JPH05167573A - 同期はずれ検出装置 - Google Patents

同期はずれ検出装置

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JPH05167573A
JPH05167573A JP3329153A JP32915391A JPH05167573A JP H05167573 A JPH05167573 A JP H05167573A JP 3329153 A JP3329153 A JP 3329153A JP 32915391 A JP32915391 A JP 32915391A JP H05167573 A JPH05167573 A JP H05167573A
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JP
Japan
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circuit
synchronization
frame
identification data
determination
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Withdrawn
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JP3329153A
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Inventor
Hiroshi Yoshida
洋 吉田
Noboru Yajima
昇 矢島
Yasuko Komuro
康子 小室
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、各フレームごとにフレーム識別デ
ータが挿入されたマルチフレーム構成のディジタル信号
を受信する受信装置において、受信信号の同期はずれを
検出する同期はずれ検出装置に関し、短時間に、かつ、
正確に、受信信号の同期はずれを検出することができる
同期はずれ検出装置を提供することを目的とする。 【構成】 一致判定手段11と、変化判定手段12と、
同期はずれ判定手段13とを設け、各フレームごとに、
フレーム識別データFIDと期待値との一致性を判定す
るとともに、フレーム識別データの変化の正常性を判定
し、「不一致」と「異常」の少なくとも一方が生じた場
合、同期はずれと判定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各フレームごとにフ
レーム識別データが挿入されたマルチフレーム構成のデ
ィジタル信号を受信する受信装置において、受信信号の
同期はずれを検出する同期はずれ検出装置に関する。
【0002】一般に、有線伝送システムにおいては、送
信装置と受信装置は非同期となっている。したがって、
このシステムの受信装置で受信信号を処理する場合に
は、受信信号との同期をとる必要がある。
【0003】受信信号との同期をとるには、同期はずれ
検出装置を設け、受信信号の同期がはずれたら、そのサ
ンプリング位相を制御する必要がある。
【0004】
【従来の技術】近年、有線伝送システムにおいては、信
号伝送のディジタル化が図られている。このようなディ
ジタル有線伝送システムにおいては、複数のディジタル
信号を伝送する場合、時分割多重して伝送するようにな
っている。
【0005】この場合、多重信号は、一般に、複数のバ
イトごとにフレーム化され、さらに、複数のフレームを
バイト多重することによりマルチフレーム化されるよう
になっている。
【0006】従来のディジタル有線伝送システムにおい
ては、図6に示すように、マルチフレームMFの先頭フ
レームF1 にマルチフレーム検出データMFDを挿入
し、このマルチフレーム検出データMFDを検出するこ
とにより、同期はずれを検出するようになっている。
【0007】これに対し、SONETや新同期システム
といった新しいディジタル有線伝送システムにおいて
は、図7に示すように、マルチフレーム検出データMF
Dの代わりに、各フレームF1 〜F4 ごとに、フレーム
識別データFIDが挿入されるようになっている。
【0008】このフレーム識別データFIDは、マルチ
フレームMFが4つのフレームF1 〜F4 からなる場
合、例えば、フレーム識別バイトの下位2ビットを使っ
て、次のように表される。 F1 …“00”、F2 …“01”、F3 …“10”、F
4 …“11”
【0009】このように、各フレームF1 〜F4 ごとに
フレーム識別データFIDが挿入されたディジタル信号
を受信する場合、同期はずれをどのようにして検出する
かが問題となる。
