JP2005081423A - トランスファプレスのワーク搬送装置 - Google Patents

トランスファプレスのワーク搬送装置 Download PDF

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Yuji Uchiumi
祐治 内海
Eiichi Yoshii
栄一 吉井
Koji Osada
浩二 長田
Takao Iura
孝男 井浦
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Abstract

【課題】 プレスステーションごとに最適モーションでのワーク搬送を行えるようにする

【解決手段】 プレスラインLを挟む左右位置に、LMガイド26を備えたコモンベース
23を設置し、LMガイド26にスライド自在に取り付けたキャリッジ27を、昇降用モ
ータ28に連結したスクリュー30にて昇降駆動できるようにする。キャリッジ27に、
旋回アーム33の基端部を回動可能に取り付けて、旋回用モータ37によりプレスライン
L方向へ旋回作動できるようにする。左右の旋回アーム33の先端部にそれぞれ回転自在
に取り付けた軸部材39に、ワーク保持具12付きのクロスバー11の両端部を連結する
。旋回アーム33の旋回軸34と同軸上に配置したチルト用モータ40の出力軸41上の
プーリ43と軸部材39上のプーリ44にタイミングベルト45を掛け回し、軸部材39
と一体のクロスバー11が出力軸41と同位相に保持されるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明はプレス成形されるワークを保持して次のプレスステーションに順次搬送させる
ために用いるトランスファプレスのワーク搬送装置に関するものである。
トランスファプレスは、各プレスステーションにてプレス成形されるワークを、金型の
昇降動作に同期させて次のプレスステーションへ順次搬送させながらプレス作業を行わせ
るようにしてあり、このために、プレスライン方向と直角方向に延び且つバキュームカッ
プ等のワーク保持具を取り付けてなるクロスバーを、隣接するプレスステーションの間で
プレスライン方向に延びる略矩形のモーションで動かしてワークの搬送を行うことができ
るように、該ワーク保持具付きのクロスバーを、プレスライン方向、及び、上下方向の所
要範囲に亘り移動可能に備えてなるワーク搬送装置を設けるようにしている。
この種のワーク搬送装置の一つとしては、ACサーボクロスバートランスファ形式のも
のがある。
これは、図4にその一例の概略を示す如く、プレスラインLに沿うよう敷設したベッド
1上におけるプレスラインLに沿う複数個所に、ボルスタ2を介して設置した下金型3と
、該下金型3の上方にてスライド4により昇降作動できるよう設けた上金型5とからなる
プレス金型によりワークを成形するプレスステーション6を所要間隔を隔てて配設してな
り、且つ上記プレスラインLを挟んで左右対向する位置に、プレスラインL方向に延びる
1対のリフトビーム7を平行に配置すると共に、該各リフトビーム7を上方のACサーボ
モータ8によりラック・ピニオン機構9を介し昇降作動できるようにし、該左右のリフト
ビーム7に、プレスステーション6の配列間隔に合わせて配置した複数のキャリア10を
プレスラインL方向に走行可能に取り付け、左右方向に対向する各キャリア10間に、プ
レスラインL方向と直角に延び且つワーク保持具12を取り付けているクロスバー11を
掛け渡して設け、更に、プレスラインL方向に隣接する各キャリア10同士を、連結棒1
3を介し互いに連結すると共に、プレスラインL方向一端部のキャリア10に、ACサー
ボモータ14に取り付けたラック・ピニオン機構15を、連結棒16を介し連結した構成
として、上記ACサーボモータ8によるリフトビーム7の昇降作動によりキャリア10と
ともにすべてのワーク保持具12付きクロスバー11を上下方向に移動させることができ
るようにし、且つACサーボモータ14によりラック・ピニオン機構15及び連結棒13
,16を介してすべてのキャリア10を同期してプレスラインL方向に移動させることに
より、ワーク保持具12付きクロスバー11をプレスラインL方向へ移動させることがで
きるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
又、トランスファプレスのワーク搬送装置の他の形式のものとしては、図5に示す如き
ものが提案されている。これは、図4に示したと同様にプレスラインL方向に複数のプレ
スステーション6を配列してなり、且つプレスラインL方向に隣接するプレスステーショ
ン6の間と対応するプレスラインLを挟んだ左右位置のベッド1上に、上下方向に延びる
ガイドレール18と、該ガイドレール18に沿わせて図示しない駆動装置により昇降駆動
