JP3556323B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光通信ネットワークに関し、より詳細には同期光通信ネットワークで用いられる中継装置に関する。
近年、広帯域サービスを実現するハイアラーキとして、SDH(Synchronous Digital Hierarchy )が国際標準化されている。例えば、例えば北米で実用化されているSONET(Synchronous Optical NETwork )はこのようなハイアラーキの一例である。
【0002】
【従来の技術】
図27は、SONETの伝送系の一例を示すブロック図である。ポイント・ツー・ポイントネットワーク構成で対向する2つの回線終端装置(LTE:Line Terminated Equipment)LTE1とLTE2との間に、中継装置ADM(Add/Drop Multiplexer)が設けられている。各回線終端装置LTE1、LTE2は多重化された光信号OC−N(OCはOptical Containerの略で、Nは任意の数)の高次群光インタフェース(入出力インタフェース)を構成する。例えばOC−12は622.08Mbpsの伝送速度を持つ。回線終端装置LTE1とLTE2との間は、中継装置ADMを介して、2組の双方向(Bothway)光伝送系L1、L2で接続されている。各光伝送系L1、L2において、いずれか一方の光伝送回線(光ファイバ)は現用回線として用い、他方の光伝送回線は予備回線として用いる。中継装置ADMは、主信号の再生中継及び抽出・挿入(終端機能)する機能に加え、サービス信号を抽出・挿入する機能(終端機能)を有する。サービス信号には、保守者同士が通信する電話回線や、種々の監視制御情報を含み、SONET伝送系の保守、監視に用いる。このようなサービス信号は、伝送信号中のセクション・オーバヘッドSOHやライン・オーバヘッドLOHを用いて伝送される。
【0003】
SONETでは、セクション・オーバヘッドSOHは中継装置間の中継セクションを管理するために用いられ、ライン・オーバヘッドLOHは回線終端装置間の多重セクションを管理するために用いられる。後述するように、セクション・オーバヘッドSOHは3行9列構成で、ライン・オーバヘッドLOHは5行9列構成である。セクション・オーバヘッドSOH及びライン・オーバヘッドLOHは多重化されたディジタル信号の先頭に付加される。なお、多重化装置間のパスを管理するパス・オーバヘッドも、保守監視に用いられる。
【0004】
図28は、上記中継装置ADMの要部構成を示すブロック図である。回線終端装置LTE1からの伝送回線L1、L2に対しそれぞれインタフェースINF1、INF2が設けられ、回線終端装置LTE2からの伝送回線L1、L2に対しそれぞれインタフェースINF3、INF4が設けられている。図28では、インタフェースINF1〜INF4のうち、オーバヘッドSOH、LOH(サービス信号)を抽出する系を示している。なお、オーバヘッドSOH、LOHを挿入する系は省略してある。インタフェースINF1とINF2の出力はそれぞれハイ・インピーダンス制御部Cを介して1つにまとめられ、INF3とINF4の出力も同様にハイ・インピーダンス制御部Cを介して1つにまとめられている。INF1とINF2のいずれか一方のハイ・インピーダンス制御部Cをハイ・インピーダンスに設定し、INF3とINF4のいずれか一方のハイ・インピーダンス制御部Cをハイ・インピーダンスに設定する。換言すれば、INF1とINF2のいずれか一方が出力するオーバヘッドSOH、LOHを取り出し、INF3とINF4のいずれか一方が出力するSOH、LOHを取り出す構成である。現用系と予備系とでは、同一の信号が伝送されるので、いずれか一方を介して伝送される信号のオーバヘッドSOH、LOHを抽出すれば十分である。
【0005】
上記中継装置ADMに類似した中継装置として、リジェネレータ(REG:Regenerator)と呼ばれるものがある。図29に示すように、リジェネレータREGは、中継装置ADMと同様に、回線終端装置LTE1とLTE2との間に設けられる。また、リジェネレータREGを中継装置ADM間に設けることもある。中継装置ADMとは異なり、リジェネレータREGは主信号及びライン・オーバヘッドLOHを抽出・挿入する機能を持たない。
【0006】
図30は、上記リジェネレータREGの要部構成を示すブロック図である。図示するように、各回線毎にインタフェースINF11〜INF14が設けられている。リジェネレータREGは中継装置ADMとは異なり、必ずしも現用及び予備の両方を中継するとは限らない。例えば、図31に示すように、リジェネレータREGは、LTE1とLTE2との間の現用系又は予備系のいずれか一方を中継し、また回線終端装置LTE3とLTE4の現用又は予備系のいずれか一方を中継する。従って、図28に示す構成とは異なり、リジェネレータREGはハイ・インピーダンス制御部Cを持たない。すなわち、図30に示すように、4つのすべての伝送回線からセクション・オーバヘッドを抽出する。なお、前述したように、ライン・オーバヘッドは抽出せず、スルーさせる。
【0007】
図32は、従来のリジェネレータREGの要部構成を示すブロック図である。図示するリジェネレータREGは、2つの伝送系の各回線毎に設けられた高次群インタフェース部10と、オーバヘッド処理部12a、12b、12c、12dを有するオーバヘッド処理機構12とを有する。高次群インタフェース部10で抽出されたセクション・オーバヘッドSOHは、対応するオーバヘッド処理部12a、12b、12c、12dに送出され、ここで終端される。太い矢印で示した主信号は、図示するようにスルー(再生中継であって終端しない)する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図32に示すような従来のリジェネレータREGは、各回線毎にオーバヘッド処理部12a〜12dを設けており、装置の小型化、低消費電力化、低コスト化の妨げになっていた。
【0009】
従って、本発明は小型化、低消費電力化、及び低コスト化を図ったリジェネレータの機能を有する中継装置を提供することを目的する。
