JP5926343B2 - 木造の階段、および、木造の階段用の中間組立体 - Google Patents

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本発明は、木造の階段に関する。
建物、例えば、住宅においては、デザインの観点などから木造の階段が使用される場合がある。木造の階段は、鋼製の階段よりも強度が小さいので、そのデザインや構造に制約が多い。例えば、鋼製の階段は、踏板を片持ち支持する構成であっても実現可能であるが、木造の階段は、踏板を片持ち支持する構成を実現することが難しい。このため、踏板の長手方向の一端側を柱で支持し、他端側を壁面などで支持する構造が一般的に採用される。仮に、踏板を片持ち支持する木造の階段を実現可能であっても、そのような構造は、強度を確保するために、1つの柱に複数の踏板を精度良く取り付ける必要があり、施工性が悪かった。このような問題は、特に、木造の廻り階段において顕著である。
特開2005−325622号公報
しかしながら、デザインや配置の観点から、踏板を片持ち支持する木造の階段を提供できることが望ましい。また、このような階段は、容易に施工できることが望ましい。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態によれば、木造の階段が提供される。この木造の階段は、複数の柱と、複数の踏板であって、複数の踏板の各々の一端側が複数の柱のうちの少なくとも1つに埋め込まれる複数の踏板と、複数の蹴込板であって、複数の蹴込板の各々の一端側が複数の柱のうちの少なくとも1つに埋め込まれる複数の蹴込板と、を備える。複数の踏板および複数の蹴込板は、一端側および他端側のうちの一端側のみで支持される。
かかる木造の階段によれば、複数の踏板と複数の蹴込板とが一体的な1つの構造となり、踏板および蹴込板が柱に埋め込まれる箇所において柱に十分な強度で支持される。したがって、踏板を片持ち支持する木造の階段を提供できる。しかも、複数の踏板および複数の蹴込板は、複数の柱に分散して取り付けることができるので、複数の踏板および複数の蹴込板の全てを1つの柱に取り付ける場合と比べて、柱の、踏板および蹴込板の取付箇所の加工が容易になるとともに、踏板および蹴込板の柱への取付作業が容易となり、施工性が向上する。なお、木造の階段を構成する全ての踏板および蹴込板が柱に片持ち支持される必要はなく、全ての踏板および蹴込板の一部分のみが柱に片持ち支持されていてもよい。
本発明の第2の形態によれば、第1の形態において、複数の蹴込板のうちの少なくとも1つの蹴込板の一端側は、複数の柱のうちの少なくとも1つを貫通するように配置される。かかる形態によれば、複数の踏板と複数の蹴込板との一体構造をより強固に支持することができる。
本発明の第3の形態によれば、第1または第2の形態において、複数の柱のうちの隣り合う2つの柱の間において踏板の下面と当接するように配置される第1の受材であって、隣り合う2つの柱に固定される第1の受材を備える。かかる形態によれば、踏板の柱側の部位が第1の受材によって支持されるので、人が踏むなどして踏板に下向きの力が作用した場合に、踏板が柱側を中心として下方に向けて枢動変位すること(以下、垂れ下がりとも呼ぶ)を抑制できる。
本発明の第4の形態によれば、第1ないし第3のいずれかの形態において、複数の柱のうちの隣り合う2つの柱の間において踏板の上面と当接するように配置される第2の受材であって、隣り合う2つの柱に固定される第2の受材を備える。かかる形態によれば、踏板に下向きの力が作用した場合に、踏板の柱側の部位を第2の受材によって、当該作用する力と反対の方向に押さえることができるので、踏板の垂れ下がりをいっそう抑制できる。換言すれば、踏板の垂れ下がりに伴う柱の挫屈を抑制できる。
本発明の第5の形態によれば、第1ないし第4のいずれかの形態において、複数の柱の、踏板および蹴込板の側の面に、複数の柱に亘って配置される第1の板材であって、踏板および蹴込板が貫通する第1の板材を備える。かかる形態によれば、踏板および蹴込板を第1の板材でも支持することができるので、支持強度を向上できる。しかも、複数の柱が第1の板材によって一体化されるので、柱の曲げや歪みを抑制できる。
本発明の第6の形態によれば、第1ないし第5のいずれかの形態において、複数の柱の、踏板および蹴込板と反対側の面に、複数の柱に亘って配置される第2の板材を備える。かかる形態によれば、複数の柱が第2の板材によって一体化されるので、柱の曲げや歪みを抑制できる。
