JP2818116B2 - 心筋トロポニンtに対する特異的抗体を用いる心筋トロポニンtの測定方法 - Google Patents

心筋トロポニンtに対する特異的抗体を用いる心筋トロポニンtの測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心筋トロポニンTに対
する特異的抗体を用いる心筋トロポニンTの測定方法、
特に、心筋壊死判定における該方法の利用に関する。
【0002】
【従来の技術】横紋筋の筋原線維は、共同して作用する
2種類のタンパクフィラメントからなっており、厚いフ
ィラメントは主要成分としてミオシンを有しており、薄
いフィラメントはアクチン、トロポミオシンおよびトロ
ポニンを含有している。調節構造タンパクであるトロポ
ニンは、細胞中で凝集して複合体を形成し、3種類の異
なるタンパク:カルシウムイオンと結合するトロポニン
C(分子量18000)、アクチンと結合するサブ−ユニ
ットであるトロポニンI(分子量24000)、トロポミ
オシンと複合するトロポニンT(分子量37000)から
なっている。この共通する命名は、複合物がそのような
ものとして始めて精製され、単一のタンパクとみなさ
れ、トロポニンと命名されて以来の歴史的な理由を有し
ている。後に、実際には、トロポニンが3種類の異なる
タンパクからなっていることが証明されたが、収縮性器
官の薄いフィラメント上での各タンパク間の位置関係、
および筋肉収縮の調節に関するそれらの協調性の故に、
この命名が維持された。しかし、それらは、ミオシンま
たはアクチンのような収縮性器官の他のタンパクに機能
的に関連しているが、異なるアミノ酸配列を有する3種
類の異なるタンパクである。
【0003】重篤な虚血または筋肉細胞壊死が長く続く
と、トロポニンIは血漿に達し、従って、トロポニンI
はそのような疾患のパラメーターであり、既知の梗塞形
成酵素CK、CK−MB、GOTおよびLDHと同様に
診断や、モニターに使用することができる。
【0004】しかし、CKおよびCK−MBの測定は梗
塞に対して全く特異的ではなく、梗塞の80〜90時間
後に血清中で増加するにすぎないことが証明されてい
る。また、GOTおよびLDHも、量の増加が多くの他
の疾患においても血液中に見られるが故に心筋に対して
特異的ではない。
【0005】心臓トロポニンIの測定の欠点は、通常、
血清が既にトロポニンIを10ng/mlの濃度で含有して
いることである[ビー・カミンズ(B.Cummins)、ジャー
ナル・オブ・モレキュラー・アンド・セルーラー・カー
ジオロジー(J.Mol.Cell.Card.)19(1987)、9
99−1010およびビー・カミンズ(B.Cummins)、
クリニカル・アンド・インベスティゲイティブ・メディ
スン(Clin.Invest.)113(1987)1333−13
44参照]。そのため、壁内梗塞において2相の血清濃
度が生じる。平均すると、急性壁内梗塞を有する37人
の患者において、疼痛開始の後、4時間目から168時
間目までトロポニンIが増加した。動物モデルにおいて
も、同様の結果が得られた。かくして、トロポニンIに
ついて、梗塞発生の後の10時間目から50時間目が絶
対的診断感度(absolute diagnostic sensitivity)の時
間となると考えられる。すなわち、感度の制約とは別
に、トロポニンIの血清レベルが変化するため、梗塞発
生の後の10日間またはそれ以上の臨床上重要なモニタ
ーはトロポニンIの測定によって行うことはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、これらの欠点を解消し、心筋梗塞および心筋に
対する他の損傷において少なくとも150時間(絶対的
診断感度の持続)モニターが可能な測定方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は心筋トロポニ
ンT(以下、単にトロポニンTと称することもある)に
対する少なくとも1つの抗体およびトロポニンTまたは
該抗体の結合相手Bと一緒に血清または血漿試料をイン
キュベートし、それによって、トロポニンTに対する抗
体または結合相手Bのいずれかを測定可能な基で標識
し、こうして生成する測定可能な基を含有する免疫学的
複合体を単離し、単離した相または残りの相中の該測定
可能な基を測定することを特徴とする心筋トロポニンT
の測定方法によって達成され、該試料由来のトロポニン
Tを心筋壊死の尺度とすることにより、免疫検定法によ
り心筋壊死の判定を行うことができる。
【0008】結合相手Bは、トロポニンTに対する抗体
またはトロポニンTと結合しなければならない。結合相
手Bは、例えば、トロポニンTに対する第2の抗体また
はヒトもしくは動物由来のトロポニンT、または抗体に
よって結合されるそれらの類似物であってもよい。
【0009】試料は、トロポニンTに対する抗体および
トロポニンTに対する別の抗体と測定可能な基とのコン
ジュゲート(結合体)と一緒にインキュベートするのが好
ましく、形成された免疫学的複合体を相分離によって単
