JP2023182913A - ユニット家具 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1のユニット家具は、上階の床ユニット(つまり、下階の天井ユニット)、床ユニットの下面に対して立った状態に取り付けられた複数の柱ユニット及び複数の壁面ユニットと、建物の床と床ユニットとの間を昇降可能とする昇降手段と、を備えている。そして、床ユニットの上下の空間は、それぞれ人の立ち入りや起居が可能となっている。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、複数の床パネルの設置を容易に行えるようにすることを目的とする。
部屋1の床2に置かれるユニット家具10が、
前記床2に立てた状態に置かれる複数の脚ユニット21~24と、
一方の面が凹状に設けられ、他方の面が平坦に設けられる複数の床パネル25~28と、を備え、
前記床パネル25~28は前記脚ユニット21~24の上端の間に架け渡されるとともに、敷き詰められるよう割り付けられ、
前記床パネル25~28は凹状の前記一方の面を上に向け且つ平坦な前記他方の面を下に向けて、前記脚ユニット21~24の上端に載せられて固定されている。
請求項1に記載のユニット家具10が、
前記床パネル25~28の平坦な前記他方の面にそれぞれ貼り付けられる複数の化粧板125~128を更に備え、
前記床パネル25~28は前記化粧板125~128の上から前記脚ユニット21~24の上端に載せられて固定されている。
また、床パネル25~28を脚ユニット21~24の上端の間に架け渡す作業の前に、必然的に、化粧板125~128を床パネル25~28の平坦な他方の面にそれぞれ貼り付けなければならない。そうすると、化粧板125~128を床パネル25~28の平坦な他方の面にそれぞれ貼り付ける作業の際には、床パネル25~28の向きを気にしなくても済む。よって、床パネル25~28の凹状の一方の面を上に向けて、化粧板125~128を床パネル25~28の平坦な他方の面の上にそれぞれ配置して、化粧板125~128の上から例えばビス打ちをすることによって化粧板125~128を床パネル25~28にそれぞれ貼り付ける作業を行える。化粧板125~128の上において化粧板125~128を床パネル25~28にそれぞれ貼り付ける作業の際の作業者の姿勢は、腕を上げるような無理な姿勢ではなく、自然な姿勢であることから、作業者の負担が少ない。その作業は床等の低所における作業であることから、その作業の安全性が高い。化粧板125~128及び床パネル25~28の上における作業は、塵埃及び木屑等が化粧板125~128及び床パネル25~28から作業者の顔等にかかる可能性の低減に繋がる。
請求項2に記載のユニット家具10において、
前記化粧板125~128が前記脚ユニット21~24の上端に載せられる位置において前記床パネル25~28にビス留めされている。
請求項1に記載のユニット家具10において、
互いに突き当てられた前記床パネル25~28同士が前記一方の面の凹状の内側からビス留めされている。
請求項1に記載のユニット家具10において、
前記床パネルはその上から前記脚ユニットの上端にビス留めされている。
請求項1に記載のユニット家具10が、
凹状の前記一方の面に貼り付けられて前記複数の床パネル25~28上に敷き詰められた複数の面材35~38を更に備える。
請求項6に記載のユニット家具10において、
前記面材35~37が、前記床パネル25~27が互いに突き当てられた箇所を乗り越えて、互いに突き当てられた前記床パネル25~27の凹状の前記一方の面に貼り付けられている。
<1.1. 概要>
図1は、部屋1に設置されたユニット家具10の斜視図である。図2は、ユニット家具10の正面図である。図3は、ユニット家具10の上面図である。図4及び図5は、ユニット家具10の分解斜視図である。
ユニット家具10は、住宅等の建物の内側に設けられた部屋1に据え置かれた状態に設置される。部屋1は、少なくとも床2、天井及び壁4~6によって部屋1の外から仕切られている。壁4~6の以外の1又は複数の壁が部屋1の周囲に設けられ、部屋1がその壁によって仕切られてもよい。
