JP2008011150A - ネットワーク監視方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はネットワーク監視方法及びシステムに関し、異常時における回線又は中継装置の特定を速やかに行なうことができるネットワーク監視方法及びシステムを提供することを目的としている。
【解決手段】発装置1から受装置2まで複数の中継装置3を経由して情報の送受信を行なうネットワーク監視システムにおいて、伝送路及び中継装置3の異常を監視する監視システム20を設け、発装置1より前記情報に付与された発情報を受装置2にて折り返し、中継装置3では、発装置1より送信された発情報と、受装置2から折り返された発情報とを比較し、比較結果を前記監視システム20に通知することにより、早期に伝送路異常を検出し、異常箇所の特定を行なうように構成される。
【選択図】図1
【解決手段】発装置1から受装置2まで複数の中継装置3を経由して情報の送受信を行なうネットワーク監視システムにおいて、伝送路及び中継装置3の異常を監視する監視システム20を設け、発装置1より前記情報に付与された発情報を受装置2にて折り返し、中継装置3では、発装置1より送信された発情報と、受装置2から折り返された発情報とを比較し、比較結果を前記監視システム20に通知することにより、早期に伝送路異常を検出し、異常箇所の特定を行なうように構成される。
【選択図】図1
Description
本発明はネットワーク監視方法及びシステムに関し、更に詳しくは発装置から受装置まで複数装置を経由して映像/音声等の情報送受信を行なうネットワーク監視方法及びシステムに関する。
ネットワークにおいて、発装置から受装置まで複数の中継装置を経由して映像/音声等の情報を送受信するシステムでは、発装置から受装置への運用が開始される時に中継装置のパスを接続し、運用が終了する時に中継装置のパスを切断する。
発装置より送信される情報は、中継装置に設定されたパスに従い、受装置まで到達する。この発装置より送信される情報には発情報が付与されており、発装置より送信された発情報は、中継装置を素通りし、受装置にて監視されている。
図17は従来システムの構成概念図である。図において、1は発装置、2は受装置、3は発装置1と受装置2間側に設けられている中継装置である。4は発装置1と中継装置3間、又は中継装置3と中継装置3間、又は中継装置3と受装置2間を接続する回線である。10は監視システムであり、受装置2と接続されて受装置2からの発情報変化を受けると、発装置2にアクセスして発情報の読み出しを行なう。
受装置2では、受信した発情報に変化が生じると、監視システム10に対して発情報変化を通知する。監視システム10では、発情報変化を受信すると、受装置2に対する運用を確認し、以下の判断を行なう。
・予定通りの発情報 :正常
・予定と異なる発情報 :異常(発情報誤受信)
・発情報無し :異常(発情報未受信)
運用が存在するにも関わらず受装置2より発情報変化が通知されない場合には、監視システム10より受装置2に対する発情報の読み出しを実施し、以下の判断を行なう。
・予定通りの発情報 :正常
・予定と異なる発情報 :異常(発情報誤受信)
・発情報無し :異常(発情報未受信)
従来のこの種のシステムとしては、各スレーブ装置に下り通信回線及び上り通信回線を伝送される信号をそれぞれ次局に伝送するスルーモードと、下り通信回線と上り通信回線とを接続して下り通信回線の信号をスレーブ装置で上り通信回線に折り返す折り返しモードとを切り替える切替回路をそれぞれ設け、初期状態において、スレーブ装置の全てを切替回路により折り返しモードに設定するとともに、マスタ装置から下り通信回線経由で初期化コマンドをスレーブ装置に対して順次送信し、初期化されたスレーブ装置は切替回路によりスルーモードに切り替え、マスタ装置側のスレーブ装置から順次初期化する技術が知られている(例えば引用文献1参照)。
特開平11−136244号公報(段落0031〜0052、図1、図2)
・予定通りの発情報 :正常
・予定と異なる発情報 :異常(発情報誤受信)
・発情報無し :異常(発情報未受信)
運用が存在するにも関わらず受装置2より発情報変化が通知されない場合には、監視システム10より受装置2に対する発情報の読み出しを実施し、以下の判断を行なう。
・予定通りの発情報 :正常
・予定と異なる発情報 :異常(発情報誤受信)
・発情報無し :異常(発情報未受信)
従来のこの種のシステムとしては、各スレーブ装置に下り通信回線及び上り通信回線を伝送される信号をそれぞれ次局に伝送するスルーモードと、下り通信回線と上り通信回線とを接続して下り通信回線の信号をスレーブ装置で上り通信回線に折り返す折り返しモードとを切り替える切替回路をそれぞれ設け、初期状態において、スレーブ装置の全てを切替回路により折り返しモードに設定するとともに、マスタ装置から下り通信回線経由で初期化コマンドをスレーブ装置に対して順次送信し、初期化されたスレーブ装置は切替回路によりスルーモードに切り替え、マスタ装置側のスレーブ装置から順次初期化する技術が知られている(例えば引用文献1参照)。
監視システムにて異常(発情報誤受信、発情報未受信)と判断しても、どの装置にてパス誤接続等が発生したかの判断ができない。また、装置/回線故障により影響を受けた運用の特定が困難である。従来は保守者が異常要因の詳細を確認し、中継区間に対するモニタや試験を実施することにより、異常装置の特定を実施するため、原因特定に時間がかかってしまうという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、異常時における回線又は中継装置の特定を速やかに行なうことができるネットワーク監視方法及びシステムを提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、発装置から受装置まで複数の中継装置を経由して情報の送受信を行なうネットワーク監視システムにおいて、伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返し、中継装置では、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報とを比較し、比較結果を前記監視システムにより通知することにより、早期に伝送路異常を検出し、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、前記受装置にて、発装置より受信した情報に付与された発情報のみを取り出し、発装置に対して折り返し送信するようにしたことを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