JP2824361B2 - クロストーク検証装置 - Google Patents

クロストーク検証装置

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JP2824361B2
JP2824361B2 JP4149340A JP14934092A JP2824361B2 JP 2824361 B2 JP2824361 B2 JP 2824361B2 JP 4149340 A JP4149340 A JP 4149340A JP 14934092 A JP14934092 A JP 14934092A JP 2824361 B2 JP2824361 B2 JP 2824361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、設計された大規模集
積回路のレイアウトパターンについて、クロストークの
発生危険箇所の有無を自動的に検証するクロストーク検
証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路において、低出力インピーダン
スのトランジスタは駆動能力が大きいので、そのトラン
ジスタの出力配線上の出力波形は急峻となり、結果とし
て大きな高周波成分を含むことになる。したがって、他
の配線に対し、クロストークの影響を与えやすい。一
方、高出力インピーダンスのトランジスタは駆動能力が
小さいので、そのトランジスタの出力配線上にノイズが
乗った場合にこれを打消す力が弱い。したがって、他の
配線からのクロストークの影響を受け易い。従来、設計
された大規模集積回路のレイアウトパターンについて、
クロストークの発生危険箇所の有無の確認は、設計者が
目視で行っていた。すなわち、設計者は、レイアウトパ
ターンを目視で追いながら、クロストークの影響を与え
易い低出力インピーダンスのトランジスタとクロストー
クの影響を受け易い高出力インピーダンスのトランジス
タとをパターン中で識別し、かつ、それらのトランジス
タの出力配線を追跡することにより、クロストークの発
生し易い出力配線の組合せと場所とを推定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな設計者の目視による検証では、設計者にかかる負担
が非常に大きいという問題点があった。また、目視によ
る推定であるため、クロストークの発生危険箇所を見逃
すことも多いという問題点もあった。
【0004】さらに、将来における集積回路の規模のさ
らなる拡大やパターンのさらなる微細化を考えると、設
計者の目視による検証では益々、クロストークの正確な
検証が困難になると予想される。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、大規模集積回路のレイアウトパ
ターンについて、自動的にクロストークの発生危険箇所
の有無の検証を行うことができるクロストーク検証装置
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載のクロストーク検証装置は、被検証レイアウトパ
ターンを規定したレイアウトパターンデータを付与する
第1の付与手段と、前記被検証レイアウトパターンに関
するデザインルールを付与する第2の付与手段と、クロ
ストークの影響を与え易いトランジスタのサイズに関す
る第1の基準とクロストークの影響を受け易いトランジ
スタのサイズに関する第2の基準とを記憶する第1の記
憶手段と、前記第1,第2の付与手段及び前記第1の記
憶手段に接続され、前記デザインルール及び前記第1,
第2の基準を参照しつつ前記レイアウトパターンデータ
を処理することにより、前記被検証レイアウトパターン
中のトランジスタのうち前記第1の基準を満たすトラン
ジスタと前記第2の基準を満たすトランジスタの出力配
線パターンのデータを前記レイアウトパターンデータか
ら抽出する第1の抽出手段と、クロストークノイズの大
きさに関する第3の基準を記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の抽出手段及び前記第2の記憶手段に接続さ
れ、前記出力配線パターンのデータに基づき、前記第1
の基準を満たすトランジスタの出力配線と前記第2の基
準を満たすトランジスタの出力配線との重なり/平行部
分の配線間容量を算出し、該配線間容量と前記第2の基
準を満たすトランジスタに付随する容量とに基づき、前
記第2の基準を満たすトランジスタのクロストークノイ
ズの大きさを求め、該クロストークノイズの大きさが前
記第3の基準を越えると、前記重なり/平行部分をエラ
ー箇所として抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽
出手段に接続され、前記エラー箇所を目視可能に表示す
る表示手段とを備えて構成される。
【0007】この発明にかかる請求項2記載のクロスト
ーク検証装置は、被検証レイアウトパターンを規定した
レイアウトパターンデータを付与する第1の付与手段
と、前記被検証レイアウトパターンに関するデザインル
ールを付与する第2の付与手段と、クロストークの影響
を与え易いトランジスタのサイズに関する第1の基準と
クロストークの影響を受け易いトランジスタのサイズに
関する第2の基準とを記憶する記憶手段と、前記第1,
第2の付与手段及び前記記憶手段に接続され、前記デザ
インルール及び前記第1,第2の基準を参照しつつ前記
レイアウトパターンデータを処理することにより、前記
被検証レイアウトパターン中のトランジスタのうち前記
第1の基準を満たすトランジスタと前記第2の基準を満
たすトランジスタの出力配線パターンのデータを前記レ
イアウトパターンデータから抽出する第1の抽出手段
と、前記第1の抽出手段に接続され、前記出力配線パタ
ーンのデータから、前記第2の基準を満たすトランジス
タの出力配線との重なり/平行部分を有する前記第1の
基準を満たすトランジスタの出力配線における時定数に
基づき、所定の基準に従って、クロストーク検証を行う
必要のある出力配線パターンを特定し、該特定した出力
配線パターンの等価回路を被シミュレーション回路とし
て柚出する第2の抽出手段とを備え、前記等価回路は前
記第1及び第2の基準を満たすトランジスタに相当する
素子を構成要素として含み、前記第2の抽出手段に接続
され、前記被シミュレーション回路に対し回路シミュレ
ーションを実行してクロストークノイズ検証を行うミュ
レーション実行手段とをさらに備えて構成される。
【0008】この発明にかかる請求項3記載のクロスト
ーク検証装置は、被検証レイアウトパターンを規定した
レイアウトパターンデータを付与する第1の付与手段
と、前記被検証レイアウトパターンに関するデザインル
ールを付与する第2の付与手段と、クロストークの影響
を与え易いトランジスタのサイズに関する第1の基準と
クロストークの影響を受け易いトランジスタのサイズに
関する第2の基準とを記憶する第1の記憶手段と、前記
第1,第2の付与手段及び前記第1の記憶手段に接続さ
れ、前記デザインルール及び前記第1,第2の基準を参
照しつつ前記レイアウトパターンデータを処理すること
により、前記被検証レイアウトパターン中のトランジス
タのうち前記第1の基準を満たすトランジスタと前記第
2の基準を満たすトランジスタの出力配線パターンのデ
ータを前記レイアウトパターンデータから抽出する第1
の抽出手段と、クロストークノイズの大きさに関する第
3の基準を記憶する第2の記憶手段と、クロストークノ
イズの大きさに関する第4の基準を記憶する第3の記憶
手段と、前記第1の抽出手段及び前記第2の記憶手段に
接続され、前記出力配線パターンのデータに基づき、前
記第1の基準を満たすトランジスタの出力配線と前記第
2の基準を満たすトランジスタの出力配線との重なり/
平行部分の配線間容量を求め、該配線間容量と前記第2
の基準を満たすトランジスタに付随する容量とに基づ
き、前記第2の基準を満たすトランジスタのクロストー
クノイズの大きさを求め、該クロストークノイズの大き
さが前記第3の基準を越えると、前記重なり/平行部分
及びその周辺部からなり、前記第1及び第2の基準を満
たすトランジスタに相当する素子を構成要素として含む
