JP2022180798A - ユニット家具 - Google Patents

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JP2022180798A JP2021087494A JP2021087494A JP2022180798A JP 2022180798 A JP2022180798 A JP 2022180798A JP 2021087494 A JP2021087494 A JP 2021087494A JP 2021087494 A JP2021087494 A JP 2021087494A JP 2022180798 A JP2022180798 A JP 2022180798A
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直樹 富田
Naoki Tomita
昌也 荒川
Masaya Arakawa
政揮 仁木
Masaki Niki
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Abstract

【課題】階段を構成する部品点数を極力減らし、階段の組み立てを容易に行えるようにする。【解決手段】部屋1に据え置かれて設けられるユニット家具10が、床2の一部の上方に配置される床ユニット11と、床2上に設置されて床ユニット11を支持する複数の脚ユニット12,13と、複数の脚ユニット12,13のうち少なくとも一つの脚ユニット13に付属して設けられる階段部16と、を有し、階段部16が付属する少なくとも一つの脚ユニット13は、隣接するもの同士が平面視において互いに直交して配置された複数の支持板131,132,133によって構成されており、階段部16は、複数の支持板131,132,133のうち、平面視において階段部16の昇降方向に沿って配置される支持板131に付属している。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、部屋に据え置かれて設けられるユニット家具に関する。
従来、建物躯体を構成する床の上に据え置かれて用いられる大型のユニット家具について知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のユニット家具は、天井ユニットと、天井ユニットの下面に対して立った状態に取り付けられた複数の柱ユニット及び複数の壁面ユニットと、建物の床と天井ユニットとの間を昇降可能とする昇降手段と、を備えている。そして、このようなユニット家具は、各ユニットを組み替えることにより、様々な態様に変形できるようになっている。
また、昇降手段には階段ユニットが含まれており、階段ユニットは、複数の踏み板と、天井ユニット上面と同じ高さに設けられた踊り場と、複数の蹴込み板と、下段側の踏み板にそれぞれ設けられた2つの引き出しと、を備えてユニット化されている。そして、このようにユニット化された階段は、壁面ユニットに接するように設けられている。
特開2014-195486号公報
ところで、ユニット家具は大型であるため、住宅内に各ユニットを持ち込んで、ユニット家具が使用される部屋で組み立てが行われる。ユニット家具を構成する各ユニットの中で、階段ユニットは比較的大型の部品であり、輸送も困難であるし、組み立て時における取り扱いも困難である。しかしながら、現場で階段を組み立てるとなると、部品点数も多く、組立作業も手間である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、階段を構成する部品点数を極力減らし、階段の組み立てを容易に行えるようにすることである。
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図9に示すように、床2と、天井6と、を少なくとも備えた部屋1に据え置かれて設けられるユニット家具10において、
前記床2の一部の上方に配置される床ユニット11と、
前記床2上に設置されて前記床ユニット11を支持する複数の脚ユニット12,13と、
前記複数の脚ユニット12,13のうち少なくとも一つの脚ユニット13に付属して設けられる階段部16と、を有し、
前記階段部16が付属する前記少なくとも一つの脚ユニット13は、隣接するもの同士が平面視において互いに直交して配置された複数の支持板131,132,133によって構成されており、
前記階段部16は、前記複数の支持板131,132,133のうち、平面視において前記階段部16の昇降方向に沿って配置される支持板131に付属していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、階段部16が付属する少なくとも一つの脚ユニット13は、隣接するもの同士が平面視において互いに直交して配置された複数の支持板131,132,133によって構成されており、階段部16は、複数の支持板131,132,133のうち、平面視において階段部16の昇降方向に沿って配置される支持板131に付属しているので、支持板131を階段部16の一部として用いることができ、階段部16をユニット家具10に作り付けた状態にすることができる。これにより、階段部16をユニット化する必要がなくなるので、階段部16を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部16の組み立ても容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図4,図5に示すように、請求項1に記載のユニット家具10において、
前記少なくとも一つの脚ユニット13は、前記階段部16の昇降方向に沿って配置される第一支持板131と、前記第一支持板131に隣接するとともに平面視において前記第一支持板131と直交する第二支持板132と、を有し、
前記第二支持板132は、前記階段部16の昇降方向上昇側に位置しており、
前記階段部16は、昇降方向上昇側に位置する端部が、前記第二支持板132に付属していることを特徴する。
請求項2に記載の発明によれば、少なくとも一つの脚ユニット13が、階段部16の昇降方向に沿って配置される第一支持板131と、第一支持板131に隣接するとともに平面視において第一支持板131と直交する第二支持板132と、を有し、第二支持板132が、階段部16の昇降方向上昇側に位置しており、階段部16は、昇降方向上昇側に位置する端部が、第二支持板132に付属しているので、互いに直交する第一支持板131及び第二支持板132を階段部16の一部として用いることができ、階段部16をユニット家具10に作り付けた状態にすることができる。これにより、階段部16をユニット化する必要がなくなるので、階段部16を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部16の組み立ても容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1~図6に示すように、請求項1又は2に記載のユニット家具において、
前記床ユニット11の前記床2側は下側空間10aとされ、前記床ユニット11の前記天井6側は上側空間10bとされており、
前記床ユニット11は、当該床ユニット11の側端部が切り欠かれて形成され、かつ、前記下側空間10aと前記上側空間10bとを連通する昇降口320を備えており、
前記少なくとも一つの脚ユニット13のうち前記階段部16が付属する前記支持板131(132)は、前記昇降口320の縁部に沿って配置されており、
