JP4047784B2 - 壁パネル体による建築構造 - Google Patents

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Description

本発明は、壁枠体に外壁と内壁を一体的に張設した壁パネル体からなる妻側パネルと桁側パネルを基礎に立設し、建物を建築する壁パネル体による建築構造に関する。
従来、基礎上の土台に左右の妻側パネルと前後の桁側パネルを立設し、隣接する妻側パネルと桁側パネルを接合金物によって接合することにより、壁パネル体による一連の壁構造を構成し、その上部に外装のみを仕上げた屋根パネルを敷設して建物を建築する建築施工手段は特許文献1に示されるように既に知られている。
この特許文献1で示される壁パネル体は、屋根側の梁及び桁等からなる上横枠と基礎側の下横枠を柱及び間柱(管柱)等からなる縦枠部材で枠組みした壁枠体とし、この壁枠体の外側面に外壁を張設することによって、妻側パネルと桁側パネルをユニット化した構造にしている。
特開2003−90080号公報(第4ページ,図6)
上記特許文献1で示されるユニット構造の壁パネル体は、妻側パネル及び桁側パネルのいずれも、様々な大きさや形状の木造家屋等の建物に対し壁パネル体の規格化を図り、プレカット或いは組立て等の工場(以下プレカット工場と言う)での生産、及び建築現場における組立て施工等の省力化を促す利点はある。然し、この壁パネル体は壁枠体の一側面に外壁のみを張設した構造であるため、壁パネル体を基礎に立設し軸組み施工したのちに、断熱材の充填作業や内壁の張設作業及び煩雑な内壁面の仕上げ施工を必要とする。従って、建物が完成するまでの工期が延びると共に建築コストも増大する。また外壁のみを張設して構成される壁パネル体は、壁剛性に劣るため縦枠部材として予め太い柱及び間柱等が用いられ、軽量化及び低コスト構造にすることが困難である。
さらに、基礎上に立設される妻側パネルと桁側パネルの接合は、一方に設けた接合金物を他方に設けた被接合金物に係合させて軸組み接合するので、地震や強風等の揺れ負荷に対する建物の強さが、接合金物自身の強度と壁パネル体と接合金物との取付強度に左右される。また複雑な形状をなし壁パネル体の表面に多数突出する接合金物の壁パネル体への装着は、プレカット工場では行われず専ら建築現場で取付け施工される。そのため建築現場では接合金物の取付けと軸組み等の煩雑な施工を要し、建築コストが増大する等の課題がある。
上記課題を解決するためにこの壁パネル体による建築構造は、第1に、基礎4aに立設し互いに接合される左右の妻側パネル2,2と前後の桁側パネル3,3の上部に、屋根パネル6を敷設し建物1であって、妻側パネル2,2及び桁側パネル3,3を共に、上横枠16と下横枠17を間19で連結し枠組みした壁枠体に、外壁7と内壁8を一体的に張設した単一な壁パネル体となし、妻側パネル2と桁側パネル3を基礎4a上に立設し、隣接する桁側パネル3と妻側パネル2の側端部を接合するものにおいて、妻側パネル2又は桁側パネル3の側端部に設けた柱22を、柱22を有しないで建物1のコーナー部において隣接する桁側パネル3又は妻側パネルの間柱19に、ボルト25を挿入締着する連結固定手段によって着脱可能に接合し、該接合時に柱22の外周面に沿って外周面を覆うように妻側パネル2と桁側パネル3の外壁7の端部を延長させて形成するとともに上記柱22のコーナー部外周と外壁7の各端部を覆うL字形断面のコーナーカバー15を装着したことを特徴としている。
第2に、平屋建て用の柱22を2階建て用の長い柱22aに変更し、該柱22aに妻側パネル2及び桁側パネル3をそれぞれ上下段に接続し、隣接する桁側パネル3と妻側パネル2の側端部を互いに接合することにより2階建の建物としたことを特徴としている。
に、ボルト25を締着固定するナット27を、妻側パネル2並びに桁側パネル3内に予め取付固定したことを特徴としている。
に、基礎4a上に載置固定される土台4に設けたナット27に、上方から羽子板45を差し込み締着し、土台4に立設する柱22を羽子板45に連結固定したことを特徴としている。
以上のように本発明の壁パネル体による建築構造によれば、予め工場等で生産される外壁と内壁を張設した妻側パネルと桁側パネルを基礎上に立設し、隣接する桁側パネルと妻側パネルの側端部を接合することにより、建物の建築を簡単にすることができる。また妻側パネルと桁側パネルの接合と同時に建物の内壁面を形成するので、壁仕上げ作業を省力化できる。さらに外壁と内壁を張設した壁パネル体は壁構造の剛性を高め建物の耐震性を向上させる。
