JP2817660B2 - 同期回路 - Google Patents

同期回路

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JP2817660B2
JP2817660B2 JP7280595A JP7280595A JP2817660B2 JP 2817660 B2 JP2817660 B2 JP 2817660B2 JP 7280595 A JP7280595 A JP 7280595A JP 7280595 A JP7280595 A JP 7280595A JP 2817660 B2 JP2817660 B2 JP 2817660B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/08Speed or phase control by synchronisation signals the synchronisation signals recurring cyclically
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/4302Content synchronisation processes, e.g. decoder synchronisation

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期回路に関し、特にデ
ィジタル・オーディオ信号の圧縮伸長方式に拠るビット
ストリームに対する同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の同期回路の例として
は、ISO/IEC 11172−3(以下、MPEG
/Audio方式と云う)として標準化されているディ
ジタル・オーディオ信号の圧縮伸長方式に従ったビット
ストリームに対する同期回路が挙げられる。前記MPE
G/Audio方式としては、レイヤ1、レイヤ2およ
びレイヤ3の3方式があり、以下においては、レイヤ2
方式を用いた従来例について説明するが、当該従来例の
説明の前に、上記MPEG/Audio方式の概要につ
いて説明する。
【0003】MPEG/Audioレイヤ2方式の1フ
レームに含まれるビット数は、ビットレートおよびサン
プリング周波数の数値から次式により与えられる。 1フレームのビット数=(ビットレート)×1152/
(サンプリング周波数) また、1フレームのビット数は8の倍数にすることが定
義されている。1例として、ビットレートが192kb
/s、サンプリング周波数が48kHzの場合には、1
フレ−ムの総ビット数は4608ビットになる。
【0004】上記の条件におけるMPEG/Audio
レイヤ2方式の1フレームの構造は、図4に示されるよ
うに、ヘッダ、CRC(Cyclic Redunda
ncy Check)符号、ビット割当指標、スケール
ファクタ選択情報、スケールファクタ指標、サンプルお
よび補助データにより構成されている。ヘッダは、連続
している12ビットの1から成る同期パターンと、20
ビットから成る各種情報により構成されており、この2
0ビットの中には、ビットフレーム指標、レイヤ、サン
プリング周波数およびパディングなどの1フレームのビ
ット数を決める情報が含まれている。この20ビットに
含まれる各種情報の最初の1ビットはIDビットと呼ば
れており、MPEG/Audioレイヤ方式においては
“1”と定められている。
【0005】また、前記ビットレート指標は4ビットに
て表わされており、この値とレイヤ値により、図3の表
に示されるようにビットレートが規定されている。但
し、“1111”は禁止値である。レイヤは2ビットで
表わされており、“11”はレイヤ1、“10”はレイ
ヤ2、“01”はレイヤ3を示している。但し、“0
0”は未定義である。サンプリング周波数は2ビットで
表わされており、“00”は44.1kHz、“01”
は48kHz、“10”は32kHzを示す。しかし、
“11”は未定義である。そして、パディングが“1”
の場合には1フレームのビット数を1スロット増やし、
パディングが“0”の場合にはビット数が変化しないこ
とを表わしている。1スロットのビット数はレイヤ1の
場合には32ビットであり、レイヤ2およびレイヤ3の
場合には、それぞれ8ビットと定められている。
【0006】前記同期パターンはフレーム中において唯
一つのみではなく、ヘッダ以外にも存在している可能性
がある。このために、同期パターンを検出することによ
り、即同期が確立されたものと判断することはできな
い。このような疑似同期パターンにより音声信号の復号