離し、いずれか一方の相中の該測定可能な基を測定す
る。
【0010】さらに、トロポニンTに対する抗体および
トロポニンTと測定可能な基とのコンジュゲートと共に
試料をインキュベートし、形成された免疫学的複合体を
相の分離によって単離し、いずれか一方の相中の該測定
可能な基を測定することが好ましい。
【0011】驚くべきことに、心筋壊死(例えば、心筋
梗塞、虚血または狭心症などによる)の測定において
は、トロポニンT免疫検定法によるほうが、CK、CK
−MB、GOT、LDHまたはトロポニンIのような他
のパラメーターの測定によるよりも有意に高い感度が得
られることがわかった。本発明者らにより確証されたよ
うに、この理由は、収縮性器官の他のタンパクとは異な
り、試験の検出限界(0.25ng/ml)までのトロポニン
Tの血清濃度を測定するものではないからである。
【0012】このことは、トロポニン類間の機能的な関
係からトロポニンIの血清濃度と同様の血清濃度がトロ
ポニンTに対して予想されているところからすれば、非
常に驚くべきことである。さらに、トロポニンTの血清
濃度曲線は、例えば、壁内梗塞において、トロポニンI
の曲線とは有意に異なっている。トロポニンIと異な
り、経時変化の曲線は、2相の代わりに3相となり、ト
ロポニンTは、疼痛開始の300時間後まで平均して増
加することが判明している。絶対的診断感度の時間は6
時間目から195時間目まで持続する。かくして、絶対
的診断感度の時間は、トロポニンIについて知られてい
る時間のほぼ4倍である。
【0013】ラジオイムノアッセイ、酵素免疫検定法、
蛍光免疫検定法等のような全ての通常の免疫検定法は、
基本的に本発明における免疫検定法に適している。さら
に、これらの方法の変法(例えば、競合免疫検定法、I
EMA法等)の全てが適用される。サンドウィッチ試験
が、トロポニンTの測定に特に有効であることが証明さ
れた。この試験方法では、トロポニンTに対する固定化
抗体およびトロポニンTに対する抗体と測定可能な基と
のコンジュゲートを使用する。この試験法の様々な変形
およびこれらの方法の実施に関する詳細は、文献に充分
に記載されている。しかし、例えば、ドイツ特許出願D
E−A3834766および/またはDE−A3822
750に記載されているような他の免疫学的測定法も本
発明に係る抗体を用いることができる。
【0014】本発明においては、抗体には、完全抗体、
キメラ抗体、二価抗体およびそれらのフラグメントが包
含される。使用されるトロポニンTに対する抗体は、ポ
リクローナルまたはモノクローナルであってよい。好ま
しくは、モノクローナル抗体が使用される。
【0015】サンドイッチ試験において、好ましい具体
例として、トロポニンTに対する少なくとも2つの抗体
を試料溶液と共にインキュベートする。これによって、
第1の抗体は固相との結合を仲介する。このために、こ
の抗体は、直接またはスペーサーを介して固相と結合す
るか、または可溶性の形態で存在して免疫学的反応が行
われた後にだけ、固定化することができ得る。第2の抗
体は、ある種の基で直接標識化するか、または機能的結
合によって測定可能な基と結合することができる。この
ために、該抗体は、特異的結合対の一方と結合すること
ができ、該測定可能な基は特異的結合対の他方と結合す
ることができる。第2の抗体および測定可能な基を含有
する複合体が、反応の間に形成される。第1の抗体の担
体への結合(固定化)は、公知の方法に従って、吸着、化
学結合または特異的結合対を介する機能的な結合によっ
て行われる。この場合、結合対の一方は固定化される
が、他方は、抗体と化学的に結合する。次に、この結合
対を介して免疫学的測定反応の前またはその間に抗体を
固定化することができる。このような結合対の例として
は、ビオチンストレプトアビジン/アビジン、ハプテン
−抗体、抗原−抗体、糖−レクチン、ハプテン−結合タ
ンパクが挙げられる。
【0016】競合試験は、該試験のさらに好ましい変形
例である。この場合、測定の前またはその間に固定化さ
れるトロポニンTに対する抗体、およびトロポニンTと
測定可能な基とのコンジュゲートが使用される。
【0017】本発明に係る抗体の固定化またはトロポニ
ンTの固定化のための担体、例えば、チューブ、プラス
チック製キュベット、微量滴定プレート、ビーズまたは
プラスチック製微小担体の材料として、ポリスチレン、
ビニルポリマー、ポリプロピレン、ポリカーボネート、
多糖類、シリコーン、ゴムもしくは処理ガラスのような
材料を使用することができる[例えば、イー・ティー・
マギオ(E.T.Maggio)、“エンザイム・イムノアッセ
イ"(Enzyme Immunoassay)、シー・エー・シー・プレ
ス、フロリダ(1980)、特に第175−178頁;E
P−A−063064;バイオエンジニアリング(Bioe
ngineering)16(1974)、997−1003;シー
・ジェイ・センダーソン(C.J.Senderson)およびディ
ー・ブイ・ウィルソン(D.V.Wilson)、イムノロジー
(Immunology)20(1971)、1061−1065参
