JP2809119B2 - ワーク搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

ワーク搬送装置及び搬送方法

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JP2809119B2
JP2809119B2 JP27869994A JP27869994A JP2809119B2 JP 2809119 B2 JP2809119 B2 JP 2809119B2 JP 27869994 A JP27869994 A JP 27869994A JP 27869994 A JP27869994 A JP 27869994A JP 2809119 B2 JP2809119 B2 JP 2809119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、矩形のガラス板等のワ
ークを自動組立機等に搬送するワーク搬送装置及び搬送
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネル等の製造に使用される矩形の
ガラス板を一対の平行なコンベアベルトで水平に位置決
め保持して、コンベアベルトと平行な水平方向に搬送す
る装置がある。このワーク搬送装置における一対のコン
ベアベルトは水平な無端状ベルトで、夫々に表面にガラ
ス板の端部を位置決め保持する突起状の複数のワーク保
持部材を備える。また、一対のコンベアベルトは、相互
の間隔がガラス板の幅の変更に応じて変えられるように
したものがあり、その具体例を図8及び図9のワーク搬
送装置で説明する。
【0003】同図のワーク搬送装置は、水平に配置され
た一対の平行なコンベアベルト50、51を備える。各
コンベアベルト50、51の夫々の表面には、所望間隔
で複数のワーク保持部材52、…がネジ止め等で着脱可
能に固定される。一対のコンベアベルト50、51上に
矩形のガラス板等のワーク1の両端部がワーク保持部材
52、…で位置決め載置され、そのままワーク1はコン
ベアベルト50、51と共に所定のワーク搬送方向Xに
水平送りされる。
【0004】また、一対のコンベアベルト50、51
は、ワーク搬送方向Xに平行な一対のベルトガイド5
3、54上に摺接可能に保持される。各ベルトガイド5
3、54は、ワーク搬送方向Xに平行な一対のフレーム
55、56の内側に固定される。各フレーム55、56
の両端部に図示しないプーリーが設置され、この両端の
プーリーでコンベアベルト50、51が張設される。一
対のコンベアベルト50、51の各プーリーを共通のモ
ーター(図示せず)で回転させて、一対のコンベアベル
ト50、51を同期して同一方向に同速度で駆動させて
いる。各コンベアベルト50、51は、ワーク1を保持
したままベルトガイド53、54上を滑走する。
【0005】また、一対のフレーム55、56は、直交
方向に螺装されたネジ軸57を正逆回転させることで、
相互に接近離反方向に移動可能とされる。ネジ軸57の
両端部外周には右ネジと左ネジが形成され、この右ネジ
と左ネジがフレーム55、56に螺装される。また、一
対のフレーム55、56の下端部は、ネジ軸57と平行
なガイドレール58に摺動可能に嵌合して、各フレーム
55、56が接近離反方向のワーク幅方向(ワーク搬送
方向Xと直交方向)Yだけに移動するようにしてある。
【0006】一対のコンベアベルト50、51で搬送さ
れる矩形のワーク1が、その縦横サイズの異なる別の品
種に変更されると、変更品種の縦横サイズに応じて各コ
ンベアベルト50、51のワーク保持部材52、…のワ
ーク搬送方向Xでの配列ピッチと、各コンベアベルト5
0、51の間隔が手動で変更される。各コンベアベルト
50、51の間隔の調整は、ネジ軸57を専用のモータ
ーで正方向或いは逆方向に回転させて、一対のフレーム
