JP2756220B2 - 製版印刷装置 - Google Patents

製版印刷装置

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JP2756220B2
JP2756220B2 JP5118761A JP11876193A JP2756220B2 JP 2756220 B2 JP2756220 B2 JP 2756220B2 JP 5118761 A JP5118761 A JP 5118761A JP 11876193 A JP11876193 A JP 11876193A JP 2756220 B2 JP2756220 B2 JP 2756220B2
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正樹 廣居
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製版印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版式製版印刷装置において、そ
の製版部及び給版部では、熱可塑性合成樹脂フィルムに
多孔質の可撓性支持体として和紙等を張り合わせたマス
タがその芯管の外周に巻かれて形成されたロール状の給
版ロールから、マスタが供給され、そのマスタがプラテ
ンローラでサーマルヘッドに押し付けられながら搬送さ
れることで感熱穿孔製版が行われ、さらに搬送ローラに
よって搬送され、製版の終了した時点でカッタユニット
により切断されて、一版毎にマスタの先端が印刷ドラム
のクランパで挾持されて印刷ドラムの外周に巻き付けら
れるようになっていた。ところが、最近では、印刷画質
の向上や版そのもののコストを下げるために実質的に熱
可塑性合成樹脂フィルムのみから成る孔版用マスタが用
いられるようになりつつある。このような孔版用マスタ
は、それ自体の腰が弱いため、マスタ自体の腰の強さを
利用して給版・搬送する従来方式の採用は困難となっ
た。
【0003】このような不具合を解決するものとして、
例えば特開昭62−73987号公報に示されているよ
うに、孔版用マスタを切断しないで使用し、版胴の外周
に孔版用マスタの供給部と製版部と排版巻取部とを全て
設けて、版胴と共に回転する方式が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においては次の問題点があった。
【0005】(1)排版ロール(排版巻取部)に孔版用
マスタをセッティング操作するのが非常に困難である
(初期セット、ジャム時)。特にジャム時は孔版用マス
タがつながっているので、処理しにくく、オペレータが
手操作で孔版用マスタを切断して処理しなければならな
い。
【0006】(2)印刷時に、印刷ドラムが給版ロール
の他に排版ロールも保持しながら回転するのでその慣性
が大になり、回転バランスが大きく崩れ、高速印刷がで
きなくなる。
【0007】(3)排版ロールを回転駆動するモータを
給版ユニット(着排版ユニット)に有するが、排版ロー
ルとモータとの回転力伝達部分を脱着式にしたり、その
モータへの電源ラインのコネクタ等の着脱機構が必要で
ある。
【0008】(4)排版ロールは印刷ドラム(版胴)に
巻かれ印刷インキの付着した使用済孔版用マスタを順次
巻き取る方式であるため、その使用済孔版用マスタが巻
き取られた排版ロールは給版ロールよりもその外径が太
くなるので印圧ローラ(プレスローラ)の逃げ量を大き
くしなければならず、そのために機構が複雑となる。
【0009】(5)孔版用マスタの印刷ドラムへの初期
巻き付けセッティングを自動で行おうとすると複雑な機
構が必要になる。
【0010】したがって、本発明はかかる問題点を解決
するために、孔版用マスタを使用して、給・排版搬送の
困難及びジャム処理等を含むセッティングの困難が無
く、機構の簡略化を図ることができると共に、高速印刷
が可能であり、同時に装置の小型化を図ることができる
製版印刷装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、請求項1記載の発明は、外周面にマ
スタが巻き付けられ回転中心軸の周りに回転する印刷ド
ラムと、上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタに
インキを供給するインキ供給装置と、上記マスタが給版
ロール軸の周りに巻き付けられ上記マスタを上記印刷ド
ラムに供給する給版ロールの上記給版ロール軸を支持す
る給版ロール支持手段と、上記回転中心軸と同一軸の周
りに上記印刷ドラムに対して回動自在であり、上記給版
ロール支持手段を有する給版ユニットと、上記マスタを
製版するサーマルヘッドと、印刷装置本体側に支持され
た、使用済マスタを上記外周面から剥離して収納する排
版手段と、上記印刷装置本体側に支持され上記排版手段
の近傍に設けられた、剥離済マスタを切断する切断手段
とを有することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、外周面にマスタが
巻き付けられ回転中心軸の周りに回転する印刷ドラム
と、上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタにイン
キを供給するインキ供給装置と、上記マスタが給版ロー
ル軸の周りに巻き付けられ上記マスタを上記印刷ドラム
に供給する給版ロールの上記給版ロール軸を支持する給
版ロール支持手段と、上記回転中心軸と同一軸の周りに
上記印刷ドラムに対して回動自在であり、上記給版ロー
ル支持手段を有する給版ユニットと、上記マスタを製版
するサーマルヘッドと、上記外周面上に設けられた、上
記マスタの先端部を挾持する開閉自在なクランパと、印
刷装置本体側に支持された、使用済マスタを上記外周面
から剥離して収納する排版手段と、上記印刷装置本体側
に支持され上記排版手段の近傍に設けられた、剥離済マ
スタを切断する切断手段とを有することを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の製版印刷装置において、上記サーマルヘッドは、上
記印刷装置本体側に支持されていることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の製
版印刷装置において、上記給版ユニットにおける上記給
版ロール支持手段の近傍にあり、かつ、上記給版ロール
から供給される上記マスタを周面の一部に巻き付けるプ
ラテンローラと、製版時に上記サーマルヘッドを上記プ
ラテンローラに上記マスタを介して当接させる製版位置
と非製版時に該製版位置から離間させる非製版位置とに
上記サーマルヘッドを選択的に変位させるためのサーマ
ルヘッド接離機構と、排版時に上記排版手段を変位させ
て上記外周面の上記使用済マスタを剥離する剥離位置と
非排版時に該剥離位置から離間した非剥離位置とに上記
排版手段を選択的に変位させるための排版手段変位機構
と、排版時に上記切断手段を変位させて上記剥離位置の
近傍に位置する切断位置と非排版時に該切断位置から離
間した非切断位置とに上記切断手段を選択的に変位させ
るための切断手段変位機構とを有することを特徴とす
る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
何れか一つに記載の製版印刷装置において、上記排版手
段は、互いに圧接し合って回転する一対の排版ローラを
有し、上記切断手段が、上記排版ローラ対の上記剥離済
マスタの挾持部に対して、該挾持部の上流側の直前若し
くは同挾持部の下流側の直後に設けられていることを特
徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、外周面にマスタが
巻き付けられ回転中心軸の周りに回転する印刷ドラム
と、上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタにイン
キを供給するインキ供給装置と、上記マスタが給版ロー
ル軸の周りに巻き付けられ上記マスタを上記印刷ドラム
に供給する給版ロールの上記給版ロール軸を支持する給
版ロール支持手段と、上記回転中心軸と同一軸の周りに
上記印刷ドラムに対して回動自在であり、上記給版ロー
ル支持手段を有する給版ユニットと、上記マスタを製版
するサーマルヘッドと、印刷装置本体側に支持された、
使用済マスタを上記外周面から剥離して収納する排版手
段とを有し、上記排版手段は互いに圧接し合って回転す
る一対の排版ローラを有しており、上記排版ローラ対の
一方の外周部に剥離済マスタを切断する、切断可能状態
と切断不能状態とに切り換え制御が可能な切断手段を有
することを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、外周面にマスタが
巻き付けられ回転中心軸の周りに回転する印刷ドラム
と、上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタにイン
キを供給するインキ供給装置と、上記マスタが給版ロー
ル軸の周りに巻き付けられ上記マスタを上記印刷ドラム
に供給する給版ロールの上記給版ロール軸を支持する給
版ロール支持手段と、上記回転中心軸と同一軸の周りに
上記印刷ドラムに対して回動自在であり、上記給版ロー
ル支持手段を有する給版ユニットと、上記マスタを製版
するサーマルヘッドと、上記外周面上に設けられた、上
記マスタの先端部を挾持する開閉自在なクランパと、印
刷装置本体側に支持された、使用済マスタを上記外周面
から剥離して収納する排版手段とを有し、上記排版手段
は互いに圧接し合って回転する一対の排版ローラを有し
ており、上記排版ローラ対の一方の外周部に剥離済マス
タを切断する、切断可能状態と切断不能状態とに切り換
え制御が可能な切断手段を有することを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の製版印刷装置において、上記サーマルヘッドは、上
記印刷装置本体側に支持されていることを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項8記載の製
版印刷装置において、上記給版ユニットにおける上記給
版ロール支持手段の近傍にあり、かつ、上記給版ロール
から供給される上記マスタを周面の一部に巻き付けるプ
ラテンローラと、製版時に上記サーマルヘッドを上記プ
ラテンローラに上記マスタを介して当接させる製版位置
と非製版時に該製版位置から離間させる非製版位置とに
上記サーマルヘッドを選択的に変位させるためのサーマ
ルヘッド接離機構と、排版時に上記排版手段を変位させ
て上記外周面の上記使用済マスタを剥離する剥離位置と
非排版時に該剥離位置から離間した非剥離位置とに上記
排版手段を選択的に変位させるための排版手段変位機構
と、排版時に上記切断手段を変位させて上記剥離位置の
近傍に位置する切断位置と非排版時に該切断位置から離
間した非切断位置とに上記切断手段を選択的に変位させ
るための切断手段変位機構とを有することを特徴とす
る。
【0020】
【作用】請求項1及び3記載の発明によれば、上記の構
成により、給版ロールが印刷ドラム円周上の近接した位
置に給版ロールの脱着が可能な給版ユニットによって支
持され、排版工程終了時に使用済マスタは排版手段によ
り印刷ドラムの外周面から剥離されて収納されつつ、剥
離済マスタが切断手段により切断される。また初期セッ
ト時を除きマスタの先端部は、常に印刷ドラムに巻かれ
た状態にある。
【0021】請求項2及び3記載の発明によれば、上記
の構成により、給版ロールが印刷ドラム円周上の近接し
た位置に給版ロールの脱着が可能な給版ユニットによっ
て支持され、印刷ドラムの外周面上にマスタの先端部を
挾持するクランパが設けられていることにより、排版工
程終了時に使用済マスタは排版手段により印刷ドラムの
外周面から剥離されて収納されつつ、剥離済マスタが切
断手段により切断される。また初期セット時を除きマス
タの先端部は、常に印刷ドラムに巻かれた状態にある。
また印刷ドラムへのマスタの初期巻き付けセッティング
を容易にする。
【0022】請求項4記載の発明によれば、サーマルヘ
ッド接離機構と、排版手段変位機構と、切断手段変位機
構とを有することにより、サーマルヘッドが、製版時に
サーマルヘッド接離機構によりプラテンローラにマスタ
を介して当接する製版位置と、非製版時にその製版位置
から離間した非製版位置とに選択的に変位される。また
排版手段が、排版手段変位機構により排版時に印刷ドラ
ム外周面の使用済マスタを剥離する剥離位置と、非排版
時にその剥離位置から離間した非剥離位置とに選択的に
変位される。また切断手段が、切断手段変位機構により
排版時に剥離位置の近傍に位置する切断位置と、非排版
時にその切断位置から離間した非切断位置とに選択的に
変位される。
【0023】請求項5記載の発明によれば、排版工程終
了時に、互いに圧接し合って回転する一対の排版ローラ
を有する排版手段により剥離された剥離済マスタが、排
版ローラ対の挾持部の上流側の直前若しくは同挾持部の
下流側の直後に設けられた剥離済マスタを切断する切断
手段により切断される。
【0024】請求項6及び8記載の発明によれば、上記
の構成により、給版ロールが印刷ドラム円周上の近接し
た位置に給版ロールの脱着が可能な給版ユニットによっ
て支持され、排版工程終了時に使用済マスタは排版手段
により印刷ドラムの外周面から剥離されて収納されつ
つ、排版ローラ対の一方の外周部に有する切断手段によ
り剥離済マスタが切断される。また初期セット時を除き
マスタの先端部は、常に印刷ドラムに巻かれた状態にあ
る。
【0025】請求項7及び8記載の発明によれば、上記
の構成により、給版ロールが印刷ドラム円周上の近接し
た位置に給版ロールの脱着が可能な給版ユニットによっ
て支持され、印刷ドラムの外周面上にマスタの先端部を
挾持するクランパが設けられていることにより、排版工
程終了時に使用済マスタは排版手段により印刷ドラムの
外周面から剥離されて収納されつつ、排版ローラ対の一
方の外周部に有する切断手段により剥離済マスタが切断
される。また初期セット時を除きマスタの先端部は、常
に印刷ドラムに巻かれた状態にある。また印刷ドラムへ
のマスタの初期巻き付けセッティングを容易にする。
【0026】請求項9記載の発明によれば、サーマルヘ
ッド接離機構と、排版手段変位機構と、切断手段変位機
構とを有することにより、サーマルヘッドが、製版時に
サーマルヘッド接離機構によりプラテンローラにマスタ
を介して当接する製版位置と、非製版時にその製版位置
から離間した非製版位置とに選択的に変位される。また
排版手段が、排版手段変位機構により排版時に印刷ドラ
ム外周面の使用済マスタを剥離する剥離位置と、非排版
時にその剥離位置から離間した非剥離位置とに選択的に
変位される。また切断手段が、切断手段変位機構により
排版時に剥離位置の近傍に位置する切断位置と、非排版
時にその切断位置から離間した非切断位置とに選択的に
変位される。
【0027】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳述する。図1は、本発明の一実施例を示す孔版
式製版印刷装置の要部構成図であり、まず、この全体構
成について説明する。
【0028】図1において、符号200は孔版式製版印
刷装置を、符号201は孔版式製版印刷装置200の所
定位置に配設されたフレームをそれぞれ示す。この孔版
式製版印刷装置200は、フレーム201に支持されて
いて外周面に孔版用マスタ1aが巻き付けられ回転中心
軸31の周りに回転する印刷ドラム30と、印刷ドラム
30の内周面にインキを供給するインキ供給装置230
と、孔版用マスタ1aが給版ロール軸としての芯管1s
の周りに巻き付けられ孔版用マスタ1aを印刷ドラム3
0に供給する給版ロール1の芯管1sを支持する給版ロ
ール支持手段1Hと、回転中心軸31と同一軸の周りに
印刷ドラム30に対して回動自在であり、給版ロール支
持手段1Hを有する給版ユニット80と、印刷装置本体
側に支持された、孔版用マスタ1aを製版するサーマル
ヘッド3と、印刷ドラム30の外周面上に設けられた、
孔版用マスタ1aの先端部を印刷ドラム30の外周面と
の間で挾持する開閉自在なクランパ19と、印刷装置本
体側に支持された、使用済孔版用マスタを印刷ドラム3
0の外周面から剥離して収納する排版手段としての排版
装置100と、印刷装置本体側に支持され排版装置10
0の近傍に設けられた、剥離済孔版用マスタを切断する
切断手段としての回転刃60(図8に示し、後述する)
を備えたカッタユニット150とから主に構成されてい
る。
【0029】なお、印刷ドラム30及び給版ユニット8
0がドラムユニット240を、排版装置100及びカッ
タユニット150が排版ユニット140をそれぞれ構成
する。ドラムユニット240は、印刷装置本体側からフ
レーム201を介して図示しない着脱装置によって着脱
自在となっている。
【0030】以下、印刷ドラム30、インキ供給装置2
30、給版ロール1、給版ロール支持手段1H、給版ユ
ニット80、サーマルヘッド3、クランパ19、排版装
置100及びカッタユニット150の構成について、以
下の実施例に基づき順次説明する。
【0031】(実施例1) 図1乃至図8を参照して実施例1について詳述する。図
1、図5、図6及び図8は、孔版式製版印刷装置200
の平面図である図2の左側面図をそれぞれ示し、図7
は、図2の右側面図を示している。
【0032】図1及び図3において、印刷ドラム30の
外周には、回転中心軸31方向に長いインキ通過性の多
孔性の支持円筒体32が設けられていて、この支持円筒
体32の外周面上に0.1mm厚のメッシュスクリーン
33が巻かれている。図1に示すように、印刷ドラム3
0の外周面上の所定位置には、回転中心軸31と平行に
その軸方向に延在して枢軸19sを有するクランパ19
が配設されている。クランパ19は、孔版用マスタ1a
との係止部がゴム状マグネットで形成されていて、給版
ロール1の初期セット時以外の製版及び印刷時には図示