等価回路を被シミュレーション回路として抽出する第2
の抽出手段と、前記第2の抽出手段に接続され、前記被
シミュレーション回路に対し回路シミュレーションを実
行してシミュレーション結果クロストークノイズを算出
するシミュレーション実行手段と、前記シミュレーショ
ン実行手段及び前記第3の記憶手段に接続され、前記シ
ミュレーション結果クロストークノイズの大きさが前記
第4の基準を越えると、前記被シミュレーション回路の
重なり/平行部分をエラー箇所として抽出する第3の抽
出手段と、前記第3の抽出手段に接続され、前記エラー
箇所を目視可能に表示する表示手段とを備えて構成され
る。
【0009】
【作用】この発明における請求項1記載のクロストーク
検証装置においては、クロストークの影響を与え易いト
ランジスタの出力配線パターンとクロストークの影響を
受け易いトランジスタの出力配線パターンとが第1の抽
出手段によりレイアウトパターンデータから抽出され、
次に、第2の抽出手段により、それらの出力配線パター
ンの重なり/平行部分の配線間容量が求められ、この配
線間容量と第2の基準を満たすトランジスタに付随する
容量とに基づきクロストークの影響を受け易いトランジ
スタのクロストークノイズの大きさが算出され、算出さ
れたクロストークノイズの大きさが第3の基準値を越え
ると、エラー箇所として抽出される。そして、表示手段
によりエラー箇所が目視可能に表示されることにより、
クロストークの自動検証が可能となる。
【0010】また、この発明における請求項2記載のク
ロストーク検証装置においては、クロストークの影響を
与え易いトランジスタの出力配線パターンとクロストー
クの影響を受け易いトランジスタの出力配線パターンと
が第1の抽出手段によりレイアウトパターンデータから
抽出され、次に、第2の抽出手段により、それらの出力
配線パターンから,クロストークの影響を受け易いトラ
ンジスタの出力配線を有するクロストークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線における時定数が求めら
れ、この時定数に基づき所定の基準に従って、クロスト
ーク検証を行うべき箇所におけるクロストークの影響を
与え易いトランジスタ及びクロストークの影響を受け易
いトランジスタを含む等価回路が被シミュレーション回
路として抽出される。そして、シミュレーション実行手
段により、抽出された被シミュレーション回路に対し回
路シミュレーションが施されることにより、クロストー
クの自動検証が可能となる。
【0011】この発明における請求項3記載のクロスト
ーク検証装置においては、クロストークの影響を与え易
いトランジスタの出力配線パターンとクロストークの影
響を受け易いトランジスタの出力配線パターンとが第1
の抽出手段によりレイアウトパターンデータから抽出さ
れ、次に、第2の抽出手段により、それらの出力配線パ
ターンの重なり/平行部分の配線間容量が求められ、こ
の配線間容量と第2の基準を満たすトランジスタに付随
する容量とに基づきクロストークの影響を受け易いトラ
ンジスタのクロストークノイズの大きさが算出され、算
出されたクロストークノイズの大きさが第3の基準値を
越えると重なり/平行部分及びその周辺部からなり、第
1及び第2の基準を満たすトランジスタ回路を含む等価
回路をが被シミュレーション回路として抽出される。
【0012】そして、シミュレーション実行手段によ
り、抽出された被シミュレーション回路に対し回路シミ
ュレーションが施され、シミュレーション結果クロスト
ークノイズが算出される。その後、第3の抽出手段によ
り、シミュレーション結果クロストークノイズの大きさ
が第4の基準を越えると、被シミュレーション回路の前
記重なり/平行部分がエラー箇所として抽出される。そ
して、表示手段によりエラー箇所が目視可能に表示され
ることにより、クロストークの自動検証が可能となる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の第1の実施例であるクロス
トーク検証装置の構成を示すブロック図である。同図に
示すように、検証すべきレイアウトパターンを規定する
レイアウトパターンデータは、レイアウトパターンデー
タメモリ11に格納されている。レイアウトパターンデ
ータは、レイアウトパターンを構成する各図形要素に関
し、レイヤ及び座標等の情報を含む。図2は、一例とし
て、レイアウトパターンにおける1つのトランジスタ部
分を示す平面図であり、このトランジスタは互いに交差
する2つの図形要素51,52から成っている。レイア
ウトパターンデータにおいて、これらの図形要素51,
52はそれぞれレイヤ101,102として規定される
とともに、これらの図形要素51,52の位置関係は、
これらの図形要素51,52の複数の特定点を示す座標
情報により規定される。レイヤ101はトランジスタの
ソース,ドレイン領域作成用パターンに相当し、レイヤ
102はゲート領域作成用パターンに相当する。
【0014】デザインルールファイル12には種々のル
ールが定義あるいは記述されているが、それらの定義あ
るいは記述のうちこの実施例に関係のあるものを列挙す
れば次のとおりである。
【0015】 (i) レイアウトパターンにおけるトランジスタ及び配
線の定義 (ii) トランジスタのゲート長L,ゲート幅Wの定義 (iii) トランジスタのソース,ドレイン領域の定義 (iv) 絶縁膜厚,配線膜厚及び絶縁膜の誘電率を指示す
る記述 (v) 配線間距離を指示する記述 (vi) トランジスタの寄生容量値、寄生抵抗値の記述 一方、W/L基準値記憶部13には、入力装置14を通
じて入力されたトランジスタサイズW/Lの基準値
1 ,X2 が記憶されている。図3は、レイアウトパタ
ーン中の全トランジスタのサイズW/Lの分布の一例を
示すグラフである。クロストークの影響を与え易い低出
力インピーダンスのトランジスタは、W/L>X2 の領
域53に含まれる。また、クロストークの影響を受け易
い高出力インピーダンスのトランジスタは、W/L<X
1 の領域54に含まれる。すなわち、W/L基準値記憶
部13に記憶される基準値X1 ,X2 は、クロストーク
の影響を与え易いトランジスタとクロストークの影響を
受け易いトランジスタをレイアウトパターン中の他のト
ランジスタから区別するための基準となる。
【0016】出力配線パターン抽出部15は、デザイン
ルールファイル12及びW/L基準値記憶部13の内容
を参照しつつ、レイアウトパターンデータメモリ11内
のレイアウトパターンデータを処理することにより、ク
ロストークの影響を与え易いトランジスタとクロストー
クの影響を受け易いトランジスタの出力配線パターンだ
けを抽出し、そのデータを出力配線パターンファイル1
6に格納する。
【0017】図4は、出力配線パターン抽出部15を詳
細に示すブロック図である。出力配線パターン抽出部1
5はデータ抽出部151,W/L演算部152及び比較
部153より成る。
【0018】データ抽出部151は、レイアウトパター
ンデータメモリ11に格納されたレイアウトパターンデ
ータに対し、デザインルールファイル12内の上記(i)
の定義を適用することにより、レイアウトパターン中の
トランジスタを識別し、そのトランジスタのパターンの
データを抽出してW/L演算部152に与える。例えば
定義(i) のトランジスタ定義において、「レイヤ番号1
01の図形要素とレイヤ番号102の図形要素が重なり
合った部分がトランジスタである。」と記述しておくこ
とにより、レイアウトパターン中の図2のトランジスタ
が識別される。データ抽出部151は、このようにして
識別されたトランジスタを構成する図形要素に関するレ
イヤ,座標のデータをレイアウトパターンデータから抽
出してW/L演算部152に与える。
【0019】W/L演算部152は、与えられたデータ
に対し、デザインルールファイル12内の上記(ii)の定
義を適用することにより、トランジスタサイズW/Lを
演算する。例えば定義(ii)において、「レイヤ102が
レイヤ101を横切る長さがW、レイヤ102がレイヤ
101を横切る幅がLである。」と定義しておくことに
より、トランジスタのゲート長L,ゲート幅Wが求ま
