JPH08256181A - バースト通信用自動利得リセット回路 - Google Patents

バースト通信用自動利得リセット回路

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JPH08256181A
JPH08256181A JP7059559A JP5955995A JPH08256181A JP H08256181 A JPH08256181 A JP H08256181A JP 7059559 A JP7059559 A JP 7059559A JP 5955995 A JP5955995 A JP 5955995A JP H08256181 A JPH08256181 A JP H08256181A
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signal
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circuit
burst signal
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JP7059559A
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Manabu Otsuka
学 大塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はバースト通信用自動利得リセット回
路に関し、バースト信号の受信終了から所定期間後に自
動利得制御回路のリセットを行い、次のバースト信号の
受信時に誤りのない信号識別を行うことができることを
目的とする。 【構成】 バースト通信用自動利得制御リセット回路
は、複数の従回線終端装置とバースト通信を行う主回線
終端装置の自動利得制御回路のリセットを行う。バース
ト検出手段61,63,64は、バースト信号の受信の
開始又は終了を検出する。リセット信号生成手段65,
67は、上記検出のタイミングから所定期間後のバース
ト信号受信終了後にリセット信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバースト通信用自動利得
制御リセット回路に関し、バースト通信の自動利得制御
回路のリセットを行う回路に関する。近年の通信の普及
に伴い、線路設備や回線終端設備の低コスト化が要求さ
れている。このため、通信方式として双方向時分割多重
通信方式や時分割多重通信方式等のバースト通信方式が
開発され、これら方式がもちいられることで各設備が多
重利用され、加入者当たりの設備コストの低価格化が図
られている。
【0002】
【従来の技術】双方向時分割多重通信方式や時分割多重
通信方式(TDMA)のバースト通信方式では、受信側
の装置において多重化された各バースト信号の振幅が異
なる場合があるため、受信部に自動利得制御(AGC)
回路を設け、各バースト信号の振幅に応じて受信利得を
制御している。上記の制御方法としては、通信速度の高
速化に伴ってAGC回路の高速応答性が要求されている
ことから、各バースト信号を受信する前にAGC回路を
リセットし、AGC回路の利得を最大とした状態で各バ
ースト信号を待ち受け、AGC回路の高速応答を実現し
ている。
【0003】例えば1つの主回線終端装置と2つの従回
線終端装置との間で双方向時分割多重通信を行う場合、
主回線終端装置は図7(A)に示すゾーンZ1で第1,
第2の従回線終端装置に対する下りデータD1,D2を
送出し、第1の従回線終端装置は同図(C)に示すゾー
ンZ2で主回線終端装置に対する上りデータU1を送出
し、第2の従回線終端装置は同図(D)に示すゾーンZ
3で主回線終端装置に対する上りデータU2を送出す
る。
【0004】主回線終端装置では第1,第2の従回線終
端装置までの距離による遅延時間がわからないため、ゾ
ーンZ1では下りデータD1,D2の送出直後の同図
(B)に矢印で示すタイミングでAGC回路のリセット
を行った後は、受信バースト信号U1,U2のタイミン
グに拘らずゾーンZ2,Z3夫々の終了タイミングでA
GC回路のリセットを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】AGC回路はピーク検
出回路と直流フィードバック回路とを有しており、ピー
ク検出値と直流フィードバック値との中間値を信号識別
用の閾値としている。ここで、第1のバースト信号を受
信した後、次の第2のバースト信号を受信しようとする
ときのAGC回路のリセットについて考える。これから
受信しようとする第2のバースト信号の直前でリセット
を行うと、第1のバースト信号の受信後リセットまでの
時間が長くなり、AGC回路内のピーク検出値が徐々に
低下し、これによって直流フィードバック値が変化して
