JP4499911B2 - 床パネルおよびバルコニの取付構造 - Google Patents

床パネルおよびバルコニの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の床に係わり、詳細には、床パネルおよびバルコニの取付構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
近年、住宅の構築については、部材の工場生産化が進み、例えば、壁や床、屋根といった構成部材を予め工場にて組み立てておき、建築現場でこれらの構成部材を組み立てることによって住宅を構築するといった工法が採用されている。前記のような工法に用いられる床部材として、例えば、特開平09−125579号公報記載の床パネルがある。これは、図5(a)に示すような床パネル100であって、縦框材101と横框材102とが矩形状に組み立てられるとともに、この矩形枠の内部に補強桟材103が縦框材101と平行な方向に組まれて枠体104が形成され、この枠体104の表面に合板やフローリング等の面材105が貼設されたものである。そしてこの床パネル100は、図5(b)に示すように縦框材101どうしが当接するように隣接して配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図5(a)に示す床パネル100に、バルコニ部材を取り付ける場合、床パネル100からバルコニ腕金物を設け、該バルコニ腕金物にバルコニを取り付ける、という工法が採用される。しかし、図5(a)に示す床パネル100においては、その構造上、バルコニ部材を取り付けられる方向が第1框材と平行に制約されていた。すなわち、図5(b)に示すように、隣接された床パネル100の、縦框材側107には、片持ちとなるバルコニにより発生する強い捻り力に対抗するための剛性を確保することができなかったため、バルコニを取り付けることはできなかった。そして上記の制約は、建築のプランニング等にも影響を及ぼしていた。
本発明の課題は、矩形状の床パネルで、両方向にバルコニを取り付けることが可能となる床パネルおよびバルコニの取付構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すために、請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、対向して平行な一対の第1框材4と、この第1框材4と直交しかつ対向して平行な一対の第2框材5とによって矩形状に形成された枠内に補強桟材6が第1框材4と平行に組み込まれてなる枠体2の上面に面材3が取り付けられた床パネル1であって、前記枠体2には、第1補強材7が、前記補強桟材6に固定されて、かつ該第1補強材7の両端部を前記一対の第2框材5に固定されて設けられており、さらに前記枠体2には、第2補強材8が、該第2補強材8の両端部を前記補強桟材6および一方の第1框材4aに固定されて設けられ、
前記第1補強材7の下面が、前記補強桟材の6下面より上方に位置しており、前記第1補強材7の下面に、前記第2補強材8が係合していることを特徴としている。
【0005】
請求項1記載の発明によれば、前記枠体2には、第1補強材7が、該第1補強材7の両端部を前記一対の第2框材5に固定されて設けられている。さらに前記枠体2には、第2補強材8が、該第2補強材8の両端部を前記補強桟材6および前記一方の第1框材4aに固定されて設けられている。
この構造により、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用した場合には、反作用として前記第2補強材8に曲げ応力が作用し、これと同時に前記第2補強材8に、該曲げ応力を低減させるため、前記第1補強材7を押圧する方向に回転力が発生する。そして、前記第1補強材7が前記第2補強材8の回転を拘束するため、前記第2補強材8には曲げ応力が作用する。
すなわち、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用した場合、該捻り力を前記第2補強材8に、その曲げ応力として負担させることができ、これにより前記一方の第1框材4aが捻れることを防止することができる。したがって、第1框材4aにバルコニを取り付けた場合でも、該バルコニを確実に支持できる。第2框材5には従来と同様、バルコニを取り付けることができるので、請求項1記載の床パネル1は、両方向にバルコニを取り付けることができる。
