JP2001127744A - 調歩同期式データ通信装置、及び調歩同期式データ通信方法 - Google Patents

調歩同期式データ通信装置、及び調歩同期式データ通信方法

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JP2001127744A
JP2001127744A JP30737899A JP30737899A JP2001127744A JP 2001127744 A JP2001127744 A JP 2001127744A JP 30737899 A JP30737899 A JP 30737899A JP 30737899 A JP30737899 A JP 30737899A JP 2001127744 A JP2001127744 A JP 2001127744A
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Motohito Hata
源人 畑
Kosuke Kawate
広介 川手
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、受信データからキャラクタ
データを正常に検出することを可能とする調歩同期式デ
ータ通信装置、及び調歩同期式データ通信方法を提供す
ることである。 【解決手段】 スタート/ストップビット検出回路3
は、ストップビットt2として、キャラクタデータt3
直後のビット位置を検出し、そのデータが“0”である
場合には、キャラクタデータt3に続けてシリアル/パ
ラレル変換回路4に出力する。シリアル/パラレル変換
回路4は、入力されるデータのビット数をカウントし、
フレーミングエラー検出回路5にカウント値を出力す
る。フレーミングエラー検出回路5は、カウント値
「9」が入力されると、スタート/ストップビット検出
回路3にフレーミングエラー検出信号を出力し、スター
ト/ストップビット検出回路3は、ストップビットt2
として検出したビット位置をスタートビットt1として
検出し直す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信した調歩同期
式データからキャラクタデータを検出する調歩同期式デ
ータ通信装置、及び調歩同期式データ通信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、データ通信において、送信側と受
信側とのタイミングを合わせる同期方式として、調歩同
期方式が知られている。この調歩同期方式では、図4に
示すように、各キャラクタ(文字、記号等)データt3
の前にデータの先頭を示すスタートビットt1が付加さ
れ、キャラクタデータt3の直後にデータの終了を示す
ストップビットt2が付加されて送信される。その際、
送信側と受信側との間で、スタートビットt1は1ビッ
トのデータ“0”とし、ストップビットt2は1ビット
のデータ“1”とし、各キャラクタデータを8ビット長
とする等の取り決めが予め行なわれている。
【0003】このような調歩同期方式のデータを受信し
た際に、キャラクタデータの検出を行なう調歩同期式デ
ータ通信装置では、図5のフローチャートに示すような
手順でデータ検出処理を行なっていた。まず、データを
受信すると、スタートビットt1を検出したか否かを判
別し(ステップS11)、検出していない場合には、検
出するまでステップS11を繰り返し、検出した場合に
は、そのスタートビットt1に続くキャラクタデータt
3を検出する(ステップS12)。そして、ストップビ
ットt2を検出し、そのストップビットt2が“0”か
“1”かを判別する(ステップS13)。
【0004】検出されたストップビットt2が“1”で
あった場合には、キャラクタデータt3の検出を終了
し、ステップS11に戻り、以降のデータについて、同
様の処理を繰り返す。検出されたストップビットt2が
“0”であった場合には、ストップビットは“1”であ
るという予め行われた取り決めに適合しないフレームを
受信したと判断し、フレーミングエラーとみなして(ス
テップS14)、ステップS12において検出したキャ
ラクタデータt3を破棄して、ステップS11に戻る。
そして、以降のデータについても、ステップS11から
ステップS14の処理を繰り返し、受信した調歩同期式
データから、スタートビットt1とストップビットt2
との間に設定されたキャラクタデータt3を検出してい
た。
【0005】図6は、調歩同期方式により送受信される
データの具体例を示すタイミングチャートである。この
図6は、同一キャラクタデータt3が同一間隔で連続し
て送信された場合を示している。そして、各ビット毎に
「1」〜「38」といった、ビット位置を示す番号が付
されている。また、「スタート」は、スタートビットt
