JPH06350592A - 符号化信号復号化装置 - Google Patents

符号化信号復号化装置

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JPH06350592A
JPH06350592A JP5137346A JP13734693A JPH06350592A JP H06350592 A JPH06350592 A JP H06350592A JP 5137346 A JP5137346 A JP 5137346A JP 13734693 A JP13734693 A JP 13734693A JP H06350592 A JPH06350592 A JP H06350592A
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JP
Japan
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signal
synchronization
pattern
coded
output
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Pending
Application number
JP5137346A
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English (en)
Inventor
Shoichi Iwasaki
昌一 岩崎
Koji Nakajima
康志 中島
Kiyotaka Nagai
清隆 永井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5137346A priority Critical patent/JPH06350592A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 符号化信号に、フレーム周期と同じ周期で疑
似同期パターンが含まれる場合に、疑似同期パターンに
よる誤同期のために起こるノイズの発生を抑え、真の同
期パターンによる同期へ早く引き込むことができる符号
化信号復号化装置を実現する。 【構成】 同期検出手段11が符号化信号S11から同
期パターンを検出し、同期信号S13を出力する。復号
化手段16は同期信号S13に合わせて、符号化信号S
11を復号化する。同期解除手段15は符号化信号S1
1に含まれる符号化情報S15のビットパターンを検査
し、特定のビットパターンになっていないときには、同
期解除信号S16を出力し、同期検出手段11をアンロ
ック状態にし、復号化手段16による復号化を停止させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号をフレー
ム単位で符号化した符号化信号を復号化するための符号
化信号復号化装置に関するものであって、特に符号化信
号の同期検出と、疑似同期パターンのために発生する誤
同期とそれによって生ずる誤復号の防止に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、高能率符号化技術の進歩,発達に
伴い、音声,画像などのデジタル信号を高能率符号化す
る技術が、その適用分野を拡大していく次期を迎えてい
る。
【0003】従来、高能率符号化技術では複数のデジタ
ル信号でフレームを構成し、フレームに対して符号化を
行うことによって高能率な符号化を達成する技術が広く
用いられてきた。このような技術を用いて符号化したデ
ータをデジタル記録する場合や、デジタル回線によって
伝送する場合、符号化したデータに同期パターンを付加
することにより同期情報がデータと共に記録あるいは伝
送できるため、同期用の別記録領域や別回線が不要とな
る。
【0004】以下に、このような技術を用いた従来の符
号化信号復号化装置の一例について説明する。
【0005】図5は従来の符号化信号復号化装置の構成
を示すブロック図である。図5において、51は同期検
出手段で、55は復号化手段である。同期検出手段51
は同期パターン検出部52と同期予測部53と周期抽出
部54からなり、復号化手段55はデマルチプレクサ5
6と逆量子化手部57からなる。
【0006】また、図6は従来の符号化信号復号化装置
の動作を説明するための符号化信号の符号化フレーム構
成の一例を示したものであり、1フレームがI0〜I7
の8サンプルで構成されている準瞬時圧伸の場合のフレ
