JP3534122B2 - 板状材の面取り装置 - Google Patents

板状材の面取り装置

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JP3534122B2
JP3534122B2 JP29192193A JP29192193A JP3534122B2 JP 3534122 B2 JP3534122 B2 JP 3534122B2 JP 29192193 A JP29192193 A JP 29192193A JP 29192193 A JP29192193 A JP 29192193A JP 3534122 B2 JP3534122 B2 JP 3534122B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、面取り砥石を所定位置
まで移動して位置決めし、この位置決めされた面取り砥
石で硝子板等の板状材の端面を研削加工する板状材の面
取り装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図6に示すように、板硝子の面取り装置
1はタイミングベルト2A、2Bを備えていて、タイミ
ングベルト2A、2Bは板硝子4の両端部を挟持して矢
印方向(下流方向)に搬送する。タイミングベルト2
A、2Bの外側には面取り砥石6A、6Bが回転自在に
支持されていて、面取り砥石6A、6Bには回転力を伝
達可能にモータ8A、8Bが連結されている。そして、
モータ8A、8Bを駆動すると面取り砥石6A、6Bが
回転して、タイミングベルト2A、2Bで搬送されてい
る板硝子4の両端面を研削する。両端面が研削された板
硝子4はタイミングベルト2A、2Bで、さらに下流側
に搬送され、図7に示すように研削された両端面の糸面
が糸面取り砥石9、9で研削される。 【0003】また、板硝子の面取り装置1は移動フレー
ムを備えていて、移動フレームには、側のタイミング
ベルト2A、2A及び面取り砥石6Aが設けられてい
る。移動フレームにはボールねじが連結されていて、ボ
ールねじには回転力を伝達可能にモータが連結されてい
る。そして、モータが駆動すると移動フレームを介して
右側のタイミングベルト2A、2A、面取り砥石6A及
び糸面取り砥石9、9が、板硝子4の搬送方向に対して
直交する方向に移動する。これにより、側のタイミン
グベルト2A、2A及び面取り砥石6Aを適正な位置に
位置決めすることができるので、板硝子4のサイズが異
なる新たな板硝子を端面研削する場合に、新たな板硝子
のサイズに合わせて側のタイミングベルト2A、2
A、面取り砥石6A及び糸面取り砥石9、9を移動す
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、面取り
砥石6A及び糸面取り砥石9は、板硝子の面取り装置1
の移動フレームに一体的に設けられていて同時に移動さ
れるので、板硝子4の端面研の後に、形状の異なる新
たな板硝子を端面研削する場合、最後の板硝子4の端面
研削加工が完了してからでないと、形状の異なる新たな
板硝子に合わせて移動フレームを移動することができ
、板硝子の面取り装置1のジョブチェンジに時間かか
り生産性が低下するという問題がある。 【0005】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、端面研削する板硝子を形状の異なる新たな板硝
子に変更する場合に、生産性の低下を抑制することがで
きる板状材の面取り装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明は、搬送路の一
方の側部に設けられた押圧手段で下流方向に搬送中の板
状材を他方の側部方向に押圧して、前記板状材を他方の
側部の基準面に当接する位置決め手段と、該位置決め手
段で前記基準面に位置決めされた前記板状材を下流方向
に搬送すると共に前記搬送路の両側部に設けられた砥石