また、本発明の別の目的は、中継装置ADMに多少の改良を施すことで得ることができる構成を有する、リジェネレータの機能を持った中継装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、以下に示す構成の本発明で達成される。
請求項1に記載の発明は、多重化された信号を双方向に伝送する伝送系を2組有する通信システムにおける中継装置において、前記2組の伝送系のいずれか一方の伝送系を選択し、ここを通る信号に含まれる管理情報を終端する手段を有する。
【0011】
請求項2に記載の発明では、請求項1記載の前記手段は、選択されない他方の伝送系をハイ・インピーダンス状態に設定する手段を有する。
請求項3に記載の発明では、請求項1記載の前記手段は2組の伝送系に共通に設けられ、伝送されてきた管理情報を抽出し、送出すべき管理情報を出力する手段を有する。
【0012】
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の前記管理情報は、前記通信システムの中継セクションに関する管理情報を含むセクション・オーバヘッドである。
請求項5に記載の発明では、請求項1記載の前記管理情報は、前記通信システムの中継セクションに関する管理情報を含むセクション・オーバヘッドであり、前記通信システムの多重セクションに関する管理情報を終端しない。
【0013】
請求項6に記載の発明では、請求項1記載の前記2組の伝送系の1つは、予備の伝送系を構成する。
請求項7に記載の発明では、請求項1記載の前記手段は、前記選択されている伝送系を通る信号中の所定の情報を参照していずれか一方の組の伝送系を選択する手段を有する。
【0014】
請求項8に記載の発明では、請求項7において、前記通信システムの多重セクションを管理する管理情報を終端して前記所定の情報を得る手段を有する。
請求項9に記載の発明では、前記管理情報中の所定の情報とは、障害の発生により系を現用系から予備系に切り替えたことを示す情報である。
【0018】
【作用】
請求項1〜9に記載の発明は、多重化された信号を双方向に伝送する伝送系を2組有する通信システムにおける中継装置において、前記2組の伝送系のいずれか一方の伝送系を選択し、ここを通る信号に含まれる管理情報を終端するので、従来各組の伝送系毎に設けていた管理情報を終端する手段に比べ、小型化、低消費電力化、及び低コスト化が可能になる。
【0021】
【実施例】
図1は、本発明によるリジェネレータREGの要部構成を示す図である。図示するように、各伝送回線毎に、インタフェースINF15、INF16、INF17及びINF18を有する。例えば、光伝送系L1を現用系として用い、光伝送系L2を予備系として用いる。各インタフェースINF15〜INF18は、ハイ・インピーダンス制御部Cを具備している。インタフェースINF15とINF16のいずれか一方のハイ・インピーダンス制御部Cをハイ・インピーダンスに設定し、インタフェースINF17とINF18のいずれか一方のハイ・インピーダンス制御部Cをハイ・インピーダンスに設定する。すなわち、現用系と予備系のいずれか一方を選択して、ここを通る信号中のセクション・オーバヘッドを抽出(終端)し、他方の伝送系を通る信号中のセクション・オーバヘッドを終端しない。この結果、図30に示す従来のリジェネレータREGに比べ、処理すべきセクション・オーバヘッドの数は半分に軽減され、装置の小型化、低消費電力化、及び低コスト化が可能となる。
【0022】
図2は、図1に示す構成を詳細に示すブロック図である。以下、図2に示す構成を本発明の第1の実施例として説明する。
図2に示すように、各伝送回線ごとに高次群インタフェース部20を設けてある。各高次群インタフェース部20はそれぞれ、セクション・オーバヘッドSOHの終端を制御するハイ・インピーダンス制御部21を有する。今、図2の左側に図示されている2つの高次群インタフェース部20をウェスト側(W)とし、右側に図示されている2つの高次群インタフェース部20をイースト側(E)とすると、ウェスト側の2つのハイ・インピーダンス制御部21は同一のオーバヘッド切り替え信号23で制御され、イースト側の2つのハイ・インピーダンス制御部21は同一のオーバヘッド切り替え信号23で制御されている。オーバヘッド切り替え信号23の指示により、イースト側の2つのハイ・インピーダンス制御部21のいずれか一方がハイ・インピーダンス状態に設定され、ウェスト側の2つのハイ・インピーダンス制御部21のいずれか一方がハイ・インピーダンス状態に設定される。例えば、予備系に設定されている伝送系L2をウェスト側及びイースト側ともハイ・インピーダンス状態に設定する。なお、いずれか一方のハイ・インピーダンス制御部21は、図示しないインバータを介して上記オーバヘッド切り替え信号23を受け取る。
【0023】
主信号は、図2の太い矢印のルートを通る。すなわち、主信号はリジェネレータREGをスルーする。
ウェスト側(W)のハイ・インピーダンス制御部21の出力は共通に接続され、オーバヘッド処理機構22のオーバヘッド処理部22aに接続されている。同様に、イースト側(E)のハイ・インピーダンス制御部21の出力は共通に接続され、オーバヘッド処理機構22のオーバヘッド処理部22bに接続されている。また、オーバヘッド処理部22a及び22bから、主信号に挿入されるべきセクション・オーバヘッドSOHが高次群インタフェース部20に出力される。
【0024】
このように、ウエスト側(W)の2つの伝送回線に共通にオーバヘッド処理部22aを設け、イースト側(E)の2つの伝送回線に共通にオーバヘッド処理部22bを設けているので、装置の小型化、低消費電力化、及び低コスト化が可能となる。
【0025】
以上説明した図1及び図2から、ウエスト側(W)の2つの伝送回線に共通にオーバヘッド処理部22aを設け、イースト側(E)の2つの伝送回線に共通にオーバヘッド処理部22bを設ける構成は、既存の中継装置ADMの構成に適合する。よって、既存の中継装置ADMを流用して、リジェネレータREGを容易に構成することができる。
【0026】
図3は、中継装置ADMを用いてリジェネレータREGの機能を実現した構成を示すブロック図である。なお、図3中、前述した構成要素と同一のものには同一の参照願号を付してある。太い矢印は主信号のルートを示している。主信号の各ルート上には、主信号用ハイ・インピーダンス制御部21Aが設けられている。セクション・オーバヘッドSOHのみオーバヘッド処理機構22に送られ、主信号はスルー(再生中継)する。
