JP2964653B2 - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

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JP2964653B2
JP2964653B2 JP3008991A JP899191A JP2964653B2 JP 2964653 B2 JP2964653 B2 JP 2964653B2 JP 3008991 A JP3008991 A JP 3008991A JP 899191 A JP899191 A JP 899191A JP 2964653 B2 JP2964653 B2 JP 2964653B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リング方式の通信網
に接続される伝送装置に関する。
【0002】一般に、各種通信網においては、所定の通
信制御手順に基づいて対向する伝送装置間で情報の送受
信を行うようになっている。
【0003】上記通信制御手順は、(1)回線の接続、
(2)データリンクの確立、(3)情報の転送、(4)
データリンクの終結、(5)回線の切断といった5つの
フェーズから成る。
【0004】ここで、フェーズ(1),(2)は、通信
回線とのインタフェースとして規定されている。一方、
フェーズ(2)〜(4)は、伝送制御手順といわれ、予
めデータリンク情報に基づいて送受信間で定められる。
【0005】このような通信網の1つとしてリング方式
の通信網がある。
【0006】このリング方式の通信網は、リング状に構
成された通信網上で情報を1方向に伝送するものであ
る。
【0007】ところで、このリング方式の通信網では、
データリンク情報が永久に巡回してしまうという問題が
ある。これは、データリンク情報が宛先情報を含まない
ためである。
【0008】したがって、リング方式の通信網でデータ
リンク情報を伝送する場合は、その永久巡回を防止する
ための対策が必要となる。
【0009】
【従来の技術】従来は、データリンク情報の永久巡回を
防止するために、通信網に接続された複数の伝送装置の
中から始点となる伝送装置と終点となる伝送装置を選択
することにより、リング方式の通信網上にバス方式の通
信網を形成し、このバス方式の通信網によりデータリン
ク情報を伝送するようになっていた。
【0010】これを図12を参照しながら説明する。
【0011】なお、図12には、4つの局A〜Dを備え
たリング方式の通信網を代表として示す。
【0012】図において、11は、各局A〜Dの伝送装
置である。また、12,13は、各局A〜Dの伝送装置
11を接続する通信回線である。
【0013】伝送装置11において、111は、伝送制
御手順の実行等を行うマイクロプロセッサ(以下、MP
Uという)である。112,113は、送信情報にデー
タリンク情報を多重する多重回路(M)である。11
4,115は、受信情報からデータリンク情報を分離す
る分離回路(DM)である。
【0014】上記構成において、実際の情報(以下、主
情報という)は、通常、右回りの通信回線12を介して
伝送され、この通信回線12に障害が生じた場合は、左
回りの通信回線13を介して伝送される。
【0015】つまり、主情報に関しては、通信回線12
が現用回線として使用され、通信回線13が予備回線と
して使用される。
【0016】これに対し、データリンク情報は、例え
ば、A局を始点、D局を終点とするようなバス方式の通
信網上で伝送される。
【0017】この場合、通信回線13は、始点から終点
に向かう下りの通信回線として使用され、通信回線12
は、終点から始点に向かう上りの通信回線として使用さ
れる。
【0018】ここで、伝送装置11中の破線は、データ
リンク情報の流れを示す。
【0019】なお、データリンク情報と主情報は、時分
割で伝送される。つまり、データリンク情報を伝送する
ためのデータリンク回線と主情報を伝送するための主情
報回線は時分割で設定される。
【0020】以上述べたように、リング方式の通信網に
おいては、従来、この通信網上にバス方式の通信網を設
定し、このバス方式の通信網によりデータリンク情報を
伝送することにより、データリンク情報の永久巡回を防
止するようになっている。
【0021】しかし、従来の構成においては、データリ
ンク回線の始点と終点が固定であるため、通信回線1
2,13に障害が生じると、データリンク情報を伝送す
ることができないという問題があった。
【0022】例えば、A局とB局の間で通信回線13に
障害が生じると、A局のMPU111とB,C,D局の
MPU111間でデータリンク情報を伝送することがで
きないわけである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、デ
ータリンク情報をバス方式の通信網で伝送するリング方
式の通信網においては、従来、データリンク回線の始点
と終点が固定であるため、通信回線に障害が生じると、
データリンク情報を伝送することができないという問題
があった。
【0024】そこで、この発明は、データリンク回線の
始点と終点を自由に変更することができるようにするこ
とにより、通信回線に障害が生じても、データリンク情
報を伝送することができる伝送装置を提供することを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は、この発明の原理
的な構成を示すブロック図である。
【0026】図において、21は、この発明の特徴とす
る伝送装置である。
【0027】この伝送装置21は、主情報はリング方式
の通信網で伝送し、この主情報の伝送制御手順を規定す
るデータリンク情報は、前記リング方式の通信網上に設
定されたバス方式の通信網で伝送するような通信網に接
続される。
【0028】22は、伝送装置21とともに、上記通信