前記階段部16は前記昇降口320に配置され、前記昇降口320の縁部に沿って配置された前記支持板131(132)に付属していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、少なくとも一つの脚ユニット13のうち階段部16が付属する支持板131(132)は、昇降口320の縁部に沿って配置されており、階段部16は昇降口320に配置され、昇降口320の縁部に沿って配置された支持板131(132)に付属しているので、階段部16を昇降口320内に収めて、平面視において床ユニット11の側端部から外側にはみ出さないようにすることができる。これにより、ユニット家具10のコンパクト化を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図7~図9に示すように、請求項1に記載のユニット家具210において、
前記複数の脚ユニット212,213は、背板用支持板と、当該背板用支持板の幅方向両側に設けられた側板用支持板とを少なくとも備えて平面視略コ字状に形成され、
前記複数の脚ユニット212,213は、前記背板用支持板が前記床ユニット211の側縁部に沿い、かつ、前記側板用支持板が前記床ユニット211の側縁部よりも外側に突出しない状態に配置されており、
前記階段部216は、前記床ユニット211の側縁部に沿って配置され、前記複数の脚ユニット212,213のうち少なくとも一つの脚ユニット213における前記背板用支持板に付属していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、複数の脚ユニット212,213は、背板用支持板が床ユニット211の側縁部に沿い、かつ、側板用支持板が床ユニット211の側縁部よりも外側に突出しない状態に配置されており、階段部216は、床ユニット211の側縁部に沿って配置され、複数の脚ユニット212,213のうち少なくとも一つの脚ユニット213における背板用支持板に付属しているので、背板用支持板を階段部216の一部として用いることができ、階段部216をユニット家具210に作り付けた状態にすることができる。これにより、階段部216をユニット化する必要がなくなるので、階段部216を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部216の組み立ても容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図9に示すように、請求項4に記載のユニット家具310において、
前記複数の脚ユニット312,313のうち二つ以上の脚ユニット313が隣接して配置されて前記床ユニット311の一側端部を支持し、当該二つ以上の脚ユニット313における前記背板用支持板が、前記床ユニット311の一側縁部に沿って隣接して配置されており、
前記階段部316は、前記二つ以上の脚ユニット313における前記隣接する背板用支持板に付属していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、複数の脚ユニット312,313のうち二つ以上の脚ユニット313が隣接して配置されて床ユニット311の一側端部を支持し、当該二つ以上の脚ユニット313における背板用支持板が、床ユニット311の一側縁部に沿って隣接して配置されており、階段部316は、二つ以上の脚ユニット313における隣接する背板用支持板に付属しているので、隣接する背板用支持板を階段部316の一部として用いることができ、階段部316をユニット家具310に作り付けた状態にすることができる。
本発明によれば、階段部を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部の組み立ても容易に行うことができる。
ユニット家具を示す斜視図である。 ユニット家具が据え置かれて設けられた部屋を示す斜視図である。 ユニット家具を示す正面図である。 ユニット家具を示す側面図である。 図3におけるA-A線断面図である。 床ユニットの配置について説明する図である。 ユニット家具の他の構成例と、下側空間の使用例と上側空間の使用例の組み合わせを図表化して示す図である。 図7に示すユニット家具の立面(a)と、奥行寸法を伸ばした場合のユニット家具の立面(b)と、を示す図である。 ユニット家具の他の構成例と、下側空間の使用例と上側空間の使用例の組み合わせを図表化して示す図である。 ユニット家具の上側空間と部屋空間とを仕切る仕切り体であり、(a)は閉塞状態を示す正面図であり、(b)は開放状態を示す斜視図である。 仕切り体を閉塞状態から開放状態に移動させる態様を説明する平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。なお、以下の実施形態及び図示例における方向は、あくまでも説明の便宜上設定したものである。
図2において符号1は、部屋を示す。この部屋1は、住宅等の建物の内部に配設されたものであり、床面2(床2)と、互いに対向する一対の壁面3,4(壁3、壁4)と、一対の壁面3,4に直交する他の壁面5(壁5)と、天井6と、を備えている。そして、これら床2と、壁3,4,5と、天井6によって囲まれたスペースが、部屋1の部屋空間RSとされている。
このような部屋1の床2上に対して、図1に示すようなユニット家具10が据え置かれて設けられている。
なお、一対の壁面3,4のうち一方の壁面3は、ユニット家具10を前側(正面側)から見た場合において左側に位置し、他方の壁面4は右側に位置している。また、他の壁面5は、ユニット家具10の後側(背面側)に位置している。そのため、以下の説明では、左側に位置する壁面3を左側壁面3と称し、右側に位置する壁面4を右側壁面4と称し、後側に位置する他の壁面5を後側壁面5と称する。
なお、各壁面3,4,5には、壁クロス(図示省略)や巾木7、廻り縁(図示省略)等の仕上げが予め施されており、また、床面2にも、フローリング材やマット等の仕上げが予め施されている。そして、このような各壁面3,4,5及び床面2を備えた部屋1に対してユニット家具10が据え置かれて設けられるようになっている。そのため、ユニット家具10を部屋1内に設ける際は、このような各仕上げに傷がつかないように作業を行う必要がある。
ユニット家具10は、部屋1に据え置かれて設けられる置き家具であり、建物躯体に対して固定されていない状態となっている。すなわち、このユニット家具10は、建物躯体との機械的接合(ビス等の固定具や接着剤、各種金具等による接合)が一切無く、建物躯体に対して造り付けられてもいない状態となっている。要するに、ユニット家具10は、部屋1の床面や壁面に接してはいるものの、単に、部屋1に据え置かれた家具であり、いわゆる戸建て住宅や、マンション・アパート等の集合住宅、事務所・オフィスビル等の商業用建物を始めとする様々な建物の部屋に対して配置することができる。
ユニット家具10は、建物躯体に対して接合されないため、ユニット家具10が据え置かれる建物の構造も特に限定されない。すなわち、建物躯体は、木造でもよいし、鉄骨造、RC造、SRC造でもよく、その工法の分類(軸組工法、壁式工法、ラーメン工法等)も特に限定されるものではない。要するに、ユニット家具10と建物躯体とを接合する必要がないため、ユニット家具10と建物躯体とを接合する際の相性を考慮する必要がない。
ユニット家具10自体は、現場で組み立てられる組立型家具であり、家具を構成する部材同士の接合には、ビス等の固定具や接着剤、各種金具等が適宜使用されているものとする。
