JP2804007B2 - 螺旋階段用連結金具 - Google Patents
螺旋階段用連結金具Info
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- JP2804007B2 JP2804007B2 JP7192424A JP19242495A JP2804007B2 JP 2804007 B2 JP2804007 B2 JP 2804007B2 JP 7192424 A JP7192424 A JP 7192424A JP 19242495 A JP19242495 A JP 19242495A JP 2804007 B2 JP2804007 B2 JP 2804007B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特別な技術や加工
等を必要とすることなく、簡単,確実に連結することが
できる螺旋階段の連結に用いる連結金具に関する。
等を必要とすることなく、簡単,確実に連結することが
できる螺旋階段の連結に用いる連結金具に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国における伝統的な木造軸組建築で
は、複雑な軸組作業や、連結する各木部材の仕口,継ぎ
手等に種々の特殊な加工,工作法が必要で、その作業に
は高度に熟練した大工職人等の技術が要求されることか
ら、作業効率が悪く、工期の長期化や高コスト化等の原
因となっていた。
は、複雑な軸組作業や、連結する各木部材の仕口,継ぎ
手等に種々の特殊な加工,工作法が必要で、その作業に
は高度に熟練した大工職人等の技術が要求されることか
ら、作業効率が悪く、工期の長期化や高コスト化等の原
因となっていた。
【0003】このため、最近では、木部材の連結に連結
金具を用いることで、木部材及びその連結構造を規格化
して、仕口,継ぎ手等の加工を不要、あるいは単純化
し、仕口の加工作業等もあらかじめ工場内で行なうこと
によって、施工現場においては木部材を連結金具を用い
て順次連結していくという工法が採られている。
金具を用いることで、木部材及びその連結構造を規格化
して、仕口,継ぎ手等の加工を不要、あるいは単純化
し、仕口の加工作業等もあらかじめ工場内で行なうこと
によって、施工現場においては木部材を連結金具を用い
て順次連結していくという工法が採られている。
【0004】このような連結金具を用いた工法によれ
ば、特別な技術や加工作業等が一切不要となり、軸組作
業もきわめて単純で簡単となるため、施工現場において
効率の良い作業を行なうことができる。この種の木造軸
組工法に用いられる連結金具の例としては、例えば特開
平4−041002号の公報に記載された木造建築物の
柱と梁の連結金具がある。
ば、特別な技術や加工作業等が一切不要となり、軸組作
業もきわめて単純で簡単となるため、施工現場において
効率の良い作業を行なうことができる。この種の木造軸
組工法に用いられる連結金具の例としては、例えば特開
平4−041002号の公報に記載された木造建築物の
柱と梁の連結金具がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の木造建築物において使用される金具は、特開
平4−041002号公報の連結金具を含めて、いずれ
も、柱と梁,桁等の連結に関するもののみで、階段の連
結に関するものはなかった。従って、木造建築物におけ
る階段については、従来からの伝統的な工法により連
結,組立が行なわれていた。
うな従来の木造建築物において使用される金具は、特開
平4−041002号公報の連結金具を含めて、いずれ
も、柱と梁,桁等の連結に関するもののみで、階段の連
結に関するものはなかった。従って、木造建築物におけ
る階段については、従来からの伝統的な工法により連
結,組立が行なわれていた。
【0006】ここで、木造建築物における階段の連結に
ついては多くの工法があるが、その中でも、最も複雑な
工法と言われているのが螺旋階段に関するもので、熟練
した大工職人の技術によらなければ行なうことができな
かった。すなわち、木造建築物における螺旋階段の連結
については、複雑な軸組作業や、連結する各木部材の仕
口,継ぎ手等に種々の特殊な加工,工作法が必要であ
り、熟練した大工職人の技術が要求されることによる作
