスコネクトの断無しと判定する。

これにより、登録したクロスコネクトの断の有無を管理することが可能になる。また、上記の課題を解決するため、本発明のネットワーク管理方法は、所定のクロスコネクトの切断及び切断復旧に対応したデータベース状態変更通知に関する情報を登録する第 1のステップと、該登録された情報と伝送装置からのデータベース状態変更通知に示された情報とに基づき、該所定のクロスコネクトの切断の有無を判定する第 2のステップとを備えたことを特徴とする。

本発明では、ネットワーク管理装置におけるパス接続状態の管理に、各伝送装置において、データベースが変更されたときに通知される状態変更通知を利用する。すなわち、例えば、一般的にクロスコネクト切断（切断努生）とクロスコネクト接続 (又は切断復旧) のコマンドに対してデータベースが変更されるが、このとき通知されるデータベース状態変更通知 (イベント) の内の所定の通知の情報を、第 1のステップにおいて、該所定のクロスコネクトの切断及び切断復旧を半 lj 定する情報として登録する。

第 2のステップにおいては、上記の如く登録された情報に基づき、伝送装置から受信したデータベース状態変更通知に示された情報が所定のクロスコネクトの切断又は切断復旧を示しているとき、対応するクロスコネクトの切断の有無を判定する。 .

これにより、登録されたクロスコネクトの切断の有無を認識することが可能になる。 ' また、上記の本発明において、該第 1のステップの前に、該クロスコネクト断アラームテ一プルに、該所定のクロスコネクト切断及び切断復旧に対応したデータベース状態変更通知を登録する第 3のステップをさらに備えることができる。これにより、所定のクロスコネクトとそれに対応したデータベース状態変更通知を登録することが可能になる。

また、上記の本発明において、該第 3のステップの後に、該クロスコネクト断有無の判定結果を表示する第 4のステップをさらに備えることができる。

すなわち、該クロスコネクト断の有無を表示することが可能になる。

さらに、上記の本発明において、該第 1のステップの前に、'パス誤接続通知ァラーム機能を備えた該伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定する第 5のステツプをさらに備え、該第 2のステップにおいて、さらに該パス終点伝送装置からのパス誤接続通知アラームをパスの正常な接続状態を示す状態変更通知とし、該パス誤接続通知アラームの復旧レポ一トを該パスの切断を示す状態変更通知とすることが可能である。

すなわち、第 5のステップにおいて、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を意図的に異なるように設定する。

パス終点伝送装置は、パス始伝送装置とパス終点伝送装置との間のパスが正常に接続されている場合、そのパス誤接続通知アラーム機能により、パス誤接続通知アラームをネットワーク管理装置に送信し、パスが切断された場合、パス誤接続通知アラームの復旧レポ一トを送信する。

第 2のステップにおいて、パス誤接続通知アラームを、パスが切断されていなレ、正常接続状態を示す状態変更通知とし、復旧レポートを該パスの切断を示す状態変更通知とする。これによつても、従来から使用されているパス誤接続通知ァラーム機能を利用してパス（クロスコネクト）切断を瞬時に検出することが可能になる。

上記の本発明方法を実施するネットワーク管理装置は、パス誤接続通知アラーム機能を備えた伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定するパス設定部'と、該パス終点伝送装置からパス誤接続通知アラームを受信したとき、パスが正常な接続状態にあると判定し、該パス誤接続通知アラームの復旧レポ一トを受信したとき、該パスが切断されたと判定する受信レポ一ト判断部とを備えたことを特徴とする。

すなわち、本ネットワーク管理装置の管理下にある伝送装置は、パス誤接続通知アラーム機能を備えている。パス設定部は、パス始点伝送装置に送信トレース値を設定し、パス終点伝送装置に送信トレース値と異なる値の受信期待トレース値を設定する。 '

このように送信トレース値と受信期待トレース値とを意図的に異なる値に設定したことにより、パス始点伝送装置とパス終点伝送装置との間のパスが正常に接続されている場合、パス終点伝送装置は、そのパス誤接続通知アラーム機能により、パス誤接続通知アラームをネットワーク管理装置に送信する。このアラームを受信した受信レポ一ト判断部は、パスが切断されていない正常接続状態であると判断する。

パス始点伝送装置とパス終点伝送装置との間のパスが何らかの原因で切断された場合、パス終点伝送装置はそのパス誤接続通知アラーム機能により、パス誤接続通知アラームをネッ 1、ワーク管理装置に送信せず、パス誤接続通知アラームの復旧を示すレポートをネットワーク管理装置に送信する。この復旧レポートを受信したネットワーク管理装置の受信レポート判断部は、パスが切断されたと判断する。