で前記板状材の両端面を面取り加工する面取り手段とを
備えた板状材の面取り装置において、前記位置決め手段
設けられ、前記基準面又は前記押圧手段のいずれか一
方を前記板状材の搬送方向に対して直交する方向に移動
して前記板状材の形状に対応させて前記基準面と押圧手
段との間隔を拡縮する位置決め用拡縮手段と、前記面取
り手段に設けられ、前記搬送路の一方の側部の砥石を前
記板状材の搬送方向に対して直交する方向に移動して、
前記基準面と押圧手段との間隔に対応させて前記両側部
に設けられた砥石の間隔を拡縮する砥石拡縮手段と、前
記位置決め用拡縮手段及び前記砥石拡縮手段の拡縮を個
別に制御すると共に、入力部に入力される板状材の幅情
報に基づいて前記位置決め用拡縮手段を拡縮動作させる
制御手段とを備え、幅寸法の異なる新たな板状材に変え
る場合には、前記新たな板状材の幅情報が前記入力部に
入力されると、前記制御手段は前記面取り手段で板状材
の面取り加工中に、次に面取りする新たな板状材の前記
幅情報に合わせて前記位置決め手段で前記新たな板状材
を位置決めすることを特徴とする。 【0007】 【作用】本発明によれば、位置決め手段に設けられた位
置決め用拡縮手段は、基準面、押圧手段の一方を搬送方
向に対して直交する方向に移動して、板状材の形状に対
応させて基準面と押圧手段との間隔を拡縮する。また、
面取り手段に設けられた砥石拡縮手段は、一方の側部の
砥石を搬送方向に対して直交する方向に移動して、基準
面と押圧手段との間隔に対応させて両側部に設けられた
砥石の間隔を拡縮する。このように、位置決め手段と面
取り手段とに夫々個別に位置決め用拡縮手段と砥石拡縮
手段とを設けたので、面取り手段で板状材の面取り加工
中に、次に加工する新たな板状材の形状に対応させて位
置決め手段をジョブチェンジすることができる。 【0008】 【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る板状材の
面取り装置の好ましい実施例を詳説する。図1は本発明
に係る板状材の面取り装置が使用された板硝子の面取り
ラインの平面図、図2は本発明に係る板状材の面取り装
置の平面図である。図1に示すように板硝子の面取りラ
インには、位置決め手段10、面取り手段12及び糸面
取り手段14、16が下流側に順次設けられていて、糸
面取り手段16の下流には方向変換手段18が設けられ
ている。また、方向変換手段18の下流側には位置決め
手段20、面取り手段22及び糸面取り手段24、26
が下流側に順次設けられている。位置決め手段10は搬
送ローラ28から搬送されてきた板硝子30を基準面1
0Aに位置決めし、面取り手段12は板硝子30の一対
の対向する端面30A、30Aを面取り加工する。 【0009】また、糸面取り手段14、16は、面取り
手段12で加工された端面30A、30Aを糸面取り加
工する。方向変換手段18は、糸面取り手段16で糸面
取り加工された板硝子30を90°旋回し、位置決め手
段20は方向変換手段18から搬送されてきた板硝子3
0を基準面20Aに位置決めする。面取り手段22は板
硝子30の一対の対向する端面30B、30Bを面取り
加工する。糸面取り手段4、6は、面取り手段
で加工された端面30B、30Bを糸面取り加工する。
これにより、板硝子30の4辺が面取り加工され、搬送
ローラ32で後工程に搬送される。 【0010】図2に示す板状材の面取り装置は、位置決
め手段10、面取り手段12及び糸面取り手段14、1
6を備えていて、位置決め手段10は位置決め用拡縮手
段36を備えている。位置決め用拡縮手段36は移動フ
レーム38を有していて、移動フレーム38はガイドレ
ール40、40に移動自在に支持されている。ガイドレ
ール40、40は架台42に固定されている。また、移
動フレーム38にはボールねじ44、44がねじ結合さ
れていて、ボールねじ44、44はガイドレール40、
40に平行に配置された状態で、架台42に回動自在に