本発明の第7の形態によれば、第2の形態を含む第6の形態において、第2の板材は、柱を貫通した蹴込板と当接した状態で配置される。かかる形態によれば、柱を貫通した蹴込板が第2の板材と当接することで変位しにくくなり、柱の挫屈を抑制できるとともに、階段の横揺れや振動を抑制できる。
本発明の第8の形態によれば、第2の形態を含む第1ないし第7のいずれかの形態において、複数の柱のうちの少なくとも1つを貫通する蹴込板の一端側は、柱を貫通して柱から突出するように配置される。かかる形態によれば、蹴込板を柱に緊結する際に、楔を打ち込みやすくすることができる。その結果、施工性が向上する。
本発明の第9の形態によれば、第1ないし第8のいずれかの形態において、複数の踏板のうちの少なくとも1つの一端側は、複数の柱のうちの隣り合う2つの柱に埋め込まれ、踏板の隣り合う2つの柱に埋め込まれる部分の先端側は、他端側よりも小さな幅を有する。かかる形態によれば、柱の断面欠損を抑制し、柱の強度低下を抑制することができる。
本発明の第10の形態によれば、木造の階段用の中間組立体が提供される。この中間組立体は、柱と、複数の踏板であって、複数の踏板の各々の一端側が柱に埋め込まれる複数の踏板と、複数の蹴込板であって、複数の蹴込板の各々の一端側が柱に埋め込まれる複数の蹴込板と、を備える。かかる中間組立体を工場で予め製作して、建築現場に搬入して設置すれば、現場作業において高い施工精度が不要となるので、施工性が向上する。
本発明の第1実施例としての木造の階段の概略構成を示す図である。 階段の正面図である。 図2のA−A線に沿った階段の断面図を示す斜視図である。 階段の平面図である。 蹴込板の差込範囲を示す階段の側面図である。 第2実施例としての木造の階段の平面図である。 第2実施例としての階段の側面図である。 第2実施例としての階段の断面図である。
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての木製の階段(以下、単に階段と呼ぶ)10の概略構成を示している。図示するように、階段10は、本実施例では、1階床91と、2階床92と、3階床93と、の間に設けられている。ただし、階段10は、高低差を有する少なくとも2つの床の間に設けられるものであればよい。階段10は、複数(本実施例では5つ)の柱20a〜20e(5つの柱を区別しない場合には、単に柱20とも呼ぶ)と、複数の踏板30と、複数の蹴込板40と、を備えている。本明細書では、複数の踏板30の各々について、踏板30−1、踏板30−2というように、1階床91からの配置順序を表す枝番を付して呼ぶことがある。同様に、複数の蹴込板40の各々について、蹴込板40−1、蹴込板40−2というように、1階床91からの配置順書を表す枝番を付して呼ぶことがある。本実施例では、階段10は、予め用意された木材から現場施工によって組み立てられる。
柱20a〜20eは、互いに間隔を隔てて、一列に配列されている。階段10は、廻り階段であり、複数の踏板30および蹴込板40は、柱20の周囲を180度回転するように順次配置されている。階段10は、さらに、支持部材21と支持部材22とを備えている。支持部材21は、階段10の最下部の踏板30の下方に設けられ、階段10を1階床91上に支持する。支持部材22は、階段10の最上部の複数の蹴込板40と、2階床92と、を連結し、階段10を上方から支持する。
図2は、階段10の正面図である。図3は、図2のA−A線に沿った階段10の断面を示す斜視図である。図4(a)は、階段10の平面図であり、階段10の1階部分の全体を示している。図4(b)は、図4(a)に示す鎖線で囲まれた領域の部分拡大図である。図5は、階段10の側面図である。複数の踏板30は、例えば図4(a)に示すように、略矩形の形状の踏板30(例えば、踏板30−2)と、略扇形の形状の踏板30(例えば、踏板30−4)と、から構成される。蹴込板40は、例えば、図3に示すように、略矩形形状を有しており、上下方向に隣接する2つの踏板30(例えば、踏板30−2,30−3)の間を長手方向に沿って延在し、これら2つの踏板30を鉛直方向に連結している。踏板30と蹴込板40とは、蹴込板40に形成された溝に踏板30を嵌め込むことによって連結されている。