業効率の悪さや工期の長期化,高コスト化等の従来から
の問題点を依然として有したままであった。
ついては多くの工法があるが、その中でも、最も複雑な
工法と言われているのが螺旋階段に関するもので、熟練
した大工職人の技術によらなければ行なうことができな
かった。すなわち、木造建築物における螺旋階段の連結
については、複雑な軸組作業や、連結する各木部材の仕
口,継ぎ手等に種々の特殊な加工,工作法が必要であ
り、熟練した大工職人の技術が要求されることによる作
業効率の悪さや工期の長期化,高コスト化等の従来から
の問題点を依然として有したままであった。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、建築物に
おける螺旋階段において、軸柱と螺旋階段の踏込板とな
る腕木の連結に金具を用いることによって、熟練工の技
術を必要とすることなく、簡単かつ確実,堅固に螺旋階
段の連結,組立を行なうことができ、低コスト化と作業
の高効率化を図ることができる螺旋階段用連結金具の提
供を目的とする。
問題を解決するために提案されたものであり、建築物に
おける螺旋階段において、軸柱と螺旋階段の踏込板とな
る腕木の連結に金具を用いることによって、熟練工の技
術を必要とすることなく、簡単かつ確実,堅固に螺旋階
段の連結,組立を行なうことができ、低コスト化と作業
の高効率化を図ることができる螺旋階段用連結金具の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の螺旋階段は、螺旋階段における
軸柱と腕木を連結する金具であって、上部,背部及び下
部を形成したコ字形金具と、このコ字形金具の上部及び
下部側に一側が固着されるとともに、他側にねじを形成
してコ字形金具の背部側に突出させた一対の長尺ボルト
と、からなり、前記コ字形金具の上部及び下部に、アン
カーボルトが貫通する一対の貫通孔を設け、前記コ字形
金具に前記腕木を差し込んで前記アンカーボルトにより
固定するとともに、前記一対の長尺ボルトを前記軸柱に
貫通させて固定することにより、前記軸柱と前記腕木を
連結する構成としてある。
本発明の請求項1記載の螺旋階段は、螺旋階段における
軸柱と腕木を連結する金具であって、上部,背部及び下
部を形成したコ字形金具と、このコ字形金具の上部及び
下部側に一側が固着されるとともに、他側にねじを形成
してコ字形金具の背部側に突出させた一対の長尺ボルト
と、からなり、前記コ字形金具の上部及び下部に、アン
カーボルトが貫通する一対の貫通孔を設け、前記コ字形
金具に前記腕木を差し込んで前記アンカーボルトにより
固定するとともに、前記一対の長尺ボルトを前記軸柱に
貫通させて固定することにより、前記軸柱と前記腕木を
連結する構成としてある。
【0009】 また、請求項2記載の螺旋階段用連結金具
は、螺旋階段における軸柱と腕木を連結する金具であっ
て、一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを
形成した一対の羽子板金具と、この一対の羽子板金具
を、各平板状部を平行に対向させた状態で一体的に連結
する連結板と、からなり、この一対の羽子板金具の平板
状部のそれぞれ対応する位置に、アンカーボルトが貫通
する貫通孔を設け、この一対の羽子板金具の前記平板状
部によって前記腕木の上下を挾持して前記アンカーボル
トにより固定するとともに、当該羽子板金具の前記平板
状部を除いた部分を前記軸柱に貫通させて固定すること
により、前記軸柱と前記腕木を連結する構成としてあ
る。
は、螺旋階段における軸柱と腕木を連結する金具であっ
て、一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを
形成した一対の羽子板金具と、この一対の羽子板金具
を、各平板状部を平行に対向させた状態で一体的に連結
する連結板と、からなり、この一対の羽子板金具の平板
状部のそれぞれ対応する位置に、アンカーボルトが貫通
する貫通孔を設け、この一対の羽子板金具の前記平板状
部によって前記腕木の上下を挾持して前記アンカーボル
トにより固定するとともに、当該羽子板金具の前記平板
状部を除いた部分を前記軸柱に貫通させて固定すること
により、前記軸柱と前記腕木を連結する構成としてあ
る。
【0010】 また、請求項3記載の螺旋階段用連結金具