具体的には、ユニット家具10は、図1~図6に示すように、基本構成として、床ユニット11と、床ユニット11を支持する脚ユニット12,13(第一脚ユニット12、第二脚ユニット13)と、部屋1の床面2とユニット家具10の上面とを接続する階段部16と、を備えている。そして、床ユニット11を境にして上下に空間10a,10bが形成されるようになっている。本実施形態において、下側空間10aは、部屋1内から使用できる低天井収納スペースとして使用され、上側空間10bは、居室として十分な天井高を有する一つの部屋として使用することが可能となっている。また、脚ユニット12,13の高さ寸法によっては、下側空間10aを低天井収納スペース、上側空間10bを一つの部屋として使用する場合もあるし、下側空間10a及び上側空間10bの双方を、一つの部屋又は低天井収納スペースとして使用することが可能となっている。
また、本実施形態におけるユニット家具10は、上記基本構成に加えて、天板14と、手摺ユニット15と、を備えている。
床ユニット11は、建築用構造躯体によって構成されており、ユニット家具10が据え置かれる建物の躯体と遜色ない構造的強度を有している。そのため、床ユニット11は、上面に人が乗るのは勿論のこと、上面に重量物を置くことも可能となっている。
本実施形態における床ユニット11の建築用構造躯体は、いわゆる木質パネル接着工法に用いられる木質の建築用パネルによって構成されている。
建築用パネルとは、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面もしくは片面に、面材が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填される。
床ユニット11は、床体(床用の建築用パネル11a,11b,11c)によって構成されるとともに床面2の一部の上方に設けられ、左側壁面3と右側壁面4との間の間隔よりも若干短い幅寸法に設定されている。
床用の建築用パネル11a,11b,11c(以下、建築用床パネル11a,11b,11c)は、複数用いられており、部屋1の床面2の全体ではなく、一部の上方に、所定の高さで設けられている。本実施形態においては、下側空間10aの天井高が、0.8~1.4メートルになる高さ位置に、複数の建築用床パネル11a,11b,11cが設けられている。
なお、この0.8m~1.4mの天井高とは、人が下側空間10aに入り、腰を屈めるなどして何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲である。ただし、これに限られるものではなく、天井高については部屋1の天井高に応じて任意に設定してもよい。すなわち、下側空間10aの天井高を、人が立った姿勢で歩行・作業ができるような寸法にするとともに、上側空間10bの天井高を、人が腰を屈めた状態で歩行・作業できるような寸法にして、上側空間10bをロフトのように使用できるようにしてもよい。また、例えば部屋1に吹き抜けがあり、部屋1の天井高が高い場合は、下側空間10aと上側空間10bの双方の天井高を、人が立った姿勢で歩行・作業ができるような寸法にしてもよい。また逆に、下側空間10aと上側空間10bの双方の天井高を、人が腰を屈めた状態で歩行・作業できるような寸法にしてもよい。要するに、ユニット家具10は、あくまでも家具であるため、下側空間10a及び上側空間10bにおける上下方向の高さについては特に制限されるものではなく、任意に設定可能となっている。
建築用床パネル11a,11b,11c同士は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて連結され、これにより、床ユニット11を構成している。
建築用床パネル11a,11b,11cは、図6に示すように、それぞれ形状・サイズが異なり、床ユニット11は、全体として矩形の一つの隅角が切り欠かれた状態に形成されている。より詳細に説明すると、床ユニット11は、当該床ユニット11の側端部が切り欠かれて形成され、かつ、下側空間10aと上側空間10bとを連通する昇降口20を備えた状態となっている。
建築用床パネル11a,11b,11cは、それぞれ形状・サイズが異なるものの、基本構成として、複数の框材110と、複数の補助桟材112と、これら框材110及び補助桟材112が組み合わせられてなる枠体の上面に固定された面材111と、を備えている。
左側に位置する建築用床パネル11a(第一建築用床パネル11a)は、補助桟材112の長さ方向が前後方向と揃うように配置されている。
中央に位置する建築用床パネル11b(第二建築用床パネル11b)は、補助桟材112の長さ方向が左右方向と揃うように配置されている。また、この中央の建築用床パネル11bは、左右の建築用床パネル11a,11cよりも幅広に設定されており、前後方向の長さは、左側の建築用床パネル11aと等しく設定されている。
右側に位置する建築用床パネル11c(第三建築用床パネル11c)は、補助桟材112の長さ方向が前後方向と揃うように配置されている。また、この第三建築用床パネル11cは、第一及び第二建築用床パネル11a,11bよりも幅狭に設定されており、前後方向の長さも、第一及び第二建築用床パネル11a,11bよりも短く設定されている。これにより、床ユニット11に昇降口20が形成できるようになっている。
第一脚ユニット12は、複数の脚ユニット12,13のうち、階段部16が付属しない脚ユニットであり、本実施形態においては、床ユニット11の四隅のうち三つの隅に設けられて床ユニット11を支持している。
このような第一脚ユニット12は、少なくとも背板121と、左右の側板122,123と、を有しており、平面視略コ字状をなしている。本実施形態における第一脚ユニット12のうち、床ユニット11における後端部(背面側端部)の下方に、2つ並んで立った状態にして設けられた第一脚ユニット12は、背板121と左右の側板122,123からなる平面視略コ字状の状態のままで使用されている。一方、床ユニット11における前端部(正面側端部)の下方に設けられた第一脚ユニット12は、底板124と、棚板125と、を有しており、収納家具として使用できるようになっている。なお、以下の説明では、左右の側板122,123のうち、内側(ユニット家具10の中央側)に位置する側板122を内側側板122と称し、外側に位置する側板123を外側側板123と称する。
第一脚ユニット12は、下側空間10aの天井高が、本実施形態においては、0.8~1.4メートルになる高さ寸法に設定されている。
第一脚ユニット12を構成する板121~125は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて連結され、これにより、第一脚ユニット12を構成している。背板121及び側板122,123は、平面視略コ字状をなしている。また、底板124と背板121及び側板122,123とは、底板124の下面と、背板121及び側板122,123の下端面と、が略面一な状態で連結されている。また、棚板125と背板121とは、棚板125の後端面と、背板121の前面と、が接した状態で連結されている。また、棚板125と側板122,123とは、棚板125の左端面及び右端面と、側板122,123の対向面(側板122,123の互いに対向する面)と、が接した状態で連結されている。
なお、棚板125の数は1枚に限定されず、複数枚であってもよい。また、棚板125は可動棚であってもよい。
第一脚ユニット12を構成する板121~125は、例えば、MDF(Medium density fiberboard:中密度繊維板、JISA5905)やパーティクルボード(JISA5908)等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
第二脚ユニット13は、複数の脚ユニット12,13のうち、階段部16が付属する脚ユニットであり、本実施形態においては、床ユニット11の四隅のうち一つの隅に設けられて床ユニット11を支持している。
