JP4224810B2 - トランスファプレスのワーク搬送装置 - Google Patents

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    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • B30B15/146Control arrangements for mechanically-driven presses for synchronising a line of presses

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はプレス成形されるワークを上流側から下流側の加工ステーションに搬送するトランスファプレスのワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来のトランスファプレスとそのワーク搬送装置の概要を示す図である。トランスファプレスは、プレスラインに沿うよう敷設したベッド21と、このベッド21上に該プレスラインLを挟んで左右方向から対向するようにプレスラインL方向の所要間隔位置にそれぞれ立設するコラム22と、これら左右両側のコラム22の上端間にクラウン23を掛け渡して構成されたプレスハウジング24と、該プレスハウジング24内のプレスラインL方向に沿うコラム22間の位置に上下動可能にそれぞれ配置されたスライド25と、上記クラウン23内に設けられ該スライド25を上下動させるスライド駆動装置27と、該各スライド25の下面にセットされた上金型と、前記ベッド21の上面の各コラム間位置に設けられたボルスタ26と、該ボルスタ26上に前記上金型と対応させてセットされた下金型とから構成され、プレスラインL方向に沿い複数の加工ステーションを形成し、前記スライド25を上下動させて、上下の金型間でパネル等のワークをプレス成形できるようにしてある。
【0003】
又、上記のプレス成形動作とタイミングを合わせて、ワークを次の加工ステーションへ順次搬送させるようにするためのワーク搬送装置が用いられる。ワーク搬送装置は、プレスラインLを挟んで対向する各コラム2の内側面に固定されプレスラインL方向に延びる一対のガイドビーム28と、該ガイドビーム28に移動自在に係合支持され金型の配列間隔に合わせて配置したキャリッジ29と、プレスラインL方向に沿って設けられ前記各キャリッジ29を互いに連結するフィードバー(連結軸)30と、上記各キャリッジ29にリフト用サーボモータ(ACサーボモータ)38によるリフト機構により昇降可能に組み付けられたリフト用ロッド31と、プレスラインLを挟んで対向するリフト用ロッド31の下端部間を掛け渡して設けられたクロスバー33と、該クロスバー33に付設されワークを吸着などにより把持するワーク把持具32と、上記プレスハウジング24のプレスラインL方向の上流側位置に設置されたフィード用サーボモータ(ACサーボモータ)34と、該フィード用サーボモータ34の出力軸に取り付けられたフィード用ピニオン36と、該フィード用ピニオン36に噛合し前記フィードバー10の上流側端部に刻設されたラック37とから構成されている。
【0004】
クロスバー33は、各リフト用サーボモータ38を同期させて駆動させ、リフト用ロッド31を介して昇降動作が与えられると共に、フィード用サーボモータ34の駆動力をピニオン36を介してラック37に伝えることによりフィードバー30をプレスラインL方向へ移動させて、送り動作が与えられるようになっている。(例えば、特許文献1参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開平11−57898(第2項、第4図)
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のトランスファプレスのワーク搬送装置では、各加工ステーション間を往来するクロスバー33は、キャリッジ39をフィードバー30に連結してプレスラインL方向に一定間隔に設置されており、昇降動作も各リフト用モータ18を同期させて行うので、その送り方向、リフト方向の動作は常に同じ動作となる。そのため、各クロスバーにそれぞれ独立した動作を与えることができず、自由度が極めて低い。
【0006】
また、すべての加工ステーション用の各クロスバーを同時に動作させるため、フィードバーを介して各クロスバーに送り動作を与えるフィード用サーボモータおよびその駆動装置が大型になる。
【0007】