【0027】
図4は、図1ないし図3に示すリジェネレータREGの要部の構成を示すブロック図である。伝送系L1とL2のそれぞれの一方の伝送回線にかかる構成を図示してある。伝送系L1からの光信号を光/電気変換器(O/E)31で電気信号に変換し、これをシリアル/パラレル変換器(S/P)32でパラレル信号に変換する。フレーム同期回路(SYNC)33はパラレル信号のフレーム同期をとり、デスクランブラ(DSCR)34はフレーム同期がとられたパラレル信号をデスクランブルする。セクション・オーバヘッドSOHは、抽出/挿入部(INS/DRP)35で抽出され、オーバヘッド処理部(PROCESS)36で処理される。例えば、伝送されてきた保守・監視情報はここで取り出される。また、オーバヘッド処理部36は伝送すべきセクション・オーバヘッドを抽出/挿入部35に出力する。セクション・オーバヘッドが付加された伝送信号は、スクランブラ(SCR)37でスクランブルされる。パラレル/シリアル変換部(P/S)38は、パラレル形式の伝送信号をシリアル形式に変換する。電気/光変換部(E/O)39は、受け取ったシリアル形式の電気信号を光信号に変換して、伝送系L1に送出する。PLLシンセサイザ40は、シリアル/パラレル変換部32で抽出したタイミング信号を内部発振器が生成するタイミング信号と比較し、パラレル/シリアル変換部38の動作タイミングを生成する。
【0028】
伝送系L2の光信号を処理する回路も、上記抽出/挿入部35及びオーバヘッド処理部36を除き、伝送系L1の処理回路と同様に構成されている。
前述したように、セクション・オーバヘッドを処理する回路は、伝送系L1とL2で共用化されているので、抽出/挿入部35及びオーバヘッド処理部36は伝送系L1及びL2に共通に設けられている。伝送系L2のデスクランブラ34の出力信号は抽出/挿入部35に与えられる。図4の*1の部分に、前述のハイ・インピーダンス制御部21が設けられている。また、抽出/挿入部35の出力は、伝送系L2のスクランブラ37にも接続されている。図4の*2の部分に、前述のハイ・インピーダンス制御部21が設けられている。なお、伝送系L2の主信号はリジェネレータREGをスルーする(中継再生)ので、図4では便宜上、デスクランブラ34から直接スクランブラ37に主信号が伝送されるように図示してある。*1と*2に設けられているハイ・インピーダンス制御部21の切り替え制御は、オーバヘッド処理部36が出力するオーバヘッド切り替え信号(図3に示す信号23に相当する)で制御される。なお、図4では、便宜上、この切り替え信号の図示を省略してある。
【0029】
図5は、図4に示す抽出/挿入部35の構成を示す図である。セクション・オーバヘッド抽出部35aは、いずれか一方のデスクランブラ34からの信号からセクション・オーバヘッドSOHを抽出する。また、APS(Automatic Protection Switch)抽出部35bは、K1及びK2バイトからなる自動保護スイッチAPSを抽出する。なお、このAPS抽出部35bについての詳細は後述する。メモリ(MEM)35cは周波数調整用であり、主信号を一時記憶する。セクション・オーバヘッド挿入部35dは、オーバヘッド処理部36からのセクション・オーバヘッドSOHを主信号の先頭に付加して、スクランブラ37に出力する。なお、ブロック35eについては後述し、ここではメモリ35cの出力はセクション・オーバヘッド挿入部35dに直接与えられるとして考える。
【0030】
以上、本発明の第1の実施例によるリジェネレータREGを説明した。セクション・オーバヘッド処理部は共通化されているので、装置の小型化、低消費電力化、及び低コスト化が可能となる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例では、図2に示すハイ・インピーダンス制御部21のインピーダンス設定を、伝送系に発生した障害に基づいて動的に行うことを主たる特徴としている。例えば、現用系に障害が発生した場合に、予備系を現用系に設定するとともに、これに応じてハイ・インピーダンス制御部21の設定も切り替える。
【0031】
ここで、伝送回線の切り替えについて図6を参照して説明する。図6(A)は、ユニ・ディレクショナル(Unidirectional)切り替え方式を示し、図6(B)はバイ・ディレクショナル(Bidirectional)切り替え方式を示す。図6(A)において、現用伝送系L1の伝送回線に”×”で示す障害が発生した場合、ユニ・ディレクショナル切り替え方式では、障害を受信側(この例の場合、LTE2)で検出し、障害が発生した伝送回線に対応する予備系L2の伝送回線を現用系に切り替える。図6(B)に示すバイ・ディレクショナル切り替え方式では、上記と同様の障害が発生した場合、受信側の回線終端装置LTE2がこれを検出し、伝送系L2の2つの伝送回線を現用系に切り替える。すなわち、障害が発生していない伝送系L1の伝送回線も、伝送系L2の対応する伝送回線に切り替える。
【0032】
第2の実施例におけるハイ・インピーダンス制御部21の切り替え制御は、図6(A)及び(B)のいずれにも対応できる。障害発生時、回線終端装置LTE間で伝送されるAPSバイト(K1、K2)をリジェネレータREGがモニタすることで、回線の切り替えが終了したこと(APSプロトコルの完了)を検出し、自動的にセクション・オーバヘッドSOHの終端を現用から予備に切り替える。
【0033】
ここで、APSバイトを説明するために、セクション・オーバヘッドSOH及びパス・オーバヘッドPOHについて説明する。
図7(A)はセクション・オーバヘッドSOH及びラインオーバヘッドLOHを示す図で、図7(B)はパス・オーバヘッドPOHを示す図である。公知のように、セクション・オーバヘッドSOHは、3行9列構成であり、ライン・オーバヘッドLOHは5行9列構成である。また、パス・オーバヘッドPOHは9行1列構成である。
【0034】
図8に、伝送信号のフォーマットを示す。パス・オーバヘッドPOH及びライン・オーバヘッドLOHは、先頭にパス・オーバヘッドPOHを有するペイロードと呼ばれる主信号の先頭に付加される。AUポインタは、ペイロード中にある多重化された情報の1単位の先頭を示す。
【0035】
