JPH0122803Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0122803Y2
JPH0122803Y2 JP15784183U JP15784183U JPH0122803Y2 JP H0122803 Y2 JPH0122803 Y2 JP H0122803Y2 JP 15784183 U JP15784183 U JP 15784183U JP 15784183 U JP15784183 U JP 15784183U JP H0122803 Y2 JPH0122803 Y2 JP H0122803Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capital
column
joint
frame member
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15784183U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6063603U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15784183U priority Critical patent/JPS6063603U/ja
Publication of JPS6063603U publication Critical patent/JPS6063603U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0122803Y2 publication Critical patent/JPH0122803Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、木造軸組部材柱頭において形成さ
れる新規な仕口構造に関するものである。
従来、木造軸組部材柱頭における仕口構造は、
第4図に示す従来例の如く、柱頭に形成した〓1
aに、まず軸桁2aの〓穴2a1を上方から差し込
み、その軸桁2aの側面に梁2bを突き付けて羽
子板ボルトBによつて連結するか、あるいは、そ
の軸桁上に梁を交叉状に載置、固定した上に、更
に二重に桁を載せる等して、柱、梁、桁の仕口構
造を実現していた。しかし、この従前までの一般
的な仕口構造では、まず第一に、この〓1aおよ
び〓穴2a1の寸法取りとその加工手間に時間と熟
練を要し、極めて非効率的であつたこと、第二
に、手間、暇を要する割に構造強度上それほど多
くを期待することができなかつたこと、第三に、
補強金具である羽子板ボルトBが必ず梁、桁等の
横架材の側面に露出状となつて、見えがかりとな
る部分へ採用すると外観上極めて不都合なものと
なつてしまうこと等々、幾つかの欠点を有してい
た。
この考案では、それら従前までの仕口構造に代
り、全く新規な構造の仕口構造を開発完成し、こ
こにその成果を提供しようとするものである。以
下、図面に示すこの考案を代表する1実施例によ
つて、その構成の詳細を説明する。
この考案は、基本的に、接続すべき梁、桁等の
横架材2の木口断面における幅寸法より大きい断
面寸法、例えば、7寸角(210mm×210mm程度の断
面寸法で通常の柱断面寸法(105mm×105mm)より
大きな断面寸法の木製一本木ないしは集成材製の
柱を採用する木造建造物における仕口構造であ
り、この仕口構造を実現するため、柱1の柱頭
は、建造物の外側面がわとなる1面を除く3面を
適宜寸法、例えば40〜50mmの奥行で、接続しよう
とする横架材2、即ち、梁、桁の「せい」寸法に
略匹敵する高さ寸法に切り欠き、柱頭平面形で凸
字型となる柱頭〓11に形成する。したがつて、
この柱頭〓11は、切り欠かれた部分が柱軸心周
りに柱外側面と略平行な3面を有し、平面コ字状
の柱頭切り欠き段部12を有する構造に形成され
る。
一方、この柱頭〓11の切り欠かれて柱軸心周
りに残存する3面に外嵌する如くした平面形コ字
形のコ字型定着部31と、該コ字型定着部31の
各面から所定長突出状に形成した突出片32,3
2,32によつて仕口金具3を構成する。この仕
口金具3は、第2図に示す全体斜視図のとおり、
各突出片32の下端に予め筋違端部掛止用の掛止
部34を形成したものとなし、同掛止部34にタ
ーンバツクルの組み込まれた鉄棒等から成る筋違
5の端部が簡単に接続できるようにすると好都合
のものとなる。また、各突出片32ならびにコ字
型定着部31には横架材2および柱頭〓11へこ
の仕口金具3を接続、固定する際に必要となるボ
ルト孔33,33…が予め適宜個数形成される。
なお、図示した仕口金具3は、3個の突出片3
2,32,32の中、梁間方向への突出片32だ
けその上端が上方へ傾斜した形状となつている
が、これは、接続すべき横架材2である梁が登り
梁に想定された実施例としたためで、単に梁を水
平に接続する場合には、その他の突出片32,3
2と同様にその上端の形状は水平状のもので良い
ことは当然である。
接続すべき横架材2は、何れもその木口が上記
仕口金具3の突出片32を受け入れるに十分な縦
割溝21が形成される。この縦割溝21の形成
は、単に電動ノコ等を使用するだけで簡単に形成
されるものである。
上記のとおりの構造を有する仕口金具3を多数
用意すると共に、各軸組部材も予め所定の加工を
施した後、まず、柱頭〓11の切り欠かれて柱軸
心周りに残存する3面に合致させて仕口金具3の
コ字型定着部31を外嵌し、ボルト4,4…によ
つて両者を接続一体化する。このボルト4,4…
による接続一体化は、例えば、図示した実施例の
ように、桁行方向にだけボルト4,4…をボルト
挿通孔13に貫通させてコ字型定着部31の相対
する桁行方向の片と柱頭〓11とだけによつて両
者を固定するようにすれば、通常の構造強度は十
分に達成することが可能であるが、どうしても梁
間方向への構造強度が通常より大きく必要となる
ような場合には、図示した実施例には示されてい
ないが、梁間方向にもボルト4,4…を所要本数
横断、貫通させて両者を一体化するようにすれ
ば、その目的を達成することができ、そのような
接続一体化の構造も、この考案の仕口構造に包含
されるものである。
こうして、柱頭に仕口金具3が接続一体化され
たところで、梁および桁となる横架材2の各木口
に形成された縦割溝21,21,21を仕口金具
3の各突出片32,32,32に差し込み、もし
くは落し込み、その木口が完全に仕口金具3のコ
字型定着部31に当接するようにすると、各横架
材2,2,2の木口辺りは柱頭切り欠き段部12
に載置状となつて概略安定した状態を保持し得
る。その後、ボルト4,4…を各横架材2,2,
2の側面に予め設けられたボルト挿通孔22,2
2…から差し込むと、ボルト4,4…は、各横架