さらに、フィード用サーボモータおよびその駆動装置が大型となるため、ディスタックフィーダ、オートパレタイザ等の前後設備の配置が制限される。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、各クロスバーをそれぞれ独立して動作させることが可能であり、かつ、クロスバーの駆動用モータおよびその駆動装置を小型化できるトランスファプレスのワーク搬送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、プレスラインを挟んで対峙するスタンドと、該スタンドのそれぞれに設けられ昇降可能に駆動される昇降移動体と、該昇降移動体に垂直面内を回動駆動可能に支持された第1アームと、該第1アームに垂直面内を第2アーム回動手段により可能に支持された第2アームと、該第2アームに取り付けられワーク把持具を付設するクロスバーと、前記昇降移動体を昇降駆動し、かつ、前記第1アームを回動駆動する昇降回動手段と、を備え、前記昇降回動手段は、第1アームの回動軸に取り付けられる歯車と、該歯車が軸支され昇降可能な第1駆動部と、該歯車と噛合するラックを有し昇降可能な第2駆動部とを備え、前記第1駆動部と前記第2駆動部を同方向かつ同速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させ、前記第1駆動部と前記第2駆動部を異なる方向または異なる速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させかつ前記第1アームを回動させる、ことを特徴とするトランスファプレスのワーク搬送装置が提供される。
また、本発明によれば、プレスラインを挟んで対峙するスタンドと、該スタンドのそれぞれに設けられ昇降可能に駆動される昇降移動体と、該昇降移動体に垂直面内を回動駆動可能に支持された第1アームと、該第1アームに垂直面内を第2アーム回動手段により回動可能に支持された第2アームと、該第2アームに取り付けられワーク把持具を付設するクロスバーと、前記昇降移動体を昇降駆動し、かつ、前記第1アームを回動駆動する昇降回動手段と、を備え、前記昇降回動手段は、前記第1アームの回動軸に取り付けられる歯車と、該歯車と噛合するラックを有しかつ該歯車を挟むように対抗して設けられ昇降可能な一対の駆動部とを備え、該駆動部を同方向かつ同速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させ、前記一対の駆動部を異なる方向または異なる速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させかつ前記第1アームを回動させる、ことを特徴とするトランスファプレスのワーク搬送装置が提供される。
【0010】
上記本発明のトランスファプレスのワーク搬送装置は、プレスラインの各加工ステーション間にそれぞれ独立に設置され、しかも、クロスバーは、スタンドに設けられ上下方向に駆動する昇降移動体とこの昇降移動体に回動駆動可能に支持される第1アームとこの第1アームに回動駆動可能に支持される第2アームとにより、昇降動作および送り動作が与えられるので、それぞれ独立して最適動作によりワークを搬送することができる。また、クロスバーに昇降動作およびリフト動作を与えるサーボモータは、それぞれのワーク搬送装置に独立に設けることができるため、小出力かつ小型のもので済む。
また、昇降移動体の昇降駆動と第1アームの回動駆動を昇降回動手段により一体的に行うので、昇降動作と送り動作に同じ種類の駆動装置(アクチュエータ)を用いることができ、駆動機構全体をシンプルにできる。
【0011】
また好ましくは、さらに前記昇降移動体を昇降駆動する昇降手段を備え、該昇降手段は、ボールネジとボールネジナット、タイミングベルト、油圧シリンダ、ラックアンドピニオン、又はリニアモータを備える。
【0012】
これらの駆動装置を用いることにより、昇降移動体の高さ位置を高速に、かつ性格に位置決めすることができる。
【0015】
また、前記第2回アーム動手段は、前記昇降移動体に固定された第1プーリと、前記第2アームの回動軸に接続されかつ前記第1アームに回動自在に支持された第2プーリと、前記第1プーリの回転駆動を前記第2プーリに伝達するタイミングベルトとからなり、好ましくは前記第1プーリと前記第2プーリの呼び径の比は2対1である。
【0016】
第1プーリを昇降移動体に固定し、第2プーリは第2アームに接続されかつ第1アームに回動自在に支持されているので、第1アームの回動によりタイミングベルトが第2プーリを回転させ、これにより第2アームが回動する。したがって、第2アームを回転駆動するアクチュエータを独立して設ける必要がなく、駆動機構全体をシンプルにできる。また、第1プーリと第2プーリの呼び径の比を2対1とすることにより、クロスバーをプレスライン方向に水平移動させることができるので、安定してワークを搬送することができる。
【0017】
また、前記第1アームは、メインアームと、該メーンアームと等しい長さのサブアームと、該メインアームの端部と該サブアームの端部とを接続する中間部材とからなる。
【0018】
第1アームを、メインアームとこれと等しい長さのサブアームと中間部材とにより構成したので、その剛性を高め、撓みや振動を抑制することができる。