図9に、セクション・オーバヘッドSOH及びライン・オーバヘッドLOHを構成する記号の定義を示す。前述したように、セクション・オーバヘッドSOHは中継装置(ADMやREG)間の管理に使用され、ライン・オーバヘッドLOHは回線終端装置LTE間の管理に使用される。前述のAPSバイトはライン・オーバヘッドLOHに含まれ、K1、K2バイトで構成される。K1バイトは切り替え系の制御に関する情報であり、K2バイトは多重セクション状態の転送に関する情報である。
【0036】
図10に、K1バイト及びK2バイトの詳細を示す。これらのバイトはライン・オーバヘッドLOHの一部であり、通常は回線終端装置LTEで終端され、公知のAPSプロトコルに従った制御が行われる。K1バイトは、リクエスト・タイプ(Type of Request)及びスイッチング・リクエスト・チャネル(Switching Request Channel)情報を含む。K2バイトは、ブリッジング・チャネル(Bridging Channel)、1+1/1:1、オペレーション・モード(Mode of Operation)情報を含む。
【0037】
リクエスト・タイプには、回線(ライン)切り替えのステータス、コンディション、外部制御内容が示してある。スイッチング・リクエスト・チャネルには、回線のTail−end(受信側)装置においての、スイッチングが行われる現用回線番号(例えば0〜15)が示してある。ブリッジング・チャネルには、回線のTail−head(送信側)装置においての、ブリッジングが行われる現用回線番号(例えば0〜15)が示してある。1+1/1:1の情報には、システム・アーキテクチャが1+1か1:nかの情報が示してある。オペレーション・モードにはユニ・ディレクショナル、バイ・ディレクショナル、回線AIS(Line Alarm Indication Signal:LAISともいう)、回線FERF(Far End Receive Failure:LFERFともいう)の情報が挿入される。
【0038】
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施例の動作について説明する。前述したリジェネレータREGで上記APSバイト(K1、K2)をモニタし、障害の発生等で回線が切り替ったときに、リジェネレータREGで終端すべきセクション・オーバヘッドSOHを切り替える。
【0039】
まず、リジェネレータREGは、回線終端装置LTE1側の現用回線で発生した信号断(LOS:Loss of Signal)を検出して、LTE2側の現用回線に回線障害表示信号LAIS(Line Alarm Indication Signal)を送出する。この信号は、図5に示すブロック35eが生成する。LTE2は回線障害表示信号LAISを検出し、予備(Protect)回線に切り替えるための切り替え要求(スイッチンング・リクエスト)を発生する。この切り替え要求はK1バイトのスイッチング・リクエスト・チャネルを1に設定し、K2バイトのブリッジング・チャネルを0に設定することで行われる。回線終端装置LTE2からの切り替え要求はリジェネレータREGをスルーし、LTE1はこれを受信する。
【0040】
LTE1は所定の処理を行ってその要求が有効であると判断した場合に、予備回線へブリッジング(切り替え)し、K1バイトのスイッチング・リクエスト・チャネルを1に設定し、K2バイトのブリッジング・チャネルを1に設定する。リジェネレータREGは、予備回線を介して受信した上記”1、1”をモニタする(図の*1)。このK1、K2バイトは図5に示すAPS抽出部35bで抽出され、オーバヘッド処理部でこれらの値が判定される。
【0041】
また上記K1、K2バイトは回線終端装置LTE2に送出され、受信される。ブリッジング情報を受信したLTE2は現用回線を予備側に切り替え、スイッチング・リクエスト・チャネル及びブリッジング・リクエスト・チャネルを予備側に維持した情報を送り続ける。リジェネレータREGは、LTE2から予備回線を介して上記”1、1”をモニタすると(図の*2)、受信APSバイトの示すスイッチング・リクエスト・チャネル及びブリッジング・チャネルがLTE1とLTE2で一致したことを確認して、受信すべきセクション・オーバヘッドSOHを予備側に切り替える(ハイ・インピーダンスの設定を予備側に切り替える)。
【0042】
このようにして、障害発生等に起因した回線切り替えが行われても、セクション・オーバヘッドSOHを正常に送受信することができる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例は、障害の発生等に回線を切り替えた際、セクション・オーバヘッドSOH中の情報の一部をリジェネレータREGで終端することなくスルーさせることで、無用なアラームの発生や通信の遮断を回避することを意図している。
【0043】
図12は、ポイント・ツー・ポイントネットワーク構成で対向する回線終端装置LTE1とLTE2において、現用系は直結し、予備系はリジェネレータREGを介して接続されている構成を示している。図中、LTE1及びLTE2において、TXw、TXpはそれぞれ現用系及び予備系の送信部を示し、RXw及びRXpはそれぞれ現用系及び予備系の受信部を示す。また、SWは予備回線スイッチを示し、前述のユニ・ディレクショナル切り替えを実現する。リジェネレータREGのTX及びRXはそれぞれ送信部及び受信部を示し、PROCESSはセクション・オーバヘッド処理部を示している。また#1、#2は現用回線、#3〜#6は予備回線を示す。
【0044】
図12に示すリジェネレータREGは2つの双方向(Bothway)伝送系を収容するが、図12では一方のみ示している。このようなリジェネレータを図12に示すように使用する場合、LTE1とLTE2が直結されていることに対応して、セクション・オーバヘッドSOHをスルーに設定することができる。以下、図12に示すリジェネレータREGは、通常時、セクション・オーバヘッドSOHをスルーさせる構成であるものとして説明する。
【0045】
