JP2807501B2 - 透明ポリエステルフィルム、シート及びその製造法 - Google Patents

透明ポリエステルフィルム、シート及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高結晶性でなおかつ透明性の優れたポリエス
テルフィルム、シート及びその製造法に関するものであ
る。
〔従来の技術とその課題〕
ポリエチレンテフタレート(PET)、ポリブチレンテ
フタレート(PBT)に代表される芳香族ポリエステルは
優れた耐熱性、および機械的強度、耐気体透過性等のバ
ランスのとれた物理特性により、エンジニアリングプラ
スチックとして広い分野で重用されている。
これらのポリエステルのうち、PBTについては高い結
晶性を示すことから上述の優れた特性を発揮するといえ
るが、反応、結晶性が高いがために透明性が要求される
用途には用いることができなかった。又、PETについて
は結晶化速度が遅いため、溶融ポリマーを急速に冷却す
ることにより、低結晶性の透明フィルムを得ることは比
較的容易であるが、このままでは機械的強度、耐気体透
過性等が不足するため、アニーリングによって結晶化を
進める必要がある。ところが、結晶化の効率を高めるた
めにアニーリングの温度を高くすると、白濁し、また核
剤等の添加物によって結晶化効率を高めようとすると、
添加物そのものによって透明性が失われる。
又、溶融状態から徐々に冷却すると高結晶性のポリマ
ーを得ることはできるが、球晶による可視光の散乱等に
より、やはり透明度の高い製品を得ることはできない。
〔課題を解決するための手段〕
以上の課題を解決すべく本発明者らは鋭意検討を重ね
た結果、原料ポリエステルとして特定のコモノマーユニ
ットを導入した芳香族コポリエステルを使用し、且つこ
れより得たフィルム:シートを特定条件で処理すること
により、高結晶性を保持しつつ、加熱雰囲気下でも白化
せず透明性が失われないフィルム、シートを提供し得る
ことを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち本発明は、下記一般式(I)及び(II)で示され
る構成単位からなる共重合ポリエステル樹脂 (但しRは−CH2CH2−、−CH2CH2OCH2CH2−、 より選ばれる基であり各々同一でも異なっていても良
い。全構成単位に対するモル分率比(II)/(I+II)
は0.02〜0.20である) を溶融成形したフィルム又はシートを急冷して低結晶化
度のフィルム又はシートを調製し、60℃以下の温度で熟
成後、更にそのガラス転移点(Tg)以上、〔融点(Tm)
−2℃〕以下の温度で熱処理することを特徴とする透明
ポリエステルフィルム、シートの製造法、及び該製造法
により得られる120℃で加熱処理しても結晶化度70%以
上で且つヘイズ値20%以下を保持する透明ポリエステル
フィルム、シートに関するものである。
本発明を構成する共重合ポリエステルを形成するため
に必要な原料化合物を順を追って説明すると、まずテレ
フタロイル基を形成するために必要な原料化合物は、テ
レフタル酸及びその誘導体であり、誘導体の例を示せば
ジアルキルエステル又は他のジアシル化物より選ばれる
1種又は2種以上があげられる。これらの内で好ましい
ものはテレフタル酸及びそのジアルキルエステルであ
り、特に好ましいものはテレフタル酸ジメチルである。
本発明を構成する共重合ポリエステルの構成単位
(I)のブチレンテレフタレートユニットを形成するオ
キシアルキレンオキン基は、1,4−ブタンジオールをモ
ノマー原料として用いることで導入される。
本発明を構成する共重合ポリエステルの他の構成単位
(II)は から形成され、Rは−CH2CH2−、−CH2CH2OCH2CH2−、 より選ばれる基であり、各々同一であっても異なってい
ても良い。
原料化合物の例としては、ハイドロキノンのエチレン
オキシド2〜4モル付加体又はハイドロキノンのプロピ
レンオキシド2モル付加体があげられる。特に、ハイド
ロキノンのエチレンオキシド2モル付加体が好ましい。
これらのコモノマー導入率、即ち(II)/(I+II)
で表される全構成単位に対するモル分率比の値は0.02〜
0.20であることが必要であり、特に好ましくは0.03〜0.
