JP2002194843A - 床パネルおよびバルコニの取付構造 - Google Patents
床パネルおよびバルコニの取付構造Info
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Abstract
を取り付けることが可能となる床パネルおよびバルコニ
の取付構造を提供すること。 【解決手段】床パネル1は、一方の第1框材4aに捻れ
力が作用する場合においても、該捻れ力に、第1補強材
7や第2補強材8により、その曲げ応力として対抗でき
る構造となっている。そして床パネル1はその一方の第
1框材4aを躯体19に設置するようにして設けられて
いる。したがって、第2框材5側だけでなく、一方の第
1框材4a側にも、バルコニ腕金物11をボルト穴10
aにボルト12aを挿通してナット13aで締め付ける
ことによって固定し、バルコニ腕金物11に部材として
工場生産されたバルコニを取り付けることにより、バル
コニを容易に設けることができる。
Description
り、詳細には、床パネルおよびバルコニの取付構造に関
する。
場生産化が進み、例えば、壁や床、屋根といった構成部
材を予め工場にて組み立てておき、建築現場でこれらの
構成部材を組み立てることによって住宅を構築するとい
った工法が採用されている。前記のような工法に用いら
れる床部材として、例えば、特開平09−125579
号公報記載の床パネルがある。これは、図5(a)に示
すような床パネル100であって、縦框材101と横框
材102とが矩形状に組み立てられるとともに、この矩
形枠の内部に補強桟材103が縦框材101と平行な方
向に組まれて枠体104が形成され、この枠体104の
表面に合板やフローリング等の面材105が貼設された
ものである。そしてこの床パネル100は、図5(b)
に示すように縦框材101どうしが当接するように隣接
して配置される。
ネル100に、バルコニ部材を取り付ける場合、床パネ
ル100からバルコニ腕金物を設け、該バルコニ腕金物
にバルコニを取り付ける、という工法が採用される。し
かし、図5(a)に示す床パネル100においては、そ
の構造上、バルコニ部材を取り付けられる方向が第1框
材と平行に制約されていた。すなわち、図5(b)に示
すように、隣接された床パネル100の、縦框材側10
7には、片持ちとなるバルコニにより発生する強い捻り
力に対抗するための剛性を確保することができなかった
ため、バルコニを取り付けることはできなかった。そし
て上記の制約は、建築のプランニング等にも影響を及ぼ
していた。本発明の課題は、矩形状の床パネルで、両方
向にバルコニを取り付けることが可能となる床パネルお
よびバルコニの取付構造を提供することである。
に、請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、
対向して平行な一対の第1框材4と、この第1框材4と
直交しかつ対向して平行な一対の第2框材5とによって
矩形状に形成された枠内に補強桟材6が第1框材4と平
行に組み込まれてなる枠体2の上面に面材3が取り付け
られた床パネル1であって、前記枠体2には、第1補強
材7が、前記補強桟材6に固定されて、かつ該第1補強
材7の両端部を前記一対の第2框材5に固定されて設け
られており、さらに前記枠体2には、第2補強材8が、
該第2補強材8の両端部を前記補強桟材6および一方の
第1框材4aに固定されて設けられていることを特徴と
している。
には、第1補強材7が、該第1補強材7の両端部を前記
一対の第2框材5に固定されて設けられている。さらに
前記枠体2には、第2補強材8が、該第2補強材8の両
端部を前記補強桟材6および前記一方の第1框材4aに
固定されて設けられている。この構造により、前記一方
の第1框材4aに捻り力が作用した場合には、反作用と
して前記第2補強材8に曲げ応力が作用し、これと同時
に前記第2補強材8に、該曲げ応力を低減させるため、
前記第1補強材7を押圧する方向に回転力が発生する。
そして、前記第1補強材7が前記第2補強材8の回転を
拘束するため、前記第2補強材8には曲げ応力が作用す
る。すなわち、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用
した場合、該捻り力を前記第2補強材8に、その曲げ応