これにより、ネットワーク管理装置は、パスが切断されたことを瞬時に認識することが可能になる。

また、上記の本発明において、該受信レボート判断部は、該パスが正常な接続状態にあると判定したとき、パス正常接続信号を発生し、該パスが切断されたと判断したとき、パス切断アラームを発生することができる。

また、上記の本発明において、該パス正常接続信号及び該パス切断アラームを、それぞれ、クロスコネクト正常接続信号及びク口スコネクト断アラームとすることができる。

また、上記の本発明において、該クロスコネクト断アラームを管理するクロスコネクト断アラームテーブルと、該クロスコネクト断アラームテーブルで管理されるクロスコネクトを登録する入力部とをさらに備え、該受信レポート判断部が、受信した該クロスコネクト断アラームに対応するクロスコネクトが該テーブルに登録されているとき、該クロスコネクトを断有りと判定し、該クロスコネクト正常接続信号に対応するクロスコネクトを断無しと判定することができる。

すなわち、ネットワーク管理装置は、クロスコネクト断アラームテーブル及び入力部をさらに備えている。クロスコネクト断アラームテーブルには、クロスコネクト断アラームを管理し、このテーブルで管理されるクロスコネクトは入力部から登録することが可能である。

受信レポート判断部は、クロスコネクト断アラームを受信したとき、このァラームに対応するクロスコネクトがクロスコネクト断アラームテーブルに登録されている否かを判定し、登録されている場合、該テーブルに該クロスコネクトを断有りと判定し、該クロスコネクト正常接続信号に対応するクロスコネクトを断無しと判定する。

これにより、クロスコネクト断アラームテーブルで、クロスコネクト断の有無を管理することが可能になる。

さらに、上記の本発明において、該クロスコネクト断アラームテーブルに登録されていない通常のクロスコネクトを管理する通常アラームテーブルをさらに有し、該受信レポ一ト判断部は、該通常のクロスコネクトをパス誤接続通知ァラ —ム及び該復旧レポ一トに基づき、該通常のクロスコネクトの接続状態を該通常アラームテーブルに登録することができる。

これにより、通常のパス誤接続通知アラーム及びその復旧レポートに基づく通常のクロスコネクト (パス）の管理と共に、クロスコネクト正常接続信号及びクロスコネクト断アラームに基づくクロスコネクト断アラームテーブルに登録されたクロスコネクトの管理が可能になる。

また、本発明のネットワーク管理装置は、所定のクロスコネクトの切断及び切断復旧に対応したデータベース状態変更通知に関する情報が登録され、該所定のクロスコネク卜の切断の有無を管理するクロスコネクト断アラームテーブルと、該登録された情報と伝送装置からのデータベース状態変更通知に示された情報とに基づき、該所定のクロスコネクトの切断の有無を判定する受信レポート判断部とを備えたことを特徴とする。。

本発明では、ネットワーク管理装置におけるパス接続状態の管理に、各伝送装置において、データベースが変更されたときに通知される状態変更通知を利用する。

すなわち、例えば、クロスコネクト切断（切断発生）とクロスコネクト接続（又は切断復旧）のコマンドに対してデータベースが変更されるが、このとき通知されるデータベース状態変更通知（イベント）の内の所定の通知の情報を、この所定のクロスコネクトの切断及び切断復旧を判定する情報として、クロスコネクト断アラームテーブルに登録する。

受信レポ一ト判断部は、伝送装置から受信したデータベース状態変更通知に示された情報が、クロスコネクト断アラームテーブルに登録されている場合、対応するクロスコネクトの切断の有無を判定し、例えば、クロスコネクト断アラームテーブルの当該クロスコネクトの切断の有/無を設定する。

これにより、ネットワーク管理装置は、クロスコネクト断アラームテーブルに登録されたクロスコネクトの切断の有無を認識することが可能になる。

また、上記の本発明において、該クロスコネクト断アラームテーブルに、該所定のクロスコネクト切断及び切断復旧にそれぞれ対応したデータベース状態変更通知に関する該情報を登録する入力部をさらに備えることができる。

これにより、所定のクロスコネクトとそれに対-応したデータベース状態変更通知を登録することが可能になる。

また、上記の本発明において、該クロスコネクト断アラームテーブルに基づきクロスコネクト断アラームを表示する表示部をさらに備えることができる。これにより、クロスコネクト断アラームテーブルに基づき、表示部にクロスコネクト切断の有無を表示することが可能になる。