踏板30の各々は、その長手方向の一端側(内端側とも呼ぶ)が柱20のうちの少なくとも1つに埋め込まれている。具体的には、踏板30の内端側は、柱20に形成された溝に嵌め込まれている。例えば、図3に示すように、踏板30−2は、その一端側の一部分が、柱20aに嵌め込まれている。略扇形の踏板(廻り込み部分の踏板)30、例えば、図4(a)に示す踏板30−3〜30−5は、その内端側が柱20aに嵌め込まれている。柱20a〜20eの配列方向に沿って配置される略矩形形状の踏板30(例えば、踏板30−6)は、例えば、図4(a)に示すように、隣接する2つの柱20a,20bに嵌め込まれている。具体的には、これらの略矩形形状の踏板30の、柱20a,20bに嵌め込まれる部分の先端側(内端側)は、短手方向の両端がカットされた形状を有しており、その幅D2は、他端側(外端側)の幅D1よりも小さくなっている。かかる踏板30は、柱20a,20bの内部において、その幅がD1からD2に狭められている。また、踏板30の幅が狭められた部位は、その長手方向両端が柱20a,20bにそれぞれ嵌め込まれている。さらに、踏板30−6の内端は、柱20a,20bの内端側(踏板30と反対側)の端面よりも内端側に突出している。
蹴込板40の各々は、その一端側(内端側)が柱20のうちの少なくとも1つを貫通するように配置されている。例えば、柱20a〜20eの配列方向に差し込まれる蹴込板40−2は、図3および図4(b)に示すように、2つの柱20a,20bを貫通しており、柱20a〜20eの配列方向と交差する方向に差し込まれる蹴込板40−3は、図4(b)に示すように、1つの柱20aを貫通している。また、蹴込板40の内端側は、柱20を貫通して柱20から突出するように配置されている。例えば、図3において、蹴込板40−6は、その内端40−6aが柱20bから突出している。かかる構成によれば、例えば、蹴込板40(例えば、図5の蹴込板40−4を参照)を柱20(例えば、図5の柱20aを参照)に緊結する際に、楔(例えば、図5の楔40−4aを参照)を打ち込みやすくすることができる。その結果、施工性が向上する。
このようにして、踏板30および蹴込板40は、内端側および外端側のうちの内端側のみが柱20によって支持されており、外端側は、何ら支持されていない自由端となっている。
複数の柱20のうちの隣り合う2つの柱20(図3では、柱20a,20b)の間には、第1の受材50と第2の受材60とが固定されている(例えば、図3参照)。第1の受材50および第2の受材60は、それぞれ、その両端の柱20に部分的に埋め込まれた上で当該柱20に固定されている。第1の受材50は、踏板30のうちの、2つの柱20の間に露出した部位の下面と当接するように配置されており、第2の受材60は、踏板30の当該露出部位の上面と当接するように配置されている。本実施例では、第1の受材50は、柱20の外端側に配置されており、第2の受材60は、柱20の内端側に配置されている(図3参照)。
以上説明した階段10によれば、複数の踏板30と複数の蹴込板40とが一体的な1つの構造となり、この一体構造が、踏板30および蹴込板40が柱20に埋め込まれた箇所において、柱20に十分な強度で支持される。したがって、踏板30を片持ち支持する(すなわち、踏板30の外端側が自由端となる)木造の階段が提供される。しかも、複数の踏板30および蹴込板40は、複数の柱20に分散して取り付けられるので、全ての踏板30および蹴込板40を1つの柱に取り付ける構成と比べて、踏板30および蹴込板40を取り付けるための取付溝を柱20に形成するための加工が容易になるとともに、踏板30および蹴込板40の取付作業が容易になる。その結果、施工性が向上する。
また、階段10によれば、蹴込板40の内端40−6a側が、少なくとも1つの柱20を貫通するように配置されるので、踏板30と蹴込板40との一体構造をより強固に支持することができる。特に、柱20a〜20eが配列される方向に差し込まれる蹴込板40−2は、2つの柱20a,20bを貫通するので、一体構造をより強固に支持することができる。
また、階段10によれば、隣り合う2つの柱20の間において、踏板30の下面と接触するように第1の受材50が配置されているので、踏板30の柱20側の部位が第1の受材50によっても支持される。したがって、人が踏むなどして踏板に下向きの力が作用した場合に、踏板30の垂れ下がりを抑制できる。さらに、階段10によれば、隣り合う2つの柱20の間において、踏板30の上面と接触するように第2の受材60が配置されている。したがって、上方から踏板30に力が作用した場合に、踏板30の柱20側の部位を第2の受材60によって、当該作用する力と反対の方向に押さえることができる。その結果、踏板30の垂れ下がりをいっそう抑制できるとともに、踏板30の垂れ下がりに伴う柱20の挫屈を抑制できる。