力として負担させることができ、これにより前記一方の
第1框材4aが捻れることを防止することができる。し
たがって、第1框材4aにバルコニを取り付けた場合で
も、該バルコニを確実に支持できる。第2框材5には従
来と同様、バルコニを取り付けることができるので、請
求項1記載の床パネル1は、両方向にバルコニを取り付
けることができる。
作用する場合としては、例えば図2(f)に示すよう
に、前記一方の第1框材4aにバルコニ腕金物11を取
り付け、前記バルコニ腕金物11に部材として工場生産
されたバルコニを取り付ける場合等が挙げられる。
パネル1において、前記第1補強材7の下面が、前記補
強桟材の6下面より上方に位置しており、前記第1補強
材7の下面に、前記第2補強材8が係合していることを
特徴としている。
強材7の下面が、前記補強桟材6の下面より上方に位置
しており、前記第1補強材7の下面に、前記第2補強材
8が係合している。この構造により、前期第1補強材7
は、前記一方の第1框材4aに捻り力が作用した場合の
反作用としての前記第2補強材8の前記第1補強材7を
押圧する方向に発生する回転力に対して確実に抵抗し、
その結果、前記第2補強材8には曲げ応力が作用する。
すなわち、前記第2補強材8が回転することを確実に防
止することができ、これにより前記一方の第1框材4a
に発生した捻り力を、確実に前記第2補強材8に、その
曲げ応力として負担させることができる。そしてその結
果、前記一方の第1框材4aが捻れることをより確実に
防止することができる。
とを係合する方法としては、例えば、前記第2補強材8
の一端部に切り欠き部を設けておき、該切り欠き部に前
記第1補強材7をはめ込む等の方法が挙げられる。
記載の床パネル1において、前記枠体2には、第3補強
材9が、該第3補強材9の両端部を前記補強桟材6およ
び他方の第1框材4bに固定されて設けられていること
を特徴としている。
には、第3補強材9が、該第3補強材9の両端部を前記
補強桟材6と前記他方の第1框材4bに固定されて設け
られている。ところで、前記一方の第1框材4aに捻り
力が作用した場合、その反作用として前記第2補強材8
には前記第1補強材7を押圧する方向に回転力が発生
し、これに対する反作用として、前記第1補強材7およ
び前記補強桟材6には捻り力が作用する。そして前記補
強桟材6には、前記第3補強材9が固定されて設けられ
ているため、前記捻り力に対する反作用として、該第3
補強材9に曲げ応力が作用する。すなわち、前記一方の
第1框材4aに捻り力が作用した場合の反作用としての
前記第1補強材7および前記補強桟材6の捻り力を、前
記第3補強材9にその曲げ応力として負担させることが
できる。これにより前記第1補強材7および前記補強桟
材6が捻れることを防止することができ、その結果、前
記一方の第1框材4aが捻れることをさらに確実に防止
することができる。
ずれかに記載の床パネル1において、前記一方の第1框
材4aには、バルコニ腕金物11を取り付けるためのボ
ルト穴10aが設けられていることを特徴としている。
第1框材4aには、バルコニ腕金物11を取り付けるた
めのボルト穴10aが設けられている。したがって、前
記一方の第1框材4aに、バルコニを取り付けるための
バルコニ腕金物11を、前記ボルト穴10aにボルト1
2aを挿通してナット13aで閉め付けることによって
固定して設けることができる。
ずれかに記載の床パネル1にバルコニが取り付けられて
なるバルコニの取付構造であって、建物の躯体19に、
前記床パネル1がその一方の第1框材4aを前記躯体1
9に設置するようにして設けられており、前記一方の第
1框材4aにバルコニが取り付けられていることを特徴
としている。
ル1が、前記一方の第1框材4aに捻れ力が作用する場
合においても、該捻れ力に、前記第1補強材7や前記第
2補強材8により、その曲げ応力として対抗できる構造
となっている。そして前記床パネル1は、その一方の第
1框材4aを前記躯体19に設置するようにして設けら
れており、この第1框材4aにバルコニが取り付けられ
ているので、該バルコニを確実に支持できる。以上によ
り、前記床パネル1の前記一方の第1框材4a側にバル
コニを設けることができる。
パネル1にバルコニが取り付けられてなるバルコニの取
付構造であって、建物の躯体19に、前記床パネル1が