55、56を同時接近或いは同時離反させることで行わ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一対のコンベアベルト
50、51を独立させて、両者の間隔を可変調整できる
ようにすることで、ワーク1の幅のサイズ変更に対する
ワーク保持部材52、…の間隔調整作業が簡単になり、
調整時間が短縮される。しかし、ワーク1の搬送方向X
での長さ変更に対するワーク保持部材52、…の配列ピ
ッチの調整が、各コンベアベルト50、51上のワーク
保持部材52、…の取付位置の変更作業や、別品種との
交換作業等の手作業で行う必要があるために作業性が悪
い問題があった。
【0008】また、ワーク1の幅方向Yのサイズ変更に
対しては、一対のコンベアベルト50、51の間隔をア
ナログ的に変えることで微調整可能であるが、ワーク搬
送方向Xのサイズ変更に対しては、アナログ的に微調整
することが困難である機能上の問題があった。
【0009】更に、一対のコンベアベルト50、51を
ワーク搬送方向Xに駆動させるためのモータの他に、コ
ンベアベルト50、51をワーク幅方向Yに前後移動さ
せるためのネジ軸57を正逆回転させるモータが必要で
ある結果、ワーク搬送装置が駆動源数が多くなってコス
ト高、大形化する傾向にあった。
【0010】それ故に、本発明の目的とするところは、
矩形平板等のワークのサイズ変更に伴うコンベアベルト
間隔等の調整が簡単に行える、また、調整の完全自動化
が容易なワーク搬送装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、表面にワ
ークの端部を位置決め保持する複数のワーク保持部材を
有する平行な一対の独立した無端状のコンベアベルトで
ワークの両端部を保持してワークをコンベアベルトと平
行なワーク搬送方向に搬送する装置であって、定位置に
設置されたモータで回転駆動する駆動軸と、この駆動軸
の回転力を一対のコンベアベルトの各々に伝達して、一
対のコンベアベルトを一体的にワーク搬送方向に駆動さ
せると共に、各々に駆動軸のコンベアベルトへの回転力
伝達の有無切換え用クラッチを有して、このクラッチの
入り切り制御で一対のコンベアベルトを単独運転可能に
駆動させる独立した一対の駆動切換機構と、駆動軸にこ
の駆動軸の回転力伝達の有無切換え用クラッチを介して
連結され、駆動軸の回転力が伝達されて回転駆動する一
対のコンベアベルトを相対的に接近離反移動させて、一
対のコンベアベルトの間隔を調整するネジ軸とを備え
る。
【0012】前記一対のコンベアベルトは、表面に定ピ
ッチで複数の突起を一体に有するタイミングベルトで、
これの表面の突起でワークの端部を位置決め保持するよ
うにしたものが実用上に望ましい。
【0013】また、本発明方法は、前記一対の駆動切換
機構のクラッチの入り切り制御でピッチ送りの停止位置
を中心に一対のコンベアベルトの両方をワーク搬送方向
に沿って同一距離前後に駆動させて、コンベアベルト上
のワーク保持部材のワーク搬送方向でのピッチを調整
し、及び又は、駆動軸でネジ軸を回転させて一対のコン
ベアベルトの間隔を調整して、コンベアベルト上のワー
ク保持部材のワーク搬送方向と直交するワーク幅方向で
のピッチを調整してから、一対のコンベアベルトを駆動
軸で同期させて同一方向、同速度で駆動させてワーク搬
送を行うことを特徴とする。
【0014】本発明方法においては、駆動軸を数値制御
されるモータで駆動し、一対の駆動切換機構の各クラッ
チと、ネジ軸のクラッチの入り切りを数値制御するよう
にして、一対のコンベアベルトにおけるワーク保持部材
のワーク搬送方向とワーク幅方向のピッチ調整を自動化
する。
【0015】
【作用】一対のコンベアベルトを夫々の駆動切換機構を
介して共通の駆動軸に連結し、駆動切換機構のクラッチ
の入り切り制御で一対のコンベアベルトの夫々を単独運