また、階段10によれば、隣り合う2つの柱20に埋め込まれる踏板30の内端の幅D2は、外端側の幅D1よりも小さく形成されている。したがって、柱20の断面欠損を抑制し、柱20の強度低下を抑制することができる。
B.第2実施例:
本発明の第2実施例としての階段110について説明する。図6(a)は、階段110の平面図であり、図6(b)は、図6(a)に示す鎖線で囲まれた領域の部分拡大図である。図7は、階段110の側面図である。図8(a)は、図6(b)のB−B線に沿った階段110の断面図であり、図8(b)は、図8(a)のC−C線に沿った階段110の断面図である。これらの図において、各構成要素のうち、第1実施例と同一の構成要素には、第1実施例と同一の符号を付している。以下、第1実施例と異なる点についてのみ説明する。
階段110は、第1実施例の5つの柱20a〜20eに代えて、3つの柱20a〜20cを備えている。また、階段110は、第1実施例の第1の受材50および第2の受材60を備えていないが、その代わりに、板材170を備えている。板材170は、本実施例では、柱20a〜20cの全体としての外郭を覆うように、柱20a〜20cに亘ってそれらの表面に固定されている。図6(b)に示すように、板材170のうち、外端側の板材、すなわち、踏板30および蹴込板40側の板材を第1の板材170aとも呼び、内端側の板材、すなわち、踏板30および蹴込板40と反対側の板材を第2の板材170bとも呼ぶ。板材170には、合板、石膏ボードなど、任意の板材を使用できる。
踏板30は、第1の板材170aを貫通し、第1実施例と同様に、柱20に嵌め込まれている。柱20a〜20cが配列されている方向に対して垂直に差し込まれる踏板30(例えば、図6(b)の踏板30−7)の内端は、第2の板材170bと当接している。蹴込板40は、第1の板材170aを貫通し、第1実施例と同様に、柱20を貫通している。柱20a〜20cが配列されている方向に対して垂直に差し込まれる蹴込板40(例えば、図6(b)の蹴込板40−6,40−7)は、柱20を貫通して第2の板材170bと当接している。踏板30と第2の板材170b、蹴込板40と第2の板材170bとは、それぞれ、第2の板材170b側から打ち込まれたビス180によって固定されている。
かかる階段110によれば、板材170によって、複数の柱20a〜20cが一体化されるので、柱20の曲げや歪みを抑制できる。また、踏板30および蹴込板40を第1の板材170aでも支持することができるので、支持強度を向上できる。さらに、柱20を貫通する蹴込板40が、第2の板材170bと当接することによって、変位しにくくなるので、柱20の挫屈を抑制できるとともに、階段110の横揺れや振動を抑制できる。
C.変形例:
C−1.変形例1:
上述した階段10,110は、廻り階段ではなく、直線的な階段として構成されてもよい。例えば、階段10,110は、全ての踏板30および蹴込板40が、一列に配列された複数の柱に沿って直線的に配列された階段として変形することができる。
C−2.変形例2:
階段10,110において、蹴込板40は、必ずしも、柱20を貫通するように配置されていなくてもよい。このようにしても、踏板30および蹴込板40を柱20に埋め込む設計を最適化することによって、踏板30および蹴込板40の一体構造を柱20で片持ち支持する構造を実現することが可能である。
C−3.変形例3:
階段10,110は、必ずしも現場施工される必要はなく、その構成部品の一部分のみが予め工場で組み立てられた中間組立体を建築現場に搬入して設置し、残りの部分が現場施工によって組み立てられてもよい。例えば、第1実施例において、相対的に下側の踏板30および蹴込板40を支持するための柱20aと、それに取り付けられる踏板30および蹴込板40のみを予め組み立てた中間組立体を現場に搬入してもよい。かかる態様とすれば、現場作業において高い施工精度が不要となるので、施工性が向上する。特に、略扇形の形状を有する踏板30は、柱20への高い取付精度が要求されるので、かかる効果は顕著なものになる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各形態要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。例えば、階段10は、第1の受材50および第2の受材60のうちのいずれか一方のみを備えていてもよいし、これらのいずれも備えていなくてもよい。あるいは、階段110は、第1の合板板材170aおよび第2の合板板材170bのうちのいずれか一方のみを備えていてもよいし、これらのいずれも備えていなくてもよい。あるいは、階段10の構成と階段110の構成とを組み合わせて採用してもよい。例えば、第1の受材50および第2の受材60と、板材170と、を備えた階段が提供されてもよい。この場合、第1の受材50および第2の受材60は、合板板材170の内部に設けられてもよい。
