JP3144809B2 - 透明ポリエステル容器 - Google Patents
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Description
し、更に詳しくは高結晶性でなお且つ高温加熱雰囲気下
で透明性と耐熱変形性に優れたポリエステル容器に関す
るものである。
チレンテレフタレート(PET) に代表される芳香族ポリエ
ステルは、その樹脂シートから真空成形法、圧空成形法
等の熱成形法により容器を製造することができ、耐薬品
性や耐ガス透過性、耐熱性に優れ、薬品、食品と接触し
うる容器の分野で近年重用されている。しかしながら、
無配向、非晶のPET のシートは結晶化が進まない温度で
熱成形すれば一応透明性に優れた容器に成形しうるが、
斯かるPETより得た容器は耐熱性に欠点があり、約80℃
以上の加熱雰囲気下では変形し、又その結晶性に由来し
て、加熱雰囲気下で使用する場合は結晶化が進み、熱収
縮や透明性低下が起こるため、その用途が制限されてい
る。一方、二軸延伸して結晶化した透明PET シートは、
その配向性のために熱成形が容易でない。又、PET 容器
の耐熱性、機械的強度を向上させるべく、容器の成形温
度を高くした場合は、結晶化が進行するため白化し、透
明度が低くなる。ここで共重合等により結晶性を無視す
れば透明性の向上した容器を得ることは可能であるが、
この場合は機械的特性、特に耐熱性が低下して高温使用
に耐え得ないものとなる。ポリブチレンテレフタレート
(PBT) は更にその高い結晶性のため、熱成形で透明性に
優れた容器を得ることが至難である。このように芳香族
ポリエステルは、一般に結晶性に基づく機械的性質や耐
熱性と、透明性とを兼備することは至難であり、その両
立が切望されていた。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、原料ポリエステル
として、特定量のコモノマーユニットを導入し尚且つ特
定の要件を満たしたポリブチレンテレフタレート共重合
体を用いることにより、透明性と高結晶性を兼備し、加
熱雰囲気下でもその透明性と耐熱性を保持した容器を提
供し得ることを見出し、本発明を完成するに至ったもの
である。即ち本発明は、繰り返し単位の70〜99モル%が
テレフタル酸若しくはそのエステル形成性誘導体と1,4
−ブタンジオールとのエステル単位からなり、尚且つ結
晶化熱量が下記式(1) を満足する共重合ポリエステル樹
脂 式(1) ΔHc ≦ 35.0 (J/g) (但し、ΔHcは示差熱分析法により、240 ℃で溶融させ
た樹脂を降温速度−500℃/minで冷却した時の降
温結晶化熱量(J/g)の絶対値を表す。J=ジュール)を溶融
成形し急冷して一旦低結晶化度のシートを調製した後、
そのシートを熱成形することにより得られる、相対結晶
化度50%以上で、120 ℃で加熱処理しても光線透過率75
%以上を保持する透明ポリエステル容器に関するもので
ある。
繰り返し単位の70〜99モル%がテレフタロイル基及びオ
キシアルキレン基により形成されるエステル単位からな
るものである。
成するために必要な原料化合物を順を追って説明する
と、まずテレフタロイル基を形成するために必要な原料
化合物はテレフタル酸及びそのエステル形成性す誘導体
であり、例を示せばジアルキルエステル又はジアシル化
物より選ばれる一種又は二種以上があげられる。これら
の内で好ましいものはテレフタル酸又はそのジアルキル
エステルであり、特に好ましいものはテレフタル酸ジメ
チルである。本発明を構成する共重合ポリエステルのポ
リブチレンテレフタレートユニットを形成するオキシア
ルキレンオキシ基は、1,4 −ブタンジオールをモノマー
原料として用いることで導入される。
構成単位を形成するためのコモノマーの原料としては、
多価カルボン酸類とその誘導体、多価ヒドロキシカルボ
ン酸類とその誘導体、多価フェノール類とその誘導体、
多価脂肪族(脂環族を含む)アルコール類とその誘導
体、多価アミン類とその誘導体、多価ヒドロキシアミン
類とその誘導体、多価アミド類とその誘導体、多価イソ
シアネート類とその誘導体、多価イソシアヌレート類と