しまい、上記ピーク検出値と直流フィードバック値との
中間値である閾値が第1のバースト信号の受信時から変
化してしまい、第2のバースト信号の信号識別を誤るお
それがある。このため、AGC回路のリセットは第1の
バースト信号受信直後に行うべきである。
【0006】しかし、従来は受信するバースト信号のタ
イミングに拘らず、例えばゾーンZ2,Z3の終了時等
の一定タイミングでAGC回路のリセットを行ってお
り、このためにバースト信号の受信後リセットを行うま
での時間が長くなり、閾値が変化して信号識別を誤るお
それがあるという問題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
バースト信号の受信終了から所定期間後に自動利得制御
回路のリセットを行い、次のバースト信号の受信時に誤
りのない信号識別を行うことができるバースト通信用自
動利得リセット回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の従回線終端装置とバースト通信を行う主回線
終端装置の自動利得制御回路のリセットを行うバースト
通信用自動利得制御リセット回路において、バースト信
号の受信の開始又は終了を検出するバースト検出手段
と、上記検出のタイミングから所定期間後のバースト信
号受信終了後にリセット信号を生成するリセット信号生
成手段とを有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記バースト検
出手段は、前記バースト信号のフレーム同期信号のビッ
トパターンを検出してバースト信号の開始を検出する。
請求項3に記載の発明は、前記バースト検出手段は、前
記バースト信号に存在しないビットパターンを検出して
バースト信号の終了を検出する。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記バースト検
出手段は、前記バースト信号のレベルが閾値を越えたと
き、バースト信号の開始を検出する。請求項5に記載の
発明は、前記バースト検出手段は、前記バースト信号の
レベルが閾値未満となったとき、バースト信号の終了を
検出する。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項2のバー
スト検出手段で検出されたバースト信号の開始タイミン
グからリセット信号生成手段で生成したリセット信号
と、請求項3のバースト検出手段で検出されたバースト
信号の終了タイミングからリセット信号生成手段で生成
したリセット信号とを論理演算してリセット信号を生成
する論理回路を有し、上記論理回路の出力するリセット
信号で自動利得制御回路のリセットを行う。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項4のバー
スト検出手段で検出されたバースト信号の開始タイミン
グからリセット信号生成手段で生成したリセット信号
と、請求項5のバースト検出手段で検出されたバースト
信号の終了タイミングからリセット信号生成手段で生成
したリセット信号とを論理演算してリセット信号を生成
する論理回路を有し、上記論理回路の出力するリセット
信号で自動利得制御回路のリセットを行う。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明においては、バースト信
号の受信の開始又は終了の検出に基づき上記バースト信
号の受信終了後にリセットを行うため、バースト信号の
受信終了直後に自動利得制御回路のリセットを行うこと
ができ、次のバースト信号の信号識別の閾値が変化する
ことを防止でき、誤りのない信号識別が可能となる。
【0014】請求項2に記載の発明においては、フレー
ム同期信号のビットパターンを検出て、ディジタル的に
バースト信号の開始を正確に検出できる。請求項3に記
載の発明においては、バースト信号に存在しないビット
パターンを検出して、ディジタル的にバースト信号の終
了を正確に検出できる。
【0015】請求項4に記載の発明においては、バース
ト信号のレベルからアナログ的にバースト信号の開始を
検出でき、構成が簡単になる。請求項5に記載の発明に
おいては、バースト信号のレベルからアナログ的にバー
スト信号の終了を検出でき、構成が簡単になる。
【0016】請求項6に記載の発明においては、バース
ト信号のディジタル的な開始検出に基づくリセット信号
と、バースト信号のディジタル的な終了検出に基づくリ
セット信号とから実際に自動利得制御回路をリセットす
る信号を生成するため、リセット信号の精度が向上す
る。
【0017】請求項7に記載の発明においては、バース
ト信号のアナログ的な開始検出に基づくリセット信号
と、バースト信号のアナログ的な終了検出に基づくリセ