図12の”×”で示す現用回線#2上に障害(一次障害)が発生すると、図11を参照して説明した手順と同様の手順で、現用系から予備系に回線を切り替える。この切り替えにより、リジェネレータREGで終端するセクション・オーバヘッドSOHも予備側に切り替えられるが、もしこのオーバヘッド中のデータ通信用D1〜D3バイト(図7(A)及び図9参照)を終端してしまうとLTE1の予備側の受信部RXp及び予備回線#3に接続されたリジェネレータREGの受信部RXでDCCアラームが発生してしまう。データ通信用D1〜D3バイト(これをDCCとも言う)は、いわゆるハンド・シェイク方式で通信されるので、受信側からアクノリッジ信号が受信できないと通信が成立せず、DCCアラームとなる。
【0046】
現用回線#2の障害を検出した回線終端装置LTE2は予備回線スイッチSWを予備側に切り替える。LTE1からの信号は予備回線#3及びリジェネレータREG、及び予備回線#5を介してLTE2の予備側受信部RXpで受信される。リジェネレータREGは、セクション・オーバヘッドSOHを終端するので、D1〜D3バイトもここで終端される。従って、LTE1からのD1〜D3バイトに対するアクノリッジが得られず、LTE1の受信部RXpでDCCアラームが発生する。同様に、回線#3に接続されたリジェネレータREGの受信部RXでもDCCアラームが発生する。
【0047】
よって、予備回線スイッチSWがユニ・ディレクショナル切り替え方式で動作する場合で、現用回線に障害が発生した場合には、D1〜D3バイトがリジェネレータREGをスルーするようにする。なお、この手順については後述する。
なお、D1〜D3バイトのみならず、セクション・オーバヘッドSOHのE1バイト(音声打ち合わせ)、F1バイト(故障特定)、B1バイト(誤り監視)もリジェネレータREGで終端することなくスルーさせれば、これらの情報が途絶えることを回避することができる。
【0048】
図13は、回線終端装置LTE1、LTE2の予備回線スイッチSWがユニ・ディレクショナル切り替え方式で動作し、現用回線#1に1次障害が発生し、現用回線#2に2次障害が発生した場合を示す。通常、リジェネレータREGはセクション・オーバヘッドSOHをスルーさせるように設定されている。これらの障害を検出した回線終端装置LTE1、LTE2はそれぞれ予備回線スイッチSWを予備側に切り替える。この場合にも、セクション・オーバヘッドSOHのD1〜D3バイト、E1バイト、F1バイト、B1バイトを両方向ともリジェネレータREGで終端するように制御することで、リジェネレータREGとLTE1、LTE2との間における上記バイトで実現される機能を保証することができる。なお、図13の場合の手順についても後述する。
【0049】
図14は、回線終端装置LTE1、LTE2の予備回線スイッチSWがバイ・ディレクショナル切り替え方式で動作し、現用回線#1に1次障害が発生した場合を示す。通常、リジェネレータREGはセクション・オーバヘッドSOHをスルーさせるように設定されている。図14に示す構成の場合には、現用回線#1に発生した障害を検出したLTE1の予備回線スイッチSWを予備側に切り替えるとともに、障害が発生していない現用回線#2に代えて、LTE2の予備回線スイッチSWが予備側に切り替わる。この場合にも、セクション・オーバヘッドSOHのD1〜D3バイト、E1バイト、F1バイト、B1バイトを両方向ともリジェネレータREGで終端するように制御することで、リジェネレータREGとLTE1、LTE2との間における上記バイトで実現される機能を保証することができる。なお、図13の場合の手順についても後述する。
【0050】
図15、図16及び図17は図12、図13及び図14の動作を示すフローチャートである。図15と図16はI−I線で結合し、図16と図17はII−II線で結合する。なお、このフローチャートは、図4及び図5に示すリジェネレータREGの各部で行われる処理である。図15は、回線#3から信号を入力し、回線#6に出力する処理である。図17は、回線#5から信号を入力し、回線#6に出力する処理である。図16は、図15及び図17の処理で参照されるテーブルを含むステップを示す。
【0051】
回線#3から受信した光信号を図4の光/電気変換部31でシリアル形式の電気信号に変換し(ステップST1)、次にシリアル/パラレル変換部32でパラレル形式に変換する(ステップST3)。そしてフレーム同期部33でフレーム同期をとり(ステップST5)、デスクランブラ34がステップST7とST9を実行する。ステップST7で、デスクランブラ34はセクション・オーバヘッドSOHをデスクランブルする。ステップST9で、デスクランブラ34はライン・オーバヘッドLOHをデスクランブルし、ステップST11でK1及びK2バイトを読み込む。そして、図16に示すステップST13で処理部36はK1、K2バイトの値から3つのパターンPT#1、PT#2、PT#3のどのパターンが示されているかを判断する。図15では、ステップST14のセクション・オーバヘッド切り替え処理でラインA又はBのいずれかが選択され、図17に示すステップST15ではラインC又はDのいずれかが選択される。この選択を図5を参照して説明すると、ラインB又はCが選択された場合にはメモリ35cから読み出されたセクション・オーバヘッドSOHはセクション・オーバヘッド挿入部35dをスルーし、ラインA又はDが選択された場合には処理部36からのセクション・オーバヘッドSOHがスクランブラ37に出力される。
【0052】
ステップST13でパターンが特定されると、ステップST14で対応するラインを選択する。ラインAの場合には、ステップST16で処理部36が行うE1、F1、DCC(D1〜D3)、B1バイトの読み出し、書き込み処理を行う。ステップST16の処理後、又はステップST14の処理後、ステップST18でスクランブラ37によりセクション・オーバヘッドSOHをスクランブルする。そして、ステップST20で変換部38によりパラレル/シリアル変換処理を行った後、ステップST22で電気/光変換部39により光信号に変換して、回線#6に送出する。
【0053】
図17に示す処理も、図15に示す処理と同様である。すなわち、図17の各ステップSTnは図15のステップSTn−1に相当する。
図16の処理について説明する。図12に示す構成において、回線終端装置LTE1、LTE2が現用側回線#1、#2で運用している場合において、リジェネレータREGのセクション・オーバヘッドSOHはスルー設定である。回線#2に障害が発生した場合でも、図16に示すステップST13においてライン・オーバヘッドLOHのK1、K2からパターンPT#1を検出することで、セクション・オーバヘッドSOHをスルーさせる。