ユニット家具10は、建物に対して固定されずに、設置場所の床上に据え置かれて床に接触している。つまり、このユニット家具10は、固定具、接着剤又は粘着材等の接合材によって建物に機械的に接合されているわけでもなく、建物に対して造り付けられているわけでもない。ユニット家具10が設置される建物の構造も特に限定されず、建物は木造、鉄骨造、RC造又はSRC造であり、建物の構築工法も軸組工法、壁式工法、ラーメン工法、プレハブ工法、RC工法及びSRC工法の何れかに限るものでもない。ユニット家具10が建物に接合されることを要しないため、建物の構造及び工法が、ユニット家具10を建物に設置するのに相応しいか否かを考慮する必要がない。
ユニット家具10は、脚ユニット21~24、床パネル25~28、化粧板125~128、面材35~38、フローリングシート40、階段ユニット45、扉47、2枚引き込み戸50及び手摺りユニット55を備える。以下、これらの構成要素について詳細に説明する。
脚ユニット21は、ユニット家具10の左前の脚を成す。脚ユニット22は、ユニット家具10の右前の脚を成す。脚ユニット23は、ユニット家具10の左後ろの脚を成す。脚ユニット24は、ユニット家具10の右後ろの脚を成す。これら脚ユニット21~24は高さが互いに等しい。脚ユニット21~24の高さは0.8~1.4mである。
左前脚ユニット21は、床2上に立てられている。左前脚ユニット21は、収納家具、具体的にはシェルフでもある。左前脚ユニット21は、底板21a、背板21b、一対の側板21c,21d及び複数の棚板21eを有する。
右前脚ユニット22は、左前脚ユニット21から右に離れて、床2上に立てられている。右前脚ユニット22は、矩形状の背板22b及び側板22cを有する。なお、本明細書において“矩形”とは、広義の長方形を意味し、狭義の長方形及び正方形を含む意である。狭義の長方形とは、一方の対辺が他方の対辺に等しくない長方形のことをいう。
左後ろ脚ユニット23は、左前脚ユニット21から後ろに離れて、床2上に立てられている。左後ろ脚ユニット23は、背板23b及び側板23c,23dを有する。
右後ろ脚ユニット24は、右前脚ユニット22から後ろに離れて、床2上に立てられている。右後ろ脚ユニット24は、背板24b及び側板24c,24dを有する。
背板24bは、右前脚ユニット22の背板22bに対して平行となるように床2上に立て置かれる。背板24bは、右前脚ユニット22の背板22bから後ろに離れて、その背板22bに対して互いに平行に対向する。前後方向における背板24bの位置は、前後方向における左後ろ脚ユニット23の背板23bの位置に揃っている。
床パネル25~28は、建築用構造躯体によって構成されている。具体的には、床パネル25~28は、いわゆる木質パネル接着工法に用いられる木質の建築用パネルによって構成されている。そのため、床パネル25~27は、ユニット家具10が据え置かれる建物の構成要素たる構造躯体と遜色ない構造的強度を有する。
これら床パネル25~28は、凹状面を上に向け且つ平坦面を下に向けた状態で、脚ユニット21~24の上端に取り付けられている。これら床パネル25~28の平坦面は互いに面一とされている。
床パネル25の短辺が左前及び左後ろの脚ユニット21,23の背板21b,23bに対して平行になって、床パネル25が左前脚ユニット21の上端と左後ろ脚ユニット23の上端との間に架け渡されている。床パネル25がビス等の接合材によって左前及び左後ろの脚ユニット21,23の上端に接合されている。
床パネル26の短辺が左前及び右前の脚ユニット21,22の側板21c,21d,22cに対して平行になって、床パネル26が左前脚ユニット21の上端と右前脚ユニット22の上端との間に架け渡されている。床パネル26がビス等の接合材によって左前脚ユニット21及び右前脚ユニット22の上端に接合されている。
床パネル27の短辺が右前脚ユニット22、左後ろ脚ユニット23、右後ろ脚ユニット24の側板22c,23c,23d,24c,24dに対して平行になって、床パネル27が左後ろ脚ユニット23の上端と右前及び右後ろの脚ユニット22,24の上端との間に架け渡されている。床パネル27がビス等の接合材によって右前、左後ろ及び右後ろの脚ユニット22~24の上端に接合されている。