その一方の第1框材4aを前記躯体19に設置するよう
にして設けられており、前記一方の第1框材4aには、
バルコニ腕金物11が前記ボルト穴10aにボルト12
aを挿通してナット13aで締め付けることによって固
定されており、前記バルコニ腕金物11にバルコニが取
り付けられていることを特徴としている。
ル1が、前記一方の第1框材4aに捻れ力が作用する場
合においても、該捻れ力に、前記第1補強材7や前記第
2補強材8により、その曲げ応力として対抗できる構造
となっている。そして前記床パネル1はその一方の第1
框材4aを前記躯体19に設置するようにして設けら
れ、さらに、前記一方の第1框材4aには、バルコニ腕
金物11が前記ボルト穴10aにボルト12aを挿通し
てナット13aで締め付けることによって固定されてい
る。このバルコニ腕金物11にバルコニが取り付けられ
ているので、床パネル1にバルコニを容易に取り付ける
ことができる。
びバルコニの取付構造の実施形態について詳細に説明す
る。
ルを示す。図1は床パネル1の斜視図を示す。図2にお
いて、図2(a)は面材3を取り除いた床パネル1の平
面図、図2(b)は面材3の平面図、図2(c)は床パ
ネル1の側面図、図2(d)は床パネル1の正面図、図
2(e)は第1補強材7、第2補強材および第3補強材
9を取り付ける工程を示す床パネル1の側断面図、図2
(f)は躯体19である壁に設置された床パネル1およ
び床パネル1に取り付けられたバルコニを示す側断面図
である。図1および図2に示すように、床パネル1は、
釘等によって固定される框材や補強材によって形成され
る枠体2と該枠体2の上面に、釘等により固定して設け
られる面材3とによって構成されている。なお、前記面
材3は合板やフローリング等である。
には、対抗して平行となるように一対の第1框材4が配
され、この第1框材4と直交しかつ対抗して平行となる
ように一対の第2框材5が、前記一対の第1框材4に釘
等によって固定されて設けられている。さらに一本の補
強桟材6が、前記第1框材4と平行となり、さらに前記
一対の第1框材4のほほ中央となるように、該補強桟材
6の両端部を前記一対の第2框材5に釘等によって固定
されて設けられている。また一本の第1補強材7が、該
第1補強材7の両端部を前記一対の第2框材5に釘等に
よって固定され、かつ前記補強桟材6に釘等によって固
定されて設けられている。さらにボルト12cによって
2本ずつ一体化された合計8本の前記第2補強材8が、
前記第2框材5と平行となるように所定間隔で4箇所配
され、該第2補強材8の両端部を、前記一方の第1框材
4aと前記補強桟材6とに釘等によって固定されて設け
られている。 なお、2本の前記第2補強材8は、ボル
ト穴10cにボルト12cを挿通してナット13cで締
め付けることによって緊結されているが、釘等を打ち込
むことによって固定されてもよい。そして、前記第1補
強材7が、該第1補強材7の上面が前記第2補強材8の
下面に係合するように、前記第2補強材8に設けられた
切り欠き部にはめ込まれ、釘等によって固定されてい
る。さらに、2本ずつ当接した合計8本の前記第3補強
材9が、前記第2框材5と平行となるように所定間隔で
4箇所配され、該第3補強材9の両端部を前記補強桟材
6と前記他方の第1框材4bとに釘等によって固定され
て設けられている。なお、前記第3補強材9と前記第2
補強材8の、前記補強桟材6に取り付く該補強桟材6の
軸方向における位置は一致している。さらに前記枠体2
には、2枚の前記面材3が連接して配され、釘等によっ
て貼設されている。
補強材7、前記第2補強材8および第3補強材9は、以
下の順序で取り付ける。先ず、前記第2補強材8を、前
記一方の第1框材4aおよび前記補強桟材6に、前記一
方の第1框材4a側および前記補強桟材6側から釘等を
打ち込んで固定する。次に、前記第3補強材9を、前記
補強桟材6および前記他方の第1框材4bに、前記補強
桟材6側および前記他方の第1框材4b側から釘等を打
ち込んで固定する。この際、前記補強桟材6側からは、
前記第2補強材8の切り欠き部を利用して、釘等を斜め
打ちすることによって固定する。さらに、前記第2補強
材8の切り欠き部に、前記第1補強材7をはめ込み、釘
等を打ち込んで固定する。
な形状を示す図である。図3(a)は、前記一方の第1