1のビット位置を示し、「ストップ」は、ストップビッ
トt2のビット位置を示す。ビット位置「1」がスター
トビットt1であり、ビット位置「2」〜「9」までの
8ビットのデータ“10000010”がキャラクタデ
ータt3であり、ビット位置「10」がストップビット
t2である。
【0006】そして、ビット位置「11」の1ビット分
の間隔をあけて、ビット位置「12」にスタートビット
t1“0”、ビット位置「13」〜「20」にキャラク
タデータt3“10000010”、ビット位置「2
1」にストップビットt2“1”といったデータが続
く。すなわち、ビット位置「1」〜「10」と同一のデ
ータ配列が繰り返されている。また、さらに、ビット位
置「22」の1ビット分の間隔を空けて、ビット位置
「23」〜「32」に、ビット位置「1」〜「10」、
「12」〜「21」と同様のデータ配列が繰り返されて
いる。
【0007】上記従来の調歩同期式データ通信装置で
は、この図6に示すような調歩同期式データを受信した
際には、データ“0”のビット位置「1」をスタートビ
ットt1として検出すると、ビット位置「2」〜「9」
のデータをキャラクタデータt3として検出し、データ
“1”のビット位置「10」をストップビットt2とし
て検出する。そして、次に“0”になるビット位置(ビ
ット位置「12」)をスタートビットt1として検出
し、同様の処理を繰り返すことにより、受信した同一キ
ャラクタデータt3を繰り返し検出していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
調歩同期式データ通信装置では、例えば、図6に示すよ
うなデータを受信した際に、図7に示すように、受信側
でビット位置「3」をスタートビットt1として検出し
た場合には、ストップビットt2として、ビット位置
「12」のデータ“0”を検出してしまい、フレーミン
グエラーとみなして、ビット位置「4」〜「11」のキ
ャラクタデータt3を破棄していた。そして、次に
“0”になるビット位置「14」をスタートビットt1
としてキャラクタデータt3の検出を行なうため、スト
ップビットt2としてビット位置「23」のデータ
“0”を検出していた。そのため、この場合も、フレー
ミングエラーとみなされ、ビット位置「15」〜「2
2」のキャラクターデータt3も破棄していた。
【0009】すなわち、フレーミングエラーが検出され
た場合には、その直後に“0”になるビット位置をスタ
ートビットt1としてキャラクタデータt3の検出を繰
り返していた。そのため、同一キャラクタが同一間隔で
連続して送信されたデータを受信した際に、最初のスタ
ートビットt1のビット位置を誤って検出すると、その
後の受信処理において、それを修正することができず、
フレーミングエラーを繰り返すことになり、受信したデ
ータがすべてフレーミングエラーとして破棄され、正常
にキャラクタデータを検出できない可能性があるという
問題があった。
【0010】本発明の課題は、受信データからキャラク
タデータを正常に検出することを可能とする調歩同期式
データ通信装置、及び調歩同期式データ通信方法を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
調歩同期方式によるシリアルデータを受信する調歩同期
式データ通信装置(例えば、図1に示す調歩同期式デー
タ通信装置1)において、前記シリアルデータからスタ
ートビットと、該スタートビット直後の所定ビット数の
データと、該所定ビット数のデータ直後のストップビッ
トとを検出するデータ検出手段(例えば、図1に示すス
タート/ストップビット検出回路3、図2のステップS
1〜S3)と、前記データ検出手段により検出されたス
トップビットのビット構成がエラービットであるか否か
を判別するエラー判別手段(例えば、図1に示すフレー
ミングエラー検出回路5、図2のステップS3)と、前
記エラー判別手段によりストップビットがエラービット
でないと判別された場合に、前記検出された所定ビット
数のデータをパラレルデータとして出力するデータ出力
手段(例えば、図1に示すシリアル/パラレル変換回路
4)と、を備え、前記データ検出手段は、前記エラー判
別手段によりストップビットがエラービットであると判
別された場合には、前記ストップビットをスタートビッ
トとして検出し直すことを特徴としている。
【0012】この請求項1記載の発明によれば、調歩同
期方式によるシリアルデータを受信する調歩同期式デー
タ通信装置において、データ検出手段は、シリアルデー
タからスタートビットと、該スタートビット直後の所定
ビット数のデータと、該所定ビット数のデータ直後のス
トップビットとを検出し、エラー判別手段は、データ検
出手段により検出されたストップビットのビット構成が