照]。特に、アビジンまたはストレプトアビジンで被覆
された担体材料、とりわけポリスチレンが使用され、好
ましくは、EP−A−0269092に記載された方法
に従って調製される。同様に、結合相手Bはトロポニン
Tもしくはその類似物またはトロポニンTと特異的に結
合できるモノクローナル抗体のいずれかを含んでおり、
標識化される。個々の測定方法のための通常の試薬が標
識化に好適である。すなわち、ラジオイムノアッセイで
は、標識化のために57Coのような放射性同位元素が使
用される。酵素-免疫検定法法に一般的に使用される全
酵素が適しており、例えば、ペルオキシダーゼまたはβ
−ガラクトシダーゼが適している。通常の蛍光性の基
は、蛍光免疫検定法のための標識として好適である。こ
れら様々な試験法の詳細および該方法の変法は公知であ
る。トロポニンTまたは抗体と標識との結合は、固相と
の結合と類似の方法で、すなわち共有的にまたは特異的
結合対を介して行うことができる。
【0018】抗体またはトロポニンTは、公知の方法に
従って、前記の結合相手のうちの一方と、例えば、カル
ボジイミドおよびヒドロキシスクシンイミドを介して、
共有結合させる。
【0019】酵素標識としてペルオキシダーゼ(POD)
を用いるのが好ましい。
【0020】また、本発明で用いる抗体の1つの例は、
ヒト骨格筋トロポニンTとの交差反応が5%未満であ
り、トロポニンIおよび他の筋原線維タンパクとの交差
反応が2%未満である、心筋トロポニンTと特異的に結
合できるポリクローナル抗体である。この抗体を製造す
るには、試験動物、好ましくはヒツジを、数カ月(好ま
しくは4〜6カ月)かけて、4〜6週間おきに少なくと
も4回ヒト心筋トロポニンTおよびアジュバントで免疫
化し、生の血清を単離し、それを免疫吸着的に精製す
る。
【0021】さらに、本発明で用いる抗体のもう1つの
例は、ヒト骨格筋トロポニンTとの交差反応が5%未満
であり、トロポニンIおよび他の筋原線維との交差反応
が2%未満である、心筋トロポニンTと特異的に結合で
きるモノクローナル抗体である。この抗体を製造するに
は、試験動物、好ましくは近親交配させたマウスを、数
カ月かけて、4〜6週間おきに少なくとも4回、ヒト心
筋トロポニンTおよびアジュバントで腹腔内的に免疫化
し、Bリンパ球を単離し、永久骨髄腫セルライン(細胞
系統)と融合し、クローンを単離し、それらから抗体を
単離する。
【0022】好ましくは、水酸化アルミニウムおよびボ
ルダテラ・ペルツシス(Bordatellapertussis)またはフ
ロイントアジュバントをアジュバントとして使用する。
【0023】よく知られたケーラー(Koehler)およびミ
ルスタイン(Milstein)[ネイチャー(Nature)256(1
975)、495−497]の方法に従って、融合の間に
得られるハイブリッド細胞の1次培養を、通常の方法
で、例えば市販の細胞ソーターを用いて、または“限界
希釈(limiting dilution)"によって、クローンする。こ
れらの培養をさらに用いて、単離した心筋トロポニンT
および患者の血清中の心筋トロポニンTと陽性に反応さ
せ、骨格筋から得たトロポニンTと陰性に反応させる。
このようにして得られたハイブリドーマセルラインが本
発明のモノクローナル抗体を生成する。公知の方法に従
って、これらのセルラインを培養することができ、それ
らから生成したモノクローナル抗体を単離することがで
きる。
【0024】この方法で得たハイブリドーマセルライン
の例としては、クローン 7.1 A12.2−22(EC
ACC 89060901)およびクローン 8.1 F
6.7−2(ECACC 89030308)が挙げられ
る。該セルラインは、ヨーロピアン・コレクション・オ
ブ・アニマル・セル・カルチャーズ(European Collec
tion of Animal Cell Cultures)(イギリス)に各々引
用した番号の下に寄託されている。
【0025】このようにして得たポリクローナル抗体ま
たはモノクローナル抗体は、ヒト骨格筋トロポニンTに
対する交差反応性が低く、5%未満であり、好ましくは
2%未満であること、およびトロポニンIおよび他の筋
原線維タンパクとの交差反応性が2%未満であることに
よって区別される。
【0026】これらのポリクローナル抗体およびモノク
ローナル抗体は、血清または血漿のような試料において
心筋壊死の特異的測定に特に適している。抗体は、その
ままでこれらの測定法用として、またはキメラ抗体また
はそのフラグメント、例えば、対応する免疫学的性質を
有するFabフラグメントとして用いることができる。か
くして、「抗体」なる用語は、完全抗体およびそのフラグ
メントを包含する。
【0027】
【実施例】以下、参考例、実施例および添付の図面によ
って、本発明を説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。パーセントは、重量%を意味する。
【0028】参考例1 トロポニンTの単離 緩衝液1: 0.05モル/リットル トリス(Tris)/HCl、pH7.