このような第二脚ユニット13は、少なくとも第一支持板131と、第二支持板132と、を有している。これら第一支持板131と第二支持板132は、平面視において互いに直交して配置されており、これによって第二脚ユニット13は、少なくとも平面視略L字状をなす部分を備えることになる。
なお、本実施形態における第二脚ユニット13は、更に第三支持板133を有する。第三支持板133は、平面視において、第二支持板132と直交して配置されるとともに、第一支持板131と平行に配置されている。また、この第三支持板133は、第二支持板132の左右側端部のうち、右側の端部から後方に向かって配置されている。一方、第一支持板131は、第二支持板132の左側の端部から前方に向かって配置されている。すなわち、本実施形態における第二脚ユニット13は、平面視においてクランク状に形成されている。
第二脚ユニット13は、下側空間10aの天井高が、本実施形態においては、0.8~1.4メートルになる高さ寸法に設定されている。すなわち、第一脚ユニット12と等しい高さ寸法に設定されている。
第二脚ユニット13を構成する各支持板131~133は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて連結され、これにより、第二脚ユニット13を構成している。
第二脚ユニット13を構成する各支持板131~133は、第一脚ユニット12を構成する板121~125と同様に、MDFやパーティクルボード等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
なお、本実施形態における第二脚ユニット13は、少なくとも第一支持板131と、第二支持板132と、を有し、これによって少なくとも平面視略L字状をなす部分を備えるものとしたが、第一支持板131と第二支持板132の側端部同士を接合するのではなく、第一支持板131の中央部と第二支持板132の側端部とを接合して、平面視略T字状をなす部分を備えるものとしてもよい。
ユニット家具10は、複数の天板14を備えており、前後方向に並ぶ脚ユニット12,13同士で天板14を共有した状態となっている。
換言すれば、左側に配置される複数の天板14は、左側の前後方向に間隔を空けて配置された第一脚ユニット12同士の上端面に架け渡されて設けられている。左側に配置される天板14は、当該天板14の長さ寸法(前後方向の寸法)が床ユニット11の奥行き寸法(前後方向の寸法)と略等しい寸法に設定されている。
右側に配置される複数の天板14は、右側の前後方向に間隔を空けて配置された第一脚ユニット12と第二脚ユニット13の上端面に架け渡されて設けられている。右側に配置される複数の天板14は、昇降口20には設けられないため、その分、形状やサイズが、左側に配置される複数の天板14と異なる。
そして、天板14のうち中央側に位置する天板14の中央側縁部は中央側に突出している。
具体的には、左側の天板14の右縁部は、左側の各第一脚ユニット12の内側側板122よりも、右方に突出している。すなわち、左側の天板14は右側(ユニット家具10の中央側)に跳ね出している。
また、右側の天板14の左縁部は、右側の第一脚ユニット12の内側側板122及び右側の第二脚ユニット13の第一支持板131よりも、左方に突出している。すなわち、右側の天板14は左側(ユニット家具10の中央側)に跳ね出している。
天板14は、第一化粧パネル141と、第一化粧パネル141よりも高強度の第二化粧パネル142と、によって構成されており、第二化粧パネル142は、第一化粧パネル141よりも内側(ユニット家具10の中央側)に配されている。すなわち、より強度の高い第二化粧パネル142が、各脚ユニット12,13よりも側方に突出している。
第一化粧パネル141は、例えば、MDFやパーティクルボード等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
また、第二化粧パネル142は、例えば、MDF(JISA5905)やパーティクルボード(JISA5908)等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
さらに、第一化粧パネル141と第二化粧パネル142は、強度の異なる板材を選択してもよく、その場合、第二化粧パネル142を、第一化粧パネル141よりも高強度の板材とする。
脚ユニット12,13と天板14(第一化粧パネル141、第二化粧パネル142)との接合は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて行われている。例えば本実施形態においては、天板14が、ビスBによって脚ユニット12,13に固定されている。
そして、床ユニット11は、左右に並ぶ天板14,14の上に載せられた状態となっている。すなわち、第一建築用床パネル11aは、左側の第一脚ユニット12同士に架け渡された天板14の上面に固定されている。第三建築用床パネル11cは、右側の第一脚ユニット12と第二脚ユニット13との間に架け渡された天板14の上面に固定されている。また、第二建築用床パネル11bは、一方の天板14の上面と他方の天板14の上面との間に架け渡されて固定されている。より詳細には、第二建築用床パネル11bは、その左右の端部が、左右の天板14(左右の第二化粧パネル142)における中央側縁部の上面に架け渡されて固定されている。
天板14,14と床ユニット11との接合は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて行われている。例えば本実施形態においては、床ユニット11(建築用床パネル11a,11b,11c)が、ビスBによって天板14に固定されている。
本実施形態では、天板14が左右の脚ユニット12,13よりも中央側に突出しているので、左側の脚ユニット12,12と右側の脚ユニット12,13との間の距離(すなわち下側空間10aに出入りするための開口部の幅寸法)として下側空間10aに出入りしやすい長さを確保しつつ、中央の第二建築用床パネル11bの脱落を防止することが可能となっている。また、天板14の歪みや撓みを防ぐことができ、床ユニット11の安定性が向上する。
手摺ユニット15は、床ユニット11の上面(上側空間10b)にいる人が机として使用できる机型のユニットである。また、手摺ユニット15のうち右側部分の前面側は、複数の棚板156を有する収納棚になっており、床面2にいる人(ユニット家具10の正面側にいる人)が収納家具として使用できるようになっている。
本実施形態のユニット家具10においては、床ユニット11の前端部右側に昇降口20が形成されて階段部16が設けられている。したがって、床ユニット11の上面の前端部においては、右側部分に階段部16が設けられており、それ以外の部分(中央部分及び左側部分)に手摺ユニット15が設けられている。
なお、階段部16を設置する箇所は、右側壁面4側ではなく、左側壁面3側であってもよく、その場合、床ユニット11の上面の中央部分及び右側部分に手摺ユニット15が設けられることとなる。
床ユニット11と手摺ユニット15との接合は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて行われている。
手摺ユニット15は、2枚の背板151と、2枚の側板152と、2枚の側板152の間を左右に仕切る仕切板153と、天板154と、天板154の前端面から起立する起立板155と、2枚の棚板156と、底板157と、を有している。左側の背板151は、仕切板153及び左側の側板152の前端部同士の間に設けられているのに対し、右側の背板151は、仕切板153と右側の側板152との間を前後に仕切る位置に設けられており、その前側空間に棚板156と底板157とが設けられている。
