JP2820862B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2820862B2 JP14962693A JP14962693A JP2820862B2 JP 2820862 B2 JP2820862 B2 JP 2820862B2 JP 14962693 A JP14962693 A JP 14962693A JP 14962693 A JP14962693 A JP 14962693A JP 2820862 B2 JP2820862 B2 JP 2820862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド等の発
熱体で穿孔されたマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より簡便な印刷方法として、デジタ
ル感熱孔版印刷が知られている。これは、微細な発熱素
子が一列に配置されたサーマルヘッドを感熱孔版マスタ
に接触させ、パルス的に発熱素子に通電させながらマス
タを搬送することで、画像情報に応じてマスタを溶融穿
孔した後、穿孔した部分よりインキを通過させて用紙に
転移することで印刷画像が形成されるようになってい
る。従来、印刷に使用されるマスタは、インキ透過性の
多孔質支持体と熱可塑性樹脂フィルムとを貼り合わせた
ラミネート構造となっている。
【0003】多孔質支持体としては、一般の和紙や合成
繊維、あるいは和紙と合成繊維とを混抄したものが用い
られるが、その使用されている繊維が太く、しかもその
密度にムラがあるため、繊維が塊となっている部分や太
い繊維がフィルム穿孔部を横切っている場合にインキの
透過が阻害され、インキが正しく用紙に転移せずに、ベ
タ部が抜けたり細線が切れたりして繊維模様が出てしま
う、所謂、繊維目が発生してしまうという問題点があっ
た。
【0004】そこで、和紙等の多孔質支持体を削除し
て、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタ
を使用し、繊維目の出ない印刷を行うことが試みられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラミネ
ート構造のマスタの厚みは50μm程度であるが、熱可
塑性樹脂フィルム単体では2ないし8μmと非常に薄
く、強度が著しく低下してしまう。このように腰の弱い
マスタでは、版胴の外周面に設けられたマスタ保持手段
まで搬送する際に、その搬送経路上に設けられたガイド
板や搬送ローラー等に貼り付いたり、巻き付いたりして
ジャムが発生したり、斜行してたるみが発生してしまう
という問題点があった。また、フィルム自体は高絶縁体
であり、摩擦されることで静電気を帯び易く、製版時に
搬送ローラー等に巻き付いてしまうという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するため、実
質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタを用い
ても、製版搬送時において発生するガイド板へのマスタ
の貼り付きや搬送ローラーへのマスタの巻き付き等の不
具合を防止した孔版印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ロール状に巻成されたマスタを貯容するマスタ貯容手段
と、前記マスタを穿孔製版するサーマルヘッドと、前記
マスタを前記サーマルヘッドに押圧しつつ搬送するプラ
テンローラーと、前記プラテンローラーを駆動するプラ
テンローラー駆動手段と、前記マスタを適当な長さに切
断するカッター部材とから構成される製版装置と、前記
マスタの先端を保持する保持手段を外周面上に有する多
孔性円筒状の版胴とを具備した孔版印刷装置において、
前記製版装置は、前記保持手段に対して前記プラテンロ
ーラーを近接させ、前記プラテンローラーによって搬送
された前記マスタを前記保持手段に保持させる近接位置
と、この近接位置から後退した後退位置とに揺動自在に
設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、さらに前記製版装置が前記近接位
を占めたとき、前記プラテンローラー駆動手段が前記
版胴を回転駆動することを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、さらに前記保持手段が粘着性また