しない開閉駆動機構により開かれるようになっている。
クランパ19の枢軸19s側の周囲を避けた印刷ドラム
30の外周面には、印刷ドラム30の内周面に供給され
たインキがその外周面に滲み出すことにより印刷可能に
なる印刷画像形成領域A(図中一点鎖線で示す)が、約
270°の範囲に渡り形成されている。
【0033】図1、図2、図3及び図4において、印刷
ドラム30は、その両端部に一体形成されたドラム軸3
5において回転中心軸31に軸受34を介して回転可能
に支持されていて、後述する回転駆動機構により回転さ
れる。両ドラム軸35上には、印刷ドラム30を挟んで
一対の給版アーム17a,17b(以下、「給版アーム
対17a,17b」というときがある)が回転中心軸3
1を中心として給版軸受36を介して回動自在に配設さ
れている。ドラム軸35の一端側にはドラム歯車37が
一体形成されている。給版アーム17aの軸部17as
には、後述するマスタの初期巻き付け時、排版時及び製
版時以外はドラム軸35と一体で選択的に回転駆動され
る滑りクラッチ38が内在して設けられている。滑りク
ラッチ38は、プラテンローラ2から供給され印刷ドラ
ム30の外周面に巻き付けられている孔版用マスタ1a
の張力が約1kgfになったときに、印刷ドラム30の
周速度がプラテンローラ2の周速度と同一になるように
設定された伝達トルク可変式であり、マスタの初期巻き
付け時及び製版排版時以外は印刷ドラム30又はドラム
ユニット240が回転しても滑らないようになってい
る。したがって、給版アーム対17a,17bは、その
滑りクラッチ38が作動することにより印刷ドラム30
とは別々に回転可能である。なお、このクラッチ38
は、ジャム時の手操作処置のために手動で外れるように
なっている。ドラム歯車37の外側には、フレーム20
1の機枠に固設された図示しない駆動モータが配設され
ていて、この図示しない駆動モータにはドラム駆動軸4
0が連結されている。ドラム駆動軸40には、ドラム歯
車37と選択的に噛合する歯部が形成された駆動歯車3
9が実質一体的に設けられている。
【0034】図1において、各給版アーム17a,17
bの各軸17as,17bs(図2、図3及び図4に示
し、同図には図示せず)を挾んで各給版アーム17a,
17bと180°の反対方向には、スチール製の回転用
バランサ10が各軸17as,17bsとそれぞれ実質
一体的に設けられている。回転用バランサ10は、ほぼ
扇状を成し、ドラム軸35(図3に示し、同図には図示
せず)に対する給版ユニット80の回転モーメントと釣
り合うようにその大きさ及び重量が設定されている。後
述するように、孔版式製版印刷装置200は、その製版
排版時において印刷ドラム30のみが低速で回転し、印
刷時において印刷ドラム30と給版ユニット80とが一
体となって高速で回転する。このとき、上記のように、
各給版アーム17a,17bに回転用バランサ10が設
けられているためドラムユニット240全体としては、
回転時のバランスが良くなって回転時の負荷変動が小さ
くなるので、より安定した高速印刷ができる。
【0035】図1に示すように、インキ供給装置230
は、印刷ドラム30の内部に配設され印刷ドラム30の
内周面にインキを供給するインキ供給ローラ22と、イ
ンキ供給ローラ22と微小間隙を置いて平行に配置され
ていて、インキ供給ローラ22との間にインキ溜り24
を形成するドクタローラ23と、印刷ドラム30の回転
中心軸31を兼ねると共にインキ供給パイプ31aから
インキ溜り24へインキを供給するインキ供給軸31と
を有し、印刷ドラム30の外周上の製版済孔版用マスタ
1bにインキを供給する。
【0036】図1及び図5に示すように、インキ供給ロ
ーラ22に対向する印刷ドラム30の外周面下方の近傍
には、軸26の周りに印圧ローラ25が回転可能に設け
られている。軸26はその両軸端に配置された一対のア
ーム27に支持されていて、これらのアーム27は孔版
式製版印刷装置200の本体側の図示しない不動部材に
取り付けられた軸28の周りに揺動可能に支持されてい
る。印圧ローラ25は、印刷時に印刷ドラム30の印刷
画像形成領域Aに印刷用紙Pを介して圧接する印刷位置
と、非印刷時に給版ロール1及びクランパ19との接触
を避けるために印刷ドラム30の外周面から退避した非
印刷位置とを選択的に占めるようになっている。軸28
の図において右側近傍には、図示しない用紙搬送手段に
よってその上流側より給送される印刷用紙Pを印刷ドラ
ム30と印圧ローラ25との間に搬送する上下一対の用
紙フィードローラ対29a,29bが配設されている。
【0037】図1及び図4において、孔版用マスタ1a
は、非常に薄い7μm厚の実質的に熱可塑性合成樹脂フ
ィルムのみから成り、給版ロール1の小径の芯管1sに
連続シート状に巻かれている。孔版用マスタ1aのサー
マルヘッド3との当接面には帯電防止剤が塗布されてい
る。ここで、実質的に熱可塑性合成樹脂フィルムのみか
ら成る孔版用マスタとは、孔版用マスタが熱可塑性合成
樹脂フィルムのみから成るものの他、熱可塑性合成樹脂
フィルムに帯電防止剤等の微量成分を含有させてなるも
の、さらには熱可塑性合成樹脂フィルムの両主面、すな
わち表面及び裏面のうち少なくとも一方にオーバーコー
ト層等の薄膜層を1層又は複数層形成して成るものを含
む。給版アーム対17a,17bの上部には給版ロール
1の芯管1sに所定の制動力を負荷するブレーキユニッ
ト8がそれぞれ設けられている。給版ロール1は、両端
部の芯管1sを介して各ブレーキユニット8により回転
可能に、かつ、略U字状の溝を備えた給版ロール支持手
段1Hに脱着可能に支持されている。したがって、給版
ロール1の芯管1sには常時所定の制動力が負荷されて
いて、給版ロール1から引き出される孔版用マスタ1a
には常に一定の張力が作用することとなる。給版ロール
1は、その外径寸法が従来のものに比べて著しく小さく
なっている。
【0038】給版ユニット80の給版アーム対17a,
17bに支持された給版ロール1の近傍には、給版ロー
ル1から供給される孔版用マスタ1aを自身の周面の一
部に巻き付けて搬送するプラテンローラ2が、給版アー
ム対17a,17bに回転自在に支持された軸2sに実
質一体的に設けられている。プラテンローラ2は、JI
S硬度A30°の合成ゴムから成る帯電防止材料ででき
ていて、回転中心軸31と平行にその軸方向に延在して
設けられている。
【0039】図2及び図7に示すように、歯車44がプ
ラテンローラ2の駆動軸48に実質一体的に設けられて
いる。プラテンローラ2の軸2sの一軸端と駆動軸48
の軸端との間には、後述する、製版時にパルスモータ4
7からの回転駆動力を得て、印刷時にその駆動力を断つ
ためのプラテンローラ用クラッチ49が配設されてい
る。フレーム201側の所定位置における図示しない機
枠には、回転駆動軸46sを有する1個の小さいDCモ
ータ(図示しない)が設けられていて、この回転駆動軸
46sに板カム46が実質一体的に取り付けられてい
る。また、印刷機本体側におけるカム46の近傍におい
て、カム46の輪郭周面と接するローラ47a付きのカ
ムフォロアブラケット47Aが配設されている。
【0040】カムフォロアブラケット47Aは、3角形
状の板に腕が突出した形状をなし、その3角形の一端が
ローラ47a取付部を形成していて、その基端が軸47
sで図示しない機枠の不動部材に枢着されている。ま
た、カムフォロアブラケット47Aの突出した腕状の自
由端は、図示しない機枠の不動部材に係止された引張り
ばね47Bにより図において時計回り方向の回動習性が
与えられている。また、カムフォロアブラケット47A
の突出した腕の一側端には、パルスモータ47が取り付
けられている。パルスモータ47には、その回転駆動軸
45sと実質一体である歯車44と所定時期に噛合する
歯車45が取り付けられている。
【0041】給版ユニット80は、給版ロール1、ブレ
ーキユニット8、給版ロール支持手段1H、給版アーム
対17a,17b及びプラテンローラ2から主に構成さ
れている。
【0042】給版ユニット80は、図1及び図6に示す
印刷装置本体に対する位置において、図示しない位置決
め係止手段によって係止されるようになっている。この
位置決め係止手段(図示せず)は、印刷装置本体側の図
示しない機枠に設けられた、回転中心軸31と平行な方
向に突出可能なガイドピンを有するソレノイド(共に図
示せず)と、給版アーム17bの下部に設けられ図示し
ないガイドピンが突出して嵌合するための図示しない係
止孔とから構成される。この位置決め係止手段(図示せ
ず)は、例えば、本願出願人から既に提案されている特
願平5−6781号に記載されている第1及び第2の位
置決め係止手段と同様な構成を有している。
【0043】図6に示すように、カム46(図7に示
す)の軸46sには、板カム41が実質一体的に設けら
れていて、カム41は上記した図示しない駆動手段とし
てのDCモータによってカム46と共に回転駆動され
る。したがって、カム41とカム46とを共通の1枚の
板カムとすることも可能であり、サーマルヘッド3がプ