【0006】
なお、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用する場合としては、例えば図2(f)に示すように、前記一方の第1框材4aにバルコニ腕金物11を取り付け、前記バルコニ腕金物11に部材として工場生産されたバルコニを取り付ける場合等が挙げられる。
【0008】
また、前記第1補強材7の下面が、前記補強桟材6の下面より上方に位置しており、前記第1補強材7の下面に、前記第2補強材8が係合している。この構造により、前期第1補強材7は、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用した場合の反作用としての前記第2補強材8の前記第1補強材7を押圧する方向に発生する回転力に対して確実に抵抗し、その結果、前記第2補強材8には曲げ応力が作用する。すなわち、前記第2補強材8が回転することを確実に防止することができ、これにより前記一方の第1框材4aに発生した捻り力を、確実に前記第2補強材8に、その曲げ応力として負担させることができる。そしてその結果、前記一方の第1框材4aが捻れることをより確実に防止することができる。
【0009】
なお、前記第1補強材7と前記補強桟材6とを係合する方法としては、例えば、
前記第2補強材8の一端部に切り欠き部を設けておき、該切り欠き部に前記第1補強材7をはめ込む等の方法が挙げられる。
【0010】
請求項記載の発明は、請求項1記載の床パネル1において、前記枠体2には、第3補強材9が、該第3補強材9の両端部を前記補強桟材6および他方の第1框材4bに固定されて設けられていることを特徴としている。
【0011】
請求項記載の発明によれば、前記枠体2には、第3補強材9が、該第3補強材9の両端部を前記補強桟材6と前記他方の第1框材4bに固定されて設けられている。ところで、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用した場合、その反作用として前記第2補強材8には前記第1補強材7を押圧する方向に回転力が発生し、これに対する反作用として、前記第1補強材7および前記補強桟材6には捻り力が作用する。そして前記補強桟材6には、前記第3補強材9が固定されて設けられているため、前記捻り力に対する反作用として、該第3補強材9に曲げ応力が作用する。すなわち、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用した場合の反作用としての前記第1補強材7および前記補強桟材6の捻り力を、前記第3補強材9にその曲げ応力として負担させることができる。これにより前記第1補強材7および前記補強桟材6が捻れることを防止することができ、その結果、前記一方の第1框材4aが捻れることをさらに確実に防止することができる。
【0012】
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の床パネル1において、前記一方の第1框材4aには、バルコニ腕金物11を取り付けるためのボルト穴10aが設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項記載の発明によれば、前記一方の第1框材4aには、バルコニ腕金物11を取り付けるためのボルト穴10aが設けられている。したがって、前記一方の第1框材4aに、バルコニを取り付けるためのバルコニ腕金物11を、前記ボルト穴10aにボルト12aを挿通してナット13aで閉め付けることによって固定して設けることができる。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の床パネル1にバルコニが取り付けられてなるバルコニの取付構造であって、建物の躯体19に、前記床パネル1がその一方の第1框材4aを前記躯体19に設置するようにして設けられており、前記一方の第1框材4aにバルコニが取り付けられていることを特徴としている。
【0015】