は吸着性を有するシートで形成されており、前記製版装
置が前記近接位置を占めたとき、前記プラテンローラー
が前記版胴に前記マスタを介して当接することで前記マ
スタを前記保持手段に保持させることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、製版装置が近接
位置を占めたとき、プラテンローラーがマスタを保持手
段まで搬送する。
【0011】請求項2記載の発明によれば、製版装置が
近接位置を占めたとき、プラテンローラー駆動手段が版
胴を回転駆動する。
【0012】請求項3記載の発明によれば、製版装置が
近接位置を占めたとき、プラテンローラーがマスタを保
持手段まで搬送し、保持させる。
【0013】
【実施例】本発明の第1の実施例を示す図1において、
符号100は製版装置を示している。製版装置100
は、製版手段110と揺動手段120とから構成されて
いる。製版手段110は、ロール状に巻成された実質的
に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタ1を貯容す
る支持軸1aとロールホルダー対1b,1bとからなる
マスタ貯容手段130と、図示していない画像読取部か
らA/D変換器を通して送られたデジタル信号に基づき
マスタ1を穿孔製版するサーマルヘッド2と、サーマル
ヘッド2にマスタ1を押圧しつつ、マスタ1を後述する
係止手段まで搬送するプラテンローラー3と、マスタ1
を所定の長さに溶断するカッター部材4とから主に構成
されている。
【0014】支持軸1aは側板5,6に両端部を支持さ
れており、支持軸1aにはマスタ1の芯部が回転自在に
遊嵌されていて、マスタ1はロールホルダー対1b,1
bで軸方向の位置決めをされている。
【0015】サーマルヘッド2はホルダー7の一端部に
固着されており、ホルダー7は側板5,6に固着された
ホルダー軸7aを中心に回動自在に支持されている。ホ
ルダー7の他端部は、側板5,6に枢着された中心軸8
aを中心に回転駆動されるカム8と当接している。この
構成によりサーマルヘッド2は、カム8の回転でプラテ
ンローラー3と接離自在となっている。
【0016】プラテンローラー3は支軸3aに固着され
ており、支軸3aはその両端部を側板5,6に回転自在
に支持されている。支軸3aの一方の端部は側板6より
突出していて、そこには図3に示すように、プラテンギ
ヤ9が固着されている。
【0017】また側板6には、プラテンローラー駆動手
段としてのステッピングモーター10が固設されてい
る。ステッピングモーター10の出力軸10aは側板6
より突出していて、そこにはプラテンギヤ9と噛み合う
ように駆動ギヤ11が固設されている。
【0018】カッター部材4は絶縁ホルダー対12,1
2の一端部にニクロム線からなるヒーター13を張設し
た構造となっており、他端部には支軸4aが固着されて
いる。支軸4aは側板5,6に枢着されており、図示し
ていない駆動手段で回動される。
【0019】側板5,6は略台形の同一形状であり、中
心軸8aが枢着された角部5a,6aと対角の角部5
b,6bには揺動軸14が軸着されている。揺動軸14
の両端部は、孔版印刷装置本体の側板に回転自在に支持
されている。
【0020】揺動手段120は、ソレノイド15と、ソ
レノイド15と製版手段110とを接続するリンク16
とから主に構成されている。
【0021】ソレノイド15は孔版印刷装置本体に固定
されており、そのプランジャ15aの先端部にはリンク
16の一端部16aが軸17で軸着されている。リンク
16の他端部16bは揺動軸14に挿嵌されており、側
板5の角部5bに一体的に固着されている。リンク16
の両側部には位置決めピン18,19が配設されてお
り、位置決めピン18,19の一端は孔版印刷装置本体
にそれぞれ一体的に固着されている。プランジャ15a
の先端には引張バネ34の一端が固着されており、他端
は孔版印刷装置本体に固着されている。これにより製版
手段110は、揺動手段120の非作動時にはリンク1
6が位置決めピン18と当接する、版胴より離隔した
退位置(図1参照)に位置決めされている。
【0022】製版装置100の左側近傍には、外周面に
開孔部20aを有する円筒状の版胴20が配設されてい
る。版胴20は支軸21で回転自在に支持されている図
示しないフランジに側部を固着されており、版胴駆動手
段で回転駆動される。前記版胴駆動手段はクラッチを有