転可能に駆動させるようにすると、ピッチ送りの停止位
置を中心に一対のコンベアベルトの両方をワーク搬送方
向に沿って同一距離前後に駆動させる作業でもって、一
対のコンベアベルト上のワーク保持部材のワーク搬送方
向でのピッチ調整がアナログ的に微調整可能となり、か
つ、この調整が数値制御等で自動的に行えるようにな
る。
【0016】また、一対のコンベアベルトをワーク搬送
方向に駆動させる駆動軸を回転駆動源にして、一対のコ
ンベアベルトの間隔を調整するネジ軸を回転駆動させる
ことで、一対のコンベアベルトのワーク搬送方向とワー
ク幅方向の直交2方向の移動の駆動源の共通化が可能と
なる。
【0017】また、一対のコンベアベルトにタイミング
ベルトを使用すれば、市販のタイミングベルトの表面の
突起を一部切削等することで、この突起がワーク保持部
材として利用でき、コスト的に有利となる。
【0018】
【実施例】以下、実施例について図1乃至図7を参照し
て説明する。
【0019】図1の平面図に示されるワーク搬送装置
は、水平な一対の平行な無端状のコンベアベルト2a、
2bで矩形のワーク1の両端部を保持してワーク搬送方
向Xに水平送りする。各コンベアベルト2a、2bは、
表面にワーク1の両端部を位置決め保持する複数のワー
ク保持部材3a、3bを有する。一対のコンベアベルト
2a、2bを第1コンベアベルト2a、第2コンベアベ
ルト2bと称すると、図1乃至図5の実施例において
は、第1コンベアベルト2aが定位置に設置され、第2
コンベアベルト2bが第1コンベアベルト2aに対して
接近離反するワーク幅方向Yに平行移動可能に設置され
る。
【0020】一対のコンベアベルト2a、2bは、例え
ばワーク搬送方向Xに平行な一対のベルトガイド20、
…上に摺動可能に保持され、各ベルトガイド20、…
は、ワーク搬送方向Xに平行な一対の第1フレーム21
及び第2フレーム22の内側に固定される。各フレーム
21、22の両端部内面にプーリー23a、23bが回
転可能に突設され、各フレーム21、22の両端のプー
リー23a、23bに無端状のコンベアベルト2a、2
bが張設される。また、 第1フレーム21は、ワーク
搬送方向Xに平行な固定された架台24上に固定され
る。第2フレーム22は、架台24と直交方向に固定さ
れた複数の水平なガイドレール25、…上にワーク幅方
向Yに摺動可能に支持される。
【0021】各フレーム21、22の下方定位置にワー
ク幅方向Yに平行な駆動軸5が設置され、駆動軸5の近
傍に駆動軸5を回転駆動させるモータ4が設置される。
また、第1フレーム21の片端部に、駆動軸5の回転力
をプーリー23aに伝達する第1駆動切換機構6aが、
第2フレーム22の片端部に、駆動軸5の回転力をプー
リー23bに伝達する第2駆動切換機構6bが設置され
る。更に、第2フレーム22をワーク幅方向Yに前後動
させるネジ軸9が、第2フレーム22の定位置に直交さ
せて螺装される。
【0022】駆動軸5は、両端部が軸受26で支持され
て水平に設置される。駆動軸5の片端部に減速機27が
連結され、これの近くに固定設置されたモータ4の回転
力がベルト28を介して減速機27に伝達されて、駆動
軸5が回転駆動する。モータ4は、正逆回転可能な数値
制御されるACサーボモータ等である。
【0023】第1駆動切換機構6aは、第1フレーム2
1の片端部に固定された軸受ブロック29を備える。軸
受ブロック29は、架台24に固定される。軸受ブロッ
ク29に回転軸31が貫通し、回転軸31の先端に第1
ブレーキ8aを介してプーリー23aが連結され、回転
軸31の後端に第1クラッチ7aを介してプーリー33
が連結される。プーリー33と駆動軸5の後端に固定さ
れたプーリー35がベルト36で連結される。第1クラ
ッチ7aと第1ブレーキ8aは、例えば通電により駆動
制御可能な電磁式のもので、第1ブレーキ8aを開放状