請求項記載の発明によれば、前記床パネル1が、前記一方の第1框材4aに捻れ力が作用する場合においても、該捻れ力に、前記第1補強材7や前記第2補強材8により、その曲げ応力として対抗できる構造となっている。そして前記床パネル1は、その一方の第1框材4aを前記躯体19に設置するようにして設けられており、この第1框材4aにバルコニが取り付けられているので、該バルコニを確実に支持できる。以上により、前記床パネル1の前記一方の第1框材4a側にバルコニを設けることができる。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項記載の床パネル1にバルコニが取り付けられてなるバルコニの取付構造であって、建物の躯体19に、前記床パネル1がその一方の第1框材4aを前記躯体19に設置するようにして設けられており、前記一方の第1框材4aには、バルコニ腕金物11が前記ボルト穴10aにボルト12aを挿通してナット13aで締め付けることによって固定されており、前記バルコニ腕金物11にバルコニが取り付けられていることを特徴としている。
【0017】
請求項記載の発明によれば、前記床パネル1が、前記一方の第1框材4aに捻れ力が作用する場合においても、該捻れ力に、前記第1補強材7や前記第2補強材8により、その曲げ応力として対抗できる構造となっている。そして前記床パネル1はその一方の第1框材4aを前記躯体19に設置するようにして設けられ、さらに、前記一方の第1框材4aには、バルコニ腕金物11が前記ボルト穴10aにボルト12aを挿通してナット13aで締め付けることによって固定されている。このバルコニ腕金物11にバルコニが取り付けられているので、床パネル1にバルコニを容易に取り付けることができる。
【0018】
図1および図2において、符号1は床パネルを示す。図1は床パネル1の斜視図を示す。図2において、図2(a)は面材3を取り除いた床パネル1の平面図、図2(b)は面材3の平面図、図2(c)は床パネル1の側面図、図2(d)は床パネル1の正面図、図2(e)は第1補強材7、第2補強材および第3補強材9を取り付ける工程を示す床パネル1の側断面図、図2(f)は躯体19である壁に設置された床パネル1および床パネル1に取り付けられたバルコニを示す側断面図である。
図1および図2に示すように、床パネル1は、釘等によって固定される框材や補強材によって形成される枠体2と該枠体2の上面に、釘等により固定して設けられる面材3とによって構成されている。なお、前記面材3は合板やフローリング等である。
【0019】
図1および図2に示すように、前記枠体2には、対抗して平行となるように一対の第1框材4が配され、この第1框材4と直交しかつ対抗して平行となるように一対の第2框材5が、前記一対の第1框材4に釘等によって固定されて設けられている。
さらに一本の補強桟材6が、前記第1框材4と平行となり、さらに前記一対の第1框材4のほほ中央となるように、該補強桟材6の両端部を前記一対の第2框材5に釘等によって固定されて設けられている。
また一本の第1補強材7が、該第1補強材7の両端部を前記一対の第2框材5に釘等によって固定され、かつ前記補強桟材6に釘等によって固定されて設けられている。
さらにボルト12cによって2本ずつ一体化された合計8本の前記第2補強材8が、前記第2框材5と平行となるように所定間隔で4箇所配され、該第2補強材8の両端部を、前記一方の第1框材4aと前記補強桟材6とに釘等によって固定されて設けられている。 なお、2本の前記第2補強材8は、ボルト穴10cにボルト12cを挿通してナット13cで締め付けることによって緊結されているが、釘等を打ち込むことによって固定されてもよい。
そして、前記第1補強材7が、該第1補強材7の上面が前記第2補強材8の下面に係合するように、前記第2補強材8に設けられた切り欠き部にはめ込まれ、釘等によって固定されている。
さらに、2本ずつ当接した合計8本の前記第3補強材9が、前記第2框材5と平行となるように所定間隔で4箇所配され、該第3補強材9の両端部を前記補強桟材6と前記他方の第1框材4bとに釘等によって固定されて設けられている。なお、前記第3補強材9と前記第2補強材8の、前記補強桟材6に取り付く該補強桟材6の軸方向における位置は一致している。
さらに前記枠体2には、2枚の前記面材3が連接して配され、釘等によって貼設されている。
【0020】
また、図2(e)に示すように、前記第1補強材7、前記第2補強材8および第3補強材9は、以下の順序で取り付ける。
先ず、前記第2補強材8を、前記一方の第1框材4aおよび前記補強桟材6に、前記一方の第1框材4a側および前記補強桟材6側から釘等を打ち込んで固定する。