ット信号とから実際に自動利得制御回路をリセットする
信号を生成するため、リセット信号の精度が向上する。
【0018】
【実施例】まず、時分割多重通信方式及び双方向時分割
多重通信方式について説明する。図2(A)に示す時分
割多重通信方式では、主回線終端装置20は線路部23
aに下りデータを送出し、この下りデータは接続部2
4、線路部23b,23c夫々を通して従回線終端装置
21,22夫々に供給される。従回線終端装置21,2
2夫々のAGC回路24,25夫々はAGCリセット回
路26,27によりリセットされて、線路部23b,2
3cより供給される受信バースト信号の利得制御を行
う。
【0019】また、従回線終端装置21,22夫々は線
路部28b,28c夫々に上りデータを送出し、これら
の上りデータは接続部29、線路部28aを通して主回
線終端装置20に供給される。主回線終端装置20のA
GC回路30はAGCリセット回路31によりリセット
されて、線路部28aより供給される受信バースト信号
の利得制御を行う。
【0020】図2(B)に示す双方向時分割多重通信方
式では、主回線終端装置40は多重分離部線路部42a
に下りデータを送出し、この下りデータは接続部43、
線路部42b,42c夫々を通して従回線終端装置4
5,46夫々に供給される。従回線終端装置45,46
夫々のAGC回路47,48夫々はAGCリセット回路
49,50によりリセットされて、線路部42b,42
cより供給され多重分離部51,52で分離された受信
バースト信号の利得制御を行う。
【0021】また、従回線終端装置45,46夫々は多
重分離部51,52夫々から線路部42b,42c夫々
に上りデータを送出し、これらの上りデータは接続部4
3、線路部43aを通して主回線終端装置40に供給さ
れる。主回線終端装置40のAGC回路53はAGCリ
セット回路54によりリセットされて、線路部42aよ
り供給され、多重分離部41で分離された受信バースト
信号の利得制御を行う。
【0022】なお、上りデータ及び下りデータのバース
ト信号は固定長のフレーム単位で伝送され、各フレーム
は先頭のヘッダ部と後続のデータ部とから構成されてい
る。ヘッダ部にはフレーム同期をとるための固定パター
ンのフレーム同期信号が設けられている。
【0023】図1は本発明回路の第1実施例のブロック
図を示す。同図中、端子60にはAGC回路から出力さ
れた受信バースト信号が入来し、シフトレジスタ61及
びPLL(フェーズロックトループ)62に供給され
る。PLL62は受信バースト信号のクロック成分を抽
出し、この抽出クロックに同期したクロックを生成して
シフトレジスタ61等に供給する。
【0024】シフトレジスタ61は上記クロックを用い
て受信バースト信号を取り込みシフトする。シフトレジ
スタ61の端子Q0 〜Qn からパラレルに出力されるn
+1ビットの受信バースト信号はコンパレータ63にお
いてレジスタ64から供給されるフレーム同期信号のビ
ットパターンと比較され、受信バースト信号がフレーム
同期信号と一致したときコンパレータ63は一致信号を
生成してカウンタ65のロード端子LCに供給する。上
記のシフトレジスタ61、コンパレータ63、レジスタ
64がバースト検出手段に対応する。
【0025】カウンタ65のプリセット端子A0 〜Aj
には端子66から所定値βを表わす値がプリセットされ
ている。所定値βは1フレームのバースト信号のビット
数であるフレームビット数Yと、バースト信号の受信後
の余裕時間αに相当するクロック数Xとを2j から減算
した値である。なお、余裕時間αはジッタ等によるバー
スト信号のフレーム同期が変動するを吸収するに充分な
小さな時間である。カウンタ65はロード端子LDに一
致信号を供給されると上記所定値βをプリセットし、そ
の後、PLL62から供給されるクロックをカウント
し、クロックをβだけカウントしたときキャリーを出力
する。このキャリーはD形フリップフロップ67のデー
タ入力端子に供給され、ここでPLL62の出力するク
ロックのパルス幅のリセットとされ端子68から出力さ
れる。上記のカウンタ65、フリップフロップ67がリ
セット信号生成手段に対応する。
【0026】つまり、バースト信号の受信終了後、余裕
時間α後にリセット信号が生成され、これによってAG
C回路のリセットが行われる。ここで、図1に示す回路
を図2(B)のAGCリセット回路54に用いた場合、
主回線終端装置40は図3(A)に示すゾーンZ1で従
回線終端装置45,46に対する下りデータD1,D2
を送出し、従回線終端装置45は同図(C)に示すゾー
ンZ2で主回線終端装置40に対する上りデータU1を
送出し、従回線終端装置46は同図(D)に示すゾーン
Z3で主回線終端装置40に対する上りデータU2を送
出する。
【0027】主回線終端装置40はゾーンZ1では下り