態にして第1クラッチ7aを入り状態にすると、駆動軸
5の回転力で回転軸31、プーリー23aが回転して第
1コンベアベルト2aが駆動する。
【0024】第2駆動切換機構7bは、第2フレーム2
2の片端部に固定された軸受ブロック30を備える。軸
受ブロック30は、第2フレーム22を支持するガイド
レール25と平行なガイドレール25’上に摺動可能に
支持される。軸受ブロック30を貫通する回転軸32の
先端に第2クラッチ7bを介してプーリー34が連結さ
れ、回転軸32の後端に第2ブレーキ8bを介してプー
リー23bが連結される。プーリー34と駆動軸5の略
中央に固定されたプーリー37がベルト38で連結され
る。第2クラッチ7bと第2ブレーキ8bも電磁式のも
ので、第2ブレーキ8bを開放状態にし第2クラッチ7
bを入り状態にすると、駆動軸5の回転力で回転軸3
2、プーリー23bが回転して第2コンベアベルト2b
が駆動する。
【0025】第1ブレーキ8aと第2ブレーキ8bが開
放状態で第1クラッチ7aと第2クラッチ7bの両方が
入り状態の場合、駆動軸5を正回転させると第1コンベ
アベルト2aと第2コンベアベルト2bが同期して同速
度で同一のワーク搬送方向Xに駆動して、ワーク1を搬
送する。第1ブレーキ8aを開放状態にして第1クラッ
チ7aを入り状態にし、第2クラッチ7bを切り状態に
すると、第1コンベアベルト2aだけが単独駆動する。
また、第2ブレーキ8bを開放状態にして第2クラッチ
7bを入り状態にし、第1クラッチ7aを切り状態にす
ると第2コンベアベルト2bだけが単独駆動する。この
ような各コンベアベルト2a、2bの単独駆動は、後述
するようにワーク保持部材3a、3bのワーク搬送方向
Xでのピッチ調整時に行われる。
【0026】第2フレーム22をワーク幅方向Yに移動
させるネジ軸9は、図4に示すように、略中央部のネジ
部9’が第2フレーム22の下部に固定したナット部材
40に螺装される。ネジ軸9の基端部が第1フレーム2
1の架台24に第3ブレーキ11を介して支持され、先
端部が軸受42に支持される。ネジ軸9の基端部に第3
クラッチ10を介してプーリー43が固定され、このプ
ーリー43と駆動軸5に固定されたプーリー44がベル
ト45で連結される。第3ブレーキ11を開放状態にし
第3クラッチ10を入り状態にして駆動軸5を正逆回転
させると、ベルト45を介してネジ軸9が正逆回転して
第2フレーム22がワーク幅方向Yに前後移動する。
【0027】ネジ軸9は、第2フレーム22の全長が短
い場合は1本でよいが、第2フレーム22が長くなると
図1に示すように、2本のネジ軸9、9を第2フレーム
22の両端部に螺装して第2フレーム22を安定して平
行移動させるようにする。この場合、2本のネジ軸9、
9をかさ歯車軸46で連結して、両者が同期して同速度
で回転するようにすればよい。尚、2本のネジ軸9、9
は同時に反対方向に回転するので、各々のネジ部9’、
9’は右ネジと左ネジに相違させてある。
【0028】図5に第1コンベアベルト2aと第2コン
ベアベルト2bの具体例を示すと、この両者は無端状の
平ベルトの表裏面に複数の突起3a、3bを一体に突設
したタイミングベルトである。各コンベアベルト2a、
2bの突起3a、3bが、ワーク1の両端部を位置決め
保持するワーク保持部材として利用される。例えば各コ
ンベアベルト2a、2bの表面の突起3a、3bは、定
ピッチP1 でベルト幅方向に並ぶ同一山形断面の直歯状
突起で、切削加工されない山形断面のストッパー用突起
3ma、3mbと、矩形平板状のワーク1の端部が載る
凹段部12、12が切削加工されたワーク保持用突起3
na、3nbで構成される。ワーク保持用突起3na、
3nbの頂部内側に凹段部12、12が形成される。
【0029】ストッパー用突起3ma、3mbは、単数
がピッチP1 の整数倍の配列ピッチP2 で並び、この配
