JPH07136912A - 板状材の面取り装置 - Google Patents

板状材の面取り装置

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JPH07136912A
JPH07136912A JP29192193A JP29192193A JPH07136912A JP H07136912 A JPH07136912 A JP H07136912A JP 29192193 A JP29192193 A JP 29192193A JP 29192193 A JP29192193 A JP 29192193A JP H07136912 A JPH07136912 A JP H07136912A
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chamfering
plate glass
plate
positioning
expansion
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 位置決め手段10と面取り手段12とに夫々
個別に位置決め用拡縮手段36と砥石拡縮手段70とを
設けたので、面取り手段10で板硝子30の面取り加工
中に、次に加工する新たな板硝子の形状に対応させて位
置決め手段10をジョブチェンジすることができる。従
って、端面研削加工をする板硝子30を形状の異なる新
たな板硝子に変える場合に、ジョブチェンジ時間を短縮
することができる。 【効果】 ジョブチェンジ時間を短縮してジョブチェン
ジ時間による生産性の低下を最小に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面取り砥石を所定位置
まで移動して位置決めし、この位置決めされた面取り砥
石で硝子板等の板状材の端面を研削加工する板状材の面
取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、板硝子の面取り装置
1はタイミングベルト2A、2Bを備えていて、タイミ
ングベルト2A、2Bは板硝子4の両端部を挟持して矢
印方向(下流方向)に搬送する。タイミングベルト2
A、2Bの外側には面取り砥石6A、6Bが回転自在に
支持されていて、面取り砥石6A、6Bには回転力を伝
達可能にモータ8A、8Bが連結されている。そして、
モータ8A、8Bを駆動すると面取り砥石6A、6Bが
回転して、タイミングベルト2A、2Bで搬送されてい
る板硝子4の両端面を研削する。両端面が研削された板
硝子4はタイミングベルト2A、2Bで、さらに下流側
に搬送され、図7に示すように研削された両端面の糸面
が糸面取り砥石9、9で研削される。
【0003】また、板硝子の面取り装置1は移動フレー
ムを備えていて、移動フレームには、右側のタイミング
ベルト2A、2A及び面取り砥石6Aが設けられてい
る。移動フレームにはボールねじが連結されていて、ボ
ールねじには回転力を伝達可能にモータが連結されてい
る。そして、モータが駆動すると移動フレームを介して
右側のタイミングベルト2A、2A、面取り砥石6A及
び糸面取り砥石9が、板硝子4の搬送方向に対して直交
する方向に移動する。これにより、右側のタイミングベ
ルト2A、2A及び面取り砥石6Aを適正な位置に位置
決めすることができるので、板硝子4のサイズが異なる
新たな板硝子を端面研削する場合に、新たな板硝子のサ
イズに合わせて右側のタイミングベルト2A、2A、面
取り砥石6A及び糸面取り砥石9を移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、面取り
砥石6A及び糸面取り砥石9は、板硝子の面取り装置1
の移動フレームに一体的に設けられていて同時に移動さ
れるので、板硝子4の端面研磨の後に、形状の異なる新
たな板硝子を端面研削する場合、最後の板硝子4の端面
研削加工が完了してからでないと、形状の異なる新たな
板硝子に合わせて移動フレームを移動することができな
いので、板硝子の面取り装置1のジョブチェンジに時間
かかり生産性が低下するという問題がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、端面研削する板硝子を形状の異なる新たな板硝
子に変更する場合に、生産性の低下を抑制することがで
きる板状材の面取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送路の一方