その誘導体等の一種又は二種以上が挙げられ、テレフタ
ル酸及びそのエステル形成性誘導体、1,4 −ブタンジオ
ールを除く全ての構成単位が対象となる。本発明を構成
する共重合ポリエステルは、コモノマーとして上記の群
より選ばれる一種又は二種以を原料化合物とすることが
必要であり、これらのコモノマーの全構成単位に対する
モル分率は1〜30モル%であることが必要である。特に
好ましくは3〜20モル%である。上記モル分率が1モル
%よりも小さいと共重合ポリエステルの結晶化速度が高
すぎるために一旦低結晶化度のシートを調製するのが困
難になり透明性が得られず、且つガラス転移温度と冷結
晶化温度との温度幅が小さい為に熱成形における加工性
が著しく低下する。又、30モル%よりも大きいと熱成形
により得られた容器の相対結晶化度が上がらないため、
容器の機械的強度や耐熱変形性の低下が顕著となる。
は上記要件を満たす外、更に下記式(1) を満足すること
が肝要である。 式(1) ΔHc ≦ 35.0 (J/g) (但し、ΔHcは示差熱分析法により、240 ℃で溶融させ
た樹脂を降温速度−500℃/minで冷却した時の降温結晶
化熱量(J/g) の絶対値を表す。)ポリエステル共重合体
のΔHcが35.0(J/g) よりも大きい場合、溶融押出後、一
旦低結晶化度のシートを調製するのが難しく、本発明の
目的である相対結晶化度50%以上、光線透過率75%以上
でしかもこの値が120 ℃で加熱処理しても充分維持され
る性質を満足することが不可能となる。特に好ましく
は、0≦ΔHc≦30.0(J/g) を満たすものがよい。又、成
形加工性の面から共重合ポリエステル樹脂の固有粘度は
0.7 以上であることが望ましい。ここで固有粘度とはオ
ルソクロルフェノール中25℃で測定した値である。
縮合反応や、エステル交換反応を利用して界面重縮合や
溶融重合、溶液重合等により製造することができる。ま
た得られた樹脂を減圧、又は不活性ガス存在下で加熱処
理を行う固相重合法を用いることでさらに高重合度製品
とすることが可能である。斯かる製造方法によって得ら
れた共重合ポリエステル樹脂は、乾燥したのち、T−ダ
イを備えた押出機にて、シート状に押出し、キャスティ
ングドラム(チルロール)上に接触させ急冷することに
より、一旦低結晶化度、透明、且つ無配向性のシートを
得ることができる。
らば、シートの厚みが厚い場合にはその表面部分のみが
急冷により透明化し、内部は徐冷状態となり白化しやす
い傾向があり、又該シートを熱成形した場合、賦形性が
悪く成形加工性を著しく損なうことになる。シートの厚
みが薄すぎる場合には、シート自体の機械的強度が発揮
されず実用上の優れた効果が薄れてしまう。従ってシー
トの好ましい厚みの範囲を数値をもって特定すれば、0.
05〜2.00mmであり、より好ましくは0.10〜1.00mmであ
る。また、急冷によりシートを製造した後に所定の厚み
になるように低延伸比の一軸もしくは二軸延伸を行って
もかまわないが、好ましくは無延伸が良い。
状の容器に成形される。本発明でいう熱成形とは、真空
成形、圧空成形等の公知の成形法を総称し、使用される
成形機としては、真空成形機、圧空成形機、又は真空と
圧空を併用した万能成形機等が挙げられる。熱成形にお
ける該シートは、加熱軟化せしめられ、続いて速やかに
真空下又は加圧下で金型に密着させ成形する。斯かる熱
成形により樹脂の結晶化が促進され、少なくとも相対結
晶化度50%以上となるが、本発明の樹脂シートの場合に
は意外にも結晶化に伴う不透明化が惹起せず、以後の熱
処理においても少なくとも光線透過率75%以上の値を安
定して維持することが可能である。本発明による容器
は、熱成形により上記の如く高結晶性と透明性を両立す
ることができるが、更に熱成形前のシートに特定の熟成
処理を施すことで透明性を一段と向上させることが可能
となる。熟成処理の例としては、樹脂のガラス転移点付
近の温度で一定の時間加熱する方法、一定の温度まで低
い昇温速度で加熱する方法、あるいは室温から一定の温
度まで多段階の加熱をする方法等が挙げられる。具体的
な例としては、温水等、所定温度の熱媒中にシートを浸