列ピッチP2 の間にワーク保持用突起3na、3nbの
複数が連続して並ぶ。ストッパー用突起3ma、3mb
の配列ピッチP2 は、矩形ワーク1のワーク搬送方向X
の長さLより大きく設定される。各ワーク保持用突起3
na、3nbの凹段部12、12の底面は、同一段差の
フラット面である。
【0030】次に、上記実施例のワーク搬送装置による
ワーク1の品種に応じたベルト間隔等の調整作業と、本
発明によるワーク搬送方法を説明する。
【0031】矩形平板状のワーク1の縦横サイズに変更
があると、このサイズ変更に対応させて一対のコンベア
ベルト2a、2bのワーク幅方向Yの間隔調整と、ワー
ク搬送方向Xのピッチ調整が前後して、或いは、同時進
行的に行われる。
【0032】一対のコンベアベルト2a、2bのワーク
幅方向Yの間隔調整は、次のように行われる。ネジ軸9
の第3ブレーキ11を開放状態、第3クラッチ10を入
り状態にして、駆動軸5でネジ軸9を正方向或いは逆方
向に回転させ、第2フレーム22を第1フレーム21に
接近移動或いは離反移動させることで、第1コンベアベ
ルト2aと第2コンベアベルト2bの間隔Dがワーク1
の幅Wに合わせて調整される。この間隔調整は、第1コ
ンベアベルト2aのワーク保持用突起3naの凹段部1
2と第2コンベアベルト2bのワーク保持用突起3nb
の凹段部12の間隔がワーク幅Wになるように行われ
る。
【0033】一対のコンベアベルト2a、2bのワーク
搬送方向Xのピッチ調整は、ピッチ送りの停止位置を中
心に各コンベアベルト2a、2bの両方をワーク搬送方
向Xに沿って同一距離前後に駆動させて行われる。例え
ば、図6(a)に示すように、1枚のワーク1の前後端
を位置決めする第1コンベアベルト2aのストッパー用
突起3maと第2コンベアベルト2bのストッパー用突
起3mbの中心位置を変更させず、間欠駆動(ピッチ送
り)の停止位置を一定に上記突起3ma、3mbをワー
ク搬送方向Xに沿って前後に対称に移動させる。そし
て、図6(b)に示すように、1枚のワーク1の前後端
を位置決めする第1コンベアベルト2aのストッパー用
突起3maと第2コンベアベルト2bのストッパー用突
起3mbのワーク搬送方向XでのピッチP3 をワーク1
の長さLと同一にして、この段階で各コンベアベルト2
a、2bのワーク搬送方向Xでのピッチ調整が完了す
る。
【0034】以上のように一対のコンベアベルト2a、
2bのワーク幅方向Yでの間隔調整と、ワーク搬送方向
Xでのピッチ調整が完了すると、両コンベアベルト2
a、2bの相対位置関係が固定され、各コンベアベルト
2a、2b上にワーク1が供給される。ワーク1は、そ
の両端部が各コンベアベルト2a、2bのワーク保持用
突起3na、3nbの凹段部12、12に位置決めさ
れ、ワーク1の対角線方向の前後端がストッパー用突起
3ma、3mbに位置決めされて、各コンベアベルト2
a、2b上に保持される。相対位置関係が固定された一
対のコンベアベルト2a、2bは、駆動軸5の回転で同
期して同速度でワーク搬送方向Xに駆動して、保持した
ワーク1を搬送する。
【0035】以上の各コンベアベルト2a、2bのワー
ク幅方向Yでの間隔調整と、ワーク搬送方向Xでのピッ
チ調整は、モータ4と各クラッチ7a、7b、10、各
ブレーキ8a、8b、11の駆動を数値制御法にてシー
ケンス制御すれば、自動的に行える。例えば、図示しな
いコンピュータ内蔵の数値制御盤を設置する。この数値
制御盤のコンピュータに、第1コンベアベルト2aに対
する第2コンベアベルト2bのワーク幅方向Yでの位置
座標データと、各コンベアベルト2a、2bのストッパ
ー用突起3ma、3mbのワーク搬送方向Xでの位置座
標データをメモリさせておく。而して、ワーク1の品種
変更時に、変更ワーク1の幅Wと長さLのデータをコン
ピュータにインプットすると、コンピュータは座標デー