処理が行われると、ノイズ音が発生する状態になる。こ
の対策として同期回路においては、最初の同期パターン
の検出後において、この1フレーム後の位置に正常な同
期パターンが存在するような場合には、同期が確立され
たものと判断される。しかも3フレーム以上のフレーム
に亘って同期パターンであるとの判断が行われれば、よ
り正確に同期パターンを検出することができる。
【0007】このようにビットストリームの同期パター
ンを検出するのは容易なことではなく、従来の同期回路
例としては、図5に示されるような専用に設計された同
期回路が用いられている。図5に示されるように、本従
来例は、直並列変換器2と、ヘッダレジスタ3と、同期
パターン検出器4と、制御器5と、フレームカウンタ6
と、フレーム長生成器7と、比較器8と、一致検出器9
とを備えて構成されている。以下に、本従来例の動作に
ついて説明する。図5において、まず制御器5にはリセ
ット信号102が入力され、このリセットし号により制
御器5が初期化されて、カウンタリセット信号111が
出力されてフレームカウンタ6に入力されるとともに、
リードクロック103の出力が開始されて直並列変換器
2に入力される。直並列変換器2に対しては、ビットス
トリーム101がリードクロック103の立ち上がりの
タイミングに同期して入力され、当該ビットストリーム
101は、リードクロック103に従って、ヘッダのビ
ット数と同一の32ビットの並列値に変換されてデータ
107として出力され、同期パターン検出器4およびヘ
ッダレジスタ3に入力される。なお、このデータ107
の値は、上位ビットが時間的に古いビットとなるように
形成されている。同期パターン検出器4においては、入
力されるデータ107の値が同期パターンである場合に
は、同期パターン検出信号108が出力されて制御器5
および一致検出器9に送られる。なお、同期パターン検
出器4は、以下に示される条件が全て成立する場合にお
いてのみ、当該同期パターン検出信号108を出力する
組合わせ回路として構成されている。ここで、以下の同
期パターン検出条件においては、データ107の32ビ
ットの並列値の最上位ビットを“31”、最下位ビット
を“0”として表わすものとする。例えば、最上位ビッ
トから12ビット幅の値は“31:20”として表わし
ている。
【0008】〔同期パターン検出条件〕 同期パターン“31:20” =全て“1” ID“19” =“1” レイヤ“18:17” =“00”以外 ビットレート指標“15:12” =“1111”以外 サンプリング周波数“11:10”=“11”以外 制御器5においては、初期化後において、最初の同期パ
ターン検出信号108が入力されると、これを受けてラ
ッチ信号109が出力されてヘッダレジスタ3に入力さ
れる。ヘッダレジスタ3においては、このラッチ信号1
09を介して、直並列変換器2より入力されるデータ信
号107からフレーム長を決定する情報が抽出されて記
憶され、当該情報が、ヘッダ情報110として出力され
てフレーム長生成器7に送られる。フレーム長生成器7
においては、ヘッダ情報110の値から1フレームのビ
ット数が求められて、フレーム長データ112として出
力され比較器8に入力される。一方、フレームカウンタ
6は、制御器5より入力されるカウンタリセット信号1
11によりリセットされ、同じく制御器5より入力され
るリードクロック103が計数されて、計数値113と
して出力され比較器8に入力される。但し、制御器5か
らは、同期パターン検出信号108が入力されるまで
は、カウンタリセット信号111が中断することなく出
力され続けており、フレームカウンタ6においては、こ
のカウンタリセット信号111が入力されている間にお
いては、計数動作が一切行われない。
【0009】比較器8においては、フレーム長生成器7
より出力されるフレーム長データ112と、フレームカ
ウンタ6より出力される計数値113の入力を受けて、
フレーム長データ112と計数値113の値が一致する
と計数終了信号114が出力されて一致検出回路9に入
力される。一致検出回路9においては、当該計数終了信
号114が入力されると同時に、同期パターン検出回路
4より出力される同期パターン検出信号108が入力さ
れると同期が確立されたものと判断され、同期信号11
6が出力されて、外部に出力されるとともに制御器5に
も入力される。同期が確立されて、一致検出器9から同
期信号116が入力されると、制御器5からのリードク
ロック103の出力は停止される。
【0010】また、計数終了信号114が入力されると
同時に、同期パターン検出信号108が入力されない場