10である。上記値が0.02よりも小さいと結晶化速度が大
き過ぎるたに最終的に透明のフィルム又はシートを調製
するのが困難になり、又0.20より大きいと最終的に結晶
化度の高いものが得られずフィルム又はシートの機械的
強度や耐気体透過性等の物理的特性が低下する。
これらの共重合ポリエステル樹脂は従来公知の縮合反
応や、エステル交換反応を利用して界面重縮合や溶融重
合、溶液重合等により製造することができる。また得ら
れた樹脂を減圧、又は不活性ガス存在下で熱処理を行う
固相重合法を用いることでさらに高重合度製品とするこ
とが可能である。
溶融樹脂から低結晶性のフィルム、シートを成形する
方法としてはT−ダイ法やインフレーション法が挙げら
れるが、好ましくはT−ダイ法である。成形加工性の面
から共重合ポリエステル樹脂の固有粘度は0.7以上であ
ることが望ましい。ここで、固有粘度とはオルソクロル
フェノール中25℃で測定した値である。このように調製
されたフィルム、シートを急冷して結晶化度(測定法は
後記する)80%以下の低結晶化フィルム、シートを得
る。
フィルム、シートの好ましい厚みについて言及するな
らば、フィルム、シートの厚みが厚い場合にはその表面
部分のみが急冷により透明化し、内部は徐冷状態となり
白化しやすい傾向がある。フィルム、シート厚みが薄す
ぎる場合には、フィルム、シート自体の機械的強度が発
揮されず実用上の優れた効果が薄れてしまう。従ってフ
ィルム、シートの好ましい厚みの範囲を数値をもって特
定すれば0.01〜2.5mmであり、より好ましくは0.01〜1mm
である。また、急冷によりフィルム、シートを製造した
後に所定の厚みになるように又は物性を改善するため、
一軸もしくは二軸延伸を行ってもかまわない。
本発明における60℃以下の温度での熟成は温水等、所
定温度の熱媒中にフィルム、シートを浸漬する方法や、
所定温度の乾燥機中に投入する方法、温風を吹きつける
方法や、赤外線等の輻射熱による方法などにより行われ
る。
例えば0.2mm厚のシートにおける好ましい熟成時間
(t)は下記式で与えられる。
t(sec)=exp[6.5−(Temp(℃)/10] (Tempは熟成温度) 即ち、60℃において約3秒、50℃において約30秒、40
℃において約5分30秒、30℃において約1時間、20℃に
おいて約9時間となる。
好ましい熟成温度は20〜60℃である。熟成温度が20℃
よりも低いと熟成のために必要な時間が長すぎるために
好ましくなく、熟成温度が60℃以上であると急激な結晶
化によりフィルム、シートが白濁してしまうため好まし
くない。
フィルム又はシートは60℃以下の温度で熟成後、更に
そのガラス転移点(Tg)以上、〔融点(Tm)−2℃〕以
下の温度で熱処理される。好ましくは、Tg+10℃以上で
Tm−10℃以下の温度であり、更に特に好ましい具体的温
度範囲は70〜150℃である。70℃よりも低いと熱処理に
要する時間が長くなり過ぎるため好ましくなく、逆に高
温にすると処理時間は短縮できるが融点に近ずき過ぎる
と不均一な熱処理による部分的な溶融が生る場合があ
り、150℃程度にまとめるのが望ましい。
熱処理後の透明高結晶性フィルム、シートの好ましい
相対結晶化度(CR)を特定するならばCRが70(%)以上
である。ここで相対結晶化度とは後記するDSC測定法に
より求めた値である。
フィルム、シートの透明性を規定する尺度としてはヘ
イズ値がある。
このヘイズ値はJIS K7105に基づき積分球式HTRメータ
ーにより測定する値であり、ヘイズ値が小さい方が透明
性が高い。
また、フィルム、シートの透明性はその表面の平滑度
に大きく依存するため、高い透明性が求められる場合に
は、プレス板又は冷却ローラーではできるだけ平滑であ
ることが望ましい。しかしながら、フィルム、シートに
重厚感を求める場合等はあえてフィルム、シート表面を
