JP2023182913A - ユニット家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の床パネルの設置を容易に行えるようにする。【解決手段】部屋1の床2に置かれるユニット家具10が、前記床2に立てた状態に置かれる複数の脚ユニット21~24と、一方の面が凹状に設けられ、他方の面が平坦に設けられる複数の床パネル25~28と、を備える。前記床パネル25~28は前記脚ユニット21~24の上端の間に架け渡されるとともに、敷き詰められるよう割り付けられ、前記床パネル25~28は凹状の前記一方の面を上に向け且つ平坦な前記他方の面を下に向けて、前記脚ユニット21~24の上端に載せられて固定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、部屋に置かれるユニット家具に関する。
従来、建物躯体を構成する床の上に置かれて用いられる大型のユニット家具について知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のユニット家具は、上階の床ユニット(つまり、下階の天井ユニット)、床ユニットの下面に対して立った状態に取り付けられた複数の柱ユニット及び複数の壁面ユニットと、建物の床と床ユニットとの間を昇降可能とする昇降手段と、を備えている。そして、床ユニットの上下の空間は、それぞれ人の立ち入りや起居が可能となっている。
特開2014-195486号公報
ところで、床ユニットが組立品である場合、床ユニットの構成部品から床ユニットを組み立てることが容易であることが望ましい。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、複数の床パネルの設置を容易に行えるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明によれば、例えば図1~図5に示すように、
部屋1の床2に置かれるユニット家具10が、
前記床2に立てた状態に置かれる複数の脚ユニット21~24と、
一方の面が凹状に設けられ、他方の面が平坦に設けられる複数の床パネル25~28と、を備え、
前記床パネル25~28は前記脚ユニット21~24の上端の間に架け渡されるとともに、敷き詰められるよう割り付けられ、
前記床パネル25~28は凹状の前記一方の面を上に向け且つ平坦な前記他方の面を下に向けて、前記脚ユニット21~24の上端に載せられて固定されている。
請求項1に係る発明によれば、床パネル25~28の凹状の面が上に向けられているため、床パネル25~28の隣同士の接合作業の際、及び、床パネル25~28と脚ユニット21~24の接合作業の際、作業者が床パネル25~28の上において屈んだ姿勢で作業を行えるため、その接合作業が容易である。
請求項2に係る発明によれば、
請求項1に記載のユニット家具10が、
前記床パネル25~28の平坦な前記他方の面にそれぞれ貼り付けられる複数の化粧板125~128を更に備え、
前記床パネル25~28は前記化粧板125~128の上から前記脚ユニット21~24の上端に載せられて固定されている。
請求項2に係る発明によれば、化粧板125~128が床パネル25~28と脚ユニット21~24の間に挟まれるため、化粧板125~128が床パネル25~28に貼り付けられる強度が弱くても、化粧板125~128が床パネル25~28から離脱しない。そのため、例えば化粧板125~128が床パネル25~28にそれぞれビス留めされている場合には、ビスの数が少なくても済み、化粧板125~128の見栄えが良い。
また、床パネル25~28を脚ユニット21~24の上端の間に架け渡す作業の前に、必然的に、化粧板125~128を床パネル25~28の平坦な他方の面にそれぞれ貼り付けなければならない。そうすると、化粧板125~128を床パネル25~28の平坦な他方の面にそれぞれ貼り付ける作業の際には、床パネル25~28の向きを気にしなくても済む。よって、床パネル25~28の凹状の一方の面を上に向けて、化粧板125~128を床パネル25~28の平坦な他方の面の上にそれぞれ配置して、化粧板125~128の上から例えばビス打ちをすることによって化粧板125~128を床パネル25~28にそれぞれ貼り付ける作業を行える。化粧板125~128の上において化粧板125~128を床パネル25~28にそれぞれ貼り付ける作業の際の作業者の姿勢は、腕を上げるような無理な姿勢ではなく、自然な姿勢であることから、作業者の負担が少ない。その作業は床等の低所における作業であることから、その作業の安全性が高い。化粧板125~128及び床パネル25~28の上における作業は、塵埃及び木屑等が化粧板125~128及び床パネル25~28から作業者の顔等にかかる可能性の低減に繋がる。
請求項3に係る発明によれば、
請求項2に記載のユニット家具10において、
前記化粧板125~128が前記脚ユニット21~24の上端に載せられる位置において前記床パネル25~28にビス留めされている。
請求項3に係る発明によれば、化粧板125~128を床パネル25~28に固定するビスが脚ユニット21~24によって隠れる。よって、化粧板125~128の意匠性が良い。
請求項4に係る発明によれば、
請求項1に記載のユニット家具10において、
互いに突き当てられた前記床パネル25~28同士が前記一方の面の凹状の内側からビス留めされている。
請求項4に係る発明によれば、床パネル25~28の凹状の面が上に向けられているため、作業者が床パネル25~28の上で屈んだ上で、互いに突き当てられた床パネル25~28同士をビスによって容易に留められる。
請求項5に係る発明によれば、
請求項1に記載のユニット家具10において、
前記床パネルはその上から前記脚ユニットの上端にビス留めされている。
請求項5に係る発明によれば、作業者が床パネル25~28の上で屈んだ姿勢で、床パネル25~28を脚ユニット21~24にビス留めすることができる。
請求項6に係る発明によれば、
請求項1に記載のユニット家具10が、
凹状の前記一方の面に貼り付けられて前記複数の床パネル25~28上に敷き詰められた複数の面材35~38を更に備える。
請求項6に係る発明によれば、床パネル25~28の上に敷き詰められた面材35~38の表面が平坦な床面となる。
請求項7に係る発明によれば、
請求項6に記載のユニット家具10において、
前記面材35~37が、前記床パネル25~27が互いに突き当てられた箇所を乗り越えて、互いに突き当てられた前記床パネル25~27の凹状の前記一方の面に貼り付けられている。
請求項7に係る発明によれば、互いに突き当てられた床パネル25~27同士の接合強度が面材35~37によって高まる。
本発明によれば、床パネルの隣同士の接合作業と、床パネルと脚ユニットの接合作業とが容易である。