合には、同期が未だ確立されていないものと判断され、
不一致信号115が出力されて制御器5に入力される。
この場合における最初の同期パターンを、以下において
は疑似同期パターンと記載するものとする。この場合に
は、制御器5は、不一致信号115が入力されると初期
状態に戻り、当該不一致信号115の出力に応じて、そ
れまでに入力された1フレーム分のビットストリーム1
01は廃棄されることになる。その際には、フレーム長
生成器7より出力されるフレーム長データ112の値だ
けのビットが廃棄される。ここで廃棄されるビット数
は、疑似同期パターンを先頭とする32ビットをヘッダ
として解釈された結果得られた数値であるため、実際の
フレーム長とは異なっている。これにより、フレーム同
期確立のタイミングが遅滞せざるを得ない状態となる。
【0011】図6(a)、(b)および(c)は、フレ
ームカウンタ6において、正常な同期パターンにより計
数動作が開始された場合の同期確立のタイミング図の1
例を示しており、また図7(a)、(b)および(c)
は、同じくフレームカウンタ6において、疑似同期パタ
ーンにより計数動作が開始された場合のタイミング図の
1例を示している。更に、図6および図7において、図
6(a)および図7(a)は、それぞれビットストリー
ム101を示し、図6(b)および図7(b)は、それ
ぞれ同期パターン検出信号108を示し、図6(c)お
よび図7(c)は、それぞれ同期信号116を示してお
り、斜線部分は同期パターンを表わしている。図6
(a)において、ビットストリーム101に含まれるフ
レームが、フレイヤ2、サンプリング周波数48kH
z、ビットレート192kb/sにより構成されるもの
とすると、1フレームのビット数は4608ビットにな
る。また、図7(a)において、ビットストリーム10
1に含まれるフレームが、フレイヤ2、サンプリング周
波数48kHz、ビットレート256kb/sにより構
成されるものとすると、一致検出器9より不一致信号1
15が出力される場合には、廃棄されるビット数は61
44ビットとなる。なお、図6においては、2つ目の正
常同期パターンが入力される時点において、同期信号1
16が生成されて出力されるが、図7においては、先頭
に疑似同期パターンが存在しているために、直後の2つ
の正常同期パターンを読み飛ばしてしまう状態となり、
4つ目の正常同期パターン入力時において始めて同期信
号116が出力されている。従って、疑似同期パターン
が検出されたために、正常フレームが2フレーム分多く
捨てられることになる。正常フレームのビット数と疑似
同期パターンによるフレームのビット数との相互関係に
よっては、廃棄されるフレーム数が更に多くなる場合も
あり得る。このように先頭部分のフレームが廃棄される
ことにより、ディジタル・オーディオ信号に対応する音
の先頭部分が欠除される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のビット
ストリームに対する同期回路においては、疑似同期パタ
ーンにより同期パターン検出信号が出力されることによ
り、当該疑似同期パターンと正常同期パターンにより示
されるフレーム長の関係により決定されるビット長のビ
ットストリームが廃棄される状態となり、これによりデ
ィジタル・オーディオ信号に対応する音の先頭部分が欠
除される事態を生じるという欠点がある。
【0013】また、同期信号が生成されて出力されるま
でに、疑似同期パターンによるビットストリーム廃棄処
理が繰返して行われることにより、前記ディジタル・オ
ーディオ信号に対応する音の欠除される時間が長く延伸
されるという欠点がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、同期パ
ターンならびにフレーム長を決定する情報を1フレーム
ごとに含むビット列として形成されるビットストリーム
におけるフレームの区切りを検出して、前記同期パター
ンに対応するフレーム同期信号を出力する同期回路にお
いて、前記フレーム長を決定する情報の全てまたはその
1部に対して使用する設定値を予め入力して同期パター
ン値として保持する同期パターン保持手段と、前記ビッ
トストリームを直並列変換して並列データ信号として出
力するデータ変換手段と、前記並列データ信号より前記
同期パターンならびに前記同期パターン値に対応する部
分ビット列を抽出し当該部分ビット列が前記同期パター
ンと一致しかつ前記同期パターン値に対応する部分ビッ
ト列が前記同期パターン値に一致することを検出して同
期パターン検出信号を抽出して出力する同期パターン検
出手段と、前記前記同期パターン検出手段より出力され