【0054】
図13に示す構成において、回線終端装置LTE1、LTE2が現用側回線#1、#2で運用している場合において、リジェネレータREGのセクション・オーバヘッドSOHはスルー設定である。また、回線#1、#2に障害が発生した場合、図16に示すステップST13においてライン・オーバヘッドLOHのK1、K2からパターンPT#2を検出することによって、セクション・オーバヘッドを終端させる。よって、リジェネレータREGと回線終端装置LTE1、LTE2間でD1〜D3バイト、E1バイト、F1バイト、B1バイトを用いて行われる情報伝達が可能になる。
【0055】
図14に示す構成において、回線終端装置LTE1、LTE2が現用側回線#1、#2で運用している場合において、リジェネレータREGのセクション・オーバヘッドSOHはスルー設定である。また、回線#1、#2に障害が発生した場合、図16に示すステップST13においてライン・オーバヘッドLOHのK1、K2からパターンPT#3を検出することによって、セクション・オーバヘッドを終端させる。よって、リジェネレータREGと回線終端装置LTE1、LTE2間でD1〜D3バイト、E1バイト、F1バイト、B1バイトを用いて行われる情報伝達が可能になる。
【0056】
次に、本発明の第4の実施例を説明する。第4の実施例は、リジェネレータを用いてパス・スイッチ・リング(PSR)を構成する場合に関する。
図18は、パス・スイッチ・リング構成の一例を示すブロック図である。2つの中継装置ADM−AとADM−Dとの間に、2つのリジェネレータREG−BとREG−Cとが設けられている。中継装置ADM−AとADM−Dは、回線終端装置LTEであってもよい。リジェネレータREG−B、REG−Cはそれぞれ2組の双方向伝送系を収容する。各リジェネレータREG−B、REG−Cにおいて、セクション・オーバヘッドSOHは一方の双方向伝送系のみで終端し、他方はスルーさせる。図18では、スルーを1−W、2−Wで示し、終端を1−P、2−Pで示している。また、発生したデータが自分に戻ってこないように、中継装置ADM−Aの1−P側をマスタに設定して、オーバヘッド・データリンクを予め切断(図18の×で示す)しておく。中継装置ADM−Dの1−P側はスレーブに設定される。すなわち、セクション・オーバヘッドSOHは、各リジェネレータREG−B、REG−Cで終端される。
【0057】
図19は、パス・スイッチ・リング構成の別の例を示すブロック図である。中継装置ADM−AとADM−Dとは一方において直結され、他方においてリジェネレータREG−B、REG−Cを介して接続されている。また、中継装置ADM−EとADM−Fとは一方において直結され、他方においてリジェネレータREG−B、REG−Cを介して接続されている。これにより、図示するように2つのリングRING1、RING2が形成されている。中継装置ADM−Aの1−P側及びADM−Eの1−P側で、オーバヘッド・データリンクは予め切断(図中の×で示す)されている。
【0058】
図18及び図19に示すパス・スイッチ・リング構成では、障害が発生した場合、障害を検出した装置で障害側のオーバヘッド・データリンクを切断し、マスタ側の切断箇所を復旧させるために、障害通知信号をセクション・オーバヘッドSOH中のF1バイト(図9参照)を使用している。
【0059】
図19に示す構成において、図20に示すように、リジェネレータREG−B、REG−Cの入った系の伝送回線が☆で示す位置で断線した場合を考える。この場合、リジェネレータREG−Cの入力は断となるが、リジェネレータREG−Cの対応する系はスルーに設定されているので、リジェネレータREG−Cからセクション・オーバヘッドSOHを使って障害情報をリジェネレータREG−Bを介して中継装置ADM−Aに伝送することができない。よって、中継装置ADM−Dが孤立してしまう。
【0060】
本発明の第4の実施例は、上記問題点を解消することを意図している。図21は、本発明の第4の実施例による再ルーティング手順を示す図である。この再ルーティング手順によれば、セクション・オーバヘッドSOHをスルーするリジェネレータREGでは、これに接続されるセクション・オーバヘッドSOHを終端する装置にローカル障害情報を送り、これを検出したセクション・オーバヘッドSOHを終端する装置でオーバヘッド・データリンクの切断、障害通知信号の発生を行う。
【0061】
図21において、図20と同じ位置☆で障害が発生した場合、この伝送系のセクション・オーバヘッドSOHをスルーさせるリジェネレータREG−Cは入力断を隣りのリジェネレータREG−Bにローカルに通知する(*で示す矢印)。リジェネレータREG−Bはこれを検出し、オーバヘッド・データリンク切断(×の位置)、障害通知信号(F1バイト)の発生を行う。
【0062】
上述のローカル障害情報は、リジェネレータREG−Cの障害に対応する系はスルーなので、後続のリジェネレータREG−Bは障害時に自動的に送られるパターンを認識してリジェネレータREG−Cの入力障害検出を行う。入力障害時にリジェネレータREG−Cからは回線障害表示信号LAIS(Line Alarm Indication Signal)が出力される。この時のセクション・オーバヘッドSOHは規定できないため、オール’0’(F1バイトも’0’)である。
【0063】
なお、回線障害表示信号LAISは、前述した図5に示すブロック35eが発生する。メモリ35cから所定時間データの出力がないと、ブロック35eがLAIS信号を出力する。
以上の構成から、図22に示すように、オーバヘッド・スルーのリジェネレータREG−Cに接続されるオーバヘッド終端のリジェネレータREG−Bは、LAISとF1=0(障害通知情報なし)を検出し、これが検出された場合にはオーバヘッド・データリンク切断(×の位置)、障害通知信号(F1=1)の発生を行う。
【0064】
また、図22には、オーバヘッド終端のリジェネレータREGに入力障害が発生した場合も示してある。この場合には、リジェネレータREGがこの入力障害を検出して、オーバヘッド・データリンクの切断(×の位置)を行い、障害通知信号F1を1に設定する(F1=1)。この障害通知信号は上記LAISとともに送出され、図22の例ではオーバヘッド・スルーのリジェネレータREGをスルーして、後続の装置に送出される。