図1は、ユニット家具の斜視図である。 図2は、ユニット家具の正面図である。 図3は、ユニット家具の上面図である。 図4は、ユニット家具の一部の分解斜視図である。 図5は、ユニット家具の一部の分解斜視図である。 図6は、図3に示すVI領域内における床パネルの角の平面図である。 図7は、図3に示すVII領域内における床パネルの角の平面図である。 図8は、図3に示すVIII領域内における床パネルの角の平面図である。 図9は、図3に示すIX領域内における床パネルの角の平面図である。 図10は、図3に示すX領域内における床パネルの角の平面図である。 図11は、図3に示すXI領域内における床パネルの角の平面図である。 図12は、図3に示すXII領域内における床パネルの角の平面図である。 図13は、脚ユニットの配置工程の説明図である。 図14は、化粧板の貼付工程の説明図である。 図15は、床パネルの割付工程の説明図である。 図16は、床パネルの固定工程の説明図である。 図17は、上吊りレールの取付工程の説明図である。 図18は、上吊りレールの取付工程の説明図である。 図19は、面材の割付及び固定の工程の説明図である。 図20は、面材の割付及び固定の工程の説明図である。 図21は、フローリングシートの貼付工程の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<1. ユニット家具>
<1.1. 概要>
図1は、部屋1に設置されたユニット家具10の斜視図である。図2は、ユニット家具10の正面図である。図3は、ユニット家具10の上面図である。図4及び図5は、ユニット家具10の分解斜視図である。
ユニット家具10は、設置現場において複数の単一部品及びユニット式部品から組み立てられる組立型家具である。ユニット家具10の構成部品同士は、固定具、接着剤又は粘着材等の接合材によって接合されている。固定具とは、例えばビス、釘、リベット及びタックをいう。以下の説明において、ユニット家具10の構成要素たるユニット式部品の名称には、“ユニット”という語が付される。ユニット式部品は、設置現場において組み立てられてもよいし、工場において組み立てられて設置現場に搬送されてもよい。
<1.2. ユニット家具の設置場所>
ユニット家具10は、住宅等の建物の内側に設けられた部屋1に据え置かれた状態に設置される。部屋1は、少なくとも床2、天井及び壁4~6によって部屋1の外から仕切られている。壁4~6の以外の1又は複数の壁が部屋1の周囲に設けられ、部屋1がその壁によって仕切られてもよい。
壁4と壁5は、互いに平行になって互いに対向する。壁6は壁4,5に対して直交し、壁6と壁4によって挟まれる角が入り隅を成し、壁6と壁4によって挟まれる角が入り隅を成す。
ユニット家具10は、壁4と壁5の間に配置されているとともに、壁6の前に配置されている。ユニット家具10は、壁4~6に寄せて配置されている。
<1.3. ユニット家具の設置状態>
ユニット家具10は、建物に対して固定されずに、設置場所の床上に据え置かれて床に接触している。つまり、このユニット家具10は、固定具、接着剤又は粘着材等の接合材によって建物に機械的に接合されているわけでもなく、建物に対して造り付けられているわけでもない。ユニット家具10が設置される建物の構造も特に限定されず、建物は木造、鉄骨造、RC造又はSRC造であり、建物の構築工法も軸組工法、壁式工法、ラーメン工法、プレハブ工法、RC工法及びSRC工法の何れかに限るものでもない。ユニット家具10が建物に接合されることを要しないため、建物の構造及び工法が、ユニット家具10を建物に設置するのに相応しいか否かを考慮する必要がない。
<2. ユニット家具の構成要素>
ユニット家具10は、脚ユニット21~24、床パネル25~28、化粧板125~128、面材35~38、フローリングシート40、階段ユニット45、扉47、2枚引き込み戸50及び手摺りユニット55を備える。以下、これらの構成要素について詳細に説明する。
<2.1. 脚ユニット>
脚ユニット21は、ユニット家具10の左前の脚を成す。脚ユニット22は、ユニット家具10の右前の脚を成す。脚ユニット23は、ユニット家具10の左後ろの脚を成す。脚ユニット24は、ユニット家具10の右後ろの脚を成す。これら脚ユニット21~24は高さが互いに等しい。脚ユニット21~24の高さは0.8~1.4mである。
なお、本実施形態においては、左前の脚ユニット21が第一の脚ユニットに、左後ろの脚ユニット23が第二の脚ユニットに、右前の脚ユニット22が第三の脚ユニットに、右後ろの脚ユニット24が第四の脚ユニットにそれぞれ相当する。
<2.1.1. 左前脚ユニット>
左前脚ユニット21は、床2上に立てられている。左前脚ユニット21は、収納家具、具体的にはシェルフでもある。左前脚ユニット21は、底板21a、背板21b、一対の側板21c,21d及び複数の棚板21eを有する。
底板21aは、伏せた状態で床2上に置かれる。
背板21bと側板21c,21dは、上から見て、コ字型に組み立てられている。背板21bは、底板21aの後端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって底板21aの後端面に接合されている。左の側板21cは、底板21a及び背板21bの左端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって底板21a及び背板21bの左端面に接合されている。右の側板21dは、底板21a及び背板21bの右端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって底板21a及び背板21bの右端面に接合されている。側板21c,21dは互いに平行に対向する。
棚板21eは、底板21aの上方において、これら棚板21eの間に間隔を置いて底板21aと平行となるように配置されている。棚板21eの左端面は左の側板21cに突き当てられ、棚板21eの右端面は右の側板21dに突き当てられ、棚板21eの後端面は背板21bに突き当てられている。棚板21eは、側板21c,21dに設けられる棚受けダボによって支持されている。棚受けダボの位置が付け替えられることによって、棚板21eの上下の位置が調整される。
底板21a、側板21c,21d及び棚板21eの前端面は、互いに揃って、面一とされている。背板21bの後面及び側板21c,21dの後端面は、互いに揃って、面一とされている。背板21b及び側板21c,21dの上端面は、互いに揃って、面一とされている。
左前脚ユニット21は、その背板21bを後ろに向けて且つ各棚の開口を前に向けて、配置されている。なお、左前脚ユニット21の向きが前後逆であってもよい。つまり、左前脚ユニット21は、その背板21bを前に向けて且つ各棚の開口を後ろに向けて、配置されてもよい。
<2.1.2. 右前脚ユニット>
右前脚ユニット22は、左前脚ユニット21から右に離れて、床2上に立てられている。右前脚ユニット22は、矩形状の背板22b及び側板22cを有する。なお、本明細書において“矩形”とは、広義の長方形を意味し、狭義の長方形及び正方形を含む意である。狭義の長方形とは、一方の対辺が他方の対辺に等しくない長方形のことをいう。
背板22bと側板22cは、上から見てL字型に組み立てられている。背板22bは、左前脚ユニット21の背板21bに対して平行となるように床2上に立て置かれる。側板22cは、背板22bの左端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって背板22bの左端面に接合されている。側板22cは、左前脚ユニット21の側板21c,21dに対して平行になっている。
<2.1.3. 左後ろ脚ユニット>
左後ろ脚ユニット23は、左前脚ユニット21から後ろに離れて、床2上に立てられている。左後ろ脚ユニット23は、背板23b及び側板23c,23dを有する。
