JP4229801B2 - 容器搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液充填設備に設けられる容器搬送装置に関するものである。
例えば、ガラス壜、ペットボトルなどの容器に液を充填する液充填設備は、一列で連続して搬送される容器に、順次、所定の液体を充填するように構成されたものが殆どであるが、設置スペース上の点で容器の搬送経路が短くて済むバッチ式が採用された多列ライン式のボトリングマシンがある(例えば、特許文献1参照)。この多列ライン式のボトリングマシンにおいて、並列に配置された複数個の容器群は、グリップコンベヤにより搬送されている。
このグリップコンベヤは、左右にて移動される一対のチェーン間に、等間隔で設けられたベースプレート上に、前後一対のグリッパが前後方向で互いに接近離間移動可能に設けられるとともに、これら前後のグリッパを互いに接近離間させるためのT字クランクが設けられたものであり、容器を移動させるチェーンとは、別個に設けられたエアシリンダにより、グリッパの把持・開放動作が行われるものであった。
特許第3380917号公報
上記従来の構成によると、容器を搬送するのに、搬送用のチェーンを駆動する搬送駆動装置とは、別個に、グリッパの把持・開放動作を行うための把持用駆動装置を必要とするため、装置の構成が複雑になるとともに、液充填設備の洗浄を行う際に、特に、グリッパ部分では、機器が複雑に配置されているため、洗浄作業が困難になるという問題があった。
そこで、本発明は、容器の搬送機能と容器の把持・開放動作を同一の駆動装置にて行い得る容器搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る容器搬送装置は、並列に配置された複数個の容器を前後から一緒に把持・開放自在な前後一対のバー体が搬送方向で移動自在に設けられた容器搬送装置であって、
容器の搬送経路の前後端部で且つ当該搬送経路と直交方向で回転自在に設けられた前後一対の第1回転軸体と、これら各第1回転軸体に回転自在に外嵌された第2回転軸体と、上記各第1回転軸体の両端部に設けられた第1回転輪体と、上記各第2回転軸体の両端部に且つ左右の両第1回転輪体間位置で設けられた第2回転輪体と、互いに対応する前後位置の第1回転輪体同士間に無端状に巻回されるとともに上記一方のバー体に連結された第1無端帯状体と、互いに対応する前後位置の第2回転輪体同士間に無端状に巻回されるとともに上記他方のバー体に連結された第2無端帯状体と、回転駆動機により所定方向に回転駆動されるとともに上記第1回転軸体および第2回転軸体のいずれか一方を回転させる第1駆動用軸体と、上記第1回転軸体および第2回転軸体のいずれか他方に連動連結された第2駆動用軸体とを有し、
且つこれら両駆動用軸体同士を互いに同一方向に回転させる第1連動機構および互いに逆方向に回転させる第2連動機構を設けるとともに、これら両連動機構のいずれか一方を作動状態にさせる切換手段とを具備したものである。
また、請求項2に係る容器搬送装置は、請求項1に記載の搬送装置における第1連動機構および第2連動機構のいずれか一方を、両駆動用軸体にそれぞれ設けられたベルト車と、これら両ベルト車同士間に無端状に巻回されたベルト部材とから構成するとともに、第1連動機構および第2連動機構のいずれか他方を、各駆動用軸体に取り付けられるとともに互いに噛合された一対の歯車とから構成したものである。
上記の構成によると、搬送機を、容器を前後から把持し得る前後一対のバー体と、これら両バー体をそれぞれ前後方向で移動させる第1回転軸体および第2回転軸体と、回転駆動機により回転駆動される第1駆動用軸体と、この第1駆動用軸体に連動連結された第2駆動用軸体とから構成し、且つ上記第1駆動用軸体と一方の回転軸体と、および第2駆動用軸体と他方の回転軸体とをそれぞれ連動連結するとともに、第1駆動用軸体と第2駆動用軸体との間に、両軸体同士を同一方向に回転させる第1連動機構および両軸体同士を互いに反対方向に回転させる第2連動機構並びにこれら両連動機構を切り換える切換手段を具備したので、1つの回転駆動機により、容器の把持および開放動作と容器の搬送動作とを行うことができ、したがって、例えば容器の搬送具に、別途、容器の把持機器が設けられた装置に比べて、その構成を簡単に、すなわち製造コストの低減化を図ることができるとともに容器の把持機器の洗浄作業を容易に行うことができる。
[実施の形態]
以下、本実施の形態に係る容器搬送装置を、図面に基づき説明する。
この容器整列装置は液充填設備に設けられるもので、またこの液充填設備は、並列に配置された複数本の容器を一度に保持して所定の搬送経路に沿って搬送する途中において、容器の空気清浄、液体の充填、打栓、キャップ巻締めなどの所定動作を順次行い、連続的に搬出するものである。なお、以下の説明において、構成部材の後に括弧書きで記載した名称は、その構成部材の上位概念を示すもので、当然に、本実施の形態の説明においては、これら上位概念が含まれている。
まず、図1および図2に基づき、液充填設備全体の構成を概略的に説明する。