さらに、上記の本発明において、パス誤接続通知アラーム機能を備えた該伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定するパス設定部を備え、該受信レポ一ト判断部、該パス終点伝送装置からのパス誤接続通知アラームをパスの正常な接続状態を示す状態変更通知とし、該パス誤接続通知アラームの復旧レポートを該パスの切断を示す状態変更通知とすることができる。

すなわち、パス設定部は、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を意図的に異なるように設定する。

パス終点伝送装置は、パス始点伝送装置とパス終点伝送装置との間のパスが正常に接続されている場合、そのパス誤接続通知アラーム機能により、パス誤接続通知アラームをネットワーク管理装置に送信し、パスが切断された場合、パス誤接続通知アラームの復旧レポートを送信する。

受信レポ一ト判断部は、パス誤接続通知アラームをパスが切断されていない正常接続状態を示す状態変更通知とし、復旧レポートを該パスの切断を示す状態変更通知とする。

これによつても、パス（クロスコネクト）切断を瞬時に検出することが可能になる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（1)及び (2)の構成例を示したプロック図である。

図 2は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（1)におけるパス設定画面例を示した図である。

図 3は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（1)におけるクロスコネクト断アラームテーブル例を示した図である。

図 4は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（1)における伝送装置の動作例を示したブロック図である。

図 5は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（1)における動作手順例（1)を示したフローチャート図である。

図 6は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（1)における動作手順例（2)を示したフローチャート図である。

図 7は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（2)における XC 断アラーム登録画面例を示した図である。

図 8は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例（2)におけるクロスコネクト断アラームテーブル例を示した図である。

図 9は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例 (2)における動作手順例を示したフローチャート図である。

図 1 0は、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置の実施例 (2)におけるクロスコネクト断アラーム表示例を示した図である。

図 1 1は、一般的なリングシステムにおけるネットワーク管理方法及び装置のクロスコネクト管理例を示したプロック図である。

図 1 2は、従来の伝送装置におけるパス誤接続通知アラームの動作を示した図である。

符号の説明

100a, 100b, 100ζ_1, 100ζ_2 ネットワーク管理装置

10 入力部 lla， lib 制御部、パス設定部

12 コマンド送信部 13 インタフェース

14a, 14b 受信レポート判断部

15a, 15b クロスコネクト断アラームテーブル

15a一 1 番号 15a_2 伝送装置名

15a_3 信号レベル 15a— 4 識別子 15a— ⁵ XC断の有無 15b一 1 番号

15b一 2 伝送装置名 15b一 3 通知種別

15b_4 識別子 15b一 5 発生相当パラメータ

15b_6 復旧相当パラメータ 15b— 7 XC断の有無

16 通常アラームテーブル 17 クロスコネクト接続テープノレ

18a, 18b アラーム表示制御部 19a, 19b 表示部

19a— 1 始点伝送装置名 19a— 2 識別子

19a_3 終点伝送装置名 19a— 4 識別子

19a_5 信号レベル 19a_6 XC断アラームの有効

19a一 7 XC断アラームの無効 19a_8 設定

19a_9 キャンセノレ 19b_l 発生通知種別

19b_2 発生識別子 19b_3 発生相当パラメータ

19b— 4 復旧通知種別 19b一 5 復旧識別子

19b_6 復旧相当パラメータ 19b_7 設定

19b_8 キャンセノレ 19b— 11 伝送装置名

19b一 12 信号種類 19b_13 伝送装置の識別子

19b_14 アラーム名 19b_15 緊急度

20_1〜20_4 伝送装置 21 J1バイト揷入部

22 パス信号送信部 23 クロスコネクト (XC)

24 光信号送信部 25 光信号受信部

26 クロスコネクト (XC) 27 パス信号受信部

28 J1バイト受信部 29 J1バイト判断部

30_1〜30_4 リンク 40 クラフト端末

70a— 1， 70a— 2 クロスコネクト設定コマンド

71a_l, 71a— 2 トレース値設定コマンド

72 パス誤接続通知アラーム 73 パス誤接続復旧レボート

80 通常の状態変更通知 81 アラーム発生相当の状態変更通知

82 アラーム復旧相当の状態変更通知

図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。発明を実施するための最良の形態

実施例（1) ：パス誤接続通知アラームを用いた場合

図 1は、フ発明に係るネットワーク管理装置 100aの実施例（1)を示している。このネットワーク管理装置 100aは、入力部 10、制御部（パス設定部） 11、コマンド送信部 12、インタフェース 13、受信レポ一ト判断部 14a、クロスコネクト断アラームテーブル 15a (以下、 XC断アラームテーブルと称することがある。）、通常アラームテーブル 16、クロスコネクト接続テーブル 17、アラーム表示制御部 18a、及び表示部 19aで構成されている。