できるようにした昇降台19とを備えてなるリフト装置17a,17bを、プレスライン
L方向に2基ずつ並列にそれぞれ設置し、該各リフト装置17a,17bの昇降台19に
、所要長さのロッド部材20の下端部を、プレスラインL方向と平行な垂直面内で上下方
向に回動自在となるよう連結すると共に、プレスラインL方向に並ぶ2基のリフト装置1
7a,17bに取り付けた各ロッド部材20の上端部同士を、ヒンジユニット21に設け
てあるプレスラインL方向に直角な回転軸22に共に回転自在に連結し、プレスラインL
を挟んで対向する左右方向のヒンジユニット21間に、ワーク保持具12付きクロスバー
11を掛け渡して設けてなる構成として、図5に実線及び二点鎖線で示す如く、上記プレ
スラインL方向に並ぶ2基のリフト装置17a,17bの昇降台19の高さ位置を相対的
に変化させることにより、ヒンジユニット21と一体にワーク保持具12付きクロスバー
11を、プレスラインL方向へ移動させることができるようにすると共に、上記プレスラ
インL方向に並ぶ2基のリフト装置17a,17bの昇降台19を、共に同期して上昇あ
るいは下降させることにより、ヒンジユニット21と一体にワーク保持具12付きクロス
バー11を昇降移動させることができるようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
ところで、各プレスステーション6では、異なる金型3,5を用いているため、最近で
は、トランスファプレスのワーク搬送装置に対し、金型3,5との干渉を回避するために
、各プレスステーション6ごとに異なる最適モーションでワークの搬送を行えるようにす
ることが期待されてきている。
特開平10−328766号公報 米国特許第5899108号明細書
ところが、図4に示した上記ACサーボクロスバートランスファ形式のワーク搬送装置
では、すべてのクロスバー11は、両端部のキャリア10を介してリフトビーム7に取り
付けられていると共に、プレスラインL方向に配列されたすべてのキャリア10は連結棒
13を介して連結されているため、上記クロスバー11の上下方向への移動及びプレスラ
インL方向への移動は、すべて同時に且つ一様に行われ、このため、プレスステーション
6ごとに異なるモーションでのワーク搬送を実施することはできないというのが実状であ
る。
一方、図5に示した形式のワーク搬送装置によれば、各プレスステーション6ごとに異
なる最適モーションで搬送を行わせることは可能ではあるが、上下方向に延びるガイドレ
ール18を備えたリフト装置17a,17bを設置するために大きな設置スペースを必要
とするという問題があると共に、部材点数が多くなるためコストが嵩むという問題がある
そこで、本発明は、トランスファプレスにおける各プレスステーションごとに異なる最
適モーションによるワーク搬送を実施でき、且つ構造をシンプルなものとすることができ
て設置に要するスペース及びコストを削減できるトランスファプレスのワーク搬送装置を
提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、プレスラインを挟む両側部に、昇降用駆動装置
により上下方向に移動可能としたキャリッジをプレスステーションごとに備え、且つ該キ
ャリッジに、旋回アームの基端部を該旋回アームがプレスライン方向へ旋回できるように
取り付け、該旋回用アームの先端部に、プレスラインに直角方向に延びるよう配し且つワ
ーク保持具を備えてなるプレスステーションごとのクロスバーの両端部を連結して、上記
キャリッジの上下動と旋回アームの旋回により上記クロスバーに上下方向と送り方向の運
動を行わせるようにした構成とする。
又、クロスバーに対しワーク保持具の姿勢を変えるようにしたチルト機構を設けた構成
とする。
更に、チルト機構を、旋回アームの旋回中心と同軸心配置となるようにキャリッジ側に
設けたチルト用駆動装置の出力軸と、クロスバーとを、プーリとタイミングベルト、又は
、平行リンクを介して接続した構成として、上記チルト用駆動装置の駆動によりクロスバ
ーとともにワーク保持具をチルトさせる構成とする。
更に又、キャリッジに作用する荷重に対向するカウンターバランス用のエアシリンダを
備えた構成とする。
本発明のトランスファプレスのワーク搬送装置によれば、以下の如き優れた効果を発揮
する。
(1)プレスラインを挟む両側部に、昇降用駆動装置により上下方向に移動可能としたキ
ャリッジをプレスステーションごとに備え、且つ該キャリッジに、旋回アームの基端部を
該旋回アームがプレスライン方向へ旋回できるように取り付け、該旋回用アームの先端部
に、プレスラインに直角方向に延びるよう配し且つワーク保持具を備えてなるプレスステ
ーションごとのクロスバーの両端部を連結して、上記キャリッジの上下動と旋回アームの
旋回により上記クロスバーに上下方向と送り方向の運動を行わせるようにした構成として