は、螺旋階段における軸柱と腕木を連結する金具であっ
て、一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを
形成した一対の羽子板金具からなり、この一対の羽子板
金具の平板状部のそれぞれ対応する位置に、アンカーボ
ルトが貫通する貫通孔を設け、この一対の羽子板金具の
前記平板状部によって前記腕木の上下を挾持して前記ア
ンカーボルトにより固定するとともに、当該羽子板金具
の前記平板状部を除いた部分を前記軸柱に貫通させて固
定することにより、前記軸柱と前記腕木を連結する構成
としてある。
は、螺旋階段における軸柱と腕木を連結する金具であっ
て、一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを
形成した一対の羽子板金具からなり、この一対の羽子板
金具の平板状部のそれぞれ対応する位置に、アンカーボ
ルトが貫通する貫通孔を設け、この一対の羽子板金具の
前記平板状部によって前記腕木の上下を挾持して前記ア
ンカーボルトにより固定するとともに、当該羽子板金具
の前記平板状部を除いた部分を前記軸柱に貫通させて固
定することにより、前記軸柱と前記腕木を連結する構成
としてある。
【0011】 このような構成からなる本発明の螺旋階段
用連結金具によれば、腕木を堅固に保持できるととも
に、軸柱に確実に連結することができるので、螺旋階段
としての強度の信頼性も高くなる。さらに、本発明の螺
旋階段用連結金具は、きわめて単純な構造となっている
ので、組立作業が簡単なうえ、金具の汎用性があり、金
具自体の製作も容易かつ低コストで行なえる。
用連結金具によれば、腕木を堅固に保持できるととも
に、軸柱に確実に連結することができるので、螺旋階段
としての強度の信頼性も高くなる。さらに、本発明の螺
旋階段用連結金具は、きわめて単純な構造となっている
ので、組立作業が簡単なうえ、金具の汎用性があり、金
具自体の製作も容易かつ低コストで行なえる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の螺旋階段用連結金
具の実施の形態について、図面を参照して説明する。ま
ず、本発明の実施形態にかかる連結金具を用いて組み立
てる螺旋階段について説明する。図1は、螺旋階段の組
立完了状態を示す全体斜視図である。この図に示すよう
に、螺旋階段は、木造建築物における螺旋階段であっ
て、1は軸柱で、螺旋階段の中心となっており、床面か
ら垂直に突設されている。この軸柱1は、通常、円形又
は16角形などの角形となっており、本実施の形態にお
いては、円形の軸柱を採用している。
具の実施の形態について、図面を参照して説明する。ま
ず、本発明の実施形態にかかる連結金具を用いて組み立
てる螺旋階段について説明する。図1は、螺旋階段の組
立完了状態を示す全体斜視図である。この図に示すよう
に、螺旋階段は、木造建築物における螺旋階段であっ
て、1は軸柱で、螺旋階段の中心となっており、床面か
ら垂直に突設されている。この軸柱1は、通常、円形又
は16角形などの角形となっており、本実施の形態にお
いては、円形の軸柱を採用している。
【0013】 2は腕木で、軸柱1の外周に螺旋状に複数
連結されており、この腕木2上に踏み板3が搭載,固定
されるとともに、踏み板3の背面が上段の腕木2の下端
に固定されて、螺旋階段を形成している。そして、腕木
2は、それぞれが、後述する腕木連結金具によって軸柱
1に連結されている。
連結されており、この腕木2上に踏み板3が搭載,固定
されるとともに、踏み板3の背面が上段の腕木2の下端
に固定されて、螺旋階段を形成している。そして、腕木
2は、それぞれが、後述する腕木連結金具によって軸柱
1に連結されている。
【0014】 4は手摺り柱で、複数の腕木2の各外側端
部に、軸柱1と平行になるよう垂直方向に向いて固定さ
れ、上端が所定の角度に傾斜している。また、5は手摺
りで、腕木2から垂直に突設された各手摺り柱4の間に
架設できる長さの直線柱状に形成されている。
部に、軸柱1と平行になるよう垂直方向に向いて固定さ
れ、上端が所定の角度に傾斜している。また、5は手摺
りで、腕木2から垂直に突設された各手摺り柱4の間に
架設できる長さの直線柱状に形成されている。
【0015】 さらに、この手摺り5は、手摺り柱4の上
端に所定の角度に傾斜して搭載されるとともに、複数の