框材4aを示す図である。図3(a)に示すように矩形
状の板材である。また、バルコニ腕金物11を取り付け
るためのボルト穴10aが、所定間隔で合計16個設け
られている。なお、前記一方の第1框材4aは木製であ
る。図3(b)は、前記他方の第1框材4bを示す図で
ある。図3(b)に示すように矩形状の板材である。ま
た、隣接する別の床パネル1と連結するためのボルト穴
10bが、所定間隔で合計4個設けられている。さら
に、両端部の下部には、矩形状の切り欠き部が設けられ
ている。なお、前記他方の第1框材4bは木製である。
図3(c)は、前記第2框材5を示す図である。図3
(c)に示すように矩形状の板材である。また、両端部
および中央部には、溝が設けられており、前記第1框材
4および前記補強桟材6をはめ込むことができるように
なっている。なお、前記第2框材5は木製である。図3
(d)は、前記補強桟材6を示す図である。図3(d)
に示すように矩形状の板材である。両端部の下部には、
矩形状の切り欠き部が設けられており、外形は図3
(b)に示す前記他方の第1框材4bと同一であるが、
図3(b)に示すボルト穴10aは設けられていない。
なお、前記補強桟材6は木製である。図3(e)は、前
記第1補強材7を示す図である。図3(e)に示すよう
に角材である。なお、前記第1補強材7は木製である。
図3(f)は、前記第2補強材8を示す図である。図3
(f)に示すように矩形状の板材である。また、一端部
には矩形状の切り欠き部が設けられており、前記第1補
強材7をはめ込むことができるようになっている。な
お、前記第2補強材8は木製である。図3(g)は、前
記第3補強材9を示す図である。図3(g)に示すよう
に矩形状の板材である。なお、前記第3補強材9は木製
である。
る工程を示す斜視図である。先ず、前記床パネル1の前
記一方の第1框材4aに、4つのバルコニ腕金物11
を、所定間隔で設けられたボルト穴10aにボルト12
aを挿通してナット13aで締め付けることによって固
定する。さらに4つの前記バルコニ腕金物11を繋ぐよ
うに、それらの上面に継ぎ材13をネジ等により固定す
る。そして躯体19である壁に、壁面取付金物14を釘
等により固定して設ける。次に前記一方の第1框材4a
に、水切り15を釘等により固定して設ける。さらに、
前記一方の第1框材4aに固定した前記バルコニ腕金物
11に、バルコニ本体16を係合させ、さらに釘等によ
り固定して設ける。次に、前記一方の第1框材4aに固
定した前記バルコニ腕金物11に、手摺17を係合さ
せ、さらに釘等により固定して設ける。最後に、前記バ
ルコニ本体16および前記バルコニ腕金物11に、デッ
キ材18を上載し、釘等により固定して設ける。以上に
より、前記床パネル1にバルコニを設けることができ
る。
を得ることができる。 前記一方の第1框材4aに捻り力が発生した場合に
は、反作用として前記第2補強材8に曲げ応力が作用
し、これと同時に該曲げ応力を低減させるために前記第
2補強材8には前記第1補強材7を押圧する方向に回転
力が発生する。そして、前記第2補強材8の回転力に対
する反作用として、前記第1補強材7および前記補強桟
材6には捻り力が作用する。さらに、前記第1補強材7
および前記補強桟材6に対する捻り力に対する反作用と
して、前記第3補強材9には曲げ応力が作用する。すな
わち、前記床パネル1は、前記一方の第1框材4aに捻
れ力が作用する場合においても、該捻れ力に、前記第1
補強材7や前記第2補強材8により、その曲げ応力とし
て対抗できる構造となっている。これに加えて前記床パ
ネル1は、その一方の第1框材4aを前記躯体に設置す
るようにして設けられている。以上により、前記床パネ
ル1の前記一方の第1框材4aにバルコニを設けること
ができる。
腕金物11を取り付けるためのボルト穴10aが設けら
れている。したがって、前記一方の第1框材4aに、バ
ルコニを取り付けるためのバルコニ腕金物11を、ボル
ト穴10aにボルト12aを挿通してナット13aで締
め付けることによって固定して設けることができる。そ
して、前記バルコニ腕金物11に部材として工場生産さ
れたバルコニを取り付けることにより、バルコニを容易
に設けることができる。
部に溝が設けられている。これにより、前記第1框材4
や前記補強桟材6の両端部の、前記第2框材5に対する