網を構成する通信回線である。
【0029】伝送装置21において、211は、受信情
報からデータリンク情報を分離するとともに、このデー
タリンク情報を送信情報に多重する多重分離手段であ
る。
【0030】212は、この多重分離手段211により
分離されたデータリンク情報に基づいて伝送制御手順を
実行する伝送制御手段である。
【0031】213は、多重分離手段211と伝送制御
手段212との間のデータリンク情報の伝送路に挿入さ
れるスイッチ手段である。
【0032】214は、通信回線21の障害発生状態に
基づいて、スイッチ手段213のスルー状態とカットオ
フ状態を切り換え制御することにより、データリンク回
線を再構築するスイッチ制御手段である。
【0033】
【作用】上記構成によれば、スイッチ手段213の切換
え制御により、通信網のどの局も始点や終点になりえ
る。
【0034】したがって、どの局間で通信回線に障害が
生じても、データリンク回線を再構築することができ
る。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。
【0036】図2は、この発明の第1の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0037】図において、31は、リング方式の通信網
に接続される伝送装置である。
【0038】32、33はこの伝送装置31と他局の伝
送装置31とを接続する通信回線である。
【0039】ここで、右回りの通信回線32は、主情報
の伝送に関しては、現用回線として使用され、データリ
ンク情報の伝送に関しては、上りの通信回線として使用
される。
【0040】一方、左回りの通信回線33は、主情報の
伝送に関しては、予備回線として使用され、データリン
ク情報の伝送に関しては、下りの通信回線として使用さ
れる。
【0041】伝送装置31において、311は、下り側
(図中、左側)の伝送装置(図示せず)から通信回線3
2を介して伝送されてくる情報からデータリンク情報を
分離する分離回路(DM)である。
【0042】312は、通信回線33を介して、下り側
の伝送装置に送られる情報に、データリンク情報を多重
する多重回路(M)である。
【0043】313は、上り側(図中、右側)の伝送装
置(図示せず)から通信回線32を介して送られてくる
情報からデータリンク情報を分離する分離回路(DM)
である。
【0044】314は、通信回線32を介して上り側の
伝送装置に送られる情報に、データリンク情報を多重す
る多重回路(M)である。
【0045】315は、分離回路(DM)311あるい
は313により分離されたデータリンク情報に基づいて
伝送制御手順を実行するとともに、このデータリンク情
報を多重回路(M)312あるいは314を介して隣接
する伝送装置に伝送するMPUである。
【0046】316は、分離回路(DM)311からM
PU315へのデータリンク情報の伝送路及びMPU3
15から多重回路(M)312へのデータリンク情報の
伝送路に挿入されるスイッチ(SW1)である。
【0047】317は、分離回路(DM)313からM
PU315へのデータリンク情報の伝送路及びMPU3
15から多重回路(M)314へのデータリンク情報の
伝送路に挿入されるスイッチ(SW2)である。
【0048】上記スイッチ(SW1)316,(SW
2)317のスルー状態とカットオフオフ状態は、アラ
ーム信号SA1,SA2や他局から送られてくるスルー
情報Tに基づいてMPU315により切換え制御され
る。
【0049】上記アラーム信号SA1は、分離回路(D
M)により出力される。この分離回路(DM)は、下り
側の伝送装置との間で、通信回線32に障害が生じる
と、これを検出し、この障害発生期間、アラーム信号S
A1を発生する。
【0050】上記アラーム信号SA2は、アラーム信号
SA1と同じようにして、分離回路(DM)313によ
り出力される。
【0051】上記スルー情報Tは、MPU315から出
力される。すなわち、MPU315は、分離回路(D
M)311あるいは313からアラーム信号SA1ある
いはSA2が出力されると、このアラーム信号SA1あ
るいはSA2の発生期間、スルー情報Tを出力する。
【0052】このスルー情報Tは、多重回路(M)31
2あるいは314により送信情報に多重され、他局に送
られる。
【0053】また、他局から送られてきたスルー情報T
は、分離回路(DM)311あるいは313により受信
情報から分離され、MPU315に供給される。
【0054】なお、アラーム信号SA1,SA2やスル
ー情報Tは、スイッチ(SW1)316や(SW2)3
17を介さないで伝送される。
【0055】図3、図4は、MPU315によるスイッ
チ(SW1)316,(SW2)317の切換え制御を
示すフローチャートである。
【0056】この切換え制御においては、まず、自局が
始点か否かが判定される(ステップS1)。
【0057】始点であるとの判定結果が得られると、ス
イッチ(SW1)316がスルー状態とされた後、スイ
ッチ(SW2)317がカットオフ状態とされる(ステ
ップS2,S3)。
【0058】この後、他局からスイッチ(SW2)31
7をスルー状態にするためのスルー情報Tを受信したか
否かが判定される(ステップS4)。
【0059】スルー情報Tを受信したとの判定結果が得
られると、スイッチ(SW2)317がカットオフ状態
からスルー状態に切り換えられた後、受信したスルー情
報Tが送信される(ステップ5,S6)。
【0060】この後、スルー情報Tの受信が停止したか
否かが判定される(ステップS7)。
【0061】スルー情報Tが継続して受信されていると
の判定結果が得られると、ステップS7の処理が継続し
て行われる。
【0062】一方、スルー情報Tの受信が停止したとの
判定結果が得られると、スイッチ(SW2)317がス
ルー状態からカットオフ状態に戻される(ステップS