エラービットであるか否かを判別し、データ出力手段
は、エラー判別手段によりストップビットがエラービッ
トでないと判別された場合に、前記検出された所定ビッ
ト数のデータをパラレルデータとして出力する。また、
データ検出手段は、前記エラー判別手段によりストップ
ビットがエラービットであると判別された場合には、前
記ストップビットをスタートビットとして検出し直す。
【0013】請求項4記載の発明は、調歩同期方式によ
るシリアルデータを受信する調歩同期式データ通信方法
において、前記シリアルデータからスタートビットと、
該スタートビット直後の所定ビット数のデータと、該所
定ビット数のデータ直後のストップビットとを検出する
データ検出工程(例えば、図1に示すスタート/ストッ
プビット検出回路3、図2のステップS1〜S3)と、
前記データ検出工程により検出されたストップビットの
ビット構成がエラービットであるか否かを判別するエラ
ー判別工程(例えば、図1に示すフレーミングエラー検
出回路5、図2のステップS3)と、前記エラー判別工
程によりストップビットがエラービットでないと判別さ
れた場合に、前記検出された所定ビット数のデータをパ
ラレルデータとして出力するデータ出力工程(例えば、
図1に示すシリアル/パラレル変換回路4)と、を含
み、前記データ検出工程は、前記エラー判別工程により
ストップビットがエラービットであると判別された場合
には、前記ストップビットをスタートビットとして検出
し直すことを特徴としている。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、調歩同
期方式によるシリアルデータを受信する調歩同期式デー
タ通信方法において、データ検出工程では、シリアルデ
ータからスタートビットと、該スタートビット直後の所
定ビット数のデータと、該所定ビット数のデータ直後の
ストップビットとを検出し、エラー判別工程は、データ
検出工程により検出されたストップビットのビット構成
がエラービットであるか否かを判別し、データ出力工程
は、エラー判別工程によりストップビットがエラービッ
トでないと判別された場合に、前記検出された所定ビッ
ト数のデータをパラレルデータとして出力する。また、
データ検出工程では、前記エラー判別工程によりストッ
プビットがエラービットであると判別された場合には、
前記ストップビットをスタートビットとして検出し直
す。
【0015】したがって、エラーが生じる度にストップ
ビットの位置をスタートビットの位置として検出し直す
ため、スタートビットの検出位置を間違えて検出して
も、その後、数回のエラーを繰り返すだけで、本来のス
タートビットを検出することができ、それ以降のデータ
を正常に検出することができる。そのため、例えば、同
一データが同一間隔で連続した調歩同期方式によるデー
タを受信した際に、最初のスタートビットの検出位置を
間違えたとしても、その受信したデータ全てをエラーと
みなしてしまうことを避けることができる。
【0016】この場合に、例えば、請求項2記載の発明
のように、請求項1記載の調歩同期式データ通信装置に
おいて、前記データ検出手段により検出されるデータの
ビット数をカウントするカウント手段(例えば、図1に
示すシリアル/パラレル変換回路4)を更に備え、この
カウント手段は、ストップビットのビット構成がエラー
ビットである場合には、前記データ検出手段により検出
される所定ビット数のデータに、更にストップビットを
含めたビット数をカウントし、前記エラー判別手段は、
前記所定ビット数より多いビット数が前記カウント手段
によりカウントされた場合に、ストップビットのビット
構成がエラービットであると判別するようにしても良
い。
【0017】さらに、例えば、請求項3記載の発明のよ
うに、請求項1または2記載の調歩同期式データ通信装
置において、受信したシリアルデータに応じたクロック
信号を生成するクロック生成手段(例えば、図1に示す
クロック生成回路2)を更に備え、前記データ検出手段
は、このクロック信号生成手段により生成されたクロッ
ク信号に同期して、前記シリアルデータからスタートビ
ットと、該スタートビット直後の所定ビット数のデータ
と、該所定ビット数のデータ直後のストップビットとを
検出する用にしても良い。
【0018】また、例えば、請求項5記載の発明のよう
に、請求項4記載の調歩同期式データ通信方法におい
て、前記データ検出工程により検出されるデータのビッ
ト数をカウントするカウント工程(例えば、図1に示す
シリアル/パラレル変換回路4)を更に含み、このカウ
ント工程は、ストップビットのビット構成がエラービッ
トである場合には、前記データ検出工程により検出され
る所定ビット数のデータに、更にストップビットを含め
たビット数をカウントし、前記エラー判別工程は、前記
所定ビット数より多いビット数が前記カウント工程によ