材2,2,2の縦割溝21,21,21に所定の
如く嵌入された突出片32,32,32のボルト
孔33,33…に上手く嵌合して横架材2を貫通
し、ナツト41,41…を螺合することによつ
て、各横架材2,2,2と各突出片32,32,
32とは一体に接続され、最終的に柱頭における
仕口構造を実現する。
叙上のとおりの構成から成るこの考案の仕口構
造によれば、 木造建造物の軸組部材である柱、梁、桁に施
さなければならない切り込み、加工手段が大き
く簡素化され、特別な熟練度を必要としないこ
とから、部材の切り込み、加工段階における時
間と経費が少なからず節約し得るものとなるこ
と。
軸組組立て作業段階において、従前までのも
ののように〓と〓穴を正確に合わせてたたき込
むような強引な作業が一切不要となり、ほとん
どの作業がボルト締め作業によつて遂行し得る
こと。
構造強度上、この仕口構造の軸線方向の耐力
としては、梁、桁等の横架材木口全断面が柱頭
の切り欠き段部に完全に載置状に支持され、し
かも、その状態は、介在された仕口金具によつ
て確実に保持され、何れの横架材とも高い剪断
抵抗力が保障されると共に、仕口金具が深く横
架材に喰い込み状に一体化され、同一箇所で接
続される軸組部材が一体状の構造を実現して全
体として半剛接合的な接合強度を発揮し得るも
のとなること。
極めて簡潔な構造の仕口金具1種類によつて
柱各面への横架材の接合を可能とするばかりで
はなく、筋違形成のための定着部としての機能
をも併用させることが可能なものである。等
等、この考案の仕口構造は、施工上は勿論のこ
と、構造強度上においてもデザイン上において
も従前までの構造では実現し得なかつた秀れた
作用効果を奏するものであり、木造建造物を復
活普及させるために大きく貢献することが予想
される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案を代表する1実施例を示すも
ので、第1図は、その全体斜視図、第2図は、一
部省略による水平断面図、第3図は、一部省略に
よる部分断面側面図、第4図は、従来公知の構造
を示す一部省略による平面図である。 1……柱、2……横架材、3……仕口金具、4
……ボルト、B……羽子板ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木造建造物における柱と、該柱に対してその柱
    頭で接続される横架材との仕口構造において、柱
    頭三面方向が切り欠かれて柱軸心周りに残存する
    三面を柱頭〓面とした柱頭〓を有する柱の該柱頭
    〓に外嵌する如くして、仕口金具の平面コ字型定
    着部を嵌合、固定すると共に、同仕口金具コ字型
    定着部の各面外方に突設させて形成した突出片に
    は、横架材木口に形成した縦割溝を嵌合させ、該
    横架材端部を柱頭切り欠き段部に載置状としたま
    ま横架材端部と突出片相互を接続、固定して成る
    木造軸組部材柱頭における仕口構造。
JP15784183U 1983-10-11 1983-10-11 木造軸組部材柱頭における仕口構造 Granted JPS6063603U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15784183U JPS6063603U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 木造軸組部材柱頭における仕口構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15784183U JPS6063603U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 木造軸組部材柱頭における仕口構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6063603U JPS6063603U (ja) 1985-05-04
JPH0122803Y2 true JPH0122803Y2 (ja) 1989-07-11

Family

ID=30347884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15784183U Granted JPS6063603U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 木造軸組部材柱頭における仕口構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6063603U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6063603U (ja) 1985-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6532713B2 (en) Joint structure for joining composite beam and column
US5375389A (en) Joint apparatus for construction members
JPH0122803Y2 (ja)
US6029419A (en) Structural laminated wood and construction members for framework structures of buildings
JP2681620B2 (ja) 木造建築物の横架材接合構造とその用具
JPH032561Y2 (ja)
JP3670984B2 (ja) 木造建築組立構造およびその組立方法
JP3015580U (ja) 木造建築物の横架材接合構造とその用具
JP4561473B2 (ja) 大梁と小梁の接合部構造
JP2725165B2 (ja) 木造建築物の横架材接合構造とその用具
JPH0423932B2 (ja)
JP3033701U (ja) 骨組み材
JPS5931844Y2 (ja) 木造軸組建築における平屋根構造
JPH094062A (ja) 木造建築物用継手金具
JPH0718803Y2 (ja) 角材接続金具
JPH0444722Y2 (ja)
JPH0119691Y2 (ja)
JPH09291605A (ja) 建築部材用継手装置
JPH0423934B2 (ja)
JPH10102604A (ja) 建築用接合金具
JPH07259183A (ja) 建物の柱接合構造
JPH0718805Y2 (ja) 角材接続金具
JPH10311095A (ja) 継手用の接合金物
JP3106115U (ja) 木造建築物の小屋組部材
JP3671163B2 (ja) 家屋