、前記監視システムは、該監視システムにて、中継装置に対して情報を送信するパスの他に、折り返し送信用のパスを自動設定/解除を行なうようにしたことを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、前記監視システムは、該監視システムにて、中継装置に対して情報を送信するパスの他に、折り返し送信用のパスを自動設定/解除を行なうようにしたことを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、前記発装置にて、受装置から折り返されてきた発情報を廃棄するようにしたことを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、発装置と受装置とが中継装置を介して接続されたシステムにおいて、伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返す折り返し手段と、前記中継装置で、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報を比較して異常を検知し、前記監視システムに通知する異常検知手段と、を設け、前記監視システムにより前記異常検知手段の出力をうけて、故障箇所の特定を行なうように構成したことを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、発装置と受装置とが中継装置を介して接続されたシステムにおいて、伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返す折り返し手段と、前記中継装置で、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報を比較して異常を検知し、前記監視システムに通知する異常検知手段と、を設け、前記監視システムにより前記異常検知手段の出力をうけて、故障箇所の特定を行なうように構成したことを特徴とする。
6.また、この発明において、前記中継装置にて、出力回線単位に発装置から送信された発情報と、受装置から折り返された発情報を管理するようにしたことを特徴とする。
7.また、この発明において、前記発情報の状態遷移にあたり、受装置までの伝送路の距離による折り返し発情報の受信遅延、発装置変更や中継装置のパス切り替えに伴う過渡的な別発情報の混在、折り返し受情報の混在を考慮して一定時間待ち合わせるようにしたことを特徴とする。
7.また、この発明において、前記発情報の状態遷移にあたり、受装置までの伝送路の距離による折り返し発情報の受信遅延、発装置変更や中継装置のパス切り替えに伴う過渡的な別発情報の混在、折り返し受情報の混在を考慮して一定時間待ち合わせるようにしたことを特徴とする。
8.また、この発明において、前記中継装置にて、発情報異常状態において、送信した発情報と折り返し発情報の比較により正常と判断した際に、前記監視システムに対して発情報復旧を通知し、発情報異常状態を復旧させるようにしたことを特徴とする。
9.また、この発明において、前記監視システムにて、運用単位かつ装置単位に折り返し発情報の状態を監視するようにしたことを特徴とする。
10.また、この発明において、前記監視システムにて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とする。
10.また、この発明において、前記監視システムにて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とする。
11.また、この発明において、前記監視システムにて、運用異常と判断した場合に、異常装置の識別符号を付与して保守者に通知するようにしたことを特徴とする。
12.また、この発明において、前記監視システムにて、運用異常通知後、中継装置より発情報復旧を受信した際に、異常復旧を保守者に通知するようにしたことを特徴とする。
12.また、この発明において、前記監視システムにて、運用異常通知後、中継装置より発情報復旧を受信した際に、異常復旧を保守者に通知するようにしたことを特徴とする。
13.また、この発明において、前記監視システムにて、運用異常と判断した場合、異常箇所のみを回避した自動迂回救済を実施することを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、発装置からの情報を受装置で折り返し、各中継装置で発情報と折り返されてきた発情報とを比較し、その比較結果を監視システムに通知することにより、異常箇所の特定を行なうことができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、受装置で受信した情報の内発情報のみを取り出し、発装置に対して折り返すようにすることで、ネットワークの伝送路又は中継装置の異常を検知することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、前記監視システムは、折り返し送信用のパスを自動設定/解除を行なうことができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、発装置は、受装置から折り返されてきた発情報を廃棄することができる。もはや、不要の情報だからである。
(4)請求項4記載の発明によれば、発装置は、受装置から折り返されてきた発情報を廃棄することができる。もはや、不要の情報だからである。
(5)請求項5記載の発明によれば、発装置と受装置とが中継装置を介して接続されたシステムにおいて、発装置から受装置に送信された情報を受装置で折り返し、各中継装置では発装置からの情報と折り返されてきた情報とを比較し、その結果を監視システムに通知することで、伝送路又は中継装置の異常箇所を特定することができる。
6.また、この発明において、前記中継装置にて、出力回線単位に発装置から送信された情報と受装置から折り返された発情報を管理することにより、伝送路又は中継装置の異常状態を検出することができる。
7.また、この発明において、前記発情報の状態遷移にあたり、受装置までの伝送路の距離による折り返し発情報の受信遅延、発装置変更や中継装置のパス切り替えに伴う過渡的な別情報の混在、折り返し受情報の混在を考慮して一定時間待ち合わせるようにすることで、異常検知の精度を向上させることができる。
8.また、この発明において、前記中継装置にて、発情報異常状態において、送信した発情報と折り返し発情報の比較により正常と判断した際に、前記監視システムに対して発情報復旧を通知し、発情報異常状態を復旧させるようにすることで、システムを復旧させることができる。