漬する方法や、所定温度の乾燥機中に投入する方法、温
風を吹きつける方法や、赤外線等の輻射熱による方法等
が挙げられる。
対結晶化度が50%以上である。ここで相対結晶化度とは
後記するDSC測定法により求めた値である。本発明の
容器は、その相対結晶化度が50%未満であると、高温付
近での耐熱性が著しく低下するため、最終製品の相対結
晶化度が50%以上のものが実用上好ましく、本発明によ
れば斯かる容器の提供が可能となった。又、容器の透明
性を規定する尺度としては光線透過率があり、該容器の
好ましい光線透過率を規定すると75%以上であり、120
℃で加熱処理しても光線透過率75%以上を保持するもの
が実用上望ましく、本発明によれば斯かる容器の提供が
可能となった。
脂には本発明の効果を阻害しない範囲で目的に応じ、他
の熱可塑性樹脂を補助的に少量併用することも可能であ
る。熱可塑性樹脂の例としては、ポリカーボネート、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレー
ト共重合体、ポリアリレート等が挙げられ、これらの一
種又は二種以上を用いることができる。又、一般に熱可
塑性樹脂に添加される公知の物質、すなわち、紫外線吸
収剤等の安定剤、帯電防止剤、難燃剤、難燃助剤、染料
や顔料等の着色剤、潤滑剤、可塑剤及び結晶化促進剤、
結晶核剤、無機充填剤等を配合することも勿論可能であ
る。
の樹脂よりなる高結晶性の透明容器は、以下のような優
れた効果を有する。 1)容器は相対結晶化度50%以上の高結晶性であるため耐
熱性が高く、120 ℃程度の加熱雰囲気下においても耐熱
変形性を有し、且つ光線透過率75%以上を保持しうる。
従って、電子レンジ調理用食品の調理容器(オーブナブ
ルトレイ)、耐熱カップ等として、特に内容物を外部か
ら確認できる調理容器として有利に利用できる。又、熱
殺菌を要するもの、高温の状態で内容物を注入させる容
器に適している。 2)機械的特性を損なわずに透明性を付与したことから、
内容物を外部から確認できる保護用容器として使用でき
る。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 尚、主な特性値の測定条件は次の通りである。 (1) 融点 JIS K7121 に基づき示差熱分析法(DSC)により昇温
温度10℃/minで測定した。 (2) 急冷時の結晶化熱 示差熱分析法により240 ℃で溶融させた樹脂を降温速度
−500 ℃/minで冷却した時の降温結晶化熱量〔ΔHc(J/
g) 〕をヘリウム雰囲気下で測定した。 (3) 相対結晶化度 シートをDSC測定用試料に切出し、DSC装置を用い
て行った。相対結晶化度(CR)の算出は下式による。 CR=((ΔHm−|ΔHcc|)/|(ΔHc)HOMO|) ×100
(%) (但し、ΔHm;10℃/minで昇温測定による結晶融解熱 ΔHcc;10℃/minで昇温測定による冷結晶化ピークの転移
熱 (ΔHc)HOMO;改質していないPBT ホモポリマーの溶融状
態から10℃/min で降温測定による結晶化熱) 昇温測定時に冷結晶化が進行した後に結晶が融解するた
めに、試料本来の相対結晶化度を求めるには、結晶融解
熱(ΔHm)から冷結晶化ピークの転移熱(ΔHcc)の絶対
値を差し引くことになる。 (4) 光線透過率 シートを切り出し、JIS K7105 に基づき測定を行った。
又、成形体の光線透過率は、容器側面部の一部を切り出
し、同様に測定した。尚、透明性は下記の評価基準で表
した。
のカップ状成形体の内容量) (7) 容器加熱後の光線透過率及び相対結晶化度 120 ℃の温度の送風乾燥機中に10分間投入した後のカッ
プ状成形体の一部を切り出し、JIS K7105 に基づき光線
透過率を、また上記(3) の条件より相対結晶化度を求め
た。尚、透明性の基準は上記(4) に準じて表した。
タル酸ジメチル287.9 重量部、1,4 −ブタンジオール25
3.8 重量部、2,6 −ジヒドロキシナフタレンのエチレン
オキシド2モル付加体36.8重量部を所定量のエステル交
換触媒のテトラブチルチタネートと共に攪拌機及び留出
管を備えた反応器に仕込み、十分に窒素置換した後、常