る同期パターン検出信号を入力して所定の同期信号を出
力する同期判定手段とをえている。
【0015】なお、前記同期判定手段は、前記同期パタ
ーン検出信号により前記並列データ信号から前記フレー
ム長を決定する情報を抽出して保持するヘッダレジスタ
と、前記同期パターン検出信号により以降に入力される
前記ビットストリームのビット数を計数するフレームカ
ウンタと、前記ヘッダレジスタに保持されている値から
1フレームのビット数を求めるフレーム長生成器と、前
記フレームカウンタの値と前記フレーム長生成器の値と
を比較照合して一致した場合に計数終了信号を出力する
比較器と、前記同期パターン検出信号と前記計数終了信
とが同時に入力したとき前記所定の同期信号を出力す
る一致検出器とを備えている。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は本発明の1実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例は、専用に設計された同期回路
として構成されており、図1に示されるように、同期パ
ターンレジスタ1と、直並列変換器2と、ヘッダレジス
タ3と、同期パターン検出器4と、制御器5と、フレー
ムカウンタ6と、フレーム長生成器7と、比較器8と、
一致検出器9とを備えて構成されている。本実施例の、
前述の従来例と異なる点は、本実施においては、ライト
信号104および同期パターン設定値105を入力し
て、同期パターン値106を出力する同期パターンレジ
スタ1が、新たに付加されていることである。以下に、
本実施例の動作について説明する。
【0018】図1において、まず制御器5にはリセット
信号102が入力され、このリセット信号102により
制御器5が初期化されて、カウンタリセット信号111
が出力されてフレームカウンタ6に入力されるととも
に、リードクロック103の出力が開始されて直並列変
換器2およびフレームカウンタ6に入力される。直並列
変換器2に対しては、ビットストリーム101がリード
クロック103の立ち上がりのタイミングに同期して入
力され、当該ビットストリーム101は、リードクロッ
ク103に従って、ヘッダのビット数と同一の32ビッ
トの並列値に変換されてデータ107として出力され、
同期パターン検出器4およびヘッダレジスタ3に入力さ
れる。なお、このデータ107の値は、上位ビットが時
間的に古いビットとなるように形成されている。
【0019】一方において、同期パターンレジスタ1に
対しては、前述のように、ライト信号104および同期
パターン設定値105が入力されており、ライト信号1
04を介して同期パターン設定値105が保持され、同
期パターン値106として出力されて同期パターン検出
器4に入力される。同期パターン検出器4においては、
直並列変換器2より入力されるデータ107の値が同期
パターンであり、且つ同期パターンレジスタ1より入力
される同期パターン値106により値が指定されている
項目が一致している場合には、それを条件要素として同
期パターン検出信号108が出力されて、制御器5およ
び一致検出器9に送られる。
【0020】制御器5においては、初期化後において、
最初の同期パターン検出信号108が入力されると、こ
れを受けてラッチ信号109が出力されてヘッダレジス
タ3に入力される。ヘッダレジスタ3においては、この
ラッチ信号109を介して、直並列変換器2より入力さ
れるデータ信号107からフレーム長を決定する情報が
抽出されて記憶され、当該情報が、ヘッダ情報110と
して出力されてフレーム長生成器7に送られる。フレー
ム長生成器7においては、ヘッダ情報110の値から1
フレームのビット数が求められて、フレーム長データ1
12として出力され比較器8に入力される。一方、フレ
ームカウンタ6は、制御器5より入力されるカウンタリ
セット信号111によりリセットされ、同じく制御器5
より入力されるリードクロック103が計数されて、計
数値113として出力され比較器8に入力される。但
し、制御器5からは、同期パターン検出信号108が入
力されるまでは、カウンタリセット信号111が中断す
ることなく出力され続けており、フレームカウンタ6に
おいては、このカウンタリセット信号111が入力され
ている間においては、計数動作が一切行われない。
【0021】比較器8においては、フレーム長生成器7
より出力されるフレーム長データ112と、フレームカ
ウンタ6より出力される計数値113の入力を受けて、
フレーム長データ112と計数値113の値が一致する
と計数終了信号114が出力されて一致検出回路9に入
力される。一致検出回路9においては、当該計数終了信