の側部に設けられた押圧手段で下流方向に搬送中の板状
材を他方の側部方向に押圧して、前記板状材を他方の側
部の基準面に当接する位置決め手段と、該位置決め手段
で前記基準面に位置決めされた前記板状材を下流方向に
搬送すると共に前記搬送路の両側部に設けられた砥石で
前記板状材の両端面を面取り加工する面取り手段とを備
えた板状材の面取り装置において、前記位置決め手段に
は、前記基準面又は前記押圧手段のいずれか一方を前記
板状材の搬送方向に対して直交する方向に移動して前記
板状材の形状に対応させて前記基準面と押圧手段との間
隔を拡縮する位置決め用拡縮手段が設けられ、前記面取
り手段には、前記搬送路の一方の側部の砥石を前記板状
材の搬送方向に対して直交する方向に移動して、前記基
準面と押圧手段との間隔に対応させて前記両側部に設け
られた砥石の間隔を拡縮する砥石拡縮手段が設けられた
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、位置決め手段に設けられた位
置決め用拡縮手段は、基準面、押圧手段の一方を搬送方
向に対して直交する方向に移動して、板状材の形状に対
応させて基準面と押圧手段との間隔を拡縮する。また、
面取り手段に設けられた砥石拡縮手段は、一方の側部の
砥石を搬送方向に対して直交する方向に移動して、基準
面と押圧手段との間隔に対応させて両側部に設けられた
砥石の間隔を拡縮する。このように、位置決め手段と面
取り手段とに夫々個別に位置決め用拡縮手段と砥石拡縮
手段とを設けたので、面取り手段で板状材の面取り加工
中に、次に加工する新たな板状材の形状に対応させて位
置決め手段をジョブチェンジすることができる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る板状材の
面取り装置の好ましい実施例を詳説する。図1は本発明
に係る板状材の面取り装置が使用された板硝子の面取り
ラインの平面図、図2は本発明に係る板状材の面取り装
置の平面図である。図1に示すように板硝子の面取りラ
インには、位置決め手段10、面取り手段12及び糸面
取り手段14、16が下流側に順次設けられていて、糸
面取り手段16の下流には方向変換手段18が設けられ
ている。また、方向変換手段18の下流側には位置決め
手段20、面取り手段22及び糸面取り手段24、26
が下流側に順次設けられている。位置決め手段10は搬
送ローラ28から搬送されてきた板硝子30を基準面1
0Aに位置決めし、面取り手段12は板硝子30の一対
の対向する端面30A、30Aを面取り加工する。
【0009】また、糸面取り手段14、16は、面取り
手段12で加工された端面30A、30Aを糸面取り加
工する。方向変換手段18は、糸面取り手段16で糸面
取り加工された板硝子30を90°旋回し、位置決め手
段20は方向変換手段18から搬送されてきた板硝子3
0を基準面20Aに位置決めする。面取り手段22は板
硝子30の一対の対向する端面30B、30Bを面取り
加工する。糸面取り手段14、16は、面取り手段12
で加工された端面30B、30Bを糸面取り加工する。
これにより、板硝子30の4辺が面取り加工され、搬送
ローラ32で後工程に搬送される。
【0010】図2に示す板状材の面取り装置は、位置決
め手段10、面取り手段12及び糸面取り手段14、1
6を備えていて、位置決め手段10は位置決め用拡縮手
段36を備えている。位置決め用拡縮手段36は移動フ
レーム38を有していて、移動フレーム38はガイドレ
ール40、40(図4参照)に移動自在に支持されてい
る。ガイドレール40、40は架台42に固定されてい
る。また、移動フレーム38にはボールねじ44、44
がねじ結合されていて、ボールねじ44、44はガイド
レール40、40に平行に配置された状態で、架台42
に回動自在に支持されている。左側のボールねじ44の
上端部は、ギアボックス46内のギア(図示せず)を介
して連結シャフト50の左端部に連結されている。ま
た、右側のボールねじ44の上端部は、ギアボックス5
2内のギア(図示せず)を介して連結シャフト50の右
端部に連結されている。ギアボックス46、52は載置
台53(図4参照)を介して架台42に固定されてい
る。
【0011】連結シャフト50の左端部とサーボモータ
58Aの駆動シャフトには各々プーリ(図示せず)が設
けられていて、各々プーリには無端状ベルト54が張設
されている。サーボモータ58Aは架台42に搭載され
ていて、サーボモータ58Aが駆動すると、無端状ベル
ト54を介してサーボモータ58Aの駆動力が連結シャ