しており、版胴駆動モーターの回転力を断続自在に制御
できる構成となっている。
【0023】支軸21は、その表面に複数の孔が形成さ
れており、インキ供給パイプを兼用している。支軸21
の下方であって版胴20の内部には、版胴20の内周面
とその外周面を接するようにインキローラー24が回転
自在に配設されており、インキローラー24の上方には
ドクターローラー25が、その外周面とインキローラー
24の外周面との間に僅かの間隙を持つように配設され
ている。ドクターローラー25は、支軸21によって供
給されたインキがインキローラー24とドクターローラ
ー25との楔状の空間に形成したインキ溜まり26のイ
ンキを、その量を規制してインキローラー24の表面に
供給する。
【0024】版胴20の外周面の一部には、ステージ部
27とクランパー28とから構成される保持手段150
が配設されている。クランパー28は枢軸29に固着さ
れており、版胴20が定位置で停止したときに図示しな
い駆動手段で回動される。また、版胴20の一方の外側
部の図示しないフランジには、図3に示すようにメイン
ギヤ30が形成されており、その形成位置は、製版手段
110が後述する近接位置に移動したときにプラテンギ
ヤ9と噛み合う位置となっている。
【0025】版胴20の左側近傍には、版胴20の外周
面に巻装されたマスタを剥離・廃棄する排版手段160
が配設されている。排版手段160は、排版ローラー3
1、従動ローラー32、排版ボックス33等から主に構
成されている。排版ローラー31は図示していない駆動
手段で回転駆動され、揺動手段により揺動されて版胴2
0の外周面に対して接離自在となっている。排版ボック
ス33は、孔版印刷装置本体に対して着脱自在に配設さ
れている。
【0026】次に本発明の動作について説明する。製版
命令が出力されると、版胴20は版胴駆動モーターで低
速回転され、版胴20に巻装された前版のマスタの後端
部が排版ローラー31と対応する排版位置まで移動させ
る。すると排版ローラー31が図1の矢印方向に回転駆
動され、図示しない揺動手段が排版ローラー31を版胴
外周面上のマスタの後端部に当接させる。排版ローラー
31の回転と同期して版胴駆動モーターが回転し、版胴
20を反時計回り方向に回転させる。上記一連の動作で
版胴外周面上のマスタは排版ローラー31及び従動ロー
ラー32で剥離され、排版ボックス33内に廃棄されて
排版動作が完了する。
【0027】排版動作完了後、版胴駆動モーターが回転
して版胴20は図1に示すホームポジションに位置決め
され、図示しない駆動手段で枢軸29が回動されること
によりクランパー28が開放されて給版待機状態とな
る。版胴20が給版待機状態となると、クラッチが作動
して版胴20と版胴駆動モーターとの連結が解除され
る。
【0028】マスタ1は、当初はその先端がヒーター1
3と対応する位置で待機している。版胴20が給版待機
状態となると、プラテンローラー3が回転してマスタ1
を搬送する。やがてマスタ1が図1に示す給版位置まで
搬送され、ステッピングモーター10のステップ数より
給版位置に到達したと判断されると、ステッピングモー
ター10は回転を停止し、図1に示す待機状態となる。
マスタ1が待機状態となると、ソレノイド15に通電が
なされ、プランジャ15aが引張バネ34の張力に抗し
て図1の右方向に吸引される。すると製版手段110が
図2に示す版胴20に近接する近接位置に、位置決めピ
ン19で位置決めされ、プラテンギヤ9とメインギヤ3
0とが噛み合う。
【0029】次に枢軸29が反時計回り方向に回転駆動
され、ステージ部27とクランパー28とでマスタ1の
先端を挟持する。保持手段150がマスタ先端を保持す
ると、ステッピングモーター10が回転を開始する。こ
のときマスタ1は、サーマルヘッド2で穿孔製版され
る。これによりプラテンローラー3がマスタ1をサーマ
ルヘッド2に押圧させて製版搬送すると同時に、プラテ
ンギヤ9が回転することで版胴20を時計回り方向に回
転駆動させ、製版されたマスタ1を版胴20の外周面に
巻装する。このときプラテンローラー3の送り速度と版
胴20の巻取速度とが同じとなるように、プラテンギヤ
9とメインギヤ30のギヤ比が設定されている。
【0030】ステッピングモーター10のステップ数よ
り、マスタ1が所定長さ搬送されたと判断されると、ス
テッピングモーター10の回転が停止され、ヒーター1
3に通電がなされると同時に図示しない駆動手段が支軸