号114が入力されると同時に同期パターン検出回路4
より出力される同期パターン検出信号108が入力され
ると同期が確立されたものと判断され、同期信号116
が出力されて、外部に出力されるとともに制御器5にも
入力される。同期が確立されて、一致検出器9から同期
信号116が入力されると、制御器5からのリードクロ
ック103の出力は停止される。
【0022】また、計数終了信号114が入力されると
同時に、同期パターン検出信号108が入力されない場
合には、同期が未だ確立されていないものと判断され、
不一致信号115が出力されて制御器5に入力される。
なお、この場合に、一致検出器9としては、3フレーム
以上連続して計数終了信号114と同期パターン検出信
号108が同時に入力されたら同期信号116が出力さ
れるように構成してもよい。制御器5は、不一致信号1
15が入力されると初期状態に戻り、当該不一致信号1
15の出力に応じて、それまでに入力された1フレーム
分のビットストリーム101は廃棄されることになる。
その際には、フレーム長生成器7より出力されるフレー
ム長データ112の値だけのビットが廃棄される。
【0023】同期パターンレジスタ1に対して設定され
る値の1例として、以下の方式例について説明する。本
方式例においては、ビットレート指標の設定値とヘッダ
内のビットレート指標値が一致する場合のみ同期パター
ンであると判断するものとする。同様に、サンプリング
周波数の設定値とヘッダ内のサンプリング周波数とが一
致する場合のみ同期パターンであると判断するものとす
る。また、レイヤの設定値とヘッダ内のレイヤ値が一致
する場合のみ同期パターンと判断する。この方式の場合
においては、同期パターン検出器4としては、以下に示
す条件(1)と条件(2)が全て成立する場合に同期パ
ターン検出信号108が出力される論理回路として形成
される。ここにおいて、データ107の32ビットの並
列値の最上位ビットを“31”、最下位ビットを“0”
として表わして、例えば、最上位ビットから12ビット
幅の値を“31:20”として表わすものとする。この
場合における同期パターン検出条件は下記に示されると
うりである。
【0024】 〔同期パターン検出条件〕 同期パターン“31:20” =全て“1” ID“19” =“1” レイヤ“18:17” =“00”以外 ビットレート指標“15:12” =“1111”以外 サンプリング周波数“11:10” =“11”以外 レイヤ“18:17” =同期パターン設定値104の レイヤ設定値 ビットレート指標“15:12” =同期パターン設定値104の ビットレート指標設定値 サンプリング周波数“11:10”=同期パターン設定値104の サンプリング周波数設定値 図2(a)、(b)および(c)は、前述の図7
(a)、(b)および(c)に示されたタイミング図の
場合と同様に、ビットストリーム101が入力された場
合の動作を示すタイミング図であり、図2(a)はビッ
トストリーム101を示し、図2(b)は同期パターン
検出信号108を示しており、図2(c)は同期信号1
16を示している。また斜線部分は同期パターンを表わ
している。この例においては、レイヤ2、サンプリング
周波数48kHz、ビットレート192kb/sのみを
同期パターンとして扱うように同期パターンレジスタ1
に対する条件設定が行われる。この場合の設定値は、レ
イヤ=“10”、ビットレート指標=“1010”、サ
ンプリング周波数=“01”である。
【0025】最初に入力される疑似同期パターンは、ビ
ットレート指標が256kb/sを表わす“1100”
であり、上記の設定値“1010”とは異なっているた
め、同期パターン検出器4より同期パターン検出信号1
08が出力されない。次に、最初の正常同期パターンが
入力される場合には、同期パターンレジスタ1に設定さ
れている全ての項目の設定値と一致するので、同期パタ
ーン検出器4からは同期パターン検出信号108が出力
されて制御器5に入力され、前述のように、フレームカ
ウンタ6において計数が開始され、この結果、2番目の
正常同期パターン入力時に一致検出器9より同期信号1
16が出力される。
【0026】上記の例においては、ビットレート指標は
15種類、レイヤは3種類、サンプリング周波数は3種
類あり、それぞれの項目に対応する同期パターンを同期
パターンレジスタ1内に設定しておくことにより、前記
同期パターン検出条件下において、疑似同期パターンに
より誤まってフレームカウンタ6において計数処理が開
始される確率は、従来例に比較して以下に示されるよう
に低減される。