妻側パネル又は桁側パネルの側端部に設けた柱を、柱を有しないで隣接する桁側パネル又は妻側パネルの縦枠部材にボルトによって着脱可能に接合せしめることにより、柱と縦枠部材の上下方向を広巾面で接触させて締着し、妻側パネルと桁側パネルの接合を強固に行う。また柱を着脱可能とする妻側パネルと桁側パネルは、通し柱に対してもパネル側端部を接合できるから、2階建て等の建物の建築も簡単にすることができ、また妻側パネルと桁側パネルの規格化を促進する。
さらに、妻側パネル及び桁側パネルの内部に予めナットを設置することにより、ボルトを外側から挿入し柱を妻側パネル及び桁側パネルに対し簡単に接合することができる。また妻側パネル及び桁側パネル並びに柱等は、ナットの設置位置を予め規定して構成されるので建物構造物の規格化を促進できる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図面において符号1は本発明に係わる壁パネル体を用いた建築方法によって建築された建築物(以下建物と言う)を示す。図1の建物1は最小数の壁パネル体と建築構造部材によって建築した小屋完成例である。図2にこの建物1の壁構造を平断面図で示し、図3に建物1の縦断面の構造を示す。
また図4,図5は建物1の施工方法の概要を表す壁パネル体の展開図と、組立斜視図を示す。図示する各壁パネル体は、符号2で示す妻側となる左右の壁パネル体(以下妻側パネル体と言う)と、符号3で示す桁側となる前後の壁パネル体(以下桁側パネル体と言う)とから構成される。この他建築構造部材は、建物用布基礎構造等の基礎4aに合わせて設置される土台4と、基礎4a又は土台4上に敷設される床パネル5と、組み立てられた妻側パネル2と桁側パネル3の上端部に敷設される屋根パネル6等からなる。
妻側パネル2,2及び桁側パネル3,3並びに床パネル5,屋根パネル6は、いずれも後述する左右の縦枠部材と上下の横枠部材(横架材)を方形状に枠組み連結して構成した壁枠体(パネル枠)と、該壁枠体の外側面と内側面にそれぞれ一体的に張設する外壁7と内壁8によって単一な壁パネル体として構成される。これらの壁パネル体はプレカット工場において予め製作される。また外壁7及び内壁8を構造合板にする場合には、この構造合板の表面側に壁面仕上材を予め施工する。
上記各壁パネル体は基礎工事を完了した作業現場に搬入され、先ず基礎4aに沿って土台4が取付固定され、床パネル5が土台4又は基礎4a上に組付けられたのちに、該床パネル5の左右前後の所定の位置に対し、各対応する妻側パネル2と桁側パネル3が土台4又は基礎4a上に位置決め(図4)される。この状態から妻側パネル2と桁側パネル3を起立せしめ、後述する組立て手順と連結固定手段によって隣接箇所を互いに接合する。
この後、図5で示すように桁側パネル3,3上端の略中央部に形成した梁支持部11,11に中梁12を張りわたし固定する。尚、この中梁12はその両端側に固定した屋根梁13,13を従来のものと同様な連結構造によって一体的に小屋組みされ、その頂部に棟木支持部が穿設形成される。
次いで、棟木10が妻側パネル2,2の小屋組部の頂部に形成された棟木支持部9と、屋根梁13,13の頂部に形成した棟木支持部に挿入固定され、側壁を構成する各壁パネル体の立設固定を行う。
次いで、軸組み施工を完了した同図の状態において、各妻側パネル2,桁側パネル3,棟木10,屋根梁13に対し、敷設単位毎に規格化されて形成される複数の屋根パネル6を位置決めし取付固定する。さらに妻側パネル2と桁側パネル3との接合部の外側、即ち各壁コーナー部にコーナーカバー15を取り付けて覆うと、建物1を図1,図3で示すように完成することができる。
上記のように施工される、各妻側パネル2,桁側パネル3及び床パネル5や屋根パネル6は、軸組み構造を備えた壁枠体の両側に外壁7と内壁8を一体的に張設するので、ユニット化された壁パネル体としてプレカット工場において簡単に製造することができる。そして、予め規格化され定められた所定の組立位置で接合することによって組み立てることができるから、壁パネル体の組立てと同時に内装仕上げ等も殆ど完了される。