図 2は、ネットワーク管理装置 100aの操作者が、入力部 10から、例えば、図 12において、伝送装置 20_2 (装置名を "KAWASAKI-01" とする。）と伝送装置 20_1 (装置名を "YOKOHAMA - 02" とする。）との間にパスを設定するときの表示部 19 の画面イメージ例を示している。

この画面では、始点伝送装置名 19a— 1 = "KAWASAKI- 01"、その識別子 19a_2 = "5-1-1"、終点伝送装置名 19a_3= "YOKOHAMA- 02"、その識別子 19a— 4= "6-1-1"、及び信号レベル 19a_5= "VC4" が入力され、 XC断アラームの有効 19a_6及び XC 断アラームの無効 19a— 7の内の "XC断アラームの有効"力 S で選択されている。

これらの入力データは、 "設定" がクリックされると、パス設定部 11a (図 1参照）に与えられる。パス設定部 11aは、 XC断アラームが "有効" であるので、クロスコネクト設定コマンド 70a_l，.70a— 2とトレース値設定コマンド 71a— 1， 71a_2 を作成し、コマンド送信部 12に与える。

コマンド送信部 12は、インタフェース 13を介してクロスコネクト設定コマンド 70a一 1及びトレース値設定コマンド 71a_lを始点伝送装置 20_1に送信し、クロスコネクト設定コマンド 70a— 2及びトレース値設定コマンド 71a— 2を終点伝送装置 20— 2に送信する。

クロスコネクト設定コマンド 70a一 1, 70a— 2とトレ一ス値設定コマンド 71a— 1， 71a_2の構成例を以下に示す。

•始点伝送装置 20„2に対するクロスコネクト設定コマンド 70a— 1： ETR-XC-VC4： KAWASAKI-01： 5-1-1, 1-1 - 1 : C00001： : : 2 Y ;

ここで、「ETR」は "接続設定"、「XC - VC4J は： "VC4 レベルの信号のクロスコネタト"、「 AWASAKI- 01」は伝送装置名、「5-1- 1, 1 - 1 - 1」は "識別子 5 - 1-1 と識別子 1-1-1との間の接続"、 rcOOOOlJは "コマンドのシリアル番号"、「2WAY」は "双方向の接続" を意味する。

•始点伝送装置 20一 2におけるトレース値設定コマンド 71a— 1：

EDT-VC4： AWASAKI-01： 5 - 1-1 : 000002：：： SNDTRC=01, EXPTRO01；

ここで、「EDT」は"変更設定"、「KAWASAKI - 01Jは伝送装置名、「5-1-1」は" 5- 1-1 に対する設定"、「SNDTRC=01」は"送信トレース値の設定を 01とする"、「EXPTRC=01」は "受信期待トレース値を 01とする" を意味する。

•終点伝送装置 20„1に対するクロスコネクト設定コマンド 70a— 2：

ETR-XC-VC4： YOKOHAMA- 02： 1-1-1, 6-1-1： C00003：：： 2WAY；

•終点伝送装置 20_1におけるトレース値設定コマンド 71a_2：

EDT-VC4： YOKOHAMA - 02： 6-1-1： C00004：：： SNDTR035, EXPTR035；

これにより、始点伝送装置 20_2 と終点伝送装置 20_1 との間に信号レベル二 "VC4" のパスが設定される。始点伝送装置 20_2の送信トレース値及び受信期待トレース値は共に "01" が設定され、終点伝送装置 20„1 の送信トレースィ直及び受信期待トレース値は共に "35" が設定される。

さらに、パス設定部 11aは、 XC断アラームテーブル 15にパスを登録する。図 3は、 XC断アラームテーブル 15aの構成例を示しており、このテーブル 15a は番号 15a— 1、伝送装置名 15a_2、信号レベル 15a— 3、識別子 15a_4、及び XC断の有無 15a— 5で構成されている。

また、この XC断アラームテーブル 15aには、図 2で指定されたパスが登録されており、番号 15a— 1 = "1" の伝送装置名 15a_2、信号レベル 15a— 3、及ぴ識別子 15a— 4には、それぞれ、 "膽 ASA - 01"、 "VC4"、及び "5-1-1" が登録され、番号 15a一 1 = "2" には、それぞれ、 "YOKOHAMA- 02"、 "VC4，'、及ぴ "6-1-1" が登録されている。