9.また、この発明において、前記監視システムにて、運用単位かつ装置単位に折り返し発情報の状態を監視することができる。
10.また、この発明において、前記監視システムにて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、異常箇所の特定を行なうことができる。
10.また、この発明において、前記監視システムにて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、異常箇所の特定を行なうことができる。
11.また、この発明において、前記監視システムにて、運用異常と判断した場合に、異常装置の識別情報を付与して保守者に通知することにより、保守者は異常箇所を特定することが可能となる。
12.また、この発明において、運用異常通知後、中継装置より発情報復旧を受信した際に、異常復旧を保守者に通知することで、保守者はシステムが異常状態から正常状態に戻ったことを認識することができる。
13.また、この発明において、前記監視システムにて、運用異常と判断した場合、異常箇所のみを回避した自動迂回救済を実施することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の原理ブロック図である。図17と同一のものは、同一の符号を付して示す。図2は図面の定義の説明図である。以降のブロック図では、この定義を使用する。図において、1は発装置、2は受装置、3は発装置1と受装置2間に配置される中継装置、4は発装置1と中継装置間、中継装置と中継装置間、中継装置と受装置2間を接続する回線である。回線4は伝送路とも呼ばれるが、本発明では伝送路を回線よりも広い概念で用いている。20は上述したネットワークを監視する監視システムである。該監視システム20は、受装置2より受信した発情報変化/読み出した発情報、中継装置3から受信した発情報異常通知を判断する。
前述した従来の技術の課題を解決するため、発装置1より付与された発情報を受装置にて折り返し、中継装置3では、発装置1からの発情報と受装置2から折り返されてきた発情報とを比較する比較手段(図示せず)を有し、その結果を監視システム20に通知するようになっている。このように構成された本発明の原理ブロック図の動作の概要を説明すれば、以下の通りである。
・監視システム20では、運用が開始される時の中継装置3のパスを両方向にて接続する。併せて運用が終了する時の中継装置3のパス(回線)は、両方向にて切断される(1))。
・発装置1では、送信する情報に発情報を付与して送信する(2))。
・受装置2では、受信した情報から発情報を取り出して、折り返し送信する(3))
・中継装置3では、発装置1より送信された発情報と受装置から折り返された発情報とを比較し、異常と判断した場合には、発情報異常を監視システム20に通知する(4))。
・発装置1では、受装置2から折り返されてきた発情報は廃棄する(5))。
・監視システム20では、運用が開始される時の中継装置3のパスを両方向にて接続する。併せて運用が終了する時の中継装置3のパス(回線)は、両方向にて切断される(1))。
・発装置1では、送信する情報に発情報を付与して送信する(2))。
・受装置2では、受信した情報から発情報を取り出して、折り返し送信する(3))
・中継装置3では、発装置1より送信された発情報と受装置から折り返された発情報とを比較し、異常と判断した場合には、発情報異常を監視システム20に通知する(4))。
・発装置1では、受装置2から折り返されてきた発情報は廃棄する(5))。
このように、本発明によれば、発装置1からの情報を受装置2で折り返し、各中継装置3で発情報と折り返されてきた発情報とを比較し、その比較結果を監視システム20に通知することにより、伝送路又は中継装置の異常箇所の特定を行なうことができる。また、発装置1側では、受装置2側から折り返されてきた情報はもはや不要であるから廃棄する。
また、本発明によれば、受装置で受信した情報の内、発情報のみを取り出し、発装置に対して折り返すようにすることで、ネットワークの伝送路又は中継装置の異常を検知することができる。
以下に、本発明で用いる各装置の機能について説明する。
(a)発装置
従来の発情報を定期的に付与して送信する機能の他に、受装置から折り返された発情報を廃棄する機能を追加する。
(b)受装置
従来の発情報を監視する機能の他に、受信した発情報を折り返す機能を追加する。
(c)中継装置
(c−1)状態管理
出力回線単位に発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報の受信状態を管理する。図3は中継装置における状態遷移図である。図4は発情報未受信状態を示す図である。送信発情報が有る場合で、折り返し発情報がない場合には、送信発情報受信済み状態へ遷移する(図3の1))。一方、送信発情報が無い場合で折り返し発情報が有る場合には、送受信発情報異常状態へ遷移する(図3の2))。
(a)発装置
従来の発情報を定期的に付与して送信する機能の他に、受装置から折り返された発情報を廃棄する機能を追加する。
(b)受装置
従来の発情報を監視する機能の他に、受信した発情報を折り返す機能を追加する。
(c)中継装置
(c−1)状態管理
出力回線単位に発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報の受信状態を管理する。図3は中継装置における状態遷移図である。図4は発情報未受信状態を示す図である。送信発情報が有る場合で、折り返し発情報がない場合には、送信発情報受信済み状態へ遷移する(図3の1))。一方、送信発情報が無い場合で折り返し発情報が有る場合には、送受信発情報異常状態へ遷移する(図3の2))。
図5は送信発情報受信済み状態を示す図である。送信発情報が有って折り返し発情報もある場合で、折り返し情報と発情報とが一致した場合には、送受信発情報正常状態へ遷移する(図3の3))。折り返し情報と発情報とが不一致の場合、送受信発情報異常状態へ遷移する(図3の4))。送信発情報が有って折り返し発情報が無い場合には、送受信発情報異常状態へ遷移する(図3の4))。送信発情報が無い場合には、発情報未受信状態へ遷移する(図3の6))。また、本状態遷移時と異なる発情報を入力回線より受信して出力回線に送信した場合には、送信発情報受信済み状態のままとする(図3の5))。