ラテンローラ2に押し付けられると同時に、歯車44と
歯車45とが噛み合うようになる。また、印刷装置本体
側におけるカム41の近傍において、カム41の輪郭周
面と接するローラ15a付きのカムフォロアブラケット
15が配設されている。
【0044】カムフォロアブラケット15は、腕状をな
していて、その中央部において図示しない印刷装置本体
の機枠に軸15sで枢着されている。カムフォロアブラ
ケット15の基端にはローラ15a取付部が形成されて
おり、その自由端には回転中心軸31の軸方向に長いサ
ーマルヘッド3が取り付けられている。また、カムフォ
ロアブラケット15の基端側の中央部には、その一端が
図示しない印刷装置本体の機枠に係止された引張りばね
42の他端が係止されていて、このばね42によりカム
フォロアブラケット15のサーマルヘッド3には図にお
いて反時計回り方向の回動習性が与えられている。サー
マルヘッド3は、上記の構成によって、後述する所定の
動作時期において孔版用マスタ1aを介してプラテンロ
ーラ2に接離自在になっている。サーマルヘッド3に
は、原稿読取装置(図示しない)で処理されて送出され
るデジタル画像信号を送る信号線43が接続されてい
る。
【0045】符号110は、製版時にサーマルヘッド3
をプラテンローラ2に孔版用マスタ1aを介して当接さ
せる製版位置(図中仮想線で示す)と、非製版時に該製
版位置から離間させる非製版位置(図中実線で示す)と
にサーマルヘッド3を選択的に変位させるためのサーマ
ルヘッド接離機構を示す。サーマルヘッド接離機構11
0は、上述したように、駆動手段としての図示しないD
Cモータ、カム41、カムフォロアブラケット15及び
ばね42から主に構成される。なお、孔版用マスタ1a
の搬送中等でジャムが生じたときには、サーマルヘッド
接離機構110が作動してサーマルヘッド3は非製版位
置を占める、すなわちサーマルヘッド3がプラテンロー
ラ2から離間するようになっている。
【0046】図8において、符号56及び符号57は互
いに圧接し合って回転する一対の排版ローラを示す。排
版ローラ対56,57は、合成ゴムでできており、回転
中心軸31と平行な方向に延在して設けられていて、排
版ローラ57の軸57sと連結した回転伝達部材(図示
せず)を介して駆動モータ(図示せず)により回転駆動
される。排版ローラ対56,57の両端部にはアルミニ
ウム合金製の一対の排版用アーム53が設けられてい
て、排版ローラ対56,57は両排版用アーム53に回
転可能に支持されている。各排版用アーム53の基端
は、印刷装置本体側の図示しない機枠に固設された軸5
4に所定角度揺動可能に支持されている。両排版用アー
ム53の間には使用済マスタ1cを収納する使用済マス
タ用収納ボックス55が、排版ローラ対56,57の各
軸56s,57sと平行に延在して設けられている。排
版ローラ対56,57の剥離済孔版用マスタ1dの挾持
部の下流側に位置する収納ボックス55の一側端には、
排版ローラ対56,57により剥離・搬送された使用済
マスタ1cを受け入れるための収納開口部59が設けら
れている。
【0047】カッタユニット150は、剥離済孔版用マ
スタ1dを切断するための切断手段としての回転刃60
を有するカッタモータ61と、カッタモータ61を支持
すると共にカッタモータ61を排版ローラ対56,57
の各軸56s,57s方向、すなわち剥離済孔版用マス
タ1dの幅方向に移送する図示しない移送機構とを有す
る。この図示しない移送機構は、例えばスリット58近
傍の収納ボックス55周壁上に設けられたレールと、カ
ッタモータ61に付設され回転刃60の回転と連動して
動作する自走機構とから成る。カッタモータ61は、通
常、排版用アーム53の片側寄りに待機しており、剥離
済孔版用マスタ1dの収納ボックス55内への収納に支
障となることはない。収納ボックス55の収納開口部5
9の上方近傍にはカッタモータ61の回転刃60を導き
案内する回転刃用スリット58が開けられている。上記
構造のとおり、切断手段としての回転刃60は、排版ロ
ーラ対56,57の剥離済孔版用マスタ1dの挾持部の
下流側の直後に設けられているといえる。
【0048】図6に示すように、両排版用アーム53の
背面のほぼ中央部には、印刷装置本体側の図示しない機
枠に回転自在に支持された軸51sに実質一体的に設け
られた板カム51がそれぞれ配設されている。カム51
は図示しないDCモータによって後述する所定の動作時
期に回転駆動される。両排版用アーム53の自由端に
は、その一端が図示しない印刷装置本体の機枠に係止さ
れた引張りばね52の他端が係止されていて、このばね
52により両排版用アーム53には図において常に時計
回り方向の回動習性が与えられている。
【0049】符号120は、排版時に排版装置100を
変位させて印刷ドラム30の外周面の使用済孔版用マス
タを剥離する剥離位置(図中仮想線で示す)と非排版時
に該剥離位置から離間した非剥離位置(図中実線で示
す)とに排版装置100を選択的に変位させるための排
版手段変位機構を示す。排版手段変位機構120は、上
述したように、図示しないDCモータ、カム51及びば
ね52から主に構成される。
【0050】符号130は、排版時にカッタユニット1
50を変位させて剥離位置の近傍に位置する切断位置
(図中仮想線で示す)と非排版時に該切断位置から離間
した非切断位置(図中実線で示す)とにカッタユニット
150を選択的に変位させるための切断手段変位機構を
示す。切断手段変位機構130は、排版手段変位機構1
20と同じように、図示しないDCモータ、カム51及
びばね52から主に構成される。
【0051】なお、孔版用マスタ1aの搬送中等でジャ
ムが生じたときには、排版手段変位機構120及び切断
手段変位機構130がそれぞれ作動して、非剥離位置及
び非切断位置、すなわち排版装置100及びカッタユニ
ット150が印刷ドラム30から離間するようになって
いる。
【0052】(実施例1の動作) 次に、この孔版式製版印刷装置の動作について以下に記
す。
【0053】以下説明する図13乃至図33において、
給版ユニット80に設けられているブレーキユニット
8、回転用バランサ10、インキ供給装置230及び印
刷装置本体側のフレーム201等の図示は、説明の簡明
化を図るためその図示を省略する。
【0054】先ず、新しい給版ロール1を給版ユニット
80にセットする初期セット時においては、図13乃至
図14に示すように、図示しない印刷装置本体からドラ
ムユニット240を取り外して、新しい給版ロール1を
ブレーキユニット8を介して給版アーム対17a,17
bにセットし、孔版用マスタ1aの先端部をプラテンロ
ーラ2の上側周面上を通し、クランパ19の位置まで持
ってくる。このとき、給版ロール1の軸1sにはブレー
キユニット8により制動力が作用しているので、給版ロ
ール1から引き出された孔版用マスタ1aには所定の張
力が掛っており、しわを発生させること無くクランパ1
9の位置まで持ってくることができる。この状態で、孔
版用マスタ1aの先端部をクランパ19でクランプす
る。次いで、図15に示すように、ドラムユニット24
0を孔版式製版印刷装置200の図示しない印刷装置本
体にセットする。このとき、図示しない印刷装置本体側
に支持されているサーマルヘッド3、排版ユニット14
0及び印圧ローラ25は、ドラムユニット240から離
れているため干渉等の不具合は発生しない。給版ユニッ
ト80は、図示しない位置決め係止手段によって同図に
示す位置において係止される。すなわち、ガイドピンを
有するソレノイド(共に図示せず)がオンすることによ
り、給版アーム17bの図示しない係止孔にガイドピン
が嵌入され、図示しないソレノイドがオフされることに
より係止が解除される。以降の動作において、この位置
決め係止手段による給版ユニットの係止及びその解除動
作の説明は省略する。
【0055】次に、図16乃至図17に示すように、給
版ユニット80は図15の位置のままで、印刷ドラム3
0のみが実線で示す矢印方向(以下、印刷ドラム30の
みが回転するときは実線矢印で示し、印刷ドラム30と
給版ユニット80とが一緒に回転するときは太矢印で示
す)(反時計回り方向)に約270°回転されて孔版用
マスタ1aが印刷ドラム30に巻き付けられる。このと
き、給版ロール1の軸1sにはブレーキユニット8によ
り制動力が作用しているので、給版ロール1から引き出
され印刷ドラム30に巻き付けられる孔版用マスタ1a
には所定の張力が掛っており、しわを発生させること無
く印刷ドラム30に巻き付けることができる。また、こ
の孔版用マスタ1aの初期巻き付け時には、印刷装置本
体側に取り付けられた駆動モータ、ドラム駆動軸40及
び駆動歯車39(図2に示し、同図に図示せず)から供
給された駆動力で印刷ドラム30のみが回転され、給版
ユニット80は滑りクラッチ38(図3及び図4に示
し、同図に図示せず)によって印刷ドラム30との接続
を断たれ、印刷装置本体側に固定されている状態であ
る。
【0056】次に、図17乃至図23において、インキ
が印刷ドラム30の外表面に均一にあるかどうか不明で