あるので、プレスライン方向に配列されたプレスステーションのうち上下流方向に隣接す
るプレスステーションごとにワークの搬送を独立して行わせることができ、しかも、旋回
アームの旋回及びキャリッジの昇降作動に伴うワーク保持具付きクロスバーの移動範囲内
であれば、プレスライン方向の移動距離や上下方向の高さ位置、更には、移動軌跡を自在
に設定できるため、各プレスステーションごとに異なる最適モーションを選択できて、金
型との干渉回避を容易なものとすることができる。
(2)昇降用駆動装置により昇降作動されるキャリッジ上に旋回アームを旋回できるよう
取り付けていることから、従来の多数のリフト装置を用いた形式のワーク搬送装置に比し
て小型化を図ることができると共に、部材点数の削減を図ることができて、低コスト化及
び省スペース化が期待できる。
(3)ワーク保持具付きクロスバーのプレスライン方向への移動量は、旋回用モータによ
る旋回アームの旋回量により正確に決定でき、又、上下方向への移動量は、旋回用モータ
による旋回アームの旋回角度と、昇降用モータによるキャリッジの昇降作動量により決定
できるため、ワーク保持具付きクロスバーの移動の制御を、比較的容易なものとすること
が可能になる。
(4)又、クロスバーに対しワーク保持具の姿勢を変えるようにしたチルト機構を設けた
構成とすることにより、プレスステーションごとに異なる最適モーションを、ワーク保持
具のチルトを含めて設定することが可能になる。
(5)更に、チルト機構を、旋回アームの旋回中心と同軸心配置となるようにキャリッジ
側に設けたチルト用駆動装置の出力軸と、クロスバーとを、プーリとタイミングベルト、
又は、平行リンクを介して接続した構成として、上記チルト用駆動装置の駆動によりクロ
スバーとともにワーク保持具をチルトさせる構成とすることにより、上記チルト用駆動装
置を作動させなければ、クロスバーを上下動及び送り方向に運動させるときに、ワーク保
持具を平行移動させることができると共に、チルト用駆動装置の作動させれば、上記ワー
ク保持具を任意の角度でチルトさせることができる。
(6)更に又、キャリッジに作用する荷重に対向するカウンターバランス用のエアシリン
ダを備えた構成とすることにより、昇降用駆動装置の容量を小さくすることが可能になる
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明のトランスファプレスのワーク搬送装置の実施の一形態を示すも
ので、トランスファプレスにおける隣接するプレスステーション6同士の間と対応するプ
レスラインLを挟んだ左右両側位置のベッド1上に、上下方向に延びるスタンド部24と
、該スタンド部24の下端部にプレスラインL方向に突設したベース部25とからなる略
L字型のコモンベース23を対向させて設置し、プレスラインLを挟んで相対峙する上記
スタンド部24の内側となるプレスラインL側面に、上下方向に延びるLMガイド26を
設置して、該LMガイド26に、キャリッジ27を上下方向にスライド自在に保持させ、
且つ上記スタンド部24のプレスラインL側面の上端部に、内側へ張り出すようにモータ
設置台29を設けて、該モータ設置台29上に、昇降用駆動装置としての昇降用モータ2
8を、出力軸が下向きとなるように設置し、又、上記キャリッジ27の上下方向に貫通し
たスクリュー挿通孔に連通するように、スクリュー螺合部31aを内面に有するケーシン
グ31をキャリッジ27の上端面に直立させ、キャリッジ27のスクリュー挿通孔に通し
てケーシング31の内面のスクリュー螺合部31aに螺合させたスクリュー30の上端を
、上記昇降用モータ28の出力軸に一体に連結すると共に、スクリュー30の下端を、コ
モンベース23のベース部25の上面に設けた受台46に支持させ、上記昇降用モータ2
8の駆動力でスクリュー30を回転させることにより、キャリッジ27を上下方向に移動
できるようにする。
更に、上記キャリッジ27の内側となるプレスラインL側面の下端部に、内側へ張り出
すようにモータ設置台27aを設置して、該モータ設置台27a上に、旋回用モータ37
と軸受35を設置し、該軸受35とキャリッジ27の内側面に回転自在に支持させた旋回
軸34に、旋回用ギヤ36と所要長さの旋回アーム33の基端部(下端部)とをそれぞれ
一体に取り付け、上記旋回用モータ37の出力軸に取り付けた出力ギヤ38を、上記旋回
用ギヤ36に噛合させて、該旋回用モータ37の駆動により出力ギヤ38、旋回用ギヤ3
6、旋回軸34を介して旋回用アーム33が前後方向に旋回できるようにする。
上記旋回アーム33の上端部には、プレスラインLと直角方向の軸心を有する軸部材3
9を回転自在に取り付け、プレスラインLを挟んで対応する左右1対の旋回アーム33の
軸部材39同士の間に、プレスラインL方向と直角に延び且つワーク保持具12が取り付