従って、内装仕上げを含む全体的な施工期間の短縮を図ることができると共に、作業を簡単且つ省力的に行うことができる。また壁枠体を外壁7と内壁8によって一体的に挟持してユニット化した壁パネル体は、壁パネル体自身の歪みや撓みを防止し壁剛性を高めるので、各壁パネル体を軸組みして構成される建物1の全体強度を高め剛体構造にすることができる等の特徴がある。
以下、各建築構造部材及び連結固定手段並びに施工方法等について説明する。先ず図2,図3,図7で示すように、妻側パネル2及び桁側パネル3は、建物1の妻側長さ及び桁側長さと上下の壁高さを有した大きさに形成される。そして、妻側パネル2と桁側パネル3の壁枠体は、それぞれ平行状に横設される上横枠16と下横枠17を複数の間柱19によって所定の間柱間隔を有して上下方向に軸組み連結した構成とされる。この壁枠体はその外側面に外化粧板を兼用する外壁7を張設すると共に、内側面に内装用化粧板を兼用する内壁8が張設され、所望の厚さを有した壁パネル体が構成される。尚、屋根パネル6及び床パネル5も同様に構成される。
また上記壁パネル体はいずれも間柱19で仕切られた内部に、在来のものと同様な断熱部材20が充填施工され断熱性及び防音性を有する壁構造にされ、このとき床パネル5及び屋根パネル6を含む壁パネル体内の必要箇所には、電気配線又は水道,ガス等の設備用配管施工が行われる。また上横枠16と下横枠17及び間柱19等によって構成される壁枠体は、その両側面に外壁7と内壁8が接着剤又はビス止め,釘打ち等の固定手段によって取付固定されるので、地震等の揺れや上下方向荷重に対し充分な壁強度を有し、また施工時の変形等を防止する。
上記のような壁パネル体の基本構造において、この実施形態における妻側パネル2は、図6,図7,図11,図12で示すように、上横枠16が梁部材を兼用する構成としている。この上横枠16は上面の両側に屋根梁部材21,21の基部を接合し、該屋根梁部材21,21の上端を通しボルト等によって互いに連結固定し小屋組みされる。また屋根梁部材21,21の接合部には凹溝状の棟木支持部9を形成し、該棟木支持部9内に前記棟木10の端部を上方から嵌挿し軸組み固定する。
この際、棟木支持部9の外側は外壁7の一部によって覆われ、軸組みされる棟木10の端面の露出を防止し保護することができる。
さらに、妻側パネル2は上横枠16と下横枠17を上下に接合する複数の間柱19のうち、両外側に位置する間柱19の外側面に、建物支柱を構成する柱22,22を着脱可能に取付固定する構造となっている。尚、柱22を取付固定する両側の前記間柱19は半柱等の大きさにすることが望ましく、この場合は柱22をより安定的に取付固定し壁パネル体を剛構造にする。
即ち、柱22の上部の内面は上横枠16の端部に接合させ、また柱22の下端は上記間柱19から外側に延長させた下横枠17の上面に載せて接合し、且つ柱22の中途部は間柱19の外面と接合させる。尚、上記接合部の接合手段は、接着剤や釘により固定することもできるが、各対となる接合部は互いに仕口加工を施し、凹凸嵌合により分解可能に軸組み固定ができる構造で、同図で示されるようなボルト止め連結固定構造(以下ボルト止め構造と言う)にすることが望ましい。
このボルト止め構造は、柱22,間柱19,上横枠16,下横枠17,土台4等の構造部材に穿設したボルト孔に、専ら建物の外側方から挿入可能とするボルト25と、該ボルト25のネジ部に螺挿する止め具26付きのナット27からなる。尚、ナット27は図15で示すような構造によって、例えば図6,図11で示されるように、上横枠16の下面にボルト孔と直交する方向に凹入形成した固定孔28内に、該ボルト孔に対面させた位置でビス止め等によって取付固定される。
この場合ボルト25を外側から柱22と上横枠16に穿設したボルト孔に通して回すと、ネジ部を回り止めされたナット27にネジ込みをすることができ、柱22を上横枠16の端部に対し強固に締着することができる。また上記固定孔28が例えば中梁12等の露出面に穿設されるような場合は、ナット27を装着したのちの固定孔28を図6で示すように埋め栓によって塞ぐと、化粧面を損なうことがない。
また図11,図12で示すように、柱22の外側コーナー部をL字状の固定金具29で囲い、該固定金具29にボルト25を通して締着すると、柱面の保護を図り固定を強固に行うことができる。またナット27は間柱19の接合箇所の内側面に取付固定することにより、柱22と間柱19に穿設したボルト孔内に挿入するボルト25を、壁パネル体内に回り止め固定されたナット27にネジ込むことができる。これにより両者の締着固定を強固に行い耐震性を向上し得る。