支持されている。左側のボールねじ44の図2における
上端部は、ギアボックス46内のギア(図示せず)を介
して連結シャフト50の左端部に連結されている。ま
た、右側のボールねじ44の上端部は、ギアボックス5
2内のギア(図示せず)を介して連結シャフト50の右
端部に連結されている。ギアボックス46、52は載置
台53(図4参照)を介して架台42に固定されてい
る。 【0011】連結シャフト50の左端部とサーボモータ
58Aの駆動シャフトには各々プーリ(図示せず)が設
けられていて、各々プーリには無端状ベルト54が張設
されている。サーボモータ58Aは架台42に搭載され
ていて、サーボモータ58Aが駆動すると、無端状ベル
ト54を介してサーボモータ58Aの駆動力が連結シャ
フト50に連結される。そして、連結シャフト50の回
転力はギアボックス46、52内のギアを介してボール
ねじ44、44に伝達され、ボールねじ44、44が同
方向に回転する。これにより、移動フレーム38がガイ
ドレール40、40に沿って移動する。 【0012】移動フレーム38にはエアシリンダ(押圧
手段)60、60…が固定されていて、エアシリンダ6
0、60…のロッド端にはローラ62、62…が回動自
在に支持されている。ローラ62、62…は基準面10
Aに平行な同一面上に配置されている。また、移動フレ
ーム38には搬送ベルト64Aが設けられていて、搬送
ベルト64Aは一対のプーリ65A(図3参照)に張設
されている。従って、移動フレーム38がガイドレール
40、40に沿って移動すると、エアシリンダ60、6
0…及び搬送ベルト64Aが矢印方向(板硝子30の搬
送方向に対して直交する方向)に移動する。 【0013】また、架台42の図2における下端部には
搬送ベルト64Bが設けられていて、搬送ベルト64B
は一対のプーリ65B(図3参照)に張設されている。
搬送ベルト64Bは搬送ベルト64Aと平行に配設され
ている。搬送ベルト64A、64Bを張設する右側のプ
ーリ65A、65Bはシャフト64に同軸上に支持され
ていて、シャフト64は軸受65、65を介して架台4
2に回動自在に支持されている。さらに、シャフト64
は減速機66を介してモータ67(図4参照)に回転力
を伝達可能に連結されていて、モータ67を駆動する
と、搬送ベルト64A、64Bが時計回り方向に回動し
て、搬送ベルト64A、64Bに載置されている板硝子
30が右方向(下流側)に搬送される。 【0014】架台42の図2における下端部には、無端
状の基準ベルト68がプーリ70、70に張設されてい
て、基準ベルト68の図2における上方のベルト面は、
前述した基準面10Aを形成する。そして、搬送ベルト
64A、64Bで板硝子30を下流側に搬送中に、エア
シリンダ60、60…を伸長するとローラ62、62…
が板硝子30の図2における上端面30Aに当接して、
板硝子30が図2における下方に押下げられる。これに
より、板硝子30の図2における下端面30Aが基準面
10Aに当接して、板硝子30が基準面10Aに位置決
めされる。また、右側のプーリ70はモータ(図示せ
ず)に回転力が伝達可能に連結されている。そして、こ
のモータが駆動すると基準ベルト68が、図1上で時計
回り方向に回動する。従って、搬送ベルト64A、64
Bと同時に基準ベルト68を駆動すると、板硝子30が
基準面10Aに位置決めされた状態で下流側に搬送され
る。このように、移動フレーム38を介してエアシリン
ダ60、60…及び搬送ベルト64Aを、板硝子30の
搬送方向に対して直交する方向に移動することができる
ので、エアシリンダ60、60…のローラ62、62…
と基準面10Aとの間隔を板硝子30の寸法に合わせて
拡縮することができる。 【0015】次に、面取り手段12について説明する。
面取り手段12は砥石拡縮手段70を備えている。砥石
拡縮手段70は位置決め手段10の位置決め用拡縮手段
36と同様に構成されていて、互いの相違点は、位置決
め用拡縮手段36が搬送ベルト64A、64Bで板硝子