ーム構成例である。
【0007】まず、図6に従って符号化信号について説
明する。符号化信号62は入力デジタル信号61のよう
な信号を符号化したものであり、その構成は次に示すよ
うになっている。まず、フレームの先頭に同期パターン
SYがある。同期パターンSYは8ビットからなり、8
個の連続した「1」であらわされる。続いて、ビットレ
ートとサンプリング周波数の情報を示す符号化情報CI
がある。符号化情報CIは4ビットからなり、はじめの
2ビットがビットレート情報を表し、次の2ビットがサ
ンプリング周波数情報を表す。ビットレート情報は「0
0」が192kbpsを表し、「01」が384kbp
sを表すものとする。また、サンプリング周波数情報は
「01」が44.1kHzを表し、「10」が48kH
zを表し、「11」が32kHzを表すものとする。
【0008】符号化情報CIに続いて、入力デジタル信
号61の振幅の最大値から求めたスケールファクタSF
があり、最後に、量子化データD0〜D7がある。な
お、スケールファクタSFは、デジタルデータを仮数部
と指数部に分けたときの指数部にあたり、量子化データ
は仮数部にあたる。スケールファクタSFで入力デジタ
ル信号I0〜I7を割ったものが量子化データD0〜D
7である。量子化データD0〜D7にスケールファクタ
SFをかけることにより、63に示すような復号化信号
を復元することができる。
【0009】次に、図5のように構成された従来の符号
化信号復号化装置について、以下その動作について説明
する。
【0010】同期パターン検出部52は符号化信号S5
1から同期パターンを検出し、同期パターンの位置にパ
ルスを持つ同期パターン検出信号S52を出力する。同
期予測部53は、同期パターン検出部52が出力する同
期パターン検出信号S52を入力し、同期パターン検出
信号S52に初めて現れるパルスにあわせて予測開始信
号S54のパルスを周期抽出部54へ出力し、同期予測
を開始する。同期予測部53から予測開始信号S54の
パルスが出力されると、周期抽出部54は符号化信号S
51から同期パターンの直後にある符号化情報を抽出し
て、符号化情報S55を同期予測部53とデマルチプレ
クサ56へ出力する。同期予測部53は周期抽出部54
が出力する符号化情報S55に基づいて予測タイミング
を設定し、その予測タイミングに、同期パターン検出信
号S52にパルスがあるならば、同期信号S53として
パルスを出力し、同時に、予測開始信号S54としてパ
ルスを出力する。また、符号化情報S55に基づいて設
定した予測タイミングに、同期パターン検出信号S52
にパルスがないときには、同期予測部53は、次に初め
て現れる同期パターン検出信号S52のパルスにあわせ
て予測開始信号S54のパルスを出力して同期予測を開
始する。同期予測部53と周期抽出部54は以下同様の
動作を繰り返す。
【0011】なお、同期予測部53は、符号化情報S5
5に基づいて設定した予測タイミング以外に、同期パタ
ーン検出信号S52にパルスがあっても予測開始信号S
54や同期信号S53のパルスを出力することはない。
【0012】また、符号化情報S55が、定義されてい
ないビットパターンを持つ場合には同期予測部53は、
ビットレート384kbps,サンプリング周波数4
4.1kHzとして同期予測を行うものとする。
【0013】デマルチプレクサ56は同期予測部53か
ら出力される同期信号S53のパルスのタイミングで、
符号化信号S51からスケールファクタS56と量子化
データS57を分離し、逆量子化部57へ出力する。逆
量子化部57は量子化データS57にスケールファクタ
S56をかけて、復号化信号S58として出力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、復号化の開始時やミュートの直後に、符号
化信号S51に、同期パターンと全く同じビットパター
ンを持つ、疑似同期パターンが、フレーム周期と同じ周
期で連続して現れる場合に、疑似同期パターンのタイミ
ングでフレーム同期してしまい、誤復号によるノイズが
発生するという問題点と、真の同期パターンでフレーム
同期するのが遅れるため、正しく復号化され始めるのが
遅れるという問題点を有していた。
【0015】図7はこの問題点を示すための従来の符号
化信号復号化装置の動作タイミング図である。
【0016】以下、この従来例の問題点について図7を
見ながら説明する。図7はビットレート384kbp
s,サンプリング周波数48kHzで符号化された符号