0 0.05モル/リットル KCl 10ml/リットル トリトン(Triton) X 100 2ミリモル/リットル EDTA 0.5ミリモル/リットル DTT(ジチオトレイトール) 0.02% アジ化ナトリウム(w/v) 2ミリモル/リットル PMSF(フッ化フェニルメチル
スルホニル) 5ミリモル/リットル アミノカプロン酸 2.5ml トラジロール(Trasylol)/リットル 0.2mg ペプスタチン(Pepstatin)/リットル
【0029】緩衝液2: 0.05モル/リットル トリス/HCl、pH7.0 1モル/リットル KCl 5モル/リットル 尿素 2ミリモル/リットル EDTA 0.02% アジ化ナトリウム(w/v)
【0030】緩衝液3: 5ミリモル/リットル リン酸カリウム、pH7.3 2モル/リットル 尿素 0.6モル/リットル KCl 0.5ミリモル/リットル DTT 0.02% アジ化ナトリウム(w/v)
【0031】緩衝液4: 0.05モル/リットル トリス/HCl、pH7.8 6モル/リットル 尿素 0.01モル/リットル NaCl 2ミリモル/リットル EDTA 0.5ミリモル/リットル DTT 0.02% アジ化ナトリウム(w/v)
【0032】組織(弁および血管を除いた左心室)30
0gを小片に切り刻み、4℃で最高1分間、4容量倍の
緩衝液1中においてミキサーで断続的にホモジナイズし
た。4℃で15分間、27500gで不溶性成分を遠心
分離し、上清が完全に透明になるまでペレットを1リッ
トルの緩衝液1で洗浄した。
【0033】このペレットを、5〜6容量倍の緩衝液2
に取り、4℃で3〜4時間撹拌した。これを4℃で15
分間、27500gで遠心分離した。
【0034】5ミリモル/リットル ATPを上清に添
加し(硫酸アンモニウムの添加後の最終濃度)、4℃の硫
酸アンモニウム飽和水溶液/2ミリモル/リットルED
TAの添加によって、35%硫酸アンモニウムにした。
硫酸アンモニウム溶液は予めKOHで中和しておいた。
ゆっくりと撹拌しながら、4℃で一晩インキュベートし
た。その後、4℃で20分間、27500gで沈澱物を
遠心分離した。
【0035】上清に固形の硫酸アンモニウムを添加して
硫酸アンモニウム45%飽和にし、4℃で45分間撹拌
し、遠心分離した。35〜45%硫酸アンモニウム沈澱
物は、トロポニンTを含有しており、さらに処理した。
ペレットを25mlの緩衝液3にとり(OD 280nmは
1.5〜2である)、4℃で緩衝液3に対して透析し、そ
の間に緩衝液を少なくとも2回替えた。
【0036】透析した溶液をヒドロキシルアパタイトカ
ラムにかけ[バイオゲル・エイチ・ティー・ピー(Bioge
l HTP)、約25mgタンパク/50mlカラム容量、流
速:1カラム容量/時間で負荷した]、4〜5カラム容
量倍の緩衝液3で再洗浄し、緩衝液3中5ミリモル/リ
ットル〜55ミリモル/リットルのリン酸カリウム勾配
液で、1カラム容量倍/時で20時間以内に溶離した。
トロポニンTを含有する画分をSDS-PAGE(ゲル勾
配5〜25%)を用いて測定し、プールし、緩衝液4に
対して透析した。
【0037】透析した溶液をカラムにかけ[ディ・イー
・エー・イー−サーバセル(DEAE−Servacel) SS
23、カラム容量20〜30ml、流速:1カラム容量/
時]、3カラム容量倍の緩衝液4で再洗浄し、緩衝液4
中0.01モル/リットル〜0.25モル/リットルのN
aCl勾配液で、1カラム容量倍/時で20時間以内に溶
離した。溶出液中にトロポニンIが見られた。トロポニ
ンTおよびトロポニンCは別々に溶出した。SDS-P
AGEに従って、トロポニンTを含有する画分を集め、
緩衝液4に対して再透析し、後の使用のために−20℃
で凍結させた。筋肉300gからトロポニンT約6〜8m
gが得られた。
【0038】参考例2 ヒトトロポニンTに対するモノクローナル抗体の単離 8〜12週齢のBalb/c マウスを、フロイント完全ア
ジュバントと一緒にトロポニンT(参考例1に従ってヒ
ト心筋から単離した)100μgで腹腔内投与により免疫
した。6週間後、4週間おきにさらに3回、各50μg
のトロポニンTで免疫し、水酸化アルミニウムに吸着さ