背板23bと側板23c,23dは、上から見て、コ字型に組み立てられている。背板23bは、左前脚ユニット21の背板21bに対して平行となるように床2上に立て置かれる。背板23bは、左前脚ユニット21の背板21bから後ろに離れて、その背板21bに対して互いに平行に対向する。
側板23cは、背板23bの左端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって背板23bの左端面に接合されている。左右方向における側板23cの位置は、左右方向における左前脚ユニット21の側板21cの位置に揃っている。
側板23dは、背板23bの右端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって背板23bの右端面に接合されている。左右方向における側板23dの位置は、左右方向における左前脚ユニット21の側板21dの位置に揃っている。
背板23bの後面及び側板23c,23dの後端面は、互いに揃って、面一とされている。背板23b及び側板23c,23dの上端面は、互いに揃って、面一とされている。左の側板23cの前後長は、右の側板23dの前後長よりも長い。
<2.1.4. 右後ろ脚ユニット>
右後ろ脚ユニット24は、右前脚ユニット22から後ろに離れて、床2上に立てられている。右後ろ脚ユニット24は、背板24b及び側板24c,24dを有する。
背板24bと側板24c,24dは、上から見て、コ字型に組み立てられている。
背板24bは、右前脚ユニット22の背板22bに対して平行となるように床2上に立て置かれる。背板24bは、右前脚ユニット22の背板22bから後ろに離れて、その背板22bに対して互いに平行に対向する。前後方向における背板24bの位置は、前後方向における左後ろ脚ユニット23の背板23bの位置に揃っている。
側板24cは、背板24bの左端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって背板24bの左端面に接合されている。左右方向における側板24cの位置は、左右方向における右前脚ユニット22の側板22cの位置に揃っている。
側板24dは、背板24bの右端面に沿って床2上に立て置かれて、接合材によって背板24bの右端面に接合されている。左右方向における側板24dの位置は、左右方向における右前脚ユニット22の側板22dの位置に揃っている。
背板24bの後面及び側板24c,24dの後端面は、互いに揃って、面一とされている。背板24b及び側板24c,24dの上端面は、互いに揃って、面一とされている。前後方向における左の側板24cの長さは、前後方向における右の側板24dの長さよりも短い。
<2.2. 床パネル及び化粧板>
床パネル25~28は、建築用構造躯体によって構成されている。具体的には、床パネル25~28は、いわゆる木質パネル接着工法に用いられる木質の建築用パネルによって構成されている。そのため、床パネル25~27は、ユニット家具10が据え置かれる建物の構成要素たる構造躯体と遜色ない構造的強度を有する。
建築用パネルとは、縦横の框材が矩形枠に組み立てられ、1又は2以上の補助桟材が矩形枠の内側において縦若しくは横又は縦横に組み付けられ、1又は2以上の面材がこの矩形枠の片方の面に貼り付けられ、必要に応じて1又は2以上の面材がこの矩形枠のもう片方の面に貼り付けられた中空構造のユニットをいう。その中空には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填される。
床パネル25についてより具体的に説明すると、床パネル25は、一対の縦框材25a、一対の横框材25b、2本の補助桟材25c及び2枚の面材25dを有する。縦框材25a及び横框材25bが矩形枠に組み立てられ、縦框材25aが矩形枠の長辺を成し、横框材25bが矩形枠の短辺を成している。補助桟材25cが縦框材25aに対して平行になるよう矩形枠の内側に組み付けられている。矩形状の2枚の面材25dが重ねられて、矩形枠の片方の面に貼り付けられている。
そのため、床パネル25は矩形板状を成し、床パネル25の片方の面は面材25dによって平坦状に形成され、床パネル25のもう片面は框材25a,25b及び補助桟材25cによって囲われた領域において凹状に形成されている。以下、床パネル25の両面のうち、面材25dによって平坦状に形成された面を平坦面といい、凹状に形成された面を凹状面という。
床パネル26~28も床パネル25と同様に設けられている。床パネル25~27は狭義の長方形の板状に成している。床パネル26,27のサイズが互いに等しく、床パネル25の長辺の長さが床パネル26,27の短辺の長さの2倍に等しい。床パネル28の1組の対辺は、床パネル26,27の短辺よりも長く、床パネル25の長辺よりも短い。床パネル28は、正方形の板状に成しているか、長辺と短辺がほぼ等しい狭義の長方形の板状に成している。床パネル25~28の厚さは互いに等しい。
図5に示すように、矩形状の化粧板125~128は、床パネル25~28とそれぞれ同じサイズである。化粧板125~128は、床パネル25~28にビスによって固定されている。化粧板125を床パネル25に留めるビスの少なくとも一つは、その床パネル25を支持する脚ユニット21,23の上端に重なる位置に打ち込まれている。化粧板126を床パネル26に留めるビスの少なくとも一つは、その床パネル26を支持する脚ユニット21,22の上端に重なる位置に打ち込まれている。化粧板127を床パネル27に留めるビスの少なくとも一つは、その床パネル27を支持する脚ユニット22,23,24の上端に重なる位置に打ち込まれている。化粧板128を床パネル28に留めるビスの少なくとも一つは、その床パネル28を支持する脚ユニット22,24の上端に重なる位置に打ち込まれている。
<2.2.1. 床パネルの向き及び割付>
これら床パネル25~28は、凹状面を上に向け且つ平坦面を下に向けた状態で、脚ユニット21~24の上端に取り付けられている。これら床パネル25~28の平坦面は互いに面一とされている。
床パネル25~28が敷き詰められるように脚ユニット21~24の上端に取り付けられることによって、床パネル25~28の下の空間97と上の空間98が床パネル25~28によって仕切られている。上の空間98は、居室として十分な天井高を有する一つの部屋として使用することができる。下の空間97は、部屋1から入れる低天井収納スペースとして使用される。下の空間97への出入り口は、左前脚ユニット21と右前脚ユニット22の間の領域となる。下の空間97の天井高は、0.8~1.4mである。この0.8m~1.4mの天井高は、人が下の空間97に入り、腰を屈めるなどして何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲である。ただし、下の空間97の天井高は、これに限られるものではなく、天井高については任意に変更してもよい。すなわち、下の空間97の天井高は、人が立った姿勢で歩行・作業ができるような寸法に設定され、上の空間98の天井高は、人が腰を屈めた状態で歩行・作業できるような寸法に設定され、上の空間98がロフトとして使用されるものとしてもよい。また、例えば部屋1が上階へ吹き抜けることによって部屋1の天井高が高い場合は、上下の空間97,98の双方の天井高は、人が立った姿勢で歩行・作業ができるような寸法に設定されてもよい。逆に、上下の空間97,98の双方の天井高は、人が腰を屈めた状態で歩行・作業できるような寸法に設定されてもよい。要するに、ユニット家具10は、あくまでも家具であるため、上下の空間97,98の天井高は特に制限されるものではなく、任意に設定可能となっている。