凹凸にし、透明性を低下させることも可能である。これ
らの処理を行ったフィルム、シートでもヘイズ値が20%
を超えると、透明性に基づく長所は失われてしまうこと
から、本発明の透明フィルム、シートを透明性から好ま
しい範囲を規定すると、ヘイズ値20%以下であり、120
℃で加熱してもヘイズ値20%以下を保持するものが実用
上望ましい。
本発明のフィルム、シートは、その結晶化度が70%未
満であると耐気体透過性、耐熱性、表面硬度等の結晶性
に基づく長所が発揮されないので、最終製品の結晶化度
が70%以上のものが実用上望ましい。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明により得られる特定の樹脂よりな
る高結晶性の透明フィルム又はシートは、溶融成形した
フィルム又はシートを急冷して低結晶化度の透明フィル
ム又はシートを調製し、これを透明性を損なうことなく
熟成後熱処理して結晶化を高めたものであり、以下のよ
うな優れた効果を有する。
1)樹脂の耐熱性が高く、120℃程度の高温条件下で透
明性が低下せずヘイズ値20%以下を保持し、また結晶化
度70%以上の高結晶性であるためガスバリヤー性、耐熱
収縮性に優れ、電子レンジ調理用食品包装用等に適して
いる。
2)機械的特性は損なわずに透明性を付与したことから
耐光性に優れ、窓ガラス保護フィルム等にも用いること
ができる。
〔実施例〕
以下、製造例、実施例により本発明を説明する。
製造例1(ポリエステルAの合成) テレフタル酸ジメチル194.2重量部、1,4−ブタンジオ
ール175.8重量部、ハイドロキノンのエチレンオキシド
2モル付加体9.93重合部を所定量のエステル交換触媒と
共に撹拌機及び留出管を備えた反応器に仕込み十分に窒
素置換した後、常圧下で160℃まぜ温度を上げ、撹拌を
開始した。さらに、徐々に温度を上昇させ副生するメタ
ノールを留去した。温度が240℃に達したところで、徐
々に反応器中を減圧させ、0.2torrの圧力で3.5時間撹拌
を続け、極限粘度0.96の共重合ポリエステル樹脂を得
た。得られた共重合ポリエステル樹脂について以下に示
すような特性解析を行った。
コモノマー導入率を表す(II)/(I+II)の値はト
リフルオロ酢酸−dを溶媒とした1H+NMR測定から求め
た。
この共重合ポリエステル樹脂を240℃で溶融し、T−
ダイより25℃の冷却ロールに押し出したフィルム、シー
トからDSC測定用試料を切出し、相対結晶化度の測定をD
SC装置により行った。
相対結晶化度の計算は下式により行った。
(1)急冷して調製したフィルム、シートの相対結晶化
度(CR)の測定法 CR=(ΔHm−|ΔHcc|)/(ΔHc)HOMO (2)熟成、熱処理後のフィルム、シートの相対結晶化
度(CR)の測定法 CR=ΔHm/(ΔHc)HOMO ΔHm;昇温測定による結晶融解熱 ΔHcc;冷結晶化ピークの転移熱 (ΔHc)HOMO;改質していないPBTの溶融状態から10℃
/minで降温測定による転移熱 急冷フィルム、シート等の低結晶性の試料の場合には
昇温測定時に冷結晶化が進行した後に結晶が融解するた
めに、試料本来の相対結晶化度を求めるには結晶融解熱
(ΔHm)から冷結晶化ピークの転移熱(ΔHcc)の絶対
値を差し引くことになる。
又、ガラス転移点(Tg)及び融点(Tm)はJIS K7121
に基づき測定した。
製造例2、3(ポリエステルB及びC) 1,4−ブタンジオール及びハイドロキノンのエチレン
オキシド2モル付加体の添加量を表−1に示す値に変え
た以外は製造例1と同様に重合を行い、種々の組成比の
共重合ポリエステル樹脂を得た。
製造例4(ポリエステルD) 製造例2で得られた共重合ポリエステル樹脂Bをペレ
ット化し、窒素気流下、190℃で固相重合を行い、高重
合度のポリエステルを得た。