せ、ボルダテラ・ペルツシスを腹腔内投与した。最後の
免疫の1週間後に、血液試料を採取し、試験動物の血清
中の抗体力価を測定した。免疫が陽性であれば、融合を
行う。融合の4日、3日および2日前に、それらを、各
々、PBS(リン酸塩緩衝化食塩水)中トロポニンT10
0μgで静脈内投与により再度免疫した。
【0039】融合のために、免疫したマウスの1×10
8脾臓細胞を、ガルフレ(Galfre)[エンザイモロジー(E
nzymology)、73、1981、p.3の方法]に従って2
×107骨髄腫細胞(P3x63Ag8−653、ATC
C−CRL 8375)と混合し、その後、10分間遠心
分離した(300g、4℃)。細胞を血清不含培地で洗浄
し、400gで再度遠心分離した。上清を吸引し、細胞
沈殿物に50%PEG溶液[分子量4000、メルク・
カンパニー(Merck Company)]1mlを添加した。その
後、室温で15分間のうちに、胎児ウシ血清(FCS)を
含まないRPMI1640培地[RPMI=ローズウェ
ル・パーカー・メモリー・インスティチュート(Rosewe
ll Parker Memory Institute)]を用いて、ゆっくり
と20mlに希釈した。その後、細胞懸濁液を400gで
10分間遠心分離し、細胞沈降物を選択培地(RPMI
1640、10%FCS、100ミリモル/リットル
ヒポキサンチン、1mg/mlアザセリン)に取った。成長
因子に関しては、供給細胞の代わりとしてHECS[ヒ
ト内皮培養上清(Human Endothelial Culture Super
natant)][コウスター・カンパニー(Costar Compan
y)、No.6110]を用いた。
【0040】ウエル当たり5×104細胞で24ウエル
プレート[ナンク・カンパニー(NuncCompany)]上に融
合細胞を撒いた。7〜10日後にクローンの成長が肉眼
で見られた。参考例3に記載のELISA法によって、
1次培養の培養上澄液を試験した。抗原-特異的な抗体
を含有する1次培養を、96ウエル細胞培養プレート
(ナンク・カンパニー)上で蛍光活性化細胞ソーターを用
いてさらにクローンした。供給細胞の代わりとしてHE
CSを用いた(前記参照)。
【0041】このようにして、ハイブリドーマセルライ
ンクローン7.1A12.2−22および8.1F6.7−
2の両者を単離することができた。これらは受託機関E
CACC[ヨーロピアン・コレクション・オブ・アニマ
ル・セル・カルチャーズ(European Collection of A
nimal Cell Cultures)]に、下記受託番号の下で寄託
されている:ECACC 89060901(=クローン
7.1A12.2−22)およびECACC 89030
308(=クローン 8.1F6.7−2)。
【0042】腹水を得るため、プリスタン(Pristan)
0.5mlで1回または2回前処置をしたBalb/c マウス
に5×106ハイブリドーマ細胞を腹腔内注射した。2
〜3週間後、マウスの腹から腹水を得ることができた。
通常の方法でこの腹水から抗体を単離することができ
た。これらモノクローナル抗体はヒト心筋トロポニンT
に対して特異的に指向し、骨格筋から得たトロポニンT
との交差反応性は全く示さないか、または僅かしか示さ
なかった。次に、これらをMAB 7.1A12.2−2
2(クローン 7.1A12.2−22由来)またはMAB
8.1F6.7−2(クローン 8.1F6.7−2由来)と
命名した。両モノクローナル抗体は、サブクラスIgG
1/カッパに属する。
【0043】参考例3 ヒト心筋トロポニンTに対する抗体のスクリーニング試
験 免疫したマウスの血清中のトロポニンTに対する抗体の
存在および特異性を測定するために、ハイブリッド細胞
の培養懸濁液または腹水において、試験の基本としてE
LISA法を用いた。すなわち、被覆緩衝剤(0.2モル
/リットル 炭酸ナトリウム/重炭酸ナトリウム、pH
9.3〜9.5)中、室温で1時間、ヒツジ由来のヒトト
ロポニンTに対する10μg/mlポリクローナル抗体(I
gG)(免疫吸着的に精製;骨格筋トロポニンTと交差反
応せず、心筋トロポニンTと交差反応する;参考例6に