あるため、インキを均一に印刷ドラム30の外表面に滲
み出させ孔版用マスタ1aをそのインキの表面張力(粘
着力)で印刷ドラム30の外周面に貼り付けさせるため
に、いわゆる版付けが行われる。図17において、給版
ユニット80及び印刷ドラム30は一緒に図中太矢印方
向に図18の位置関係になるまで回転される。このとき
は、給版ユニット80は滑りクラッチ38(図3及び図
4に示す)によって印刷ドラム30に接続された状態と
なっている。
【0057】図19において、印刷ドラム30の外周面
から下方に離間していた印圧ローラ25が、アーム27
(図5に示し、同図に図示せず)の揺動によって矢印で
示すように上方に移動され、印刷ドラム30の外周面に
巻装された孔版用マスタ1aが押圧され、印刷ドラム3
0の内周面からインキが印刷ドラム30の外周面に滲み
出し孔版用マスタ1aの裏面に転移される。なお、この
時、インキ供給ローラ22(図1及び図5に示す)も印
刷ドラム30の回転方向と同一方向に回転し、インキを
印刷ドラム30の内周面に供給する。図20に示す状態
から図22に示す状態まで、給版ユニット80と印刷ド
ラム30とが一体で、すなわちドラムユニット240が
1回転以上太矢印で示す時計回り方向に回転される。こ
の間、図21に示すようにドラムユニット240の給版
ユニット80が印圧ローラ25の近傍に回転したとき、
印圧ローラ25は給版ユニット80との干渉を避けるた
めアーム27(図5に示し、同図に図示せず)の揺動に
よって矢印で示すように下方に移動される。すなわち、
印刷画像形成領域A(図1に示す)では、印圧ローラ2
5は用紙フィードローラ対29a,29bから給送され
る印刷用紙P(共に図5に示す)を介して孔版用マスタ
1aを挾んで印刷ドラム30に押圧され、クランパ19
周辺の非画像形成領域では給版ロール1やプラテンロー
ラ2等と干渉しないように印刷ドラム30から離間され
る。次いで、図22の位置状態になるまで、印刷ドラム
30が回転され、版付けが終了する。
【0058】版付けが終了した後、図23に示すよう
に、孔版用マスタ1aの先端部をクランプしていたクラ
ンパ19は、枢軸19sを中心として図中矢印方向に約
180°拡開して孔版マスタ1aの先端部が開放状態と
なる。このとき、孔版用マスタ1aはインキの表面張力
(粘着力)によって印刷ドラム30の外周面に保持され
ているので、印刷ドラム30の外周面から剥がれること
はない。
【0059】次に、図24乃至図28において、製版及
び排版が同時に行われる。図示しない製版スタートキー
をオンすると、先ず、図24において、給版ユニット8
0が印刷装置本体に対して位置決め固定される。次い
で、サーマルヘッド3がサーマルヘッド接離機構110
(図6に示す)の作動によりプラテンローラ2に孔版用
マスタ1aを介して当接する製版位置に変位される。す
なわち、図6に示すように、図示しないDCモータの回
転駆動によりカム41が回転されると共にばね42の付
勢力によってカムフォロアブラケット15が、軸15s
を中心に仮想線で示す矢印方向(反時計回り方向)に回
動し、カムフォロアブラケット15におけるサーマルヘ
ッド3(図6では仮想線で示す)の発熱体部が孔版用マ
スタ1aをプラテンローラ2に押し付けることになる。
【0060】上記動作と同時に、排版装置100が排版
手段変位機構120(図6に示す)の作動により剥離位
置を占め、同時にカッタユニット150が切断手段変位
機構130の動作により切断位置を占める位置にそれぞ
れ同時に変位される。すなわち、図6及び図8におい
て、図示しない駆動モータによりカム51が回転される
ことによってばね52の付勢力に抗して排版用アーム5
3が、軸54を中心に仮想線で示す矢印方向(反時計回
り方向)に回動し、排版ローラ対56,57が印刷ドラ
ム30上の使用済孔版用マスタ1cを押し付けることに
なる。
【0061】図25乃至図27に示すように、製版排版
時は、印刷装置本体側に取り付けられた駆動モータ、ド
ラム駆動軸40及び駆動歯車39(図2に示す)から供
給された駆動力で印刷ドラム30のみが矢印方向(反時
計回り方向)に回転され、給版ユニット80は滑りクラ
ッチ38(図3及び図4に示す)によって印刷ドラム3
0との接続を断たれ印刷装置本体側に固定されている状
態である。またプラテンローラ2は印刷装置本体側の駆
動軸48(図2に示す)から駆動力を得るためにクラッ
チ49(図2に示す)によって駆動軸48(図2に示
す)と接続されている。プラテンローラ2から供給され
る孔版用マスタ1aに適正な張力を与えて印刷ドラム3
0に巻き付けるために、印刷ドラム30の回転数は、印
刷ドラム30の周速度(線速度)がプラテンローラ2の
周速度(線速度)よりも速くなるように設定されてい
る。孔版用マスタ1aの張力が約1kgfになると、印
刷ドラム30の周速度がプラテンローラ2の周速度と同
一になるよう滑りクラッチ38(図3及び図4に示す)
が作動する。
【0062】製版時には、図7において、図示しないD
Cモータの回転駆動によりカム41とその駆動軸46s
を共有するカム46が、矢印方向(反時計回り方向)に
回転されることによってカムフォロアブラケット47A
が軸47sを中心として回動されて、歯車45が歯車4
4に噛合することとなる。このとき、パルスモータ47
が回転駆動されることによって、歯車44及びプラテン
ローラ2が矢印方向(時計回り方向)に回転されて、孔
版用マスタ1aが給版ロール1から順次繰り出され搬送
されると共に、サーマルヘッド3の発熱体部が選択的に
発熱して孔版用マスタ1aの先端から順次穿孔製版が行
われる。
【0063】排版時には、図8において、クランプが開
放されて先端部が自由になっている使用済孔版用マスタ
1cが、回転する排版ローラ対56,57の挾持部にく
わえ込まれ剥離搬送されながら排版が続けられ収納ボッ
クス55内へ収納される。またこのとき、印圧ローラ2
5は、印刷ドラム30から離れているが、印刷ドラム3
0へ巻き付けられる製版済孔版用マスタ1bは、版付け
によりインキが印刷ドラム30の外周面に滲み出ている
ので、その巻き付け時の製版済孔版用マスタ1bの張力
のみで十分巻き付き剥がれてこない。
【0064】図28に示すように、製版終了後、サーマ
ルヘッド3は、サーマルヘッド接離機構110(図6に
示す)の作動によりプラテンローラ2から離間され、プ
ラテンローラ2は印刷装置本体の駆動軸48(図2に示
す)からクラッチ49によってその接続が断たれる。ま
た同時に、図8において、剥離済孔版用マスタ1dは、
カッタユニット150のカッタモータ61が作動し、回
転刃60が回転しながら剥離済孔版用マスタ1dの幅方
向に移送されることにより切断される。図28に示すよ
うに、排版終了後、排版装置100及びカッタユニット
150は、排版装置100が排版手段変位機構120
(図6に示す)の作動により非剥離位置を占める位置
に、及びカッタユニット150が切断手段変位機構13
0の作動により非切断位置を占める位置に、すなわち印
刷ドラム30からそれぞれ同時に離間される。なお、図
28において、符号1fは切断され印刷ドラム30に巻
き付けられた製版済孔版用マスタ1bの先端部を示す。
【0065】次に、図28乃至図29において、給版ユ
ニット80及び印刷ドラム30が一体で、給版ユニット
80が滑りクラッチ38(図3及び図4に示す)により
印刷ドラム30に固定された状態で太矢印方向に図29
の位置まで回転される。図5及び図29において、印刷
工程が始まり、図示しない給紙台上に積載されている印
刷用紙Pが、図示しない用紙搬送手段により用紙フィー
ドローラ対29a,29bへ向けて送られ、さらに用紙
フィードローラ対29a,29bにより印刷ドラム30
の回転と同期した所定のタイミングで印刷ドラム30の
外周面と印圧ローラ25との間に送出される。そして、
印刷ドラム30の外周面から下方に離間していた印圧ロ
ーラ25が、アーム27の揺動によって上方に移動し、
図30中の太矢印方向に回転する印刷ドラム30の外周
面に巻装された製版済孔版用マスタ1bに印刷用紙Pが
押圧されることにより、製版済孔版用マスタ1bの穿孔
部分からインキが印刷用紙Pの表面に転移される。
【0066】なお、この時、インキ供給ローラ22も印
刷ドラム30の回転方向と同一方向に回転し、インキを
印刷ドラム30の内周面に供給する。このようにして、
印刷された印刷用紙Pは、印圧ローラ25を過ぎると、
図示しない排紙剥離手段によって印刷ドラム30の外周
面から剥離され、図示しない排紙搬送手段によって図示
しない排紙台上に排紙積載される。図30の印刷工程を
経過して、図31に示すように、給版ユニット80が印
圧ローラ25に近付くと、印圧ローラ25は給版ロール
1やプラテンローラ2等に干渉しないように印刷画像形
成領域A(図1に示す)以外では印刷ドラム30から離
間される。以降、図32の印刷工程を経過して図33に
示す印刷終了に到る。以後の製版、排版及び印刷の各工
程は図24で示す状態から再び繰り返される。
【0067】以上述べたように、実施例1によれば、孔