データD1,D2の送出後、同図(B)の矢印で示すタ
イミングでAGCリセットを行い、この後、上りデータ
U1のバースト信号を受信終了して余裕時間α後に矢印
で示すタイミングでAGCリセットを行い、更に、上り
データU2のバースト信号を受信終了して余裕時間α後
に矢印で示すタイミングでAGCリセットを行う。
【0028】このように上りデータU1,U2夫々のバ
ースト信号を受信終了して所定時間α後にAGCリセッ
トがなされるため、AGC回路53の閾値が上りデータ
U1,U2のバースト信号受信時から変動することがな
く、次の上りデータのバースト信号の信号識別を誤るお
それがなくなる。
【0029】なお、図2(A)の時分割多重通信方式で
は図3(A),(C),(D)夫々における下りデータ
D1,D2と、上りデータU1,U2とが別の線路部に
より伝送されるだけであり、各信号のタイミングは図3
(A)〜(D)と同一である。このため、上記と同様に
AGCリセット回路31は上りデータU1,U2夫々の
バースト信号を受信して所定時間α後にAGCリセット
を行い、AGC回路30の閾値が変動せず次のバースト
信号の信号識別を誤るおそれがなくなる。
【0030】図4は本発明回路の第2実施例のブロック
図を示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付
す。図4において、端子60にはAGC回路から出力さ
れた受信バースト信号が入来し、シフトレジスタ80及
びPLL(フェーズロックトループ)62に供給され
る。PLL62は受信バースト信号のクロック成分を抽
出し、この抽出クロックに同期したクロックを生成して
シフトレジスタ80等に供給する。
【0031】シフトレジスタ80は上記クロックを用い
て受信バースト信号を取り込みシフトする。シフトレジ
スタ80の端子Q0 〜Qm からパラレルに出力されるm
+1ビットの受信バースト信号はコンパレータ63にお
いてレジスタ81から供給されるm+1ビット全0のビ
ットパターンと比較され、受信バースト信号がm+1ビ
ット全0のときコンパレータ63は一致信号を生成して
カウンタ65のロード端子LCに供給する。上記のシフ
トレジスタ80、レジスタ81及びコンパレータ63が
バースト検出手段に対応する。
【0032】なお、バースト信号は0が連続するとクロ
ックの再生ができなくなるため、m+1ビット以上0が
連続しないようにスクランブルされている。つまりm+
1ビット以上0が連続するとバースト信号の終了とみな
すことができる。カウンタ65のプリセット端子A0
j には端子82からバースト信号の受信後の余裕時間
αに相当するクロック数Xを表わす値がプリセットされ
ている。カウンタ65はロード端子LDに一致信号を供
給されると上記所定値χをプリセットし、その後、PL
L62から供給されるクロックをカウントし、クロック
をβだけカウントしたときキャリーを出力する。このキ
ャリーはD形フリップフロップ67のデータ入力端子に
供給され、ここでPLL62の出力するクロックのパル
ス幅のリセット信号とされ端子68から出力される。
【0033】つまり、バースト信号の受信終了後、余裕
時間α後にリセット信号が生成され、これによってAG
C回路のリセットが行われる。このようにバースト信号
を受信終了して所定時間α後にAGCリセットがなされ
るため、AGC回路53の閾値が上りデータU1,U2
のバースト信号受信時から変動することがなく、次の上
りデータのバースト信号の信号識別を誤るおそれがなく
なる。
【0034】図5は本発明回路の第3実施例のブロック
図を示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付
す。図4中、端子60にはAGC回路から出力された受
信バースト信号が入来し、単安定マルチバイブレータ
(モノマルチ)70及びPLL(フェーズロックトルー
プ)62に供給される。PLL62は受信バースト信号
のクロック成分を抽出し、この抽出クロックに同期した
クロックを生成してカウンタ65等に供給する。
【0035】モノマルチ70は再トリガ型のものでバー
スト信号が入来すると、これを検出して正極性パルスを
生成する。この正極性パルスは微分回路71に供給さ
れ、微分回路71は正極性パルスの立上り時点つまりバ
ースト信号の受信開始時点で正極性のパルスを出力す
る。このパルスはカウンタ65のロード端子LDに供給
される。上記のモノマルチ70、微分回路71がバース
ト信号検出手段に対応する。
【0036】カウンタ65のプリセット端子A0 〜Aj
には端子66から所定値βを表わす値がプリセットされ
ている。所定値βは1フレームのバースト信号のビット
数であるフレームビット数Yと、バースト信号の受信後
の余裕時間αに相当するクロック数Xとを2j から減算
した値である。カウンタ65はロード端子LDに一致信