タとインプットされた数値データに基づいてモータ4と
各クラッチ7a、7b、10、各ブレーキ8a、8b、
11を予め決められた順番で作動させて、各コンベアベ
ルト2a、2bのワーク幅方向Yでの間隔調整と、ワー
ク搬送方向Xでのピッチ調整を自動的に行う。
【0036】各コンベアベルト2a、2bのワーク幅方
向Yでの間隔調整は、ネジ軸9の回転でアナログ的に、
従って、微調整可能に行われる。また、各コンベアベル
ト2a、2bのワーク搬送方向Xでのピッチ調整は、駆
動軸5の回転でアナログ的に、従って、この場合も微調
整可能に行われる。また、各コンベアベルト2a、2b
のワーク搬送のための駆動源であるモータ4が、各コン
ベアベルト2a、2bの調整のためのワーク幅方向Yと
ワーク搬送方向Xの駆動源として共通に使用される結
果、駆動源数が最小の1つとなり、搬送装置全体の小型
化、低コスト化が容易となる。
【0037】また、一対のコンベアベルト2a、2bに
タイミングベルトを使用することで、プーリーとの滑り
の無い、常時正確なベルト駆動するものが適用でき、か
つ、市販品のタイミングベルト使用で設備費に便宜を図
ることができる。尚、各コンベアベルト2a、2bはタ
イミングベルトに限らず、ワーク1の形状によっては、
例えば図7に示すような平ベルト2’、2’に別品のワ
ーク保持部材3’、3’をネジ13等で固定、或いは、
着脱自在に取付けたものも可能である。この場合のワー
ク保持部材3’、3’は、形状の異なる2種以上の多品
種が選択的に使用できて、ワークの多品種化への対応性
に優れる。
【0038】また、上記実施例は、一対のコンベアベル
ト2a、2bの間隔調整を、第2コンベアベルト2bだ
けをワーク幅方向に前後移動させることで行うようにし
たが、この間隔調整は図8の場合と同様に一対のコンベ
アベルト2a、2bの双方が同時に同速度で接近離反さ
せるようにして行うようにしてもよい。
【0039】尚、本発明装置は、矩形平板状のガラス板
のワーク搬送装置に限らない。
【0040】
【発明の効果】請求項1の本発明装置によれば、一対の
コンベアベルトが夫々の駆動切換機構を介し共通の駆動
軸に連結されて、一対のコンベアベルトが夫々に単独運
転可能に駆動するので、ピッチ送りの停止位置を中心に
一対のコンベアベルトの両方をワーク搬送方向に沿って
同一距離前後に駆動させる作業でもって、一対のコンベ
アベルト上のワーク保持部材のワーク搬送方向でのピッ
チ調整がアナログ的に微調整可能となる。また、一対の
コンベアベルトの間隔調整もネジ軸の回転でアナログ的
に微調整可能となるので、ワークのサイズ変更に対する
一対のコンベアベルトの調整時間の大幅な短縮が可能
で、様々なサイズの多品種のワークを正確に位置決めし
て搬送できる汎用性に優れたワーク搬送装置が提供でき
る。また、一対のコンベアベルトのワーク搬送の駆動源
と,ベルト間隔等の調整のための駆動源が1台のモータ
に共通化されるので、駆動源が最小数となって、装置全
体の小型化、低コスト化が容易になる。
【0041】請求項2の本発明装置のように、一対のコ
ンベアベルトにタイミングベルトを適用すれば、コンベ
アベルトに特注品を使用すること無く市販品が使用でき
て、コスト的に有利なワーク搬送装置が提供できる。ま
た、タイミングベルトの高性能なベルト駆動機能を活か
したワーク搬送が可能となり、高性能なワーク搬送装置
が提供できる。
【0042】請求項3、4の本発明方法によれば、一対
のコンベアベルトのワーク搬送時の駆動と、ワークサイ
ズ変更に伴うベルト間隔等の調整時の駆動が数値制御で
完全自動化することが容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク搬送装置の一実施例を示す
平面図。
【図2】図1のワーク搬送装置の正面図。
【図3】図1のワーク搬送装置の左側面図。
【図4】図2A−A線に沿う断面図。