床パネル26の両方の短辺が床パネル27の両方の短辺にそれぞれ揃えられて、床パネル26の短辺の端面が床パネル27の短辺の端面とそれぞれ面一にされている。床パネル26の長辺の端面が床パネル27の長辺の端面に突き当てられて、これら端面同士がビス等の接合材によって接合されている。床パネル26,27のもう一方の長辺が床パネル25の対の短辺にそれぞれ揃えられ、それら長辺の端面が床パネル25の対の短辺の端面とそれぞれ面一にされている。床パネル26,27の短辺の端面が床パネル25の長辺の端面に突き当てられて、ビス等の接合材によって接合されている。床パネル27のもう一方の短辺の端面が床パネル28の一辺の端面に突き当てられて、ビス等の接合材によって接合されている。床パネル27の両長辺のうち床パネル26に接していない長辺の端面は床パネル28の他の一辺の端面に揃っており、これら端面が面一となっている。床パネル28は、床パネル26,28の互いの突き当て面よりも僅かに前にはみ出ている。
床パネル25の両長辺がそれぞれ左向き及び右向きにして、床パネル25の両短辺がそれぞれ前向き及び後ろ向きにして、床パネル25が割り付けられている。床パネル26,27の両長辺がそれぞれ左向き及び右向きにして、床パネル26,27の長辺がそれぞれ前向き及び後ろ向きにして、これら床パネル26,27が並列に並ぶように割り付けられている。床パネル26,27は床パネル25の右に配置され、床パネル27は床パネル26の後ろに配置され、床パネル28は床パネル27の右に配置されている。このように配置された床パネル25~28は脚ユニット21~24によって支持されている。特に、床パネル25~28の4つ角のうち少なくとも3つ角は脚ユニット21~24の何れかに載って支持されている。以下、床パネル25~28の支持について具体的に説明する。
・床パネル25
床パネル25の短辺が左前及び左後ろの脚ユニット21,23の背板21b,23bに対して平行になって、床パネル25が左前脚ユニット21の上端と左後ろ脚ユニット23の上端との間に架け渡されている。床パネル25がビス等の接合材によって左前及び左後ろの脚ユニット21,23の上端に接合されている。
床パネル25の一方の短辺、つまり前短辺の両端の角が左前脚ユニット21の上端に載って支持されている。具体的には、図7に示すように床パネル25の左前角が左前脚ユニット21の左の側板21cの上端に載って支持され、図9に示すように床パネル25の右前角が左前脚ユニット21の右の側板21dの上端に載って支持されている。床パネル25の一方の長辺、つまり左長辺の一部は左前脚ユニット21の左の側板21cの上端に載って支持され、床パネル25の他方の長辺、つまり右長辺の一部は左前脚ユニット21の右の側板21dの上端に載って支持されている。
床パネル25の他方の短辺、つまり後ろ短辺の両端の角が左後ろ脚ユニット23の上端に載って支持されている。具体的には、図6に示すように床パネル25の左後ろ角が左後ろ脚ユニット23の左の側板23cの上端に載って支持され、図8に示すように床パネル25の右後ろ角が左後ろ脚ユニット23の右の側板23dの上端に載って支持されている。床パネル25の一方の長辺、つまり左長辺の一部は左後ろ脚ユニット23の左の側板23cの上端に載って支持され、床パネル25の他方の長辺、つまり右長辺の一部は左後ろ脚ユニット23の右の側板23dの上端に載って支持されている。
以上のように、床パネル25の2つ角(具体的に左前角及び右前角)は左前脚ユニット21の上端に載って支持され、床パネル25の他の2つ角(具体的に左後ろ角及び右後ろ角)は左後ろ脚ユニット23の上端に載って支持されている。
床パネル25の4つ角のうち左前角及び左後ろ角は床パネル26,27から遠位の角であり、右前角は床パネル26に近位の角であり、右後ろ角は床パネル27に近位の角である。
なお、床パネル25は第一の床パネルに相当する。
・床パネル26
床パネル26の短辺が左前及び右前の脚ユニット21,22の側板21c,21d,22cに対して平行になって、床パネル26が左前脚ユニット21の上端と右前脚ユニット22の上端との間に架け渡されている。床パネル26がビス等の接合材によって左前脚ユニット21及び右前脚ユニット22の上端に接合されている。
床パネル26の一方の短辺、つまり左短辺の片端の角が左前脚ユニット21の上端に載って支持されている。具体的には、図9に示すように床パネル26の左前角が左前脚ユニット21の右の側板21dの上端に載って支持されている。床パネル26の左短辺の一部は左前脚ユニット21の右の側板21dの上端に載って支持されている。
床パネル26の他方の短辺、つまり右短辺の両端の角が右前脚ユニット22の上端に載って支持されている。具体的には、図11及び図12に示すように床パネル26の右前角及び右後ろ角が右前脚ユニット22の側板22cの上端に載って支持されている。床パネル26の右短辺の全体は右前脚ユニット22の側板22cの上端に載って支持されている。
以上のように、床パネル26の2つ角(具体的に右前角及び左後ろ角)は右前脚ユニット22の上端に載って支持され、床パネル26の他の2つ角のうち一方(具体的に左前角)は左前脚ユニット21の上端に載って支持され、他方(具体的に左後ろ角)は脚ユニット21~24に支持されずに浮いている。
床パネル26の4つ角のうち左前角は、床パネル25に近位の角であって、床パネル27から遠位の角である。右前角は、床パネル25,27から遠位の角である。左後ろ角は、床パネル25,27に近位の角である。右後ろ角は、床パネル25から遠位の角であって、床パネル27に近位の角である。
なお、床パネル26は第二の床パネルに相当する。
・床パネル27
床パネル27の短辺が右前脚ユニット22、左後ろ脚ユニット23、右後ろ脚ユニット24の側板22c,23c,23d,24c,24dに対して平行になって、床パネル27が左後ろ脚ユニット23の上端と右前及び右後ろの脚ユニット22,24の上端との間に架け渡されている。床パネル27がビス等の接合材によって右前、左後ろ及び右後ろの脚ユニット22~24の上端に接合されている。
床パネル27の一方の短辺、つまり左短辺の片端の角が左後ろ脚ユニット23の上端に載って支持されている。具体的には、図8に示すように床パネル27の左後ろ角が左後ろ脚ユニット23の右の側板23dの上端に載って支持されている。床パネル27の左短辺の一部は左後ろ脚ユニット21の右の側板23dの上端に載って支持されている。
床パネル27の他方の短辺、つまり右短辺の片端の角が右前脚ユニット22の上端に載って支持され、もう片端の角が右後ろ脚ユニット24の上端に載って支持されている。具体的には、図11に示すように床パネル27の右前角が右前脚ユニット22の側板22cの上端に載って支持され、図10に示すように床パネル27の右後ろ角が右後ろ脚ユニット24の左の側板24cの上端に載って支持されている。床パネル27の右短辺の一部は右前及び右後ろの脚ユニット22,24の側板22c,24cの上端に載って支持されている。
以上のように、床パネル27の2つ角(具体的に右前角及び右後ろ角)はそれぞれ右前及び右後ろの脚ユニット22,24の上端に載って支持され、床パネル27の他の2つ角のうち一方(具体的に左後ろ角)は左後ろ脚ユニット23の上端に載って支持され、他方(具体的に左前角)は脚ユニット21~24に支持されずに浮いている。