る。具体的に言えば、レイヤ101,102の交点の座
標がまず計算され、次にこの交点の座標を用いて、上記
定義(ii)にしたがってゲート長Lとゲート幅Wが算出さ
れる。そして、ゲート長Lとゲート幅Wの比をとること
により、トランジスタサイズW/Lが最終的に算出され
る。算出されたトランジスタサイズW/Lは比較部15
3に与えられる。
【0020】比較部153は、このトランジスタサイズ
W/Lを、W/L基準値記憶部13に記憶された基準値
1 ,X2 と比較する。比較結果は次のいずれかに該当
する。
【0021】C1 :W/L>X22 :X2 ≧W/L≧X13 :W/L<X1 この比較結果C1 〜C3 はデータ抽出部151に与えら
れる。
【0022】データ抽出部151は、比較部153から
比較結果C2 を受けたとき、先に識別したトランジスタ
に関する新たなデータの抽出は行わず、レイアウトパタ
ーン中の別のトランジスタの識別動作に移る。
【0023】一方、データ抽出部151は、比較部15
3から比較結果C1 あるいはC3 を受けたとき、先に識
別したトランジスタに関する新たなデータ、すなわちそ
のトランジスタの出力配線パターンの座標データの抽出
を行う。出力配線の認識は上記(iii) の定義に基づいて
行われる。例えば定義(iii) において、「レイヤ102
の両側のレイヤ101の領域がソース,ドレイン領域で
ある。」と記述しておくことにより、図2のトランジス
タのソース,ドレイン領域が認識される。こうして認識
されるソース,ドレイン領域のうち、電源,GND及び
LSIの外部入力端子に接続されていないものすべて
が、そのトランジスタの出力端子であると認定される。
レイアウトパターンデータにおいて、電源,GND,L
SIの外部入力端子等に接続されているレイアウトパタ
ーンの領域にはテキストと呼ばれる情報が付加されてい
るので、この情報を参照することによって、上記認識さ
れたソース,ドレイン領域が電源,GND及びLSIの
外部入力端子に接続されているか否かを知ることができ
る。
【0024】そして、データ抽出部151において、出
力端子であると認定されたソース,ドレイン領域に接続
された配線パターン(すなわち出力配線パターン)の座
標データがレイアウトパターンデータから定義(i) の配
線定義を適用することにより抽出され、出力配線パター
ンファイル16に格納される。なお、出力配線パターン
ファイル16に格納される出力配線パターンの座標デー
タには、それが比較結果C1 に対応するものか(すなわ
ちクロストークの影響を与え易い比較的サイズの大きい
トランジスタの出力配線か)、または比較結果C3 に対
応するものか(すなわちクロストークの影響を受け易い
比較的サイズの小さいトランジスタの出力配線か)を識
別するための付加的なデータが付加される。または、付
加的なデータを付加する代りに、単に出力配線パターン
ファイル16内の格納領域を両者で区別するようにして
もよい。
【0025】図1に戻って、エラー抽出部17は、デザ
インルールファイル12,電圧基準値記憶部18に格納
されたクロストークノイズの電圧基準値の内容を参照し
つつ、出力配線パターンファイル16内の出力配線パタ
ーンの座標データを処理することにより、クロストーク
の影響を与え易いトランジスタの出力配線とクロストー
クの影響を受け易いトランジスタの出力配線との重なり
/平行部分の配線間容量を求め、この配線間容量に基づ
きクロストークノイズの大きさを演算し、このクロスト
ークノイズの大きさが電圧基準値以上となる部分を特定
し、特定した座標データをエラー情報としてエラーファ
イル21に与える。
【0026】図5は、エラー抽出部17を詳細に示すブ
ロック図である。エラー抽出部17は、重なり/平行部
分識別部171、時定数演算部172、時定数基準値記
憶部173、配線間容量演算部174、クロストークノ
イズ演算部175及び比較部176よりなる。
【0027】重なり/平行部分識別部171は、出力配
線パターンファイル16に格納された出力配線パターン
の座標データに基づき、図6及び図8に示すように、ク
ロストークの影響を与え易いトランジスタの出力配線5
5とクロストークの影響を受け易いトランジスタの出力
配線56とが重なる部分57ならびに平行になる部分5
8を識別するとともに、平行部分58における配線間距
離Dを求める。重なり/平行部分識別部171はまた、
デザインルールファイル12の上記定義(v) の記述を参
照し、配線間距離Dが定義(v) によって指示された最小
値近傍の平行部分58だけを有効な平行部分58とみな
す。そして、重なり/平行部分識別部171は、重なり
部分57及び有効な平行部分58を特定するための座標
データを出力負荷演算部172に与える。なお、図7は
図6のA−A線に沿った断面図、図9は図8のB−B線
に沿った断面図である。
【0028】時定数演算部172は、重なり/平行部分
識別部171を介して得たデザインルールファイル12
内の定義(vi)の記述を参照して、重なり/平行部分識別
部171より抽出された、重なり/平行部分を有し、か
つクロストークの影響を与え易いトランジスタの出力負
荷容量Cn を演算する。そして、演算した出力負荷容量
n に基づき、下式に従い、クロストークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線における時定数τを求め
る。
【0029】τ=Rtr・Cn …(I) なお、Rtrはトランジスタのオン抵抗であり、オン抵抗
trはデザインルールファイル12を参照して、トラン
ジスタサイズW/Lを求めることにより容易に算出する
ことができる。なお、トランジスタの出力配線における
時定数τとは、トランジスタの出力配線に現れる出力電
圧の立ち上がりまたは立ち下がりの急峻さを示す値であ
り、時定数τの値が小さい程、電圧の立ち上がりあるい
は立ち下がりが急峻となり、クロストークの影響を与え
易い。
【0030】時定数演算部172は、時定数基準値記憶
部173にあらかじめ格納された時定数基準値と、(I)
式で求めた時定数τとを比較し、時定数基準値より小さ
い時定数τを有するトランジスタの出力配線の重なり/
平行部分の座標データを抽出して配線間容量演算部17
4に与える。なお、時定数基準値記憶部173への時定
数基準値の格納は、入力装置14を介して使用者が設定
してもよい。
【0031】配線間容量演算部174は、時定数演算部
172より得た座標データから、重なり部分の面積Sを
算出し(図6参照)、この面積Sに基づき重なり部分の
容量CP1を(II)式に従い算出する。同時に、配線間容
量演算部174は、時定数演算部172より得た座標デ
ータから平行部分の有効長さl(図8参照)及び有効な
平行部分58における配線間距離D(図9参照)を用い
て、平行部分の容量CP2を算出の一例式である(III)
式に従い算出する。
【0032】CP1=εS/T1 …(II) CP2=εT2 l/D…(III) なお、(II)式において、T1 は重なり部分57における
重複する配線55,56間の絶縁膜59の膜厚(図6及
び図7参照)であり、(III) 式において、T2は平行位
置関係にある配線55,56間の配線膜59の膜厚(図
9参照)である。このように、配線間容量演算部174
は、重なり部分及び有効な平行部分の配線間容量値を演
算して、この容量値をクロストークノイズ演算部175
に与える。
【0033】クロストーク演算部175は、クロストー
クの影響を与え易いトランジスタの出力配線、立ち上
がり時に生じるクロストークの影響を受け易いトランジ
スタの出力配線におけるクロストークノイズの最大値V
r と、前者の出力配線の立ち下がり時に生じる後者の出
力配線におけるクロストークノイズの最大値Vf とを求
めて、比較部176に与える。これらのクロストークノ
イズの最大値Vr 及び最小値f 算出の一例式である
下式にて表される。
【0034】 Vr =VDD(CINT /(CINT +Cn+1 ))…(IV) Vf =VDD(Cn+1 /(CINT +Cn+1 ))…(V) ここで、VDDは電源電圧、CINT は配線間容量、Cn+1
はクロストークの影響を受け易いトランジスタの出力配
線に接続されるトランジスタのドレイン容量である。こ