手摺り柱4の各間にそれぞれ架設されることにより、各
手摺り5が、手摺り柱4の上部において互いに連結し、
全体として螺旋状の手摺りを形成している。そして、手
摺り柱4と手摺り5は、それぞれ、図示しない手摺り連
結金具により連結,固定されている。
端に所定の角度に傾斜して搭載されるとともに、複数の
手摺り柱4の各間にそれぞれ架設されることにより、各
手摺り5が、手摺り柱4の上部において互いに連結し、
全体として螺旋状の手摺りを形成している。そして、手
摺り柱4と手摺り5は、それぞれ、図示しない手摺り連
結金具により連結,固定されている。
【0016】ここで、この螺旋階段における軸柱1と腕
木2の連結に用いる腕木連結金具の実施の形態について
説明する。
木2の連結に用いる腕木連結金具の実施の形態について
説明する。
【0017】 [第一の実施の形態] まず、軸柱1と腕木2を連結する腕木連結金具の第一の
実施の形態について、図2及び図3を参照して説明す
る。図2は、本実施の形態の腕木連結金具100を示す
全体斜視図であり、図3は、図2に示す腕木連結金具1
00を用いて腕木2を軸柱1に連結した状態を示す要部
斜視図である。
実施の形態について、図2及び図3を参照して説明す
る。図2は、本実施の形態の腕木連結金具100を示す
全体斜視図であり、図3は、図2に示す腕木連結金具1
00を用いて腕木2を軸柱1に連結した状態を示す要部
斜視図である。
【0018】 これらの図に示すように、本実施の形態に
おける腕木連結金具100は、板状部材をコの字形状に
折曲げることにより上部111,背部112及び下部1
13を形成したコ字形金具110と、このコ字形金具1
10の上部111及び下部113に一側が固着されると
ともに、ねじを形成した他側をコ字形金具110の背部
112側に突出させた一対の長尺ボルト120(12
1,122)とで構成してある。そして、この腕木連結
金具100のコ字形金具110の上部111及び下部1
13に、アンカーボルト130が貫通する一対の貫通孔
111a,113aを設けてある。
おける腕木連結金具100は、板状部材をコの字形状に
折曲げることにより上部111,背部112及び下部1
13を形成したコ字形金具110と、このコ字形金具1
10の上部111及び下部113に一側が固着されると
ともに、ねじを形成した他側をコ字形金具110の背部
112側に突出させた一対の長尺ボルト120(12
1,122)とで構成してある。そして、この腕木連結
金具100のコ字形金具110の上部111及び下部1
13に、アンカーボルト130が貫通する一対の貫通孔
111a,113aを設けてある。
【0019】 なお、一対の長尺ボルト120は、本実施
の形態では、それぞれコ字形金具110の上部111,
下部113の外側面に固着してあるが、コ字形金具11
0に一定の間隔をもって取り付けられていれば、これ以
外の構成であってもよい。従って、例えば、長尺ボルト
120を、一側をコ字形金具110の背部112を貫通
させて上部111及び下部113のそれぞれ内側面に固
着して設けたり、あるいは、所定の間隔をもってコ字形
金具110の背部112に直接突設することもできる。
このようにした場合、コ字形金具110の上部111に
長尺ボルト120が突出することがなくなり、踏み板3
の加工や固定作業が容易になるという効果がある。
の形態では、それぞれコ字形金具110の上部111,
下部113の外側面に固着してあるが、コ字形金具11
0に一定の間隔をもって取り付けられていれば、これ以
外の構成であってもよい。従って、例えば、長尺ボルト
120を、一側をコ字形金具110の背部112を貫通
させて上部111及び下部113のそれぞれ内側面に固
着して設けたり、あるいは、所定の間隔をもってコ字形
金具110の背部112に直接突設することもできる。
このようにした場合、コ字形金具110の上部111に
長尺ボルト120が突出することがなくなり、踏み板3
の加工や固定作業が容易になるという効果がある。
【0020】 このような構成からなる腕木連結金具10
0により腕木2を軸柱1に連結する場合は、図3に示す
ように、まず、コ字形金具110に腕木2を差し込み、
貫通孔111a,113aを介して、腕木2にあらかじ
め穿設したアンカーボルト貫通孔2aにアンカーボルト
130を貫通させて、ナット130aを締め込んで固定