りカウントされた場合に、ストップビットのビット構成
がエラービットであると判別するようにしても良い。
【0019】さらに、例えば、請求項6記載の発明のよ
うに、請求項4または5記載の調歩同期式データ通信方
法において、受信したシリアルデータに応じたクロック
信号を生成するクロック生成工程(例えば、図1に示す
クロック生成回路2)を更に含み、前記データ検出工程
は、このクロック信号生成工程により生成されたクロッ
ク信号に同期して、前記シリアルデータからスタートビ
ットと、該スタートビット直後の所定ビット数のデータ
と、該所定ビット数のデータ直後のストップビットとを
検出するようにしても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明を適用した調歩同期式データ通信装置の実施の形態を
詳細に説明する。まず構成を説明する。
【0021】図1は、本発明を適用した一実施の形態に
おける調歩同期式データ通信装置1の概略構成を示すブ
ロック図である。この図1において、調歩同期式データ
通信装置1は、クロック生成回路2、スタート/ストッ
プビット検出回路3、シリアル/パラレル変換回路4、
及びフレーミングエラー検出回路5により構成される。
【0022】クロック生成回路2は、PLL(Phase Lo
cked Loop)回路等により構成され、入力される受信シ
リアルデータに応じた周波数のクロック信号を生成し、
そのクロック信号をスタート/ストップビット検出回路
3、及びシリアル/パラレル変換回路4に出力する。
【0023】スタート/ストップビット検出回路3は、
受信シリアルデータが入力されると、クロック生成回路
2から入力されるクロック信号に同期して、入力された
受信シリアルデータからスタートビットt1として
“0”のデータを持つビット位置を検出する。そして、
そのスタートビットt1として検出されたビット位置の
次のビット位置から開始されるキャラクタデータt3を
検出して、シリアル/パラレル変換回路4に出力する。
【0024】また、キャラクタデータt3を8ビット分
検出した後のビット位置をストップビットt2として検
出する。その際、ストップビットt2として検出された
ビット位置のデータが“1”であった場合には、その
後、“0”になるデータをスタートビットt1として検
出するまで、シリアル/パラレル変換回路4へのデータ
の出力を中止する。一方、ストップビットt2としてデ
ータ“0”を検出した場合には、そのデータ“0”をキ
ャラクタデータt3に続けてシリアル/パラレル変換回
路4に出力する。
【0025】また、スタート/ストップビット検出回路
3は、フレーミングエラー検出回路5からフレーミング
エラー検出信号が入力されると、その直前にストップビ
ットt2として検出したデータが“0”のビット位置を
スタートビットt1として検出し直し、その次に続くデ
ータをキャラクタデータt3として、シリアル/パラレ
ル変換回路4に出力する。
【0026】シリアル/パラレル変換回路4は、スター
ト/ストップビット検出回路3から入力されるデータの
ビット数をクロック生成回路2から入力されるクロック
信号に同期して、カウントする。そして、入力されたデ
ータが8ビットであった場合には、そのデータを複数
(例えば、8つ)に分割したパラレルデータを、出力デ
ータとして外部に出力する。そして、次に入力されるデ
ータについては、再び1からカウントし直す。また、シ
リアル/パラレル変換回路4は、入力されるデータのビ
ット数のカウント値をフレーミングエラー検出回路5に
随時出力する。
【0027】フレーミングエラー検出回路5は、シリア
ル/パラレル変換回路4から入力されるカウント値とし
て「9」が入力されると、フレーミングエラーとみな
し、フレーミングエラー検出信号を外部に出力するとと
もに、スタート/ストップビット検出回路3に出力す
る。
【0028】また、本実施の形態において、受信される
調歩同期式データは、従来の調歩同期式データ通信装置
において受信された図4、図6に示すデータ構成と同様
であるため、説明を省略する。
【0029】次に動作を説明する。調歩同期式データ通
信装置1により実行されるデータ受信処理について図2
に示すフローチャートに基づき、説明する。
【0030】まず、調歩同期式データ通信装置1のスタ
ート/ストップビット検出回路3は、受信シリアルデー
タが入力されると、クロック生成回路2から入力される
クロック信号に同期して、スタートビットt1の検出を
行なう。そして、スタートビットt1を検出したか否か
を判別し(ステップS1)、検出していない場合には、
検出するまでステップS1の処理を繰り返す。スタート
ビットt1を検出した場合には、そのスタートビットt
1として検出されたビット位置の次のビット位置からの