従って調製)で微量滴定プレートを被覆した。0.9%塩
化ナトリウム溶液および1%ウシ血清アルブミンで20
分間再被覆した。その後、洗浄緩衝液(0.9%塩化ナト
リウム溶液)で洗浄した。室温で1時間、振盪しなが
ら、ウエル当たり100μlを用いて、抗原、精製した
1μg/mlヒトトロポニンTまたは「天然(native)」トロ
ポニンT、すなわち梗塞血清(1:2に希釈)のインキュ
ベーションを行った。次いで、洗浄緩衝液で再度2回洗
浄した。室温で1時間、振盪しながら、ウエル当たり1
00μlを用いて、試料をインキュベートした。次い
で、洗浄液で再度2回洗浄した。次に、さらに、室温で
1時間、振盪しながら、ウエル当たり25mUのPAB
<M−Fcg>S−Fab(IS)-ペルオキシダーゼコンジ
ュゲート100μlと一緒にインキュベートした。ここ
で、PAB<M−Fcg>S−Fab(IS)は、免疫吸着に
よって精製したヒツジ由来のポリクローナル抗-マウス
Fcγ抗体のFabフラグメントである。洗浄緩衝液を用
いた洗浄工程の後、通常の方法(例えば、室温で30分
間、ABTSを用いて、405nmでの吸光度の差をmA
で測定した)で、ペルオキシダーゼ活性を測定した。
【0044】参考例4 ヒト骨格筋トロポニンTとの交差反応性の測定 参考例3の記載に従って、本発明の方法を行った。最初
に、心筋トロポニンTの反応性を測定した。次に、交差
反応を試験する抗原(骨格筋トロポニンT)を各モノクロ
ーナル抗体に、濃度を増加させながら添加した。その
後、交差反応を下記式に従って算出した:
【0045】
【数1】
【0046】参考例5 エピトープ特異性の測定 室温で1時間、または4℃で一晩、0.2ミリモル/リ
ットル 炭酸塩緩衝液(pH9.6)に入れたマウス抗体の
Fcg領域に対する10μg/mlヒツジポリクローナル抗
体で、微量滴定プレートを被覆した。その後、20分
間、インキュベーション緩衝液(0.9%塩化ナトリウム
溶液および1%ウシ血清アルブミン)で再被覆し、次い
で、洗浄緩衝液[0.9%塩化ナトリウム溶液、0.05
%トゥイーン(Tween)20]で洗浄した。その後、イン
キュベーション緩衝液(1%ウシ血清アルブミン含有0.
9%塩化ナトリウム溶液)中10μg/mlモノクローナル
抗体(MAB 7.1A12.2−22、MAB 1)100
μlを添加し、室温で1時間、振盪しながらインキュベ
ートした。ペルオキシダーゼコンジュゲートとして存在
する第2のモノクローナル抗体(MAB 8.1F6.7−
2、MAB 2)を、室温で、溶液(100mU/ml)中、
抗原(1μg/ml心筋トロポニンT)と一緒に予備インキ
ュベートした。
【0047】MAB 1と一緒にプレートをインキュベ
ートした後、過剰の抗体を洗浄によって除去した。その
後、インキュベーション緩衝液中1%マウス正常血清で
プレートを再被覆した。予備インキュベートしたトロポ
ニンT/MAB 2ペルオキシダーゼ複合体100μlを
プレート上に置き、室温で1時間、振盪しながらインキ
ュベートした。結合したペルオキシダーゼ活性を、基質
としてABTSを用いて肉眼で観察できるようにした。
MAB 2がMAB 1と同一であるかまたは重複したエ
ピトープであると認識すると、MAB 1/トロポニン
T/MAB 2の間にペアが形成されず、その結果、基
質反応は起こらない。得られた結果は、モノクローナル
抗体7.1A12.2−22および8.1F6.7−2の両
者が心筋トロポニンT抗原の異なるエピトープに指向し
ていることを示した。
【0048】実施例1 ELISA法によるトロポニンTの測定のための酵素-
免疫検定法 試薬1 1.25μg/mlビオチニル化MAB 7.1A12.2−
22[ジェイ・エイチ・ピーターズ等(J.H.Peters et
al.)、モノクローナレ・アンチケルペル(Monoklonale
Antikoerper)、スプリンゲル・ベルラグ(Springer
Verlag)、ベルリン、1985、第209頁〜第212
頁] 10ミリモル/リットル クエン酸塩緩衝剤 47ミリモル/リットル リン酸塩緩衝剤、pH6.3 50mU/mlペルオキシダーゼとモノクローナル抗体8.