図6は送受信発情報正常状態を示す図である。送信発情報が有り、折り返し情報と発情報とが一致した場合には、送受信発情報正常状態のままとする(図3の7))。不一致の場合には、送受信発情報異常状態へ遷移する(図3の8)。折り返し発情報が無い場合には、送受信発情報異常状態へ遷移する(図3の8))。なお、送信発情報が無い場合には、発情報未受信状態へ遷移する(図3の10))。また、本状態遷移時と異なる発情報を入力回線より受信して出力回線に送信した場合には、送信発情報受信済み状態へ遷移する(図3の9))。
図7は送受信発情報異常状態を示す図である。送信発情報が有り、折り返し発情報が有り、かつ折り返し発情報と発情報とが一致した場合には、送受信発情報正常状態へ遷移する(図3の11))。不一致の場合には、送受信発情報異常状態のままとなる(図3の12))。また、折り返し発情報が無い場合には、送受信発情報異常状態のままとなる(図3の12))。送信発情報が無い場合には、発情報未受信状態へ遷移する(図3の14))。また、本状態遷移時と異なる発情報を入力回線より受信して出力回線に送信した場合には、送信発情報送信済み状態へ遷移する(図3の13))。各状態遷移時には、受装置までの伝送路の距離による折り返し発情報の受信遅延及び発装置変更、中継装置のパス切り替え等に伴う過渡的な別情報の混在、折り返し受情報の混在を考慮し、一定時間待ち合わせを実施する。これにより、異常検知の精度を向上させることができる。
また、この実施の形態例によれば、前記中継装置3にて、出力回線単位に発装置から送信された情報と受装置から折り返された発情報を管理することにより、伝送路(回線)4又は中継装置3の異常状態を検出することができる。
(c−2)イベント通知制御
この場合には、送受信発情報異常状態に遷移する。送受信発情報異常状態から別状態に遷移する際に、監視システム20に対してイベントの通知を実施する。
(発情報異常)
発装置から送信された発情報と受装置から折り返された発情報が不一致(異常)となった場合、監視システム20に発情報異常を通知する。図3の2),4),8)にて送受信発情報異常状態に遷移する際に、監視システム20に発情報異常を通知する。
(発情報復旧)
不一致となった発装置から送信された発情報と受装置から折り返された発情報が一致(正常)となった場合、監視システム20に発情報復旧を通知する。図3の11)にて送受信発情報正常状態に遷移する際に、監視システムに発情報復旧を通知する。これによれば、前記中継装置3にて、発情報異常状態において、送信した発情報と折り返し発情報の比較により正常と判断した際に、前記監視システム20に対して発情報復旧を通知し、発情報異常状態を復旧させるようにすることで、システムを復旧させることができる。
(発情報復旧(運用終了))
不一致となった発装置1から送信された発情報と受装置から折り返された発情報がそのまま運用終了となった場合、監視システム20に発情報復旧(運用終了)を通知する。図3の13),14)にて発情報未受信状態若しくは送信発情報受信済み状態に遷移する際に、監視システムに発情報復旧(運用終了)を通知する。
(c−2)イベント通知制御
この場合には、送受信発情報異常状態に遷移する。送受信発情報異常状態から別状態に遷移する際に、監視システム20に対してイベントの通知を実施する。
(発情報異常)
発装置から送信された発情報と受装置から折り返された発情報が不一致(異常)となった場合、監視システム20に発情報異常を通知する。図3の2),4),8)にて送受信発情報異常状態に遷移する際に、監視システム20に発情報異常を通知する。
(発情報復旧)
不一致となった発装置から送信された発情報と受装置から折り返された発情報が一致(正常)となった場合、監視システム20に発情報復旧を通知する。図3の11)にて送受信発情報正常状態に遷移する際に、監視システムに発情報復旧を通知する。これによれば、前記中継装置3にて、発情報異常状態において、送信した発情報と折り返し発情報の比較により正常と判断した際に、前記監視システム20に対して発情報復旧を通知し、発情報異常状態を復旧させるようにすることで、システムを復旧させることができる。
(発情報復旧(運用終了))
不一致となった発装置1から送信された発情報と受装置から折り返された発情報がそのまま運用終了となった場合、監視システム20に発情報復旧(運用終了)を通知する。図3の13),14)にて発情報未受信状態若しくは送信発情報受信済み状態に遷移する際に、監視システムに発情報復旧(運用終了)を通知する。
この実施の形態例によれば、前記監視システム20にて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、異常箇所の特定を行なうようにすることができる。
(d)監視システム
(d−1)パス制御
中継装置3に対して、運用開始時に両方向パスを設定し、運用終了時に両方向パスを解除する機能を追加する。このようにすれば、前記監視システム20は、折り返し送信用のパスを自動設定/解除を行なうことができる。
(d−2)状態管理
運用かつ装置単位に折り返し発情報の状態を管理する。図8は監視システムの正常状態を示す図、図9は監視システムにおける状態遷移図である。装置故障が有り、発情報変化受信が有り、異常の場合には、装置故障による運用断状態へ遷移する(図9の1))。装置故障が無く、回線故障が有り、発情報変化受信が異常であった場合には、回線故障による運用断状態へ遷移する(図9の2))。
(d)監視システム
(d−1)パス制御
中継装置3に対して、運用開始時に両方向パスを設定し、運用終了時に両方向パスを解除する機能を追加する。このようにすれば、前記監視システム20は、折り返し送信用のパスを自動設定/解除を行なうことができる。
(d−2)状態管理
運用かつ装置単位に折り返し発情報の状態を管理する。図8は監視システムの正常状態を示す図、図9は監視システムにおける状態遷移図である。装置故障が有り、発情報変化受信が有り、異常の場合には、装置故障による運用断状態へ遷移する(図9の1))。装置故障が無く、回線故障が有り、発情報変化受信が異常であった場合には、回線故障による運用断状態へ遷移する(図9の2))。
次に、装置故障が無く、回線故障もなく、発情報変化受信が有り、正常であった場合には、伝送路品質劣化状態へ遷移する(図9の4))。次に、装置故障はないが回線故障があり、発情報変化受信が有り、異常であった場合、回線故障による運用断状態へ遷移する(図9の2))。
次に、装置故障も回線故障も無いが、発情報変化受信が有り、異常であった場合にはパス誤接続等による運用断状態へ遷移する(図9の3))。また、装置故障も回線故障も無く、発情報変化受信の有無も無い場合には、伝送路品質劣化状態へ遷移する(図9の4))。
装置故障による運用断状態の場合、発情報復旧/発情報復旧(運用終了)受信時に、正常状態へ遷移する(図9の5))。また、回線故障による運用断状態の場合、発情報復旧/発情報復旧(運用終了)受信時に、正常状態へ遷移する(図9の6))。また、パス誤接続等による運用断状態の場合、発情報復旧/発情報復旧(運用終了)受信時に、正常状態へ遷移する(図9の7)。