8)。
【0063】ステップS4でスルー情報Tを受信しない
との判定結果が得られると、分離回路311からアラー
ム信号SA1が発生された否かが判定される(ステップ
S9)。
【0064】アラーム信号SA1が発生されないとの判
定結果が得られると、ステップS4に戻る。
【0065】一方、アラーム信号SA1が発生されたと
の判定結果が得られると、スイッチ(SW1)316が
スルー状態からカットオフ状態に切り換えられた(ステ
ップS10)後、スイッチ(SW2)317がカットオ
フ状態からスルー状態に切り換えられる(ステップ1
1)。
【0066】この後、アラーム信号SA1の発生が停止
したか否かが判定される(ステップS12)。
【0067】アラーム信号SA1が継続して発生してい
るとの判定結果が得られると、ステップS12の処理が
継続される。
【0068】一方、アラーム信号SA1の発生が停止し
たとの判定結果が得られると、スイッチ(SW1)31
6がカットオフ状態からスルー状態に戻された後、スイ
ッチ(SW2)317がスルー状態からカットオフ状態
に戻される(ステップS13,S14)。
【0069】ステップS1において、始点ではないとの
判定結果が得られると、スイッチ(SW1)316、
(SW2)317がいずれもスルー状態とされる(ステ
ップSS15,S16)。
【0070】この後、分離回路(M)311からアラー
ム信号SA1が発生されたか否かが判定される(ステッ
プS17)。
【0071】アラーム信号SA1が発生されたとの判定
結果が得られると、スイッチ(SW1)316がスルー
状態からカットオフ状態に切り換えられる(ステップS
18)。
【0072】この後、MPU315からスルー情報Tが
発生される(ステップS19)。このスルー情報Tは多
重回路(M)314に供給される。これにより、スルー
情報Tは、通信回線32を介して上り側の伝送装置に送
られる。
【0073】次に、アラーム信号SA1の発生が停止さ
れたか否かが判定される(ステップS20)。
【0074】アラーム信号SA1の発生が停止していな
いとの判定結果が得られると、ステップS20の処理が
継続して行われる。
【0075】一方、アラーム信号SA1の発生が停止し
たとの判定結果が得られると、スイッチ(SW1)31
6がカットオフ状態からスルー状態に戻された後、スル
ー情報Tの発生が停止される(ステップS21,S2
2)。
【0076】ステップS17でアラーム信号SA1が発
生されないとの判定結果が得られると、分離回路(D
M)313からアラーム信号SA2が発生されたか否か
が判定される(ステップS23)。
【0077】アラーム信号SA2が発生されたとの判定
結果が得られると、スイッチ(SW2)317がスルー
状態からカットオフ状態に切り換えられる(ステップS
24)。
【0078】この後、MPU315からスルー情報Tが
発生される(ステップS25)。このスルー情報Tは多
重回路(M)312に供給される。これにより、スルー
情報Tは、通信回線33を介して下り側の伝送装置に送
られる。
【0079】次に、アラーム信号SA2の発生が停止し
たか否かが判定される(ステップS26)。
【0080】アラーム信号SA2の発生が停止していな
いとの判定結果が得られると、ステップS26の処理が
継続して行われる。
【0081】一方、アラーム信号SA2の発生が停止し
たとの判定結果が得られると、スイッチ(SW2)31
7がカットオフ状態からスルー状態に戻された後、スル
ー情報Tの発生が停止される(ステップS27,S2
8)。
【0082】ステップS23でアラーム信号SA2が発
生されていないとの判定結果が得られると、他局からス
ルー情報Tが送られてきたか否かが判定される(ステッ
プS29)。
【0083】スルー情報Tが送られてこないとの判定結
果が得られると、ステップS17に戻る。
【0084】一方、スルー情報が送られてきたとの判定
結果が得られると、スイッチ(SW1)316,(SW
2)317のスルー状態が維持された後、受信したスル
ー情報Tの送出がなされる(ステップS30,S3
1)。
【0085】以上がMPU315によるスイッチ(SW
1)316,(SW2)317の切換え制御の内容であ
る。
【0086】上記構成において、図5を参照しながら動
作を説明する。
【0087】図5は、上述した伝送装置31をリング方
式の通信網に接続した場合の構成を示すブロック図であ
る。
【0088】なお、図には、4つの伝送装置31を接続
する場合を代表として説明する。
【0089】今、A,D局の伝送装置31がそれぞれ始
点、終点として選択されたものとする。
【0090】この場合、A局の伝送装置31において
は、スイッチ(SW1)316がスルー状態とされ、ス
イッチ(SW2)317がカットオフ状態とされる(図
3のステップS2,S3参照)。
【0091】一方、B,C,D局の伝送装置31におい
ては、スイッチ(SW1)316,(SW2)317の
いずれもがスルー状態とされる(図4のステップS1
5,S16参照)。
【0092】A局のスイッチ(SW2)317がカット
オフ状態とされることにより、通信回線33を使ったD
局からA局へのデータリンク回線が遮断状態とされる。
また、通信回線32を使ったA局からD局へのデータリ
ンク回線が遮断状態とされる。
【0093】これにより、例えば、A局を始点とし、D
局を終点とするデータリンク回線が構築される。
【0094】このような状態において、通信回線32,
33に障害が発生すると、以下のようにして、新たなデ
ータリンク回線が構築される。
【0095】(1)A局とB局の間で通信回線33に障
害が生じた場合
【0096】この場合、B局の多重分離回路313から
アラーム信号SA2が発生される。
【0097】これにより、B局のスイッチ(SW2)3
17がスルー状態からカットオフ状態に切り換えられる
(図4のステップS23,S24参照)。