図 4は、上記のクロスコネクト設定コマンド 70a一 1, 70a一 2でパスが設定された伝送装置 20_1， 20_2が示されており、同図では、特に、伝送装置 20_2を始点とし伝送装置 20—1を終点とする片方向のパスにおける動作例が示されている。また、トレース値設定コマンド 71a_lで始点伝送装置 20—2には、送信トレース値 = "01" が設定され、トレース値設定コマンド 71a— 2 で終点伝送装置 20—1 には、受信期待トレース値- "35" が設定されている。

始点伝送装置 20_2と終点伝送装置 20— 1との間におけるパス誤接続通知アラーム動作を以下に説明する。

S11：始点伝送装置 20一 2において、 J1バイト揷入部 21は、 J1バイトに送信トレース値- "01" を挿入する。この送信トレース値- "01" は、パス信号送信部 22、クロスコネクト 23、及び光信号送信部 24を介して終点伝送装置 20—1 に送信される。

ステップ S12：終点伝送装置 20„1において、送信トレース'値 = "01" は、光信号受信部 25、クロスコネクト 26、及びパス信号受信部 27を経由して、 J1バイト受信部 28で受信トレース値 = "01" として受信される。 J1バイト受信部 28は、受信トレース値を J1バイト判断部 29に与える。

S13： J1バイト判断部 29は、受信トレース値 = "01" と受信期待トレ一ス値ニ "35" とを比較し、両者が異なっているのでパス誤接続通知アラーム 72 をネットワーク管理装置 100aに送信する。

ここで、例えば、他のネットワーク管理装置 ΙΟΟζ— 2 (図 11参照）力終点伝送装置 20„1のクロスコネクト 26を切り替えてパスを切断した場合、 J1バイト判断部 29は、送信トレース値を受信しなくなるので、パス誤接続復旧レポ一ト 73 = "DLT- XC-VC4： YOKOHAMA- 02 : 6- 1-1 : C00005 ; " をネットワーク管理装置 100aに送出する。

図 5は、ネットワーク管理装置 100a力終点伝送装置 20_1からパス誤接続通知アラーム 72 を受信したときの動作手順例を示している。この動作手順例を以下に説明する。

ステップ S21：ネットワーク管理装置 100aにおいて、受信レポ一ト判断部 14a (図 1参照) は、インタフェース伝送装置 20一 1からパス誤接続通知アラーム 72 を受信する。

S22：受信レポ一ト判断部 14aは、受信したパス誤接続通知アラーム 72が XC断アラームテーブル 15aに登録されているか否かを判定する。

7° S23：登録されている時、受信レポ一ト判断部 14aは、 XC断アラームテーブル 15aの番号 15a一 1 = "2" の XC断の有無 15a— 5= "無" にする。

アラーム表示制御部 18は、 XC断アラームテーブル 15aの番号 15a_l = "2" の

XC断の有無 15a_5= "無" であるので、表示部 19に当該パス (クロスコネクト）断アラームを表示しない。

ステップ S24：登録されていないとき、受信レポ一ト判断部 14aは、通常アラームテーブル 16 にパス誤接続通知アラームの発生を登録する。アラーム表示制御部 18は、通常アラームテーブル 16を参照して当該パスのパス誤接続通知アラームを表示部 19に表示する。

図 6は、ネットワーク管理装置 100a力終点伝送装置 20_1からパス誤接続復旧レポート 73 を受信したときの動作手順例を示している。この動作手順例を以下に説明する。

S31：ネットワーク管理装置 100aにおいて、受信レポ一ト判断部 14a は、終点伝送装置 20—1からパス誤接続復旧レポ一ト 73を受信する。

ステップ S32：受信レポ一ト判断部 14aは、パス誤接続復旧レポ一ト 73に対応するパス誤接続通知アラームが、 XC断アラームテーブル 15aに登録されているか判断する。

7° S33：登録されているとき、これは送信側の送信トレース値と受信側の受信期待トレース値とを意図的に異ならせる設定がなされていることを示しているので、この状態で復旧レポートを受信することはパス（クロスコネクト）が切断状態であることを示している。そこで、受信レポート判断部 14aは、対応する番号 15a— 1 = "2" の XC断の有無 15a_5= "無" を "有" に変更する。

アラーム表示制御部 18は、 XC断アラームテーブル 15aの番号 15a_l = "2" の XC断の有無 15a— 5= "有" であるので、表示部 19に当該パス切断のアラームを表示する。