号を供給されると上記所定値βをプリセットし、その
後、PLL62から供給されるクロックをカウントし、
クロックをβだけカウントしたときキャリーを出力す
る。このキャリーはD形フリップフロップ67のデータ
入力端子に供給され、ここでPLL62の出力するクロ
ックのパルス幅のリセット信号とされ端子68から出力
される。
【0037】つまり、バースト信号の受信終了後、余裕
時間α後にリセット信号が生成され、これによってAG
C回路のリセットが行われる。このようにバースト信号
を受信終了して所定時間α後にAGCリセットがなされ
るため、AGC回路53の閾値が上りデータU1,U2
のバースト信号受信時から変動することがなく、次の上
りデータのバースト信号の信号識別を誤るおそれがなく
なる。
【0038】図6は本発明回路の第4実施例のブロック
図を示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付
す。図4中、端子60にはAGC回路から出力された受
信バースト信号が入来し、単安定マルチバイブレータ
(モノマルチ)70及びPLL(フェーズロックトルー
プ)62に供給される。PLL62は受信バースト信号
のクロック成分を抽出し、この抽出クロックに同期した
クロックを生成してカウンタ65等に供給する。
【0039】モノマルチ70は再トリガ型のものでバー
スト信号が入来すると、これを検出して正極性パルスを
生成する。この正極性パルスは微分回路72に供給さ
れ、微分回路72は負極性パルスの立下り時点つまりバ
ースト信号の受信終了時点で正極性のパルスを出力す
る。このパルスはカウンタ65のロード端子LDに供給
される。上記のモノマルチ70、微分回路72がバース
ト信号検出手段に対応する。
【0040】カウンタ65のプリセット端子A0 〜Aj
には、端子73からバースト信号の受信後の余裕時間α
に相当するクロック数Xを表わす値がプリセットされて
いる。カウンタ65はロード端子LDに一致信号を供給
されると上記所定値χをプリセットし、その後、PLL
62から供給されるクロックをカウントし、クロックを
βだけカウントしたときキャリーを出力する。このキャ
リーはD形フリップフロップ67のデータ入力端子に供
給され、ここでPLL62の出力するクロックのパルス
幅のリセット信号とされ端子68から出力される。
【0041】つまり、バースト信号の受信終了後、余裕
時間α後にリセット信号が生成され、これによってAG
C回路のリセットが行われる。このようにバースト信号
を受信終了して所定時間α後にAGCリセットがなされ
るため、AGC回路53の閾値が上りデータU1,U2
のバースト信号受信時から変動することがなく、次の上
りデータのバースト信号の信号識別を誤るおそれがなく
なる。
【0042】上記の第1実施例はフレーム同期信号のビ
ットパターンを検出して、ディジタル的にバースト信号
の開始を正確に検出でき、また第2実施例は、バースト
信号に存在しないビットパターンを検出して、ディジタ
ル的にバースト信号の終了を正確に検出できるのに対
し、第3実施例は、バースト信号のレベルからアナログ
的にバースト信号の開始を検出でき、構成が簡単にな
り、第4実施例はバースト信号のレベルからアナログ的
にバースト信号の終了を検出でき、構成が簡単になる。
【0043】ところで、図1の回路の端子68から出力
される信号と、図4の回路の端子68から出力される信
号との論理積をとってリセット信号として出力する構
成、又は、図5の回路の端子68から出力される信号と
図6の回路の端子68から出力される信号との論理積を
とってリセット信号として出力する構成としても良い。
この場合はバースト信号の開始に基づく信号と、バース
ト信号の終了に基づく信号との論理積でリセット信号を
生成するため、リセット信号の精度が向上する。
【0044】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、バースト信号の受信の開始又は終了の検出に基づ
き上記バースト信号の受信終了後にリセットを行うた
め、バースト信号の受信終了直後に自動利得制御回路の
リセットを行うことができ、次のバースト信号の信号識
別の閾値が変化することを防止でき、誤りのない信号識
別が可能となる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、フ
レーム同期信号のビットパターンを検出して、ディジタ
ル的にバースト信号の開始を正確に検出できる。また、
請求項3に記載の発明によれば、バースト信号に存在し
ないビットパターンを検出して、ディジタル的にバース
ト信号の終了を正確に検出できる。
【0046】また、請求項4に記載の発明によれば、バ
ースト信号のレベルからアナログ的にバースト信号の開
始を検出でき、構成が簡単になる。また、請求項5に記