尚、ナット27は後述するように用途毎に規格化して生産される各種グループの壁パネル体において、上横枠16及び下横枠17の内側面の規定位置にも設置されるから、壁パネル体と壁パネル体の上下接合及び壁パネル体の製造を簡単に行うことができる。
また妻側パネル2内に組み込まれる屋根梁部材21と上横枠16は、上横枠16の両側に屋根梁部材21をボルト25を図1,図6の点線で示すように挿入し締着固定し、屋根梁部材21,21の上部を横連結ボルト25aによって連結固定して小屋組みされ、その頂部に棟木支持部9が穿設される。また中梁12はその両端側に屋根梁13,13を上記のものと同様な連結構造によって一体的に小屋組みされる。
さらに図7で示すように、妻側パネル2の両側に取付固定された柱22と、該柱22に対面し接当する桁側パネル3側の間柱19には、ボルト孔30とボルト孔31をそれぞれが一致するように上下方向に複数穿設される。そして、桁側パネル3の上記間柱19の内側面には前記したものと同様にナット27を取付固定している。
この構成によれば、上記柱22と間柱19が適正位置に組立てられ、ボルト25をボルト孔30,31に挿入しナット27にネジ込みし締め付けると、桁側パネル3と妻側パネル2の上下方向を柱22と対面する間柱19を介し簡単に連結固定することができる。
一方、上記コーナー部の構成において図7で示すようにコーナーカバー15は、柱22の接合時にボルト25の頭部を嵌入させて覆うことができる穴32を穿設し、且つL字状のコーナー部の両面に沿って、妻側パネル2側の外壁7の端部と桁側パネル3側の外壁7の端部を、それぞれ差し込み挿入した状態で覆い隠す切欠部33を形成している。尚、コーナーカバー15は同図で示すように2分割した部材を組み合わせて接合すると、各部材を小径な間伐材を利用し廉価に構成することができる。
以上のようなボルト止め構造を備えた妻側パネル2は、図7で示すように前記両側の間柱19間の長さに内壁8が張設され、また上方部位の屋根梁部材21,21の輪郭に沿って内壁8が張設される。このとき外壁7も屋根梁部材21,21を含む壁枠体の外側に同様に外壁7が張設されるが、間柱19側に張設される外壁7は、その両端を間柱19の外面に取付固定した状態で柱22の中程まで延長して張設する。この際、柱22を間柱19に対して着脱させないで予め一体的に取付固定する場合には、柱22と外壁7の内端部は接合することができ、この部の接合強度を高めることができる。
ここで桁側パネル3側のパネル端部の構成を図7を参照し説明する。桁側パネル3側の内壁8は外側寄り(右側及び左側)の間柱19の中程位置の長さで張設し、該内壁8の端部と間柱19の端面の間に、妻側パネル2側の内壁8の端部を組立て時に差し込むことができる差込代Lを形成している。これにより差込代L内に妻側パネル2側の内壁8の端部を差し込み、桁側パネル3側の内壁8との隙間を無くし建物内の気密性を上げることができる。
また桁側パネル3の外壁7の両端部は、前記両外側寄りの間柱19と接合した状態で、柱22の中程位置まで延長形成され自由端となる柱覆部35を形成する。
この構成により桁側パネル3は、妻側パネル2と軸組みされる端部に柱覆部35と間柱19によって内向きの接合用コーナー部を形成することができ、立設した前後の桁側パネル3,3で形成される建物両側の柱覆部35,35内に、妻側パネル2の両側の柱22,22を共に位置決めしながら嵌め込み易くすることができる。
さらに実際の組立て作業においては、立設された前後の桁側パネル3,3の外壁7,7の間で、妻側パネル2の下部を土台4上に載せて位置決めした状態において、妻側パネル2を順次起立させるとき、両側の柱22,22を桁側パネル3の外壁7,7で誘導案内することができるから組立て作業を簡単に行うことができる等の利点もある。尚、妻側パネル2,2を先に立設した場合には、妻側パネル2側の柱22に対し前記接合用コーナー部を利用し桁側パネル3,3を簡単に組立てることができる。
組立てられた状態の柱部は、図7で示すように妻側パネル2の間柱19と柱22及び桁側パネル3側の間柱19とが互いに接合されて、L形状の異形太柱の剛体構造になるので、前後左右並びに合成方向の揺れや強風等の負荷に対しても、充分な強度を有し耐久性を高めることができる。