この液充填設備には、空の容器1を一列で連続して搬送経路3の搬入部3aに搬入する搬入用コンベヤ11と、この搬入用コンベヤ11にて搬入された容器1を、所定個数(ここでは、7個の場合について説明する)まとめて保持するとともに搬送経路3に設けられた容器搬送装置12上に所定間隔おきに整列させて載置するための容器整列装置13と、この容器整列装置13の整列・載置動作の途中で容器1内に清浄空気を噴射させて容器1内を清浄にする容器清浄装置(例えば、逆さまにされた容器1内に向けて空気を噴射するノズル部14aが7本配置されたノズルヘッダ14bから構成されている)14と、上記容器整列装置13により整列されて容器搬送装置12の搬送面上に載置された例えば7個の容器(以下、必要に応じて、7個の容器を容器群と称する)1に液体を充填する液充填装置15と、この液充填装置15により液体が充填された容器群1に栓用のキャップ2′を取り付ける打栓装置16と、この栓用のキャップ2′を必要としない容器群1の口部1aに当該キャップ2′とは別の蓋用のキャップ2を把持して締め付けるためのキャップ巻締装置17(なお、打栓装置16にて取り付けられたキャップ2′の上から別のキャップ2を被せて締め付ける場合もある)と、このキャップ巻締装置17によりキャップ2が締め付けられた容器群1を搬送経路3の搬出部3bから搬出用コンベヤ19上に移載する移載装置(例えば、7個の容器のネック部を保持して搬送装置側から搬出用コンベヤ上に移動させるものである)18とが具備されており、少なくとも、上記容器清浄装置14、容器整列装置13、液充填装置15、打栓装置16、キャップ巻締装置17、および移載装置18が支持枠体20の支持梁材20aに支持されている。
なお、以下の説明においては、搬送経路3に沿う方向を前後方向と称するとともに搬出部3b側を前方と称し、搬入部3a側から搬出部3bに亘って、容器の清浄位置(イ)、容器の搬入位置(ロ)、容器の搬送面上への載置位置(ハ)、容器への液充填位置(ニ)、容器への打栓位置(ホ)、容器へのキャップ巻締位置(ヘ)、容器を搬出部3bへ移載するための移載位置(ト)が順番に設けられている。
また、この液充填設備においては、容器1は、搬送経路3の幅方向にて1列でもって連続して搬入部3aに搬入されるとともに、容器整列装置13により、液充填装置15側に設けられた7個の液充填口に対応して所定間隔に広げられて搬送面上に載置されるものである。
次に、容器整列装置13を、図3〜図7に基づき詳しく説明する。
この容器整列装置13は、図3および図4に示すように、搬送経路3の搬入部3aにおいて、搬送経路3の両側に配置されるとともにそれぞれ上下位置に搬送方向(前後方向でもある)のガイド溝21aを有する左右一対のガイド部材21と、これら両ガイド部材21のガイド溝21aにそれぞれ案内されて前後方向で往復移動自在に設けられた左右一対の移動体22と、これら両移動体22間に配置されるとともにこれら各移動体22から左右方向で突出するように設けられた回転軸体23に連結され且つ左右方向で長くされた正面視矩形状のボックス体(箱状体)24と、各移動体22に設けられて上記回転軸体23すなわちボックス体24を左右方向の水平軸心回りで所定角度でもって前後に揺動させる揺動手段(例えば、電動機などが用いられる)25と、上記ボックス体24の下縁部内に左右方向で配置された支持部材26と、この支持部材26に7個左右方向で移動可能に配置されるとともに下部に容器1のグリッパ(保持具の一例で、例えば互いに接近離間自在な左右一対のグリップ片27aからなる)27が設けられた移動部材28と、これら各移動部材28を左右に且つ均等間隔でもって移動(離間)させる均等移動手段29とから構成されている。なお、上記7個の移動部材28の内、中央の移動部材28Cについては、支持部材26の中央位置に固定され、この中央の移動部材28Cの左右に3個ずつ配置された移動部材群28A,28Bについては、それぞれの側にて移動自在に設けられている。
この均等移動手段29は、支持部材26の中心位置から僅かに離れた左右位置で前後方向で且つ水平軸心回りで回転自在に設けられた一対の回転支持軸体31と、基端部側がこれら各回転支持軸体31に連結された左右一対の揺動アーム32(32A,32B)と、これら左右における揺動アーム32A,32Bとそれぞれに対応する上記移動部材群28A,28Bとに亘って3個ずつ設けられた連結用リンク33と、例えば左端の移動部材28に連結されて当該移動部材28に連結された揺動アーム32を揺動させる揺動手段34と、上記両回転支持軸体31,31同士間に亘って設けられて上記揺動手段34により揺動された一方の揺動アーム32Aと同一角度でもって且つ逆方向に他方の揺動アーム32Bを回転させる連動手段(連動機構でもある)35とから構成されている。
上記揺動手段34は、上記一方の揺動アーム32A側に設けられてめねじ部(例えば、ボールねじが用いられる)を有する係合部材36と、この係合部材36のめねじ部に螺挿された棒状ねじ部材37と、支持部材26の端部ブラケット26aに取り付けられて上記棒状ねじ部材37を回転させる回転駆動機(例えば、電動機が、より具体的には、サーボモータが用いられる)38とから構成されている。
また、上記連動手段35は、それぞれの回転支持軸体31に固定されるとともに互いに噛合された一対の平歯車39,39により構成されている。
ここで、連結用リンク33を介して揺動アーム32に連結される移動部材28との関係について説明しておくと、本実施の形態においては、中心位置より右側にて回転自在に支持されるとともに左側にて揺動し得るようにされた揺動アーム32Aは左側の移動部材群28Aに連結され、また中心位置より左側にて回転自在に支持されるとともに右側にて揺動し得るようにされた揺動アーム32Bは右側の移動部材群28Bに連結されている。このように、揺動アーム32A,32B同士が互いに交差するように配置されているのは、中心位置に中央の移動部材28Cが固定して配置されており、これと干渉しないように且つ左右の占有スペースが広がるのをできるだけ防止するためである。勿論、場合によっては、揺動アーム32A,32B同士が交差しないようにそれぞれの側にて配置することもできる。
そして、上記両揺動アーム32が互いに左右に揺動した際に、連結用リンク33を介して、その揺動角に応じて両側の移動部材群28A,28Bにおける移動部材28同士が等間隔でもって広がるようにされている。