する。そして、この状態で、一対の長尺ボルト120を
軸柱1に貫通させてナット121a,122aを締め込
むことにより、腕木2を軸柱1に堅固に連結することが
できる。
0により腕木2を軸柱1に連結する場合は、図3に示す
ように、まず、コ字形金具110に腕木2を差し込み、
貫通孔111a,113aを介して、腕木2にあらかじ
め穿設したアンカーボルト貫通孔2aにアンカーボルト
130を貫通させて、ナット130aを締め込んで固定
する。そして、この状態で、一対の長尺ボルト120を
軸柱1に貫通させてナット121a,122aを締め込
むことにより、腕木2を軸柱1に堅固に連結することが
できる。
【0021】 [第二の実施の形態] 次に、軸柱1と腕木2を連結する腕木連結金具の第二の
実施の形態について、図4及び図5を参照して説明す
る。図4は、本実施の形態の腕木連結金具200を示す
全体斜視図であり、図5は、図4に示す腕木連結金具2
00を用いて腕木2を軸柱1に連結した状態を示す要部
斜視図である。
実施の形態について、図4及び図5を参照して説明す
る。図4は、本実施の形態の腕木連結金具200を示す
全体斜視図であり、図5は、図4に示す腕木連結金具2
00を用いて腕木2を軸柱1に連結した状態を示す要部
斜視図である。
【0022】 この図に示すように、腕木連結金具200
は、一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを
形成した一対の羽子板金具210(211,212)か
らなっている。そして、この一対の羽子板金具210の
間には、平板状の連結板220が溶接などによって固着
してある。
は、一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを
形成した一対の羽子板金具210(211,212)か
らなっている。そして、この一対の羽子板金具210の
間には、平板状の連結板220が溶接などによって固着
してある。
【0023】 この連結板220により、一対の羽子板金
具210は、各平板状部を互いに平行に対向させた状態
で一体的に連結され、全体として一個の連結金具を構成
している。さらに、この一対の羽子板金具210は、平
板状部のそれぞれ対応する位置に、アンカーボルト13
0が貫通する貫通孔211a,212aを設けてある。
具210は、各平板状部を互いに平行に対向させた状態
で一体的に連結され、全体として一個の連結金具を構成
している。さらに、この一対の羽子板金具210は、平
板状部のそれぞれ対応する位置に、アンカーボルト13
0が貫通する貫通孔211a,212aを設けてある。
【0024】 このような構成からなる腕木連結金具20
0は、図5に示すように、あらかじめ腕木2の端部に形
成したスリットに連結板220を挿入しつつ、一対の羽
子板金具211,212の平板状部により腕木2の上下
を挾持して、アンカーボルト130により固定する。そ
して、この一対の羽子板金具210の平板状部を除いた
ねじ側部分を軸柱1に貫通させ、ナットを締め込んで固
定することにより、腕木2は軸柱1に堅固に連結され
る。
0は、図5に示すように、あらかじめ腕木2の端部に形
成したスリットに連結板220を挿入しつつ、一対の羽
子板金具211,212の平板状部により腕木2の上下
を挾持して、アンカーボルト130により固定する。そ
して、この一対の羽子板金具210の平板状部を除いた
ねじ側部分を軸柱1に貫通させ、ナットを締め込んで固
定することにより、腕木2は軸柱1に堅固に連結され
る。
【0025】 このように、本実施形態の腕木連結金具2
00によれば、上述した第一の実施の形態の腕木連結金
具100の場合と同様、一体的となった一対の羽子板金
具210によって、腕木2を軸柱1に簡単かつ堅固に連
結することができる。
00によれば、上述した第一の実施の形態の腕木連結金
具100の場合と同様、一体的となった一対の羽子板金
具210によって、腕木2を軸柱1に簡単かつ堅固に連
結することができる。
【0026】なお、本実施の形態に係る腕木連結金具2
00は、図6に示すように、連結板220を省略するこ
ともできる。このように、連結板220を省略した場
合、一対の羽子板金具210がそれぞれ独立しているの
で、腕木2への取付作業がより容易になり、金具自体の
製作も簡易かつ低コストで行なえるという効果がある。