【図5】図1のワーク搬送装置における一対のコンベア
ベルトの部分拡大斜視図。
【図6】(a)及び(b)は図5のコンベアベルトのワ
ーク搬送方向Xでのピッチ調整時の各状態での部分斜視
図。
【図7】コンベアベルトの他の実施例を示す部分分解斜
視図。
【図8】従来のワーク搬送装置の部分平面図。
【図9】図8B−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 ワーク 2a、2b コンベアベルト 3a、3b ワーク保持部材(突起) 3ma、3mb 突起 3na、3mb 突起 3’ 突起 4 モータ 5 駆動軸 6a、6b 駆動切換機構 7a、7b クラッチ 9 ネジ軸 10 クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 15/42 B65G 15/42 Z 15/44 15/44 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 23/28 B65G 21/14 B65G 17/26 B65G 17/32 B65G 15/12 B65G 15/42 B65G 15/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にワークの端部を位置決め保持する
    複数のワーク保持部材を有する平行な一対の独立した無
    端状のコンベアベルトでワークの両端部を保持してワー
    クをコンベアベルトと平行なワーク搬送方向に搬送する
    装置であって、 定位置に設置されたモータで回転駆動する駆動軸と、 この駆動軸の回転力を一対のコンベアベルトの各々に伝
    達して、一対のコンベアベルトを一体的にワーク搬送方
    向に駆動させると共に、各々に駆動軸のコンベアベルト
    への回転力伝達の有無切換え用クラッチを有して、この
    クラッチの入り切り制御で一対のコンベアベルトを単独
    運転可能に駆動させる独立した一対の駆動切換機構と、 前記駆動軸に、この駆動軸の回転力伝達の有無切換え用
    クラッチを介して連結され、駆動軸の回転力が伝達され
    て回転駆動する一対のコンベアベルトを相対的に接近離
    反移動させて、一対のコンベアベルトの間隔を調整する
    ネジ軸と、 を具備してなるワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のコンベアベルトが、表面に定
    ピッチで複数の突起を一体に有するタイミングベルト
    で、これの表面の突起でワークの端部を位置決め保持す
    るようにした請求項1記載のワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一対の駆動切換機構のク
    ラッチの入り切り制御でピッチ送りの停止位置を中心に
    一対のコンベアベルトの両方をワーク搬送方向に沿って
    同一距離前後に駆動させて、コンベアベルト上のワーク
    保持部材のワーク搬送方向でのピッチを調整し、及び又
    は、駆動軸でネジ軸を回転させて一対のコンベアベルト
    の間隔を調整してから、一対のコンベアベルトを駆動軸
    で同期させて同一方向、同速度で駆動させてワーク搬送
    を行うことを特徴とするワーク搬送方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の駆動軸を数値制御される
    モータで駆動し、一対の駆動切換機構の各クラッチと、
    ネジ軸のクラッチの入り切りを数値制御して、一対のコ
    ンベアベルトの相対位置関係を調整することを特徴とす
    る請求項3記載のワーク搬送方法。
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