すなわち、図5に示すように、各移動部材群28A,28Bとこれに対応する揺動アーム32A,32Bとを連結する3本の連結用リンク33の長さL1が、揺動アーム32A,32Bにおける揺動軸心aから上記連結用リンク33との連結中心までの長さL2に比例するようにされている。言い換えれば、各連結点を、a〜gで示すと、3個の三角形S1(abe),S2(acf),S3(adg)が互いに相似形状となるように、連結用リンク33が配置されている。
上記構成において、図5および図6に示すように、揺動手段34により、揺動アーム32を所定角度でもって揺動させることにより、搬入用コンベヤ11上を一列に連続して搬入されてきた容器1を保持し得る保持位置(図6に示す)と、容器を保持した後、液充填装置15側にて所定間隔おきに配置された液体充填口に対応する整列位置(図5に示す)との間で接近離間自在にされている。
なお、図2および図6に示すように、搬入用コンベヤ11の終端部分には、容器1を図6に示す保持位置に位置決めするためのストッパー(例えば、サーボモータにより搬入用コンベヤ11上に出退自在にされた出退棒と、この出退棒の先端に取り付けられた当接板とから構成されている)40が配置されている。
以下、この容器整列装置13における動作を、図7に基づき簡単に説明する。
搬入用コンベヤ11により一列で搬入部3aに搬入されてきた容器1(勿論、ストッパー40により位置決めされる)を、図7(a)〜(b)に示すように、容器整列装置13の各移動部材28に設けられたグリッパ27により保持した後、揺動手段34により各グリッパ27同士の間隔を広げながら揺動手段25によりボックス体24を180度後方に反転させ、清浄位置(イ)に逆さまの状態で位置させる。この状態で、容器清浄装置14により、清浄な空気が容器1内に噴射されて清浄が行われる。
容器の清浄が済むと、図7(c)〜(d)に示すように、当該容器1は逆さまの状態で前方に移動されながら180度反転されて元の姿勢に戻されるとともに、容器搬送装置12の搬入部3a側の端部(後述する案内部材の後端部)に載置される。
容器1が端部に載置されると、図7(e)に示すように、グリッパ27が元の間隔に狭くされるとともに後方に移動されて、既に搬入部3aに搬入されている容器群1の保持位置に移動される。なお、グリッパ27の後方への移動時には、両グリップ片27a同士が開かれた状態であるため、搬入部3aに搬入された容器1の口部1aを外側から通過することができる。
上述した容器整列装置の構成によると、各容器を保持するグリッパ(保持具)は移動部材28に設けるとともに、これら各移動部材28同士の間隔を均等にし得る均等移動手段29を設けたので、一列でもって連続して搬入される容器の大きさが変更になった場合でも、容易に且つ迅速に、液充填口の間隔に合わせて移動させることができる。
次に、容器搬送装置12を、図8〜図12に基づき説明する。
この容器搬送装置12は、図8および図9に示すように、搬送経路3に沿って配置されて7列でもって並置された容器群1の幅よりも広くされた板状(またはベルト状)の案内部材41と、この案内部材41に載置された容器群を、前後から把持して搬入部3aから搬出部3bまで強制的に移動させて搬送を行う搬送機42とから構成されている。勿論、この案内部材41の表面が容器1の搬送面となる。
この搬送機42には、容器群1の前後に配置されるとともに各容器1の前後面に当接可能な当接具43(43A,43B)がそれぞれ所定間隔おきに配置された容器把持用の第1および第2バー体44(44A,44B)同士を接近離間させて容器の把持・開放を行い得る把持開放機能と、把持された容器群を各動作位置(ハ)〜(ト)に移動させる搬送機能とが具備されるとともに、これら両機能は一台の回転駆動機により実現されるものである。
以下、上記両機能を実現し得る搬送機42について説明する。
図8および図9に示すように、この搬送機42は、搬送経路3の両側部すなわち案内部材41の両側に配置された側部フレーム45の前端部同士間および後端部同士間でそれぞれ軸受51を介して回転自在に配置された前後一対の第1回転軸体52と、これら各第1回転軸体52に回転自在に外嵌されるとともに当該第1回転軸体52よりも短くされた前後一対の第2回転軸体53と、上記各第1回転軸体52の両端部に設けられた第1スプロケット(第1回転輪体)54と、上記各第2回転軸体53の両端部に且つ両第1スプロケット54,54間位置で設けられた第2スプロケット(第2回転輪体)55と、互いに対応する前後位置の第1スプロケット54,54同士間に無端状に巻回されるとともに前方の第1バー体44Aに連結された第1チェーン(第1無端帯状体)56と、互いに対応する前後位置の第2スプロケット55同士間に無端状に巻回されるとともに後方の第2バー体44Bに連結された第2チェーン(第2無端帯状体)57と、回転駆動機である電動機58により一対のベルト車59,60およびタイミングベルト61を介して所定方向でもって回転駆動されるとともに一対のベルト車62,63およびタイミングベルト64を介して上記第1回転軸体52に連動連結された第1駆動用軸体65と、上記第2回転軸体53に一対のベルト車66,67およびタイミングベルト68を介して連動連結された第2駆動用軸体69とを有し、且つこれら両駆動用軸体65,69同士を互いに同一方向に回転させる第1連動機構71および互いに反対方向(逆方向)に回転させる第2連動機構72が設けられるとともに、これら両連動機構71,72のいずれか一方を連動状態(作動状態)にさせる切換手段73が具備されている。
上記第1連動機構71は、上記両駆動用軸体65,69にそれぞれ設けられたベルト車74,75と、これら両ベルト車74,75同士間に無端状に巻回されたタイミングベルト(ベルト部材)76とから構成され、上記第2連動機構72は、上記各駆動用軸体65,69にそれぞれ設けられるとともに互いに噛合された一対の平歯車(平歯車に限定されるものでもない)77,78とから構成されている。