位置が正確に確定され、また、接合部の応力伝達が確実
に行われる。したがって、精度がよい、構造的に安全な
床パネルを作成することができる。
bには、ボルト穴10bが設けられている。そして、こ
のボルト穴10bからボルト12bを挿通し、ナット1
3bで締め付けることにより、前記床パネル1と、隣接
する別の床パネル1とを緊結することができる。
材4bには、両端部に矩形状の切り切り欠き部が設けら
れている。したがって躯体である壁に、矩形状の切り欠
き部を係合させることによって、前記床パネル1の位置
が正確に確定され、精度よく施工を行うことができる。
が設けられている。そして、このボルト穴10cからボ
ルト12cを挿通し、ナット13cで締め付けることに
より、2本の前記第1補強材7を緊結して一体化させる
ことができる。これにより、前記一方の框材4aに作用
する捻り力に対して、前記第1補強材7を、より強固な
部材として対抗させることができる。
バルコニ腕金物11は、それぞれ前記継ぎ材13に固定
されている。したがって、前記バルコニ腕金物11の横
ぶれを防止し、地震等でバルコニに水平力が作用する場
合にも安全な構造とすることができる。
の第1框材4a側にバルコニを設けているが、従来の床
パネル100と同様、前記第2框材5側にもバルコニを
設けることができることは勿論である。
の第1框材に捻り力が作用した場合、該捻り力を前記第
2補強材に、その曲げ応力として負担させることがで
き、これにより前記一方の第1框材が捻れることを防止
することができる。したがって、第1框材にバルコニを
取り付けた場合でも、該バルコニを確実に支持できる。
第2框材には従来と同様、バルコニを取り付けることが
できるので、請求項1記載の床パネルは、両方向にバル
コニを取り付けることができる。
載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前
記一方の第1框材に捻り力が作用した場合の反作用とし
ての前記第2補強材の前記第1補強材を押圧する方向に
発生する回転力に対して確実に抵抗し、前記第2補強材
が回転することを確実に防止することができる。これに
より前記一方の第1框材に発生した捻り力を、確実に前
記第2補強材に、その曲げ応力として負担させることが
できる。そしてその結果、前記一方の第1框材が捻れる
ことをより確実に防止することができる。
たは2記載の発明と同様の効果が得られることは勿論の
こと、前記一方の第1框材に捻り力が作用した場合の反
作用としての前記第1補強材および前記補強桟材の捻り
力を、前記第3補強材にその曲げ応力として負担させる
ことができる。これにより前記第1補強材および前記補
強桟材が捻れることをさらに確実に防止することがで
き、その結果、前記一方の第1框材が捻れることを防止
することができる。
ら3いずれかに記載の発明と同様の効果が得られること
は勿論のこと、前記一方の第1框材には、バルコニ腕金
物を取り付けるためのボルト穴が設けられている。した
がって、前記一方の第1框材に、バルコニを取り付ける
ためのバルコニ腕金物を、前記ボルト穴にボルトを挿通
してナットで閉め付けることによって固定して設けるこ
とができる。
ルが、前記一方の第1框材に捻れ力が作用する場合にお
いても、該捻れ力に、前記第1補強材や前記第2補強材
により、その曲げ応力として対抗できる構造となってい
る。そして前記床パネルは、その一方の第1框材を前記
躯体に設置するようにして設けられており、この第1框
材にバルコニが取り付けられているので該バルコニを確
実に支持することができる。したがって、前記床パネル
の前記一方の第1框材にバルコニを設けることができ
る。
ルが、前記一方の第1框材に捻れ力が作用する場合にお
いても、該捻れ力に、前記第1補強材や前記第2補強材
により、その曲げ応力として対抗できる構造となってい
る。そして前記床パネルはその一方の第1框材を前記躯
体に設置するようにして設けられ、さらに、前記一方の
第1框材には、バルコニ腕金物が前記ボルト穴にボルト
を挿通してナットで締め付けることによって固定されて
いる。このバルコニ腕金物にバルコニが取り付けられて
いるので、床パネルにバルコニを容易に取り付けること
ができる。
パネルの斜視図である。
(a)は面材を取り除いた床パネルの平面図、(b)は
面材の平面図、(c)は床パネルの側面図、(d)は床