床パネル28の一対の対辺が右前及び右後ろの脚ユニット22,24の背板22b,24bに対して平行になって、床パネル28が右前脚ユニット22の上端と右後ろ脚ユニット24の上端との間に架け渡されている。床パネル28がビス等の接合材によって右前及び右後ろの脚ユニット22,24の上端に接合されている。
面材35~38は、床パネル25~28の凹状面にビス等の接合材によって貼り付けられて、床パネル25~28の框材及び補助桟材によって囲われた凹状の領域を覆う。
面材36の両方の短辺が面材37の両方の短辺にそれぞれ揃えられ、面材36,37の一方の長辺が互いに突き当てられている。面材36のもう一方の長辺が面材35の一方の短辺に揃えられ、面材37のもう一方の長辺が面材35の他方の短辺に揃えられ、面材35の一方の長辺が面材36,37の一方の短辺に突き当てられている。面材35の他方の長辺の一部が面材38の一辺に突き当てられ、その辺に直交する面材38の辺が面材35の短辺に揃えられている。
フローリングシート40は、面材35~38に貼り付けられている。
階段ユニット45は、右前脚ユニット22と並んで、床2に置かれるよう設置されている。具体的には、階段ユニット45は、右前脚ユニット22の側板22cの右且つ背板22bの前に配置されている。階段ユニット45は、側板22c及び背板22bに固定されている。階段ユニット45は、側板22c及び背板22bに対して着脱可能であってもよい。階段ユニット45は、床2から後方へ床パネル28の上に登り、床パネル28の上から前方へ床2に降りるためのストレート階段である。
2枚引き込み戸50は、床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺の下においてこれら辺に沿って左右にスライドするよう設けられた上吊り戸である。具体的には、上吊りレール51が左右方向に延びるように床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺の端面に取り付けられて、2枚引き込み戸50の上端が上吊りレール51にスライド可能に取り付けられている。2枚引き込み戸50は、左にスライドされると開かれ、右にスライドされると閉じられる。2枚引き込み戸50が左にスライドされると、これら2枚引き込み戸50が左前脚ユニット21の前に重ねられる。そのため、左前脚ユニット21の各棚の開口が2枚引き込み戸50によって閉じられる。2枚引き込み戸50が右にスライドされると、2枚引き込み戸50の重なりが解消されるとともに、左前脚ユニット21と右前脚ユニット22の間に形成された出入り口が2枚引き込み戸50によって閉じられる。
手摺りユニット55は、面材35の前短辺及び面材36の前長辺に沿ってこれら面材35,36の上に設けられている。手摺りユニット55は収納棚でもある。
棚板55dは、側板55aの上下方向中央部と側板55bの上下方向中央部の間に架設されている。棚板55dは、天板55cの下の空洞を上下に区切る。
図13~図21を参照して、ユニット家具10の組立方法について説明する。
図13に示すように、左前脚ユニット21を床2に立てるように置く。右前脚ユニット22を左前脚ユニット21から右に離して、その右前脚ユニット22を床2に立てるように置く。左後ろ脚ユニット23を左前脚ユニット21から後ろに離して、その左後ろ脚ユニット23を床2に立てるように置く。右後ろ脚ユニット24を左後ろ脚ユニット23から後ろに離して、その右後ろ脚ユニット24を床2に立てるように置く。これら脚ユニット21~24を配置する順番は問わない。
図14に示すように、化粧板125を床パネル25にそれぞれビス留めする。同様に、化粧板126~128を床パネル26~28にそれぞれビス留めする。
図15に示すように、床パネル25~28の凹状面を上に向け、床パネル25~28の平坦面を下に向けて、これら床パネル25~28を脚ユニット21~24の上端に載せ置く。具体的には、次の通りである。