けてあるクロスバー11を掛け渡すよう配置して、該クロスバー11の両端部を上記左右
の軸部材39にそれぞれ一体に連結する。
更に、上記旋回アーム33と一体にワーク保持具12付きクロスバー11を動かすとき
に、該クロスバー11の勝手な回転を防止できるようにすると共に、必要に応じて上記ワ
ーク保持具12をチルトできるようにするために、チルト用駆動装置としてのチルト用モ
ータ40を、上記モータ設置台27a上の旋回用モータ37の上方の支持台42上に設置
し、該チルト用モータ40の出力軸41を上記旋回軸34の軸心上に位置するようにして
、該チルト用モータ40の出力軸41にプーリ43を一体に取り付けると共に、上記軸部
材39に、上記プーリ43と同様のプーリ44を同軸一体に取り付け、上記各プーリ43
と44に無端状のタイミングベルト45を掛け回すことにより、上記軸部材39の角度を
、チルト用モータ40の出力軸41と常に同位相に保持できるようにする。
なお、上記スクリュー30の回転によるキャリッジ27の昇降動作を円滑に行わせるた
めに、キャリッジ27に取り付けたモータ設置台27aとベース部25の上面との間に、
上記キャリッジ27に作用する荷重に対向させるためのカウンターバランス用のエアシリ
ンダ32を設けるようにする。その他、図4に示したものと同一のものには同一符号が付
してある。
上記本発明のトランスファプレスのワーク搬送装置によりワークの搬送を行う場合は、
本発明のワーク搬送装置を、プレスラインL方向に並ぶ各プレスステーション6の間ごと
に設置する。
上記本発明のワーク搬送装置では、旋回用モータ37の駆動により左右の旋回アーム3
3を同期してプレスラインL方向へ旋回させると、該旋回アーム33の先端部に軸部材3
9を介して取り付けられたクロスバー11は、プレスラインL方向へ旋回移動させられる
。この旋回アーム33のプレスライン方向への旋回に伴って、クロスバー11は上下方向
へ移動させられ、又、昇降用モータ28の駆動による左右のキャリッジ27の同期した昇
降作動によっても、上記クロスバー11は、上下方向に移動させられる。したがって、上
記旋回用モータ37による旋回アーム33の旋回と、昇降用モータ28によるキャリッジ
27の昇降作動を連成することにより、ワーク保持具12付きクロスバー11は、プレス
ラインL方向への移動と、上下方向への移動を自在に行わせることができるため、プレス
ラインL方向に隣接する2つのプレスステーション6間にて、図1に矢印Tで示す如き軌
跡にて上記ワーク保持具12付きクロスバー11を上下動及び送り方向への運動を行わせ
ることにより、上流側プレスステーション6から下流側プレスステーション6へワークの
搬送が行われるようになる。
この際、クロスバー11の両端部に取り付けられた軸部材39はチルト用モータ40の
出力軸41と常に同位相に保持されるため、上記チルト用モータ40を作動させなければ
、軸部材39に一体に取り付けてあるクロスバー11は、常に平行移動させられ、又、上
記チルト用モータ40を必要に応じて作動させれば、出力軸41の角度変更に伴ってワー
ク保持具12はチルトされるようになる。
このように、上記本発明のトランスファプレスのワーク搬送装置によれば、プレスライ
ンL方向に隣接するプレスステーション6ごとに完全に独立したモーションでワーク保持
具12付きクロスバー11を動かすことができるため、他のプレスステーション6に対し
て設置したワーク搬送装置のモーションから制約を受けずに最適モーションを選択でき、
これによりプレス金型との干渉回避を容易なものとすることができる。
又、キャリッジ27にはカウンターバランス用のエアシリンダ32を取り付けてあるた
め、昇降用モータ28の容量を小さく抑えることができる。
更に、クロスバー11のプレスラインL方向への移動は、旋回アーム33の旋回により
行わせるようにしてあるため、図5に示した従来のワーク搬送装置の如き上下方向に延び
る長大なガイドレールを廃することができて、低コスト化及び省スペース化が期待できる
更に又、クロスバー11のプレスラインL方向への移動量は、旋回用モータ37による
旋回アーム33の旋回量により正確に決定でき、又、上下方向への移動量は、旋回用モー
タ37による旋回アーム33の旋回時の角度変化と、昇降用モータ28によるキャリッジ
27の昇降作動量により容易に決定できるため、ワーク保持具12付きクロスバー11の
移動の制御を、図5に示した従来のワーク搬送装置に比してより容易に行うことができる
次に、図3は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1及び図2に示したものにおい
て、チルト用モータ40の出力軸41とクロスバー11の端部に取り付けた軸部材39に
同様のプーリ43,44を設けて該各プーリ43,44に無端状のタイミングベルト45
を掛け回した構成に代えて、チルト用モータ40の出力軸41に、径方向に突出する短い