【0010】現在のところ、これに関しては、具体的な
方法が考えられていないが、例えば、次ような2つの方
法が考えられる。
【0011】第1の方法は、従来のディジタル有線伝送
システムと同様、4フレームごとに特定のフレーム識別
データFIDを検出することにより、同期はずれを検出
する方法である。
【0012】第2の方法は、フレーム識別データFID
の遷移が、“00”→“01”→“10”→“11”と
なるか否かを判定することにより、同期はずれを検出す
る方法である。
【0013】しかし、第1の方法は、マルチフレームM
F単位で同期はずれを検出するため、検出時間が長くな
るという問題がある。
【0014】また、この方法の場合、サンプリング中の
フレームに、偶然、検出中のフレーム識別データFID
が入っていると、同期がはずれているにもかかわらず、
同期がとれていると判定されてしまう危険性が高い。
【0015】これに対し、第2の方法は、全てのフレー
ム識別データFIDを検出するようになっているため、
上述したような誤検出が生じる可能性は低い。
【0016】しかし、この方法も、第1の方法と同様、
マルチフレーム単位で同期はずれを検出するため、検出
時間が長いという問題を有する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、現
在のところ、各フレームごとにフレーム識別データFI
Dが挿入されたマルチフレーム構成のディジタル信号の
同期はずれを、短時間に、かつ、正確に検出可能な方法
が考えられていない。
【0018】そこで、この発明は、上述したようなディ
ジタル信号の同期はずれを短時間に、かつ、正確に検出
可能な同期はずれ検出装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に係る
発明の原理構成を示すブロック図である。
【0020】図において、11は、各フレームごとに、
フレーム識別データFIDとその期待値とが一致するか
否かを判定する一致判定手段である。
【0021】12は、各フレームごとに、フレーム検出
データFIDの変化が正常か否かを判定する変化判定手
段である。
【0022】13は、一致判定手段11の判定結果が
「不一致」の場合と変化判定手段12の判定結果が「異
常」の場合の少なくとも一方が生じたとき、受信信号の
同期はずれと判定する同期はずれ判定手段である。
【0023】
【作用】上記構成においては、各フレームごとに、フレ
ーム識別データFIDとその期待値との一致性が判定さ
れるとともに、フレーム検出データFIDの変化の正常
性が判定される。
【0024】この判定において、「不一致」と「異常」
の少なくとも一方の判定結果が得られれば、同期はずれ
と判定され、「一致」と「正常」の両方の判定結果が得
られたときだけ、同期がとれていると判定される。
【0025】このような構成によれば、マルチフレーム
単位ではなく、フレーム段階で同期はずれを検出する構
成であるため、短時間に同期はずれを検出することがで
きる。
【0026】また、期待値との一致性を判定する構成に
加え、変化の正常性を判定する構成を有するので、期待
値とフレーム識別データFIDとが偶然一致したとして
も、同期がとれていると判定されてしまうことを極力防
止することができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。
【0028】図2は、この発明の第1の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0029】図において、21は、受信信号の各フレー
ムからサンプリングされたフレーム識別データFIDが
供給されるデータ入力端子である。
【0030】22は、上記フレーム識別データFIDに
同期したフレーム周期のクロック信号Cが供給されるク
ロック入力端子である。
【0031】23は、データ入力端子21に供給される
フレーム識別データFIDとその期待値とが一致するか
否かを判定する一致判定回路である。
【0032】24は、データ入力端子21に供給される
フレーム識別データFIDの変化が正常か否かを判定す
る変化判定回路である。
【0033】この変化判定回路24は、現在のフレーム
識別データFIDと前回のフレーム識別データFIDと
が一致するか否かを判定することにより、変化の有無を
判定し、この変化の有無により変化の正常性を判定する
ように構成されている。
【0034】すなわち、変化があれば「正常」と判定
し、変化が無ければ「異常」と判定するようになってい
る。
【0035】25は、一致判定回路23と変化判定回路
24の判定結果に基づいて、受信信号の同期はずれが発
生したか否かを判定する同期はずれ判定回路である。