フト50に連結される。そして、連結シャフト50の回
転力はギアボックス46、52内のギアを介してボール
ねじ44、44に伝達され、ボールねじ44、44が同
方向に回転する。これにより、移動フレーム38がガイ
ドレール40、40に沿って移動する。
【0012】移動フレーム38にはエアシリンダ(押圧
手段)60、60…が固定されていて、エアシリンダ6
0、60…のロッド端にはローラ62、62…が回動自
在に支持されている。ローラ62、62…は基準面10
Aに平行な同一面上に配置されている。また、移動フレ
ーム38には搬送ベルト64Aが設けられていて、搬送
ベルト64Aは一対のプーリ65A(図3参照)に張設
されている。従って、移動フレーム38がガイドレール
40、40に沿って移動すると、エアシリンダ60、6
0…及び搬送ベルト64Aが矢印方向(板硝子30の搬
送方向に対して直交する方向)に移動する。
【0013】また、架台42の下端部には搬送ベルト6
4Bが設けられていて、搬送ベルト64Bは一対のプー
リ65B(図3参照)に張設されている。搬送ベルト6
4Bは搬送ベルト64Aと平行に配設されている。搬送
ベルト64A、64Bを張設する右側のプーリ65A、
65Bはシャフト64に同軸上に支持されていて、シャ
フト64は軸受65、65を介して架台42に回動自在
に支持されている。さらに、シャフト64は減速機66
を介してモータ67(図4参照)に回転力を伝達可能に
連結されていて、モータ67を駆動すると、搬送ベルト
64A、64Bが時計回り方向に回動して、搬送ベルト
64A、64Bに載置されている板硝子30が右方向
(下流側)に搬送される。
【0014】架台42の下端部には、無端状の基準ベル
ト68がプーリ70、70に張設されていて、基準ベル
ト68の上方のベルト面は、前述した基準面10Aを形
成する。そして、搬送ベルト64A、64Bで板硝子3
0を下流側に搬送中に、エアシリンダ60、60…を伸
長するとローラ62、62…が板硝子30の上端面30
Aに当接して、板硝子30が下方に押下げられる。これ
により、板硝子30の下端面30Aが基準面10Aに当
接して、板硝子30が基準面10Aに位置決めされる。
また、右側のプーリ70はモータ(図示せず)に回転力
が伝達可能に連結されている。そして、このモータが駆
動すると基準ベルト68が、図1上で時計回り方向に回
動する。従って、搬送ベルト64A、64Bと同時に基
準ベルト68を駆動すると、板硝子30が基準面10A
に位置決めされた状態で下流側に搬送される。このよう
に、移動フレーム38を介してエアシリンダ60、60
…及び搬送ベルト64Aを、板硝子30の搬送方向に対
して直交する方向に移動することができるので、エアシ
リンダ60、60…のローラ62、62…と基準面10
Aとの間隔を板硝子30の寸法に合わせて拡縮すること
ができる。
【0015】次に、面取り手段12について説明する。
面取り手段12は砥石拡縮手段70を備えている。砥石
拡縮手段70は位置決め手段10の位置決め用拡縮手段
36と同様に構成されていて、互いの相違点は、位置決
め用拡縮手段36が搬送ベルト64A、64Bで板硝子
30を搬送するのに対して、砥石拡縮手段70がタイミ
ングベルト2A、2Aとタイミングベルト2B、2Bで
板硝子30を挟持して搬送する点である。以下、砥石拡
縮手段70について説明する。尚、砥石拡縮手段70に
おいて位置決め用拡縮手段36の構成部材と同一類似部
材が使用されている場合は同一符号を付して説明を省略
する。
【0016】砥石拡縮手段70の移動フレーム38に
は、5個のモータ72(一部省略)が配設されていて、
各々のモータ72の駆動シャフトには面取り砥石72A
…が同軸上に固定されている。面取り砥石72A…の研
磨面は、基準面10Aと平行な線上に配置されている。
また、移動フレーム38には、従来技術で説明したタイ
ミングベルト2A、2A(図5参照)が上下に平行に設
けられていて、タイミングベルト2A、2Aは各々プー
リ65A、65A…(図3参照)に張設されている。従
って、移動フレーム38がガイドレール40、40に沿
って移動すると、面取り砥石72A、72A…及びタイ
ミングベルト2A、2Aが矢印方向(板硝子30の搬送
方向に対して直交する方向)に移動する。
【0017】また、架台42の下端部には、従来技術で
説明したタイミングベルト2B、2B(図5参照)が上
下に平行に設けられていて、タイミングベルト2B、2
Bは各々プーリ65B、65B…(図3参照)に張設さ
れている。タイミングベルト2B、2Bはタイミングベ