8ビット分のデータをキャラクタデータt3として検出
して(ステップS2)、シリアル/パラレル変換回路4
に出力する。
【0031】次いで、スタート/ストップビット検出回
路3は、キャラクタデータt3として検出されたデータ
の次のビット位置をストップビットt2のビット位置と
して検出し、その検出されたストップビットt2のビッ
ト位置のデータが“0”か“1”かを判別する(ステッ
プS3)。検出されたストップビットt2のビット位置
のデータが“1”であった場合には、ストップビットt
2として認識し、シリアル/パラレル変換回路4へのデ
ータの出力を止める。そして、シリアル/パラレル変換
回路4は、スタート/ストップビット検出回路3から入
力された8ビット分のキャラクタデータt3をパラレル
データとして出力する。
【0032】そして、ステップS1に戻り、スタート/
ストップビット検出回路3は、ステップS3においてス
トップビットt2として検出されたビット位置の直後の
“0”のデータを持つビット位置を再びスタートビット
t1として検出し、ステップS1〜ステップS3の処理
を繰り返す。
【0033】一方、ステップS3において、検出された
ストップビットt2のビット位置のデータが“0”であ
った場合には、スタート/ストップビット検出回路3
は、ストップビットt2であると認識せず、そのまま、
そのデータ“0”をキャラクタデータt3に続けて、シ
リアル/パラレル変換回路4に出力する。シリアル/パ
ラレル変換回路4は、入力されたキャラクタデータt
3、及びその後に入力されたデータのビット数をカウン
トするため、フレーミングエラー検出回路5に入力され
るカウント値は、「9」となる。
【0034】シリアル/パラレル変換回路4からカウン
ト値「9」が入力されると、フレーミングエラー検出回
路5は、フレーミングエラーが発生したとみなし(ステ
ップS4)、フレーミングエラー検出信号を外部に出力
するとともに、スタート/ストップビット検出回路3に
出力する。スタート/ストップビット検出回路3は、フ
レーミングエラー検出信号が入力されると、ストップビ
ットt2として検出したデータ“0”のビット位置をス
タートビットt1として検出し直し、ステップS2に戻
る。そして、スタートビットt1として検出し直された
データ“0”のビット位置の次のビット位置から8ビッ
ト分のデータをキャラクタデータt3として検出し、シ
リアル/パラレル変換回路4に出力する。
【0035】例えば、図6に示すような同一データが同
一間隔で連続した調歩同期式データを受信した際に、図
3に示すように、スタート/ストップビット検出回路3
が誤ったビット位置「3」をスタートビットt1として
検出した場合には、ビット位置「4」〜「11」がキャ
ラクタデータt3として検出され、シリアル/パラレル
変換回路4に出力される。そして、ビット位置「12」
をストップビットt2として検出する。
【0036】ストップビットt2として検出されたビッ
ト位置「12」のデータが“0”であるため、ビット位
置「12」のデータ“0”もシリアル/パラレル変換回
路4に入力される。そのため、シリアル/パラレル変換
回路4において、カウントされるビット数は、ビット位
置「4」〜「12」の9ビットとなり、フレーミングエ
ラー検出回路5に入力されるカウント値は、「9」とな
る。そのため、フレーミングエラー検出回路5は、フレ
ーミングエラーであるとみなし、フレーミングエラー検
出信号をスタート/ストップビット検出回路3に出力す
る。
【0037】スタート/ストップビット検出回路3は、
フレーミングエラー検出信号が入力されると、ストップ
ビットt2として検出したビット位置「12」をスター
トビットt1として検出し直し、次に続くビット位置
「13」〜「20」の8ビットをキャラクタデータt3
として検出し、シリアル/パラレル変換回路4に出力す
る。
【0038】そして、ビット位置「21」をストップビ
ットt2として検出する。ビット位置「21」のデータ
は“1”であるため、シリアル/パラレル変換回路4へ
のデータの出力が中止される。そして、キャラクタデー
タt3として検出されたビット位置「13」〜「20」
の8ビットのデータが、そのままシリアル/パラレル変
換回路4において、複数に分割され、パラレルデータと
なり、出力データとして出力される。そして、ビット位
置「21」以降のデータについては、正常にキャラクタ
データt3の検出、出力が行われる。
【0039】すなわち、最初のスタートビットt1を検
出する際に、ビット位置を誤って検出した場合であって
も、フレーミングエラーを検出したストップビットt2
をスタートビットt1として検出し直すことにより、数
回フレーミングエラーを繰り返すだけで、本来のスター
トビットt1を検出することができる。
【0040】以上のように、スタート/ストップビット