床パネル27の4つ角のうち左前角は、床パネル25,26に近位の角である。右前角は、床パネル25から遠位の角であって、床パネル26に近位の角である。左後ろ角は、床パネル25に近位の角であって、床パネル26から遠位の角である。右後ろ角は、床パネル25,26から遠位の角である。
なお、床パネル27は第三の床パネルに相当する。
・床パネル28
床パネル28の一対の対辺が右前及び右後ろの脚ユニット22,24の背板22b,24bに対して平行になって、床パネル28が右前脚ユニット22の上端と右後ろ脚ユニット24の上端との間に架け渡されている。床パネル28がビス等の接合材によって右前及び右後ろの脚ユニット22,24の上端に接合されている。
床パネル28の前辺の全体及びその両端の角が右前脚ユニット22の上端に載って支持されている。具体的には、床パネル28の前辺の全体及びその両端の角が右前脚ユニット22の背板22bの上端に載って支持されている。
床パネル28の後ろ辺の全体及びその両端の角が右後ろ脚ユニット24の上端に載って支持されている。具体的には、床パネル28の後ろ辺の全体が右後ろ脚ユニット24の背板24bの上端に載って支持され、床パネル28の左後ろ角が右後ろ脚ユニット24の左の側板24cの上端に載って支持され、床パネル28の右後ろ角が右後ろ脚ユニット24の右の側板24dの上端に載って支持されている。
以上のように、床パネル28の2つ角(具体的に左前角及び右前角)は右前脚ユニット22の上端に載って支持され、床パネル28の他の2つ角(具体的に左後ろ角及び右後ろ角)は右後ろ脚ユニット24の上端に載って支持されている。
床パネル28の4つ角のうち左前及び左後ろの角は、床パネル27に近位の角であり、右前及び右後ろの角は、床パネル27から遠位の角である。
<2.3. 面材>
面材35~38は、床パネル25~28の凹状面にビス等の接合材によって貼り付けられて、床パネル25~28の框材及び補助桟材によって囲われた凹状の領域を覆う。
面材35~37は狭義の長方形に成している。面材36,37のサイズが互いに等しく、面材36,37の長辺及び短辺の長さは床パネル26,37の長辺及び短辺の長さにそれぞれ等しい。面材35の長辺及び短辺の長さは床パネル25の長辺及び短辺の長さにそれぞれ等しい。面材38は、正方形に成しているか、長辺と短辺がほぼ等しい狭義の長方形に成している。面材38の4辺は床パネル28の4辺にそれぞれ等しい。
<2.3.1. 面材の割付>
面材36の両方の短辺が面材37の両方の短辺にそれぞれ揃えられ、面材36,37の一方の長辺が互いに突き当てられている。面材36のもう一方の長辺が面材35の一方の短辺に揃えられ、面材37のもう一方の長辺が面材35の他方の短辺に揃えられ、面材35の一方の長辺が面材36,37の一方の短辺に突き当てられている。面材35の他方の長辺の一部が面材38の一辺に突き当てられ、その辺に直交する面材38の辺が面材35の短辺に揃えられている。
面材36,37の両長辺がそれぞれ前向き及び後ろ向きになって、面材36,37の両短辺がそれぞれ左向き及び右向きになって、これら面材36,37が割り付けられている。面材37は面材36の後ろに配置されている。面材35は面材36,37の配置されている。面材35の両長辺がそれぞれ左向き及び右向きにして、面材35の両短辺がそれぞれ前向き及び後ろ向きにして、面材35が割り付けられている。面材38は面材35の右に配置されている。
面材36は、床パネル25の右長辺及び床パネル26の左辺を左右に乗り越えるようにして、床パネル25の凹状面のうち前部分と、床パネル26の凹状面のうち左部分に貼り付けられている。面材36の一方の短辺、つまり左短辺が床パネル25の左長辺に揃えられている。面材36の一方の長辺、つまり前長辺が床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺に揃えられている。面材37は、床パネル25の右長辺及び床パネル27の左辺を左右に乗り越えるようにして、床パネル25の凹状面のうち後ろ部分と、床パネル27の凹状面のうち左部分に貼り付けられている。面材37の一方の短辺、つまり左短辺が床パネル25の左長辺に揃えられている。面材37の一方の短辺、つまり左短辺が床パネル25の左長辺に揃えられている。面材37の一方の長辺、つまり後ろ長辺が床パネル25の後ろ短辺及び床パネル27の後ろ長辺に揃えられている。
面材35は、床パネル26の後ろ長辺及び床パネル27の前長辺を前後に乗り越えるようにして、面材35は床パネル26,27の凹状面のうち右部分に貼り付けられている。面材35の前短辺は床パネル26の前長辺に揃えられ、面材35の後ろ短辺は床パネル27の後ろ長辺に揃えられ、面材35の右長辺が床パネル26,27の右短辺に揃えられている。
面材38は床パネル28の凹状面全体に貼り付けられ、面材38の四辺が床パネル28の四辺にそれぞれ揃えられている。
床パネル25のうち面材36が貼り付けられた領域は、床パネル26に近位の領域であって、床パネル27から遠位の領域である。床パネル25のうち面材37が貼り付けられた領域は、床パネル26から遠位の領域であって、床パネル27に近位の領域である。
床パネル26のうち面材36が貼り付けられた領域は、床パネル25に近位の領域である。床パネル26のうち面材35が貼り付けられた領域は、床パネル25から遠位の領域である。
床パネル27のうち面材37が貼り付けられた領域は、床パネル25に近位の領域である。床パネル27のうち面材35が貼り付けられた領域は、床パネル25から遠位の領域である。
なお、面材35が第一の面材に、面材36が第二の面材に、面材37が第三の面材に、面材38が第四の面材にそれぞれ相当する。
<2.4. フローリングシート>
フローリングシート40は、面材35~38に貼り付けられている。
<2.5. 階段ユニット及びチャイルドガード>
階段ユニット45は、右前脚ユニット22と並んで、床2に置かれるよう設置されている。具体的には、階段ユニット45は、右前脚ユニット22の側板22cの右且つ背板22bの前に配置されている。階段ユニット45は、側板22c及び背板22bに固定されている。階段ユニット45は、側板22c及び背板22bに対して着脱可能であってもよい。階段ユニット45は、床2から後方へ床パネル28の上に登り、床パネル28の上から前方へ床2に降りるためのストレート階段である。
扉47は、階段ユニット45の上に設けられている。扉47の右縁がヒンジ結合され、そのヒンジに内蔵されたバネ等によって閉じられ、閉じられた扉47は面材38及び床パネル28の前辺に沿って起立している。扉47は、ヒンジのバネ力に反して後ろへ開くことができる。
階段ユニット45の代わりに梯子ユニットが設けられてもよい。
<2.6. 2枚引き込み戸>