ルト2A、2Aと平行に配設されている。そして、上部
のタイミングベルト2A、2Bは、上部のプーリ65
A、65Bを介してシャフト64に連結されていて(図
3参照)、上部のプーリ65A、65Bは夫々無端状ベ
ルト73(図4参照)を介して下部のプーリ65A、6
5Bに連結されている。シャフト64は軸受65、65
を介して架台42に回動自在に支持されていて、シャフ
ト64は減速機66を介してモータ(図示せず)に回転
力を伝達可能に連結されている。このモータを駆動する
と、減速機66、シャフト64を介して上部のプーリ6
5A、65Bが回動し、上部のプーリ65A、65Bが
回動すると、無端状ベルト73を介して下部のプーリ6
5A、65Bが回動する。
【0018】従って、タイミングベルト2A、2Aとタ
イミングベルト2B、2Bとが回動して、位置決め手段
10で基準面10Aに位置決めされた板硝子30が、タ
イミングベルト2A、2A間とタイミングベルト2B、
2B間に挟持されて下流側に搬送される(図3参照)。
また、架台42の下端部には移動フレーム38と同様
に、5個のモータ72が配設されていて、各々のモータ
72の駆動シャフトには面取り砥石72A…が同軸上に
固定されている。面取り砥石72A…の研磨面は、基準
面10Aと平行な線上に配置されている。従って、タイ
ミングベルト2A、2A及びタイミングベルト2B、2
Bで下流側に搬送されている板硝子30の上端部と下端
部とが面取り砥石72A…で面取り加工される。
【0019】次いで、糸面取り手段14について説明す
る。糸面取り手段14は面取り手段12と同様に構成さ
れていて、互いの相違点は、面取り手段12が面取り砥
石72A…を板硝子30の端面に平行に配設したのに対
し、糸面取り手段14が糸面取り砥石76A…を板硝子
30の端面に対して傾斜させて配設した点である。以
下、糸面取り手段14について説明する。尚、糸面取り
手段14において面取り手段12の構成部材と同一類似
部材が使用されている場合は同一符号を付して説明を省
略する。
【0020】糸面取り手段14の移動フレーム38に
は、モータ76、76が互いに交差して配設されてい
る。モータ76、76の駆動シャフトには夫々糸面取り
砥石76A、76Aが同軸上に固定されている。この場
合、糸面取り砥石76A、76Aの研磨面は、板硝子3
0の端面に対して略45度傾斜されていて、板硝子30
の糸面を研削可能に配設されている。また、架台42の
下端部には移動フレーム38と同様に、モータ76、7
6が互いに交差した状態で配設されていて、モータ7
6、76の駆動シャフトには夫々糸面取り砥石76A、
76Aが同軸上に固定されている。そして、糸面取り砥
石76A、76Aの研磨面は、板硝子30の端面に対し
て略45度傾斜されていて、板硝子30の糸面を研削可
能に配設されている。従って、タイミングベルト2A、
2A及びタイミングベルト2B、2Bで下流側に搬送さ
れている板硝子30の上端部及び下端部の糸面が研削さ
れる。また、糸面取り手段16は糸面取り手段14と同
一部材で構成されているので糸面取り手段16の構成部
材に糸面取り手段14と同一符号を付して説明を省略す
る。
【0021】さらに、図3上で面取り手段12及び糸面
取り手段14、16の上流側に、夫々リミットスイッチ
80A、80B、80Cが設けられていて、リミットス
イッチ80A、80B、80Cは、板硝子30がリミッ
トスイッチ80A、80B、80C、80Dに到達した
ことを検知する。リミットスイッチ80A、80B、8
0C、80Dの板硝子30の検知信号は、図5に示す制
御部82に伝達される。また、板硝子30の幅に対応す
るパルス数が入力部84から制御部82に入力されてい
て、さらに、サーボモータ58A、58B、58C、5
8Dの回転に基づいたパルス信号がPG59A、59
B、59C、59Dから制御部82にフィードバックさ
れる。
【0022】そして、リミットスイッチ80Aから検知
信号が制御部82に伝達されると、制御部82は、入力
部84から入力されたパルス数とPG59Aからフィー
ドバックされたパルス数との差を求めて、求めた差分の
パルス信号をコントローラ82Aに出力する。そして、
入力部84から入力されたパルス数とPG59Aからフ
ィードバックされたパルス数との差が0の場合は制御部
82はコントローラ82Aにパルス信号を出力しない。
尚、リミットスイッチ80B、80C、80D、制御部
82、サーボモータ58B、58C、58D、及びPG
59B、59C、59Dは、リミットスイッチ80A、