版用マスタの給版搬送の困難、孔版用マスタセット時の
困難を解決することができ、機構も簡略化でき、高速印
刷も可能となった。また、給版搬送部が印刷ドラムの近
傍にコンパクトに収まっているため、従来例よりも装置
の小型化を図ることができた。
【0068】(実施例2) 図9に本発明の別の実施例を示す。この実施例は、実施
例1の排版ユニット140に代えて排版ユニット140
Aを有することのみ相違する。また排版ユニット140
Aは、排版ユニット140に対して、カッタユニット1
50に代えてカッタユニット150Aを有すること、及
び収納ボックス55の形状を変更して収納ボックス55
Aにしたことのみ相違する。収納ボックス55Aは、収
納ボックス55の形状に対して排版ローラ57の上方近
傍の周壁を除去したこと、スリット58を有していない
ことが主に相違する。同図において、符号65はソレノ
イドを示す。ソレノイド65はプランジャ65pを有し
ていて、各排版用アーム53の収納ボックス55A内壁
と収納ボックス55A周壁に固設されている。各排版用
アーム53内壁の近傍には概略クランク状に折り曲げら
れた熱線カッタ用可動アーム63が配設されていて、そ
の一側部が排版用アーム53に固設された枢軸64によ
り揺動可能にそれぞれ支持されている。可動アーム63
の基端部はプランジャ65pに回動可能に連結され、そ
の両自由端には剥離済孔版用マスタ1dを切断する切断
手段としての熱線カッタ62が軸56s,57s方向に
平行に延在して設けられている。熱線カッタ62は、例
えばニクロム線でできている。したがって、熱線カッタ
62は、排版ローラ対56,57の剥離済孔版用マスタ
1dの挾持部に対して、その挾持部の上流側の直前に設
けられていることになる。ソレノイド65、熱線カッタ
用可動アーム63及び熱線カッタ62がカッタユニット
150Aを構成する。
【0069】この実施例の動作について、実施例1の動
作に対して相違する点のみを説明する。ソレノイド65
が図示しない制御装置の信号に基づいてオンされると、
プランジャ65pが吸引され可動アーム63が揺動され
ると同時に、熱線カッタ62に通電され、所定の温度に
昇温された熱線カッタ62が印刷ドラム30に近づく方
向に揺動され排版ローラ対56,57により剥離された
剥離済孔版用マスタ1dに当接して、剥離済孔版用マス
タ1dが溶断される。剥離済孔版用マスタ1dの溶断
後、ソレノイド65がオフされ熱線カッタ62は元の位
置に復帰される。以上述べたように、実施例2によれ
ば、孔版用マスタの給版搬送の困難、孔版用マスタセッ
ト時の困難を解決することができ、機構も簡略化でき、
高速印刷も可能となった。また、給版搬送部が印刷ドラ
ムの近傍にコンパクトに収まっているため、従来例より
も装置の小型化を図ることができた。
【0070】(実施例3) 図10に本発明のさらに別の実施例を示す。この実施例
は、図9の実施例2の排版ユニット140Aに代えて排
版ユニット140Bを有することのみ相違する。また排
版ユニット140Bは、排版ユニット140Aに対し
て、カッタユニット150Aに代えてカッタユニット1
50Bを有することのみ相違する。符号66は熱線カッ
タ用固定アーム66を示す。固定アーム66は略くの字
状に折り曲げられ、各排版用アーム53の印刷ドラム3
0側寄りの内壁にその基端部がそれぞれ固設されてい
る。各固定アーム66の自由端には熱線カッタ62が軸
56s,57s方向に平行に延在して設けられている。
したがって、熱線カッタ62は排版ローラ対56,57
の剥離済孔版用マスタ1dの挾持部に対して、その挾持
部の上流側の直前に設けられていることになる。熱線カ
ッタ用固定アーム66及び熱線カッタ62がカッタユニ
ット150Bを構成する。
【0071】この実施例3の動作について、図9の実施
例2の動作に対して相違する点のみを説明する。切断手
段変位機構130(図6に示す)が作動して、熱線カッ
タ62が図10に示す切断位置を占めると、排版中にお
いては剥離済孔版用マスタ1dは常に熱線カッタ62に
当接しており、排版剥離される剥離済孔版用マスタ1d
には印刷ドラム30と排版ローラ対56,57との間で
常時張力が掛るように印刷ドラム30の線速度よりも排
版ローラ対56,57の線速度が速くなるように排版ロ
ーラ対56,57の回転速度(回転数)が速く設定され
ている。排版終了と同時に、熱線カッタ62に通電さ
れ、所定の温度に昇温された熱線カッタ62が排版ロー
ラ対56,57により剥離された剥離済孔版用マスタ1
dに当接して、剥離済孔版用マスタ1dが溶断される。
剥離済孔版用マスタ1dの溶断後、切断手段変位機構1
30(図6に示す)が作動して、熱線カッタ62は元の
非切断位置に復帰される。
【0072】以上述べたように、実施例3によれば、孔
版用マスタの給版搬送の困難、孔版用マスタセット時の
困難を解決することができ、機構も簡略化でき、高速印
刷も可能となった。また、給版搬送部が印刷ドラムの近
傍にコンパクトに収まっているため、従来例よりも装置
の小型化を図ることができた。
【0073】(実施例4) 図11に本発明のさらに別の実施例を示す。この実施例
は、図10の実施例の排版ユニット140Bに代えて排
版ユニット140Cを有することのみ相違する。また排
版ユニット140Cは、排版ユニット140Bに対し
て,排版装置100Aに代えて排版装置100Bを有す
ること、及びカッタユニット150Bに代えてカッタユ
ニット150Cを有することのみ相違する。排版装置1
00Bは、互いに圧接し合って回転する電気絶縁体でで
きた一対の排版ローラ56,71を有し、また排版装置
100Bの収納ボックス55Cは排版ローラ71の上半
周面上を覆う形状を成している。
【0074】図11及び図12に示すように、排版ロー
ラ71の外周部には、剥離済孔版用マスタ1dを切断す
るための切断手段としての熱線カッタ62Aがその母線
上に延在して複数本埋め込まれており、各熱線カッタ6
2Aは電気的に独立していて排版ローラ71の両端面に
その各端面部が露出して設けられている。排版ローラ7
1近傍の排版用アーム53の両側部には、導電性の電極
ブラシ72,72が排版用アーム53に対しオフセット
されて電気絶縁的に取り付けられている。電極ブラシ7
2,72は各熱線カッタ62Aと電気的に接触するよう
になっており、その電極ブラシ72,72には電源に接
続されたリード線(共に図示せず)がそれぞれ取り付け
られていて、選択的に電流が流せるようになっている。
外周部に熱線カッタ62Aを有する排版ローラ71及び
電極ブラシ72,72がカッタユニット150Cを構成
する。
【0075】この実施例の動作について、図10の実施
例3の動作に対して相違する点のみを説明する。切断手
段変位機構130(図6に示す)が作動して、カッタユ
ニット150Cの熱線カッタ62Aが図11に示す切断
位置を占めると、排版装置100Bの構成要素を兼ねる
排版ローラ対56,71が使用済孔版用マスタ1cの先
端部を巻き込み、この剥離された剥離済孔版用マスタ1
dを収納ボックス55C内へと搬送し収納するが、この
排版中には電極ブラシ72,72に電流を流さないで、
排版終了直前に電極ブラシ72,72に電流が流され
る。こうして電極ブラシ72,72と選択的に接触する
熱線カッタ62Aに通電され、所定の温度に昇温された
熱線カッタ62Aが排版ローラ対56,71の挾持部の
剥離済孔版用マスタ1dに圧接して、剥離済孔版用マス
タ1dが溶断される。剥離済孔版用マスタ1dの溶断
後、切断手段変位機構130(図6に示す)が作動し
て、カッタユニット150Cは元の非切断位置に復帰さ
れる。
【0076】この実施例4のカッタユニット150C
は、孔版式製版印刷装置のみならず、孔版用マスタを使
用する製版装置や排版装置等にも単独で適用することが
できることは言うまでもない。
【0077】以上述べたように、実施例4によれば、孔
版用マスタの給版搬送の困難、孔版用マスタセット時の
困難を解決することができ、機構も簡略化でき、高速印
刷も可能となった。また、給版搬送部が印刷ドラムの近
傍にコンパクトに収まっているため、従来例よりも装置
の小型化を図ることができた。
【0078】上記実施例2乃至4では、熱線カッタ6
2、62Aはニクロム線から成る例を示したが、熱線カ
ッタ62、62Aの表面には、耐熱高離型性の被膜とし
て例えばテフロン(商品名)等のフッ素樹脂被膜を形成
しても良い。このように、熱線カッタの表面に耐熱高離
型性の被膜を形成することにより、熱線に溶融した孔版
用マスタのカスが付着することが防止され、剥離済孔版
用マスタ1dの切断を円滑に行うことができる。
【0079】なお、上記実施例では孔版用マスタの厚さ
は7μmであったが、2乃至10μmでも良好な状態で
使用できる。また、本発明の動作説明や実施例では版付
け工程を給版ロール1を取り替え後、或いはジャムして
セットし直した後に版付けを行うが、この版付けは必ず
しも行う必要がなく、インキが印刷ドラム30の外表面
に必要な量充填されていれば、行わなくても良いことは
言うまでもない。
【0080】上記各実施例によれば、排版終了時に製版