次に、前記第3補強材9を、前記補強桟材6および前記他方の第1框材4bに、前記補強桟材6側および前記他方の第1框材4b側から釘等を打ち込んで固定する。この際、前記補強桟材6側からは、前記第2補強材8の切り欠き部を利用して、釘等を斜め打ちすることによって固定する。
さらに、前記第2補強材8の切り欠き部に、前記第1補強材7をはめ込み、釘等を打ち込んで固定する。
【0021】
図3は、床パネル1を構成する部品の詳細な形状を示す図である。
図3(a)は、前記一方の第1框材4aを示す図である。図3(a)に示すように矩形状の板材である。また、バルコニ腕金物11を取り付けるためのボルト穴10aが、所定間隔で合計16個設けられている。なお、前記一方の第1框材4aは木製である。
図3(b)は、前記他方の第1框材4bを示す図である。図3(b)に示すように矩形状の板材である。また、隣接する別の床パネル1と連結するためのボルト穴10bが、所定間隔で合計4個設けられている。さらに、両端部の下部には、矩形状の切り欠き部が設けられている。なお、前記他方の第1框材4bは木製である。
図3(c)は、前記第2框材5を示す図である。図3(c)に示すように矩形状の板材である。また、両端部および中央部には、溝が設けられており、前記第1框材4および前記補強桟材6をはめ込むことができるようになっている。なお、前記第2框材5は木製である。
図3(d)は、前記補強桟材6を示す図である。図3(d)に示すように矩形状の板材である。両端部の下部には、矩形状の切り欠き部が設けられており、外形は図3(b)に示す前記他方の第1框材4bと同一であるが、図3(b)に示すボルト穴10aは設けられていない。なお、前記補強桟材6は木製である。
図3(e)は、前記第1補強材7を示す図である。図3(e)に示すように角材である。なお、前記第1補強材7は木製である。
図3(f)は、前記第2補強材8を示す図である。図3(f)に示すように矩形状の板材である。また、一端部には矩形状の切り欠き部が設けられており、前記第1補強材7をはめ込むことができるようになっている。なお、前記第2補強材8は木製である。
図3(g)は、前記第3補強材9を示す図である。図3(g)に示すように矩形状の板材である。なお、前記第3補強材9は木製である。
【0022】
図4は、床パネル1にバルコニを取り付ける工程を示す斜視図である。
先ず、前記床パネル1の前記一方の第1框材4aに、4つのバルコニ腕金物11を、所定間隔で設けられたボルト穴10aにボルト12aを挿通してナット13aで締め付けることによって固定する。さらに4つの前記バルコニ腕金物11を繋ぐように、それらの上面に継ぎ材13をネジ等により固定する。そして躯体19である壁に、壁面取付金物14を釘等により固定して設ける。次に前記一方の第1框材4aに、水切り15を釘等により固定して設ける。さらに、前記一方の第1框材4aに固定した前記バルコニ腕金物11に、バルコニ本体16を係合させ、さらに釘等により固定して設ける。次に、前記一方の第1框材4aに固定した前記バルコニ腕金物11に、手摺17を係合させ、さらに釘等により固定して設ける。最後に、前記バルコニ本体16および前記バルコニ腕金物11に、デッキ材18を上載し、釘等により固定して設ける。以上により、前記床パネル1にバルコニを設けることができる。
【0023】
本実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
▲1▼前記一方の第1框材4aに捻り力が発生した場合には、反作用として前記第2補強材8に曲げ応力が作用し、これと同時に該曲げ応力を低減させるために前記第2補強材8には前記第1補強材7を押圧する方向に回転力が発生する。そして、前記第2補強材8の回転力に対する反作用として、前記第1補強材7および前記補強桟材6には捻り力が作用する。さらに、前記第1補強材7および前記補強桟材6に対する捻り力に対する反作用として、前記第3補強材9には曲げ応力が作用する。
すなわち、前記床パネル1は、前記一方の第1框材4aに捻れ力が作用する場合においても、該捻れ力に、前記第1補強材7や前記第2補強材8により、その曲げ応力として対抗できる構造となっている。これに加えて前記床パネル1は、その一方の第1框材4aを前記躯体に設置するようにして設けられている。
以上により、前記床パネル1の前記一方の第1框材4aにバルコニを設けることができる。