化信号を復号化する際の問題点を示すものである。
【0017】図7で、S51は符号化信号、S52は同
期パターン検出信号、S54は予測開始信号、S53は
同期信号、S58は復号化信号である。
【0018】符号化信号S51の斜線で示す部分は真の
同期パターン、A,Bで示す部分は疑似同期パターンで
ある。真の同期パターンも疑似同期パターンもともに8
個の連続した「1」をビットパターンとして持ってい
る。真の同期パターンの直後にある符号化情報は、ビッ
トレートが384kbps、サンプリング周波数が48
kHzであるから「0110」というビットパターンに
なっている。また、疑似同期パターンAの直後の4ビッ
トは「1000」のビットパターンになっているものと
し、疑似同期パターンBの直後の4ビットは「011
0」になっているものとする。
【0019】同期パターン検出信号S52は符号化信号
S51に8個の連続した「1」があらわれたときに1に
なり、それ以外のときには0になる信号である。
【0020】同期予測部53は、同期パターン検出信号
S52の最初のパルスであるS1と同時に、予測開始信
号S54のパルスT1を出力する。同期予測部53から
予測開始信号のパルスT1が出力されると周期抽出部5
4は符号化信号S51の疑似同期パターンAの直後の
「1000」であらわされる4ビットを抽出して、S5
5として同期予測部53へ出力する。同期予測部53で
は、周期抽出部54から出力される符号化情報S55が
「1000」という定義されていないビットパターンで
あるので、ビットレート384kbps,サンプリング
周波数44.1kHzで同期予測タイミングを設定す
る。同期予測部53は予測開始信号S54のパルスT1
を発してから、符号化情報S55に基づいて設定された
タイミング後に、同期パターン検出信号S52にパルス
がある場合には、同期信号S53としてパルスを出力
し、同時に、周期抽出部54へ予測開始信号S54のパ
ルスを出力し、次の同期予測を開始する。図7に示す例
では、疑似同期パターンAの直後の符号化情報で設定し
たタイミング後のBの位置に疑似同期パターンBがある
ため同期パターン検出信号S52にパルスS2があるの
で、同期予測部53は同期信号S53としてパルスUを
出力し、同時に、予測開始信号S54のパルスT2を出
力する。周期抽出部54は予測開始信号S54のパルス
T2が出力されると、疑似同期パターンBの直後の4ビ
ットを抽出し、符号化情報S55として同期予測部53
へ出力する。疑似同期パターンBの直後の4ビットのビ
ットパターンが「0110」になっているので同期予測
部53はビットレート384kbps,サンプリング周
波数44.1kHzのタイミングで同期予測タイミング
を設定する。デマルチプレクサ56は同期信号S53の
パルスUの立ち上がりから、疑似同期パターンBの直後
の符号化情報に基づくフレーム長で、1フレーム分の符
号化信号S51を取り込み、スケールファクタS56と
量子化データS57を分離して逆量子化部57へ出力す
る。逆量子化部57はスケールファクタS56を量子化
データS57にかけて、復号化信号S58を出力する。
【0021】以上のような動作により、aの区間ではデ
マルチプレクサ56からの出力がないため、復号化信号
S58はミュート信号となる。bの区間では疑似同期パ
ターンのA,Bのために、デマルチプレクサ56が誤っ
たフレーム単位で符号化信号S51からスケールファク
タS56と量子化データS57とを分離し、逆量子化部
57が復号化を行うために復号化信号S58はノイズと
なる。cの区間ではBの位置から1フレーム間隔後であ
るDの位置に同期信号S53のパルスがないために、デ
マルチプレクサ56からの出力がなく、復号化信号S5
8はミュート信号となる。dの区間では真の同期パター
ンFの位置の同期信号S53の立ち上がりから、デマル
チプレクサ56が符号化信号S51をフレーム単位で取
り込み、スケールファクタS56,量子化データS57
を分離し、逆量子化部57へ出力する。逆量子化部57
はスケールファクタS56を量子化データS57にかけ
て復号化信号S58として出力する。したがって、dの
区間では正常な復号化が行われる。
【0022】本発明はbの区間で誤ったフレームの復号
化によるノイズが発生するという、上記従来の問題点を
解決するもので、疑似同期パターンによる誤同期と誤復
号化によるノイズ発生を抑え、真の同期パターンによる
同期へ早く引き込むことができる符号化信号復号化装置