ステップ S34：登録されていないとき、これは、ステップ S33の場合と逆に、通常の設定、すなわち送信側の送信トレース値と受信側の受信期待トレース値とを同じ値に設定がなされていることを示し、復旧レポートは従来からのパス（ク口スコネクト）切断の復旧を示している。そこで、受信レポート判断部 14aは、通常アラームテーブル 16の当該クロスコネクト切断の復旧を登録する。アラーム表示制御部 18は、通常アラームテーブル 16を参照して当該パスのパス，呉接続通知アラームをクリァして表示部 19に表示しない。

実施例 (2) ：状態変更通知を用いた場合

本発明のネットワーク管理装置 100bの実施例（2)を説明する。この実施例（2) におけるネットワーク管理装置 100b の構成は、基本的には図 1に示した実施例 (1)におけるネットワーク管理装置 100aと同様である。

図 1には、ネットワーク管理装置 100bの構成例も含まれており、このネットワーク管理装置 100bの構成が、ネットワーク管理装置 100aの構成と異なる点は、制御部 llb、受信レポ一ト判断部 14b、及びアラーム表示制御部 18bの動作、並びに XC断アラームテーブル 15bの構成が、それぞれ、制御部 lla、受信レポ一ト判断部 14a,及び XC断アラームテーブル 15a,並びに XC断アラームテーブル 15a と異なることである。

本実施例（2)では、制御部 libは、ネットワーク管理者が入力部 10から指定した 2つの状態変更通知を、 XC断アラームテーブル 15bに登録できる。そして、一方の状態変更通知を「アラーム発生相当」に、他方の状態変更通知を「アラーム復旧相当」に割り当てることができる。

図 7には、ネットワーク管理装置 100aの管理者が、入力部 10力ら、例えば、図 11において、伝送装置 20一 2 (装置名を "KAWASAKI- 01") と伝送装置 20一 1 (装置名を "YOKOHAMA- 02") との間にパスが設定されているとき、パスの切断を判定するためのデータを入力する際の表示部 19の画面イメージ例を示している。この画面は、発生通知種別 19b— 1、発生伝送装置の識別子 19b_2、発生相当のパラメータ 19b_3、復旧通知種別 19b— 4、復旧伝送装置の識別子 19b_5、復旧相当のパラメータ 19b_6、設定 19b— 7、及びキャンセル 19b— 8が表示されている。また、この画面では、発生通知種別 19b_l = "データベース変更通知 (DB Change Report) ", 発生伝送装置の識別子 19b— 2= "5-1-1"、発生相当パラメータ 19b_3 = "DLT- XC；"、復旧通知種別 19b— 4= "データベース変更通知"、復旧伝送装置の識別子 19b一 5= "6-1-1"、復旧相当パラメータ 19b— 6= "ETR-XC" が示されている。

図 8は、 XC断アラームテーブル 15bの構成例を示しており、このテーブル 15b は、番号 15b_l、伝送装置名 15b_2、通知種別 15b一 3、伝送装置の識別子 15b一 4、発生相当パラメータ 15b— 5、復旧相当パラメータ 15b一 6、及び XC断の有無 15b— 7 で構成されている。

また、同図の XC断アラームテーブル 15bには、図 7の表示部 19の画面で設定されたデータが登録されており、番号 15b_l = T の通知種別 15b— 3= "データベース変更通知"、伝送装置の識別子 15b— 4= "5- 1_Γ、発生相当パラメータ 15b— 5 二 "DLT-XC"、復旧相当パラメータ 15b— 6= "ETR - XC"、及ぴ伝送装置名 15b_2に識別子 15b_4= "5-1-1" に対応する伝送装置 = "KAWASAKI- 01" が登録されている。

さらに、テーブル bには、番号 15b— 1 = "2" の通知種別 15b— 3= "データべース変更通知"、伝送装置の識別子 15b— 4= "6-1-1"、発生相当パラメータ 15b— 5 = "DLT- XC"、復旧相当パラメータ 15b— 6= "ETR_XC"、及ぴ伝送装置名 15b— 2に識別子 15b— 4= "6-1-1" に対応する伝送装置 = "YOKOHAMA- 02" が登録されている。

図 9は、ネットワーク管理装置 100bが、伝送装置 20—1から状態変更通知 80 〜82のいずれかを受信したときの動作例を示している。この動作例を、図 1を参照して以下に説明する。

ステップ S41, S42：ネットワーク管理装置 100bにおいて、受信レポ一ト判断部 14bは、状態変更通知 80， 81, 又は 82を受信し、 XC断アラームテーブル 15bに受信した状態変更通知に対応するデータが登録されているか否かを判定する。