リンクアーム47を取り付けると共に、軸部材39の一端部に径方向に突出するリンクア
ーム48を取り付け、該各リンクアーム47と48の突出端部同士を、リンクロッド49
を介して連結することにより、上記各リンクアーム47と48の間に平行リンク50を形
成させて、該平行リンク50により、チルト用モータ40の出力軸41と軸部材39とを
常に同位相に保持できるようにする。
その他の構成は図1及び図2に示したものと同様であり、同一のものには同一符号が付
してある。
本実施の形態によれば、チルト用モータ40による出力軸41の角度変更を行わなけれ
ば、ワーク保持具12をワーク搬送時に平行移動させることができると共に、必要に応じ
てチルト用サーボモータ40を作動させれば、上記ワーク保持具12を任意の角度にチル
トとさせることができるため、上記実施の形態と同様な効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、図1及び図2では、チ
ルト用モータ40の出力をプーリ43,44、タイミングベルト45を介してクロスバー
11へ伝えるようにした場合を示したが、プーリ43,44に代えてスプロケットを用い
、且つタイミングベルト45に代えてチェーンを用いるようにしてもよいこと、キャリッ
ジ27上に設けた旋回アーム33をプレスライン方向Lへ旋回させることができれば、旋
回用モータ37の配置及び旋回アーム33までの動力伝達経路は自在に設定してよいこと
、キャリッジ27を垂直方向に昇降作動させることができれば、昇降用モータ28の配置
やキャリッジ27に昇降用の動力を作用させるための動力伝達経路は自在に設定してよい
こと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
本発明のトランスファプレスのワーク搬送装置の実施の一形態を示す概略切断側面図である。 図1の装置の概略切断正面図である。 本発明の実施の他の形態を示す概略切断側面図である。 従来のトランスファプレスのワーク搬送装置の一例を示す概略側面図である。 従来のトランスファプレスのワーク搬送装置の他の例を示す概略側面図である。
符号の説明
L プレスライン
6 プレスステーション
11 クロスバー
12 ワーク保持具
27 キャリッジ
28 昇降用モータ(昇降用駆動装置)
32 エアシリンダ
33 旋回アーム
40 チルト用モータ(チルト用駆動装置)
41 出力軸
43 プーリ
44 プーリ
45 タイミングベルト
47 リンクアーム
48 リンクアーム
49 リンクロッド
50 平行リンク

Claims (5)

  1. プレスラインを挟む両側部に、昇降用駆動装置により上下方向に移動可能としたキャリ
    ッジをプレスステーションごとに備え、且つ該キャリッジに、旋回アームの基端部を該旋
    回アームがプレスライン方向へ旋回できるように取り付け、該旋回用アームの先端部に、
    プレスラインに直角方向に延びるよう配し且つワーク保持具を備えてなるプレスステーシ
    ョンごとのクロスバーの両端部を連結して、上記キャリッジの上下動と旋回アームの旋回
    により上記クロスバーに上下方向と送り方向の運動を行わせるようにしたトランスファプ
    レスのワーク搬送装置。
  2. クロスバーに対しワーク保持具の姿勢を変えるようにしたチルト機構を設けた請求項1
    記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
  3. 旋回アームの旋回中心と同軸心配置となるようにキャリッジ側に設けたチルト用駆動装
    置の出力軸と、クロスバーにそれぞれ一体に取り付けたプーリ間に、無端状のタイミング
    ベルトを掛け回し、上記チルト用駆動装置の駆動によりクロスバーとともにワーク保持具
    をチルトさせるチルト機構とした請求項2記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
  4. 旋回アームの旋回中心と同軸心配置となるようにキャリッジ側に設けたチルト用駆動装
    置の出力軸に取り付けたリンクアームと、クロスバーの端部側に一体に取り付けたリンク
    アームとを、リンクロッドで連結して平行リンクを形成し、上記チルト用駆動装置の駆動
    によりクロスバーとともにワーク保持具をチルトさせるチルト機構とした請求項2記載の
    トランスファプレスのワーク搬送装置。
  5. キャリッジに作用する荷重に対向するカウンターバランス用のエアシリンダを備えた請
    求項1、2、3又は4記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
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