2枚引き込み戸50は、床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺の下においてこれら辺に沿って左右にスライドするよう設けられた上吊り戸である。具体的には、上吊りレール51が左右方向に延びるように床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺の端面に取り付けられて、2枚引き込み戸50の上端が上吊りレール51にスライド可能に取り付けられている。2枚引き込み戸50は、左にスライドされると開かれ、右にスライドされると閉じられる。2枚引き込み戸50が左にスライドされると、これら2枚引き込み戸50が左前脚ユニット21の前に重ねられる。そのため、左前脚ユニット21の各棚の開口が2枚引き込み戸50によって閉じられる。2枚引き込み戸50が右にスライドされると、2枚引き込み戸50の重なりが解消されるとともに、左前脚ユニット21と右前脚ユニット22の間に形成された出入り口が2枚引き込み戸50によって閉じられる。
上吊りレール51の前面に化粧材が貼り付けられている。
<2.7. 手摺りユニット>
手摺りユニット55は、面材35の前短辺及び面材36の前長辺に沿ってこれら面材35,36の上に設けられている。手摺りユニット55は収納棚でもある。
手摺りユニット55は、側板55a,55b、天板55c、棚板55d、上仕切り板55e、下仕切り板55f、上背板55g及び下背板55hを有する。
左の側板55aは、床パネル25の左長辺及び面材36の左短辺に沿って起立するよう面材36上に設けられている。この側板55aは、床パネル25の前短辺及び面材36の前長辺に寄って配置されている。
右の側板55bは、床パネル26の右短辺及び面材35の右長辺の前部に沿って起立するよう面材35上に設けられている。この側板55bは、面材35の前短辺に寄って配置されている。右の側板55bの前後長は左の側板55aの前後長よりも長く、右の側板55bは面材35の前短辺から面材38の前辺まで延びている。
天板55cは、側板55aの上端と側板55bの上端の間に架設されている。
棚板55dは、側板55aの上下方向中央部と側板55bの上下方向中央部の間に架設されている。棚板55dは、天板55cの下の空洞を上下に区切る。
上仕切り板55eは、天板55cと棚板55dの間の空洞において立てた状態に設けられ、その空洞を左右に区切る。上背板55gが上仕切り55eによって区切られた空洞の後ろ側を閉塞するように設けられ、これにより物をユニット家具10の前からこれら空洞に収納することができる。上背板55gが上仕切り55eによって区切られた空洞の前側を閉塞するように設けられてもよく、この場合、物を上の空間98からこれら空洞に収納することができる。上背板55gは、透明材又は不透明材からなる。
下仕切り板55fは、棚板55dの下の空洞において立てた状態に設けられ、その空洞を左右に区切る。下背板55hは、下仕切り板55fによって区切られた空洞の後ろ側を閉塞するように設けられ、これにより物をユニット家具10の前からこれら空洞に収納することができる。下背板55hが下仕切り55fによって区切られた空洞の前側を閉塞するように設けられてもよく、この場合、物を上の空間98からこれら空洞に収納することができる。下背板55hは、透明材又は不透明材からなる。
<3. 組立方法>
図13~図21を参照して、ユニット家具10の組立方法について説明する。
<3.1. 脚ユニットの配置及び階段ユニットの設置の工程>
図13に示すように、左前脚ユニット21を床2に立てるように置く。右前脚ユニット22を左前脚ユニット21から右に離して、その右前脚ユニット22を床2に立てるように置く。左後ろ脚ユニット23を左前脚ユニット21から後ろに離して、その左後ろ脚ユニット23を床2に立てるように置く。右後ろ脚ユニット24を左後ろ脚ユニット23から後ろに離して、その右後ろ脚ユニット24を床2に立てるように置く。これら脚ユニット21~24を配置する順番は問わない。
また、階段ユニット45を右前脚ユニット22の側板22cの右且つ背板22bの前に設置する。
<3.2. 化粧板の貼付工程>
図14に示すように、化粧板125を床パネル25にそれぞれビス留めする。同様に、化粧板126~128を床パネル26~28にそれぞれビス留めする。
このように化粧板125~128を床パネル25~28にそれぞれ貼り付ける作業は、後述のように床パネル25~28を脚ユニット21~24の上端の上に設置する作業の前に行える。そうすると、作業者が床パネル25~28の凹状面を上に向けるように床パネル25~28を置いて、化粧板125~128を床パネル25~28の凹状面の上にそれぞれ配置して、化粧板125~128の上から化粧板125~128を床パネル25~28にビス打ちできる。この際の作業者の姿勢は、腕を上げるような無理な姿勢ではなく、半屈みで自然な前傾姿勢であることから、作業者の負担が少ない。また、塵埃及び木屑等が化粧板125~128及び床パネル25~28から作業者の顔等にかかる可能性が非常に低い。なお、化粧板125~128を床パネル25~28にそれぞれ貼り付ける作業は、設置現場と工場のどちらで行ってもよい。
<3.3. 床パネルの割付工程>
図15に示すように、床パネル25~28の凹状面を上に向け、床パネル25~28の平坦面を下に向けて、これら床パネル25~28を脚ユニット21~24の上端に載せ置く。具体的には、次の通りである。
・床パネル25
床パネル25の短辺を左前及び左後ろの脚ユニット21,23の背板21b,23bに対して平行にして、床パネル25を左前脚ユニット21の上端と左後ろ脚ユニット23の上端との間に架け渡す。この際、床パネル25の後ろ短辺を左後ろ脚ユニット23の背板23bの上端に載せ、床パネル25の左長辺を左前及び左後ろの脚ユニット21,23の左の側板21c,23cの上端に載せ、床パネル25の右長辺を床パネル25の右長辺を左前及び左後ろの脚ユニット21,23の右の側板21d,23dの上端に載せ、床パネル25の左前角を左前脚ユニット21の左の側板21cの上端に載せ、床パネル25の右前角を左前脚ユニット21の右の側板21dの上端に載せ、床パネル25の左後ろ角を左後ろ脚ユニット23の左の側板23cの上端に載せ、床パネル25の右後ろ角を左後ろ脚ユニット23の右の側板23dの上端に載せる。これにより、床パネル25を左前脚ユニット21の上端と左後ろ脚ユニット23の上端との間に架け渡す。
・床パネル26
床パネル26の短辺を左前及び右前の脚ユニット21,22の側板21c,21d,22cに対して平行にして、床パネル26を左前脚ユニット21の上端と右前脚ユニット22の上端との間に架け渡す。この際、床パネル26の左短辺を左前脚ユニット21の側板21dの上端に載せ、床パネル26の右短辺を右前脚ユニット22の側板22cの上端に載せ、床パネル26の左前角を左前脚ユニット21の側板21dの上端に載せ、床パネル26の右前角及び右後ろ角を右前脚ユニット22の側板22cの上端に載せ、床パネル26の左後ろ角を宙に浮かせる。また、床パネル26の左短辺の端面を床パネル25の右長辺の端面に突き当てるとともに、床パネル26の前長辺の端面と床パネル25の前短辺の端面を面一に揃える。
・床パネル27
床パネル27の短辺を左後ろ及び右後ろの脚ユニット23,24の側板23c,23d,24c,24dに対して平行にして、床パネル27を左後ろ脚ユニット23の上端と右前及び右後ろの脚ユニット22,24の上端との間に架け渡す。この際、床パネル27の左短辺を左後ろ脚ユニット23の側板23dの上端に載せ、床パネル27の右短辺を右後ろ脚ユニット24の側板24cの上端に載せ、床パネル27の左後ろ角を左後ろ脚ユニット23の側板23dの上端に載せ、床パネル27の右前角を右前脚ユニット22の側板22dの上端に載せ、床パネル27の右後ろ角を右後ろ脚ユニット24の側板24cの上端に載せ、床パネル27の右前角を宙に浮かせる。また、床パネル27の左短辺の端面を床パネル25の右長辺の端面に突き当てるとともに、床パネル27の前長辺の端面を床パネル26の後ろ長辺の端面に突き当てる。また、床パネル27の後ろ長辺の端面と床パネル25の後ろ短辺の端面を面一に揃える。