ドレイン容量は、構成部171,172及び174を
介して得たデザインルールファイル12内の定義(vi)を
参照することにより容易に得ることができる。
【0035】図10及び図11は、クロストークの影響
を与え易いトランジスタの出力配線からのクローストー
クノイズを演算するための模式回路図であり、図10は
電圧の立ち上がり時の模式回路図、図11は電圧の立ち
下がり時の模式回路図である。
【0036】図10の回路図において、出力電圧が、0
からVDDに立ち上がった時、Q=CVの関係式により、 CINT ・VDD=(CINT +Cn+1 )・Vr …(VI) が得られる。したがって、(VI)式から(IV)式を導くこと
ができる。
【0037】図11の回路図において、出力電圧が、V
DDから0に立ち下がった時、同様に、 Cn+1 ・VDD=(Cn+1 +CINT )・Vf …(VII) が得られる。したがって、(VII) 式から(V) 式を導くこ
とができる。
【0038】電圧基準値記憶部18には、入力装置14
から、クロストークノイズの基準値があらかじめ記憶さ
れている。比較部176は、クロストークノイズ演算部
175で求められたクロストークノイズの最大値Vr
最小値f それぞれが、電圧基準値記憶部18に記憶
された基準値よりも大きいかどうかの比較を行い、その
結果のエラー信号を重なり/平行部分識別部171に与
える。すなわち、基準値を越えた場合にはクロストーク
が生じる危険性が高い。重なり/平行部分識別部171
は、このエラー信号に応答して、先に求めた重なり部分
57及び有効な平行部分58を特定するための座標デー
タをエラーファイル19に出力する。
【0039】表示装置20は、レイアウトパターンデー
タメモリ11に格納されたレイアウトパターンデータ及
びエラーファイル19に格納された座標データを受け、
エラー箇所が図12や図13に示すように視覚的に容易
に認識可能に強調されたレイアウトパターンを表示す
る。
【0040】図14は、図1に示すクロストーク検証装
置の機能を記憶装置及びCPUを含む周知のコンピュー
タを用いて実現する場合の処理手順を示すフローチャー
トである。処理手順のプログラムは記憶装置に記憶され
る。CPUはこのプログラムにしたがって動作すること
により、抽出部15,17の機能を実現する。記憶装置
はまた、メモリ11、ファイル12、16、19及び記
憶部13、18、173として働く。
【0041】まず、ステップS1で、入力装置14を用
いて、W/L基準値及び電圧基準値をそれぞれW/L基
準値記憶部13及び電圧基準値記憶部18に格納してお
く。
【0042】そして、ステップS2で、デザインルール
ファイル12内の定義(i) の記述を参照することによ
り、レイアウトパターンデータメモリ11に格納された
レイアウトパターンに対し、レイアウトパターン中のト
ランジスタ識別し、そのトランジスタのパターンデータ
を抽出する。
【0043】次に、ステップS3で、抽出したトランジ
スタのパターンデータに対しデザインルールファイル1
2内の定義(ii)を適用することにより、トランジスタサ
イズW/Lを演算し、続くステップS4で、そのトラン
ジスタサイズW/LをW/L基準電圧記憶部13に記憶
された基準値と比較することにより、クロストークの影
響を与え易いトランジスタとクロストークの影響を受け
易いトランジスタとを識別する。
【0044】しかる後、ステップS5で、レイアウトパ
ターンメモリ11に格納されたレイアウトパターンデー
タから、クロストーク影響を与え易いトランジスタとク
ロストークの影響を受け易いトランジスタの出力配線パ
ターンの座標データを抽出する。抽出された座標データ
は、それがクロストークの影響を受け易いトランジスタ
に関するものかを識別可能に、出力配線パターンファイ
ル16内に蓄積される。
【0045】ステップS6では、出力配線パターンファ
イル16に蓄積された座標データに基づき、クロストー
クの影響を与え易いトランジスタの出力配線55とクロ
ストークの影響を受け易いトランジスタの出力配線56
が重なる部分57(図6参照)並びに平行になる部分5
8(図8参照)を識別する。平行部分58については、
配線間距離Dがデザインルール12内の定義(v) に記述
された所定範囲内のものだけを有効とする。
【0046】次に、ステップS7で、重なり部分57
(図6参照)並びに平行部分58(図9参照)を出力配
線にもつ、クロストークの影響を与え易いトランジスタ
の出力負荷容量を演算する。そして、演算した出力負荷
容量から(I) 式を適用して、クロストークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線における時定数τを求め、
時定数基準値格納部173に格納された時定数基準値よ
り小さい時定数を有するトランジスタの出力配線の重な
り/平行部分の座標データのみを抽出する。
【0047】ステップS8で、ステップS7で抽出され
た重なり/平行部分の配線間容量を(II)式あるいは(II
I) 式に従い演算する。なお、重なり部分や平行部分が
複数存在する場合は、それぞれについて配線間容量を演
算した後、その総和を求める。
【0048】そして、ステップS9で、クロストークの
影響を受け易いトランジスタの出力配線におよぼされる
立ち上がり時及び立ち下がり時におけるクロストークノ
イズをそれぞれ最大値を(IV)式、最小値を(V) 式に従い
演算する。
【0049】次に、ステップS10で、ステップS9で
得たクロストークノイズの最大値および最小値と、電圧
基準値格納部18に格納された電圧基準値とを比較し、
その比較結果に基づき、クロストークノイズが電圧基準
値を越えるとエラー箇所と判定し、ステップS11で、
エラー箇所(すなわち、重なり部分57(図6参照)及
び有効な平行部分58(図8参照))の座標データを抽
出する。抽出された座標データはエラーファイル19内
に蓄積される。
【0050】そして、最後にステップS12で、エラー
ファイル19に格納された座標データに基づき、表示装
置20よりエラー箇所をレイアウトパターン上に表示す
る。
【0051】このように、第1の実施例のクロストーク
検証装置によれば、クロストークの影響を与え易いトラ
ンジスタの出力配線における時定数τに基づき、クロス
トーク発生危険性の高いトランジスタを絞り込み、絞り
込まれたトランジスタの出力配線間容量を求め、この出
力配線間容量に基づき算出されるクロストークノイズを
検証することにより、クロストーク発生危険箇所の有無
を正確に検証することができる。
【0052】図15はこの発明の第2の実施例であるク
ロストーク検証装置の構成を示すブロック図である。な
お、第2の実施例の構成が、図1で示した第1の実施例
の構成と異なるのは、被シミュレーション回路抽出部2
1、回路シミュレーション実行部22及びその周辺部と
の接続関係のみであるため、以下、これらの点について
説明し、他の構成部は第1の実施例と同様であるため、
説明を省略する。
【0053】被シミュレーション回路抽出部21はデザ
インルールファイル12の内容を参照しつつ、出力配線
パターンファイル16内の出力配線パターンの座標デー
タを処理することにより、クロストークの影響を受け易
いトランジスタの出力配線と重なり/平行部分及びその
周辺の出力配線パターンの等価回路を被シミュレーショ
ン回路として抽出し、回路シミュレーション実行部22
に与える。
【0054】図16は、被シミュレーション回路抽出部
21を詳細に示すブロック図である。被シミュレーショ
ン回路抽出部21は、重なり/平行部分抽出部211、
時定数基準値記憶部212、時定数演算部213、配線
間容量演算部214及び等価回路抽出部215よりな
る。
【0055】重なり/平行部分識別部211は、第1の
実施例における重なり/平行部分識別部171と同様
に、出力配線パターンファイル16に格納された出力配
線パターンの座標データに基づき、図6及び図8に示す
ように、クロストークの影響を与え易いトランジスタの
出力配線55とクロストークの影響を受け易いトランジ
スタの出力配線56とが重なる部分57ならびに平行に
なる部分58を識別するとともに、平行部分58におけ
