JP2830563B2 - 回路図作成装置 - Google Patents

回路図作成装置

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JP2830563B2
JP2830563B2 JP3338968A JP33896891A JP2830563B2 JP 2830563 B2 JP2830563 B2 JP 2830563B2 JP 3338968 A JP3338968 A JP 3338968A JP 33896891 A JP33896891 A JP 33896891A JP 2830563 B2 JP2830563 B2 JP 2830563B2
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小林裕
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータを用いて
電子回路の設計を行うコンピュータエィデッドデザイン
(CAD)に利用され、特に、集積回路の回路図作成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路製作用の回路図作成にお
いては、回路図作成用ソフトウェア(回路図エディタ)
が広く用いられる。これら回路図エディタでの回路図作
成方式によって、機能別のブロックや回路素子と、それ
らを接続するための配線とで構成された回路図を作成す
ることができる。この場合、ブロックや回路素子を接続
する配線については電気的に理想的な特性を持つことと
し、その配線の持つ実際の電気的諸性質については考慮
に入れずに、意図した回路図を作成する。また、配線の
持つ実際の電気的諸性質を回路図中に表現するために、
その諸性質を表す機能別ブロックや回路素子を回路図中
に陽に表現する。
【0003】図4はかかる従来の回路図作成装置の要部
を示すブロック構成図である。本従来例は、回路図設計
データ101を入力して回路図情報102を作成出力す
る回路図情報作成手段30と、補助記憶装置40とを備
えている。そして、回路図情報作成手段30は、素子・
ブロック配置手段31、配線手段32、素子属性付加手
段33、寄生素子配置手段34、寄生素子属性付加手段
35、ルールチェック手段36、および回路図情報出力
手段37を含んでいる。
【0004】次に、本従来例の動作について図5に示す
流れ図を参照して説明する。
【0005】初めに、素子・ブロック配置手段31によ
り、回路図設計データ101を入力して、要素素子およ
び機能ブロックの配置を行う(ステップS11)。次
に、配線手段32により、素子、ブロック間の配線およ
び入、出力配線を行う(ステップS12、S13)。そ
して、素子属性付加手段33により、素子に属性を付加
し(ステップS14)、寄生素子配置手段34により配
線の寄生素子の配置を行い(ステップS15)、寄生素
子属性付加手段35により配置したそれぞれの寄生素子
に属性を付加する(ステップS16)。そして、ルール
チェック手段36によりルールチェックを行い(ステッ
プS17)、最後に、回路図情報出力手段37により回
路図情報102を出力する(ステップS18)。
【0006】図6はこのようにして作成された回路図情
報102の一例を示す回路図である。
【0007】図6において、機能ブロック1は入力信号
を入力配線7および8から入力し、出力信号をブロック
間配線4および5に出力する。ブロック間配線4は機能
ブロック2に入力信号を伝達するために接続され、ブロ
ック間配線5は機能ブロック3に入力信号を伝達するた
めに接続される。機能ブロック3は入力信号をブロック
間配線5および入力配線9から入力し、出力信号をブロ
ック間配線6に出力する。ブロック間配線6は機能ブロ
ック2に入力信号を伝達するために接続される。機能ブ
ロック2は入力信号をブロック間配線4および6から入
力し、出力信号を出力配線10に出力する。
【0008】ここで、各ブロック間配線4、5および6
の持つ寄生抵抗および容量を陽に回路図中に示すため、
ブロック間配線4には、寄生抵抗11、および寄生容量
12が接続され、それぞれ属性として抵抗値10Ω、お
よび容量値5μFが付加されていることが、それぞれの
素子に対して引かれた矢印によって表されている。同様
にして、ブロック間配線5には、寄生抵抗13、および
寄生容量14が接続され、それぞれ抵抗値8Ω、および
容量値15μFが付加され、ブロック間配線6には、寄
生抵抗15および寄生容量16が接続され、それぞれ抵
抗値15Ωおよび容量値2μFが付加されている。
【0009】また、作成された図面から、自動的に、回
路が正しく動作するか検証するためのソフトウェア(回
路シミュレータ)への入力を作成することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】現在の微細化された集
積回路においては、配線の持つ抵抗値や容量値を無視す
ることはできない。例えば、アナログ回路の場合、各デ
バイスや配線の存在する位置によってそれらの電気的性
質が変化するため、その情報を回路図を作成する段階で
あらかじめ予想して付加しなければならないのが現状で
ある。このため、単に機能別ブロックを配線で結んだだ
けの回路図では正しい検証(回路シミュレーション)を
行うことができない。
【0011】しかし、従来の回路図作成装置を用いた回
路図の作成では、配線の持つ電気的性質を陽に回路図中
に示すため、図6の例に示すように、そのために必要な
素子を配置し、必要な配線を接続するための手間がかか
る欠点があった。
【0012】さらに、配線に接続された素子が回路の働
きを示すものなのか配線の電気的性質を表すものなのか
判別がつきにくく、回路図の理解がしにくいというよう
に、回路を正しく動作させるための回路図を作成する上
で、不必要な考慮をしなければならない欠点があった。
【0013】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、理解しやすい回路図を簡単に作成できる回路
図作成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、回路図設計デ
ータを入力し回路図を作成し回路図情報を出力する回路
図情報作成手段を備えた回路図作成装置において、前記
回路図作成手段は、回路図中の機能ブロック間を接続す
るブロック間配線に対してその有する寄生素子を素子パ
ターンとして表さず属性として付加表記し前記回路図情
報として出力する手段を含むことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明は、ブロック間配線が有する寄生素子
(寄生抵抗、容量)について、寄生素子を配置すること