済孔版用マスタが切断されるので、初期セットの後は孔
版用マスタの先端は、常に印刷ドラムに巻かれた下流側
にあり従来のように孔版用マスタを印刷ドラムまで搬送
しなくても良く、搬送上の困難はない。
【0081】また上記各実施例によれば、孔版用マスタ
のセットを印刷ドラムのクランパを使用して行っている
ので、従来技術例(特開昭62−73987号公報)で
示したような排版ロールを使用したものよりも簡単にセ
ットできる。また仮りにジャムして孔版用マスタが切れ
たとしても、従来技術例で示したような排版ロールを使
用したものは孔版用マスタを印刷ドラムに巻き付けてか
ら切れた孔版用マスタの先端部を排版ロールに何らかの
手段で取り付けなければならない問題があるが、本実施
例であれば、孔版用マスタの切れた先端部をクランパに
クランプするだけで良いので、簡単にジャム処理ができ
る。またジャムして孔版用マスタが切れない場合でも、
従来技術例で示したものはサーマルヘッドがプラテンロ
ーラに近接したまま邪魔になり、排版ロールも邪魔にな
るのでジャム処理が大変である。その点、本実施例によ
れば、ジャム時にはサーマルヘッドはプラテンローラか
ら、排版手段は印刷ドラムから離れているので、ジャム
処理しやすい。
【0082】また従来技術例で示したものは、給版ロー
ルのほかに排版ロールを持つため慣性が大きくなり、ま
た回転バランスも大きく崩れるため高速印刷に不利であ
り、印圧ローラの逃げ量も大きくなって機構も複雑にな
るが、本実施例であれば、排版ロールが無い分慣性を小
さくすることができ、回転用バランサを設けることによ
り高速印刷が可能になり、印圧ローラの逃げ量も小さく
できて機構も簡略化でき、同時に装置の小型化にも有利
になる。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び3記載
の発明によれば、上記の構成により、給版ロールが印刷
ドラム円周上の近接した位置に給版ロールの脱着が可能
な給版ユニットによって支持され、排版工程終了時に使
用済マスタは排版手段により印刷ドラムの外周面から剥
離されて収納されつつ、剥離済マスタが切断手段により
切断され、また初期セット時を除きマスタの先端部は、
常に印刷ドラムに巻かれた状態にあるので、給版ロール
の初期セット及びマスタのジャム処理を簡単に行うこと
できる。また、機構が簡単で、高速印刷ができ、マスタ
の搬送の困難がない。
【0084】請求項2及び3記載の発明によれば、上記
の構成により、給版ロールが印刷ドラム円周上の近接し
た位置に給版ロールの脱着が可能な給版ユニットによっ
て支持され、印刷ドラムの外周面上にマスタの先端部を
挾持するクランパが設けられていることにより、排版工
程終了時に使用済孔版用マスタは排版手段により印刷ド
ラムの外周面から剥離されて収納されつつ、剥離済マス
タが切断手段により切断され、また初期セット時を除き
マスタの先端部は、常に印刷ドラムに巻かれた状態にあ
るので、給版ロールの初期セット及びマスタのジャム処
理を簡単に行うことできる。また、機構が簡単で、高速
印刷ができ、マスタの搬送の困難がない。また、印刷ド
ラムへのマスタの初期巻き付けセッティングを容易にす
る。
【0085】請求項4記載の発明によれば、上記各構成
に加えて、サーマルヘッド接離機構と、排版手段変位機
構と、切断手段変位機構とを有することにより、サーマ
ルヘッドが、製版時にサーマルヘッド接離機構によりプ
ラテンローラにマスタを介して当接する製版位置と、非
製版時にその製版位置から離間した非製版位置とに選択
的に変位される。また排版手段が、排版手段変位機構に
より排版時に印刷ドラム外周面の使用済マスタを剥離す
る剥離位置と、非排版時にその剥離位置から離間した非
剥離位置とに選択的に変位される。また切断手段が、切
断手段変位機構により排版時に剥離位置の近傍に位置す
る切断位置と、非排版時にその切断位置から離間した非
切断位置とに選択的に変位されるので、マスタのジャム
処理を一層簡単に行うことができる。
【0086】請求項5記載の発明によれば、上記各構成
に加えて、排版工程終了時に、互いに圧接し合って回転
する一対の排版ローラを有する排版手段により剥離され
た剥離済マスタが、排版ローラ対の挾持部の上流側の直
前若しくは同挾持部の下流側の直後に設けられた剥離済
マスタを切断するための切断手段により切断されるの
で、給版ロールの初期セット及びマスタのジャム処理を
より一層簡単に行うことができる。
【0087】請求項6及び8記載の発明によれば、上記
の構成により、給版ロールが印刷ドラム円周上の近接し
た位置に給版ロールの脱着が可能な給版ユニットによっ
て支持され、排版工程終了時に使用済マスタは排版手段
により印刷ドラムの外周面から剥離されて収納されつ
つ、排版ローラ対の一方の外周部に有する切断手段によ
り剥離済マスタが切断され、また初期セット時を除きマ
スタの先端部は、常に印刷ドラムに巻かれた状態にある
ので、給版ロールの初期セット及びマスタのジャム処理
を簡単に行うことができる。また、機構が簡単で、高速
印刷ができ、マスタの搬送の困難がない。
【0088】請求項7及び8記載の発明によれば、上記
の構成により、給版ロールが印刷ドラム円周上の近接し
た位置に給版ロールの脱着が可能な給版ユニットによっ
て支持され、印刷ドラムの外周面上にマスタの先端部を
挾持するクランパが設けられていることにより、排版工
程終了時に使用済孔版用マスタは排版手段により印刷ド
ラムの外周面から剥離されて収納されつつ、排版ローラ
対の一方の外周部に有する切断手段により剥離済マスタ
が切断され、また初期セット時を除きマスタの先端部
は、常に印刷ドラムに巻かれた状態にあるので、給版ロ
ールの初期セット及びマスタのジャム処理を簡単に行う
ことができる。また、機構が簡単で、高速印刷ができ、
マスタの搬送の困難がない。また、印刷ドラムへのマス
タの初期巻き付けセッティングを容易にする。
【0089】請求項9記載の発明によれば、上記各構成
に加えて、サーマルヘッド接離機構と、排版手段変位機
構と、切断手段変位機構とを有することにより、サーマ
ルヘッドが、製版時にサーマルヘッド接離機構によりプ
ラテンローラにマスタを介して当接する製版位置と、非
製版時にその製版位置から離間した非製版位置とに選択
的に変位される。また排版手段が、排版手段変位機構に
より排版時に印刷ドラム外周面の使用済マスタを剥離す
る剥離位置と、非排版時にその剥離位置から離間した非
剥離位置とに選択的に変位される。また切断手段が、切
断手段変位機構により排版時に剥離位置の近傍に位置す
る切断位置と、非排版時にその切断位置から離間した非
切断位置とに選択的に変位されるので、マスタのジャム
処理を一層簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す孔版式製版印刷装置の
要部構成図である。
【図2】図1の要部を示す平面図である。
【図3】図2の要部を示す断面図である。
【図4】図1の給版ユニット廻りの要部を示す斜視図で
ある。
【図5】図1のインキ供給装置及び印刷装置を示す要部
の側面図である。
【図6】サーマルヘッド接離機構、排版手段変位機構及
び切断手段変位機構を示す要部側面図である。
【図7】プラテンローラの回転駆動機構を示す要部側面
図である。
【図8】本発明の一実施例を示す排版ユニットの要部断
面図である。
【図9】図8の別の実施例を示す排版ユニットの要部断
面図である。
【図10】図8のさらに別の実施例を示す排版ユニット
の要部断面図である。
【図11】図8のさらに別の実施例を示す排版ユニット
の要部断面図である。
【図12】図11の排版ユニットのさらに要部を示す斜
視図である。
【図13】新しい給版ロールを給版ユニットにセットす
る初期セット時における動作を示す要部側面図である。
【図14】新しい給版ロールを給版ユニットにセットす
る初期セット時における動作を示す要部側面図である。
【図15】ドラムユニットを印刷装置本体にセットする
動作を示す要部側面図である。
【図16】版付けのために孔版用マスタを印刷ドラムに
巻き付ける動作を示す要部側面図である。
【図17】版付けのために孔版用マスタを印刷ドラムに
巻き付ける動作を示す要部側面図である。
【図18】版付けの動作を示す要部側面図である。
【図19】版付けの動作を示す要部側面図である。
【図20】版付けの動作を示す要部側面図である。
【図21】版付けの動作を示す要部側面図である。
【図22】版付けの動作を示す要部側面図である。
【図23】版付け終了状態の動作を示す要部側面図であ
る。
【図24】製版及び排版開始時の動作を示す要部側面図
である。
【図25】製版及び排版の動作を示す要部側面図であ
る。
【図26】製版及び排版の動作を示す要部側面図であ
る。
【図27】製版及び排版の動作を示す要部側面図であ
る。
【図28】製版及び排版終了時の動作を示す要部側面図
である。
【図29】印刷工程開始時の動作を示す要部側面図であ
る。
【図30】印刷工程の動作を示す要部側面図である。
【図31】印刷工程の動作を示す要部側面図である。