00は、図6に示すように、連結板220を省略するこ
ともできる。このように、連結板220を省略した場
合、一対の羽子板金具210がそれぞれ独立しているの
で、腕木2への取付作業がより容易になり、金具自体の
製作も簡易かつ低コストで行なえるという効果がある。
【0027】このように、本実施の形態の螺旋階段用連
結金具によれば、螺旋階段を構成する腕木2の軸柱1へ
の連結を金具を用いて行なうので、熟練した技術や特別
な加工,工法を一切必要とすることなく、簡単に螺旋階
段の連結,組立を行なうことができる。これにより、従
来からの課題であった、作業効率の悪さや、工期の長期
化,高コスト化等の問題を解決することができる。
結金具によれば、螺旋階段を構成する腕木2の軸柱1へ
の連結を金具を用いて行なうので、熟練した技術や特別
な加工,工法を一切必要とすることなく、簡単に螺旋階
段の連結,組立を行なうことができる。これにより、従
来からの課題であった、作業効率の悪さや、工期の長期
化,高コスト化等の問題を解決することができる。
【0028】また、本実施の形態の螺旋階段用連結金具
によれば、腕木2を堅固に保持できるとともに、軸柱1
に確実に連結することができるので、螺旋階段としての
強度の信頼性も高くなる。さらに、本実施の形態の螺旋
階段用連結金具は、きわめて単純な構造となっているの
で、組立作業が簡単なうえ、金具の汎用性があり、金具
自体の製作も容易かつ低コストで行なえる。
によれば、腕木2を堅固に保持できるとともに、軸柱1
に確実に連結することができるので、螺旋階段としての
強度の信頼性も高くなる。さらに、本実施の形態の螺旋
階段用連結金具は、きわめて単純な構造となっているの
で、組立作業が簡単なうえ、金具の汎用性があり、金具
自体の製作も容易かつ低コストで行なえる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の螺旋階段用
連結金具によれば、木造建築物における螺旋階段の組立
において、軸柱と螺旋階段の踏込板となる腕木の連結に
金具を用いることによって、熟練工の技術を必要とする
ことなく、簡単かつ確実,堅固に螺旋階段の組立を行な
うことができ、低コスト化と作業の高効率化を図ること
ができる。
連結金具によれば、木造建築物における螺旋階段の組立
において、軸柱と螺旋階段の踏込板となる腕木の連結に
金具を用いることによって、熟練工の技術を必要とする
ことなく、簡単かつ確実,堅固に螺旋階段の組立を行な
うことができ、低コスト化と作業の高効率化を図ること
ができる。
【図1】本発明の螺旋階段用連結金具を用いて組み立て
た螺旋階段の全体斜視図である。
た螺旋階段の全体斜視図である。
【図2】本発明に係る螺旋階段用連結金具の一実施の形
態を示す全体斜視図であり、腕木連結金具の第一の実施
の形態を示している。
態を示す全体斜視図であり、腕木連結金具の第一の実施
の形態を示している。
【図3】図2に示す腕木連結金具を用いて腕木を軸柱に
連結した状態を示す要部斜視図である。
連結した状態を示す要部斜視図である。
【図4】本発明に係る螺旋階段用連結金具の一実施の形
態を示す全体斜視図であり、腕木連結金具の第二の実施
の形態を示している。
態を示す全体斜視図であり、腕木連結金具の第二の実施
の形態を示している。
【図5】図4に示す腕木連結金具を用いて腕木を軸柱に
連結した状態を示す要部斜視図である。
連結した状態を示す要部斜視図である。
【図6】図4に示す腕木連結金具の変形実施の形態を示
す全体斜視図である。
す全体斜視図である。
1…軸柱 2…腕木 3…踏み板 4…手摺り柱 5…手摺り 100…腕木連結金具 110…コ字形金具 120…長尺ボルト 130…アンカーボルト 200…腕木連結金具 210…羽子板金具 220…連結板
Claims (3)
- 【請求項1】 螺旋階段における軸柱と腕木を連結する
金具であって、 上部,背部及び下部を形成したコ字形金具と、 このコ字形金具の上部及び下部側に一側が固着されると
ともに、他側にねじを形成してコ字形金具の背部側に突
出させた一対の長尺ボルトと、からなり、 前記コ字形金具の上部及び下部に、アンカーボルトが貫
通する一対の貫通孔を設け、 前記コ字形金具に前記腕木を差し込んで前記アンカーボ
ルトにより固定するとともに、前記一対の長尺ボルトを
前記軸柱に貫通させて固定することにより、前記軸柱と