載の発明によれば、バースト信号のレベルからアナログ
的にバースト信号の終了を検出でき、構成が簡単にな
る。
【0047】また、請求項6又は7に記載の発明によれ
ば、バースト信号の開始検出に基づくリセット信号と、
バースト信号の終了検出に基づくリセット信号とから実
際に自動利得制御回路をリセットする信号を生成するた
め、リセット信号の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路図である。
【図2】時分割多重通信方式の構成図である。
【図3】本発明のリセットタイミングを説明するための
信号タイミングチャートである。
【図4】本発明の回路図である。
【図5】本発明の回路図である。
【図6】本発明の回路図である。
【図7】従来のリセットタイミングを説明するための信
号タイミングチャートである。
【符号の説明】
20,40 主回線終端装置 21,22,45,46 従回線終端装置 24,25,30,47,48,53 AGC回路 26,27,31,49,50,54 AGCリセット
回路 61,80 シフトレジスタ 62 PLL 63 コンパレータ 64,81 レジスタ 65 カウンタ 67 フリップフロップ 70 モノマルチ 71,72 微分回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の従回線終端装置とバースト通信を
    行う主回線終端装置の自動利得制御回路のリセットを行
    うバースト通信用自動利得制御リセット回路において、 バースト信号の受信の開始又は終了を検出するバースト
    検出手段と、 上記検出のタイミングから所定期間後のバースト信号受
    信終了後にリセット信号を生成するリセット信号生成手
    段とを有することを特徴とするバースト通信用自動利得
    リセット回路。
  2. 【請求項2】 前記バースト検出手段は、前記バースト
    信号のフレーム同期信号のビットパターンを検出してバ
    ースト信号の開始を検出することを特徴とする請求項1
    記載のバースト通信用自動利得制御リセット回路。
  3. 【請求項3】 前記バースト検出手段は、前記バースト
    信号に存在しないビットパターンを検出してバースト信
    号の終了を検出することを特徴とする請求項1記載のバ
    ースト通信用自動利得制御リセット回路。
  4. 【請求項4】 前記バースト検出手段は、前記バースト
    信号のレベルが閾値を越えたとき、バースト信号の開始
    を検出することを特徴とする請求項1記載のバースト通
    信用自動利得制御リセット回路。
  5. 【請求項5】 前記バースト検出手段は、前記バースト
    信号のレベルが閾値未満となったとき、バースト信号の
    終了を検出することを特徴とする請求項1記載のバース
    ト通信用自動利得制御リセット回路。
  6. 【請求項6】 請求項2のバースト検出手段で検出され
    たバースト信号の開始タイミングからリセット信号生成
    手段で生成したリセット信号と、 請求項3のバースト検出手段で検出されたバースト信号
    の終了タイミングからリセット信号生成手段で生成した
    リセット信号とを論理演算してリセット信号を生成する
    論理回路を有し、 上記論理回路の出力するリセット信号で自動利得制御回
    路のリセットを行うことを特徴とするバースト通信用自
    動利得制御リセット回路。
  7. 【請求項7】 請求項4のバースト検出手段で検出され
    たバースト信号の開始タイミングからリセット信号生成
    手段で生成したリセット信号と、 請求項5のバースト検出手段で検出されたバースト信号
    の終了タイミングからリセット信号生成手段で生成した
    リセット信号とを論理演算してリセット信号を生成する
    論理回路を有し、 上記論理回路の出力するリセット信号で自動利得制御回
    路のリセットを行うことを特徴とするバースト通信用自
    動利得制御リセット回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285226A (ja) * 1997-04-02 1998-10-23 Nec Corp バースト信号受信回路
JP2009212676A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Ntt Electornics Corp バースト受信装置
JP2011517374A (ja) * 2007-11-20 2011-06-02 アイメック Tdmaネットワークにおける信号検出のための装置及び方法

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