4aを反時計回り方向に回動させ、ヒーター13をマス
タ1に当接させることでマスタ1を溶断する。そして、
支軸4aが時計回り方向に回動されてカッター部材4が
初期位置に復帰した後、ソレノイド15への通電が遮断
されてプランジャ15aが引張バネ34の付勢力で図2
に左方向に引っ張られ、位置決めピン18にリンク16
が当接して製版手段110が版胴20より離隔した図1
に示す後退位置に位置決めされる。これと同時に版胴駆
動手段のクラッチが作動して、版胴20と版胴駆動モー
ターとが連結され、給版動作が完了する。この後、版胴
20は版胴駆動モーターで回転駆動され、版付け及び印
刷工程が行われる。
【0031】図4は本発明の第2の実施例を示してお
り、上記第1の実施例と重複する部位については同一の
符号を付し、個々の詳細な説明は割愛する。この実施例
ではプラテンローラー35が、側板5,6よりその外周
面が突出するように配置されている。また、保持手段1
50に代えて粘着シート36からなる保持手段170が
版胴20の外周面に設けられている。
【0032】この実施例における版胴20のホームポジ
ションは図4に示す位置となっている。上記第1の実施
例と同様に排版動作が行われた後、版胴駆動モーターが
回転して版胴20はホームポジションに位置決めされ、
給版待機状態となる。版胴20が給版待機状態となる
と、クラッチが作動して版胴20と版胴駆動モーターと
の連結が解除される。マスタ1は、当初はその先端がヒ
ーター13と対応する位置で待機している。版胴20が
給版待機状態となると、プラテンローラー35が回転し
てマスタ1を搬送する。やがてマスタ1が図4に示す給
版位置まで搬送されると、ステッピングモーター10が
そのステップ数より判断して回転を停止し、図4に示す
待機状態となる。
【0033】マスタ1が待機状態となると、ソレノイド
15に通電がなされ、プランジャ15aが引張バネ34
の張力に抗して図4の右方向に吸引される。すると製版
手段110が版胴20に近接し、プラテンローラー35
が粘着シート36に当接する位置に位置決めピン19で
位置決めされ、マスタ1の先端が粘着シート36に保持
されると共にプラテンギヤ9とメインギヤ30とが噛み
合う。
【0034】保持手段170がマスタ先端を保持する
と、ステッピングモーター10が回転を開始すると共
に、マスタ1はサーマルヘッド2で穿孔製版される。こ
によりプラテンローラー35がマスタ1をサーマルヘ
ッド2に押圧させて製版搬送すると同時に、プラテンギ
ヤ9が回転することで版胴20を時計回り方向に回転駆
動させ、製版されたマスタ1を版胴20の外周面に巻装
する。このときプラテンローラー35の送り速度と版胴
20の巻取速度とが同じとなるように、プラテンギヤ9
とメインギヤ30のギヤ比が設定されている。
【0035】ステッピングモーター10のステップ数よ
り、マスタ1が所定長さ搬送されたと判断すると、ステ
ッピングモーター10の回転が停止され、ヒーター13
に通電がなされると同時に図示しない駆動手段が支軸4
aを反時計回り方向に回動させ、ヒーター13をマスタ
1に当接させることでマスタ1を溶断する。
【0036】そして、支軸4aが時計回り方向に回動さ
れてカッター部材4が初期位置に復帰した後、ソレノイ
ド15への通電が遮断されてプランジャ15aが引張バ
ネ34の付勢力で図4の左方向に引っ張られ、位置決め
ピン18にリンク16が当接して製版手段110が版胴
20より離隔した図4に示す後退位置に位置決めされ
る。これと同時に版胴駆動手段のクラッチが作動して、
版胴20と版胴駆動モーターとが連結され、給版動作が
完了する。この後、版胴20は版胴駆動モーターで回転
駆動され、版付け及び印刷工程が行われる。
【0037】上記第2の実施例において、粘着シート3
6としては、低硬度のウレタンゴム、シリコンゴム、溶
剤で溶解したアクリルゴム、あるいは吸着シートとして
マイクロ吸盤などを表面に有するシート材が好ましい。
なお、この吸着シートを含む粘着シート36は、版胴2
0の外周面上に直接形成されていてもよい。
【0038】なお、上記各実施例で用いた実質的に熱可
塑性樹脂フィルムのみからなるマスタとは、マスタが熱
可塑性樹脂フィルムのみからなるものの他、熱可塑性樹
脂フィルムに帯電防止剤等の微量成分を含有させてなる
もの、さらには熱可塑性樹脂フィルムの両主面、すなわ
ち表面及び裏面の少なくとも一方にオーバーコート層等