また間柱19,19を接合して補強される柱22は、その強度を確保し小径部材で形成することができるから、間伐材の利用を促進したり修正材柱を使用することができるので建築コストを低減することができる。
また外壁7及び内壁8は合板やボード類からなる広巾板を張設することもできるが、図示例のように平帯状の横板を凹凸噛合によって上下方向に複数接続した状態で壁枠体に張設すると、各横板の接合によって壁パネル体の全体強度を複合的に増大させることができる。また横板は檜や杉等の木材で形成すると、横板木目による意匠性に優れた壁面模様を提供し、且つ木質壁によりシックハウス症候群等の憂いを伴うことがない。
次に、図3,図7,図12を参照し桁側パネル3について説明する。尚、前記妻側パネル2と同様な構成については説明を省略する。
この実施形態の桁側パネル3は、上横枠16が桁部材を兼用する構成としている。また上横枠16は側面視において上面を屋根勾配に合わせた斜面に形成し、該斜面に屋根パネル6を載置した状態で、ビス止め或いは釘打ち並びに固定金物等による屋根固定手段によって固定される。
そして、上横枠16の長さ方向の中央部には、前記小屋組みされた中梁12の端部を上方から嵌挿し軸組み固定することができる、梁支持部11を穿設形成している。また梁支持部11は棟木支持部9と同様に、梁支持部11の外側は外壁7の一部で覆われ、軸組みされる中梁12の端面の露出を防止し保護する構成となっている。
また梁支持部11は例えば図6,図11で示すような、柱22と上横枠16を軸組み接合するものと同様な軸組み構造にすると、桁側パネル3の中央部内に立設した柱(図示せず)に対し中梁12をより安定よく簡単に軸組みすることができる。
次に、窓部36付きの桁側パネル3について説明する。この桁側パネル3は図2,図3で示すように、その中央部に形成した開口部内に、例えばアルミサッシタイプの窓枠37をプレカット工場において予め組み込んで製作される。これにより上記桁側パネル3を立設し妻側パネル2と軸組み接合する作業で、現場における窓枠37の取付け加工作業等を省力することができる。また壊れ易い窓建具38等は建物1の組立て完了後に装着する。
尚、妻側パネル2側にも同様な構成によって窓部36を設けることができる。
次に、図8〜図10を参照し、土台4に妻側パネル2及び桁側パネル3を取付固定する固定手段について説明する。建物1の輪郭形状に沿って基礎工事された基礎4aは、所定箇所の部から上方に向けて土台取付ボルト(アンカーボルト)40を突設している。そして、土台4は該土台4に従来のものと同様に各土台取付ボルト40に対応して穿設したボルト孔を形成し、各土台取付ボルト40に挿入し基礎4a上に位置決め固定される。
図示例の土台4は妻側パネル2側を載置固定する妻側土台42と桁側パネル3側を載置固定する桁側土台43を、その端部を互いに軸組みした状態でボルト25によって締着固定する。この場合もナット27は一方の例えば妻側土台42に固定孔28を介して予め取付固定されるので、ボルト25を桁側土台43の外側から挿入し締着固定を簡単に行うことができる。
さらに同図で示すように、桁側土台43は柱巾を有した内側に、柱連結用の羽子板45を桁側土台43の上方から取り付け可能な羽子板取付構造を構成している。
即ち、この羽子板取付構造は、桁側土台43に穿設されるボルト孔の下方に穿設した固定孔28内に、ナット27が予め取付固定される。これにより羽子板45は上方からそのボルト部46を挿入しナット27にネジ込み締着することができて、ナット27が基礎4aに近接又はラップする場合でも羽子板45の取付けを簡単にすることができる。
また立設される柱22の側面に対し羽子板45の取付け位置を近接させて設けることができるから、ボルト部46に一体的に形成される取付板47を柱22に直接的に接当させてビス止め固定することができる。これにより羽子板45を介し柱22並びに壁パネル体を土台4に安定よく連結固定することができる等の利点がある。
また上記羽子板45を設けた設置部に対する桁側パネル3と妻側パネル2の組み付けは、先ず桁側パネル3をその下横枠17に穿設した通し孔(図示せず)を、上方から羽子板45に通した状態で土台4上に立設し仮止めする。次いで、妻側土台42上に妻側パネル2を載せた状態で、下横枠17の延長部の上に柱22を位置決め載置したのち柱22と羽子板45とを連結する。この後全体の建ち修正(位置決め)を行いながら柱22と羽子板45の本締め固定をする。尚、このとき柱22と間柱19を連結するボルト25を取付板47に穿設した通し孔47aに嵌挿すると、柱22と間柱19によって羽子板45を挟持状態で固定することができる。