検出回路3は、ストップビットt2として、キャラクタ
データt3の直後のビット位置を検出し、そのビット位
置のデータが“0”である場合には、そのまま、そのデ
ータ“0”をキャラクタデータt3に続けてシリアル/
パラレル変換回路4に出力する。シリアル/パラレル変
換回路4では、入力されるデータのビット数をカウント
し、そのカウント値をフレーミングエラー検出回路5に
出力する。そのため、ストップビットt2として検出さ
れたビット位置のデータが“0”である場合には、シリ
アル/パラレル変換回路4からフレーミングエラー検出
回路5に入力されるカウント値が「9」となる。
【0041】フレーミングエラー検出回路5は、カウン
ト値「9」が入力されると、スタート/ストップビット
検出回路3にフレーミングエラー検出信号を出力する。
スタート/ストップビット検出回路3は、フレーミング
エラー検出信号が入力されると、ストップビットt2の
ビット位置として検出した、データが“0”のビット位
置をスタートビットt1として検出し直す。
【0042】したがって、フレーミングエラーとみなさ
れた場合には、ストップビットt2をスタートビットt
1として検出し直して、データの検出を行なうことによ
り、最初のスタートビットt1の検出位置が間違ってい
ても、フレーミングエラー毎にスタートビットt1の検
出位置がずれていくため、数回のフレーミングエラーに
より、本来のスタートビットt1を検出ことができる。
その結果、それ以降の受信データについては、正常にキ
ャラクタデータt3を検出、出力することができるた
め、受信したデータがすべてフレーミングエラーとなる
ことを避けることができる。
【0043】なお、上記実施の形態においては、調歩同
期方式により送受信されるデータとして、8ビットのキ
ャラクターデータt3の直前に、データが“0”のスタ
ートビットt1、直後にデータが“1”のストップビッ
トt2を付加した調歩同期方式のデータ構成としたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、調歩同期方式
により送受信されるデータのビット長、スタートビット
t1及びストップビットt2のビット長等は、予め送信
側と受信側とで取り決められたものであれば良く、特に
限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】請求項1〜6記載の発明によれば、エラ
ーが生じる度にストップビットの位置をスタートビット
の位置として検出し直すため、スタートビットの検出位
置を間違えて検出しても、その後、数回のエラーを繰り
返すだけで、本来のスタートビットを検出することがで
き、それ以降のデータを正常に検出することができる。
そのため、例えば、同一データが同一間隔で連続した調
歩同期方式によるデータを受信した際に、最初のスター
トビットの検出位置を間違えたとしても、その受信した
データ全てをエラーとみなしてしまうことを避けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態としての調歩同
期式データ通信装置1の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施の形態における調歩同期式データ通信装
置1により実行されるデータ受信処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】調歩同期式データ通信装置1におけるデータ検
出結果の一例を示すタイミングチャートである。
【図4】調歩同期式データの構成を示す図である。
【図5】従来の調歩同期式データ通信装置により実行さ
れるデータ検出処理を示すフローチャートである。
【図6】同一データが同一間隔で連続した調歩同期式デ
ータの具体例を示すタイミングチャートである。
【図7】従来の調歩同期式データ通信装置におけるデー
タ検出結果の一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 調歩同期式データ通信装置 2 クロック生成回路 3 スタート/ストップビット検出回路 4 シリアル/パラレル変換回路 5 フレーミングエラー検出回路 t1 スタートビット t2 ストップビット t3 キャラクタデータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調歩同期方式によるシリアルデータを受信
    する調歩同期式データ通信装置において、 前記シリアルデータからスタートビットと、該スタート
    ビット直後の所定ビット数のデータと、該所定ビット数
    のデータ直後のストップビットとを検出するデータ検出
    手段と、 前記データ検出手段により検出されたストップビットの