の薄膜層を1層または複数層形成してなるものを含む。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、製版装置
が近接位置を占めたとき、プラテンローラーがマスタを
保持手段まで搬送するので、マスタ搬送用の案内板や搬
送ローラー等が不要となり、搬送時にマスタが案内板や
搬送ローラーに貼り付いたり巻き付いたり、マスタが搬
送時に斜行するという不具合を防止することができると
共に、マスタへのしわの発生を抑制することができる。
また、従来の製版装置に比較して搬送部を短くすること
ができるので、装置を小型化できると共にマスタの製版
余白を小さくすることができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、製版装置が
近接位置を占めたとき、プラテンローラー駆動手段が版
胴を回転駆動するので、プラテンローラーによるマスタ
の送り速度と版胴によるマスタの巻取速度をそれぞれの
ギヤ比によって同期させることで低速モーターやトルク
リミッター等を別に設けることなくマスタの製版搬送が
行え、マスタに無理な張力がかかることなくマスタを製
版搬送でると共にコストを低減することができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、製版装置が
近接位置を占めたとき、プラテンローラーがマスタを保
持手段まで搬送して保持させるので、保持手段を単純化
することができ、装置を安価にすることができる。ま
た、版胴外周面上の枢軸やクランパーを省略することに
より版胴外周面の凸部を少なくすることができ、これに
より保持手段と干渉する押圧部材が版胴外周面より離隔
する距離を短くすることができるので、押圧部材が版胴
に接触する際の騒音や衝撃を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を採用した孔版印刷装置
要部の概略側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する部分側面図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例を説明する部分側面図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例を採用した孔版印刷装置
要部の概略側面図である。
【符号の説明】
1 マスタ 2 サーマルヘッド 3,35 プラテンローラー 4 カッター部材 10 プラテンローラー駆動手段(ステッピングモー
ター) 20 版胴 36 粘着シート 100 製版装置 130 マスタ貯容手段 150,170 保持手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻成されたマスタを貯容するマ
    スタ貯容手段と、前記マスタを穿孔製版するサーマルヘ
    ッドと、前記マスタを前記サーマルヘッドに押圧しつつ
    搬送するプラテンローラーと、前記プラテンローラーを
    駆動するプラテンローラー駆動手段と、前記マスタを適
    当な長さに切断するカッター部材とから構成される製版
    装置と、 前記マスタの先端を保持する保持手段を外周面上に有す
    る多孔性円筒状の版胴とを具備した孔版印刷装置におい
    て、前記製版装置は、前記保持手段に対して前記プラテンロ
    ーラーを近接させ、前記プラテンローラーによって搬送
    された前記マスタを前記保持手段に保持させる近接位置
    と、この近接位置から後退した後退位置とに揺動自在に
    設けられている ことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】前記製版装置が前記近接位置を占めたと
    き、前記プラテンローラー駆動手段が前記版胴を回転駆
    動することを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】前記保持手段が粘着性または吸着性を有す
    るシートで形成されており、前記製版装置が前記近接位
    置を占めたとき、前記プラテンローラーが前記版胴に前
    記マスタを介して当接することで前記マスタを前記保持
    手段に保持させることを特徴とする請求項1記載の孔版
    印刷装置。
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