【0098】また、B局のMPU315から通信回線3
3を介してC,D,A局にスルー情報Tが供給される
(図4のステップS25参照)。
【0099】スルー情報Tを受信したC局では、スイッ
チ(SW1)316,(SW2)317がスルー状態と
なっているので、これをそのまま維持するとともに、受
信したスルー情報TをD局に送る(図4のステップS2
9〜S31参照)。
【0100】D局においても、スイッチ(SW1)31
6,(SW2)317がスルー状態となっているので、
C局と同様の処理がなされる。
【0101】スルー情報Tを受けたA局では、スイッチ
(SW2)317がカットオフ状態からスルー状態に切
り換えられるとともに、スイッチ(SW1)316のス
ルー状態が維持される(図3のステップS4,S5参
照)。
【0102】この後、A局からB局にスルー情報Tが送
出される(図3のステップS6参照)。
【0103】スルー情報Tを受信したB局は、自局がス
ルー情報Tを発生した局なので、スルー情報Tを受信し
ても、スイッチ(SW2)をカットオフ状態からスルー
状態に戻すことはしない。
【0104】B局のスイッチ(SW2)317がカット
オフ状態とされることにより、通信回線33によるA局
からB局へのデータリンク情報の伝送と、通信回線32
によるB局からA局へのデータリンク情報の伝送が禁止
される。
【0105】また、A局のスイッチ(SW2)317が
スルー状態とされることにより、通信回線33によるD
局からA局へのデータリンク情報の伝送と、通信回線3
2によるA局からD局へのデータリンク情報の伝送が可
能となる。
【0106】これにより、B局を始点とし、A局を終点
とする新たなデータリンク回線が構築されたことにな
る。
【0107】この状態において、障害が復旧すると、B
局の分離回路(M)313からアラーム信号SA2が発
生されなくなる。
【0108】これにより、B局のスイッチ(SW2)
は、カットオフ状態からスルー状態に戻されるととも
に、スルー情報Tの発生が停止される(図4のステップ
S26〜S28参照)。
【0109】これにより、A局では、スイッチ(SW
2)317がスルー状態からカットオフ状態に戻される
(図3のステップS7,S8参照)。
【0110】以上から、データリンク回線は、A局を始
点とし、D局を終点とするデータリンク回線に戻され
る。
【0111】(2)B局とC局の間で通信回線33に障
害が生じた場合
【0112】この場合も(1)の例と同じように考える
ことができる。
【0113】すなわち、この場合は、C局のスイッチ
(SW2)317がスルー状態からカットオフ状態に切
り換えられ、A局のスイッチ(SW2)317がカット
オフ状態からスルー状態に切り換えられる。
【0114】これにより、C局を始点とし、B局を終点
とする新たなデータリンク回線が構築される。
【0115】(3)C局とD局の間で通信回線33に障
害が生じた場合
【0116】この場合も、先の(1),(2)の場合と
同じように考えることができ、D局を始点とし、C局を
終点とする新たなデータリンク回線が構築される。
【0117】(4)D局とA局の間で通信回線33に障
害が生じた場合
【0118】この場合は、始点と終点の間で障害が生じ
た場合であるから、データリンク情報の伝送には何ら支
障はない。したがって、この場合は、データリンク回線
の再構築は行われない。
【0119】(5)A局とB局の間で通信回線32に障
害が生じた場合
【0120】この場合、A局の分離回路(DM)311
からアラーム信号SA1が発生される。
【0121】これにより、A局のスイッチ(SW1)3
16がスルー状態からカットオフ状態に切り換えられる
とともに、スイッチ(SW2)317がカットオフ状態
からスルー状態に切り換えられる(図3のステップS9
〜S11参照)。
【0122】その結果、通信回線33によるA局からB
局へのデータリンク情報の伝送と、通信回線32による
B局からA局へのデータリンク情報の伝送が禁止され
る。
【0123】これにより、B局を始点とし、A局を終点
とする新たなデータリンク回線が構築されたことにな
る。
【0124】この状態において、障害が復旧すると、A
局の多重分離回路311からアラーム信号SA1が発生
されなくなる。
【0125】これにより、A局のスイッチ(SW1)3
16は、カットオフ状態からスルー状態に戻されるとと
もに、スイッチ(SW2)317はスルー状態からカッ
トオフ状態に戻される(図3のステップS12〜S14
参照)。
【0126】以上から、データリンク回線は、A局を始
点とし、D局を終点とするデータリンク回線に戻され
る。
【0127】(6)B局とC局の間で通信回線32に障
害が生じた場合
【0128】この場合、B局の分離回路(DM)311
からアラーム信号SA1が発生される。
【0129】これにより、B局のスイッチ(SW1)3
16がスルー状態からカットオフ状態に切り換えられる
(図4のステップS17,S18参照)。
【0130】また、B局のMPU315から通信回線3
2を介してA局にスルー情報Tが供給される(図4のス
テップS19参照)。
【0131】これにより、A局では、スイッチ(SW
2)317がカットオフ状態からスルー状態に切り換え
られる(図3のステップS4,S5参照)。
【0132】また、受信したスルー情報TがD局へ供給
される(図3のステップS6参照)。
【0133】スルー情報Tを受信したD局では、スイッ
チ(SW1)316,(SW2)317がスルー状態と
なっているので、これをそのまま維持するとともに、ス
ルー情報TをC局に送る(図4のステップS29〜S3
1参照)。
【0134】以下、C局においても、スイッチ(SW
1)316,(SW2)317がスルー状態なので、D
局と全く同様の処理がなされる。
【0135】スルー情報Tを受信したB局は、自局がス
ルー情報Tを出力した局であるため、スイッチ(SW
