JP4047784B2 - 壁パネル体による建築構造 - Google Patents
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Description
次いで、棟木10が妻側パネル2,2の小屋組部の頂部に形成された棟木支持部9と、屋根梁13,13の頂部に形成した棟木支持部に挿入固定され、側壁を構成する各壁パネル体の立設固定を行う。
さらに、妻側パネル2は上横枠16と下横枠17を上下に接合する複数の間柱19のうち、両外側に位置する間柱19の外側面に、建物支柱を構成する柱22,22を着脱可能に取付固定する構造となっている。尚、柱22を取付固定する両側の前記間柱19は半柱等の大きさにすることが望ましく、この場合は柱22をより安定的に取付固定し壁パネル体を剛構造にする。
また妻側パネル2内に組み込まれる屋根梁部材21と上横枠16は、上横枠16の両側に屋根梁部材21をボルト25を図1,図6の点線で示すように挿入し締着固定し、屋根梁部材21,21の上部を横連結ボルト25aによって連結固定して小屋組みされ、その頂部に棟木支持部9が穿設される。また中梁12はその両端側に屋根梁13,13を上記のものと同様な連結構造によって一体的に小屋組みされる。
この構成によれば、上記柱22と間柱19が適正位置に組立てられ、ボルト25をボルト孔30,31に挿入しナット27にネジ込みし締め付けると、桁側パネル3と妻側パネル2の上下方向を柱22と対面する間柱19を介し簡単に連結固定することができる。
また桁側パネル3の外壁7の両端部は、前記両外側寄りの間柱19と接合した状態で、柱22の中程位置まで延長形成され自由端となる柱覆部35を形成する。
また間柱19,19を接合して補強される柱22は、その強度を確保し小径部材で形成することができるから、間伐材の利用を促進したり修正材柱を使用することができるので建築コストを低減することができる。
この実施形態の桁側パネル3は、上横枠16が桁部材を兼用する構成としている。また上横枠16は側面視において上面を屋根勾配に合わせた斜面に形成し、該斜面に屋根パネル6を載置した状態で、ビス止め或いは釘打ち並びに固定金物等による屋根固定手段によって固定される。
また梁支持部11は例えば図6,図11で示すような、柱22と上横枠16を軸組み接合するものと同様な軸組み構造にすると、桁側パネル3の中央部内に立設した柱(図示せず)に対し中梁12をより安定よく簡単に軸組みすることができる。
尚、妻側パネル2側にも同様な構成によって窓部36を設けることができる。
即ち、この羽子板取付構造は、桁側土台43に穿設されるボルト孔の下方に穿設した固定孔28内に、ナット27が予め取付固定される。これにより羽子板45は上方からそのボルト部46を挿入しナット27にネジ込み締着することができて、ナット27が基礎4aに近接又はラップする場合でも羽子板45の取付けを簡単にすることができる。
尚、ナット49のネジ止め作業は、この位置にある最下段の壁板又は図3で示す巾木50を外した状態で行うことができ、締着作業完了後は上記巾木50等を組み付け、ナット49及び壁パネル体の内部を覆う。
即ち、柱22とその両側に一体的に接合される間柱19,19は、建物1の中間支持用柱の巾を実質的に太くし強度を向上せしめると共に、建築強度上の基準をみたしながら長い中間支持用柱を形成し、高い建物1に好適な壁パネル体を構成できる等の利点がある。
この2階建ての建物1を建築する場合、少なくともその4隅には2階建て用の通し柱22aの使用が建築強度上において求められるので、建物1の各コーナー部に立設される妻側パネル2及び桁側パネル3は平屋用の柱22を装着しない壁パネル体を用いる。
従って、通し柱22aに対し先ず下段の桁側パネル3と妻側パネル2を組付け接合したのち、これらの上横枠16,16に上段の妻側パネル2と桁側パネル3の下横枠17,17を組付けて接合すると、2階建て壁面構造を一連に構成することができる。
次いで、前記平屋建てのものと同様に、屋根梁13,13を小屋組みした中梁12及び棟木10を設置施工し、屋根パネル6を敷設したのちコーナーカバー15が装着されて2階建ての建物1が完成される。
2 妻側パネル(壁パネル体)
3 桁側パネル(壁パネル体)
4 土台
4a 基礎
5 床パネル(壁パネル体)
6 屋根パネル(壁パネル体)
7 外壁
8 内壁
9 棟木支持部
10 棟木
11 梁支持部
12 中梁
16 上横枠
17 下横枠
19 間柱(縦枠部材)
20 断熱部材
21 屋根梁部材
22 柱
25 ボルト
27 ナット
45 羽子板
Claims (4)
- 基礎(4a)に立設し互いに接合される左右の妻側パネル(2),(2)と前後の桁側パネル(3),(3)の上部に、屋根パネル(6)を敷設した建物(1)であって、妻側パネル(2),(2)及び桁側パネル(3),(3)を共に、上横枠(16)と下横枠(17)を間柱(19)で連結し枠組みした壁枠体に、外壁(7)と内壁(8)を一体的に張設した単一な壁パネル体となし、妻側パネル(2)と桁側パネル(3)を基礎(4a)上に立設し、隣接する桁側パネル(3)と妻側パネル(2)の側端部を接合するものにおいて、妻側パネル(2)又は桁側パネル(3)の側端部に設けた柱(22)を、柱(22)を有しないで建物(1)のコーナー部において隣接する桁側パネル(3)又は妻側パネルの間柱(19)に、ボルト(25)を挿入締着する連結固定手段によって着脱可能に接合し、該接合時に柱(22)の外周面に沿って外周面を覆うように妻側パネル(2)と桁側パネル(3)の外壁(7)の端部を延長させて形成するとともに上記柱(22)のコーナー部外周と外壁(7)の各端部を覆うL字形断面のコーナーカバー(15)を装着した壁パネル体による建築構造。
- 平屋建て用の柱(22)を2階建て用の長い柱(22a)に変更し、該柱(22a)に妻側パネル(2)及び桁側パネル(3)をそれぞれ上下段に接続し、隣接する桁側パネル(3)と妻側パネル(2)の側端部を互いに接合することにより2階建の建物とした請求項1の壁パネル体による建築構造。
- ボルト(25)を締着固定するナット(27)を、妻側パネル(2)並びに桁側パネル(3)内に予め取付固定した請求項1又は2の壁パネル体による建築構造。
- 基礎(4a)上に載置固定される土台(4)に設けたナット(27)に、上方から羽子板(45)を差し込み締着し、土台(4)に立設する柱(22)を羽子板(45)に連結固定した請求項3の壁パネル体による建築構造。
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