をせずに、その属性(抵抗および容量の符号と値)を当
該ブロック間配線に矢印して示すことで表示を行う。
【0016】これにより、回路図は見やすいものとな
り、また寄生素子を要素素子と間違うこともなくなる。
【0017】なお、他ツール用に寄生素子の配置された
実図面情報を必要とするときには、前記回路図情報に付
加された属性により自動的に寄生素子の配置を行うこと
ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例の要部を示すブロ
ック構成図である。
【0020】本実施例は、回路図設計データ101を入
力し回路図を作成し回路図情報102aを出力する。素
子・ブロック配置手段21、配線手段22、素子属性付
加手段23およびルールチェック手段25を含む回路図
情報作成手段20と、補助記憶装置40とを備えた回路
図作成装置において、本発明の特徴とするところの、回
路図情報作成手段20は、回路図中の機能ブロック間を
接続するブロック間配線に対してその有する寄生素子を
属性として付加し回路図情報として出力する手段として
の、配線属性付加手段24と回路図情報出力手段26と
を含み、さらに、この出力された回路図情報に、ブロッ
ク間配線に対してその付加された属性に基づき当該寄生
素子を配置した他ツールに対する実回路図情報103を
作成出力する手段としての、寄生素子自動配置手段27
および実回路図情報出力手段28を含んでいる。
【0021】次に、本実施例の動作について図2に示す
流れ図を参照して説明する。
【0022】初めに、素子・ブロック配置手段21によ
り、回路図設計データ101を入力して、要素素子およ
び機能ブロックの配置を行う(ステップS1)。次に、
配線手段22により、素子、ブロック間の配線および
入、出力配線を行う(ステップS2)。そして、素子属
性付加手段23により素子に属性を付加し(ステップS
4)、配線属性付加手段24により、ブロック間配線に
その有する寄生素子の属性を付加する(ステップS
5)。その後、ルールチェック手段25により所定のル
ールチェックを行い(ステップS6)、回路図情報出力
手段26により、この作成チェックされた幾何学的な回
路図情報102aを出力する(ステップS7)。
【0023】そして、この幾何学的な回路図情報102
aを他ツール用の実回路図情報103に変える場合に
は、寄生素子自動配置手段27により、回路図情報10
2aのブロック間配線に付加された寄生素子の属性に基
づき自動的に寄生素子の配置を行い(ステップS8、S
9)、この寄生素子の配置された他ツール用の実回路図
情報103を出力する(ステップS10)。
【0024】図3はこのようにして作成された回路図情
報102aの一例を示す回路図である。
【0025】従来例で説明した図6と同様に、機能ブロ
ック1は入力信号を入力配線7および8から入力し、出
力信号をブロック間配線4および5に出力する。ブロッ
ク間配線4は機能ブロック2に入力信号を伝達するため
に接続され、ブロック間配線5は機能ブロック3に入力
信号を伝達するために接続される。機能ブロック3は入
力信号をブロック間配線5および入力配線9から入力
し、出力信号をブロック間配線6に出力する。ブロック
間配線6は機能ブロック2に入力信号を伝達するために
接続される。機能ブロック2は入力信号をブロック間配
線4および6から入力し、出力信号を出力配線10に出
力する。
【0026】ここで、ブロック間配線4には、「R=1
0Ω、C=5μF」が配線の属性として付加されている
ことが、ブロック間配線4に対して引かれた矢印によっ
て表されている。同様に、ブロック間配線5には、「R
=8Ω、C=15μF」、ブロック間配線6には、「R
=15Ω、C=2μF」が配線の属性として付加されて
いることが矢印によって表されている。
【0027】図3から明らかなように、本実施例による
回路図情報102aは、ブロック間配線の有する寄生素
子を、実際に配置することなく、属性として付加してい
るため、見やすい回路図が得られるとともに、寄生素子
を要素素子と間違うようなこともなくなる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回路の動作を決定する部分と配線に対して寄生している
部分との区別のはっきりした理解しやすい回路図情報
を、寄生した要素を素子として回路図に配置、配線する
手間を無くすことで、簡単に作成することができ、その
効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示すブロック構成
図。
【図2】その動作を示す流れ図。
【図3】その回路図情報102aの一例を示す回路図。
【図4】従来例の要部を示すブロック構成図。
【図5】その動作を示す流れ図。
【図6】その回路図情報102の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1、2、3 機能ブロック 4、5、6 ブロック間配線 7、8、9 入力配線 10 出力配線 11、13、15 寄生抵抗 12、14、16 寄生容量 20、30 回路図情報作成手段 21、31 素子・ブロック配置手段 22、32 配線手段 23、33 素子属性付加手段 24 配線属性付加手段 25、36 ルールチェック手段 26、37 回路図情報出力手段 27 寄生素子自動配置手段 28 実回路図情報出力手段 34 寄生素子配置手段 35 寄生素子属性付加手段 40 補助記憶装置 101 回路図設計データ 102、102a 回路図情報 103 実回路図情報 S1〜S10、S11〜S18 ステップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路図設計データを入力し回路図を作成
    し回路図情報を出力する回路図情報作成手段を備えた回
    路図作成装置において、 前記回路図作成手段は、回路図中の機能ブロック間を接
    続するブロック間配線に対してその有する寄生素子を
    子パターンとして表さず属性として付加表記し前記回路
    図情報として出力する手段を含むことを特徴とする回路
    図作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路図作成装置におい
    て、 その出力された回路図情報を入力し、前記ブロック間配
    線に対してその付加された属性に基づき当該寄生素子を
    配置した実回路図情報を作成出力する手段を含むことを
    特徴とする回路図作成装置。
JP3338968A 1991-12-20 1991-12-20 回路図作成装置 Expired - Lifetime JP2830563B2 (ja)

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