1)316をカットオフ状態からスルー状態に戻すこと
はしない。
【0136】以上から、C局を始点とし、B局を終点と
する新たなデータリンク回線が構築されたことになる。
【0137】この状態において、障害が復旧すると、B
局の分離回路(M)311からアラーム信号SA1が発
生されなくなる。
【0138】これにより、B局のスイッチ(SW1)3
16は、カットオフ状態からスルー状態に戻されるとと
もに、スルー情報Tの発生が停止される(図4のステッ
プS21,S22参照)。
【0139】スルー情報Tの発生が停止されることによ
り、A局のスイッチ(SW2)317がスルー状態から
カットオフ状態に戻される(図3のステップS7,S8
参照)。
【0140】以上から、データリンク回線は、A局を始
点とし、D局を終点とするデータリンク回線に戻され
る。
【0141】(7)C局とD局の間で通信回線32に障
害が生じた場合
【0142】この場合も(6)の例と同じように考える
ことができる。
【0143】すなわち、この場合は、C局のスイッチ
(SW2)317がスルー状態からカットオフ状態に切
り換えられ、A局のスイッチ(SW2)317がカット
オフ状態からスルー状態に切り換えられる。
【0144】これにより、C局を始点とし、D局を終点
とする新たなデータリンク回線が構築される。
【0145】(8)D局とA局の間で通信回線32に障
害が生じた場合
【0146】この場合は、始点と終点の間で障害が生じ
た場合であるから、データリンク情報の伝送には何ら支
障はない。したがって、データリンク回線の再構築は行
なわれない。
【0147】以上詳述したこの実施例によれば、通信回
線32,33に障害が生じても、データリンク情報を伝
送することができる。
【0148】これは、データリンク情報の伝送路にスイ
ッチ(SW1)316,(SW2)317を設け、これ
らのカットオフ状態とスルー状態を障害発生状態に基づ
いて適宜切換え制御することにより、バス方式のデータ
リンク回線の始点と終点を自由に変えられるようにした
からである。
【0149】また、この実施例によれば、制御信号とし
てアラーム信号SA1,SA2とスルー情報Tを用いる
だけで、新しいデータリンク回線を構築することができ
る。
【0150】これは、スイッチ(SW1)316を下り
のデータリンク情報の送信経路と上りのデータリンク情
報の受信経路に挿入し、スイッチ(SW2)317を下
りのデータリンク情報の受信経路と上りのデータリンク
情報の送信経路に挿入することにより、スイッチ(SW
1)316あるいはスイッチ(SW2)317のどちら
か一方の切換え制御により、バス方式のデータリンク回
線を再構築することができるようにしたからである。
【0151】図6は、この発明の第2の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0152】先の実施例では、下りと上りの2つのデー
タリンク回線を有する通信網に接続される伝送装置にこ
の発明を適用する場合を説明した。
【0153】これに対し、この実施例は、下りのデータ
リンク回線のみを有する通信網に接続される伝送装置に
適用する場合を示すものである。
【0154】図6において、41は、リング方式の通信
網に接続される伝送装置である。42はこの伝送装置4
1と他局の伝送装置41とを接続する通信回線である。
【0155】伝送装置41において、411は、上り側
(図中、右側)の伝送装置(図示せず)から通信回線4
2を介して伝送されてくる情報からデータリンク情報を
分離する分離回路(DM)である。
【0156】412は、通信回線42を介して、下り側
(図中、左側)の伝送装置(図示せず)に伝送される情
報に、データリンク情報を多重する多重回路(M)であ
る。
【0157】413は、分離回路(DM)411により
分離されたデータリンク情報に基づいて伝送制御手順を
実行するとともに、このデータリンク情報を多重回路
(M)412を介して隣接する伝送装置に伝送するMP
Uである。
【0158】414は、分離回路(DM)411からM
PU413へのデータリンク情報の伝送路に挿入される
スイッチである。
【0159】このスイッチ414のカットオフ状態とス
ルー状態の切換えは、アラーム信号SAとスルー情報T
に基づいてMPU413により制御される。
【0160】なお、このアラーム信号SAとスルー情報
Tは、先の実施例で説明したものと同じ構成及び機能を
有する。
【0161】図7は、MPU413によるスイッチ(S
W)414の切換え制御を示すフローチャートである。
【0162】この制御においては、まず、自局が始点か
否かが判定される(ステップS41)。
【0163】始点であるとの判定結果が得られると、ス
イッチ(SW)414がカットオフ状態とされる(ステ
ップS42)。
【0164】この後、他局からスイッチ(SW)414
をカットオフ状態からスルー状態に切り換えるためのス
ルー情報Tを受信したか否かが判定される(ステップS
43)。
【0165】スルー情報Tを受信しないとの判定結果が
得られると、このステップS43の処理が継続して行わ
れる。
【0166】スルー情報Tを受信したとの判定結果が得
られると、スイッチ(SW)414がカットオフ状態か
らスルー状態に切り換えられる(ステップS44)。
【0167】この後、受信したスルー情報Tの送出がな
される(ステップS45)。
【0168】次に、スルー情報Tの受信が停止したか否
かが判定される(ステップS46)。
【0169】スルー情報Tの受信が継続して行われてお
れば、引き続き、ステップS46の処理が行われる。
【0170】一方、スルー情報Tの受信が停止したとの
判定結果が得られると、スイッチ(SW)414がスル
ー状態からカットオフ状態に戻される(ステップS4
7)。
【0171】ステップS41において、始点ではないと
の判定結果が得られると、スイッチ(SW)414がス