を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の符号化信号復号化装置は、音声などのデジタ
ル信号をフレーム単位で符号化して同期パターンとビッ
トレートやサンプリング周波数などを表す符号化情報を
付加した符号化信号を入力し、符号化信号から同期パタ
ーンを抽出し、同期信号を出力する同期検出手段と、同
期検出手段が出力する同期信号のタイミングで、符号化
信号を入力し、符号化信号を復号化し、復号化信号を出
力する復号化手段と、同期検出手段が抽出した同期パタ
ーンの直後のビットパターンが特定のビットパターンで
あるかどうか検査し、特定のビットパターンでない場合
に、同期検出手段を一度アンロック状態にし、復号化手
段が符号化信号を復号化するのを停止する同期解除信号
を出力する同期解除手段とを有している。
【0024】また、この目的を達成するために本発明の
符号化信号復号化装置は、音声などのデジタル信号をフ
レーム単位で符号化して同期パターンとビットレートや
サンプリング周波数などを表す符号化情報を付加した符
号化信号を入力し、符号化信号から同期パターンを抽出
し、同期信号を出力する同期検出手段と、符号化信号を
入力し、符号化信号を一定期間記憶してから出力する符
号化信号記憶手段と、同期検出手段が出力する同期信号
のタイミングで、符号化信号記憶手段が出力する符号化
信号を入力し、復号化して復号化信号を出力する復号化
手段と、同期検出手段が抽出した同期パターンの直後の
ビットパターンが特定のビットパターンであるかどうか
検査し、特定のビットパターンでない場合に、同期検出
手段を一度アンロック状態にし、符号化手段が符号化信
号記憶手段の出力を復号化するのを停止する同期解除信
号を出力する同期解除手段とを有している。
【0025】
【作用】本発明の符号化信号復号化装置は上記した構成
により、同期パターンの後に現れる符号化情報のビット
パターンを検査し、符号化情報が特定のビットパターン
になっていないときには同期予測手段を強制的にアンロ
ック状態にし、同時に、復号化手段が、符号化信号を復
号化するのを停止させる。
【0026】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した構成により、符号化信号の復号化を同期検出に対
して遅らせ、同期パターンの後に現れる符号化情報のビ
ットパターンを検査し、符号化情報が特定のビットパタ
ーンになっていないときには同期予測手段を強制的にア
ンロック状態にし、同時に、復号化手段が符号化信号を
復号化するのを停止させる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0028】図1は本発明の第1の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図1
において、11は同期検出手段、15は同期解除手段、
16は復号化手段である。同期検出手段11は同期パタ
ーン検出部12と同期予測部13と周期抽出部14から
なり、復号化手段16はデマルチプレクサ17と逆量子
化部18からなる。
【0029】以上のように構成された本実施例の符号化
信号復号化装置について、以下その動作について説明す
る。
【0030】同期パターン検出部12に符号化信号S1
1が入ると、同期パターン検出部12は符号化信号S1
1から同期パターンを検出し、同期パターンの位置にパ
ルスをもつ同期パターン検出信号S12を出力する。
【0031】同期予測部13は、同期パターン検出部1
2が出力する同期パターン検出信号S12を入力し、同
期パターン検出信号S12に初めて現れるパルスにあわ
せて、同期予測を開始し、予測開始信号S14を出力す
る。予測開始信号S14が出力されると、周期抽出部1
4は符号化信号S11を取り込み、同期パターンの直後
にある符号化情報S15を抽出し、同期予測部13と同
期解除手段15とデマルチプレクサ17へ出力する。同
期予測部13は、周期抽出部14から出力される符号化
情報S15を入力し、符号化情報S15に基づいて、次
に現れる同期パターンを予測するタイミングを設定す
る。その設定したタイミングに、同期パターン検出信号
S12のパルスがあるときには、同期信号S13と予測
開始信号S14を出力する。同期解除手段15は周期抽
出部14から出力される符号化情報S15を入力し、符
号化情報S15のビットパターンを検査し、符号化情報
S15が、定義されていないビットパターンになってい
るときには、同期解除信号S16を、同期予測部13と