【0024】
▲2▼前記一方の第1框材4aには、バルコニ腕金物11を取り付けるためのボルト穴10aが設けられている。したがって、前記一方の第1框材4aに、バルコニを取り付けるためのバルコニ腕金物11を、ボルト穴10aにボルト12aを挿通してナット13aで締め付けることによって固定して設けることができる。そして、前記バルコニ腕金物11に部材として工場生産されたバルコニを取り付けることにより、バルコニを容易に設けることができる。
【0025】
▲3▼前記第2框材5には、両端部および中央部に溝が設けられている。これにより、前記第1框材4や前記補強桟材6の両端部の、前記第2框材5に対する位置が正確に確定され、また、接合部の応力伝達が確実に行われる。したがって、精度がよい、構造的に安全な床パネルを作成することができる。
【0026】
▲4▼前記床パネル1の前記他方の第1框材4bには、ボルト穴10bが設けられている。そして、このボルト穴10bからボルト12bを挿通し、ナット13bで締め付けることにより、前記床パネル1と、隣接する別の床パネル1とを緊結することができる。
【0027】
▲5▼前記補強桟材6および前記他方の第1框材4bには、両端部に矩形状の切り切り欠き部が設けられている。したがって躯体である壁に、矩形状の切り欠き部を係合させることによって、前記床パネル1の位置が正確に確定され、精度よく施工を行うことができる。
【0028】
▲6▼前記第1補強材7には、ボルト穴10cが設けられている。そして、このボルト穴10cからボルト12cを挿通し、ナット13cで締め付けることにより、2本の前記第1補強材7を緊結して一体化させることができる。これにより、前記一方の框材4aに作用する捻り力に対して、前記第1補強材7を、より強固な部材として対抗させることができる。
【0029】
▲7▼前記床パネル1に固定された4つの前記バルコニ腕金物11は、それぞれ前記継ぎ材13に固定されている。したがって、前記バルコニ腕金物11の横ぶれを防止し、地震等でバルコニに水平力が作用する場合にも安全な構造とすることができる。
【0030】
なお、本実施の形態においては、前記一方の第1框材4a側にバルコニを設けているが、従来の床パネル100と同様、前記第2框材5側にもバルコニを設けることができることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記一方の第1框材に捻り力が作用した場合、該捻り力を前記第2補強材に、その曲げ応力として負担させることができ、これにより前記一方の第1框材が捻れることを防止することができる。したがって、第1框材にバルコニを取り付けた場合でも、該バルコニを確実に支持できる。第2框材には従来と同様、バルコニを取り付けることができるので、請求項1記載の床パネルは、両方向にバルコニを取り付けることができる。
【0032】
また、前記一方の第1框材に捻り力が作用した場合の反作用としての前記第2補強材の前記第1補強材を押圧する方向に発生する回転力に対して確実に抵抗し、前記第2補強材が回転することを確実に防止することができる。これにより前記一方の第1框材に発生した捻り力を、確実に前記第2補強材に、その曲げ応力として負担させることができる。そしてその結果、前記一方の第1框材が捻れることをより確実に防止することができる。
【0033】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記一方の第1框材に捻り力が作用した場合の反作用としての前記第1補強材および前記補強桟材の捻り力を、前記第3補強材にその曲げ応力として負担させることができる。これにより前記第1補強材および前記補強桟材が捻れることをさらに確実に防止することができ、その結果、前記一方の第1框材が捻れることを防止することができる。
【0034】
請求項記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記一方の第1框材には、バルコニ腕金物を取り付けるためのボルト穴が設けられている。したがって、前記一方の第1框材に、バルコニを取り付けるためのバルコニ腕金物を、前記ボルト穴にボルトを挿通してナットで閉め付けることによって固定して設けることができる。
【0035】