【0027】 (1/15)×(1/3)×(1/3)=1/135 また、レイヤ、ビットレート指標およびサンプリング周
波数の全ての設定値が同一の疑似同期パターンがビット
ストリーム101内に含まれている場合には、ビットス
トリーム101におけるビットの廃棄が発生するが、廃
棄されるビット数は、常に同期パターンレジスタ1に設
定されているフレーム長と同一ビット数となり、従来例
のように、2フレーム以上にわたるビット数が1度に廃
棄されるという事態は回避される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ディジ
タル・オーディオ信号の圧縮伸長方式に拠るビットスト
リームに対する同期回路に適用されて、レイヤ、ビット
レートおよびサンプリング周波数の各項目に対応する値
を、それぞれ予め使用する値に設定しておく手段を設
け、当該設定値以外の値に対応する同期パターンを同期
パターンとして判定しない機能を有する同期パターン検
出手段を備えることにより、疑似同期パターンによる同
期パターン検出の確率を著しく低減することが可能とな
り、ディジタル・オーディオ信号に対応する音の先頭部
分の欠除を大幅に減少させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施例における疑似同期パターンに対応する
フレーム同期のタイミング図である。
【図3】ビットレート指標値およびレイヤ値により規定
されるビットレート値を示す図である。
【図4】MPEC/Audioレイヤ2方式の1フレー
ムの構造を示す図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【図6】従来例における同期パターンに対応するフレー
ム同期のタイミング図である。
【図7】従来例における疑似同期パターンに対応するフ
レーム同期のタイミング図である。
【符号の説明】
1 同期パターンレジスタ 2 直並列変換器 3 ヘッダレジスタ 4 同期パターン検出器 5 制御器 6 フレームカウンタ 7 フレーム長生成器 8 比較器 9 一致検出器 101 ビットストリーム 102 リセット信号 103 リードクロック 104 ライト信号 105 同期パターン設定値 106 同期パターン値 107 データ 108 同期パターン検出信号 109 ラッチ信号 110 ヘッダ情報 111 カウンタリセット信号 112 フレーム長データ 113 計数値 114 計数終了信号 115 不一致検出信号 116 同期信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期パターンならびにフレーム長を決定
    する情報を1フレームごとに含むビット列として形成さ
    れるビットストリームにおけるフレームの区切りを検出
    して、前記同期パターンに対応するフレーム同期信号を
    出力する同期回路において、 前記フレーム長を決定する情報の全てまたはその1部に
    して使用する設定値を予め入力して同期パターン値と
    して保持する同期パターン保持手段と、前記ビットスト
    リームを直並列変換し並列データ信号として出力するデ
    ータ変換手段と、前記並列データ信号より前記同期パタ
    ーンならびに前記同期パターン値に対応する部分ビット
    列を抽出し当該部分ビット列が前記同期パターンと一致
    しかつ前記同期パターン値に対応する部分ビット列が前
    記同期パターン値に一致することを検出して同期パター
    ン検出信号を抽出して出力する同期パターン検出手段
    と、前記前記同期パターン検出手段より出力される同期
    パターン検出信号を入力して所定の同期信号を出力する
    同期判定手段とを備え、この同期判定手段が、前記同期パターン検出信号により
    前記並列データ信号から前記フレーム長を決定する情報
    を抽出して保持するヘッダレジスタと、前記同期パター
    ン検出信号により、以降に入力される前記ビットストリ
    ームのビット数を計数するフレームカウンタと、前記ヘ
    ッダレジスタに保持されている値から1フレームのビッ
    ト数を求めるフレーム長生成器と、前記フレームカウン
    タの値と前記フレーム長生成器の値とを比較照合して一
    致した場合に計数終了信号を出力する比較器と、前記同
    期パターン検出信号と前記計数終了信号とが同時に入力
    したとき前記所定の同期信号を出力する一致検出器とを
    備え ることを特徴とする同期回路。
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