デマルチプレクサ17へ出力する。
【0032】デマルチプレクサ17は、同期予測部13
から出力される同期信号S13のパルスのタイミング
で、符号化情報S15に基づくフレーム長で、符号化信
号S11を1フレーム分取り込み、符号化信号S11か
らスケールファクタS17と量子化データS18を分離
し、逆量子化部18へ出力する。逆量子化部18はスケ
ールファクタS17を量子化データS18にかけて、復
号化信号S19を出力する。
【0033】同期解除信号S16が出力されると、同期
予測部13は、同期予測を停止し、次に現れる同期検出
信号S12のパルスを基準として、改めて同期予測を開
始する。デマルチプレクサ17は同期解除信号S16が
出力されると、符号化信号S11からスケールファクタ
S17と量子化データS18を分離するのを停止する。
【0034】図2はこの符号化信号復号化装置の動作を
説明するためのタイミング図である。
【0035】図2はビットレート384kbps,サン
プリング周波数48kHzで符号化された符号化信号を
復号化する例を示すものである。
【0036】図中のS11は符号化信号、S12は同期
パターン検出信号、S14は予測開始信号、S16は同
期解除信号、S13は同期信号、S19は復号化信号で
ある。
【0037】符号化信号S11の斜線で示す部分は真の
同期パターン、A,Bで示す部分は疑似同期パターンで
ある。真の同期パターンも疑似同期パターンもともに8
個の連続した「1」をビットパターンとして持ってい
る。真の同期パターンの直後にある符号化情報は、ビッ
トレートが384kbps、サンプリング周波数が48
kHzであるから「0110」というビットパターンに
なっている。また、疑似同期パターンAの直後の4ビッ
トは「1000」のビットパターンになっているものと
する。
【0038】同期パターン検出信号S12は符号化信号
S11に8個の連続した「1」があらわれたときに1に
なり、それ以外のときには0になる信号である。
【0039】同期予測部13は、符号化信号S11の疑
似同期パターンAに対応する同期パターン検出信号S1
2のパルスS1にあわせて、予測開始信号S14のパル
スT1を出力する。同期予測部13から予測開始信号の
パルスT1が出力されると周期抽出部14は符号化信号
S11の疑似同期パターンAの直後の符号化情報にあた
る4ビット「1000」を抽出して、S15として、同
期予測部13と同期解除手段15とデマルチプレクサ1
7へ出力する。同期解除手段15は周期抽出部14の出
力S15のビットパターンを検査し、S15が定義され
ていないビットパターンになっているので同期解除信号
S16を出力する。同期予測部13では、周期抽出部1
4から出力される符号化情報S15に基づいて同期予測
タイミングを設定するが、同期解除手段15から同期解
除信号S16が出力されるため、同期予測部13は直ち
にアンロック状態になり、同期パターン検出信号S12
に、次に現れるパルスS2にあわせて予測開始信号のパ
ルスT2を出力する。周期抽出部14は予測開始信号S
14にパルスT2が出力されると、同期パターンCの直
後の4ビットを抽出し、符号化情報S15として同期予
測部13と同期解除手段15とデマルチプレクサ17へ
出力する。同期予測部13は予測開始信号S14のパル
スT2を発してから、符号化情報S15に基づいて設定
されたタイミング後に、同期パターン検出信号S12に
パルスS3があるので、同期信号S13としてパルスU
を出力し、同時に、周期抽出部14へ予測開始信号S1
4のパルスT3を出力する。
【0040】デマルチプレクサ17は同期信号S13の
パルスUの立ち上がりから、符号化情報S15に基づく
フレーム長で、1フレーム分の符号化信号S11を取り
込み、スケールファクタS17と量子化データS18を
分離し、逆量子化部18へ出力する。逆量子化部18は
スケールファクタS17を量子化データS18にかけ
て、復号化信号S19を出力する。
【0041】同期パターン検出信号S12のパルスS2
が真の同期パターンによるものであるから、以後この符
号化信号復号化装置は上記動作を繰り返す。
【0042】以上のような動作により、aの区間ではデ
マルチプレクサ17からの出力がないため、復号化信号
S19はミュート信号となる。bの区間では真の同期パ
ターンEの位置の同期信号S13の立ち上がりから、デ
マルチプレクサ17が符号化信号S11をフレーム単位
で取り込み、スケールファクタS17,量子化データS
18を分離し、逆量子化部18へ出力する。逆量子化部