制御部82、サーボモータ58A、及びPG59Aと同
様に作動する。
【0023】また、図1に示す位置決め手段20、面取
り手段22及び糸面取り手段24、26は夫々、上述し
た位置決め手段10、面取り手段12及び糸面取り手段
14、16と同様に構成されている。前記の如く構成さ
れた本発明に係る板状材の面取り装置の作用を説明す
る。先ず、板硝子30の幅に対応するパルス数を入力部
84から制御部82に入力する。サーボモータ58A、
58B、58C、58Dは制御部82からのパルス信号
に基づいて駆動して、位置決め手段10、面取り手段1
2及び糸面取り手段14、16の夫々の移動部38を板
硝子30の幅に対応する位置に位置決めする。次に、板
硝子30を搬送ローラ28で位置決め手段10まで搬送
して、位置決め手段10のエアシリンダ60、60…を
伸長するとローラ62、62…が板硝子30の上端面3
0Aに当接して、板硝子30が下方に押下げられる。こ
れにより、板硝子30の下端面30Aが基準面10Aに
当接して、板硝子30が基準面10Aに位置決めされ
る。
【0024】基準面10Aに位置決めされた板硝子30
は、搬送ベルト64A、64B及び基準ベルト68で面
取り手段12まで搬送され、面取り手段12のタイミン
グベルト2A、2A間とタイミングベルト2B、2B間
に挟持されて下流側に搬送される。この場合、モータ7
2、72…が駆動しているので、面取り砥石72A、7
2A…の研磨面で板硝子30の上端部と下端部とが面取
り加工される。面取り手段12で上端部と下端部とが面
取り加工され板硝子30は、糸面取り手段14まで搬送
される。糸面取り手段14はタイミングベルト2A、2
A間とタイミングベルト2B、2B間に板硝子30を挟
持して下流側に搬送する。この場合、モータ76、76
…が駆動しているので、糸面取り砥石76A、76A…
の研磨面で板硝子30の糸面が研削される。板硝子30
の糸面が研削された板硝子30は糸面取り手段14まで
搬送され、糸面取り手段16は糸面取り手段14と同様
に糸面取り砥石76A、76A…の研磨面で板硝子30
の糸面を研削する。これにより、板硝子30の糸面が仕
上げ研磨される。
【0025】次に、幅寸法の異なった新たな板硝子の端
面を研削する場合、新たな板硝子の幅に対応するパルス
数を入力部84から制御部82に入力する。この状態
で、最後の板硝子30がリミットスイッチ80Aに到達
すると、リミットスイッチ80Aの検知信号が制御部8
2に伝達される。一方、制御部82には、サーボモータ
58Aの回転に基づいたパルス信号がPG59Aフィー
ドバックされていて、リミットスイッチ80Aから検知
信号が制御部82に伝達されると、制御部82は、入力
部84から入力されたパルス数とPG59Aからフィー
ドバックされたパルス数との差を求めて、求めた差分の
パルス信号をコントローラ82Aに出力する。これによ
り、位置決め手段10の移動部38は新たな板硝子の幅
に対応する位置に位置決めされる。
【0026】次いで、最後の板硝子30がリミットスイ
ッチ80Bに到達すると、リミットスイッチ80Bの検
知信号が制御部82に伝達される。一方、制御部82に
は、サーボモータ58Bの回転に基づいたパルス信号が
PG59Bにフィードバックされていて、リミットスイ
ッチ80Bから検知信号が制御部82に伝達されると、
制御部82は、入力部84から入力されたパルス数とP
G59Bからフィードバックされたパルス数との差を求
めて、求めた差分のパルス信号をコントローラ82Bに
出力する。これにより、面取り手段12の移動部38は
新たな板硝子の幅に対応する位置に位置決めされる。
【0027】続いて、最後の板硝子30がリミットスイ
ッチ80Cに到達すると、リミットスイッチ80Cの検
知信号が制御部82に伝達される。一方、制御部82に
は、サーボモータ58Cの回転に基づいたパルス信号が
PG59Cにフィードバックされていて、リミットスイ
ッチ80Cから検知信号が制御部82に伝達されると、
制御部82は、入力部84から入力されたパルス数とP
G59Cからフィードバックされたパルス数との差を求
めて、求めた差分のパルス信号をコントローラ82Cに
出力する。これにより、糸面取り手段14の移動部38
は新たな板硝子の幅に対応する位置に位置決めされる。
【0028】次に、最後の板硝子30がリミットスイッ
チ80Dに到達すると、リミットスイッチ80Dの検知
信号が制御部82に伝達される。一方、制御部82に
は、サーボモータ58Dの回転に基づいたパルス信号が
PG59Dにフィードバックされていて、リミットスイ