そして、各妻側パネル2と桁側パネル3の下部固定は、図9で示すように基礎4aから立設した土台取付ボルト40が、土台4,下横枠17,座板48に挿入された状態で、ナット49によって締着されることによって行われる。
尚、ナット49のネジ止め作業は、この位置にある最下段の壁板又は図3で示す巾木50を外した状態で行うことができ、締着作業完了後は上記巾木50等を組み付け、ナット49及び壁パネル体の内部を覆う。
また妻側パネル2及び桁側パネル3等を土台4から外す際には、上記組み付けと逆順の作業によって行うことにより、各構成部材の損傷を防止し建物1の解体作業を簡単に行うことができる。そして、解体した構成部材は再び使用され、同様な建物1を簡単且つ廉価なコストで建築することができる。
以上のように、上横枠16と下横枠17を間柱等の縦枠部材19で連結し枠組み構成した壁枠体に対し、その外側面と内側面にそれぞれ外壁7と内壁8を一体的に張設し単一な壁パネル体として構成した妻側パネル2と桁側パネル3は、基礎4aに載置固定された土台4上に立設したのち、隣接する桁側パネル3と妻側パネル2の側端部を、柱22を介しボルト25を挿入締着する連結固定手段によって、簡単且つ速やかに接合することができる。このとき柱22と壁パネル体側の間柱(縦枠部材)19とは、上下方向に広く面接触した状態でボルト25によって複数箇所を連結固定されるので、コスト高な接合金物を用いることなく簡潔で廉価な構成によって強固に接合される。
さらに、壁枠体の両側に外壁7と内壁8を一体的に張設し単一な壁パネル体として構成される妻側パネル2と桁側パネル3は、一連の壁構造の強度を簡潔な構成によって十分に高めることができるので、高い強度を必要としない小断面の木材からなる間柱19や柱22の利用を可能にし、建物構造部材の軽量化を図り組立て作業等を能率よく行うことができる等の特徴がある。
次に、複数の桁側パネル3,3を桁側方向に連結して建物1を建築する施工例について図13を参照し説明する。この場合には、先ず土台4に設定される連結位置に対し、連結用の単一な柱22を前記羽子板45等を利用し仮り支持状態で立設する。次いで該柱22の両側に桁側パネル3,3を立設して位置決めし、柱22の両側面に隣接する桁側パネル3,3の間柱19,19をボルト25によって連結固定すると、3者は一体的に接合され一連の桁側パネル壁が任意長さに構成される。
即ち、柱22と間柱19,19は柱方向に複数穿設したボルト孔に、前記したものと同様にボルト25が挿入されナット27にネジ込まれ締着固定される。このとき桁側パネル3,3の上横枠16,16の端部と柱22の上部は、ホゾ接合可能な加工を施して軸組みする。さらに上横枠16,柱22,上横枠16に跨がる長さの連結部材51を上記上横枠16,16の上面又は側面にボルト止めすることにより、3者の連結強度をより高めて連結する。尚、図示例のように連結部材51の通し孔及び上横枠16のボルト孔に挿入されるボルト25は、上横枠16の下部に予め設置されたナット27に締着される
また図13,図14で示すように柱長さの一部又は全部に、例えば柱22に凹溝22bを穿設すると共に、該凹溝22bに嵌合する凸条19aを間柱19に突設すると、両者の凹凸噛合によって柱22と間柱19のズレを防止し壁強度を向上すると共に、連結作業時の位置決めや仮り支持を簡単に行うことができる。また長く形成される一連の桁側パネル壁は桁側パネル3毎に柱22と間柱19,19が接合された柱部によって補強される。
即ち、柱22とその両側に一体的に接合される間柱19,19は、建物1の中間支持用柱の巾を実質的に太くし強度を向上せしめると共に、建築強度上の基準をみたしながら長い中間支持用柱を形成し、高い建物1に好適な壁パネル体を構成できる等の利点がある。
次に、上記壁パネル体構造及び施工方法を利用し、図16で示されるような2階建ての建物1を建築する建築施工方法について説明する。尚、前記したものと同様な構成及び作用については説明を省略する。
この2階建ての建物1を建築する場合、少なくともその4隅には2階建て用の通し柱22aの使用が建築強度上において求められるので、建物1の各コーナー部に立設される妻側パネル2及び桁側パネル3は平屋用の柱22を装着しない壁パネル体を用いる。