図10はパス誤接続等による運用断状態を示す図である。装置故障があり、発情報変化受信が有り、異常の場合、装置故障による運用断状態へ遷移する(図9の8))。また、装置故障が無く、回線故障が有り、発情報変化受信が有り、異常の場合、回線故障による運用断状態へ遷移する(図9の9))。
次に、伝送路品質劣化状態について説明する。発情報復旧/発情報復旧(運用終了)受信時に、正常状態へ遷移する(図9の10))。図11は伝送路品質劣化状態を示す図である。装置故障が有り、発情報変化受信が有り、異常の場合、装置故障による運用断状態へ遷移する(図9の11))。また、装置故障は無く、回線故障が有り、発情報変化受信が有り、異常の場合、回線故障による運用断状態へ遷移する(図9の12))。また、装置故障及び回線故障が無く、発情報変化受信が有り、異常の場合、パス誤接続等による運用断状態へ遷移する(図9の13))
以上、説明したように、この実施の形態例によれば、前記監視システムにて、運用単位かつ装置単位に折り返し発情報の状態を監視することができる。
(d−3)異常箇所特定論理
監視システムは、以下のようにして発情報異常受信時の異常箇所を特定する。
1.装置故障による運用断状態
故障した装置を異常箇所と特定する。
2.回線故障による運用断状態
故障した回線を異常箇所と特定する。
3.パス誤接続等による運用断状態
発情報異常を検出した装置のうち、発装置から受装置までの運用経路上で、受装置に最も近い装置を異常箇所と特定する。
4.伝送路品質劣化状態
発情報異常を検出した装置のうち、発装置から受装置までの運用経路上で、受装置に最も近い回線を異常箇所と特定する。
以上、説明したように、この実施の形態例によれば、前記監視システムにて、運用単位かつ装置単位に折り返し発情報の状態を監視することができる。
(d−3)異常箇所特定論理
監視システムは、以下のようにして発情報異常受信時の異常箇所を特定する。
1.装置故障による運用断状態
故障した装置を異常箇所と特定する。
2.回線故障による運用断状態
故障した回線を異常箇所と特定する。
3.パス誤接続等による運用断状態
発情報異常を検出した装置のうち、発装置から受装置までの運用経路上で、受装置に最も近い装置を異常箇所と特定する。
4.伝送路品質劣化状態
発情報異常を検出した装置のうち、発装置から受装置までの運用経路上で、受装置に最も近い回線を異常箇所と特定する。
このように、本発明によれば、前記監視システム20にて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、故障箇所の特定を行なうことができる。
(d−4)保守者通知制御
各異常状態に遷移する際に、異常箇所を特定した障害メッセージを保守者へ通知する。また、各異常状態から正常状態に復旧する際に、異常状態が復旧したメッセージを保守者へ通知する。
1.装置故障による運用断状態
図9の1)にて、装置故障による運用断状態に遷移する際に、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。図9の8)、11)にて、装置故障による運用状態に遷移する際に、各状態遷移時の復旧メッセージを通知し、その後、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
2.回線故障による運用断状態
図9の2)にて、回線故障による運用断状態に遷移する際に、回線名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。図9の9)、12)にて、回線故障による運用断状態に遷移する際に、各状態遷移時の復旧メッセージを通知し、その後、回線名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
3.パス誤接続等による運用断状態
図9の3)にて、パス誤接続等による運用断状態に遷移する際に、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。図9の13)にて、パス誤接続等による運用断状態に遷移する際に、各状態遷移時の復旧メッセージを通知し、その後、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
4.伝送路品質劣化状態
図9の4)にて、伝送路品質劣化状態に遷移する時に、回線名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
5.正常状態
図9の5),6),7),10)にて、正常状態に遷移する時に、各状態遷移時の復旧メッセージを保守者に通知する。
(d−4)保守者通知制御
各異常状態に遷移する際に、異常箇所を特定した障害メッセージを保守者へ通知する。また、各異常状態から正常状態に復旧する際に、異常状態が復旧したメッセージを保守者へ通知する。
1.装置故障による運用断状態
図9の1)にて、装置故障による運用断状態に遷移する際に、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。図9の8)、11)にて、装置故障による運用状態に遷移する際に、各状態遷移時の復旧メッセージを通知し、その後、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
2.回線故障による運用断状態
図9の2)にて、回線故障による運用断状態に遷移する際に、回線名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。図9の9)、12)にて、回線故障による運用断状態に遷移する際に、各状態遷移時の復旧メッセージを通知し、その後、回線名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
3.パス誤接続等による運用断状態
図9の3)にて、パス誤接続等による運用断状態に遷移する際に、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。図9の13)にて、パス誤接続等による運用断状態に遷移する際に、各状態遷移時の復旧メッセージを通知し、その後、装置名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
4.伝送路品質劣化状態
図9の4)にて、伝送路品質劣化状態に遷移する時に、回線名称等の情報を付与した障害メッセージを保守者に通知する。
5.正常状態