30を搬送するのに対して、砥石拡縮手段70がタイミ
ングベルト2A、2Aとタイミングベルト2B、2Bで
板硝子30を挟持して搬送する点である。以下、砥石拡
縮手段70について説明する。尚、砥石拡縮手段70に
おいて位置決め用拡縮手段36の構成部材と同一類似部
材が使用されている場合は同一符号を付して説明を省略
する。 【0016】砥石拡縮手段70の移動フレーム38に
は、5個のモータ72(一部省略)が配設されていて、
各々のモータ72の駆動シャフトには面取り砥石72A
…が同軸上に固定されている。面取り砥石72A…の研
面は、基準面10Aと平行な線上に配置されている。
また、移動フレーム38には、従来技術で説明したタイ
ミングベルト2A、2A(図参照)が上下に平行に設
けられていて、タイミングベルト2A、2Aは各々プー
リ65A、65A…(図3参照)に張設されている。従
って、移動フレーム38がガイドレール40、40に沿
って移動すると、面取り砥石72A、72A…及びタイ
ミングベルト2A、2Aが矢印方向(板硝子30の搬送
方向に対して直交する方向)に移動する。 【0017】また、架台42の図2における下端部に
は、従来技術で説明したタイミングベルト2B、2B
(図参照)が上下に平行に設けられていて、タイミン
グベルト2B、2Bは各々プーリ65B、65B…(図
3参照)に張設されている。タイミングベルト2B、2
Bはタイミングベルト2A、2Aと平行に配設されてい
る。そして、上部のタイミングベルト2A、2Bは、上
部のプーリ65A、65Bを介してシャフト64に連結
されていて(図3参照)、上部のプーリ65A、65B
は夫々無端状ベルト73(図4参照)を介して下部のプ
ーリ65A、65Bに連結されている。シャフト64は
軸受65、65を介して架台42に回動自在に支持され
ていて、シャフト64は減速機66を介してモータ(図
示せず)に回転力を伝達可能に連結されている。このモ
ータを駆動すると、減速機66、シャフト64を介して
上部のプーリ65A、65Bが回動し、上部のプーリ6
5A、65Bが回動すると、無端状ベルト73を介して
下部のプーリ65A、65Bが回動する。 【0018】従って、タイミングベルト2A、2Aとタ
イミングベルト2B、2Bとが回動して、位置決め手段
10で基準面10Aに位置決めされた板硝子30が、タ
イミングベルト2A、2A間とタイミングベルト2B、
2B間に挟持されて下流側に搬送される(図3参照)。
また、架台42の図2における下端部には移動フレーム
38と同様に、5個のモータ72が配設されていて、各
々のモータ72の駆動シャフトには面取り砥石72A…
が同軸上に固定されている。面取り砥石72A…の研
面は、基準面10Aと平行な線上に配置されている。従
って、タイミングベルト2A、2A及びタイミングベル
ト2B、2Bで下流側に搬送されている板硝子30の
2における上端部と下端部とが面取り砥石72A…で面
取り加工される。 【0019】次いで、糸面取り手段14について説明す
る。糸面取り手段14は面取り手段12と同様に構成さ
れていて、互いの相違点は、面取り手段12が面取り砥
石72A…を板硝子30の端面に平行に配設したのに対
し、糸面取り手段14が糸面取り砥石76A…を板硝子
30の端面に対して傾斜させて配設した点である。以
下、糸面取り手段14について説明する。尚、糸面取り
手段14において面取り手段12の構成部材と同一類似
部材が使用されている場合は同一符号を付して説明を省
略する。 【0020】糸面取り手段14の移動フレーム38に
は、モータ76、76が互いに交差した向きで配設され
ている。モータ76、76の駆動シャフトには夫々糸面
取り砥石76A、76Aが同軸上に固定されている。こ
の場合、糸面取り砥石76A、76Aの研面は、板硝
子30の端面に対して略45度傾斜されていて、板硝子
30の糸面を研削可能に配設されている。また、架台4
2の図2における下端部には移動フレーム38と同様