【0036】この同期はずれ判定回路25は、一致判定
回路23の判定結果が「不一致」の場合と変化判定回路
24の判定結果が「異常」の場合の少なくとも一方が生
じると(以下、これを「同期はずれ検出条件」とい
う)、「同期はずれ」と判定するように構成されてい
る。
【0037】また、この同期はずれ判定回路25は、判
定結果の信頼性を高めるために、同期はずれ検出条件
が、例えば、連続して5回成立した場合に初めて「同期
はずれ」と判定するように構成されている。
【0038】さらに、この同期はずれ判定回路25は、
「同期はずれ」と判定するとアラーム信号ARを出力す
るように構成されている。
【0039】このアラーム信号ARは、図示しないフレ
ーム識別データFIDのサンプリング回路に供給され、
サンプリング位相の制御に供される。これにより、受信
信号の同期がとられることになる。
【0040】上記一致判定回路23は、期待値発生回路
231と比較回路232により構成される。
【0041】期待値発生回路231は、スイッチ回路1
Aと、ラッチ回路2Aと、加算回路3Aにより構成され
る。
【0042】スイッチ回路1Aは、通常は、加算回路3
A側に接続され、フレーム識別データFIDのサンプリ
ング位相が切り換えられると、データ入力端子21に接
続されるように構成されている。
【0043】但し、この切換えは、1サンプル分のフレ
ーム識別データFIDを取り込むまでであり、1サンプ
ル分のフレーム識別データFIDの取込みが終了する
と、スイッチ1Aは、再び、加算回路3A側に接続され
るようになっている。
【0044】フレーム識別データFIDのサンプリング
位相は、上述したアラーム信号ARが発生している期
間、所定の周期で繰り返し切り換えられるようになって
いる。この周期については、後述する。
【0045】スイッチ回路1Aの選択出力は、クロック
入力端子22に供給されるクロック信号Cに同期して、
ラッチ回路2Aにラッチされる。このラッチデータは、
加算回路3Aにより“1”を加算された後、スイッチ回
路1Aを介して再びラッチ回路2Aにラッチされる。
【0046】これにより、ラッチ回路2Aのラッチデー
タは、クロック信号Cに同期して順次“1”ずつ更新さ
れる。その結果、取り込んだフレーム識別データFID
を初期値とする期待値が生成される。
【0047】比較回路232は、データ入力端子21に
供給されるフレーム識別データFIDと期待値発生回路
231から出力される期待値とを比較することにより、
両者が一致するか否かを判定する。
【0048】この比較回路232は、2つの出力端子
A,Bを有する。各出力端子A,Bの出力レベルは、判
定結果が「一致」の場合は、それぞれ“L”レベル,
“H”レベルとなる。これに対し、判定結果が「不一
致」の場合は、それぞれ“H”レベル、“L”レベルと
なる。
【0049】上記変化判定回路24は、ラッチ回路24
1と比較回路242により構成される。
【0050】ラッチ回路241は、データ入力端子21
に供給されるフレーム識別データFIDを、クロック入
力端子22に供給されるクロック信号Cに同期してラッ
チするように構成されている。
【0051】比較回路242は、データ入力端子21に
供給される現在のフレーム識別データFIDとラッチ回
路241にラッチされている前回のフレーム識別データ
FIDとの一致するか否かを判定することにより、フレ
ーム識別データFIDの変化の正常性を判定するように
構成されている。
【0052】この比較回路242も2つの出力端子C,
Dを有する。各出力端子C,Dの出力レベルは、判定結
果が「正常」の場合(「変化有り」の場合)は、それぞ
れ““L”レベル,“H”レベルとなる。これに対し、
判定結果が「異常」の場合(「変化無し」の場合)は、
それぞれ“H”レベル,“L”レベルとなる。
【0053】上記同期はずれ判定回路25は、オア回路
251と、アンド回路252,254,258と、カウ
ンタ253,257と、インバータ255,259と、
RSフリップフロップ回路256により構成されてい
る。
【0054】オア回路251は、比較回路232の出力
端子Aの出力と比較回路242の出力端子Cの出力との
論理和をとるようになっている。したがって、このオア
回路251の出力が“H”レベルになったとき、同期は
ずれ検出条件が成立したことになる。
【0055】アンド回路252は、比較回路232の出
力端子Bの出力と比較回路242の出力Dの出力との論
理積をとるようになっている。したがって、このアンド
回路252の出力が“H”レベルになったとき、同期は
ずれ検出条件が成立していないことになる。
【0056】オア回路251の出力は、カウンタ253
のクロック端子CKに供給され、アンド回路252の出
力はカウンタ253のリセット端子Rに供給される。