【0019】
また、前記第2アーム回動手段は、前記中間部材にデファレンシャルギヤ機構を備え、前記中間部材に対する前記メインアームの相対的な回転により、この回転方向と反対方向の回転により前記第2アームを回動駆動する。
【0020】
中間部材にデファレンシャルギヤ機構を備え、第1アームの回動に連動して第2アームを回動させるので、第2アームを回転駆動するアクチュエータを独立して設ける必要がなく、駆動機構全体をシンプルにできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0022】
図1は、本発明のワーク搬送装置10を備えたプレスラインの斜視図である。この図では、説明の便宜上、上流側、下流側の2つのプレスステーション7とその間に設けられた本発明のワーク搬送装置10を示しているが、実機では通常、2〜5台程度設置される。
【0023】
図2は本発明のワーク搬送装置の第1実施形態を示す図であり、(b)は(a)におけるX−X矢視図である。この図に示すように、ワーク搬送装置10は、各加工ステーション7毎にプレスラインを挟んでスタンド11を対峙して、この左右のスタンド11に昇降可能に駆動される昇降移動体12を備えている。昇降移動体12は垂直面内を回動可能に第1アーム4を支持しており、この第1アーム4は垂直面内を回動可能に第2アーム5を支持している。また、第2アーム5の先端部とこれと対向している他の第2アームの先端部との間にバキュームカップなどのワーク把持具2が取り付けられたクロスバー3が取り付けられる。
【0024】
本発明においては、図3に示すように、昇降移動体12を昇降駆動する手段と第1アーム4を回動駆動する手段とを一体的に構成しており、ボールネジ13とボールナットから構成されるボールネジ機構と、ボールネジ13を回転駆動するサーボモータ15とを備えている。なお、これら駆動手段としてタイミングベルト、油圧シリンダ、ラックアンドピニオン、又はリニアモータ等を用いてもよい。
【0025】
図3(a)は、昇降移動体12内部の昇降・回動駆動機構の構造を模式的に示すものであり、第1アーム4の回動軸に取り付けられる歯車16と、この歯車が軸支されボールネジ13と螺合するボールナットを備えた第1駆動部17aと、この歯車16と噛合するラック部とボールネジ13と螺合するボールナットを備えた第2駆動部17bとから構成される。
【0026】
図3(b)のように、2つのサーボモータ15の制御により第1駆動部17aと第2駆動部17bを同じ方向かつ同じ速度で垂直駆動すると、第2駆動部17bと歯車16との相対的な位置変動は起きず歯車16は回転しないので、第1アーム4は回動することなく昇降移動体12が昇降する
【0027】
一方、図3(c)のように、第1駆動部17aと第2駆動部17bを異なる方向または異なる速度で垂直駆動すると、第2駆動部17bと第1駆動部17aとの相対的な位置変動による歯車16の回転により、第1アーム4が回動する。
【0028】
また、図4のように、駆動部17の双方に歯車と噛合するようにラックを設けることによっても、上記と同様に2つのサーボモータの回転方向および回転速度を制御することにより、昇降移動体の昇降および第1アームの回動を制御できる。
【0029】
また、スタンド11には、昇降移動体12を上下方向にガイドするガイド部材が上下方向に延びるように並設されており、昇降移動体の裏側に設けられた凹部と係合して上下方向以外の移動を拘束している。
【0030】
図2に示すように、第2アーム回動手段は、昇降移動体12に固定された第1プーリ6aと、第2アーム5の回動軸に接続されかつ前記第1アーム4に回動自在に支持された第2プーリ6bと、前記第1プーリ6aの回転駆動を前記第2プーリ6bに伝達するタイミングベルト6cとからなり、好ましくは第1プーリ6aと第2プーリ6bの呼び径の比は2対1とする。
【0031】
クロスバー3は第2アーム5に設けられたチルティング機構により傾動させることができ、ワークを所定の角度に保持することができる。通常は、ワークを水平に保持するようになっている。
【0032】
図5は、第1実施形態によるワーク搬送装置の送り動作を模式的に示したものである。第1プーリ6aを昇降移動体12に固定し、第2プーリ6bは第2アーム5に接続されかつ第1アーム4に回動自在に支持されているので、第1アーム4が回転しても第1プーリ6aは回転しない。一方、第2プーリ6bは第1アーム4に回転自在に支持されているので、第1アーム4が図のように反時計方向に回転するとタイミングベルト6cと第2プーリ6bとの接点がずれるため、第2プーリ6bは時計方向に回転し、第2プーリ6bに接続されている第2アーム5のクロスバー1取り付け位置P1はP2へと移動する。P3、P4は第1アーム4をさらに回転させたときのクロスバー1取り付け位置を示している。このように、第1プーリ6aと第2プーリ6bの呼び径の比が2対1であるので第2プーリ6bは第1プーリ6aの2倍の角度回転する。これにより、第2アーム5に取り付けられるクロスバー3を水平に移動させ、安定してワーク1を搬送することができる。