・床パネル28
床パネル28の一対の対辺を右前及び右後ろの脚ユニット22,24の背板22b,24bに対して平行にして、床パネル28を右前脚ユニット22の上端と右後ろ脚ユニット24の上端との間に架け渡す。この際、床パネル28の前辺の全体及びその両端の角を右前脚ユニット22の背板22bの上端に載せ、床パネル28の後ろの辺の全体を右後ろ脚ユニット24の背板24bの上端に載せ、床パネル28の左後ろ角を右後ろ脚ユニット24の左の側板24cの上端に載せ、床パネル28の右後ろ角を右後ろ脚ユニット24の右の側板24dの上端に載せる。また、床パネル28の左辺の端面を床パネル27の右端面に突き当てる。
<3.4. 床パネルの固定工程>
図16に示すように、床パネル25~28の突き当てられた端面同士をビス等の接合材によって固定する。具体的には、床パネル25の右長辺の框材と床パネル26の左短辺の框材とにビスを打ち込んでこれらを固定し、床パネル25の右長辺の框材と床パネル27の左短辺の框材に打ち込んでこれらを固定し、床パネル26の後ろ長辺の框材と床パネル27の前短辺の框材にビスを打ち込んでこれらを固定し、床パネル27の右短辺の框材と床パネル28の左辺の框材にビスを打ち込んでこれらを固定する。このようなビス留めは簡単に行える。なぜなら、床パネル25~28の凹状面が上に向けられているため、作業者が床パネル25~28の上に乗った上で屈んで、ビス留めするためである。仮に床パネル25~28の凹状面が下に向けられているとしたら、作業者が中腰になって手を挙げてビス留めを行う必要があり、作業負担がある。
床パネル25~28をビス等の接合材によって脚ユニット21~24に固定する。具体的には、床パネル25の框材や補助桟材及び床パネル26の框材の上からビスを打ち込んで、床パネル25の框材や補助桟材及び床パネル26の框材を左前脚ユニット21の上端にビス留めする。また、床パネル25の框材や補助桟材及び床パネル27の框材にビスを打ち込んで、床パネル25の框材や補助桟材及び床パネル27の框材を左後ろ脚ユニット23にビス留めする。また、床パネル26及び床パネル27の框材にビスを打ち込んで、床パネル26及び床パネル27の框材を右前脚ユニット22にビス留めする。また、床パネル27及び床パネル28の框材にビスを打ち込んで、床パネル27及び床パネル28の框材を右後ろ脚ユニット24にビス留めする。
<3.5. 上吊りレール及び2枚引き込み戸の取付工程>
図17及び図18に示すように、上吊りレール51を床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺の端面に取り付け、2枚引き込み戸50の上端を上吊りレール51にスライド可能に取り付ける。なお、以後の図面では、2枚引き込み戸50の図示を省略することによって、右前の脚ユニット21を隠れないようにする。
<3.6. 面材の割付及び固定工程>
図19及び図20に示すように、面材35~38を床パネル25~28の凹状面に割り付けて、面材35~38を床パネル25~28に固定する。例えば、以下の通りである。
・面材38の貼付
床パネル28の凹状面を面材38によって覆って、面材38の四辺を床パネル28の四辺に揃える。そして、ビスを面材38の上から面材38及び床パネル28に打ち込む。
・面材35の貼付
床パネル26,27の右領域を面材35によって覆って、面材35の前後の短辺を床パネル26の前長辺及び床パネル27の後ろ長辺にそれぞれ揃えるとともに、面材35の右短辺を床パネル26,27の右長辺に揃える。そして、ビスを面材35の上から面材35及び床パネル26,27に打ち込む。
・面材36の貼付
床パネル25の前領域及び床パネル26の左領域を面材36によって覆って、面材36の左短辺を床パネル25の左長辺に揃えるとともに、面材36の前長辺を床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺に揃える。そして、ビスを面材36の上から面材36及び床パネル25,26に打ち込む。
・面材37の貼付
床パネル25の後ろ領域及び床パネル27の左領域を面材37によって覆って、面材37の左短辺を床パネル25の左長辺に揃えるとともに、面材37の後ろ長辺を床パネル25の後ろ短辺及び床パネル27の後ろ長辺に揃える。そして、ビスを面材37の上から面材37及び床パネル25,27に打ち込む。
<3.7. フローリングシートの敷設及び化粧板の設置工程>
図21に示すように、フローリングシート40を面材35~38に敷設する。また、化粧板99を床パネル25及び床パネル26の前辺の端面、床パネル26の右辺の端面及び床パネル28の前辺の端面にそれぞれ貼り付ける。
<3.8. 手摺りユニットの設置工程>
手摺りユニット55を面材35及び面材36の前辺に沿わせるようにして、手摺りユニット55をフローリングシート40の上に設置する。
<3.9. 扉の設置工程>
閉じた扉47を面材38及び床パネル28の前辺に沿わせて起立させるように、その扉47を階段ユニット45の上の床パネル28及び面材38上に設置する。
<4. 有利な技術的効果>
(1) 床パネル25~28の凹状の面が上に向けられているため、床パネル25~28の隣同士の接合作業の際、及び、床パネル25~28と脚ユニット21~24の接合作業の際、作業者が床パネル25~28の上において屈んだ姿勢で作業を行えるため、その接合作業が容易である。
(2) 化粧板125が床パネル25と脚ユニット21,23の間に挟まれるため、化粧板125が床パネル25に貼り付けられる強度が弱くても、化粧板125が床パネル25から離脱しない。そのため、化粧板125を床パネル25に固定するビスの数が少なくても済み、化粧板125の見栄えが良い。化粧板126~128についても同様である。
(3) 床パネル25~28を脚ユニット21~24の上端の上に設置する作業の前に、化粧板125~128を床パネル25~28にそれぞれ貼り付けることから、その際の床パネル25~28の向きは自由である。そのため、作業者は、設置現場又は工場にて床パネル25~28の凹状面を上に向けるように床パネル25~28を置き、半屈みの自然な前傾姿勢で、化粧板125~128の上から化粧板125~128を床パネル25~28にビス打ちできる。よって、作業負担が少ない上、作業の安全性が高い。また、化粧板125~128及び床パネル25~28等で発生する木屑等が作業者の顔等にかかる可能性が非常に低い。
(4) 化粧板125を床パネル25に留めるビスの少なくとも一つがその床パネル25を支持する脚ユニット21,23の上端に重なる位置に打ち込まれている。よって、そのようなビスが脚ユニット21,23によって隠れる。よって、化粧板125の意匠性が良い。化粧板126~128についても同様である。
(5) 床パネル26,27が三点支持されるため、床パネル25~27を脚ユニット21~24の上端に取り付ける際に、脚ユニット21~24とは別に資材を準備してこの資材によって床パネル25~27を下から支持する必要がなくなる。よって、床パネル25~27の下の空間97を広く取ることができる。