る配線間距離Dを求める。重なり/平行部分識別部21
1はまた、デザインルールファイル12の定義(v) の記
述を参照し、配線間距離Dが定義(v) によって指示され
た平行部分58だけを有効な平行部分58とみなす。そ
して、重なり/平行部分識別部211は、重なり部分5
7及び有効な平行部分58を特定するための座標データ
を時定数演算部213に与える。
【0056】時定数演算部213は、重なり/平行部分
識別部211を介して得たデザインルールファイル12
の定義(vi)の記述を参照して、重なり/平行部分識別部
211より抽出された、重なり/平行部分を有するクロ
ストークの影響を与え易いトランジスタの出力負荷容量
n を演算する。そして、演算した出力負荷容量Cn
利用して、(I) 式に基づき、クロストークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線における時定数τを求め
る。
【0057】そして、時定数演算部213は、時定数基
準値記憶部212にあらかじめ格納された時定数基準値
と、(I) 式で求めた時定数τとを比較し、時定数基準値
より小さい時定数τを有するトランジスタの出力配線の
重なり/平行部分の座標データを抽出して配線間容量演
算部214に与える。なお、第1の実施例同様、時定数
基準値記憶部212への時定数基準値の格納は、入力装
置14を介して使用者が設定してもよい。
【0058】配線間容量演算部214は、第1の実施例
の配線間容量演算部174と同様、時定数演算部212
より抽出された座標データから、重なり部分の面積Sを
算出し(図6参照)、この面積Sに基づき重なり部分の
容量CP1を(II)式に従い算出する。同時に、配線間容
量演算部214は、時定数演算部213より得た座標デ
ータより得た座標データから平行部分の有効長さl(図
8参照)及び有効な平行部分58における配線間距離D
(図9参照)を用いて、平行部分の容量CP2を(III)
式に従い算出する。
【0059】等価回路抽出部215は、デザインルール
ファイル12を参照するとともに、時定数演算部213
より抽出された重なり/平行部分及びその周辺のレイア
ウトパターンの等価回路を被シミュレーション回路とし
て抽出し、回路シミュレーション実行部22に与える。
なお、重なり/平行部分及びその周辺のレイアウトパタ
ーンの等価回路とは、最小限、重なり/平行部分を有す
るクロストークの影響を受け易いトランジスタ及びクロ
ストークの影響を与え易いトランジスタ、これらのトラ
ンジスタの出力配線に接続されるすべての素子を含んだ
回路を示す。
【0060】回路シミュレーション実行部22は、等価
回路抽出部215で抽出された被シミュレーション回路
を取り込み、配線間容量演算部214より得た配線間容
量を参照し、被シミュレーション回路に対し回路シミュ
レーションを実行し、クロストークノイズの波形を得る
ことにより、クロストーク検証を行う。
【0061】図17は、図15に示すクロストーク検証
装置の機能を記憶装置及びCPUを含む周知のコンピュ
ータを用いて実現する場合の処理手順を示すフローチャ
ートである。処理手順のプログラムは記憶装置に記憶さ
れる。CPUはこのプログラムにしたがって動作するこ
とにより、抽出部15、21の機能を実現する。記憶装
置はまた、メモリ11、ファイル12、16及び記憶部
13、212として働く。
【0062】まず、ステップS21で、入力装置14を
用いて、W/L基準値及び電圧基準値をそれぞれW/L
基準値記憶部13に格納しておく。
【0063】そして、ステップS22で、デザインルー
ルファイル12内の定義(i) の記述を参照することによ
り、レイアウトパターンデータメモリ11に格納された
レイアウトパターンに対し、レイアウトパターン中のト
ランジスタを識別し、そのトランジスタのパターンデー
タを抽出する。
【0064】次に、ステップS23で、抽出したトラン
ジスタのパターンデータに対しデザインルールファイル
12内の定義(ii)を適用することにより、トランジスタ
サイズW/Lを演算し、続くステップS24で、そのト
ランジスタサイズW/LをW/L基準記憶部13に記憶
された基準値と比較することにより、クロストークの影
響を与え易いトランジスタとクロストークの影響を受け
易いトランジスタとを識別する。
【0065】しかる後、ステップS25で、レイアウト
パターンメモリ11に格納されたレイアウトパターンデ
ータから、クロストーク影響を与え易いトランジスタと
クロストークの影響を受け易いトランジスタの出力配線
パターンの座標データを抽出する。抽出された座標デー
タは、それがクロストークの影響を受け易いトランジス
タに関するものかを識別可能に、出力配線パターンファ
イル16内に蓄積される。
【0066】ステップS26では、出力配線パターンフ
ァイル16に蓄積された座標データに基づき、クロスト
ークの影響を与え易いトランジスタの出力配線55とク
ロストークの影響を受け易いトランジスタの出力配線5
6とが重なる部分57(図6参照)並びに平行になる部
分58(図8参照)を識別する。平行部分58について
は、配線間距離Dがデザインルール12内の定義(v) に
記述された所定範囲内のものだけを有効とする。
【0067】次に、ステップS27で、重なり部分57
(図6参照)並びに平行部分58(図9参照)を出力配
線にもつ、クロストークの影響を与え易いトランジスタ
の出力負荷容量を演算する。そして、演算した出力負荷
容量から(I) 式を適用して、クロスロークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線における時定数τを求め、
時定数基準値格納部212に格納された時定数基準値よ
り小さい時定数を有するトランジスタの出力配線の重な
り/平行部分の座標データを抽出する。
【0068】ステップS28で、ステップS27で抽出
された重なり/平行部分の配線間容量を(II)式あるいは
(III) 式に従い演算する。なお、重なり部分や平行部分
が複数存在する場合は、それぞれについて配線間容量を
演算した後、その総和を求める。
【0069】次に、ステップS29で、ステップS27
で抽出された重なり/平行部分及びその周辺のレイアウ
トパターンの等価回路を被シミュレーション回路として
抽出する。この際、等価回路を抽出するための情報はデ
ザインルールファイル12内に格納されている。
【0070】そして、ステップS30で、ステップS2
9で得た等価回路をシミュレーション対象として、ステ
ップS28で得た配線間容量を参照しつつ、回路シミュ
レーションを実行することにより、クロストークの波形
を得る。
【0071】このように、第2の実施例のクロストーク
検証装置によれば、クロストークの影響を与え易いトラ
ンジスタの出力配線における時定数τにより、クロスト
ーク発生危険性の高いトランジスタを絞り込み、絞り込
まれたトランジスタのクロストークノイズを回路シミュ
レーションを実行して検証することにより、クロストー
ク発生危険箇所の有無を効率的に検証することができ
る。
【0072】図18はこの発明の第3の実施例であるク
ロストーク検証装置の構成を示すブロック図である。な
お、第3の実施例の構成は、図1で示した第1の実施例
の構成と異なるのは、被シミュレーション回路抽出部2
1′、回路シミュレーション実行部22、エラー抽出部
31及びその周辺部との接続関係のみであるため、以
下、これらの点について説明する。なお、他の構成部は
第1の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0073】被シミュレーション回路抽出部21′は、
デザインルールファイル12の内容を参照しつつ、出力
配線パターンファイル16内の出力配線パターンの座標
データを処理することにより、内部で第1のクロストー
クエラ−検証を行う。そして、第1のクロストークエラ
ー検証でクロストークエラーと判定した、重なり/平行
部分及びその周辺のレイアウトパターンにおける等価回
路を被シミュレーション回路として抽出して、回路シミ
ュレーション実行部22に出力する。
【0074】図19は、被シミュレーション回路抽出部
21′を詳細に示すブロック図である。被シミュレーシ