そして、上記第2駆動用軸体69と、その両端部に設けられたベルト車75および平歯車78との間には、それぞれ電磁クラッチ79,80が設けられるとともに、これら両電磁クラッチ79,80は制御器(図示しないが、制御手段の一例で、例えば液充填設備全体を制御する制御装置の機能の一部を構成するものである)によりオン・オフが行われる。例えば、第1連動機構71側の電磁クラッチ79がオンにされると(このとき、第2連動機構72側の電磁クラッチ80がオフにされる)、第1駆動用軸体65と第2駆動用軸体69とが同一方向に回転するとともに、ベルト車66,67およびタイミングベルト68を介して第2回転軸体53は第2駆動用軸体69と同一方向に、すなわち第1駆動用軸体65と同一方向に回転される。なお、上記各電磁クラッチ79,80および制御器により、切換手段73が構成されている。
このように、第1回転軸体52と第2回転軸体53とが同一方向に回転されると、第1バー体44Aと第2バー体44Bとは同期して前方に移動し、容器群1を搬送することができる。
また、図10および図11に示すように、第2連動機構72側の電磁クラッチ80がオンにされると(このとき、第1連動機構71側の電磁クラッチ79がオフにされる)、第1駆動用軸体65と第2駆動用軸体69とが反対方向に回転するとともに、ベルト車66,67およびタイミングベルト68を介して第2回転軸体53は第2駆動用軸体69と反対方向に、すなわち第1駆動用軸体65と反対方向に回転される。
このように、第1回転軸体52と第2回転軸体53とが反対方向に回転されると、第1バー体44Aと第2バー体44Bとは互いに接近離間するように移動し、容器群の把持および開放動作を行うことができる(勿論、把持・開放動作の際には、電動機58は正逆回転される)。この動作機構により、充填する容器の大きさが変更になった場合でも、両バー体44A,44Bの接近量を調整することにより容易に対応することができる。
図12に示すように、第1バー体44Aに設けられる当接具43Aは、鋭角状に折り曲げられてなる左右一対の傾斜押さえ片46が、その押さえ部46aが容器1の前面両側に当接し得るように配置されたものであり、また容器1の後面に当接する第2バー体44Bに設けられる当接具43Bは、C字形状(溝型の断面形状)に形成されるとともに両先端部に円形の当接部47aが形成された押さえ材47が用いられており、これら傾斜押さえ片46および押さえ材47の構成材料としては、例えばばね材が使用されている。なお、図12の実線で示したのは、大径の容器1に対応する場合を示しており、仮想線で示したものは、小径の容器に対応する場合を示している。
ところで、上記案内部材41の途中の液充填位置(ニ)には、容器1を載置してその充填された液体の量を計測する液充填量計測器81が配置されており、勿論、この部分における案内部材41には、その配置用溝部が設けられている。
上述した容器搬送装置12の構成によると、搬送機42を、容器1を前後から把持し得る第1バー体44Aおよび第2バー体44ABと、これら両バー体44をそれぞれチェーン56,57を介して前後方向で移動させる第1回転軸体52および第2回転軸体53と、電動機(回転駆動機)58により回転駆動される第1駆動用軸体65と、この第1駆動用軸体65に連動連結された第2駆動用軸体69とから構成し、且つこの第2駆動用軸体69と第2回転軸体53とを連動連結するとともに、第1駆動用軸体65と第2駆動用軸体69との間に、両軸体65,69同士を同一方向に回転させる第1連動機構71および両軸体65,69同士を互いに反対方向に回転させる第2連動機構72並びにこれら両連動機構71,72を切り換えるための電磁クラッチ79,80および制御器(切換手段)を具備したので、1台の電動機(回転駆動機)58により、容器1の把持および開放動作と容器1の搬送動作とを行うことができ、したがって、例えば容器の搬送具に、別途、容器の把持機器が設けられた装置に比べて、その構成を簡単に、すなわち製造コストの低減化を図ることができる。また、搬送機に設けられる容器の把持機器は、通常、V字型に配置された一対の把持片を揺動させることにより、容器の把持・開放動作を行うようにされており、したがってこのような構成を採用したものにおいては装置が複雑化するとともに、本実施の形態にて説明した搬送機42のように、接近離間自在な一対のバー体44を用いたものに比べて、その構成が非常に簡単であるため、例えば搬送装置における容器の把持機器すなわち当接具が設けられたバー体の洗浄作業を非常に容易に行うことができる。
ところで、上記説明においては、第1回転軸体52と第1駆動用軸体65とを、第2回転軸体53と第2駆動用軸体69とをそれぞれ連動連結したが、例えば第1回転軸体52と第2駆動用軸体69とを、第2回転軸体53と第1駆動用軸体65とをそれぞれ連動連結することもできる。さらに、第1連動機構71を一対のベルト車74,75およびタイミングベルト76により、第2連動機構72を一対の平歯車77,78によりそれぞれ構成したが、例えば第1連動機構71を一対の平歯車により、第2連動機構72を一対のベルト車およびタイミングベルトによりそれぞれ構成することもできる。
次に、キャップ巻締装置17を、図13〜図23に基づき説明する。
このキャップ巻締装置17は、図1に示すように、キャップ2を供給するキャップ供給機101と、キャップ巻締位置(ヘ)に移動された容器1の口部1aを把持するネックグリップ機102と、上記キャップ供給機101にて供給されたキャップ2を保持してキャップ巻締位置で固定された容器1の口部1aにキャップ2を被せるとともに所定方向に回転させてキャップ2を締め付けるキャップ巻締機103とから構成されている。なお、キャップ巻締機103は、キャップ供給位置(チ)とキャップ巻締位置(ヘ)との間で往復移動されるように構成されている。