【0057】これにより、カウンタ253は、同期はず
れ検出条件が成立するためびにカウントアップし、この
条件が成立しないとリセットされる。
【0058】カウンタ253の第1ビット目と第3ビッ
ト目の出力は、そのままアンド回路254に供給され、
第2ビット目の出力は、インバータ255を介してアン
ド回路254に供給される。
【0059】これにより、アンド回路254の出力は、
カウンタ253のカウント値が“5”になったとき、
“H”レベルとなる。言い換えれば、アンド回路254
の出力は、同期はずれ検出条件が連続して5回成立した
とき、“H”レベルとなる。
【0060】アンド回路254の出力は、RSフリップ
フロップ回路256のセット端子Sに供給されている。
これにより、RSフリップフロップ回路256は、同期
はずれ検出条件が、連続して5回成立すると、セット状
態となる。
【0061】RSフリップフロップ回路256がセット
状態となると、その出力端子Qから出力されるアラーム
信号ARが“H”レベルとなる。これにより、フレーム
識別データFIDのサンプリング回路に同期はずれが発
生したことが通知される。
【0062】その結果、このサンプリング回路では、所
定の周期でサンプリング位相の切換えが実行される。
【0063】アンド回路254の出力は、さらに、スイ
ッチ回路1Aに供給されている。このスイッチ回路1A
は、アンド回路254の出力が“H”レベルになると、
1サンプル期間だけデータ入力端子21側に接続され
る。
【0064】これにより、アンド回路254の出力が
“H”レベルになると、1サンプル分のフレーム識別デ
ータFIDが、ラッチ回路2Aにラッチされる。
【0065】すなわち、この実施例では、サンプリング
位相の切換えに基づいて、スイッチ回路1Aの接続状態
を周期的に切り換える場合、サンプリング位相の最初の
切換え時は、アンド回路254の出力に基づいて、切り
換えるようになっている。
【0066】上記オア回路251の出力は、また、カウ
ンタ257のリセット端子Rに供給され、アンド回路2
52の出力はカウンタ253のクロック端子CKに供給
される。
【0067】これにより、カウンタ257は、同期はず
れ検出条件が成立しないと、順次カウントアップし、同
期はずれ検出条件が成立すると、それが成立するたびに
リセットされる。
【0068】このカウンタ257のカウント値が“5”
になると、RSフリップフロップ回路256がリセット
される。これにより、アラーム信号ARが“L”レベル
に設定される。
【0069】この場合のカウント値の検出も、カウンタ
253のカウント値の検出と同様、アンド回路258と
インバータ259によりなされる。
【0070】上記構成において、図3を参照しながら同
期はずれ検出動作を説明する。
【0071】図3は、各サンプリングタイミングTn
(n=1,2,…)ごとに、フレーム識別データFID
と、期待値と、比較回路232,242の判定結果と、
カウンタ253,257のカウント値の変化の様子を示
すものである。
【0072】今、図3のサンプリングタイミングT1
で、スイッチ回路1Aがデータ入力端子21に接続され
ているとする。
【0073】これにより、データ入力端子21に供給さ
れるフレーム識別データFIDがスイッチ回路1Aを介
してラッチ回路2Aにラッチされる。
【0074】その結果、比較回路232においては、
“00”同士の比較がなされるので、判定結果は「一
致」となる。
【0075】これに対し、比較回路242の判定結果
は、ラッチ回路241のラッチデータが不定なので、不
定となる。これにより、カウンタ253のカウント値も
不定となる。
【0076】次のサンプリングタイミングT2では、ス
イッチ回路1Aは、加算回路3A側に接続される。これ
により、ラッチ回路2Aにラッチされる期待値は“0
1”となる。
【0077】この場合、フレーム識別データFIDも、
“01”となっているので、比較回路232の判定結果
は、「一致」となる。また、比較回路242の判定結果
は「正常」となる。これにより、カウンタ253はリセ
ットされ、カウンタ257のカウント値は“1”とな
る。
【0078】以下、サンプリングタイミングT5まで
は、フレーム識別データFIDが正常に遷移するので、
比較回路232の判定結果は、常に、「一致」となり、
比較回路242の判定結果は、常に、「正常」となる。
【0079】これにより、カウンタ253のカウント値
は“0”に保持され、カウンタ257のカウント値は、
順次増大し、サンプリングタイミングT5では、“4”
となる。
【0080】サンプリングタイミングT6では、フレー
ム識別データFIDは、本来のパターン“01”ではな
く、“00”となっている。