ョン回路抽出部21′は、重なり/平行部分抽出部31
1、時定数基準値記憶部312、時定数演算部313、
配線間容量演算部314、クロストークノイズ演算部3
15、比較部316及び等価回路抽出部317よりな
る。
【0075】重なり/平行部分識別部311は、第1の
実施例における重なり/平行部分識別部171と同様
に、出力配線パターンファイル16に格納された出力配
線パターンの座標データに基づき、図6及び図8に示す
ように、クロストークの影響を与え易いトランジスタの
出力配線55とクロストークの影響を受け易いトランジ
スタの出力配線56とが重なる部分57ならびに平行に
なる部分58を識別するとともに、平行部分58におけ
る配線間距離Dを求める。重なり/平行部分識別部31
1はまた、デザインルールファイル12の定義(v) の記
述を参照し、配線間距離Dが定義(v) によって指示され
た平行部分58だけを有効な平行部分58とみなす。そ
して、重なり/平行部分識別部311は、重なり部分5
7及び有効な平行部分58を特定するための座標データ
を時定数演算部313に与える。
【0076】時定数演算部313は、重なり/平行部分
識別部311を介して得たデザインルールファイル12
の定義(vi)の記述を参照して、重なり/平行部分識別部
311より抽出された、重なり/平行部分を有するクロ
ストークの影響を与え易いトランジスタの出力負荷容量
n を演算する。そして、演算した出力負荷容量Cn
利用して、(I) 式に基づき、クロストークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線における時定数τを求め
る。
【0077】そして、時定数演算部313は、時定数基
準値記憶部312にあらかじめ格納された時定数基準値
と、(I) 式で求めた時定数τとを比較し、時定数基準値
より小さい時定数τを有する、クロストークの影響を与
え易いトランジスタの出力配線の重なり/平行部分の座
標データを抽出して配線間容量演算部314に与える。
なお、第1及び第2の実施例同様、時定数基準値記憶部
312への時定数基準値の格納は、入力装置14を介し
て使用者が設定してもよい。
【0078】配線間容量演算部314は、第1の実施例
の配線間容量演算部174と同様、時定数演算部312
より抽出された座標データから、重なり部分の面積Sを
算出し(図6参照)、この面積Sに基づき重なり部分の
容量CP1を(II)式に従い算出する。同時に、配線間容
量演算部314は、時定数演算部313より得た座標デ
ータより得た座標データから平行部分の有効長さl(図
8参照)及び有効な平行部分58における配線間距離D
(図9参照)を用いて、平行部分の容量CP2を(III)
式に従い算出する。
【0079】クロストーク演算部315は、第1の実施
例のクロストーク演算部175と同様、クロストークの
影響を与え易いトランジスタの出力配線、電圧の立ち
上がり時にクロストークの影響を受け易いトランジスタ
の出力配線に生じるクロストークノイズの最大値V
r と、前者出力配線の立ち下がり時に後者の出力配線に
生じるクロストークノイズの最小値f とを比較部31
6に与える。
【0080】電圧基準記憶部18には、入力装置14か
ら、クロストークノイズの電圧基準値があらかじめ記憶
されている。比較部316は、クロストーク演算部31
5で求められたクロストークノイズの最大値Vr 及び
小値f それぞれが、電圧基準値記憶部18に記憶され
た基準値との比較を行い、基準値を越えたときにはエラ
ー信号を等価回路抽出部317に与える。
【0081】等価回路抽出部317は、デザインルール
ファイル12を参照するとともに、比較部316より得
たエラー信号に基づき、クロストークエラーと判定され
た、クロストーク影響の受け易いトランジスタ、その出
力配線及び出力配線を入力とした素子並びに上記出力配
線と重なり/平行部分を有するクロストーク影響を与え
易いトランジスタ、その出力配線及び出力配線を入力と
した素子からなるレイアウトパターンを最小限含む構成
の等価回路を被シミュレーション回路として抽出し、回
路シミュレーション実行部22に与える。
【0082】回路シミュレーション実行部22は、等価
回路抽出部317で抽出された被シミュレーション回路
を取り込み、被シミュレーション回路に対し回路シミュ
レーションを実行し、シミュレーション結果(として
の)クロストークノイズ電圧値をエラー抽出部3に与え
る。
【0083】エラー抽出部31は、シミュレーション結
果クロストークノイズ電圧値と、あらかじめ入力装置1
4より入力され、電圧基準値格納部18に格納された電
圧基準値とを比較することにより第2のクロストーク検
証を行い、シミュレーション結果クロストークノイズ電
圧値が電圧基準値を越える場合にエラーとして、その部
分の座標データをエラーファイル19′に格納する。
【0084】表示装置20は、レイアウトパターンデー
タメモリ11に格納されたレイアウトパターンデータ及
びエラーファイル19′に格納された座標データを受
け、エラー箇所が図12や図13に示すように視覚的に
容易に認識可能に強調されたレイアウトパターンを表示
する。
【0085】図20は、図18に示すクロストーク検証
装置の機能を記憶装置及びCPUを含む周知のコンピュ
ータを用いて実現する場合の処理手順を示すフローチャ
ートである。処理手順のプログラムは記憶装置に記憶さ
れる。CPUはこのプログラムにしたがって動作するこ
とにより、抽出部15、21′及び31の機能を実現す
る。記憶装置はまた、メモリ11、ファイル12、1
6、19′及び記憶部13、18、312として働く。
【0086】まず、ステップS31で、入力装置14を
用いて、W/L基準値及び電圧基準値をそれぞれW/L
基準値記憶部13及び電圧基準値記憶部18に格納して
おく。
【0087】そして、ステップS32で、デザインルー
ルファイル12内の定義(i) の記述を参照することによ
り、レイアウトパターンデータメモリ11に格納された
レイアウトパターンに対し、レイアウトパターン中のト
ランジスタを識別し、そのトランジスタのパターンデー
タを抽出する。
【0088】次に、ステップS33で、抽出したトラン
ジスタのパターンデータに対しデザインルールファイル
12内の定義(ii)を適用することにより、トランジスタ
サイズW/Lを演算し、続くステップS34で、そのト
ランジスタサイズW/LをW/L基準電圧記憶部13に
記憶された基準値と比較することにより、クロストーク
の影響を与え易いトランジスタとクロストークの影響を
受け易いトランジスタとを識別する。
【0089】しかる後、ステップS35で、レイアウト
パターンメモリ11に格納されたレイアウトパターンデ
ータから、クロストーク影響を与え易いトランジスタと
クロストークの影響を受け易いトランジスタの出力配線
パターンの座標データを抽出する。抽出された座標デー
タは、それがクロストークの影響を受け易いトランジス
タに関するものかを識別可能に、出力配線パターンファ
イル16内に蓄積される。
【0090】ステップS36では、出力配線パターンフ
ァイル16に蓄積された座標データに基づき、クロスト
ークの影響を与え易いトランジスタの出力配線55とク
ロストークの影響を受け易いトランジスタの出力配線5
6とが重なる部分57(図6参照)並びに平行になる部
分58(図8参照)を識別する。平行部分58について
は、配線間距離Dがデザインルール12内の定義(v) に
記述された所定範囲内のものだけを有効とする。
【0091】次に、ステップS37で、重なり部分57
(図6参照)並びに平行部分58(図9参照)を出力配
線にもつ、クロストークの影響を与え易いトランジスタ
の出力負荷容量を演算する。そして、演算した出力負荷
容量から(I) 式を適用して、クロストークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線における時定数τを求め、
時定数基準値格納部312に格納された時定数基準値よ
り小さい時定数を有するトランジスタの出力配線の重な
り/平行部分の座標データを抽出する。
【0092】ステップS38で、ステップS37で抽出
された重なり/平行部分の配線間容量を(II)式あるいは