床パネル25の短辺を左前及び左後ろの脚ユニット21,23の背板21b,23bに対して平行にして、床パネル25を左前脚ユニット21の上端と左後ろ脚ユニット23の上端との間に架け渡す。この際、床パネル25の後ろ短辺を左後ろ脚ユニット23の背板23bの上端に載せ、床パネル25の左長辺を左前及び左後ろの脚ユニット21,23の左の側板21c,23cの上端に載せ、床パネル25の右長辺を床パネル25の右長辺を左前及び左後ろの脚ユニット21,23の右の側板21d,23dの上端に載せ、床パネル25の左前角を左前脚ユニット21の左の側板21cの上端に載せ、床パネル25の右前角を左前脚ユニット21の右の側板21dの上端に載せ、床パネル25の左後ろ角を左後ろ脚ユニット23の左の側板23cの上端に載せ、床パネル25の右後ろ角を左後ろ脚ユニット23の右の側板23dの上端に載せる。これにより、床パネル25を左前脚ユニット21の上端と左後ろ脚ユニット23の上端との間に架け渡す。
床パネル26の短辺を左前及び右前の脚ユニット21,22の側板21c,21d,22cに対して平行にして、床パネル26を左前脚ユニット21の上端と右前脚ユニット22の上端との間に架け渡す。この際、床パネル26の左短辺を左前脚ユニット21の側板21dの上端に載せ、床パネル26の右短辺を右前脚ユニット22の側板22cの上端に載せ、床パネル26の左前角を左前脚ユニット21の側板21dの上端に載せ、床パネル26の右前角及び右後ろ角を右前脚ユニット22の側板22cの上端に載せ、床パネル26の左後ろ角を宙に浮かせる。また、床パネル26の左短辺の端面を床パネル25の右長辺の端面に突き当てるとともに、床パネル26の前長辺の端面と床パネル25の前短辺の端面を面一に揃える。
床パネル27の短辺を左後ろ及び右後ろの脚ユニット23,24の側板23c,23d,24c,24dに対して平行にして、床パネル27を左後ろ脚ユニット23の上端と右前及び右後ろの脚ユニット22,24の上端との間に架け渡す。この際、床パネル27の左短辺を左後ろ脚ユニット23の側板23dの上端に載せ、床パネル27の右短辺を右後ろ脚ユニット24の側板24cの上端に載せ、床パネル27の左後ろ角を左後ろ脚ユニット23の側板23dの上端に載せ、床パネル27の右前角を右前脚ユニット22の側板22dの上端に載せ、床パネル27の右後ろ角を右後ろ脚ユニット24の側板24cの上端に載せ、床パネル27の右前角を宙に浮かせる。また、床パネル27の左短辺の端面を床パネル25の右長辺の端面に突き当てるとともに、床パネル27の前長辺の端面を床パネル26の後ろ長辺の端面に突き当てる。また、床パネル27の後ろ長辺の端面と床パネル25の後ろ短辺の端面を面一に揃える。
床パネル28の一対の対辺を右前及び右後ろの脚ユニット22,24の背板22b,24bに対して平行にして、床パネル28を右前脚ユニット22の上端と右後ろ脚ユニット24の上端との間に架け渡す。この際、床パネル28の前辺の全体及びその両端の角を右前脚ユニット22の背板22bの上端に載せ、床パネル28の後ろの辺の全体を右後ろ脚ユニット24の背板24bの上端に載せ、床パネル28の左後ろ角を右後ろ脚ユニット24の左の側板24cの上端に載せ、床パネル28の右後ろ角を右後ろ脚ユニット24の右の側板24dの上端に載せる。また、床パネル28の左辺の端面を床パネル27の右端面に突き当てる。
図16に示すように、床パネル25~28の突き当てられた端面同士をビス等の接合材によって固定する。具体的には、床パネル25の右長辺の框材と床パネル26の左短辺の框材とにビスを打ち込んでこれらを固定し、床パネル25の右長辺の框材と床パネル27の左短辺の框材に打ち込んでこれらを固定し、床パネル26の後ろ長辺の框材と床パネル27の前短辺の框材にビスを打ち込んでこれらを固定し、床パネル27の右短辺の框材と床パネル28の左辺の框材にビスを打ち込んでこれらを固定する。このようなビス留めは簡単に行える。なぜなら、床パネル25~28の凹状面が上に向けられているため、作業者が床パネル25~28の上に乗った上で屈んで、ビス留めするためである。仮に床パネル25~28の凹状面が下に向けられているとしたら、作業者が中腰になって手を挙げてビス留めを行う必要があり、作業負担がある。
図17及び図18に示すように、上吊りレール51を床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺の端面に取り付け、2枚引き込み戸50の上端を上吊りレール51にスライド可能に取り付ける。なお、以後の図面では、2枚引き込み戸50の図示を省略することによって、右前の脚ユニット21を隠れないようにする。