図9の5),6),7),10)にて、正常状態に遷移する時に、各状態遷移時の復旧メッセージを保守者に通知する。
このように、本発明によれば、前記監視システムにて、運用異常と判断した場合に、異常装置の識別情報を付与して保守者に通知することにより、保守者は異常箇所を特定することが可能となる。また、本発明によれば、運用異常通知後、中継装置より発情報復旧を受信した際に、異常復旧を保守者に通知することで、保守者はシステムが異常状態から正常状態に戻ったことを認識することができる。
(d−5)迂回救済
各異常状態に遷移する際に、異常箇所を特定したメッセージを保守者へ通知した後に、迂回救済経路の確定を実施する。
1.装置故障による運用断状態
発情報異常を検出した中継装置から受装置までの経路上で、故障装置に最も近い中継装置を迂回救済ポイントとして、故障装置のみを回避した迂回救済を実施する(図12参照)。
2.回線故障による運用断状態
発情報異常を検出した中継装置のうち、故障回線を収容する中継装置を迂回救済ポイントとして、故障回線のみを回避した迂回救済を実施する(図13参照)。
3.パス誤接続等による運用断状態
発情報異常を検出した中継装置のうち、発装置から受装置までの運用経路上で、受装置に2番目に近い中継装置を迂回救済ポイントとして、最も近い中継装置を回避した迂回救済を実施する(図14参照)。最も近い装置は、パス誤接続等による障害がある装置のため、迂回救済ポイントとしては最適ではない。
4.伝送路品質劣化状態
受装置では、異常を検出していないため、運用への影響は無いと判断し、自動での迂回救済は実施しない。
(d−5)迂回救済
各異常状態に遷移する際に、異常箇所を特定したメッセージを保守者へ通知した後に、迂回救済経路の確定を実施する。
1.装置故障による運用断状態
発情報異常を検出した中継装置から受装置までの経路上で、故障装置に最も近い中継装置を迂回救済ポイントとして、故障装置のみを回避した迂回救済を実施する(図12参照)。
2.回線故障による運用断状態
発情報異常を検出した中継装置のうち、故障回線を収容する中継装置を迂回救済ポイントとして、故障回線のみを回避した迂回救済を実施する(図13参照)。
3.パス誤接続等による運用断状態
発情報異常を検出した中継装置のうち、発装置から受装置までの運用経路上で、受装置に2番目に近い中継装置を迂回救済ポイントとして、最も近い中継装置を回避した迂回救済を実施する(図14参照)。最も近い装置は、パス誤接続等による障害がある装置のため、迂回救済ポイントとしては最適ではない。
4.伝送路品質劣化状態
受装置では、異常を検出していないため、運用への影響は無いと判断し、自動での迂回救済は実施しない。
以上、説明したように、本発明によれば、前記監視システム20にて、運用異常と判断した場合、異常箇所のみを回避した自動迂回救済を実施することができる。
図12は本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。以下、装置故障時の障害検出と迂回救済論理について説明する。監視システム20(図示せず)は、中継装置2の故障を検出する。中継装置2が故障のため、受装置2へ映像/音声情報等が到達せず、受装置2にて発情報変化を監視システム20へ通知する。
図12は本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。以下、装置故障時の障害検出と迂回救済論理について説明する。監視システム20(図示せず)は、中継装置2の故障を検出する。中継装置2が故障のため、受装置2へ映像/音声情報等が到達せず、受装置2にて発情報変化を監視システム20へ通知する。
中継装置2が故障のため、中継装置1にて発情報異常を検出し、監視システム20への通知を行なう。監視システム20では、上記3つの障害により、中継装置2の故障により運用断となったことを保守者へ通知する。監視システム20では、上記3つの障害により、中継装置1を迂回救済ポイントとし、中継装置X,Yを経由した新たな経路を作成し、迂回救済を実施する。
即ち、中継装置1は回線Sを経由して中継装置Xと接続される。中継装置Xは回線Tを経由して中継装置Yと接続される。該中継装置Yは、中継装置3を介して回線4と接続される。このようにして、中継装置2を含む故障系をパスから外し、代わりに回線S、中継装置X、回線T、中継装置Y、回線Uからなる迂回路を形成し、中継装置2の故障に対して対応している。
図13は本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。以下、回線故障時の障害検出と迂回救済論理について説明する。監視システム20(図示せず)は回線2の故障を検出する。回線2が故障のため、受装置2へ映像/音声情報等が到達せず、受装置2にて発情報変化を監視システム20へ通知する。
回線2が故障のため、中継装置1にて発情報異常を検出し、監視システム20への通知を行なう。監視システム20では、上記3つの故障により運用断となったことを保守者へ通知する。監視システム20では、上記3つの障害により、中継装置1を迂回救済ポイントとし、同一中継装置向けの別回線Sを経由して新たな経路を作成し、迂回救済を実施する。
図14は本発明の第3の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。以下、パス誤接続時の障害検出と迂回救済論理について説明する。図では、中継装置2に誤接続がある。受装置2は映像/音声情報等が到着しないため、発情報変化を監視システム20(図示せず)へ通知する。回線Aに対して発情報を送信しても、折り返し発情報未受信のため、中継装置1及び中継装置2にて発情報異常を検出し、監視システム20への通知を行なう。
監視システム20では、上記2つの障害により、中継装置2にてパス誤接続等による運用断となったことを保守者へ通知する。監視システム20では、上記2つの障害により、中継装置1を迂回救済ポイントとし、中継装置X,中継装置Yを経由した新たな経路を作成し、迂回救済を実行する。この図の場合、中継装置1と回線Sが接続され、回線Sは中継装置Xと接続され、中継装置Xは回線Tと接続され、該回線Tの他端は中継装置Yと接続され、中継装置Yは回線Uと接続され、中継装置3を介して回線4と接続される。
図15は本発明の第4の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。この実施の形態例は、伝送路品質劣化時の障害検出論理を説明するものである。
回線2に対して発情報を送信しても、折り返し発情報未受信のため、中継装置1にて発情報異常を検出し、監視システム20(図示せず)への通知を行なう。監視システム20では、上記障害により、回線2にて伝送路品質が劣化していることを保守者へ通知する。