(III) 式に従い演算する。なお、重なり部分や平行部分
が複数存在する場合は、それぞれについて配線間容量を
演算した後、その総和を求める。
【0093】そして、ステップS39で、クロストーク
の影響を受け易いトランジスタの出力配線におよぼされ
る立ち上がり時及び立ち下がり時におけるクロストーク
ノイズを(IV)式及び(V) 式に従い演算する。
【0094】次に、ステップS40で、ステップS39
で得たクロストークノイズと、電圧基準値格納部18に
格納された電圧基準値とを比較し、その比較結果に基づ
き、第1のクロストーク検証を行う。
【0095】そして、ステップS41で、ステップS4
0でクロストークエラーと判定された、クロストーク影
響の受け易いトランジスタ、その出力配線及びこの出力
配線を入力とした素子並びに上記出力配線と重なり/平
行部分を有するクロストーク影響を与え易いトランジス
タ、その出力配線及び出力配線を入力とした素子からな
るレイアウトパターンを最小限含む構成の等価回路を被
シミュレーション回路として抽出する。
【0096】ステップS42で、ステップS41で得た
被シミュレーション回路に対し回路シミュレーションを
実行して、クロストークノイズ電圧値を求め、ステップ
S43で、該クロストークノイズ電圧値と、あらかじめ
入力装置14より入力され、電圧基準値格納部18に格
納された電圧基準値とを比較し、第2のクロストーク検
証を行い、クロストークノイズ電圧値が電圧基準値を越
える場合にエラーとして、その部分の座標データをエラ
ーファイル19′に格納する。
【0097】最後に、ステップS44で、エラーファイ
ル19′に格納された座標データに基づき、表示装置2
0よりエラー箇所をレイアウトパターン上に表示する。
【0098】このように、第3の実施例のクロストーク
検証装置によれば、クロストークの影響を与え易いトラ
ンジスタの時定数τにより、クロストーク発生危険性の
高いトランジスタを絞り込み、絞り込まれたトランジス
タの重なり/平行部分の配線間容量に基づき第1のクロ
ストーク検証を行い、さらに回路シミュレーションを実
行することにより第2のクロストーク検証を行うため、
クロストーク発生危険箇所の有無をより効率的に検証す
ることができる。
【0099】なお、第3の実施例では、第1及び第2の
クロストーク検証の際、電圧基準値記憶部18に格納さ
れた同一の電圧基準値を共通に用いたが、これに限定さ
れず、別々の電圧基準値を用いることも考えられる。
【0100】なお、第2の実施例のクロストーク検証装
置(図15参照)では、回路シミュレーション実行部2
2によるシミュレーション結果であるクロストーク波形
を表示装置20に表示することにより、クロストーク検
証を行ったが、第3の実施例のように、さらに、エラー
抽出部31に相当する手段を設け、この手段により、回
路シミュレーション実行部22によるシミュレーション
結果として得られたクローストークノイズと電圧基準値
との比較結果に基づく第2のクロストーク検証を行って
もよい。
【0101】逆に、第3の実施例のクロストーク検証装
置(図18参照)で、第2の実施例のように、回路シミ
ュレーション22によるシミュレーション結果であるク
ロストーク波形を直接に表示装置20に表示することに
より、クロストーク検証を行うように構成してもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による請
求項1記載のクロストーク検証装置によれ、クロスト
ークの影響を与え易いトランジスタの出力配線パターン
とクロストークの影響を受け易いトランジスタの出力配
線パターンとが第1の抽出手段によりレイアウトパター
ンデータから抽出され、次に、第2の抽出手段により、
それらの出力配線パターンの重なり/平行部分の配線間
容量が求められ、この配線間容量と第2の基準を満たす
トランジスタに付随する容量とに基づきクロストークの
影響を受け易いトランジスタのクロストークノイズの大
きさが算出され、算出されたクロストークノイズの大き
さが第3の基準値を越えるとエラー箇所として抽出され
る。そして、表示手段によりエラー箇所が目視可能に表
示されるようにしている。したがって、クロストークの
自動検証が可能となり、集積回路の規模がさらに拡大し
あるいはさらに微細化してもクロストークの正確な検証
が可能になるという効果がある。
【0103】また、この発明による請求項2記載のクロ
ストーク検証装置によれば、クロストークの影響を与え
易いトランジスタの出力配線パターンとクロストークの
影響を受け易いトランジスタの出力配線パターンとが第
1の抽出手段によりレイアウトパターンデータから抽出
され、次に、第2の抽出手段により、それらの出力配線
パターンから,クロストークの影響を受け易いトランジ
スタの出力配線を有するクロストークの影響を与え易い
トランジスタの出力配線における時定数が求められ、こ
の時定数に基づき所定の基準に従って、クロストーク検
証を行うべき箇所におけるクロストークの影響を与え易
いトランジスタ及びクロストークの影響を受け易いトラ
ンジスタを含む等価回路が被シミュレーション回路とし
て抽出される。そして、シミュレーション実行手段によ
り、抽出された被シミュレーション回路に対し回路シミ
ュレーションが施されるようにしている。したがって、
クロストークの自動検証が可能となり、集積回路の規模
がさらに拡大しあるいはさらに微細化してもクロストー
クの正確な検証が可能になるという効果がある。
【0104】さらに、この発明による請求項3記載のク
ロストーク検証装置によれば、クロストークの影響を与
え易いトランジスタの出力配線パターンとクロストーク
の影響を受け易いトランジスタの出力配線パターンとが
第1の抽出手段によりレイアウトパターンデータから抽
出され、次に第2の抽出手段により、それらの出力配線
パターンの重なり/平行部分の配線間容量が求められ、
この配線間容量と第2の基準を満たすトランジスタに付
随する容量とに基づきクロストークの影響を受け易いト
ランジスタのクロストークノイズの大きさが算出され、
算出されたクロストークノイズの大きさが第3の基準値
を越えると重なり/平行部分及びその周辺部からなり、
第1及び第2の基準を満たすトランジスタ回路を含む等
価回路が被シミュレーション回路として抽出される。
【0105】そして、シミュレーション実行手段によ
り、抽出された被シミュレーション回路に対し回路シミ
ュレーションが施され、シミュレーション結果クロスト
ークノイズが算出される。その後、第3の抽出手段によ
り、シミュレーション結果クロストークノイズの大きさ
が第4の基準を越えると、被シミュレーション回路の重
なり/平行部分がエラー箇所として抽出される。そし
て、表示手段によりエラー箇所が目視可能に表示される
ようにしている。したがって、クロストークの自動検証
が可能となり、集積回路の規模がさらに拡大しあるいは
さらに微細化してもクロストークの正確な検証が可能に
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるクロストーク検
証装置の構成を示すブロック図である。
【図2】レイアウトパターンにおける1つのトランジス
タ部分を示す平面図である。
【図3】レイアウトパターン中の全トランジスタのサイ
ズの分布の一例を示すグラフである。
【図4】第1の実施例の出力配線パターン抽出部の詳細
を示すブロック図である。
【図5】第1の実施例のエラー抽出部の詳細を示すブロ
ック図である。
【図6】出力配線の重なり部分を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線に沿った断面図である。
【図8】出力配線の平行部分を示す平面図である。
【図9】図8のB−B線に沿った断面図である。
【図10】クロストークノイズ演算用の模式回路図であ
る。
【図11】クロストークノイズ演算用の模式回路図であ
る。
【図12】レイアウトパターン上のエラー表示の一例を
示す図である。
【図13】レイアウトパターン上のエラー表示の一例を
示す図である。
【図14】第1の実施例のクロストーク検証装置の機能
をコンピュータを用いて実現する場合の処理手順を示す
フローチャートである。