【0081】これにより、比較回路232の判定結果が
「不一致」となり、比較回路242の判定結果が「異
常」となって、同期はずれ検出条件が成立する。その結
果、カウンタ253のカウント値が“1”となり、カウ
ンタ257はリセットされる。
【0082】この状態は、その後も続くので、カウンタ
253のカウント値は、順次増大し、カウンタ257の
カウント値は、“0”に保持される。
【0083】なお、サンプリングタイミングT9では、
期待値がフレーム識別データFIDと同じ“00”とな
るので、比較回路253の判定結果は「一致」となる。
【0084】しかし、サンプリングタイミングT8のフ
レーム識別データFIDも“00”であるので、比較回
路242の判定結果は、「異常」となる。
【0085】したがって、この場合であっても、同期は
ずれ検出条件が成立し、カウンタ253のカウント値は
増大し、カウンタ257のカウント値は“0”に保持さ
れる。
【0086】サンプリングタイミングT10になると、
カウンタ253のカウント値が“5”になるので、アラ
ーム信号ARが“H”レベルとなる。これにより、フレ
ーム識別データFIDのサンプリング位相が制御され
る。
【0087】図3には、この位相制御により、サンプリ
ングタイミングT11におけるフレーム識別データFI
Dが“00”から“11”に変わった場合を示す。
【0088】このサンプリングタイミングT11では、
スイッチ回路1Aがアンド回路254の出力により、デ
ータ入力端子21側に接続されるので、ラッチ回路2A
には、“11”がラッチされる。
【0089】これにより、サンプリングタイミングT1
1以降では、期待値が、“11”を初期値として、順
次、“11”→“00”→“01”→“10”…と遷移
する。
【0090】図3には、アラーム信号ARが“H”レベ
ルになった直後の位相制御により、同期がとれた場合を
示す。
【0091】これにより、サンプリングタイミングT1
1以降では、フレーム識別データFIDも順次、“1
1”→“00”→“01”→“10”…と遷移するの
で、サンプリングタイミングT15でカウンタ257の
カウント値が“5”となる。
【0092】これにより、アラーム信号ARが“L”レ
ベルに設定され、サンプリング位相の制御が解除され
る。
【0093】なお、サンプリング位相の制御周期は、5
フレーム周期より大きな周期に設定されている。
【0094】これは、この周期を5フレーム周期より小
さくすると、サンプリング位相の切換えにより、同期が
とれた場合であっても、カウンタ257のカウント値が
“5”になる前に、次の位相切換えが実行される結果、
再び、同期がはずれてしまうからである。
【0095】以上詳述したこの実施例によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0096】(1)マルチフレーム単位ではなく、フレ
ーム段階で同期はずれを検出するようにしたので、同期
はずれ検出時間を短縮することができる。
【0097】原理的には、2フレーム分の時間で同期は
ずれを検出することができる。これにより、フレーム数
が多くなればなるほど、従来より、大幅に同期はずれ検
出時間を短縮することができる。
【0098】(2)また、一致判定回路23に加え、変
化判定回路24を設けるようにしたので、フレーム識別
データFIDが偶然期待値と一致する場合であっても、
同期がとれていると誤判定されることを防止することが
できる。
【0099】(3)また、同期はずれ検出条件が複数回
成立したとき初めて「同期はずれ」と判定するようにし
たので、同期はずれ検出結果の信頼性を向上させること
ができる。
【0100】(4)また、フレーム段階で同期はずれを
検出するようにしたので、上記のように、信頼性向上機
能を持たせても、同期はずれ検出時間が長くなるのえを
防止することができる。
【0101】図4は、この発明の第2の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0102】先の実施例では、2ビット単位で期待値と
の一致性と変化の正常性を判定する場合を説明した。こ
れに対し、この実施例は、ビット単位でこれらの判定を
行うようにしたものである。
【0103】なお、図4において、先の図2と同一機能
を果たす部分には同一符号を付す。
【0104】図において、31は、2ビットのシリアル
データとしてデータ入力端子21に供給されるフレーム
識別データFIDをパラレルデータに変換するシリアル
/パラレル変換回路である。
【0105】32Uは、パラレルデータに変換されたフ
レーム識別データFIDの上位ビットの判定処理を行う
上位ビット判定回路であり、33Lは、同じく、下位ビ
ットの判定処理を行う下位ビット判定回路である。