即ち、この場合には図7で示した桁側パネル3と同様な接合端部構造(接合用コーナー部)によって、土台4に支持される通し柱22aに妻側パネル2と桁側パネル3の間柱19,19を接当せしめ、規定された上下方向の複数箇所にボルト25を挿入して互いを締着固定する。この実施形態で通し柱22aに接合される壁パネル体は、1階用のものと2階用のものとを、各壁単位毎に分割し規格化させて形成される。これにより接合端部構造等を共通構造にした上下の各妻側パネル2,桁側パネル3は、通し柱22aを介して上下に接合され剛構造の建物壁面を構成する。
このとき図16〜図18で示すように、1階用(下段)の壁パネル体となる妻側パネル2及び桁側パネル3は共に方形状に形成され、その上横枠16は2階用の土台部材を兼用する構成とされる。そして、2階用(上段)の壁パネル体となる妻側パネル2及び桁側パネル3は、前記平屋建てのものと略同様な小屋組み及び桁組みを有した構成とされる。
従って、通し柱22aに対し先ず下段の桁側パネル3と妻側パネル2を組付け接合したのち、これらの上横枠16,16に上段の妻側パネル2と桁側パネル3の下横枠17,17を組付けて接合すると、2階建て壁面構造を一連に構成することができる。
次いで、1階用の妻側パネル2及び桁側パネル3の上横枠16によって形成される2階の土台部材に、図18の点線で示す梁部材16aを軸組みし張りわたしまた図示しないパネル受部材を壁面内周に設け、この上部に1階用の床パネル5と同様な構造の2階用床パネル5aを敷設固定し2階フロアーを構成する。
次いで、前記平屋建てのものと同様に、屋根梁13,13を小屋組みした中梁12及び棟木10を設置施工し、屋根パネル6を敷設したのちコーナーカバー15が装着されて2階建ての建物1が完成される。
このとき下段と上段の妻側パネル2,2及び下段と上段の桁側パネル3,3は、同図で示されるように、下段のものの上横枠16に上段のものの下横枠17を載置した状態で、両者のボルト孔内に座板48を介し上方からボルト25を挿入し、該ボルト25が上横枠16の下面に設置したナット27に締着されることにより、上下段に設置される複数の壁パネル体は強固に接合される。尚、2階建て用の壁パネル体とするものは、図18で示すように筋交部材53を付設した壁パネル体として規格化することが望ましい。
このように本発明の建築施工方法によれば、平屋建て用として製作される妻側パネル2或いは桁側パネル3を、柱22を外した状態で2階建て用の妻側パネル2及び桁側パネル3として使用することもでき、これにより妻側パネル2及び桁側パネル3を所定数のグループ毎に規格化する際に互いの共通使用を可能にする。
また柱22を設けない壁パネル体は、妻側パネル2や桁側パネル3等の全壁面に対し、任意な高さサイズに予め分割した軽量ユニット構造にすることもでき、この場合には分割ユニット構造の分割壁パネル体を、柱22或いは通し柱22aを介し上下段に重ねて接合することができる。また分割壁パネル体は小型になりコンパクトな梱包等も可能にし、運搬や施工を利便性を有して行うことができる。
以上のように構成した壁パネル体による建築構造は、ユニット構造の各種壁パネル体及び柱22等を工場生産できるため生産の合理化やコスト低減、現場作業の省力化等を可能にする利点がある他、建築現場では妻側パネル2と桁側パネル3を柱22(通し柱22a)を介し、専らボルト25を挿入して締着するだけの簡単な接合作業によって建築され、同時に建物1の内壁面の仕上げ作業も完了されることになる。
また床パネル5及び屋根パネル6並びに2階用の床パネル等も、高度に熟練した技能を必要とせず迅速な施工ができ、施工期間を短縮することができるから建築費も低減することができる。また単に組立てが簡単なだけでなく、解体工事も組立ての逆順を追って殆どボルト25等のネジ具類を弛めるだけの作業で行なうことができる。
これにより従来のもののように、解体作業時における接合金物の紛失や、該接合金物並びに柱や壁パネル体の損傷の発生を防止できるから、各構造部材の保護を図りながら能率のよい建物解体を行うことができ、各住戸の部分的又は全体的なリフォームは勿論、解体した建物1を別の場所に搬送し再建築する際に、廃棄物の発生を防止し環境負担を軽減しながら低コスト作業を可能にすることができる等の特徴がある。