ッチ80Dから検知信号が制御部82に伝達されると、
制御部82は、入力部84から入力されたパルス数とP
G59Dからフィードバックされたパルス数との差を求
めて、求めた差分のパルス信号をコントローラ82Dに
出力する。これにより、糸面取り手段16の移動部38
は新たな板硝子の幅に対応する位置に位置決めされる。
【0029】このように、位置決め手段10、面取り手
段12及び糸面取り手段14、16の夫々で加工が完了
する毎に、前工程の手段を新たな板硝子の幅寸法に合わ
せて変化させることができるので、板硝子30の加工中
に新たな板硝子の幅寸法に合わせたジョブチェンジが可
能になる。従って、板硝子30の加工完了後に、位置決
め手段10、面取り手段12及び糸面取り手段14、1
6を新たな板硝子の幅寸法に合わせて同時にジョブチェ
ンジするより、ジョブチェンジ時間が短縮される。
【0030】前記実施例では位置決め手段10、面取り
手段12及び糸面取り手段14、16の各々の移動フレ
ーム38を移動して、図2上で板状材の面取り装置の上
側のエアシリンダ、面取り砥石72A及び糸面取り砥石
76Aを移動する場合について説明したが、これに限ら
ず、板状材の面取り装置の下側の基準面10A、面取り
砥石72A及び糸面取り砥石76Aを移動させてもよ
い。
【0031】前記実施例では本願発明の板状材の面取り
装置で、板硝子の端面を面取加工する場合について説明
したが、これに限らず、本願発明の板状材の面取り装置
は、板硝子以外の樹脂等の板状材を面取加工する場合に
も適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る板状材
の面取り装置によれば、位置決め手段と面取り手段とに
夫々個別に位置決め用拡縮手段と砥石拡縮手段とを設け
たので、面取り手段で板状材の面取り加工中に、次に加
工する新たな板状材の形状に対応させて位置決め手段を
ジョブチェンジすることができる。従って、端面研削加
工をする板状材を形状の異なる新たな板状材に変える場
合に、ジョブチェンジ時間を短縮することができるの
で、ジョブチェンジ時間による生産性の低下を最小に抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板状材の面取り装置が使用された
板硝子の面取りラインの平面図
【図2】本発明に係る板状材の面取り装置の平面図
【図3】本発明に係る板状材の面取り装置の概略側面図
【図4】図2のA−A断面図
【図5】本発明に係る板状材の面取り装置のブロック図
【図6】従来の板状材の面取り装置の斜視図
【図7】板状材を糸面取り加工する状態を説明する説明
【符号の説明】
10…位置決め手段 10A…基準面 12…面取り手段 14、16…糸面取り手段 30…板硝子(板状材) 36…位置決め用拡縮手段 60…エアシリンダ(押圧手段) 70…砥石拡縮手段 72A、76A…砥石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路の一方の側部に設けられた押圧手
    段で下流方向に搬送中の板状材を他方の側部方向に押圧
    して、前記板状材を他方の側部の基準面に当接する位置
    決め手段と、該位置決め手段で前記基準面に位置決めさ
    れた前記板状材を下流方向に搬送すると共に前記搬送路
    の両側部に設けられた砥石で前記板状材の両端面を面取
    り加工する面取り手段とを備えた板状材の面取り装置に
    おいて、 前記位置決め手段には、前記基準面又は前記押圧手段の
    いずれか一方を前記板状材の搬送方向に対して直交する
    方向に移動して前記板状材の形状に対応させて前記基準
    面と押圧手段との間隔を拡縮する位置決め用拡縮手段が
    設けられ、 前記面取り手段には、前記搬送路の一方の側部の砥石を
    前記板状材の搬送方向に対して直交する方向に移動し
    て、前記基準面と押圧手段との間隔に対応させて前記両
    側部に設けられた砥石の間隔を拡縮する砥石拡縮手段が
    設けられたことを特徴とする板状材の面取り装置。
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WO2023042406A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23 坂東機工株式会社 ガラス板加工システム

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