【0106】各判定回路32U,32Lは、図2の装置
と同様、一致判定回路23と変化判定回路24とを有す
る。
【0107】ここで、下位ビット判定回路32Lの一致
判定回路23と変化判定回路24の構成は、基本的に
は、図2の構成と同じである。
【0108】これに対し、上位ビット判定回路32Uに
おいては、一致判定回路23の構成は、図2の構成と同
じであるが、変化判定回路24の構成は、図2の構成と
は異なる。
【0109】すなわち、上位ビット判定回路32Uの変
化判定回路23においては、図2の変化判定回路23に
ラッチ回路243を新たに付加した構成を有する。
【0110】これは、上位ビットの場合、1フレーム単
位ではなく、2フレーム単位でパターンが変化するから
である。
【0111】すなわち、上位ビットがこのような変化パ
ターンを有するために、フレームごとに、変化の有無を
判定する構成では、変化の正常性を判定することができ
ない。
【0112】そこで、この実施例では、ラッチ回路を2
段にし、連続する3フレーム分のデータを比較すること
により、変化の正常性を判定するようになっている。
【0113】この場合、比較回路242は、3フレーム
分のデータパターンが“001”,“011”,“11
0”,“100”となれば、「正常」と判定し、それ以
外の場合は、「異常」と判定するように構成されてい
る。
【0114】図4の同期はずれ判定回路25は、基本的
には、図2の同期はずれ判定回路25と同じ構成を有す
る。
【0115】しかし、この図4の同期はずれ判定回路2
5においては、図2のオア回路251とアンド回路25
2の代わりに、オア回路260,261,268、イン
バータ262〜265、アンド回路266,267,2
69が設けられるようになっている。
【0116】ここで、オア回路260は、上位ビット判
定回路32Uにおいて、同期はずれ検出条件の成立した
ことを検出する回路であり、オア回路261は、下位ビ
ット判定回路32Lにおいて、同期はずれ検出条件が成
立したことを検出する回路である。
【0117】また、オア回路268は、各オア回路26
0,261の出力の論理和をとることにより、カウンタ
253のクロック入力とカウンタ257のリセット入力
を得る回路である。
【0118】また、インバータ262,263とアンド
回路266は、上位ビット判定回路32Uにおいて、同
期はずれ検出条件が成立していないことを検出する回路
であり、インバータ264,265とアンド回路267
は、下位ビット判定回路32Lにおいて、て、同期はず
れ検出条件が成立していないことを検出する回路であ
る。
【0119】また、アンド回路269は、アンド回路2
66,267の出力の論理積をとることにより、カウン
タ253のリセット入力と、カウンタ257のクロック
入力を得る回路である。
【0120】なお、インバータ262〜265は、「一
致」と「正常」の判定結果として、「不一致」と「異
常」の判定結果と同様、“H”レベルの信号を得るため
に設けられたものである。
【0121】すなわち、図5においては、比較回路23
2,242の出力端子として、それぞれA,Cだけが用
いられるようになっている。
【0122】したがって、このままでは、「一致」と
「正常」の判定結果は、“L”レベルの信号により表さ
れることになる。
【0123】しかし、このままでは、カウンタ253,
257を駆動することができない。
【0124】そこで、インバータ343〜346を挿入
し、「一致」と「正常」の判定結果として、“H”レベ
ルの信号を得るようにしているわけである。
【0125】上述したような構成によれば、少なくとも
一方のビットで同期はずれ検出条件が成立すれば、カウ
ンタ253がカウントアップし、カウンタ257はリセ
ットされる。
【0126】これに対し、いずれのビットでも同期はず
れ検出条件が成立しなければ、カウンタ253はリセッ
トされ、カウンタ257はカウンタアップする。
【0127】この様子を図5に示す。なお、図5におい
ては、フレーム識別データFIDの遷移パターンとし
て、図3の変化パターンと同じものを示す。
【0128】図5のサンプリングタイミングT2では、
上位ビット判定回路32Uにおけるのラッチ回路241
のラッチデータが不定なので、比較回路242の判定結
果も不定となる。これにより、カウンタ253,257
のカウント値も不定となる。
【0129】サンプリングタイミングT3〜T5では、
上位ビット及び下位ビットのいずれにおいても、同期は
ずれ検出条件が成立しないので、カウンタ253がカウ
ントアップする。
【0130】サンプリングタイミングT6では、上位ビ
ットにおいては、同期はずれ検出条件が成立しないが、
下位ビットにおいて、この条件が成立する。これによ