に、モータ76、76が互いに交差した向きで配設され
ていて、モータ76、76の駆動シャフトには夫々糸面
取り砥石76A、76Aが同軸上に固定されている。そ
して、糸面取り砥石76A、76Aの研面は、板硝子
30の端面に対して略45度傾斜されていて、板硝子3
0の糸面を研削可能に配設されている。従って、タイミ
ングベルト2A、2A及びタイミングベルト2B、2B
で下流側に搬送されている板硝子30の図2における
端部及び下端部の糸面が研削される。また、糸面取り手
段16は糸面取り手段14と同一部材で構成されている
ので糸面取り手段16の構成部材に糸面取り手段14と
同一符号を付して説明を省略する。 【0021】さらに、図3上で面取り手段12及び糸
面取り手段14、16の上流側に、夫々リミットスイッ
チ80A、80B、80Cが設けられ、糸面取り手段の
下流側にリミットスイッチ80Dが設けられる。リミッ
トスイッチ80A、80B、80C、80Dは、板硝子
30がリミットスイッチ80A、80B、80C、80
Dに到達したことを検知する。また、リミットスイッチ
80A、80B、80C、80Dの板硝子30の検知信
号は、図5に示す制御部82に伝達される。また、図5
において板硝子30の幅に対応するパルス数が入力部8
4から制御部82に入力されていて、さらに、サーボモ
ータ58A、58B、58C、58Dの回転に基づいた
パルス信号がPG59A、59B、59C、59Dから
制御部82にフィードバックされる。 【0022】そして、リミットスイッチ80Aから検知
信号が制御部82に伝達されると、制御部82は、入力
部84から入力されたパルス数とPG59Aからフィー
ドバックされたパルス数との差を求めて、求めた差分の
パルス信号をコントローラ82Aに出力する。そして、
入力部84から入力されたパルス数とPG59Aからフ
ィードバックされたパルス数との差が0の場合は制御部
82はコントローラ82Aにパルス信号を出力しない。
尚、リミットスイッチ80B、80C、80D、制御部
82、サーボモータ58B、58C、58D、及びPG
59B、59C、59Dは、リミットスイッチ80A、
制御部82、サーボモータ58A、及びPG59Aと同
様に作動する。 【0023】また、図1に示す位置決め手段20、面取
り手段22及び糸面取り手段24、26は夫々、上述し
た位置決め手段10、面取り手段12及び糸面取り手段
14、16と同様に構成されている。前記の如く構成さ
れた本発明に係る板状材の面取り装置の作用を説明す
る。先ず、板硝子30の幅に対応するパルス数を入力部
84から制御部82に入力する。サーボモータ58A、
58B、58C、58Dは制御部82からのパルス信号
に基づいて駆動して、位置決め手段10、面取り手段1
2及び糸面取り手段14、16の夫々の移動部38を板
硝子30の幅に対応する位置に位置決めする。次に、板
硝子30を搬送ローラ28で位置決め手段10まで搬送
して、位置決め手段10のエアシリンダ60、60…を
伸長するとローラ62、62…が板硝子30の図2にお
ける上端面30Aに当接して、板硝子30が図2におけ
下方に押下げられる。これにより、板硝子30の図2
における下端面30Aが基準面10Aに当接して、板硝
子30が基準面10Aに位置決めされる。 【0024】基準面10Aに位置決めされた板硝子30
は、搬送ベルト64A、64B及び基準ベルト68で面
取り手段12まで搬送され、面取り手段12のタイミン
グベルト2A、2A間とタイミングベルト2B、2B間
に挟持されて下流側に搬送される。この場合、モータ7
2、72…が駆動しているので、面取り砥石72A、7
2A…の研面で板硝子30の図2における上端部と下
端部とが面取り加工される。面取り手段12で図2にお
ける上端部と下端部とが面取り加工され板硝子30は、
糸面取り手段14まで搬送される。糸面取り手段14は
タイミングベルト2A、2A間とタイミングベルト2
B、2B間に板硝子30を挟持して下流側に搬送する。