比較製造例1(ポリエステルE) ハイドロキノンのエチレンオキシド2モル付加体を使
用せず、表−1に示したモノマー原料比で重合を行いポ
リブチレンテレフタレート樹脂(PBT)を得た。
比較製造例2(ポリエステルF) 1,4−ブタンジオール及びハイドロキノンのエチレン
オキシド2モル付加体の添加量を表−1に示す値に変え
た以外は製造例1と同様に重合を行い共重合ポリエステ
ル樹脂を得た。
実施例1〜4、比較例1〜2 原料ポリエステルの違いによるフィルム、シールの特
性の違いを明らかにするため、溶融状態からの急冷条
件、フィルム、シートの厚み、熟成条件、熱処理時間を
一定にしてポリエステルAからGの評価を行った。
即ち、240℃の溶融ポリマーをT−ダイより25℃の冷
却ロール上に押し出し、フィルム、シートの厚みが0.1m
mになるよう押し出し速度を調節して溶融成形したフィ
ルム、シートの厚みをそろえ、急冷条件が一定となるよ
うにした。次いでこれらのフィルム、シートを40℃の恒
温槽中で10分間熟成、次いでこのフィルムを80℃の熱水
中に10分間浸漬して熱処理を行った。
各ポリエステルフィルムは120℃の空気雰囲気中で30
分間加熱処理後、ヘイズ値および相対結晶化度を調べ
た。さらに酸素透過率については、JIS K7126に基づき
測定を行った。
結果を表−2に示す。
実施例5、6 比較例3 熟成温度を変えた以外は実施例2と同様にフィルム、
シートを作製し評価を行った。結果を表−3に示す。
実施例7、8 比較例4 熱処理温度を変えた以外は実施例2と同様にフィル
ム、シートを作製し、評価を行った。結果を表−4に示
す。尚、150℃の熱処理は熱風乾燥機中で行った。
比較列5 熱処理温度を210℃にしたところ、ポリマーBは溶融
した。
実施例9、10 フィルム、シートの厚みを変えた以外は実施例2と同
様にフィルム、シートを作製し、評価を行った。結果を
表−5に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67:00 (56)参考文献 特開 昭63−243127(JP,A) 特開 昭55−7870(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 5/18 C08J 63/191 B29C 71/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)及び(II)で示される構
    成単位からなる共重合ポリエステル樹脂 (但しRは−CH2CH2−、−CH2CH2OCH2CH2−、 より選ばれる基であり各々同一でも異なっていても良
    い。全構成単位に対するモル分率比(II)/(I+II)
    は0.02〜0.20である) を溶融成形したフィルム又はシートを急冷して低結晶化
    度のフィルム又はシートを調製し、60℃以下の温度で熟
    成後、更にそのガラス転移点(Tg)以上、〔融点(Tm)
    −2℃〕以下の温度で熱処理することを特徴とする透明
    ポリエステルフィルム、シートの製造法。
  2. 【請求項2】フィルム又はシートが、T−ダイ法で成形
    されたものである請求項1記載の透明ポリエステルフィ
    ルム、シートの製造法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の製造法により得られ
    る、120℃で加熱処理しても結晶化度70%以上で且つヘ
    イズ値20%以下を保持する透明ポリエステルフィルム、
    シート。
  4. 【請求項4】フィルム又はシートの厚みが0.01〜2.5mm
    である請求項3記載の透明ポリエステルフィルム、シー
    ト。
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