り、カウンタ253のカウント値は“1”となり、カウ
ンタ257はリセットされる。
【0131】サンプリングタイミングT7〜T10で
は、上位ビットと下位ビットの両方で、同期はずれ検出
条件が成立するので、カウンタ253は順次カウントア
ップし、カウンタ257のカウント値は“0”に保持さ
れる。
【0132】これにより、サンプリングタイミングT1
0では、アラーム信号ARが“H”レベルとなる。
【0133】以下、サンプリングタイミングT12にお
いて、同期はずれ検出条件が成立するものの、それ以降
のタイミングでは、この条件が成立しないので、サンプ
リングタイミングT17で、アラーム信号ARが“L”
レベルとなる。
【0134】この実施例においても、先の実施例と同様
の効果を得ることができることは勿論、各ビットごとに
判定処理を行っているため、先の実施例より判定精度を
高めることができる。
【0135】以上この発明の2つの実施例を詳細に説明
したが、この発明は、上述したような実施例に限定され
るものではない。
【0136】(1)例えば、先の実施例では、同期はず
れ検出条件が連続して複数回成立したとき、同期はずれ
と判定する場合を説明した。
【0137】しかし、この発明では、例えば、予め定め
た期間内に、同期はずれ検出条件が予め定めた回数成立
したとき、同期はずれと判定するようにしてもよい。
【0138】(2)また、この発明では、同期はずれ検
出条件が1回成立したとき、同期はずれと判定するよう
にしてもよい。
【0139】(3)このほかにも、この発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0140】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
短時間にかつ正確に同期はずれを検出することが可能な
同期はずれ検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の動作を説明するための図である。
【図4】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の動作を説明するための図である。
【図6】従来の同期はずれ検出方法を説明するための図
である。
【図7】従来の同期はずれ検出方法を説明するための図
でる。
【符号の説明】
11 一致判定手段 12 変化判定手段 13 同期はずれ判定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各フレームごとにフレーム識別データが
    挿入されたマルチフレーム構成のディジタル信号を受信
    する受信装置に設けられ、受信信号の同期はずれを検出
    する同期はずれ検出装置において、 前記フレームごとに、前記フレーム識別データ(FID) と
    その期待値とが一致するか否かを判定する一致判定手段
    (11)と、 前記フレームごとに、前記フレーム検出データ(FID) の
    変化が正常か否かを判定する変化判定手段(12)と、 前記一致判定手段(11)の判定結果が不一致の場合と前記
    変化判定手段(12)の判定結果が異常の場合の少なくとも
    一方が生じたとき、前記受信信号の同期はずれと判定す
    る同期はずれ判定手段(13)とを具備したことを特徴とす
    る同期はずれ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記同期はずれ判定手段(13)は、前記一
    致判定手段(11)の判定結果が不一致の場合と前記変化判
    定手段(12)の判定結果が異常の場合の少なくとも一方
    が、予め定めた回数生じた場合に、前記受信信号の同期
    はずれと判定するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の同期はずれ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記一致判定手段(11)は、前記フレーム
    識別データ(FID) の各ビットごとに、前記期待値との一
    致性を判定するように構成され、 前記変化判定手段(12)は、前記フレーム識別データ(FI
    D) の各ビットごとに、変化の正常性を判定するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の同期は
    ずれ検出装置。
JP3329153A 1991-12-12 1991-12-12 同期はずれ検出装置 Withdrawn JPH05167573A (ja)

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