前記腕木を連結することを特徴とする螺旋階段用連結金
具。 - 【請求項2】 螺旋階段における軸柱と腕木を連結する
金具であって、 一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを形成
した一対の羽子板金具と、 この一対の羽子板金具を、各平板状部を平行に対向させ
た状態で一体的に連結する連結板と、からなり、 この一対の羽子板金具の平板状部のそれぞれ対応する位
置に、アンカーボルトが貫通する貫通孔を設け、 この一対の羽子板金具の前記平板状部によって前記腕木
の上下を挾持して前記アンカーボルトにより固定すると
ともに、当該羽子板金具の前記平板状部を除いた部分を
前記軸柱に貫通させて固定することにより、前記軸柱と
前記腕木を連結することを特徴とする螺旋階段用連結金
具。 - 【請求項3】 螺旋階段における軸柱と腕木を連結する
金具であって、 一側に平板状部を形成するとともに、他側にねじを形成
した一対の羽子板金具からなり、 この一対の羽子板金具の平板状部のそれぞれ対応する位
置に、アンカーボルトが貫通する貫通孔を設け、 この一対の羽子板金具の前記平板状部によって前記腕木
の上下を挾持して前記 アンカーボルトにより固定すると
ともに、当該羽子板金具の前記平板状部を除いた部分を
前記軸柱に貫通させて固定することにより、前記軸柱と
前記腕木を連結することを特徴とする螺旋階段用連結金
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7192424A JP2804007B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 螺旋階段用連結金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7192424A JP2804007B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 螺旋階段用連結金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0921217A JPH0921217A (ja) | 1997-01-21 |
JP2804007B2 true JP2804007B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=16291094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7192424A Expired - Fee Related JP2804007B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 螺旋階段用連結金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804007B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103758302B (zh) * | 2014-01-15 | 2016-03-30 | 宁波高新区夏远科技有限公司 | 一种可当做摆物架的楼梯 |
JP5926343B2 (ja) * | 2014-09-18 | 2016-05-25 | 雅幸 佐野 | 木造の階段、および、木造の階段用の中間組立体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6058739U (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-24 | ナショナル住宅産業株式会社 | 螺施階段構造体 |
JPH0412909U (ja) * | 1990-05-22 | 1992-02-03 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP7192424A patent/JP2804007B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0921217A (ja) | 1997-01-21 |
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