この場合、モータ76、76…が駆動しているので、糸
面取り砥石76A、76A…の研面で板硝子30の糸
面が研削される。板硝子30の糸面が研削された板硝子
30は糸面取り手段1まで搬送され、糸面取り手段1
6は糸面取り手段14と同様に糸面取り砥石76A、7
6A…の研面で板硝子30の糸面を研削する。これに
より、板硝子30の糸面が仕上げ研される。 【0025】次に、幅寸法の異なった新たな板硝子の端
面を研削する場合、新たな板硝子の幅に対応するパルス
数を入力部84から制御部82に入力する。この状態
で、新たな板硝子のひとつ前に加工する最後の板硝子3
0がリミットスイッチ80Aに到達すると、リミットス
イッチ80Aの検知信号が制御部82に伝達される。一
方、制御部82には、サーボモータ58Aの回転に基づ
いたパルス信号がPG59Aにフィードバックされてい
て、リミットスイッチ80Aから検知信号が制御部82
に伝達されると、制御部82は、入力部84から入力さ
れたパルス数とPG59Aからフィードバックされたパ
ルス数との差を求めて、求めた差分のパルス信号をコン
トローラ82Aに出力する。これにより、最後の板硝子
30が既に移動して新たな板状材が搬送されてくる位置
決め手段10の移動部38は新たな板硝子の幅に対応す
る位置に位置決めされる。 【0026】次いで、最後の板硝子30がリミットスイ
ッチ80Bに到達すると、リミットスイッチ80Bの検
知信号が制御部82に伝達される。一方、制御部82に
は、サーボモータ58Bの回転に基づいたパルス信号が
PG59Bにフィードバックされていて、リミットスイ
ッチ80Bから検知信号が制御部82に伝達されると、
制御部82は、入力部84から入力されたパルス数とP
G59Bからフィードバックされたパルス数との差を求
めて、求めた差分のパルス信号をコントローラ82Bに
出力する。これにより、最後の板硝子30が既に移動し
て新たな板状材が搬送されてくる面取り手段12の移動
部38は新たな板硝子の幅に対応する位置に位置決めさ
れる。 【0027】続いて、最後の板硝子30がリミットスイ
ッチ80Cに到達すると、リミットスイッチ80Cの検
知信号が制御部82に伝達される。一方、制御部82に
は、サーボモータ58Cの回転に基づいたパルス信号が
PG59Cにフィードバックされていて、リミットスイ
ッチ80Cから検知信号が制御部82に伝達されると、
制御部82は、入力部84から入力されたパルス数とP
G59Cからフィードバックされたパルス数との差を求
めて、求めた差分のパルス信号をコントローラ82Cに
出力する。これにより、最後の板硝子30が既に移動し
て新たな板状材が搬送されてくる糸面取り手段14の移
動部38は新たな板硝子の幅に対応する位置に位置決め
される。 【0028】次に、最後の板硝子30がリミットスイッ
チ80Dに到達すると、リミットスイッチ80Dの検知
信号が制御部82に伝達される。一方、制御部82に
は、サーボモータ58Dの回転に基づいたパルス信号が
PG59Dにフィードバックされていて、リミットスイ
ッチ80Dから検知信号が制御部82に伝達されると、
制御部82は、入力部84から入力されたパルス数とP
G59Dからフィードバックされたパルス数との差を求
めて、求めた差分のパルス信号をコントローラ82Dに
出力する。これにより、最後の板硝子30が既に移動し
て新たな板状材が搬送されてくる糸面取り手段16の移
動部38は新たな板硝子の幅に対応する位置に位置決め
される。 【0029】このように、位置決め手段10、面取り手
段12及び糸面取り手段14、16の夫々で加工が完了
する毎に、前工程の手段を新たな板硝子の幅寸法に合わ
せて変化させることができるので、板硝子30の加工中
に新たな板硝子の幅寸法に合わせたジョブチェンジが可
能になる。従って、板硝子30の加工完了後に、位置決
め手段10、面取り手段12及び糸面取り手段14、1
6を新たな板硝子の幅寸法に合わせて同時にジョブチェ