1F6.7−2とのコンジュゲート[ダブリュ・ナップ
(W.Knapp)、ケイ・コルーバー(K.Kolubar)、ジー・
ウィック(G.Wick)の編集によるイムノフルオレセンス
・アンド・リレイテッド・ステイニング・テクニクス
(Immunofluorescence and Related Staining Techn
iques)(第215頁〜第224頁、エルスヴァイア(Els
evier)/ノース・ホランド(North Holland)、アムス
テルダム)におけるエム・ビー・ウイルソン(M.B.Wil
son)、ピー・ケイ・ナカネ(P.K.Nakane)(1987)
の方法と類似の方法で調製した、活性の値はペルオキシ
ダーゼに関係する]。
【0049】試薬2 100ミリモル/リットル リン酸塩−クエン酸塩緩衝
剤、pH4.4 3.2ミリモル/リットル 過ホウ素酸ナトリウム 1.9ミリモル/リットル ABTS(2,2'−アジノ−
ジ−[エチルベンゾチアゾリン−スルホネート(6)])。
【0050】試料として、3、5、10または25ng/
mlトロポニンTを追加したヒト血清を用いた。ストレプ
トアビジンで被覆したポリスチレン管(EP−A−02
69092に従って調製)を用いて反応を行った。
【0051】測定法:20〜25℃で60分間、管中
で、1mlの試薬1と一緒に試料0.2mlをインキュベー
トした。吸引し、水道水で2回洗浄した。次に、試薬2
を添加し、20〜25℃で30分間インキュベートし、
光度計で420nmでの吸光度を測定した。この方法で、
標準曲線(第1図)が得られ、これによって、患者試料の
トロポニンT濃度を測定することができる。
【0052】参考例6 トロポニンTに対するポリクローナル抗体の単離および
精製 最初に、フロイント完全アジュバント(CFA)中0.1m
g/mlヒトトロポニンTの溶液55μlでヒツジを免疫し
た。さらに、7日目、14日目および30日目に免疫を
行った。次に、30日毎に免疫した。これらの後の免疫
には、各々、CFA中0.05mg/mlトロポニンT溶液
28μlを用いた。6カ月後、生の血清が得られた。生
の血清1リットルにエアロジル(Aerosil)[製造元:デ
グッサ(Degussa)]15gを添加し、室温で1時間撹拌
し、遠心分離した。その後、上清に1.7モル/リット
ル 硫酸アンモニウムを添加し、室温で2時間ゆっくり
と撹拌した。その後、沈殿物を遠心分離し、透析緩衝液
(15ミリモル/リットル リン酸カリウム、50ミリモ
ル/リットル 塩化ナトリウム、pH7.0)0.2リット
ル中でホモジナイズし、透析緩衝液10リットルに対し
て4℃で4回透析した。遠心分離の後、透析した生成物
を、溶離液として透析緩衝液を用いて、DE52セルロ
ースによって精製した。
【0053】溶出液を補足し、15mg/mlのタンパク濃
度で、50ミリモル/リットル リン酸カリウム、pH
7.5、150ミリモル/リットル 塩化ナトリウム(P
BS)、0.1%ナトリウムアジドの最終濃度にし、室温
で、骨格トロポニンT免疫吸着剤を充填したカラムに通
し、骨格トロポニンTと交差反応をする抗体を除去し
た。抗体画分における骨格トロポニンT吸着剤に結合し
ない抗体の交差反応性を参考例4のELISA法で試験
し、所望の交差反応性が得られるまで、この操作を繰り
返した。次いで、抗体画分を心筋トロポニンT免疫吸着
剤カラムにのせ、PBS/0.1%アジドでタンパクを
洗浄除去した。その後、1モル/リットルプロピオン酸
で溶離した。溶出液を15ミリモル/リットル リン酸
カリウムおよび50ミリモル/リットル 塩化ナトリウ
ム(pH7.0)に対して透析した。スフェロジル(Sphe
rosil)[ローン・プーラン(Rhone Poulenc) XOC0
05]を15%硝酸および水で洗浄し、乾燥させた後、
85℃で一晩、DMSO中10%(v/v)3−(トリエ
トキシシリル)プロピルアミンを用いてスフェロジル−
NH2に転換して、トロポニンT免疫吸着剤を調製し
た。この反応の後、DMSOおよびイソプロパノールで
洗浄し、この吸着剤を50℃で乾燥した。
【0054】スフェロジル−NH2を10%グルタルジ
アルデヒド溶液(pH3.7)と混合し、55℃で2時間加
熱した。その後、真空下、ガラスフィルターによって懸
濁液を濾過した。ついで、スフェロジルの7容量倍の再
蒸留水で洗浄し、5容量倍の10ミリモル/リットル
リン酸カリウム、pH8.0/0.1モル/リットル 塩化
ナトリウムで再度洗浄した。次いで、用いたスフェロジ
ルの約50%の容量の10ミリモル/リットル リン酸
カリウム、pH8/0.1モル/リットル 塩化ナトリウ
ム中、スフェロジル1ml当たりトロポニンT10mgを丸
底フラスコに入れた。フラスコを、室温で一晩、回転エ
バポレーター上で回転させた。濾過の後、スフェロジル