尚、図示例の壁パネル体は基礎4aに載置固定された土台4を介して立設したが、壁パネル体の下横枠17が土台部材を兼用する構成にすることもでき、この場合には下横枠17を基礎4a上に直接的に固定する構造によって各壁パネル体を立設することができ、床パネル5を敷設しない車庫や倉庫等の建物1に好適化することができる。また基礎4aは布基礎構造の他、ブロックを配置して構成される簡易基礎構造にすることもできる。
また上記のように種々な形状パターンにすることができる壁パネル体は建物1内の間仕切り壁にすることができ、この場合には外壁7及び内壁8に室内用の仕上げ面を予め施すことが望ましい。また各壁パネル体は柱22及びボルト25を用いることなく連結金具によっても接合することができる。
この発明の建築構造は、一般の木造家屋を問わず事務所や倉庫並びにイベント用施設等の建物に広く採用することができ、また建築した建物を解体しこれを再建築する解体再組立て型の建物に最適化することができる。
本発明によって建築した建物の正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 建物の組立施工方法の態様を表す壁パネル体の展開図である。 図1の建物の斜視図である。 桁側パネル及び妻側パネルへの屋根組み構造を示す要部の断面図である。 桁側パネルと妻側パネルの接合部の構成を示す断面図である。 基礎と土台の連結構造及び羽子板の取付構造を示す要部の正面図である。 図8の側面図である。 図8の平面図である。 妻側パネルの構成を示す要部の正面図である。 図11の側面図である。 桁側パネルと桁側パネルの接続構造を一部破断をして示す正面図である。 図13のA−A線断面図である。 ナットの構成を示す側面図である。 2階建ての建物を示す側面図である。 図16の建物に係わる柱構造を示す正面図である。 図17の側面図である。
符号の説明
1 建物
2 妻側パネル(壁パネル体)
3 桁側パネル(壁パネル体)
4 土台
4a 基礎
5 床パネル(壁パネル体)
6 屋根パネル(壁パネル体)
7 外壁
8 内壁
9 棟木支持部
10 棟木
11 梁支持部
12 中梁
16 上横枠
17 下横枠
19 間柱(縦枠部材)
20 断熱部材
21 屋根梁部材
22 柱
25 ボルト
27 ナット
45 羽子板

Claims (4)

  1. 基礎(4a)に立設し互いに接合される左右の妻側パネル(2),(2)と前後の桁側パネル(3),(3)の上部に、屋根パネル(6)を敷設し建物(1)であって、妻側パネル(2),(2)及び桁側パネル(3),(3)を共に、上横枠(16)と下横枠(17)を間柱(19)で連結し枠組みした壁枠体に、外壁(7)と内壁(8)を一体的に張設した単一な壁パネル体となし、妻側パネル(2)と桁側パネル(3)を基礎(4a)上に立設し、隣接する桁側パネル(3)と妻側パネル(2)の側端部を接合するものにおいて、妻側パネル(2)又は桁側パネル(3)の側端部に設けた柱(22)を、柱(22)を有しないで建物(1)のコーナー部において隣接する桁側パネル(3)又は妻側パネルの間柱(19)に、ボルト(25)を挿入締着する連結固定手段によって着脱可能に接合し、該接合時に柱(22)の外周面に沿って外周面を覆うように妻側パネル(2)と桁側パネル(3)の外壁(7)の端部を延長させて形成するとともに上記柱(22)のコーナー部外周と外壁(7)の各端部を覆うL字形断面のコーナーカバー(15)を装着した壁パネル体による建築構造。
  2. 平屋建て用の柱(22)を2階建て用の長い柱(22a)に変更し、該柱(22a)に妻側パネル(2)及び桁側パネル(3)をそれぞれ上下段に接続し、隣接する桁側パネル(3)と妻側パネル(2)の側端部を互いに接合することにより2階建の建物とした請求項1の壁パネル体による建築構造
  3. ボルト(25)を締着固定するナット(27)を、妻側パネル(2)並びに桁側パネル(3)内に予め取付固定した請求項1又は2の壁パネル体による建築構造。
  4. 基礎(4a)上に載置固定される土台(4)に設けたナット(27)に、上方から羽子板(45)を差し込み締着し、土台(4)に立設する柱(22)を羽子板(45)に連結固定した請求項の壁パネル体による建築構造。
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