図16は本発明の第5の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。この実施の形態例は、1対1接続ではなく、1対n接続にも適用が可能であることを示している。図には、1対2接続の場合を示す。この実施の形態例は、運用に対する受装置数が増加するだけで、本発明の機能をそのまま適用することができる。
(付記1) 発装置から受装置まで複数の中継装置を経由して情報の送受信を行なうネットワーク監視システムにおいて、
伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、
発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返し、
中継装置では、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報とを比較し、比較結果を前記監視システムに通知することにより、早期に伝送路異常を検出し、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とするネットワーク監視方法。
伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、
発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返し、
中継装置では、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報とを比較し、比較結果を前記監視システムに通知することにより、早期に伝送路異常を検出し、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とするネットワーク監視方法。
(付記2) 前記受装置にて、発装置より受信した情報に付与された発情報のみを取り出し、発装置に対して折り返し送信するようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記3) 前記監視システムは、該監視システムにて、中継装置に対して情報を送信するパスの他に、折り返し送信用のパスを自動設定/解除を行なうようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記4) 前記発装置にて、受装置から折り返されてきた発情報を廃棄するようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記5) 発装置と受装置とが中継装置を介して接続されたシステムにおいて、伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、
発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返す折り返し手段と、
前記中継装置で、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報を比較して異常を検知し、前記監視システムに通知する異常検知手段と、
を設け、前記監視システムにより前記異常検知手段の出力をうけて、故障箇所の特定を行なうように構成したことを特徴とするネットワーク監視システム。
(付記5) 発装置と受装置とが中継装置を介して接続されたシステムにおいて、伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、
発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返す折り返し手段と、
前記中継装置で、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報を比較して異常を検知し、前記監視システムに通知する異常検知手段と、
を設け、前記監視システムにより前記異常検知手段の出力をうけて、故障箇所の特定を行なうように構成したことを特徴とするネットワーク監視システム。
(付記6) 前記中継装置にて、出力回線単位に発装置から送信された発情報と、受装置から折り返された発情報を管理するようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記7) 前記発情報の状態遷移にあたり、受装置までの伝送路の距離による折り返し発情報の受信遅延、発装置変更や中継装置のパス切り替えに伴う過渡的な別発情報の混在、折り返し受情報の混在を考慮して一定時間待ち合わせるようにしたことを特徴とする付記6記載のネットワーク監視方法。
(付記8) 前記中継装置にて、発情報異常状態において、送信した発情報と折り返し発情報の比較により正常と判断した際に、前記監視システムに対して発情報復旧を通知し、発情報異常状態を復旧させるようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記9) 前記監視システムにて、運用単位かつ装置単位に折り返し発情報の状態を監視するようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記10) 前記監視システムにて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記10) 前記監視システムにて、装置故障、回線故障、受装置からの発情報変化、中継装置から受信した発情報異常を基に、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記11) 前記監視システムにて、運用異常と判断した場合に、異常装置の識別符号を付与して保守者に通知するようにしたことを特徴とする付記1記載のネットワーク監視方法。
(付記12) 前記監視システムにて、運用異常通知後、中継装置より発情報復旧を受信した際に、異常復旧を保守者に通知するようにしたことを特徴とする付記11記載のネットワーク監視方法。
(付記13) 前記監視システムにて、運用異常と判断した場合、異常箇所のみを回避した自動迂回救済を実施することを特徴とする付記11記載のネットワーク監視方法。
以上、説明した本発明の効果を列挙すれば、以下の通りである。
1.発装置より映像/音声等の情報に付与された発情報を受装置にて折り返す。中継装置にて受信した発装置からの発情報と受装置からの折り返し発情報を常時監視することにより、早期に伝送路異常を検出することが可能になる。
2.発装置から受装置に対する運用が異常となった場合に、パス誤接続が発生した装置を一意に特定することが可能となり、保守対応の効率が向上する。また、装置/回線故障により影響を受けた運用の特定が容易となる。