ルー状態とされる(ステップS48)。
【0172】この後、分離回路(DM)411からアラ
ーム信号SAが発生されたか否かが判定される(ステッ
プS49)。
【0173】アラーム信号SAが発生されたとの判定結
果が得られると、スイッチ(SW)414がスルー状態
からカットオフ状態に切り換えられる(ステップS5
0)。
【0174】この後、MPU413からスルー情報Tが
出力される(ステップS51)。このスルー情報Tは、
多重回路(M)412により送信情報に多重され、通信
回線42を介して下り側の伝送装置に送られる。
【0175】次に、アラーム信号SAの発生が停止され
たか否かが判定される(ステップS52)。
【0176】アラーム信号SAの発生が停止していない
との判定結果が得られると、このステップS52の処理
が継続して行われる。
【0177】アラーム信号SAの発生が停止されたとの
判定結果が得られると、スイッチ(SW)414がカッ
トオフ状態からスルー状態に戻された後、スルー情報T
の発生が停止される(ステップS53,S54)。
【0178】ステップS49でアラーム信号SAが発生
されないとの判定結果が得られると、他局からスルー情
報Tが送られてきたか否かが判定される(ステップS5
5)。
【0179】スルー情報Tが送られてこないとの判定結
果が得られると、このステップS55の処理が継続して
行われる。
【0180】スルー情報Tが送られてきたとの判定結果
が得られると、スイッチ(SW)414のスルー状態が
維持される(ステップS56)。
【0181】この後、受信したスルー情報Tの送信がな
される(ステップS57)。
【0182】以上がMPU413によるスイッチ(S
W)414の切換え制御の内容である。
【0183】上記構成において、図8を参照しながら動
作を説明する。
【0184】図8は、上述した伝送装置41と通信回線
42により構成されたリング方式の通信網を示すもので
ある。
【0185】なお、図には、通信網に4つの伝送装置4
1を接続する場合を代表として説明する。
【0186】今、A,D局の伝送装置41がそれぞれ始
点、終点として選択されたものとする。
【0187】この場合、A局の伝送装置41において
は、スイッチ(SW)414がカットオフ状態とされる
(図7のステップS41,S42参照)。
【0188】一方、B,C,D局の伝送装置41におい
ては、スイッチ(SW)414がスルー状態とされる
(図7のステップS41,S48参照)。
【0189】A局のスイッチ(SW)414がカットオ
フ状態とされることにより、D局からA局へのデータリ
ンク情報の伝送が禁止される。
【0190】これにより、例えば、A局のMPU413
から出力されたデータリンク情報が、B,C,D局を介
してA局に戻ることはない。
【0191】したがって、A局を始点とし、D局を終点
とするデータリンク回線が構築されたことになる。
【0192】このような状態において、通信回線42に
障害が生じると、以下に示すようにして新たなデータリ
ンク回線が構築される。
【0193】(1)A局とB局の間の通信回線42に障
害が生じた場合
【0194】この場合、B局の分離回路(M)411か
らアラーム信号SAが発生される。
【0195】これにより、B局のスイッチ(SW)41
4がスルー状態からカットオフ状態に切り換えられる
(図7のステップS49,S50参照)。
【0196】また、B局のMPU413からスルー情報
Tが出力される(図7のステップS51参照)。このス
ルー情報Tは、通信回線42を介してC局に供給され
る。
【0197】スルー情報Tを受信したC局では、スイッ
チ(SW)414がスルー状態となっているので、これ
をそのまま維持するとともに、スルー情報TをD局に送
る(図7のステップS55〜S57参照)。
【0198】D局においても、スイッチ(SW)414
がスルー状態なので、C局と全く同様の処理がなされ
る。
【0199】スルー情報Tを受けたA局では、スイッチ
(SW)414がカットオフ状態からスルー状態に切り
換えられた後、受信したスルー情報TがB局に送信され
る(図7のステップS43〜S45参照)。
【0200】スルー情報を受信したB局は、自局がスル
ー情報Tを出力した局なので、スイッチ(SW)414
のカットオフ状態からスルー状態への切換えは行わな
い。B局のスイッチ(SW)414がカットオフ状態と
されることにより、A局とB局の間のデータリンク回線
が遮断される。
【0201】これにより、B局を始点とし、A局を終点
とする新たなデータリンク回線が構築されたことにな
る。
【0202】この状態において、障害が復旧すると、B
局の分離回路(DM)411からアラーム信号SAが発
生されなくなる。
【0203】これにより、B局のスイッチ(SW)41
4は、カットオフ状態からスルー状態に戻される(図7
のステップS52,S53参照)。
【0204】また、B局のMPU413はスルー情報T
の発生を停止する(図7のステップS54参照)。
【0205】これにより、A局では、スイッチ(SW)
414がスルー状態からカットオフ状態に切り換えられ
る(図7のステップS46,S47参照)。
【0206】以上から、データリンク回線は、A局を始
点とし、D局を終点とするデータリンク回線に戻され
る。
【0207】(2)B局とC局の間で通信回線42に障
害が生じた場合
【0208】この場合も(1)の例と同じように考える
ことができる。
【0209】すなわち、この場合は、C局のスイッチ
(SW)414がスルー状態からカットオフ状態に切り
換えられ、A局のスイッチ(SW)414がカットオフ
状態からスルー状態に切り換えられる。
【0210】これにより、C局を始点とし、B局を終点
とする新たなデータリンク回線が構築される。
【0211】(3)C局とD局の間で通信回線42に障
害が生じた場合
【0212】この場合も、先の(1),(2)の場合と