10…階段
20a〜20e…柱
21,22…支持部材
30…踏板
40−4a…楔
40−6a…内端
40…蹴込板
50…第1の受材
60…第2の受材
110…階段
170…板材
170a…第1の板材
170b…第2の板材
180…ビス

Claims (10)

  1. 木造の階段であって、
    複数の柱と、
    複数の踏板であって、該複数の踏板の各々の一端側が前記複数の柱のうちの少なくとも1つに埋め込まれる複数の踏板と、
    複数の蹴込板であって、該複数の蹴込板の各々の一端側が前記複数の柱のうちの少なくとも1つに埋め込まれる複数の蹴込板と
    を備え、
    前記複数の踏板および前記複数の蹴込板は、前記一端側および他端側のうちの該一端側のみで支持され
    前記複数の蹴込板のうちの少なくとも1つの蹴込板の前記一端側は、前記複数の柱のうちの少なくとも1つを貫通するように配置され、
    前記複数の踏板のうちの少なくとも1つの踏板の前記一端側は、前記複数の柱のうちの少なくとも1つを貫通するように配置される
    木造の階段。
  2. 請求項1に記載の木造の階段であって、
    前記複数の柱のうちの隣り合う2つの柱の間において前記踏板の下面と当接するように配置される第1の受材であって、前記隣り合う2つの柱に固定される第1の受材を備える
    木造の階段。
  3. 請求項1または請求項に記載の木造の階段であって、
    前記複数の柱のうちの隣り合う2つの柱の間において前記踏板の上面と当接するように配置される第2の受材であって、前記隣り合う2つの柱に固定される第2の受材を備える
    木造の階段。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の木造の階段であって、
    前記複数の柱の、前記踏板および前記蹴込板の側の面に、前記複数の柱に亘って配置される第1の板材であって、前記踏板および前記蹴込板が貫通する第1の板材を備える
    木造の階段。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の木造の階段であって、
    前記複数の柱の、前記踏板および前記蹴込板と反対側の面に、前記複数の柱に亘って配置される第2の板材を備える
    木造の階段。
  6. 求項に記載の木造の階段であって、
    前記第2の板材は、前記柱を貫通した前記蹴込板と当接した状態で配置される
    木造の階段。
  7. 求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の木造の階段であって、
    前記複数の柱のうちの少なくとも1つを貫通する前記蹴込板の前記一端側は、前記柱を貫通して該柱から突出するように配置される
    木造の階段。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の木造の階段であって、
    前記複数の踏板のうちの少なくとも1つの前記一端側は、前記複数の柱のうちの隣り合う2つの柱に埋め込まれ、
    前記踏板の前記隣り合う2つの柱に埋め込まれる部分の先端側は、他端側よりも小さな幅を有する
    木造の階段。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の木造の階段であって、
    前記複数の柱のうちの少なくとも1つを貫通するように配置される前記蹴込板は、該柱の前記一端側から楔が打ち込まれることによって該柱に緊結される
    木造の階段。
  10. 木造の階段用の中間組立体であって、
    柱と、
    複数の踏板であって、該複数の踏板の各々の一端側が前記柱に埋め込まれる踏板と、
    複数の蹴込板であって、該複数の蹴込板の各々の一端側が前記柱に埋め込まれる蹴込板と
    を備え
    前記複数の蹴込板のうちの少なくとも1つの蹴込板の前記一端側は、前記柱を貫通するように配置され、
    前記複数の踏板のうちの少なくとも1つの踏板の前記一端側は、前記柱を貫通するように配置される
    中間組立体。
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