なお、棚板156の数は2枚に限定されず、1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。また、棚板156は可動棚であってもよい。
手摺ユニット15を構成する板151~157は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて連結され、これにより、手摺ユニット15を構成している。
なお、本実施形態における手摺ユニット15は、上記のように机型とされているが、これに限られるものではなく、例えば、収納家具として使用できる収納家具型の手摺ユニットでもよい。具体的には、手摺ユニットは、2枚の側板と、2枚の側板の間を左右に仕切る仕切板と、天板と、複数枚の棚板と、底板と、を有している。すなわち、手摺ユニットは、背板を有しておらず、前後方向に視線が抜ける状態となっている。
また、その他にも、単に手摺壁(図7~図9の手摺ユニット215参照)が設けられるだけでもよいし、柵状の手摺ユニットが設けられるものとしてもよい。
階段部16は、複数の段板16aと、複数の蹴込板16bと、側板16cと、を備えて箱状に形成されている。側板16cは、側面視において段状に形成されており、階段部16における右側の外側面を構成している。
階段部16の高さ寸法は、床2から床ユニット11(床面材17)の上面までの高さを考慮したものとなっている。すなわち、床2から最下段の段板16a上面までの高さと、各段板16aの上面間の高さと、最上段の段板16a上面から床ユニット11(床面材17)の上面までの高さの高さと、が略等しくなるように設定されている。
このような階段部16は、第二脚ユニット13における各支持板131~133のうち、階段部16の昇降方向に沿って配置された第一支持板131に付属している。
より詳細に説明すると、階段部16における複数の段板16aは、段状に形成された側板16cの上面と、第一支持板131との間に架け渡されて設けられている。第一支持板131に対する段板16aの取り付けは、例えば、段板16aの下面と第一支持板131に固定されるアングル材を用いてもよいし、第一支持板131における階段部16側面に、段板16aの端部が嵌め込まれる凹溝部を形成して当該凹溝部に嵌め込んで取り付けてもよい。すなわち、段板16aの第一支持板131への取り付け手段は特に限定されるものではない。
また、階段部16は、昇降方向上昇側に位置する端部が、第二脚ユニット13における各支持板131~133のうち、階段部16の昇降方向上昇側に位置する第二支持板132に付属している。
より詳細に説明すると、複数の段板16aのうち最も上方に位置する段板16aにおける第二支持板132側の端部(後端部)が、第二支持板132に対して取り付けられている。第二支持板132に対する最上段の段板16aの取り付けは、例えば、最上段の段板16aの下面と第二支持板132に固定されるアングル材を用いてもよいし、第二支持板132における階段部16側面に、最上段の段板16aの端部が嵌め込まれる凹溝部を形成して当該凹溝部に嵌め込んで取り付けてもよい。すなわち、最上段の段板16aの第二支持板132への取り付け手段は特に限定されるものではない。
第一支持板131及び第二支持板132は、昇降口20の縁部に沿って配置されており、階段部16は昇降口20に配置され、昇降口20の縁部に沿って配置された第一支持板131及び第二支持板132に付属している。そして、階段部16は、ユニット家具10の前端部からも右側端部からも、はみ出ないようにサイズ設定されている。
なお、第三支持板133は、昇降口20から後方に伸びて配置されているため、本実施形態において階段部16は、第三支持板133には付属しないが、階段部16の側板16cが第三支持板133に取り付けられてもよい。
本実施形態においては、複数の段板16aが、第一支持板131に対して取り付けられるものとしたが、複数の蹴込板16bも一緒に、例えばアングル材等の取り付け手段によって第一支持板131に対して取り付けられてもよい。
なお、第一支持板131及び第二支持板132は、階段部16側の表面が、後述する幕板19の表面と面一の状態になっている。
また、階段部16は、部屋1の床面2に対して非固定状態で接した状態であって、かつ部屋1の各壁面3,4,5には接していないか、緩衝材を介して接する状態で設けられる。
床ユニット11の上面には、フローリング材やマット等の床面材17が設けられている。 また、左側の天板14と右側の天板14との間には、天井材18が配置されている。当該天井材18は、天板14と等しい厚みの化粧パネルであり、第二建築用床パネル11bの下面に固定されている。
また、床ユニット11の前端部側の端面には幕板19が設けられている。当該幕板19は、床ユニット11と、天板14と、天井材18と、の前端面を被覆している。また、幕板19は、昇降口20にも設けられている。
ユニット家具10は、部屋1の床面2上に据え置かれて設けられている。ユニット家具10は、左右方向の寸法が、左側壁面3と右側壁面4との間の距離よりも若干短い程度であり、部屋1の床面2及び壁面3,4,5に対し、非固定状態で接している。つまり、ユニット家具10は、建物躯体に固定されてはいないが、部屋1の一角にぴったりと嵌まる(納まる)ように接して設けられている。
その際、ユニット家具10と、部屋1の床面2及び壁面3,4,5との間には、例えばウレタンフォーム等のような振動抑制可能な樹脂(発泡性樹脂材料)や、エチレンプロピレンゴムであるEPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)からなる振動抑制手段が介在しており、ユニット家具10と建物躯体との間の振動の伝達を抑制したり、施工誤差を吸収したりできるようになっている。
ユニット家具10の組み立て作業は、作業員によって現場で適宜判断されて進められていくため、詳細な説明は省略するが、通常の建築用構造躯体と同様に、基本的には下方から順次組み上げられていくことになる。
すなわち、まずは脚ユニット12,13の組み立て及び設置が行われる。続いて、天板14が、脚ユニット12,13の上端面に設けられる。続いて、建築用床パネル11a,11bが天板14の上面に設けられて床ユニット11が形成される。続いて、床ユニット11の上面に床面材17が設けられるとともに、当該上面における前端部に手摺ユニット15と上がり框材(図示省略)が設けられる。続いて、床ユニット11の下面の中央部に天井材18が設けられて、床ユニット11の前端面に幕板19が設けられ、続いて、階段部16が組み立てられて設けられる。階段部16の組み立ては、少なくとも複数の段板16aを第一支持板131に付属させて行う。また、最上段の段板16aを第二支持板132に付属させる。本実施形態においてはアングル材を用いて付属させる。また、複数の段板16aは、段状に形成された側板16cの各段の上面にビス等により固定する。複数の蹴込板16bも、段状に形成された側板16cに対してビス等により固定する。これにより、ユニット家具10が形成される。
なお、床ユニット11を構成する建築用パネル(各建築用床パネル)は、予め工場で製造され、現場に納品される。予め工場で製造されていれば、輸送しやすく、現場では加工等を行わずに、すぐに組み立て作業を行うことができるという利点がある。
また、図2に示す例においては、左側の第一脚ユニット12と右側の脚ユニット12との間、すなわち下側空間10aに出入りするための開口部に、可動式の収納ワゴンWが配置されている。収納ワゴンWを開口部に配置することで、下側空間10a内を目隠しできるとともに、開口部を収納スペースとして使用することが可能となる。また、収納ワゴンWは可動式であるので、下側空間10aに出入りする際には、容易に移動させることができ、使い勝手がよい。