同じように考えることができ、D局を始点とし、C局を
終点とする新たなデータリンク回線が構築される。
【0213】(4)D局とA局の間で通信回線42に障
害が生じた場合
【0214】この場合は、始点と終点の間で障害が生じ
た場合であるから、データリンク情報の伝送には何ら支
障はない。したがって、この場合は、何の処理もなされ
ない。
【0215】以上詳述した実施例においても、先の第1
の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0216】図9はこの発明の第3の実施例の構成を示
すブロック図である。
【0217】先の第2の実施例では、分離回路(DM)
411とMPU413との間にスイッチ(SW)414
を挿入する場合を説明した。
【0218】これに対し、この実施例は、多重回路
(M)412とMPU413との間にスイッチ(SW)
414を挿入するようにしたものである。
【0219】図10は、この場合、CPU413による
スイッチ(SW)414の切換え制御を示すフローチャ
ートである。
【0220】この図10においては、最初のステップS
61で終点か否かが判定される場合以外は、先の図7と
同じである。
【0221】したがって、図10において、図7と同一
部には、同一符号を付す。
【0222】図11は、図9の伝送装置41を用いた通
信網を示すブロック図である。
【0223】今、A局を始点とし、D局を終点とする
と、D局のスイッチ(AW)414がカットオフ状態と
され、A,B,C局のスイッチ(SW)414はスルー
状態とされる。
【0224】このような状態において、A局とB局の間
で、通信回線42に障害が生じると、B局のスイッチ
(SW)414がスルー状態からカットオフ状態に切り
換えられ、D局のスイッチ(SW)414がカットオフ
状態からスルー状態に切り換えられる。
【0225】これにより、B局を始点とし、A局を終点
とする新たなデータリンク回線が構築される。
【0226】なお、詳細な説明は省略するが、B局とC
局の間あるいはC局とD局の間で通信回線42に障害が
生じた場合も、全く同様の制御がなされる。
【0227】以上、この発明の3つの実施例を説明した
が、この発明は、このような実施例に限定されるもので
はない。
【0228】例えば、先の実施例では、アラーム信号と
スルー情報に基づいてスイッチを切換え制御する場合を
説明したが、障害発生状態に基づいてスイッチを切換え
制御する構成であれば、ほかの制御信号を用いて切換え
制御するようにしてもよい。
【0229】このほかにもこの発明はその要旨を逸脱し
ない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論である。
【0230】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
通信回線に障害が生じても、バス方式のデータリンク回
線を再構築することができる伝送装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2の伝送装置の動作を示すフローチャート図
である。
【図4】図2の伝送装置の動作を示すフローチャート図
である。
【図5】図2の伝送装置をリング方式通信網に接続した
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】図6の伝送装置の動作を示すフローチャート図
である。
【図8】図6の伝送装置をリング方式通信網に接続した
構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図10】図8の伝送装置の動作を示すフローチャート
図である。
【図11】図8の伝送装置をリング方式通信網に接続し
た構成を示すブロック図である。
【図12】リング方式の通信網における従来のデータリ
ンク情報の伝送構成を説明するためのブロック図であ
る。
【符号の説明】
21,31,41 伝送装置 22,32,33,42 通信回線 211 多重分離手段 212 伝送制御手段 213 スイッチ手段 214 スイッチ制御手段 311,313,411 分離回路 312,314,412 多重回路 315,413 MPU 316,317,414 スイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主情報はリング方式の通信網で伝送し、前
    記主情報の伝送制御手順を規定するデータリンク情報
    は、前記リング方式の通信網上に設定されたバス方式の
    通信網で伝送するような通信網に接続される伝送装置に
    おいて、前記バス方式の通信網の通信回線(22)を伝送さ
    れる情報から前記データリンク情報を分離するととも
    に、このデータリンク情報を前記通信回線(22)上の情報
    に多重する多重分離手段(211) と、この多重分離手段(2
    11)により分離されたデータリンク情報に基づいて前記
    伝送制御手順を実行する伝送制御手段(212) と、前記多
    重分離手段(211) と前記伝送制御手段(212) との間のデ
    ータリンク情報の伝送路に挿入されるスイッチ手段(21
    3) と、前記通信回線(22)の障害発生状態に基づいて、
    前記スイッチ手段(213) のスルー状態とカットオフ状態
    を切り換え制御することにより、前記バス方式の通信網
    を構築するスイッチ制御手段(214) とを具備したことを
    特徴とする伝送装置。
  2. 【請求項2】前記バス方式の通信網は、下りの通信回線
    (33)と上りの通信回線(32)とを具備し、前記多重分離手
    段(211) は、前記上りの通信回線(32)の伝送情報から前
    記データリンク情報を分離するとともに、前記下りの通
    信回線(33)の伝送情報に前記データリンク情報を多重す