【0033】
図6は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、(b)は(a)におけるX−X矢視図である。昇降移動体12、昇降手段、第1アーム回動手段は第1の実施形態におけると同様のものであるので説明は省略する。互いに等しい長さのメインアーム4aとサブアーム4bはその一端で垂直面内を回動可能に昇降移動体12に支持されており、他端同士が中間部材4cにより接続されている。メインアーム4aの一端とサブアーム4bの一端との間隔は、メインアーム4aの他端とサブアーム4bの他端との間隔と同一に保持されており、これらの端部は平行四辺形を形成し、メインアーム4aとサブアーム4bが回動しても中間部材は常に水平面と一定の角度を保持して移動する。これらメインアーム4a、サブアーム4b、中間部材4cにより第1アーム4を構成しており、これにより第1アーム4の剛性を高め、撓みや振動を抑制することができる。なお、第1アーム4の回動駆動は、第1実施形態と同様の手段によりメインアーム4a又はサブアーム4bのいずれか一方に駆動力を与えればよい。
【0034】
図7は、図6(a)におけるY−Y断面図である。中間部材4cはデファレンシャルギヤ機構8を備えており、第2アーム5はこのデファレンシャルギヤ機構8を介して第1アーム4に垂直面内を回動可能に支持されている。デファレンシャルギヤ機構8は、2つのピニオン8aとメインアーム4aに接続される第1サイドギア8bと、第2アーム5に接続される第2サイドギア8cとからなり、第1サイドギア8bと第2サイドギア8cとはピニオン8aにより常に逆方向に回転するようになっている。また、第2アームの先端には第1実施形態と同様にクロスバーを傾動させるチルティング機構が設けられている。
【0035】
図8は、第2実施形態によるワーク搬送装置の送り動作を説明する図である。メインアーム4aが時計方向に回転するとサブアーム4bはこれに伴ってメインアーム4aと平行を保持して回転し、中間部材4cは水平面と一定角度を保持して移動する。このとき、メインアーム4aは中間部材4cに対し図で反時計方向に回転することになるので、上述したデファレンシャルギヤの機能により、第2アーム5は時計方向に回転する。これにより、第2アーム5のクロスバー取り付け位置Q1はQ2へと移動する。Q3、Q4はメインアーム4aをさらに回転させたときのクロスバー1取り付け位置を示している。
【0036】
上述した本発明の構成によれば、各プレスステーション7毎にワーク搬送装置を設置することができるので、各クロスバー3にそれぞれ独立した動作を持たせることができる。また、各クロスバー3に送り動作および昇降動作を持たせるための駆動用サーボモータやその駆動装置を小型化することができる。さらに、ディスタックフィーダ、オートパレタイザ等の前後設備の配置が制限されることもない。
【0037】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、以下の効果が得られる。
(1) プレスラインの各加工ステーション毎にそれぞれ独立に設置されており、しかも、クロスバーは、スタンドに設けられ昇降手段により上下方向に駆動する昇降移動体とこの昇降移動体に回動可能に支持される第1アームとこの第1アームに回動可能に支持される第2アームとにより、昇降動作および送り動作が与えられるので、それぞれ独立して最適動作によりワークを搬送することができる。(2) クロスバーに昇降動作およびリフト動作を与えるサーボモータは、それぞれのワーク搬送装置に独立に設けることができるため、小出力かつ小型のもので済む。
(3) 第2アームを第1アームの回動と連動させて回動駆動させるので、第2アームを回動駆動するアクチュエータを独立して設ける必要がなく、駆動機構全体をシンプルにできる。
(4) ワーク搬送装置を各加工ステーション毎に配置するため、ディスタックフィーダ、オートパレタイザ等の前後設備の配置が制限されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク搬送装置を備えたプレスラインの斜視図である。
【図2】本発明のワーク搬送装置の第1実施形態を示す図であり、(b)は(a)におけるX−X矢視図である。
【図3】(a)は昇降移動体内部の昇降・回動駆動機構の構造を模式的に示すものであり、(b)は昇降駆動のみを行うときの説明図であり、(c)は回動駆動を行うときの説明図である。
【図4】昇降・回動駆動機構の他の実施形態を示す図である。
【図5】第1実施形態によるワーク搬送装置の送り動作を模式的に示したものである。
【図6】本発明のワーク搬送装置の第2実施形態を示すものであり、(b)は(a)におけるX−X矢視図である。