なお、収納ワゴンWは、家族の人数分を用意し、一人一人が収納ワゴンWを使用できるようにしてもよい。
ユニット家具10は、以上のように構成されているが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。同様に、ユニット家具10が据え置かれて設けられる部屋1についても、以上のような構成に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態によれば、以下のような優れた効果を奏する。
すなわち、階段部16が付属する第二脚ユニット13は、隣接するもの同士が平面視において互いに直交して配置された複数の支持板131,132,133によって構成されており、階段部16は、複数の支持板131,132,133のうち、平面視において階段部16の昇降方向に沿って配置される第一支持板131に付属しているので、第一支持板131を階段部16の一部として用いることができ、階段部16をユニット家具10に作り付けた状態にすることができる。これにより、階段部16をユニット化する必要がなくなるので、階段部16を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部16の組み立ても容易に行うことができる。
また、第二脚ユニット13が、階段部16の昇降方向に沿って配置される第一支持板131と、第一支持板131に隣接するとともに平面視において第一支持板131と直交する第二支持板132と、を有し、第二支持板132が、階段部16の昇降方向上昇側に位置しており、階段部16は、昇降方向上昇側に位置する端部が、第二支持板132に付属しているので、互いに直交する第一支持板131及び第二支持板132を階段部16の一部として用いることができ、階段部16をユニット家具10に作り付けた状態にすることができる。これにより、階段部16をユニット化する必要がなくなるので、階段部16を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部16の組み立ても容易に行うことができる。
また、第二脚ユニット13のうち階段部16が付属する第一支持板131及び第二支持板132は、昇降口320の縁部に沿って配置されており、階段部16は昇降口320に配置され、昇降口320の縁部に沿って配置された第一支持板131及び第二支持板132に付属しているので、階段部16を昇降口320内に収めて、平面視において床ユニット11の側端部から外側にはみ出さないようにすることができる。これにより、ユニット家具10のコンパクト化を図ることができる。
〔変形例〕
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。また、以下の各変形例において、上述の実施形態と共通する要素については、共通の符号、又は数字の下2桁が共通する符号を付し、説明を省略又は簡略する。
〔変形例1〕
図7におけるユニット家具210は、床ユニット211と、第一脚ユニット212と、第二脚ユニット213と、手摺ユニット215と、階段部216と、を備えている。そして、床ユニット211の床2側は下側空間210aとされ、床ユニット211の天井6側は上側空間210bとされている。
本変形例のユニット家具210は、床ユニット211の側端部に昇降口を形成せず、床ユニット211を平面視矩形状のまま使用した形態となっている。それに応じて、階段部216は、ユニット家具210の一側面に配置されている。
第一脚ユニット212は、階段部216が付属しない脚ユニットであり、背板と、背板の幅方向両端部に設けられた2枚の側板と、2枚の側板の間を幅方向両側に仕切る仕切板と、を少なくとも有しており、必要に応じて底板や棚板を有する。そして、第一脚ユニット212は、背板の反対側が開放された状態となっており、当該開放部が下側空間210aの中央側に向けられて配置されている。
この第一脚ユニット212は、床ユニット211の左側端部を下方から支持している。
第二脚ユニット213は、階段部216が付属する脚ユニットであり、背板と、背板の幅方向両端部に設けられた2枚の側板と、2枚の側板の間を幅方向両側に仕切る仕切板と、を少なくとも有しており、これら背板と側板と仕切板は、複数の支持板とされている。また、第二脚ユニット213は、必要に応じて底板や棚板を有する。そして、第二脚ユニット213は、背板の反対側が開放された状態となっており、当該開放部が下側空間210aの中央側に向けられて配置されている。
この第二脚ユニット213は、床ユニット211の右側端部を下方から支持している。
また、第二脚ユニット213は、背板が右外方に向けられており、階段部216は、この背板に付属している。
床ユニット211は平面視矩形状であるため、階段部216は、平面視において床ユニット211の右側縁部の長さと等しい長さ分の昇降スペースを確保することができる。換言すれば、階段部216の昇降方向は、平面視における床ユニット211の右側縁部の長さ方向と揃っている。そして、この階段部216は、平面視において階段部216の昇降方向に沿って配置される支持板(背板)に付属している。
床ユニット211の前端部には、当該前端部の長さ方向に沿って手摺ユニット215が設けられている。本変形例における手摺ユニット215は、収納家具型の手摺ユニットとされている。
以上のように構成されたユニット家具210は、下側空間210aや上側空間210bを様々な用途で使用することができる。
図7に示す表では、下側空間210aを、クローゼットやワークスペースとして使用できることが示されている。また、上側空間210bを、ベッドルームや籠り部屋、ロフト収納、コレクションルームとして使用できることが示されている。下側空間210aの使用例と、上側空間210bの使用例は、適宜組み合わせ可能である。
下側空間210aをクローゼットとして使用する場合は、例えば、第一脚ユニット212の背板と第二脚ユニット213の背板との間に、ハンガーパイプHpが架け渡されて設けられる。これによって、仕切板によって仕切られた一方側の空間を、クローゼットとして使用することができる。また、仕切板によって仕切られた一方側の空間は、その他の収納として使用することができる。
下側空間210aをワークスペースとして使用する場合は、例えば、第一脚ユニット212と第二脚ユニット213には棚板を設けて、第一脚ユニット212と第二脚ユニット213を収納棚として使用し、更にこれら第一脚ユニット212と第二脚ユニット213との間に、デスクDkを設置している。これによって、下側空間210aを、ワークスペースとして使用することができる。
上側空間210bをベッドルームとして使用する場合は、例えば、手摺ユニット215よりも後方の床ユニット211上をベッドとして利用する。
上側空間210bを籠り部屋として使用する場合は、例えば、手摺ユニット215よりも後方の床ユニット211上にデスクDkを設置する。
上側空間210bをロフト収納として使用する場合は、例えば、手摺ユニット215よりも後方の床ユニット211上を物品の収納場所として利用する。
上側空間210bをコレクションルームとして使用する場合は、例えば、手摺ユニット215よりも後方の床ユニット211上をコレクションの置き場所として利用する。
手摺ユニット215は、収納家具型の手摺ユニットとされているため、収納物品やコレクションの物品を適宜収納する。
また、床ユニット211の幅寸法や奥行寸法、高さ寸法を変更することで、ユニット家具210の態様は異なるものとなる。