まず、キャップ供給機101について説明する。
なお、ここでは、搬送経路3の幅方向でもってキャップ2が供給されるため、当該キャップ2の搬送方向(搬送経路の幅方向)を前後方向と称する。
このキャップ供給機101は、図13〜図16に示すように、所定間隔おきに7個並列に配置されたキャップ巻締機103におけるチャック本体(液充填装置における7個の液充填口に対応して配置されたもので、後述する)に対応してこれらチャック本体と平行に配置されるとともにパーツフィーダ111、移送用コンベヤ(例えば、ベルトコンベヤが用いられる)112および案内シュート113を介して1個ずつ順次供給されたキャップ2を両側から支持する左右一対の支持用受板114と、これら両支持用受板114間に配置されて前後端に配置された前部および後部回転ローラ(回転輪体)115(115A,115B)と、これら両回転ローラ115のいずれか一方、例えば前部回転ローラ115Aを一対のベルト車116およびタイミングベルト117を介して回転させる電動機(回転駆動機)118と、これら両回転ローラ115同士間に亘って無端状に巻回された搬送用ベルト部材119と、この搬送用ベルト部材119の表面に所定間隔おきに設けられてキャップ2の側面に係合して両支持用受板114上に載置されたキャップ2を移動(摺動)させるためのキャップ移動具(左右一対の突起からなるアタッチメントである)120と、上記前部回転ローラ115Aの回転量を検出する回転量検出器(例えば、エンコーダが用いられる)121と、この回転量検出器121からの検出量を入力してキャップ2の中心位置がチャック本体の中心位置に一致するように上記電動機118を制御する制御器(図示しないが、制御手段の一例で、例えば液充填設備全体を制御する制御装置の機能の一部を構成するものである)とから構成されている。
また、上記案内シュート112は、図17に示すように、シュート本体122と、このシュート本体122の先端部に設けられてシリンダ装置123によりシュート本体122内に出退自在にされたシャッター板124と、シュート本体122の側部に設けられたシリンダ装置125によりシュート本体122内に出退自在にされて先端から2個目以降(上手側)のキャップ2を複数個保持するための押さえ板126とから構成されている。
上記構成において、両シリンダ装置123,125を連動させることにより、案内シュート113からキャップ2を両支持用受板114上に且つ搬送用ベルト部材119に設けられた前後のキャップ移動具120間に1個ずつ案内することができる。
このキャップ移動具120間に供給されたキャップ2は当該キャップ移動具120により案内されて、チャック本体に対応する位置に移動される。
ところで、図18の(a)および(b)に示すように、キャップ2の大きさが変更(例えば、大径→小径)になった場合には、制御器により、搬送用ベルト119に設けられたキャップ移動具120の停止位置が前方に移動されて(両半径の差分Sだけ調整されて)、常に、キャップ2の中心位置がチャック本体の中心位置に一致するようにされる。
次に、ネックグリップ機102を、図13および図19に基づき説明する。
このネックグリップ機102は、キャップ巻締位置(ヘ)に対応する位置で且つ左右の各支持梁材20aにそれぞれ前後一対のガイド手段131を介して昇降可能に案内されるとともに支持梁材20a側に支持された昇降用シリンダ装置132により昇降自在にされた左右位置の昇降部材(図19では片方だけを示す)133と、これら昇降部材133に前後方向で設けられたガイド棒134と、上記各昇降部材133のガイド棒134に左右の各端部が前後方向で移動可能に案内されるとともに容器1の口部1aに両側から係合し得る半円状の係合凹部135aがチャック本体に対応する位置で7箇所に形成された前後一対の把持用板材135と、これら両把持用板材135間に亘って設けられて互いに接近離間させる把持用シリンダ装置136と、例えば上記両把持用板材135同士の端部に配置されて上記把持用シリンダ装置136により接近離間される際に、互いに逆方向に同調して移動させるための連動機構(図示しないが、例えばラック・ピニオン機構が用いられる)とから構成されている。
上記ガイド手段131は、支持梁材20a側に上下方向で設けられた前後一対のガイド筒137と、昇降部材133の前後位置で立設されるとともに上端側が上記各ガイド筒137に上下方向で移動自在に案内されるガイド棒138とから構成されており、またこれら昇降部材133は、昇降用シリンダ装置132により、容器1の口部1aを把持し得る下位の把持位置と、容器搬送装置12による容器1の搬送時に容器1と干渉しないような上位の退避位置との間で昇降される。
上記構成において、昇降部材133が退避位置に上昇されるとともに両把持用板材135同士が離間した開放位置にされている状態で、容器搬送装置12により容器1がキャップ巻締位置(ヘ)に移動されると、昇降用シリンダ装置132により両把持用板材135が把持位置まで下降され、次に把持用シリンダ装置136により両把持用板材135同士が接近されて容器1の口部1aが把持される。すなわち、7個の容器1が同時に位置固定されたことになる。勿論、容器1の口部1aを開放する場合は、上述した動作と逆の動作を行えばよい。
次に、キャップ巻締機103を、図13および図20〜図23に基づき説明する。