を0.9%NaCl溶液およびエタノールアミン溶液で、
再度、数回洗浄した。その後、3容量部のエタノールア
ミン溶液を添加し、室温で1時間インキュベートした。
濾過を再開した後、再度NaCl溶液で洗浄した。その
後、PBSで免疫吸着剤をpH7.5に調節し、PBS/
アジ化ナトリウムで平衡化した。4℃で貯蔵した。
【0055】実施例2 心筋壊死の判定 実施例1に従って、不安定な狭心症の症状を有する37
体の患者の血清において、トロポニンT測定の酵素-免
疫検定法を行った。これらの患者のうち13人(30%)
においてトロポニンTの有意な増加が見られた。これ
は、トロポニンTの測定が、トロポニンI試験と比較し
て小さい梗塞の検出に対して明らかに高い感度を有する
ことを示した。壁内梗塞において、トロポニンTの血清
濃度曲線は、トロポニンIのそれとは有意に異なる。こ
れは第2図に示されているが、該第2図は、壁内筋梗塞
を有する52人の患者の平均血清濃度曲線を示す。この
梗塞グループにおいて、平均としてのトロポニンTが、
疼痛開始の後、>300時間増加することがわかった。
このグループの患者における絶対的診断感度の時間は、
6時間目〜195時間目までである。
【0056】梗塞のサイズが大きく異なっている(Q−
波および非−Q−波AMI)比較的大きい患者のグルー
プにおいて、トロポニンTの絶対的診断感度の時間は、
疼痛開始の後、12〜140時間目であった。トロポニ
ンT放出は、サイトゾルのおよび構造的に結合したマー
カータンパクの特性を示す。再灌流したAMIにおい
て、顕著なトロポニンTピークが1日目に見られ、これ
は非-再灌流AMIには存在しなかった(第3図)。初期
のトロポニンT放出における灌流依存性の変化を用い
て、血栓崩壊療法の効果を浸潤せずに予測することがで
きる。トロポニンIを含む他のマーカータンパクについ
ては、同様の結果が全く見られなかった。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、心筋梗塞および心筋に
対する他の損傷において、少なくとも150時間絶対的
診断感度の持続が可能な心筋トロポニンTの免疫検定法
が提供でき、心筋壊死の判定に有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トロポニンTアッセイの標準曲線を示すグラ
フ。
【図2】 壁内心筋梗塞を有する52人の患者のトロポ
ニンTの平均血清濃度を示すグラフ。
【図3】 疼痛開始の後、<3.5時間の梗塞再灌流し
た患者20人(ER)、疼痛開始の>3.5時間の再灌流
をした患者20人(LR)、および非-再灌流の梗塞を有
する患者24人(PO)における血清中のトロポニンT濃
度の相対的な増加の局所的に加重価を与えた回帰線によ
る滑らかな走査プロットを示すグラフである。成功裏に
再灌流した梗塞における顕著な初期トロポニンT放出に
注意すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12N 15/02 C12P 21/08 C12P 21/08 C12N 15/00 C (72)発明者 アネリーゼ・ボルギャ ドイツ連邦共和国8132チュッチング、ク ステルマンストラッセ3番 (72)発明者 クラウス・ハレルマイヤー ドイツ連邦共和国8000ミュンヘン−2、 バルスストラッセ31番 (72)発明者 ジークフリード・ローゼル ドイツ連邦共和国8120バイルハイム、ア ンメルストラッセ27番 (56)参考文献 The Journal of Bi ological Chemistr y,263(34),P.18488−18492 (1988)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒト心筋トロポニンTに対する少なくと
    も1つの抗体およびヒト心筋トロポニンTまたは該抗体
    の結合相手Bと一緒に血清または血漿試料をインキュベ
    ートし、それによって、ヒト心筋トロポニンTに対する
    抗体または結合相手Bのいずれかを測定可能な基で標識
    し、こうして生成する測定可能な基を含有する免疫学的
    複合体を単離し、単離した相または残りの相中の該測定
    可能な基を測定することを特徴とするヒト心筋トロポニ
    ンTの測定方法。
  2. 【請求項2】 抗体が、トロポニンIおよび他の筋原線
    維タンパクに対する交差反応が<2%であり、骨格筋ト
    ロポニンTに対する交差反応性が<5%であるヒト心筋
    トロポニンTに対するモノクローナル抗体またはポリク
    ローナル抗体である請求項1記載の測定方法。
  3. 【請求項3】 心筋壊死判定に用いる請求項1記載の測
    定方法。
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