    る第1の多重分離手段(311、312)と、前記下りの通信回
    線(33)の伝送情報から前記データリンク情報を分離する
    とともに、前記上りの通信回線(32)の伝送情報に前記デ
    ータリンク情報を多重する第2の多重分離手段(313、31
    4)とを具備し、前記スイッチ手段(213) は、前記第1の
    多重分離手段(311,312) と前記伝送制御手段(212) との
    間のデータリンク情報の伝送路に挿入される第1のスイ
    ッチ手段(316) と、前記第2の多重分離手段(313,314)
    と前記伝送制御手段(212) との間のデータリンク情報の
    伝送路に挿入される第2のスイッチ手段(317) とを具備
    し、前記スイッチ制御手段(214) は、自局が前記バス方
    式の通信網の始点局である場合は、前記第1,第2のス
    イッチ手段(316,317) をそれぞれスルー状態、カットオ
    フ状態に設定し、始点局以外の場合は、両スイッチ手段
    (316,317) をスルー状態に設定する第1の制御手段(31
    5) と、前記第1,第2のスイッチ手段(316,317) がス
    ルー状態となっている状態において、前記下りの通信回
    線(33)の障害を検出すると、この障害発生期間、前記第
    2のスイッチ手段(317) をスルー状態からカットオフ状
    態に切り換えるとともに、前記始点局の第2のスイッチ
    手段(317) をカットオフ状態からスルー状態に切り換え
    るための制御信号を出力する第2の制御手段(315) と、
    前記第1,第2のスイッチ手段(316, 317)がスルー状態
    となっている状態において、前記上りの通信回線(32)の
    障害を検出すると、この障害発生期間、前記第1のスイ
    ッチ手段(316) をスルー状態からカットオフ状態に切り
    換えるとととに、前記始点局の第2のスイッチ手段(31
    7) をカットオフ状態からスルー状態に切り換えるため
    の制御信号を送る第3の制御手段(315) と、前記第2の
    スイッチ手段(317) がカットオフ状態において、前記制
    御信号を受けると、この第2のスイッチ手段(317) をカ
    ットオフ状態からスルー状態に切り換える第4の制御手
    段(315) と、前記第2のスイッチ手段(317) がカットオ
    フ状態において、前記上りの通信回線(32)の障害を検出
    すると、この障害発生期間、前記第1のスイッチ手段(3
    16)をスルー状態からカットオフ状態に切り換えるとと
    もに、前記第2のスイッチ手段(317) をカットオフ状態
    からスルー状態に切り換える第5の制御手段(315) とを
    具備するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】前記バス方式の通信網は、下りの通信回線
    (42)を具備し、前記スイッチ手段(213) は、前記多重分
    離手段(211) により分離されたデータリンク情報の伝送
    路に挿入されたスイッチ手段(414)を具備し、前記スイ
    ッチ制御手段(214) は、自局が前記バス方式の通信網の
    始点局である場合は、前記スイッチ手段(414)をカット
    オフ状態に設定し、始点局以外の場合は、スルー状態に
    設定する第1の制御手段(413) と、前記スイッチ手段(4
    14) がスルー状態となっている状態において、前記下り
    の通信回線(42)の障害を検出すると、この障害発生期
    間、前記スイッチ手段(414)をスルー状態からカットオ
    フ状態に切り換えるとともに、前記始点局のスイッチ手
    段(414) をカットオフ状態からスルー状態に切り換える
    ための制御信号を出力する第2の制御手段(415) と、前
    記スイッチ手段(414) がカットオフ状態において、前記
    制御信号を受けると、このスイッチ手段(414) をカット
    オフ状態からスルー状態に切り換える第3の制御手段(4
    13) とを具備するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の伝送装置。
  4. 【請求項4】前記バス方式の通信網は、下りの通信回線
    (42)を有し、前記スイッチ手段(213) は、前記多重分離
    手段(211) により多重されるデータリンク情報の伝送路
    に挿入されるスイッチ手段(414) を具備し、前記スイッ
    チ制御手段(214) は、自局が前記バス方式の通信網の終
    点局である場合は、前記スイッチ手段(414)をカットオ
    フ状態に設定し、終点局以外の場合は、スルー状態に設
    定する第1の制御手段(413) と、前記スイッチ手段(41
    4) がスルー状態となっている状態において、前記下り
    の通信回線(42)の障害を検出すると、この障害発生期
    間、前記スイッチ手段(414)をスルー状態からカットオ
    フ状態に切り換えるとともに、前記始点局にこの始点局
    のスイッチ手段(414) をカットオフ状態からスルー状態
    に切り換えるための制御信号を送る第2の制御手段(41
    3) と、前記スイッチ手段(414) がカットオフ状態にお
    いて、前記制御信号を受けると、このスイッチ手段(41
    4) をカットオフ状態からスルー状態に切り換える第3
    の制御手段(413) とを具備するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
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