圧下で160 ℃まで温度を上げ、攪拌を開始した。さら
に、徐々に温度を上昇させ副生するメタノールを留去し
た。温度が240 ℃に達したところで、徐々に反応器中を
減圧させ、0.1torr の圧力で2.5 時間攪拌を続け、共重
合ポリエステル樹脂を得た。テレフタル酸ジメチル及び
1,4 −ブタンジオール以外に導入したコモノマー導入率
の値はトリフルオロ酢酸−d1を溶媒とした1H-NMR測定か
ら求めた。続いて、該ポリエステル樹脂をペレット化し
窒素気流下で固相重合を行い、固有粘度1.30の高重合度
のポリエステルを得た。得られたポリエステルについ
て、上記したような特性の評価を行った。結果を表1に
示す。
ル付加体に代えて、パラキシリデングリコール、2,2 −
ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンのエチ
レンオキシド2モル付加体、シクロヘキサンジメタノー
ルを表1に示す添加量で用いた以外は製造例1と同様に
重合を行い、種々の共重合ポリエステルを得た。続いて
該ポリエステル樹脂について製造例1と同様に固相重合
を行い、続いて特性の評価を行った。結果を表1に示
す。
ンのエチレンオキシド2モル付加体の添加量を表1に示
す値に変えた以外は製造例1と同様に重合及び固相重合
を行い共重合ポリエステルを得て特性の評価を行った。
結果を表1に示す。
に示したモノマー原料比で重合を行いポリブチレンテレ
フタレート樹脂(PBT)を得た。得られた該ポリエステル
について製造例1と同様に固相重合を行い、続いて特性
の評価を行った。結果を表1に示す。
を明らかにするため、T-ダイシートの成形条件、シート
の厚みを一定にしてポリエステルA〜Eの評価を行っ
た。即ち、原料ポリエステルを90℃で5時間、送風乾燥
機中で乾燥後、800 mm幅のT-ダイより水冷方式の25℃の
冷却ロール上に押し出した。得られたシートは厚み0.30
mmであった。シートの一部を切り出し、光線透過率を求
めた。続いて真空成形機を用い、プラグ金型温度80℃、
キャビティー金型温度100 ℃、成形時間20秒で真空成形
を行い、深さ45mm、直径90mmのカップを成形した。各容
器について、容器側面部の一部を切り出し光線透過率を
求め、又、上記方法により成形体の評価を行った。結果
を表2に示す。
(厚み0.3mm)を得たが、シートは著しく白化しており、
又、成形材として不適であった。
溶融成形した後、該シートを表3に示す種々の温度と時
間で恒温器中で熟成し、続いて真空成形を行った。得ら
れた容器の評価結果を表3に示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 繰り返し単位の70〜99モル%がテレフタ
ル酸若しくはそのエステル形成性誘導体と1,4 −ブタン
ジオールとのエステル単位からなり、尚且つ結晶化熱量
が下記式(1) を満足する共重合ポリエステル樹脂 式(1) ΔHc ≦ 35.0 (J/g) (但し、ΔHcは示差熱分析法により、240 ℃で溶融させ
た樹脂を降温速度−500℃/minで冷却した時の降温結晶
化熱量(J/g) の絶対値を表す。)を溶融成形し急冷して
一旦低結晶化度のシートを調製した後、そのシートを熱
成形することにより得られる、相対結晶化度50%以上
で、120 ℃で加熱処理しても光線透過率75%以上を保持
する透明ポリエステル容器。 - 【請求項2】 共重合ポリエステル樹脂を溶融成形し急
冷して一旦低結晶化度のシートを調製した後、熟成し、
更にそのシートを熱成形することにより得られる請求項
1記載の透明ポリエステル容器。 - 【請求項3】 共重合ポリエステル樹脂の固有粘度が0.
7 以上である請求項1又は2記載の透明ポリエステル容
器。 - 【請求項4】 シートがT−ダイ法で成形されたもので
ある請求項1〜3の何れか1項記載の透明ポリエステル
容器。 - 【請求項5】 シートの厚みが0.05〜2.00mmである請求
項1〜4の何れか1項記載の透明ポリエステル容器。
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