すなわち、図8(a)は、図7に示すユニット家具210の立面図(側面図・正面図)であるが、例えば奥行寸法を伸ばすと、図8(b)に示すように、階段部216の昇降スペースを長くすることができる。これにより、階段部216は、段数が一段増えることになるので、最上段の段板から床ユニット211上面までの高さを低くすることができて昇降しやすくなる、という利点が生じる。また、最上段の段板の面積を広げて踊り場のように利用することもでき、昇降のしやすさが向上する。
本変形例によれば、複数の脚ユニット212,213は、背板用支持板が床ユニット211の側縁部に沿い、かつ、側板用支持板が床ユニット211の側縁部よりも外側に突出しない状態に配置されており、階段部216は、床ユニット211の側縁部に沿って配置され、複数の脚ユニット212,213のうちの第一脚ユニット213における背板用支持板に付属しているので、背板用支持板を階段部216の一部として用いることができ、階段部216をユニット家具210に作り付けた状態にすることができる。これにより、階段部216をユニット化する必要がなくなるので、階段部216を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部216の組み立ても容易に行うことができる。
〔変形例2〕
図9におけるユニット家具310は、床ユニット311と、2つの第一脚ユニット312と、2つの第二脚ユニット313と、手摺ユニット315と、階段部316と、を備えている。そして、床ユニット311の床2側は下側空間310aとされ、床ユニット311の天井6側は上側空間310bとされている。
本変形例のユニット家具310は、床ユニット311の側端部に昇降口を形成せず、床ユニット311を平面視矩形状のまま使用した形態となっている。それに応じて、階段部316は、ユニット家具310の一側面に配置されている。
また、床ユニット311の奥行寸法が、図7に示すユニット家具210における床ユニット211の奥行寸法よりも長く設定されている。
第一脚ユニット312は、階段部216が付属しない脚ユニットであり、背板と、背板の幅方向両端部に設けられた2枚の側板と、を少なくとも有しており、必要に応じて仕切板や底板、棚板を有する。そして、第一脚ユニット312は、背板の反対側が開放された状態となっており、当該開放部が下側空間310aの中央側に向けられて配置されている。
2つの第一脚ユニット312は、隣接して配置され、床ユニット211の左側端部を下方から支持している。
第二脚ユニット313は、階段部316が付属する脚ユニットであり、背板と、背板の幅方向両端部に設けられた2枚の側板と、を少なくとも有しており、これら背板と側板は、複数の支持板とされている。また、第二脚ユニット313は、必要に応じて仕切板や底板、棚板を有する。そして、第二脚ユニット313は、背板の反対側が開放された状態となっており、当該開放部が下側空間310aの中央側に向けられて配置されている。
2つの第二脚ユニット313は、隣接して配置され、床ユニット311の右側端部を下方から支持している。
また、2つの第二脚ユニット313は、背板が右外方に向けられており、階段部316は、これら2つの背板に跨って付属している。
床ユニット311は平面視矩形状であるため、階段部316は、平面視において床ユニット311の右側縁部の長さと等しい長さ分の昇降スペースを確保することができる。換言すれば、階段部316の昇降方向は、平面視における床ユニット311の右側縁部の長さ方向と揃っている。そして、この階段部316は、平面視において階段部316の昇降方向に沿って配置される支持板(背板)に付属している。
また、階段部316の最上段の段板は、面積が広く設定され、踊り場のように利用されている。
床ユニット311の前端部には、当該前端部の長さ方向に沿って手摺ユニット315が設けられている。本変形例における手摺ユニット315は、収納家具型の手摺ユニットとされている。
以上のように構成されたユニット家具310は、下側空間310aや上側空間310bを様々な用途で使用することができる。
図9に示す表では、下側空間310aを、クローゼットやワークスペース、リラックススペース、休息スペースとして使用できることが示されている。また、上側空間310bを、ロフト収納、作業部屋、コレクションルーム、ベッドルームとして使用できることが示されている。下側空間310aの使用例と、上側空間310bの使用例は、適宜組み合わせ可能である。
下側空間310aをクローゼットとして使用する場合は、例えば、後側の第一脚ユニット312及び第二脚ユニット313における2枚の側板間にハンガーパイプHpが架け渡されて設けられる。また、前側の第一脚ユニット312及び第二脚ユニット313における内側の空間は、その他の収納として使用することができる。これによって、下側空間310aを、クローゼットとして使用することができる。
下側空間310aをワークスペースとして使用する場合は、例えば、後側の第一脚ユニット312又は第二脚ユニット313における内側の空間にデスクDkを設置する。また、デスクDkが設置された以外の第一脚ユニット312及び第二脚ユニット313における内側の空間は、その他の収納として使用することができる。これによって、下側空間310aを、ワークスペース&クローゼットとして使用することができる。
下側空間310aをリラックススペースとして使用する場合は、例えば、後側の第一脚ユニット312又は第二脚ユニット313における内側の空間にソファーSfを設置する。また、ソファーSfが設置された以外の第一脚ユニット312及び第二脚ユニット313における内側の空間は、その他の収納やデスクDkを設置してワークスペースとして使用することができる。これによって、下側空間310aを、ワークスペース&リラックススペース、クローゼットとして使用することができる。
なお、ソファーSfの座面の下方を収納部とすれば、収納量を向上させることができるので好ましい。
下側空間310aを休息スペースとして使用する場合は、例えば、後側の第一脚ユニット312又は第二脚ユニット313における内側の空間にベッドBdを設置する。また、ベッドBdが設置された以外の第一脚ユニット312及び第二脚ユニット313における内側の空間は、その他の収納として使用することができる。これによって、下側空間310aを、休息スペース&クローゼットとして使用することができる。
なお、ベッドBdの代わりに、後側の第一脚ユニット312と第二脚ユニット313との間にハンモックHmを架け渡して設けてもよい。
上側空間310bをロフト収納として使用する場合は、例えば、手摺ユニット315よりも後方の床ユニット311上を物品の収納場所として利用する。
上側空間310bを作業部屋(籠り部屋)として使用する場合は、例えば、手摺ユニット315よりも後方の床ユニット311上にデスクDkを設置する。
上側空間310bをコレクションルームとして使用する場合は、例えば、手摺ユニット315よりも後方の床ユニット311上をコレクションの置き場所として利用する。
上側空間310bをベッドルームとして使用する場合は、例えば、手摺ユニット315よりも後方の床ユニット211上にベッドBdを設置する。
手摺ユニット315は、収納家具型の手摺ユニットとされているため、収納物品やコレクションの物品を適宜収納する。
本変形例によれば、複数の脚ユニット312,313は、背板用支持板が床ユニット311の側縁部に沿い、かつ、側板用支持板が床ユニット311の側縁部よりも外側に突出しない状態に配置されており、階段部316は、床ユニット311の側縁部に沿って配置され、複数の脚ユニット312,313のうち少なくとも一つの脚ユニット313における背板用支持板に付属しているので、背板用支持板を階段部316の一部として用いることができ、階段部316をユニット家具310に作り付けた状態にすることができる。