(6) 床パネル26の左後ろの角及び床パネル27の左前の角が宙に浮いているため、床パネル25~27の下の空間97を広く取ることができる。
(7) 面材35がビスによって床パネル26,27に貼り付けられているため、床パネル26,27同士の接合強度が高まる。面材36がビスによって床パネル25,26に貼り付けられているため、床パネル25,26同士の接合強度が高まる。面材37がビスによって床パネル25,27に貼り付けられているため、床パネル25,27同士の接合強度が高まる。よって、床パネル26の左後ろ及び床パネル27の左前の角が宙に浮いていても、それら角の沈下が確実に抑制される。
<5. 変形例1>
左前の脚ユニット21の側板21c,21dの前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル26の左後ろの角と床パネル27の左前の角が脚ユニット21の側板21dの上端に載って固定されてもよい。この場合、右前の脚ユニット22の側板21cの前後長が上記実施形態の場合よりも短く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が宙に浮いており、床パネル28の前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル28の前辺が脚ユニット22の背板22bの上端に載って固定されている。
<6. 変形例2>
左後ろの脚ユニット23の側板23dの前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル26の左後ろの角と床パネル27の左前の角が脚ユニット23の側板23dの上端に載って固定されてもよい。この場合、右前の脚ユニット22の側板21cの前後長が上記実施形態の場合よりも短く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が宙に浮いており、床パネル28の前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル28の前辺が脚ユニット22の背板22bの上端に載って固定されている。また、この場合、左後ろの脚ユニット23が第一の脚ユニットに、左前の脚ユニット21が第二の脚ユニットに、右後ろの脚ユニット24が第三の脚ユニットに、右前の脚ユニット22が第四の脚ユニットに、床パネル25が第一の床パネルに、床パネル27が第二の床パネルに、床パネル26が第三の床パネルに、床パネル28が第四の床パネルに、面材35が第一の面材に、面材37が第二の面材に、面材36が第三の面材に、面材38が第四の面材にそれぞれ相当する。
<7. 変形例3>
右後ろの脚ユニット24の側板24cの前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が脚ユニット24の側板24cの上端に載って固定されてもよい。この場合、右前の脚ユニット22の側板21cの前後長が上記実施形態の場合よりも短く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が宙に浮いており、床パネル28の前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル28の前辺が脚ユニット22の背板22bの上端に載って固定されている。また、この場合、左後ろの脚ユニット23が第一の脚ユニットに、左前の脚ユニット21が第二の脚ユニットに、右後ろの脚ユニット24が第三の脚ユニットに、右前の脚ユニット22が第四の脚ユニットに、床パネル25が第一の床パネルに、床パネル27が第二の床パネルに、床パネル26が第三の床パネルに、床パネル28が第四の床パネルに、面材35が第一の面材に、面材37が第二の面材に、面材36が第三の面材に、面材38が第四の面材にそれぞれ相当する。
10 ユニット家具
21,22,23,24 脚ユニット
25,26,27,28 床パネル
35,36,37,38 面材
125,126,127,128 化粧板
請求項1に係る発明によれば、例えば図1~図5に示すように、
部屋1の床2に置かれるユニット家具10が、
前記床2に立てた状態に置かれる複数の脚ユニット21~24と、
一方の面が凹状に設けられ、他方の面が平坦に設けられる複数の床パネル25~28と、を備え、
前記床パネル25~28は、上又は下から見て框材25a,25bが矩形状に組まれてなる矩形枠と、前記矩形枠の下面に貼り付けられる平坦な面材25dと、前記矩形枠の全周に亘って前記矩形枠によって囲われるとともに前記面材25dを底とした凹部と、を有し、
前記床パネル25~28は前記脚ユニット21~24の上端の間に架け渡されるとともに、敷き詰められるよう割り付けられ、
前記床パネル25~28は凹状の前記一方の面を上に向け且つ平坦な前記他方の面を下に向けて、前記脚ユニット21~24の上端に載せられて固定されている。
請求項7に係る発明によれば、
請求項6に記載のユニット家具10において、
前記第二面材35~37が、前記床パネル25~27が互いに突き当てられた箇所を乗り越えて、互いに突き当てられた前記床パネル25~27の凹状の前記一方の面に貼り付けられている。
請求項7に係る発明によれば、互いに突き当てられた床パネル25~27同士の接合強度が第二面材35~37によって高まる。

Claims (7)

  1. 部屋の床に置かれるユニット家具において、
    前記床に立てた状態に置かれる複数の脚ユニットと、
    一方の面が凹状に設けられ、他方の面が平坦に設けられる複数の床パネルと、を備え、
    前記床パネルは前記脚ユニットの上端の間に架け渡されるとともに、敷き詰められるよう割り付けられ、
    前記床パネルは凹状の前記一方の面を上に向け且つ平坦な前記他方の面を下に向けて、前記脚ユニットの上端に載せられて固定されている
    ことを特徴とするユニット家具。
  2. 請求項1に記載のユニット家具において、
    前記床パネルの平坦な前記他方の面にそれぞれ貼り付けられる複数の化粧板を更に備え、
    前記床パネルは前記化粧板の上から前記脚ユニットの上端に載せられて固定されている
    ことを特徴とするユニット家具。
  3. 請求項2に記載のユニット家具において、
    前記化粧板が前記脚ユニットの上端に載せられる位置において前記床パネルにビス留めされている
    ことを特徴とするユニット家具。
  4. 請求項1に記載のユニット家具において、
    互いに突き当てられた前記床パネル同士が前記一方の面の凹状の内側からビス留めされている
    ことを特徴とするユニット家具。
  5. 請求項1に記載のユニット家具において、
    前記床パネルはその上から前記脚ユニットの上端にビス留めされている
    ことを特徴とするユニット家具。
  6. 請求項1に記載のユニット家具において、
    凹状の前記一方の面に貼り付けられて前記複数の床パネル上に敷き詰められた複数の面材を更に備える
    ことを特徴とするユニット家具。
  7. 請求項6に記載のユニット家具において、
    前記面材が、前記床パネルが互いに突き当てられた箇所を乗り越えて、互いに突き当てられた前記床パネルの凹状の前記一方の面に貼り付けられている
    ことを特徴とするユニット家具。
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