ンジするより、ジョブチェンジ時間が短縮される。 【0030】前記実施例では位置決め手段10、面取り
手段12及び糸面取り手段14、16の各々の移動フレ
ーム38を移動して、図2上で板状材の面取り装置の上
側のエアシリンダ、面取り砥石72A及び糸面取り砥石
76Aを移動する場合について説明したが、これに限ら
ず、板状材の面取り装置の下側の基準面10A、面取り
砥石72A及び糸面取り砥石76Aを移動させてもよ
い。 【0031】前記実施例では本願発明の板状材の面取り
装置で、板硝子の端面を面取加工する場合について説明
したが、これに限らず、本願発明の板状材の面取り装置
は、板硝子以外の樹脂等の板状材を面取加工する場合に
も適用できる。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る板状材
の面取り装置によれば、位置決め手段と面取り手段とに
夫々個別に位置決め用拡縮手段と砥石拡縮手段とを設け
たので、面取り手段で板状材の面取り加工中に、次に加
工する新たな板状材の形状に対応させて位置決め手段を
ジョブチェンジすることができる。従って、端面研削加
工をする板状材を形状の異なる新たな板状材に変える場
合に、ジョブチェンジ時間を短縮することができるの
で、ジョブチェンジ時間による生産性の低下を最小に抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る板状材の面取り装置が使用された
板硝子の面取りラインの平面図 【図2】本発明に係る板状材の面取り装置の平面図 【図3】本発明に係る板状材の面取り装置の概略側面図 【図4】図2のA−A断面図 【図5】本発明に係る板状材の面取り装置のブロック図 【図6】従来の板状材の面取り装置の斜視図 【図7】板状材を糸面取り加工する状態を説明する説明
図 【符号の説明】 10…位置決め手段 10A…基準面 12…面取り手段 14、16…糸面取り手段 30…板硝子(板状材) 36…位置決め用拡縮手段 60…エアシリンダ(押圧手段) 70…砥石拡縮手段 72A、76A…砥石

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】搬送路の一方の側部に設けられた押圧手段
    で下流方向に搬送中の板状材を他方の側部方向に押圧し
    て、前記板状材を他方の側部の基準面に当接する位置決
    め手段と、該位置決め手段で前記基準面に位置決めされ
    た前記板状材を下流方向に搬送すると共に前記搬送路の
    両側部に設けられた砥石で前記板状材の両端面を面取り
    加工する面取り手段とを備えた板状材の面取り装置にお
    いて、 前記位置決め手段に設けられ、前記基準面又は前記押圧
    手段のいずれか一方を前記板状材の搬送方向に対して直
    交する方向に移動して前記板状材の形状に対応させて前
    記基準面と押圧手段との間隔を拡縮する位置決め用拡縮
    手段と、 前記面取り手段に設けられ、前記搬送路の一方の側部の
    砥石を前記板状材の搬送方向に対して直交する方向に移
    動して、前記基準面と押圧手段との間隔に対応させて前
    記両側部に設けられた砥石の間隔を拡縮する砥石拡縮手
    と、 前記位置決め用拡縮手段及び前記砥石拡縮手段の拡縮を
    個別に制御すると共に、入力部に入力される板状材の幅
    情報に基づいて前記位置決め用拡縮手段を拡縮動作させ
    る制御手段とを備え、 幅寸法の異なる新たな板状材に変える場合には、前記新
    たな板状材の幅情報が前記入力部に入力されると、前記
    制御手段は前記面取り手段で板状材の面取り加工中に、
    次に面取りする新たな板状材の前記幅情報に合わせて前
    記位置決め手段で前記新たな板状材を位置決めする こと
    を特徴とする板状材の面取り装置。
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