【図32】印刷工程の動作を示す要部側面図である。
【図33】印刷工程終了時の動作を示す要部側面図であ
る。
【符号の説明】
1 給版ロール 1a マスタとしての孔版用マスタ 1b 製版済孔版用マスタ 1c 使用済マスタとしての使用済孔版用マスタ 1d 剥離済マスタとしての剥離済孔版用マスタ 1s 給版ロール軸としての芯管 1H 給版ロール支持手段 2 プラテンローラ 3 サーマルヘッド 10 回転用バランサ 17a,17b 給版アーム対 19 クランパ 30 印刷ドラム 31 回転中心軸を兼ねるインキ供給軸 55,55A,55C 排版手段を構成する収納ボック
ス 56,57,71 排版手段を構成する排版ローラ対 60 切断手段としての回転刃 62,62A 切断手段としての熱線カッタ 80 給版ユニット 100,100A,100B 排版手段としての排版装
置 110 サーマルヘッド接離機構 120 排版手段変位機構 130 切断手段変位機構 140,140A,140B,140C 排版ユニット 150,150A,150B,150C 切断手段を備
えたカッタユニット 200 孔版式製版印刷装置 230 インキ供給装置 240 ドラムユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41L 13/04 B41L 13/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面にマスタが巻き付けられ回転中心軸
    の周りに回転する印刷ドラムと、 上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタにインキを
    供給するインキ供給装置と、 上記マスタが給版ロール軸の周りに巻き付けられ上記マ
    スタを上記印刷ドラムに供給する給版ロールの上記給版
    ロール軸を支持する給版ロール支持手段と、 上記回転中心軸と同一軸の周りに上記印刷ドラムに対し
    て回動自在であり、上記給版ロール支持手段を有する給
    版ユニットと、 上記マスタを製版するサーマルヘッドと、 印刷装置本体側に支持された、使用済マスタを上記外周
    面から剥離して収納する排版手段と、 上記印刷装置本体側に支持され上記排版手段の近傍に設
    けられた、剥離済マスタを切断する切断手段と、 を有することを特徴とする製版印刷装置。
  2. 【請求項2】外周面にマスタが巻き付けられ回転中心軸
    の周りに回転する印刷ドラムと、 上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタにインキを
    供給するインキ供給装置と、 上記マスタが給版ロール軸の周りに巻き付けられ上記マ
    スタを上記印刷ドラムに供給する給版ロールの上記給版
    ロール軸を支持する給版ロール支持手段と、 上記回転中心軸と同一軸の周りに上記印刷ドラムに対し
    て回動自在であり、上記給版ロール支持手段を有する給
    版ユニットと、 上記マスタを製版するサーマルヘッドと、 上記外周面上に設けられた、上記マスタの先端部を挾持
    する開閉自在なクランパと、 印刷装置本体側に支持された、使用済マスタを上記外周
    面から剥離して収納する排版手段と、 上記印刷装置本体側に支持され上記排版手段の近傍に設
    けられた、剥離済マスタを切断する切断手段と、 を有することを特徴とする製版印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の製版印刷装置におい
    て、 上記サーマルヘッドは、上記印刷装置本体側に支持され
    ていることを特徴とする製版印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の製版印刷装置において、 上記給版ユニットにおける上記給版ロール支持手段の近
    傍にあり、かつ、上記給版ロールから供給される上記マ
    スタを周面の一部に巻き付けるプラテンローラと、 製版時に上記サーマルヘッドを上記プラテンローラに上
    記マスタを介して当接させる製版位置と、非製版時に該
    製版位置から離間させる非製版位置とに上記サーマルヘ
    ッドを選択的に変位させるためのサーマルヘッド接離機
    構と、 排版時に上記排版手段を変位させて上記外周面の上記使
    用済マスタを剥離する剥離位置と非排版時に該剥離位置
    から離間した非剥離位置とに上記排版手段を選択的に変
    位させるための排版手段変位機構と、 排版時に上記切断手段を変位させて上記剥離位置の近傍
    に位置する切断位置と非排版時に該切断位置から離間し
    た非切断位置とに上記切断手段を選択的に変位させるた
    めの切断手段変位機構と、 を有することを特徴とする製版印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れか一つに記載の製版
    印刷装置において、 上記排版手段は、互いに圧接し合って回転する一対の排
    版ローラを有し、上記切断手段が、上記排版ローラ対の
    上記剥離済マスタの挾持部に対して、該挾持部の上流側
    の直前若しくは同挾持部の下流側の直後に設けられてい
    ることを特徴とする製版印刷装置。
  6. 【請求項6】外周面にマスタが巻き付けられ回転中心軸
    の周りに回転する印刷ドラムと、 上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタにインキを
    供給するインキ供給装置と、 上記マスタが給版ロール軸の周りに巻き付けられ上記マ
    スタを上記印刷ドラムに供給する給版ロールの上記給版
    ロール軸を支持する給版ロール支持手段と、 上記回転中心軸と同一軸の周りに上記印刷ドラムに対し
    て回動自在であり、上記給版ロール支持手段を有する給
    版ユニットと、 上記マスタを製版するサーマルヘッドと、 印刷装置本体側に支持された、使用済マスタを上記外周
    面から剥離して収納する排版手段とを有し、 上記排版手段は互いに圧接し合って回転する一対の排版
    ローラを有しており、上記排版ローラ対の一方の外周部
    に剥離済マスタを切断する、切断可能状態と切断不能状
    態とに切り換え制御が可能な切断手段を有することを特
    徴とする製版印刷装置。
  7. 【請求項7】外周面にマスタが巻き付けられ回転中心軸
    の周りに回転する印刷ドラムと、 上記印刷ドラムの上記外周面上の上記マスタにインキを
    供給するインキ供給装置と、 上記マスタが給版ロール軸の周りに巻き付けられ上記マ
    スタを上記印刷ドラムに供給する給版ロールの上記給版
    ロール軸を支持する給版ロール支持手段と、 上記回転中心軸と同一軸の周りに上記印刷ドラムに対し
    て回動自在であり、上記給版ロール支持手段を有する給
    版ユニットと、 上記マスタを製版するサーマルヘッドと、 上記外周面上に設けられた、上記マスタの先端部を挾持
    する開閉自在なクランパと、 印刷装置本体側に支持された、使用済マスタを上記外周
    面から剥離して収納する排版手段とを有し、 上記排版手段は互いに圧接し合って回転する一対の排版
    ローラを有しており、上記排版ローラ対の一方の外周部
    に剥離済マスタを切断する、切断可能状態と切断不能状
    態とに切り換え制御が可能な切断手段を有することを特
    徴とする製版印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の製版印刷装置におい
    て、 上記サーマルヘッドは、上記印刷装置本体側に支持され
    ていることを特徴とする製版印刷装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の製版印刷装置において、 上記給版ユニットにおける上記給版ロール支持手段の近
    傍にあり、かつ、上記給版ロールから供給される上記マ
    スタを周面の一部に巻き付けるプラテンローラと、 製版時に上記サーマルヘッドを上記プラテンローラに上
    記マスタを介して当接させる製版位置と、非製版時に該
    製版位置から離間させる非製版位置とに上記サーマルヘ
    ッドを選択的に変位させるためのサーマルヘッド接離機
    構と、 排版時に上記排版手段を変位させて上記外周面の上記使
    用済マスタを剥離する剥離位置と非排版時に該剥離位置
    から離間した非剥離位置とに上記排版手段を選択的に変
    位させるための排版手段変位機構と、 排版時に上記切断手段を変位させて上記剥離位置の近傍
    に位置する切断位置と非排版時に該切断位置から離間し
    た非切断位置とに上記切断手段を選択的に変位させるた
    めの切断手段変位機構と、 を有することを特徴とする製版印刷装置。
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