図19及び図20に示すように、面材35~38を床パネル25~28の凹状面に割り付けて、面材35~38を床パネル25~28に固定する。例えば、以下の通りである。
床パネル28の凹状面を面材38によって覆って、面材38の四辺を床パネル28の四辺に揃える。そして、ビスを面材38の上から面材38及び床パネル28に打ち込む。
床パネル26,27の右領域を面材35によって覆って、面材35の前後の短辺を床パネル26の前長辺及び床パネル27の後ろ長辺にそれぞれ揃えるとともに、面材35の右短辺を床パネル26,27の右長辺に揃える。そして、ビスを面材35の上から面材35及び床パネル26,27に打ち込む。
床パネル25の前領域及び床パネル26の左領域を面材36によって覆って、面材36の左短辺を床パネル25の左長辺に揃えるとともに、面材36の前長辺を床パネル25の前短辺及び床パネル26の前長辺に揃える。そして、ビスを面材36の上から面材36及び床パネル25,26に打ち込む。
床パネル25の後ろ領域及び床パネル27の左領域を面材37によって覆って、面材37の左短辺を床パネル25の左長辺に揃えるとともに、面材37の後ろ長辺を床パネル25の後ろ短辺及び床パネル27の後ろ長辺に揃える。そして、ビスを面材37の上から面材37及び床パネル25,27に打ち込む。
図21に示すように、フローリングシート40を面材35~38に敷設する。また、化粧板99を床パネル25及び床パネル26の前辺の端面、床パネル26の右辺の端面及び床パネル28の前辺の端面にそれぞれ貼り付ける。
手摺りユニット55を面材35及び面材36の前辺に沿わせるようにして、手摺りユニット55をフローリングシート40の上に設置する。
閉じた扉47を面材38及び床パネル28の前辺に沿わせて起立させるように、その扉47を階段ユニット45の上の床パネル28及び面材38上に設置する。
(1) 床パネル25~28の凹状の面が上に向けられているため、床パネル25~28の隣同士の接合作業の際、及び、床パネル25~28と脚ユニット21~24の接合作業の際、作業者が床パネル25~28の上において屈んだ姿勢で作業を行えるため、その接合作業が容易である。
左前の脚ユニット21の側板21c,21dの前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル26の左後ろの角と床パネル27の左前の角が脚ユニット21の側板21dの上端に載って固定されてもよい。この場合、右前の脚ユニット22の側板21cの前後長が上記実施形態の場合よりも短く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が宙に浮いており、床パネル28の前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル28の前辺が脚ユニット22の背板22bの上端に載って固定されている。
左後ろの脚ユニット23の側板23dの前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル26の左後ろの角と床パネル27の左前の角が脚ユニット23の側板23dの上端に載って固定されてもよい。この場合、右前の脚ユニット22の側板21cの前後長が上記実施形態の場合よりも短く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が宙に浮いており、床パネル28の前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル28の前辺が脚ユニット22の背板22bの上端に載って固定されている。また、この場合、左後ろの脚ユニット23が第一の脚ユニットに、左前の脚ユニット21が第二の脚ユニットに、右後ろの脚ユニット24が第三の脚ユニットに、右前の脚ユニット22が第四の脚ユニットに、床パネル25が第一の床パネルに、床パネル27が第二の床パネルに、床パネル26が第三の床パネルに、床パネル28が第四の床パネルに、面材35が第一の面材に、面材37が第二の面材に、面材36が第三の面材に、面材38が第四の面材にそれぞれ相当する。