このキャップ巻締機103は、左右の支持梁材20a上に配置されたガイド部材141上を前後方向で移動自在に設けられた左右一対の移動手段142と、これら両移動手段142に設けられた左右の昇降手段143を介して昇降自在に且つ搬送経路3を跨ぐようにして左右方向で設けられた板状の水平支持部材144と、この水平支持部材144に所定間隔おきで下方に垂設された7個(7列)の容器1に対応して7個配置された筒状支持部材145と、この筒状支持部材145にその上方軸体部147が鉛直軸心回りで回転自在に支持されるとともに下方部が下端が開放され且つキャップ押さえ用の棒状押さえ部149が中心部上面から垂下して設けられた筒状のチャック部148を有するチャック本体146と、上記水平支持部材144側に設けられて上記各チャック本体146のチャック部148を一緒に回転させるチャック回転手段150と、上記チャック部148内に、それぞれ一端側が鉛直支持ピン(支持軸材)151を介して水平面内で揺動自在に設けられた3個のキャップ押さえ片152と、同じくチャック部148内に配置されて上記キャップ押さえ片152を外方に付勢するための付勢部材(例えば、円弧状に配置された板ばねが用いられる)153と、これら各キャップ押さえ片152の上部にその接線方向(チャック部の回転半径上での接線方向)で設けられた水平支持ピン154を介して回転自在に設けられたローラ(回転部材)155と、上記チャック部148内の棒状押さえ部149に外嵌して昇降自在に設けられて上記各ローラ155の上側で且つ外側寄り部分に当接して当該各ローラ155に内方(回転軸心方向)への付勢力を付与し得る筒状の昇降部材156と、この昇降部材156と棒状押さえ部149の下部との間に挿入されて当該昇降部材156を上方に付勢する付勢部材(例えば、圧縮コイルばねが用いられる)157と、この昇降部材156とチャック部148の内面との間に形成された密閉空間部158に圧縮空気(空気圧)を供給して当該昇降部材156を付勢部材157の付勢力に抗して下降させる空気供給手段159とが具備されている。なお、上記各キャップ押さえ片152は、等間隔(120度間隔)でもって配置されている。図20に示す昇降部材156については、左側断面図は上昇状態を示し、右側断面図は下降状態を示している。
上記移動手段142は、図示しないが、例えばガイドレール上を前後方向で移動自在にされた移動部材と、この移動部材を前後方向で所定距離だけ移動させるシリンダ装置(回転駆動機構を用いたものでもよい)とから構成されている。
また、上記昇降手段143は、図13に示すように、移動手段142側と水平支持部材144とに亘って設けられたガイド部材161と、同じく移動手段142側と水平支持部材144とに亘って配置された昇降用シリンダ装置162とから構成され、さらに上記ガイド部材161は、移動手段142側の移動部材に上下方向で設けられたガイド筒163と、水平支持部材144側に上端部が固定されるとともに下部が上記ガイド筒163に上下方向で移動自在に案内されるガイド棒164とから構成されている。
また、上記空気供給手段159は、図20に示すように、上方軸体部147の下部に回転自在に外嵌されるとともに、当該上方軸体部147内に形成され且つ上記密閉空間部158に一端部が開口された連通穴165の他端部に連通する流体供給穴部166aが形成された流体回転継手166と、この流体回転継手166の流体供給穴部166aに接続された空気供給管167と、この空気供給管167に圧縮空気を供給する空気圧縮機(図示せず)とから構成されている。
なお、上記昇降部材156は、棒状押さえ部149に外嵌する筒状部156aと、この筒状部156aの上縁外周に突設された環状フランジ部156bと、この環状フランジ部156bから下方に末広がり状に突設されたローラ155への当接円錐部156cとから構成されており、環状フランジ部156bとチャック部148との間が密閉空間部158にされている。
また、上記チャック回転手段150は、図22に示すように、水平支持部材144の上面に突出されたチャック本体146の上方軸体部(回転支持軸部)147の上端部に取り付けられた従動用ローラ部材(従動用輪体)171と、同じく水平支持部材144上に取付台172を介して設けられた電動機(回転駆動機)173と、この電動機173の出力軸に取り付けられた駆動用ローラ部材(駆動用輪体)174と、これら各ローラ部材171,174同士に架け渡された(巻装された)無端状のベルト部材175と、各ローラ部材171,174同士間に配置されたベルト部材175の各ローラ部材171,174への押し付け用の案内ローラ部材176とから構成されている。
このチャック回転手段150において、電動機173を駆動して、駆動用ローラ部材171を回転させると、ベルト部材175を介して従動用ローラ部材174が回転し、チャック本体146が所定方向に回転される。なお、図示していないが、筒状支持部材145内には、上方軸体部147に付加される回転トルクを規制するためにトルク規制機構が設けられている。
また、キャップ押さえ片152の内周面152aの形状については、図21に示すように、外径が異なるキャップ2を保持し得るように、曲率が小さい円弧面(例えば、曲率が順次変化する例えば2種類の円弧面が連続するように形状にされている)が形成されている。
ここで、キャップ巻締装置17におけるキャップの巻き締め動作を、図23に基づき説明する。
密閉空間部158に圧縮空気が供給されていない状態では、付勢部材157により昇降部材156が上方に移動されて付勢部材153により各キャップ押さえ片152が開放状態にされている(図20のチャック部148内の左側断面図参照)。
この状態で、図23(a)に示すように、移動手段142により、キャップ巻締機103は、キャップ供給機101にて供給されたキャップ2の上方に移動された後、昇降手段143によりチャック本体146が下降されてチャック部148内にキャップ2を収納する。
次に、図23(b)〜(c)に示すように、空気供給手段159により、密閉空間部158に圧縮空気を供給して昇降部材156を下降させる。すると、ローラ155が内方に押されて、各キャップ押さえ片152の先端部分が内方に押されてキャップ2を保持する。次に、昇降手段143により所定高さまで持ち上げ、移動手段142により、チャック本体146をキャップ巻締位置(ヘ)に移動(後方へ移動)させた後、昇降手段143によりチャック本体146を下降させながら、電動機173によりチャック部148を所定方向に回転させる。