S43：登録されていないとき、受信レポ一ト判断部 14bは、状態変更通知を通常の状態変更通知 82として処理する。

⁷° S44：登録されているとき、受信レポ一ト判断部 14bは、状態変更通知が、発生相当の状態変更通知 80として登録されているか否かを判定する。

ステップ S45：登録されているとき、受信レポート判断部 14bは、 XC断アラームテーブル 15bの XC断の有無 15b— 7= "有" に更新する。

ステップ S46：アラーム表示制御部 18は、 XC断アラームテーブル 15bを参照して XC断アラームを表示部 19bに表示する。

図 10は、表示部 1%における XC断アラームの表示例を示している。この例では、 XC断アラームは、伝送装置名 1 _11、信号種類 1%_12、伝送装置の識別子 19b— 13、アラーム名 1 _14、及び緊急度 19b_15で構成されている。

同図の表示部 19bには、例えば、識別子 19b— 13= "5-1-1"の伝送装置名 19b— 11 = "KAWASAKI- 01" において、信号種類 19b_12= "VC4" のパスに関連するアラーム名 19b一 14= "XC断検出（XC Disconnection Detected) " が発生し、しかもこのアラームは緊急度 19b— 15= "最重要" であることが表示されている。

⁷° S47 :登録されていないとき、受信レポート判断部 14bは、状態変更通知が復旧相当の状態変更通知 81として登録されているか否か判定する。

ステップ S48：登録されていないとき、受信レポート判断部 14bは、通常の状態変更通知 82として処理する。

なお、同図には、通常のパス誤接続通知アラームとして、伝送装置名 = "KAWASAKI - 01"、信号 = "VC4，，、識別子 = "5-2-1" が、信号アラーム名 = "誤接続パス（Trace Mismatch-Path) " で表示されている。

S49：復旧相当の状態変更通知 81 として登録されているとき、受信レポート半 IJ断咅 14bは、 XC断アラームテーブル 15bの XC断の有無 15b_7= "無" に変更する。

ステップ S50：アラーム表示制御部 18は、 XC断アラームテーブル 15bの XC断の有無 15b_7== "無" を参照して、表示部 19bに表示された、対応する XC断ァラ一ムをクリアする。

なお、実施例（1)と同様に始点伝送装置の送信トレース値と終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定し、発生するパス誤接続通知アラーム及び復旧レポートをデータベース状態変更通知として、クロスコネクト断の有無を検出することも可能である。

すなわち、ステップ S43は、図 6のステップ S34に対応し、ステップ S45及び S49は、ステップ S33にそれぞれ対応して処理させることができる。

以上説明したように、本発明に係るネットワーク管理方法及び装置によれば、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定し、パス終点伝送装置からパス誤接続通知アラームを受信したとき、パスが正常な接続状態にあると判定し、該パス誤接続通知アラームの復旧レポートを受信したとき、パスが切断されたと判断するようにするか、又は所定のクロスコネクトの切断及ぴ切断復旧に対応したデータベース状態変更通知に基づき、該クロスコネクトの切断の有無をクロスコネクト断アラームテープノレに設定するようにしたので、自装置が管理しているパスが他のネットワーク管理装置又は端末から切断されたとき、このパス切断を瞬時に検出することが可能になる。

Claims

請求の範囲

1 . パス誤接続通知アラーム機能を備えた伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定する第 1のステップと、

該パス終点伝送装置からパス誤接続通知アラームを受信したとき、パスが正常な接続状態にあると判定し、該パス誤接続通知アラームの復旧レポートを受信したとき、該パスが切断されたと判定する第 2のステップと、

を備えたことを特徴とするネットワーク管理方法。

2 . 請求の範囲 1において、

該第 2のステップにおいて、さらに、該パスが正常な接続状態にあると判定したとき、パス正常接続信号を発生し、該パスが切断されたと判断したとき、パス切断アラームを発生することを特徴としたネットワーク管理方法。

3 . 請求の範囲 2において、

該パス正常接続信号及び該パス切断アラームが、それぞれ、クロスコネクト正常接続信号及びクロスコネクト断アラームであることを特徴としたネットヮ一ク管理方法。

4 . 請求の範囲 3において、

該第 1のステップの前に、該クロスコネクト断アラームを登録する第 3のステップと、該第 2のステップの後に、該クロスコネクト断ァラームを受信したとき、このアラームに対応する登録されたクロスコネクトを断有りと判定し、該クロスコネクト正常接続信号を受信したとき、この信号に対応するクロスコネクトを断無しと判定する第 4のステップを有することを特徴としたネットワーク管理方法。