請求項記載の発明によれば、前記床パネルが、前記一方の第1框材に捻れ力が作用する場合においても、該捻れ力に、前記第1補強材や前記第2補強材により、その曲げ応力として対抗できる構造となっている。そして前記床パネルは、その一方の第1框材を前記躯体に設置するようにして設けられており、この第1框材にバルコニが取り付けられているので該バルコニを確実に支持することができる。したがって、前記床パネルの前記一方の第1框材にバルコニを設けることができる。
【0036】
請求項記載の発明によれば、前記床パネルが、前記一方の第1框材に捻れ力が作用する場合においても、該捻れ力に、前記第1補強材や前記第2補強材により、その曲げ応力として対抗できる構造となっている。そして前記床パネルはその一方の第1框材を前記躯体に設置するようにして設けられ、さらに、前記一方の第1框材には、バルコニ腕金物が前記ボルト穴にボルトを挿通してナットで締め付けることによって固定されている。このバルコニ腕金物にバルコニが取り付けられているので、床パネルにバルコニを容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床パネルの一例を示すものであり、床パネルの斜視図である。
【図2】本発明の床パネルの一例を示すものであり、(a)は面材を取り除いた床パネルの平面図、(b)は面材の平面図、(c)は床パネルの側面図、(d)は床パネルの正面図、(e)は第1補強材、第2補強材および第3補強材を取り付ける工程を示す床パネルの側断面図、(f)は躯体に設置された床パネルおよび床パネルに取り付けられたバルコニを示す側断面図である。
【図3】本発明の床パネルを構成する部品を示すもので、(a)は一方の第1框材、(b)は他方の第1框材、(c)は第2框材、(d)は他方の第1框材、(e)は第1補強材、(f)は第2補強材、(g)は第3補強材を示す図である。
【図4】本発明の床パネルにバルコニを取り付ける工程を示す斜視図である。
【図5】従来の床パネルを示すものであり、(a)は床パネルの斜視図、(b)は建築物に設置された床パネルを示す平面図である。
【符号の説明】
1 床パネル
2 枠体
3 面材
4 第1框材
4a 一方の第1框材
4b 他方の第1框材
5 第2框材
6 補強桟材
7 第1補強材
8 第2補強材
9 第3補強材
10a ボルト穴
11 バルコニ腕金物
12a ボルト
13a ナット
19 躯体

Claims (5)

  1. 対向して平行な一対の第1框材と、この第1框材と直交しかつ対向して平行な一対の第2框材とによって矩形状に形成された枠内に補強桟材が第1框材と平行に組み込まれてなる枠体の上面に面材が取り付けられた床パネルであって、
    前記枠体には、第1補強材が、前記補強桟材に固定されて、かつ該第1補強材の両端部を前記一対の第2框材に固定されて設けられており、
    さらに前記枠体には、第2補強材が、該第2補強材の両端部を前記補強桟材および一方の第1框材に固定されて設けられ、
    前記第1補強材の下面が、前記補強桟材の下面より上方に位置しており、前記第1補強材の下面に、前記第2補強材が係合していることを特徴とする床パネル。
  2. 請求項1記載の床パネルにおいて、
    前記枠体には、第3補強材が、該第3補強材の両端部を前記補強桟材および他方の第1框材に固定されて設けられていることを特徴とする床パネル。
  3. 請求項1または2に記載の床パネルにおいて、
    一方の第1框材には、バルコニ腕金物を取り付けるためのボルト穴が設けられていることを特徴とする床パネル。
  4. 請求項1または2に記載の床パネルにバルコニが取り付けられてなるバルコニの取付構造であって、建物の躯体に、前記床パネルがその一方の第1框材を前記躯体に設置するようにして設けられており、前記一方の第1框材にバルコニが取り付けられていることを特徴とするバルコニの取付構造。
  5. 請求項記載の床パネルにバルコニが取り付けられてなるバルコニの取付構造であって、建物の躯体に、前記床パネルがその一方の第1框材を前記躯体に設置するようにして設けられており、前記一方の第1框材には、バルコニ腕金物が前記ボルト穴にボルトを挿通してナットで締め付けることによって固定されており、前記バルコニ腕金物にバルコニが取り付けられていることを特徴とするバルコニの取付構造。
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