【図7】デファレンシャルギヤ機構の構造図である。
【図8】第2実施形態によるワーク搬送装置の送り動作を説明する図である。
【図9】従来のトランスファプレスとそのワーク搬送装置の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 ワーク
2 ワーク把持具
3 クロスバー
4 第1アーム
4a メインアーム
4b サブアーム
4c 中間部材
5 第2アーム
6a 第1プーリ
6b 第2プーリ
6c タイミングベルト
7 プレスステーション
8 デファレンシャルギヤ機構(第2アーム回動手段)
8a ピニオン
8b 第1サイドギア
8c 第2サイドギア
10 ワーク搬送装置
11 スタンド
12 昇降移動体
13 ボールネジ
15 サーボモータ
16 歯車
17a 第1駆動部
17b 第2駆動部

Claims (7)

  1. プレスラインを挟んで対峙するスタンドと、
    該スタンドのそれぞれに設けられ昇降可能に駆動される昇降移動体と、
    該昇降移動体に垂直面内を回動駆動可能に支持された第1アームと、
    該第1アームに垂直面内を第2アーム回動手段により回動可能に支持された第2アームと、
    該第2アームに取り付けられワーク把持具を付設するクロスバーと、
    前記昇降移動体を昇降駆動し、かつ、前記第1アームを回動駆動する昇降回動手段と、を備え、
    前記昇降回動手段は、第1アームの回動軸に取り付けられる歯車と、該歯車が軸支され昇降可能な第1駆動部と、該歯車と噛合するラックを有し昇降可能な第2駆動部とを備え、前記第1駆動部と前記第2駆動部を同方向かつ同速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させ、前記第1駆動部と前記第2駆動部を異なる方向または異なる速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させかつ前記第1アームを回動させる、ことを特徴とするトランスファプレスのワーク搬送装置。
  2. プレスラインを挟んで対峙するスタンドと、
    該スタンドのそれぞれに設けられ昇降可能に駆動される昇降移動体と、
    該昇降移動体に垂直面内を回動駆動可能に支持された第1アームと、
    該第1アームに垂直面内を第2アーム回動手段により回動可能に支持された第2アームと、
    該第2アームに取り付けられワーク把持具を付設するクロスバーと、
    前記昇降移動体を昇降駆動し、かつ、前記第1アームを回動駆動する昇降回動手段と、を備え、
    前記昇降回動手段は、前記第1アームの回動軸に取り付けられる歯車と、該歯車と噛合するラックを有しかつ該歯車を挟むように対抗して設けられ昇降可能な一対の駆動部とを備え、該駆動部を同方向かつ同速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させ、前記一対の駆動部を異なる方向または異なる速度で昇降させることにより前記昇降移動体を昇降させかつ前記第1アームを回動させる、ことを特徴とするトランスファプレスのワーク搬送装置。
  3. さらに前記昇降移動体を昇降駆動する昇降手段を備え、該昇降手段は、ボールネジとボールネジナット、タイミングベルト、油圧シリンダ、ラックアンドピニオン、又はリニアモータである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
  4. 前記第2アーム回動手段は、前記昇降移動体に固定された第1プーリと、前記第2アームの回動軸に接続された第2プーリと、前記第1プーリの回転駆動を前記第2プーリに伝達するタイミングベルトとからなる、ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
  5. 前記第1プーリと前記第2プーリの呼び径の比が2対1である、ことを特徴とする請求項に記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
  6. 前記第1アームは、メインアームと、該メインアームと等しい長さのサブアームと、該メインアームの端部と該サブアームの端部とを接続する中間部材とからなる、ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
  7. 前記第2アーム回動手段は、前記中間部材にデファレンシャルギヤ機構を備え、前記中間部材に対する前記メインアーム又はサブアームの相対的な回転により、この回転方向と反対方向の回転により前記第2アームを回動駆動する、ことを特徴とする請求項に記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
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