【図15】この発明の第2の実施例であるクロストーク
検証装置の構成を示すブロック図である。
【図16】第2の実施例の被シミュレーション回路抽出
部の詳細を示すブロック図である。
【図17】第2の実施例のクロストーク検証装置の機能
をコンピュータを用いて実現する場合の処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】この発明の第3の実施例であるクロストーク
検証装置の構成を示すブロック図である。
【図19】第3の実施例の被シミュレーション回路抽出
部の詳細を示すブロック図である。
【図20】第3の実施例のクロストーク検証装置の機能
をコンピュータを用いて実現する場合の処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
11 レイアウトパターンデータメモリ 12 デザインルールファイル 13 W/L基準値記憶部 14 入力装置 15 出力配線パターン抽出部 16 出力配線パターンファイル 17 エラー抽出部 18 電圧基準値記憶部 19 エラーファイル 19′ エラーファイル 20 表示装置 21 被シミュレーション回路抽出部 21′ 被シミュレーション回路抽出部 22 回路シミュレーション実行部 31 エラー抽出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−194659(JP,A) 特開 平3−208177(JP,A) 特開 平4−102976(JP,A) 特開 平4−147646(JP,A) 沖電気研究開発 153号 83−86頁 泉正夫ほか「高速プリント回路板設計シ ステム」 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検証レイアウトパターンを規定したレ
    イアウトパターンデータを付与する第1の付与手段と、 前記被検証レイアウトパターンに関するデザインルール
    を付与する第2の付与手段と、 クロストークの影響を与え易いトランジスタのサイズに
    関する第1の基準とクロストークの影響を受け易いトラ
    ンジスタのサイズに関する第2の基準とを記憶する第1
    の記憶手段と、 前記第1,第2の付与手段及び前記第1の記憶手段に接
    続され、前記デザインルール及び前記第1,第2の基準
    を参照しつつ前記レイアウトパターンデータを処理する
    ことにより、前記被検証レイアウトパターン中のトラン
    ジスタのうち前記第1の基準を満たすトランジスタと前
    記第2の基準を満たすトランジスタの出力配線パターン
    のデータを前記レイアウトパターンデータから抽出する
    第1の抽出手段と、 クロストークノイズの大きさに関する第3の基準を記憶
    する第2の記憶手段と、 前記第1の抽出手段及び前記第2の記憶手段に接続さ
    れ、前記出力配線パターンのデータに基づき、前記第1
    の基準を満たすトランジスタの出力配線と前記第2の基
    準を満たすトランジスタの出力配線との重なり/平行部
    分の配線間容量を算出し、該配線間容量と前記第2の基
    準を満たすトランジスタに付随する容量とに基づき、前
    記第2の基準を満たすトランジスタのクロストークノイ
    ズの大きさを求め、該クロストーグノイズの大きさが前
    記第3の基準を越えると、前記重なり/平行部分をエラ
    ー箇所として抽出する第2の抽出手段と、 前記第2の抽出手段に接続され、前記エラー箇所を目視
    可能に表示する表示手段とを備えるクロストーク検証装
    置。
  2. 【請求項2】 被検証レイアウトパターンを規定したレ
    イアウトパターンデータを付与する第1の付与手段と、 前記被検証レイアウトパターンに関するデザインルール
    を付与する第2の付与手段と、 クロストークの影響を与え易いトランジスタのサイズに
    関する第1の基準とクロストークの影響を受け易いトラ
    ンジスタのサイズに関する第2の基準とを記憶する記憶
    手段と、 前記第1,第2の付与手段及び前記記憶手段に接続さ
    れ、前記デザインルール及び前記第1,第2の基準を参
    照しつつ前記レイアウトパターンデータを処理すること
    により、前記被検証レイアウトパターン中のトランジス
    タのうち前記第1の基準を満たすトランジスタと前記第
    2の基準を満たすトランジスタの出力配線パターンのデ
    ータを前記レイアウトパターンデータから抽出する第1
    の抽出手段と、 前記第1の抽出手段に接続され、前記出力配線パターン
    のデータから、前記第2の基準を満たすトランジスタの
    出力配線との重なり/平行部分を有する前記第1の基準
    を満たすトランジスタの出力配線における時定数に基づ
    き、所定の基準に従って、クロストーク検証を行う必要
    のある出力配線パターンを特定し、該特定した出力配線
    パターンの等価回路を被シミュレーション回路として抽
    出する第2の抽出手段とを備え、前記等価回路は前記第
    1及び第2の基準を満たすトランジスタに相当する素子
    を構成要素として含み、 前記第2の抽出手段に接続され、前記被シミュレーショ
    ン回路に対し回路シミュレーションを実行してクロスト
    ークノイズ検証を行うミュレーション実行手段とをさら
    備えたクロストーク検証装置。
  3. 【請求項3】 被検証レイアウトパターンを規定したレ
    イアウトパターンデータを付与する第1の付与手段と、 前記被検証レイアウトパターンに関するデザインルール
    を付与する第2の付与手段と、 クロストークの影響を与え易いトランジスタのサイズに
    関する第1の基準とクロストークの影響を受け易いトラ
    ンジスタのサイズに関する第2の基準とを記憶する第1
    の記憶手段と、 前記第1,第2の付与手段及び前記第1の記憶手段に接
    続され、前記デザインルール及び前記第1,第2の基準
    を参照しつつ前記レイアウトパターンデータを処理する
    ことにより、前記被検証レイアウトパターン中のトラン
    ジスタのうち前記第1の基準を満たすトランジスタと前
    記第2の基準を満たすトランジスタの出力配線パターン
    のデータを前記レイアウトパターンデータから抽出する
    第1の抽出手段と、 クロストークノイズの大きさに関する第3の基準を記憶
    する第2の記憶手段と、 クロストークノイズの大きさに関する第4の基準を記憶
    する第3の記憶手段と、 前記第1の抽出手段及び前記第2の記憶手段に接続さ
    れ、前記出力配線パターンのデータに基づき、前記第1
    の基準を満たすトランジスタの出力配線と前記第2の基
    準を満たすトランジスタの出力配線との重なり/平行部
    分の配線間容量を求め、該配線間容量と前記第2の基準
    を満たすトランジスタに付随する容量とに基づき、前記
    第2の基準を満たすトランジスタのクロストークノイズ
    の大きさを求め、該クロストークノイズの大きさが前記
    第3の基準を越えると、前記重なり/平行部会及びその
    周辺部からなり、前記第1及び第2の基準を満たすトラ
    ンジスタに相当する素子を構成要素として含む等価回路
    被シミュレーション回路として抽出する第2の抽出手
    段と、 前記第2の抽出手段に接続され、前記被シミュレーショ
    ン回路に対し回路シミュレーションを実行してシミュレ
    ーション結果クロストークノイズを算出するシミュレー
    ション実行手段と、 前記シミュレーション実行手段及び前記第3の記憶手段
    に接続され、前記シミュレーション結果クロストークノ
    イズの大きさが前記第4の基準を越えると、前記被シミ
    ュレーション回路の重なり/平行部分をエラー箇所とし
    て抽出する第3の抽出手段と、 前記第3の抽出手段に接続され、前記エラー箇所を目視
    可能に表示する表示手段とを備えたクロストーク検証装
    置。
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