5 . 所定のクロスコネクトの切断及び切断復旧に対応したデータベース状態変更通知に関する情報を登録する第 1のステップと、

該登録された情報と伝送装置からのデータベース状態変更通知に示された情報とに基づき、該所定のクロスコネクトの切断の有無を判定する第:

と、を備えたことを特徴とするネットワーク管理方法。

6 . 請求の範囲 5において、

該第 1のステップの前に、該クロスコネクト断アラームテーブルに、該所定のクロスコネクト切断及び切断復旧に対応したデータベース状態変更通知を登録する第 3のステップをさらに備えたことを特徴とするネットワーク管理方法。

7 . 請求の範囲 6において、

該第 3のステップの後に、該クロスコネクト断有無の判定結果を表示する第 4 のステップをさらに備えたことを特徴とするネットワーク管理方法。

8 . 請求の範囲 5において、

該第 1のステップの前に、パス誤接続通知アラーム機能を備えた該伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレ一ス値を異なるように設定する第 5のステップをさらに備え、

該第 2のステップにおいて、さらに該パス終点伝送装置からのパス誤接続通知アラームをパスの正常な接続状態を示す状態変更通知とし、該パス誤接続通知ァラームの復旧レポ一トを該パスの切断を示す状態変更通知とすることを特徴としたネットワーク管理方法。

9 . パス誤接続通知アラーム機能を備えた伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定するパス設定部と、

該パス終点伝送装置からパス誤接続通知アラームを受信したとき、パスが正常な接続状態にあると判定し、該パス誤接続通知アラームの復旧レポートを受信したとき、該パスが切断されたと判定する受信レポート判断部と、

を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。

1 0 . 請求の範囲 9において、

該受信レポ一ト判断部は、該パスが正常な接続状態にあると判定したとき、パス正常接続信号を発生し、該パスが切断されたと判断したとき、パス切断アラームを発生することを特徴としたネットワーク管理装置。

1 1 . 請求の範囲 1 0において、

該パス正常接続信号及ぴ該パス切断アラームが、それぞれ、クロスコネクト正常接続信号及びクロスコネクト断アラームであることを特徴としたネットヮ'

1 2 . 請求の範囲 1 1において、

該クロスコネクト断アラームを管理するクロスコネクト断アラームテーブル' と、 .

該クロスコネクト断ァラ一ムテ一プルで管理されるクロスコネクトを登録する入力部とをさらに備え、

該受信レポート判断部が、受信した該クロスコネクト断アラームに対応するクロスコネクトが該テーブルに登録されているとき、該クロスコネクトを断有りと判定し、該クロスコネクト正常接続信号に対応するクロスコネクトを断無しと判定することを特徴としたネットワーク管理装置。

1 3 . 請求の範囲 1 2において、

該クロスコネクト断アラームテーブルに登録されていない通常のクロスコネクトを管理する通常アラームテーブルをさらに有し、

該受信レポ一ト判断部は、該通常のクロスコネクトをパス誤接続通知アラーム及び該復旧レポートに基づき、該通常のクロスコネクトの接続状態を該通常ァラームテーブルに登録することを特徴としたネットワーク管理装置。

1 4 . 所定のクロスコネクトの切断及び切断復旧に対応したデータベース状態変更通知に関する情報が登録され、該所定のクロスコネクトの切断の有無を管理するクロスコネクト断アラームテーブルと、

該登録された情報と伝送装置からのデータベース状態変更通知に示された情報とに基づき、該所定のクロスコネクトの切断の有無を判定する受信レポート判断部と、

を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。

1 5 . 請求の範囲 1 4において、

該クロスコネクト断アラームテーブルに、該所定のクロスコネクト切断及び切断復旧にそれぞれ対応したデータベース状態変更通知に関する該情報を登録する入力部をさらに備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。

1 6 . 請求の範開 1 4において、該クロスコネクト断アラームテーブルに基づきクロスコネクト断アラームを表示する表示部をさらに備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。

1 7 . 請求の範囲 1 4において、

パス誤接続通知アラーム機能を備えた該伝送装置に対して、パス始点伝送装置の送信トレース値とパス終点伝送装置の受信期待トレース値を異なるように設定するパス設定部を備え、

該受信レポ一ト判断部が、該パス終点伝送装置からのパス誤接続通知アラームをパスの正常な接続状態を示す状態変更通知とし、該パス誤接続通知アラームの復旧レポートを該パスの切断を示す状態変更通知とすることを特徴としたネットワーク管理装置。