これらの動作により、キャップ巻締位置(ヘ)に移動された各容器1の口部1aにキャップ2が一度に巻き締めされる。勿論、キャップ巻締位置(ヘ)に移動された容器1は、ネックグリッパ機102により、その口部1aが把持されて固定されている。
そして、キャップ2の巻き締めが済むと、空気供給手段159にて圧縮空気が抜かれるため、付勢部材153の付勢力によりキャップ押さえ片153が外側に拡がり、キャップ2を開放した後、図23(d)に示すように、再び、キャップ2の保持動作に移り、上記と同様の動作が繰り返される。
このように、キャップ巻締機103において、3個のキャップ押さえ片152の先端側を内方に押し付けるのに、当該キャップ押さえ片152の上面に設けられたローラ155を、その上方に昇降自在に設けられた昇降部材156の当接円錐部156cにより、内方に押し付けるようにしているので、例えば摺動部材にて押し付けるものに比べて、各キャップ押さえ片152がスムースに内方に移動されるため、キャップの保持動作をスムースに行うことができ、したがって容器1に対するキャップ2の締め付け作業を確実に行うことができる。
なお、上記打栓装置16は、キャップ巻締装置17と類似の構成を有しており、図1に示すように、キャップ締付装置17におけるキャップ供給機101と同じ構成のキャップ供給機181と、このキャップ供給機181により供給されたキャップ3を保持して打栓位置(ホ)に搬送された容器1の口部1aに移動させた後、当該キャップ3を口部1a内に押し込むキャップ押込機182とから構成されている。このキャップ押込機182には、キャップ3を保持するチャック本体と、このチャック本体側に揺動自在に設けられて容器1の口部1aを把持・開放自在にされた左右一対のフック部材(爪部材)と、このフック部材により容器1を把持した状態で上記チャック本体を下降させてキャップ3を口部1a内に押込むための昇降手段とが具備されている。このチャック本体については、必ずしも、キャップを回転させる必要はなく、またチャック本体の昇降手段については、キャップを容器に対して相対的に移動させてその口部1aに押し込むような機能があればよい。
次に、この液充填設備全体における容器への液充填動作について概略的に説明する。
まず、搬入用コンベヤ11により、搬入部3aに一列で搬入された容器1は、容器整列装置13の各移動部材28に設けられたグリッパ27により、7個同時に保持された後、揺動手段34により各グリッパ27同士の間隔が拡くされながら揺動手段25により180度後方に反転させられて、容器清浄位置(イ)に逆さまの状態で保持される。この状態で、容器清浄装置14からの清浄空気により各容器1内の清浄が行われる。
清浄が済むと、逆さまの状態で前方に移動されながら元の姿勢に戻されるとともに移動体22が前方に移動され、そして容器群1は容器搬送装置12の案内部材41の搬入部3a側の端部に載置される。なお、この載置時においては、搬送機42側における前後一対のバー体44同士間の案内部材41上に載置される。
容器群1が案内部材41上に載置されると、グリッパ27が開かれて、元の開放間隔にされるとともに後方に移動されて、既に搬入部3aに搬入された次の容器群1の保持位置に戻る。
案内部材41上に容器群1が載置されると、容器搬送装置12における電動機58および第2連動機構72の動作により、一対のバー体44が互いに接近されて当接具43にて容器群1を保持した後、第1連動機構71側に切り換えられて前方に搬送が行われる。
容器群1が載置位置(ハ)から液充填位置(ニ)に搬送されると、第2連動機構72により両バー体44同士が離間されて容器群1が開放される。なお、容器群1を開放するのは、当該液充填位置(ニ)において、案内部材41の途中に配置された液充填量計測器81により、充填液量を計測するためである。
そして、この液充填位置(ニ)において、液充填装置15により所定量の液体が充填される。
液体の充填が済むと、両バー体44により保持されて打栓位置(ホ)に搬送されて停止される。なお、本実施の形態では、打栓を行わずに、キャップ巻締装置17にてキャップを被せて巻き締める場合について説明するため、当該打栓位置(ホ)では動作は行われない。このように、打栓位置(ホ)で、一旦、搬送が停止されるのは、各容器群1が間欠的に搬送されて各動作位置(イ)〜(ト)を順次移動していくためである。
次に、容器群1がキャップ巻締位置(ヘ)に搬送されると、まずネックグリップ機102の前後一対の把持用板材135により各容器1の口部1aが把持されて固定が行われる。そして、これと同時に、予め、キャップ供給機101により各容器1に対応する位置に供給されたキャップ2を保持したチャック本体146が、移動手段142および昇降手段143により、キャップ巻締位置(ヘ)で停止された各容器1の口部1a上に移動されるとともに、電動機173によりチャック本体146のチャック部148が所定方向に回転されて、口部1aにキャップ2を締め付ける。
キャップ2の締め付けが終了すると、移載位置(ト)に搬送され、移載装置18により案内部材41上の容器群1を保持するとともに、搬出部3b側に設けられた搬出用コンベヤ19上に載置する。
上述した一連の動作により、一列でもって連続して搬入される容器群1を、7個ずつ保持するとともに液充填装置15側の液充填口の配置間隔に合わせて、所定間隔でもって並置し、この状態で、液充填装置15、打栓装置16、キャップ巻締装置17および移載装置18に、順番に移動させて、容器1への液充填およびキャップ巻締を、比較的短い搬送経路3でもって効率良く行うことができる。しかも、上記の容器搬送装置12の構成においては、一台の電動機58にて駆動される前後一対のバー体44に、搬送機能と把持開放機能とを具備させたので、別個の駆動機構にて両機能を実現しているものに比べて、安価な構成にすることができる。