18はスケールファクタS17を量子化データS18に
かけて復号化信号S19として出力する。したがってb
の区間では正常な復号化が行われる。
【0043】以上のように本実施例によれば、同期解除
手段15を設けることにより、疑似同期パターンが、フ
レーム周期で複数個現れる場合にも、誤復号によるノイ
ズを発生せず、真の同期パターンによるフレーム同期の
再引き込みが早い。
【0044】図3は本発明の第2の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図3
において、31は同期検出手段、35は同期解除手段、
36は符号化信号記憶手段、37は復号化手段である。
同期検出手段31は同期パターン検出部32と同期予測
部33と周期抽出部34からなり、復号化手段37はデ
マルチプレクサ38と逆量子化部39からなる。
【0045】以上のように構成された本実施例の符号化
信号復号化装置について、以下その動作について説明す
る。
【0046】同期パターン検出部32に符号化信号S3
1が入ると、同期パターン検出部32は符号化信号S3
1から同期パターンを検出し、同期パターンの位置にパ
ルスをもつ同期パターン検出信号S32を出力する。
【0047】同期予測部33は、同期パターン検出部3
2が出力する同期パターン検出信号S32を入力し、同
期パターン検出信号S32に初めて現れるパルスにあわ
せて、同期予測を開始し、予測開始信号S34を出力す
る。予測開始信号S34が出力されると、周期抽出部3
4は符号化信号S31を取り込み、同期パターンの直後
にある符号化情報を抽出し、S35として、同期予測部
33と同期解除手段35と符号化信号記憶手段36とデ
マルチプレクサ38へ出力する。同期予測部33は周期
抽出部34から出力される符号化情報S35を入力し、
符号化情報S35に基づいて、次に現れる同期パターン
を予測するタイミングを設定する。その設定したタイミ
ングに、同期パターン検出信号S32のパルスがあると
きには、同期信号S33と予測開始信号S34を出力す
る。同期解除手段35は周期抽出部34から出力される
符号化情報S35を入力し、符号化情報S35のビット
パターンを検査し、定義されていないビットパターンに
なっているときには、同期解除信号S36を、同期予測
部33とデマルチプレクサ38へ出力する。
【0048】符号化信号記憶手段36は符号化信号S3
1を入力し、符号化情報S35に基づいて1フレーム周
期の間記憶した後に符号化信号S37として、デマルチ
プレクサ38へ出力する。
【0049】デマルチプレクサ38は同期予測部33か
ら出力される同期信号S33のパルスのタイミングで、
符号化情報S35に基づくフレーム長で、符号化信号記
憶手段36が出力する符号化信号S37を取り込み符号
化信号S37からスケールファクタS38と量子化デー
タS39を分離し、逆量子化部39へ出力する。逆量子
化部39はスケールファクタS38を量子化データS3
9にかけて、復号化信号S40を出力する。
【0050】同期解除信号S36が出力されると、同期
予測部33は、同期予測を停止し、次に現れる同期検出
信号S32のパルスを基準として、改めて同期予測を開
始する。デマルチプレクサ38は同期解除信号S36が
出力されると、符号化信号記憶手段36の出力S37か
らスケールファクタS38と量子化データS39を分離
するのを停止する。
【0051】図4はこの符号化信号復号化装置の動作を
説明するためのタイミング図である。図4はビットレー
ト384kbps,サンプリング周波数48kHzで符
号化された符号化信号を復号化する例を示すものであ
る。
【0052】図中のS31は符号化信号、S37は符号
化信号記憶手段36が出力する符号化信号、S32は同
期パターン検出信号、S34は予測開始信号、S36は
同期解除信号、S33は同期信号、S40は復号化信号
である。符号化信号記憶手段36が出力する符号化信号
S37は元の符号化信号S31よりもちょうど1フレー
ム周期遅れたものである。
【0053】符号化信号S31の斜線で示す部分は真の
同期パターン、A,Bで示す部分は疑似同期パターンで
ある。真の同期パターンも疑似同期パターンもともに8
個の連続した「1」をビットパターンとして持ってい
る。真の同期パターンの直後にある符号化情報は、ビッ
トレートが384kbps、サンプリング周波数が48
kHzであるから「0110」というビットパターンに
なっている。また、疑似同期パターンAの直後の4ビッ
トは「1000」のビットパターンになっているものと