右後ろの脚ユニット24の側板24cの前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が脚ユニット24の側板24cの上端に載って固定されてもよい。この場合、右前の脚ユニット22の側板21cの前後長が上記実施形態の場合よりも短く、床パネル26の右後ろの角と床パネル27の右前の角が宙に浮いており、床パネル28の前後長が上記実施形態の場合よりも長く、床パネル28の前辺が脚ユニット22の背板22bの上端に載って固定されている。また、この場合、左後ろの脚ユニット23が第一の脚ユニットに、左前の脚ユニット21が第二の脚ユニットに、右後ろの脚ユニット24が第三の脚ユニットに、右前の脚ユニット22が第四の脚ユニットに、床パネル25が第一の床パネルに、床パネル27が第二の床パネルに、床パネル26が第三の床パネルに、床パネル28が第四の床パネルに、面材35が第一の面材に、面材37が第二の面材に、面材36が第三の面材に、面材38が第四の面材にそれぞれ相当する。
21,22,23,24 脚ユニット
25,26,27,28 床パネル
35,36,37,38 面材
125,126,127,128 化粧板
部屋1の床2に置かれるユニット家具10が、
前記床2に立てた状態に置かれる複数の脚ユニット21~24と、
一方の面が凹状に設けられ、他方の面が平坦に設けられる複数の床パネル25~28と、を備え、
前記床パネル25~28は、上又は下から見て框材25a,25bが矩形状に組まれてなる矩形枠と、前記矩形枠の下面に貼り付けられる平坦な面材25dと、前記矩形枠の全周に亘って前記矩形枠によって囲われるとともに前記面材25dを底とした凹部と、を有し、
前記床パネル25~28は前記脚ユニット21~24の上端の間に架け渡されるとともに、敷き詰められるよう割り付けられ、
前記床パネル25~28は凹状の前記一方の面を上に向け且つ平坦な前記他方の面を下に向けて、前記脚ユニット21~24の上端に載せられて固定されている。
請求項6に記載のユニット家具10において、
前記第二面材35~37が、前記床パネル25~27が互いに突き当てられた箇所を乗り越えて、互いに突き当てられた前記床パネル25~27の凹状の前記一方の面に貼り付けられている。
Claims (7)
- 部屋の床に置かれるユニット家具において、
前記床に立てた状態に置かれる複数の脚ユニットと、
一方の面が凹状に設けられ、他方の面が平坦に設けられる複数の床パネルと、を備え、
前記床パネルは前記脚ユニットの上端の間に架け渡されるとともに、敷き詰められるよう割り付けられ、
前記床パネルは凹状の前記一方の面を上に向け且つ平坦な前記他方の面を下に向けて、前記脚ユニットの上端に載せられて固定されている
ことを特徴とするユニット家具。 - 請求項1に記載のユニット家具において、
前記床パネルの平坦な前記他方の面にそれぞれ貼り付けられる複数の化粧板を更に備え、
前記床パネルは前記化粧板の上から前記脚ユニットの上端に載せられて固定されている
ことを特徴とするユニット家具。 - 請求項2に記載のユニット家具において、
前記化粧板が前記脚ユニットの上端に載せられる位置において前記床パネルにビス留めされている
ことを特徴とするユニット家具。 - 請求項1に記載のユニット家具において、
互いに突き当てられた前記床パネル同士が前記一方の面の凹状の内側からビス留めされている
ことを特徴とするユニット家具。 - 請求項1に記載のユニット家具において、
前記床パネルはその上から前記脚ユニットの上端にビス留めされている
ことを特徴とするユニット家具。 - 請求項1に記載のユニット家具において、
凹状の前記一方の面に貼り付けられて前記複数の床パネル上に敷き詰められた複数の面材を更に備える
ことを特徴とするユニット家具。 - 請求項6に記載のユニット家具において、
前記面材が、前記床パネルが互いに突き当てられた箇所を乗り越えて、互いに突き当てられた前記床パネルの凹状の前記一方の面に貼り付けられている
ことを特徴とするユニット家具。
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