なお、本実施の形態では説明しなかったが、通常、キャップ巻締位置(ヘ)と移載位置(ト)の間に、不良品を取り出す不良品取出装置が配置されている。
ところで、上記実施の形態においては、7個の容器1を一度に保持して並列に搬送するように説明したが、勿論、7個に限定されるものでもない。また、一度に保持する容器1の個数が8個などの偶数である場合には、搬送経路3の幅方向で左右に半分ずつ容器が保持されるとともに、全てのグリッパが設けられた移動部材は、左右の揺動アームに連結されて左右に移動される。
ところで、上記実施の形態において説明したシリンダ装置については、例えば空気圧シリンダまたは電動機(サーボモータなどを用いてもよい)により駆動されるシリンダが用いられる。
本発明の実施の形態に係る液充填設備の概略構成を示す側面図である。 同液充填設備の概略構成を示す平面図である。 同液充填設備における容器整列装置の概略構成を示す斜視図である。 同容器整列装置の要部構成を示す斜視図である。 同容器整列装置における容器の保持位置を示す概略正面図である。 同容器整列装置における容器の整列位置を示す概略正面図である。 同容器整列装置における容器の整列動作を説明する概略側面図である。 同液充填設備における容器搬送装置の容器把持状態を示す概略平面図である。 図8のA−A断面図である。 同容器搬送装置の容器開放状態を示す概略平面図である。 図10のB−B断面図である。 同容器搬送装置における容器把持状態を示す要部平面図である。 同液充填設備におけるキャップ巻締装置の概略側面図である。 同キャップ巻締装置におけるキャップ供給機の概略構成を示す側面図である。 同キャップ供給機の要部平面図である。 図15のC−C矢視図である。 図14のD−D矢視図である。 同キャップ供給機におけるキャップ停止位置の変更動作を説明する平面図で、(a)は大きいキャップの場合を示し、(b)は小さいキャップの場合を示す。 同キャップ巻締装置におけるネックグリップ機の要部構成を示す斜視図である。 同キャップ巻締装置におけるキャップ巻締機の要部断面図である。 図20のE−E矢視図である。 同キャップ巻締機の要部構成を示す斜視図である。 同キャップ巻締装置における巻締動作の説明図である。
符号の説明
1 容器
1a 口部
2 キャップ
3 搬送経路
3a 搬入部
3b 搬出部
11 搬入用コンベヤ
12 容器搬送装置
13 容器整列装置
14 容器清浄装置
15 液充填装置
16 打栓装置
17 キャップ巻締装置
18 移載装置
19 搬出用コンベヤ
21 ガイド部材
22 移動体
25 揺動手段
26 支持部材
27 グリッパ
28 移動部材
29 均等移動手段
32 揺動アーム
33 連結用リンク
34 揺動手段
35 連動手段
36 係合部材
37 棒状ねじ部材
38 回転駆動機
41 案内部材
42 搬送機
44 バー体
52 第1回転軸体
53 第2回転軸体
54 第1スプロケット
55 第2スプロケット
56 第1チェーン
57 第2チェーン
58 電動機
65 第1駆動用軸体
69 第2駆動用軸体
71 第1連動機構
72 第2連動機構
73 切換手段
101 キャップ供給機
102 ネックグリップ機
103 キャップ巻締機
113 案内シュート
114 支持用受板
115 回転ローラ
118 電動機
119 搬送用ベルト
120 キャップ移送具
121 回転量検出器
142 移動手段
143 昇降手段
144 水平支持部材
146 チャック本体
147 上方軸体部
148 チャック部
150 チャック回転手段
152 キャップ押さえ片
155 ローラ
156 昇降部材
158 密閉空間部
159 空気供給手段

Claims (2)

  1. 並列に配置された複数個の容器を前後から一緒に把持・開放自在な前後一対のバー体が搬送方向で移動自在に設けられた容器搬送装置であって、
    容器の搬送経路の前後端部で且つ当該搬送経路と直交方向で回転自在に設けられた前後一対の第1回転軸体と、これら各第1回転軸体に回転自在に外嵌された第2回転軸体と、上記各第1回転軸体の両端部に設けられた第1回転輪体と、上記各第2回転軸体の両端部に且つ左右の両第1回転輪体間位置で設けられた第2回転輪体と、互いに対応する前後位置の第1回転輪体同士間に無端状に巻回されるとともに上記一方のバー体に連結された第1無端帯状体と、互いに対応する前後位置の第2回転輪体同士間に無端状に巻回されるとともに上記他方のバー体に連結された第2無端帯状体と、回転駆動機により所定方向に回転駆動されるとともに上記第1回転軸体および第2回転軸体のいずれか一方を回転させる第1駆動用軸体と、上記第1回転軸体および第2回転軸体のいずれか他方に連動連結された第2駆動用軸体とを有し、
    且つこれら両駆動用軸体同士を互いに同一方向に回転させる第1連動機構および互いに逆方向に回転させる第2連動機構を設けるとともに、これら両連動機構のいずれか一方を作動状態にさせる切換手段とを具備したことを特徴とする容器搬送装置。
  2. 第1連動機構および第2連動機構のいずれか一方を、両駆動用軸体にそれぞれ設けられたベルト車と、これら両ベルト車同士間に無端状に巻回されたベルト部材とから構成するとともに、第1連動機構および第2連動機構のいずれか他方を、各駆動用軸体に取り付けられるとともに互いに噛合された一対の歯車とから構成したことを特徴とする請求項1に記載の容器搬送装置。
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