3.前記2.において、異常装置/回線のみを避けた最適な迂回救済が実施可能となり、ネットワークリソースの効率的な利用が可能となる。
4.中継装置側において、送信した発情報と折り返し発情報の状態管理を実施することにより、本機能追加に伴う監視システムの負荷を軽減することが可能となる。
以上、説明した本発明の効果を列挙すれば、以下の通りである。
1.発装置より映像/音声等の情報に付与された発情報を受装置にて折り返す。中継装置にて受信した発装置からの発情報と受装置からの折り返し発情報を常時監視することにより、早期に伝送路異常を検出することが可能になる。
2.発装置から受装置に対する運用が異常となった場合に、パス誤接続が発生した装置を一意に特定することが可能となり、保守対応の効率が向上する。また、装置/回線故障により影響を受けた運用の特定が容易となる。
3.前記2.において、異常装置/回線のみを避けた最適な迂回救済が実施可能となり、ネットワークリソースの効率的な利用が可能となる。
4.中継装置側において、送信した発情報と折り返し発情報の状態管理を実施することにより、本機能追加に伴う監視システムの負荷を軽減することが可能となる。
1 発装置
2 受装置
3 中継装置
4 回線
20 監視システム
2 受装置
3 中継装置
4 回線
20 監視システム
Claims (5)
- 発装置から受装置まで複数の中継装置を経由して情報の送受信を行なうネットワーク監視システムにおいて、
伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、
発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返し、
中継装置では、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報とを比較し、比較結果を前記監視システムに通知することにより、早期に伝送路異常を検出し、異常箇所の特定を行なうようにしたことを特徴とするネットワーク監視方法。 - 前記受装置にて、発装置より受信した情報に付与された発情報のみを取り出し、発装置に対して折り返し送信するようにしたことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視方法。
- 前記監視システムは、該監視システムにて、中継装置に対して情報を送信するパスの他に、折り返し送信用のパスを自動設定/解除を行なうようにしたことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視方法。
- 前記発装置にて、受装置から折り返されてきた発情報を廃棄するようにしたことを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視方法。
- 発装置と受装置とが中継装置を介して接続されたシステムにおいて、伝送路及び中継装置の異常を監視する監視システムを設け、
発装置より前記情報に付与された発情報を受装置にて折り返す折り返し手段と、
前記中継装置で、発装置より送信された発情報と、受装置から折り返された発情報を比較して異常を検知し、前記監視システムに通知する異常検知手段と、
を設け、前記監視システムにより前記異常検知手段の出力をうけて、故障箇所の特定を行なうように構成したことを特徴とするネットワーク監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006179313A JP2008011150A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | ネットワーク監視方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006179313A JP2008011150A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | ネットワーク監視方法及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008011150A true JP2008011150A (ja) | 2008-01-17 |
Family
ID=39068961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006179313A Withdrawn JP2008011150A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | ネットワーク監視方法及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008011150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013219478A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | 情報処理装置および情報処理方法およびプログラム |
JP2014241519A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | 日本電気株式会社 | 通信ネットワークシステム、通信ネットワークの切替方法、通信処理装置およびその制御方法と制御プログラム |
-
2006
- 2006-06-29 JP JP2006179313A patent/JP2008011150A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013219478A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | 情報処理装置および情報処理方法およびプログラム |
JP2014241519A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | 日本電気株式会社 | 通信ネットワークシステム、通信ネットワークの切替方法、通信処理装置およびその制御方法と制御プログラム |
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Legal Events
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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