【0065】
図23は、図21の構成において、図21を参照して説明した障害に加え、リジェネレータREG−Cのセクション・オーバヘッドを終端する系に入力障害が発生した場合の再ルーティング手順を示す。リジェネレータREG−Cのセクション・オーバヘッドを終端する系の入力障害が発生すると、オーバヘッド・データリンクの切断(×の位置)を行い、障害通知信号F1を1に設定する(F1=1)。この障害通知信号は上記LAISとともに送出され、オーバヘッド・スルーのリジェネレータREGをスルーして、中継装置ADM−Eに送出される。中継装置ADM−EではF1=1であることを検出して、いままで切断されていた(×)オーバヘッド・データリンクを接続する(○)。
【0066】
なお、オーバヘッド・データリンクの切断・接続は、例えば図3に示すハイ・インピーダンス制御部21、21Aの制御で実現できる。
次に、本発明の第5の実施例について説明する。
図4に示す構成において、フレーム同期部33は並列信号のフレーム同期を内部のバイト・スイッチを用いて行う。例えば、シリアル/パラレル変換器32から8ビットのデータD1〜D8が出力された場合、この1バイトの先頭データは本来D0とすれば、フレーム同期部33はフレーム同期処理を行い、8ビットのパラレルデータD0〜D7を出力する。通常、図4に示すように、フレーム同期部を構成するバイト・スイッチは受信側のみに設けられ、送信側にはない。しかしながら、受信側にのみバイト・スイッチを設けた場合には、発生した障害が復旧した後、システム全体で同期が回復するまで(信号復旧)に多くの時間を要してしまう。この問題点を、図24を参照して説明する。
【0067】
今、図24(A)に示す多重化伝送システムを考える。このシステムは、回線終端装置LTE1とLTE2との間に3つのリジェネレータREG1、REG2、REG3が設けられている。各リジェネレータREG1、REG2、REG3はそれぞれ送信側にのみバイト・スイッチを有する。図24(B)は、リジェネレータREG1、REG2、REG3及び回線終端装置LTE2の動作を示すタイミング図である。図24(B)中、”OOF”は同期外れ(Out of Frame)を示し、”LOF”は信号喪失(Loss of Signal)を示す。”LAIS”は前述した回線障害表示信号である。なお、図24(A)を参照して中継セクションと多重セクションとを説明すると、中継セクションとは、各リジェネレータ間及びリジェネレータと回線終端装置との間のセクションを意味し、多重セクションとは回線終端装置LTE1とLTE2との間のセクションを意味する。
【0068】
今、図24(A)の×で示す位置に障害が発生した場合、リジェネレータREG1では前方保護時間t¥s1¥s経過後フレーム同期がはずれる。同様に、他のリジェネレータREG2、REG3及び回線終端装置LTE2でも同時刻にフレーム同期がはずれる。障害が復旧すると、リジェネレータREG1では同期引き込み(ハンチング)処理に要する時間と後方保護時間との和t¥s2¥s経過後、フレーム同期が再び確立する。しかしながら、リジェネレータREG2、REG3及び回線終端装置LTE2では、手前のリジェネレータREG1の同期が引き込むたびに、リジェネレータから出力されるフレームの位置が変わるため、一旦同期を引き込みはするが、再び同期がはずれ、障害が復旧してからリジェネレータの段数分だけ信号復旧までに時間を要する。前述した例でリジェネレータREGのフレーム同期部がパラレルデータD1〜D8を入力してD0〜D7を出力する場合、他のリジェネレータREGのフレーム同期部も同様に動作するが、障害から復旧した時点で例えばリジェネレータREG1のフレーム同期部がパラレルデータD3〜D10を入力してD0〜D7を出力するようになった場合、他のリジェネレータは直ちにこれに追従できない。
【0069】
この問題点を解消するために、本発明の第5の実施例では図25に示すようにリジェネレータREGを構成する。図25において、図4に示す構成要素と同一のものには同一の参照番号を付している。なお、図4に示すフレーム同期部33を、図25では内部に含まれるバイト・スイッチ(BSW)41をその他の部分を分けて図示してある。また、図4では省略していた受信側タイミング信号発生部(PGR)43も図25には図示してある。
【0070】
図25に示す構成の特徴は、送信側にもバイト・スイッチ(BSW)42を設け、これをフレーム同期部33で受信側のバイト・スイッチ(BSW)41と同一タイミングで制御する(連動させる)ことにある。このため、スイッチ41と42は、正常時にはスイッチ状態が一致する。例えばバイト・スイッチ41がパラレル・データD1〜D8を入力してD0〜D7を出力する場合、バイト・スイッチ42はD0〜D7を入力してD1〜D8を出力するように動作する。これにより、受信側及び送信側でフレーム位置が同一タイミングで同一となる。よって、これ以降のリジェネレータREGでは、同一タイミングで受信側及び送信側のフレーム位置を決定することができ、フレーム位置は変わらない。
【0071】
図26は、図24(A)に示す各リジェネレータが図25に示す構成を有する場合において、同様の障害が発生した場合の動作を示す図である。図示するように、各リジェネレータREG1〜REG3及び回線終端装置LTE2では同一タイミングで動作し、同時刻に信号復旧が可能となる。すなわち、図24に示す場合のように、リジェネレータの段数に依存しない。
【0072】
以上、本発明の実施例を説明した。本発明は上記実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載の範囲内において、種々の変形・改良が等業者によって可能である。例えば、上記実施例を適宜組み合わせることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では以下の効果が得られる。
請求項1〜9に記載の発明は、多重化された信号を双方向に伝送する伝送系を2組有する通信システムにおける中継装置において、前記2組の伝送系のいずれか一方の伝送系を選択し、ここを通る信号に含まれる管理情報を終端するので、従来各組の伝送系毎に設けていた管理情報を終端する手段に比べ、小型化、低消費電力化、及び低コスト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリジェネレータREGの要部構成を示す図である。