する。
【0054】同期パターン検出信号S32は符号化信号
S31に8個の連続した「1」があらわれたときに1に
なり、それ以外のときには0になる信号である。
【0055】同期予測部33は、符号化信号S31の疑
似同期パターンAに対応する同期パターン検出信号S3
2のパルスS1にあわせて、予測開始信号S34のパル
スT1を出力する。同期予測部33から予測開始信号の
パルスT1が出力されると周期抽出部34は符号化信号
S31の疑似同期パターンAの直後の符号化情報にあた
る4ビット「1000」を抽出して、S35として、同
期予測部33と同期解除手段35と符号化信号記憶手段
36とデマルチプレクサ38へ出力する。同期解除手段
35は周期抽出部34の出力S35のビットパターンを
検査し、符号化情報S35が定義されていないビットパ
ターンになっているので同期解除信号S36を出力す
る。同期予測部33では、周期抽出部34から出力され
る符号化情報S35に基づいて同期予測タイミングを設
定するが、同期解除手段35から同期解除信号S36が
出力されるため、同期予測部33は直ちにアンロック状
態になり、同期パターン検出信号S32に、次に現れる
パルスS2にあわせて予測開始信号のパルスT2を出力
する。周期抽出部34は予測開始信号S34にパルスT
2が出力されると、同期パターンの直後の4ビットを抽
出し、符号化情報S35として同期予測部33と同期解
除手段35と符号化信号記憶手段36とデマルチプレク
サ38へ出力する。同期予測部33は予測開始信号S3
4のパルスT2を発してから、符号化情報S35に基づ
いて設定されたタイミング後に、同期パターン検出信号
S32にパルスS3があるので、同期信号S33として
パルスUを出力し、同時に、周期抽出部34へ予測開始
信号S34のパルスT3を出力する。
【0056】符号化信号記憶手段36は符号化情報S3
5に基づく1フレーム周期の間、符号化信号S31を記
憶した後、S37として出力する。
【0057】デマルチプレクサ38は同期信号S33の
パルスUの立ち上がりから、符号化情報S35に基づく
フレーム長で、1フレーム分の符号化信号S37を取り
込み、スケールファクタS38と量子化データS39を
分離し、逆量子化部39へ出力する。逆量子化部39は
スケールファクタS38を量子化データS39にかけ
て、復号化信号S40を出力する。
【0058】同期パターン検出信号S32のパルスS2
が真の同期パターンによるものであるから、以後この符
号化信号復号化装置は上記動作を繰り返す。
【0059】以上のような動作により、aの区間ではデ
マルチプレクサ38からの出力がないため、復号化信号
S40はミュート信号となる。bの区間では真の同期パ
ターンDの位置の同期信号S33の立ち上がりから、デ
マルチプレクサ38が符号化信号S37をフレーム単位
で取り込み、スケールファクタS38,量子化データS
39を分離し、逆量子化部39へ出力する。逆量子化部
39はスケールファクタS38を量子化データS39に
かけて復号化信号S40として出力する。したがって、
bの区間では正常な復号化が行われる。なお、デマルチ
プレクサ38が復号化する符号化信号S37は符号化信
号記憶手段36によって1フレーム周期間遅れたもので
あるため、実際には、符号化信号S31の同期パターン
C以降が復号化されることになる。
【0060】以上のように本実施例によれば、同期解除
手段35を設けることにより、疑似同期パターンが、フ
レーム周期で複数個現れる場合にも、誤復号によるノイ
ズを発生せず、真の同期パターンによるフレーム同期の
再引き込みが早い。更に、符号化信号記憶手段36を設
けることにより、復号化されないフレームの数を少なく
することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明は同期解除手段を設
けることにより、符号化信号に、疑似同期パターンが、
フレーム周期で複数個現れる場合にも、誤復号によるノ
イズを発生せず、真の同期パターンによるフレーム同期
の再引き込みが早い。
【0062】また、本発明は符号化信号記憶手段と、同
期解除手段を設けることにより、符号化信号に、疑似同
期パターンが、フレーム周期で複数個現れる場合にも、
誤復号によるノイズを発生せず、真の同期パターンによ
るフレーム同期の再引き込みが早い。更に、疑似同期パ
ターンによって誤同期した場合に正しく復号化されない
フレームの数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における符号化信号復号化装置