パネルの正面図、(e)は第1補強材、第2補強材およ
び第3補強材を取り付ける工程を示す床パネルの側断面
図、(f)は躯体に設置された床パネルおよび床パネル
に取り付けられたバルコニを示す側断面図である。
で、(a)は一方の第1框材、(b)は他方の第1框
材、(c)は第2框材、(d)は他方の第1框材、
(e)は第1補強材、(f)は第2補強材、(g)は第
3補強材を示す図である。
を示す斜視図である。
パネルの斜視図、(b)は建築物に設置された床パネル
を示す平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 対向して平行な一対の第1框材と、この
第1框材と直交しかつ対向して平行な一対の第2框材と
によって矩形状に形成された枠内に補強桟材が第1框材
と平行に組み込まれてなる枠体の上面に面材が取り付け
られた床パネルであって、 前記枠体には、第1補強材が、前記補強桟材に固定され
て、かつ該第1補強材の両端部を前記一対の第2框材に
固定されて設けられており、 さらに前記枠体には、第2補強材が、該第2補強材の両
端部を前記補強桟材および一方の第1框材に固定されて
設けられていることを特徴とする床パネル。 - 【請求項2】 請求項1記載の床パネルにおいて、 前記第1補強材の下面が、前記補強桟材の下面より上方
に位置しており、 前記第1補強材の下面に、前記第2補強材が係合してい
ることを特徴とする床パネル。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の床パネルにおい
て、 前記枠体には、第3補強材が、該第3補強材の両端部を
前記補強桟材および他方の第1框材に固定されて設けら
れていることを特徴とする床パネル。 - 【請求項4】 請求項1から3いずれかに記載の床パネ
ルにおいて、 一方の第1框材には、バルコニ腕金物を取り付けるため
のボルト穴が設けられていることを特徴とする床パネ
ル。 - 【請求項5】 請求項1から3いずれかに記載の床パネ
ルにバルコニが取り付けられてなるバルコニの取付構造
であって、 建物の躯体に、前記床パネルがその一方の第1框材を前
記躯体に設置するようにして設けられており、 前記一方の第1框材にバルコニが取り付けられているこ
とを特徴とするバルコニの取付構造。 - 【請求項6】 請求項4記載の床パネルにバルコニが取
り付けられてなるバルコニの取付構造であって、 建物の躯体に、前記床パネルがその一方の第1框材を前
記躯体に設置するようにして設けられており、 前記一方の第1框材には、バルコニ腕金物が前記ボルト
穴にボルトを挿通してナットで締め付けることによって
固定されており、 前記バルコニ腕金物にバルコニが取り付けられているこ
とを特徴とするバルコニの取付構造。
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JP7266739B1 (ja) | 2022-06-15 | 2023-04-28 | ミサワホーム株式会社 | ユニット家具 |
Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPH06322814A (ja) * | 1993-05-13 | 1994-11-22 | Natl House Ind Co Ltd | 家屋のバルコニーの構造 |
JPH09111858A (ja) * | 1995-10-19 | 1997-04-28 | Misawa Homes Co Ltd | 外装部材の取付具 |
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2000
- 2000-12-26 JP JP2000395442A patent/JP4499911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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JP2023182913A (ja) * | 2022-06-15 | 2023-12-27 | ミサワホーム株式会社 | ユニット家具 |
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