【図2】図1に示す構成を詳細に示すブロック図である。
【図3】中継装置ADMを用いてリジェネレータREGの機能を実現した構成を示すブロック図である。
【図4】図1ないし図3に示すリジェネレータREGの要部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す抽出/挿入部35の構成を示す図である。
【図6】伝送回線の切り替え方式を説明するための図である。
【図7】セクション・オーバヘッドSOH及びラインオーバヘッドLOH(同図(A))、並びにパス・オーバヘッドPOH(同図(B))を示す図である。
【図8】伝送信号のフォーマットを示す図である。
【図9】セクション・オーバヘッドSOH及びライン・オーバヘッドLOHを構成する記号の定義を示す図である。
【図10】K1バイト及びK2バイトの詳細を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例を説明するための図である。
【図12】ポイント・ツー・ポイントネットワーク構成で対向する回線終端装置LTE1とLTE2において、現用系は直結し、予備系はリジェネレータREGを介して接続されている構成を示す図である。
【図13】回線終端装置LTE1、LTE2の予備回線スイッチSWがユニ・ディレクショナル切り替え方式で動作し、現用回線#1に1次障害が発生し、現用回線#2に2次障害が発生した場合を示す図である。
【図14】回線終端装置LTE1、LTE2の予備回線スイッチSWがバイ・ディレクショナル切り替え方式で動作し、現用回線#1に1次障害が発生した場合を示す図である。
【図15】図12、図13及び図14の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図16】図12、図13及び図14の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図17】図12、図13及び図14の動作を示すフローチャート(その3)である。
【図18】パス・スイッチ・リング構成の一例を示すブロック図である。
【図19】パス・スイッチ・リング構成の別の例を示すブロック図である。
【図20】図19において、リジェネレータREG−Cの入った系の伝送回線が☆で示す位置で断線した場合を説明するための図である。
【図21】本発明の第4の実施例による再ルーティング手順を示す図である。
【図22】本発明の第4の実施例による再ルーティング手順を示す図である。
【図23】図21に示す障害に加え、リジェネレータREG−Cのセクション・オーバヘッドを終端する系に入力障害が発生した場合の再ルーティング手順を示す。
【図24】フレーム同期はずれ、復旧に関する従来構成を説明するための図である。
【図25】本発明の第5の実施例によりリジェネレータの構成を示す図である。
【図26】図25に示すリジェネレータを用いた場合のフレーム同期はずれ、復旧に関する動作を説明するための図である。
【図27】SONETの伝送系の一例を示すブロック図である。
【図28】図27に示す中継装置ADMの要部構成を示すブロック図である。
【図29】中継装置ADMとは異なる使用の中継装置であるリジェネレータREGを用いた伝送系の一例を示すブロック図である。
【図30】上記リジェネレータREGの要部構成を示すブロック図である。
【図31】リジェネレータを用いた伝送系の別の構成例を示すブロック図である。
【図32】従来のリジェネレータREGの要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 高次群インタフェース部
12 オーバヘッド処理機構
12a、12b、12c、12d オーバヘッド処理部
20 高次群インタフェース部
21 ハイ・インピーダンス制御部21
22 オーバヘッド処理機構
22a、22b オーバヘッド処理部
23 オーバヘッド切り替え信号

Claims (9)

  1. 多重化された信号を双方向に伝送する伝送系を2組有する通信システムにおける中継装置において、
    前記2組の伝送系のいずれか一方の伝送系を選択し、ここを通る信号に含まれる管理情報を終端する手段を有することを特徴とする中継装置。
  2. 前記手段は、選択されない他方の伝送系をハイ・インピーダンス状態に設定する手段を有することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  3. 前記手段は2組の伝送系に共通に設けられ、伝送されてきた管理情報を抽出し、送出すべき管理情報を出力する手段を有することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  4. 前記管理情報は、前記通信システムの中継セクションに関する管理情報を含むセクション・オーバヘッドであることを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  5. 前記管理情報は、前記通信システムの中継セクションに関する管理情報を含むセクション・オーバヘッドであり、前記通信システムの多重セクションに関する管理情報を終端しないことを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  6. 前記2組の伝送系の1つは、予備の伝送系を構成することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  7. 前記手段は、前記選択されている伝送系を通る信号中の所定の情報を参照していずれか一方の組の伝送系を選択する手段を有することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  8. 前記通信システムの多重セクションを管理する管理情報を終端して前記所定の情報を得る手段を有することを特徴とする請求項7記載の中継装置。
  9. 前記管理情報中の所定の情報とは、障害の発生により系を現用系から予備系に切り替えたことを示す情報であることを特徴とする請求項8記載の中継装置。
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