の動作を説明するためのタイミング図
【図3】本発明の第2の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図
【図4】同第2の実施例における符号化信号復号化装置
の動作を説明するためのタイミング図
【図5】従来の符号化信号復号化装置の構成を示すブロ
ック図
【図6】符号化信号のフレーム構成の一例を示した説明
【図7】従来の符号化信号復号化装置の動作上の問題点
を説明するためのタイミング図
【符号の説明】
11,31 同期検出手段 12,32 同期パターン検出部 13,33 同期予測部 14,34 周期抽出部 15,35 同期解除手段 16,37 復号化手段 17,38 デマルチプレクサ 18,39 逆量子化部 36 符号化信号記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声などのデジタル信号をフレーム単位
    で符号化して同期パターンとビットレートやサンプリン
    グ周波数などを表す符号化情報を付加した符号化信号を
    入力し、前記符号化信号から同期パターンを抽出し、同
    期信号を出力する同期検出手段と、 前記同期検出手段が出力する前記同期信号のタイミング
    で、前記符号化信号を復号化し、復号化信号を出力する
    復号化手段と、 前記同期検出手段が抽出した同期パターンの直後のビッ
    トパターンが特定のビットパターンであるかどうか検査
    し、特定のビットパターンでない場合に同期解除信号を
    出力する同期解除手段とを備え、 前記同期解除手段から前記同期解除信号が出力されたと
    きに、前記同期検出手段が一度アンロック状態になり、
    引き続き、前記符号化信号に次に現れる同期パターンで
    ロックすることと、 前記同期解除手段から前記同期解除信号が出力されたと
    きに、前記復号化手段が前記符号化信号を復号化するの
    を停止し、次に前記同期信号が出力されたときから復号
    化を再開することを特徴とする符号化信号復号化装置。
  2. 【請求項2】 音声などのデジタル信号をフレーム単位
    で符号化して同期パターンとビットレートやサンプリン
    グ周波数などを表す符号化情報を付加した符号化信号を
    入力し、前記符号化信号から同期パターンを抽出し、同
    期信号を出力する同期検出手段と、 前記符号化信号を入力し、前記符号化信号を一定期間記
    憶してから出力する符号化信号記憶手段と、 前記同期検出手段が出力する前記同期信号のタイミング
    で、前記符号化信号記憶装置の出力を復号化し、復号化
    信号を出力する復号化手段と、 前記同期検出手段が抽出した同期パターンの直後のビッ
    トパターンが特定のビットパターンであるかどうか検査
    し、特定のビットパターンでない場合に同期解除信号を
    出力する同期解除手段とを備え、 前記同期解除手段から前記同期解除信号が出力されたと
    きに、前記同期検出手段が一度アンロック状態になり、
    引き続き、前記符号化信号に次に現れる同期パターンで
    ロックすることと、 前記同期解除手段から前記同期解除信号が出力されたと
    きに、前記復号化手段が前記符号化信号記憶手段の出力
    を復号化するのを停止し、次に前記同期信号が出力され
    たときから復号化を再開することを特徴とする符号化信
    号復号化装置。
JP5137346A 1993-06-08 1993-06-08 符号化信号復号化装置 Pending JPH06350592A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08274768A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Nec Corp 同期回路
JPH098794A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Nec Corp 同期信号検出回路およびその検出方法
US7599604B2 (en) 2001-12-14 2009-10-06 Thomson Licensing Asynchronous copy protection detector

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