    ビット構成がエラービットであるか否かを判別するエラ
    ー判別手段と、 前記エラー判別手段によりストップビットがエラービッ
    トでないと判別された場合に、前記検出された所定ビッ
    ト数のデータをパラレルデータとして出力するデータ出
    力手段と、を備え、 前記データ検出手段は、前記エラー判別手段によりスト
    ップビットがエラービットであると判別された場合に
    は、前記ストップビットをスタートビットとして検出し
    直すことを特徴とする調歩同期式データ通信装置。
  2. 【請求項2】前記データ検出手段により検出されるデー
    タのビット数をカウントするカウント手段を更に備え、 このカウント手段は、ストップビットのビット構成がエ
    ラービットである場合には、前記データ検出手段により
    検出される所定ビット数のデータに、更にストップビッ
    トを含めたビット数をカウントし、 前記エラー判別手段は、前記所定ビット数より多いビッ
    ト数が前記カウント手段によりカウントされた場合に、
    ストップビットのビット構成がエラービットであると判
    別することを特徴とする請求項1記載の調歩同期式デー
    タ通信装置。
  3. 【請求項3】受信したシリアルデータに応じたクロック
    信号を生成するクロック生成手段を更に備え、 前記データ検出手段は、このクロック信号生成手段によ
    り生成されたクロック信号に同期して、前記シリアルデ
    ータからスタートビットと、該スタートビット直後の所
    定ビット数のデータと、該所定ビット数のデータ直後の
    ストップビットとを検出することを特徴とする請求項1
    または2記載の調歩同期式データ通信装置。
  4. 【請求項4】調歩同期方式によるシリアルデータを受信
    する調歩同期式データ通信方法において、 前記シリアルデータからスタートビットと、該スタート
    ビット直後の所定ビット数のデータと、該所定ビット数
    のデータ直後のストップビットとを検出するデータ検出
    工程と、 前記データ検出工程により検出されたストップビットの
    ビット構成がエラービットであるか否かを判別するエラ
    ー判別工程と、 前記エラー判別工程によりストップビットがエラービッ
    トでないと判別された場合に、前記検出された所定ビッ
    ト数のデータをパラレルデータとして出力するデータ出
    力工程と、を含み、 前記データ検出工程は、前記エラー判別工程によりスト
    ップビットがエラービットであると判別された場合に
    は、前記ストップビットをスタートビットとして検出し
    直すことを特徴とする調歩同期式データ通信方法。
  5. 【請求項5】前記データ検出工程により検出されるデー
    タのビット数をカウントするカウント工程を更に含み、 このカウント工程は、ストップビットのビット構成がエ
    ラービットである場合には、前記データ検出工程により
    検出される所定ビット数のデータに、更にストップビッ
    トを含めたビット数をカウントし、 前記エラー判別工程は、前記所定ビット数より多いビッ
    ト数が前記カウント工程によりカウントされた場合に、
    ストップビットのビット構成がエラービットであると判
    別することを特徴とする請求項4記載の調歩同期式デー
    タ通信方法。
  6. 【請求項6】受信したシリアルデータに応じたクロック
    信号を生成するクロック生成工程を更に含み、 前記データ検出工程は、このクロック信号生成工程によ
    り生成されたクロック信号に同期して、前記シリアルデ
    ータからスタートビットと、該スタートビット直後の所
    定ビット数のデータと、該所定ビット数のデータ直後の
    ストップビットとを検出することを特徴とする請求項4
    または5記載の調歩同期式データ通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014124245A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Hoya Corp 内視鏡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014124245A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Hoya Corp 内視鏡
US9591198B2 (en) 2012-12-25 2017-03-07 Hoya Corporation Endoscope for outputting signal

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