より詳細には、複数の脚ユニット312,313のうち二つ以上の第二脚ユニット313が隣接して配置されて床ユニット311の一側端部を支持し、当該二つ以上の第二脚ユニット313における背板用支持板が、床ユニット311の右側縁部に沿って隣接して配置されており、階段部316は、二つ以上の第二脚ユニット313における隣接する背板用支持板に付属しているので、隣接する背板用支持板を階段部316の一部として用いることができ、階段部316をユニット家具310に作り付けた状態にすることができる。
これにより、階段部316をユニット化する必要がなくなるので、階段部316を構成する部品点数を極力減らすことができ、階段部316の組み立ても容易に行うことができる。
〔変形例3〕
図10,図11は、部屋1に据え置かれて設けられたユニット家具410の上側空間410bと、部屋1の部屋空間RSとを仕切る仕切り体500の例を示している。
ユニット家具410は、床2の上方に配置される床ユニット411と、床ユニット411を支持する複数の脚ユニット(図示省略)と、を備えており、床ユニット411と床2との間に下側空間(図示省略)が形成されるとともに、床ユニット411と天井6との間に上側空間410bが形成されている。
仕切り体500は、1枚の開戸パネル510と、2枚の仕切パネル520,530(右側の第一仕切パネル520、左側の第二仕切パネル530)と、これら各パネル510,520,530を壁際(壁4側)に寄せて収納状態とするための可動機構と、を有している。
1枚の開戸パネル510と、2枚の仕切パネル520,530の各パネルの高さ寸法は、床ユニット411の上面から天井6までの高さ寸法よりも若干短く設定されている。
開戸パネル510は、把手511を有している。把手511は、開戸パネル510の左側端面から突出するラッチ(図示省略)を操作するものであり、把手511を操作すると、ラッチを引っ込ませることができる。ラッチは、把手511の操作前の状態においては、第一仕切パネル520の右側端面に形成されたストライク(図示省略)に差し込まれており、開戸パネル510の回転を抑制している。開戸パネル510を回転させる場合は、把手511を操作してラッチをストライクから抜いた状態にしてから回転させるようにする。
右側の第一仕切パネル520は、閉塞状態(図10aの状態)において開戸パネル510と第二仕切パネル530との間に配置され、開放状態(図10bの状態)において第二仕切パネル530と重なり合って配置される。
左側の第二仕切パネル530は、閉塞状態において第一仕切パネル520と隣接して配置され、開放状態において第一仕切パネル520と重なり合って配置される。
可動機構は、天井6に設けられたガイドレール540と、開戸パネル510の回転軸541と、2枚の仕切パネル520,530に設けられてガイドレール540に沿ってスライド移動する複数の吊具(図示省略)と、閉塞状態及び開放状態における各パネル510,520,530の位置固定を行うための錠543,544と、を備える。
ガイドレール540は、各パネル510,520,530を正面側(ユニット家具410の前端部側)から右側面側(ユニット家具410の右端部側・壁4側)にかけて移動できるように、略L字状に形成されている。
ガイドレール540のうち右側の壁4際に位置する部分の中央部及び後端部には、当該ガイドレール540の本体から分岐する分岐部540aがそれぞれ一体形成されている。これら分岐部540aには、第一仕切パネル520を吊るための吊具が収まる。
また、ガイドレール540は、天井6に埋め込まれた状態に設けられている。
開戸パネル510の回転軸541は、ガイドレール540のうち前側に位置する部分の右側端部と、ユニット家具410の床ユニット411における前端部の右側端部と、に設けられており、開戸パネル510の右側端部を回転可能に支持している。
複数の吊具は、第一仕切パネル520における上端部の幅方向両側に2つ、第二仕切パネル530における上端部の幅方向両側に2つ設けられている。すなわち、各仕切りパネル520,530は、これら2つの吊具によってガイドレール540に2点吊りされており、ガイドレール540に沿って移動できる。
錠は、各パネル510,520,530の下端部に設けられたフランス落とし錠543と、ユニット家具410の床ユニット411上面に設けられた受金544である。
開戸パネル510において、フランス落とし錠543は、回転軸541と反対側の端部に設けられており、受金544は、ユニット家具410の床ユニット411における右側端縁部の中央に設けられている。
第一仕切パネル520において、フランス落とし錠543は、幅方向両端部に設けられており、受金544は、ユニット家具410の床ユニット411における前端縁部の1か所と、ユニット家具410の床ユニット411における右側端縁部の中央と後端縁部の2か所に設けられている。
第二仕切パネル530において、フランス落とし錠543は、幅方向右側端部に設けられており、受金544は、ユニット家具410の床ユニット411における前端縁部の1か所と、ユニット家具410の床ユニット411における後端縁部の2か所に設けられている。
部屋空間RSとユニット家具410の上側空間410bとを各パネル510,520,530によって仕切った状態において、各パネル510,520,530は、図10(a)に示すように、ガイドレール540のうち正面側に位置する部分に沿って一直線上に並んで配置されている。
各パネル510,520,530を壁4際に寄せて収納した状態において、開戸パネル510と第一仕切パネル520は、ガイドレール540のうち右側の壁4際に位置する部分に沿って一直線上に並んで配置され、第一仕切パネル520と第二仕切パネル530は、左右方向に重なり合って配置されている。
本変形例における仕切り体500を、例えば上記のユニット家具210や310の例に適用する場合は、手摺ユニット215,315を取り外した状態とする。さらに、各パネル510,520,530を、階段部216,316とは反対側の壁3に寄せて収納できるようにする。
本変形例における仕切り体500を、例えば上記のユニット家具10の例に適用する場合は、手摺ユニット15を取り外した状態とする。さらに、第一仕切パネル520及び第二仕切パネル530のみを適用するものとし、開戸パネル510は適用しない。そして、第一仕切パネル520及び第二仕切パネル530を、階段部16とは反対側の壁3に寄せて収納できるようにする。
ユニット家具410における床ユニット411の下側空間410a及び上側空間410bは、それぞれ人の立ち入りや起居が可能となっている。そのため、例えばリビングルームのように人の目がある部屋1に据え置かれると、プライバシーを確保しにくい場合がある。
そこで、以上のような本変形例によれば、仕切り体500によってユニット家具410の使用時におけるプライバシーを確保することができる。
1 部屋
2 床面
3 壁面(壁)
4 壁面(壁)
5 壁面(壁)
6 天井
10 ユニット家具
10a 下側空間
10b 上側空間
11 床ユニット
11a 第一建築用床パネル
11b 第二建築用床パネル
11c 第三建築用床パネル
12 第一脚ユニット
13 第二脚ユニット
16 階段部
16a 段板
16b 蹴込板
16c 側板
19 幕板
20 昇降口
121 背板
122 側板
123 側板
131 第一支持板
132 第二支持板
133 第三支持板

Claims (5)

  1. 床と、天井と、を少なくとも備えた部屋に据え置かれて設けられるユニット家具において、
    前記床の一部の上方に配置される床ユニットと、
    前記床上に設置されて前記床ユニットを支持する複数の脚ユニットと、
    前記複数の脚ユニットのうち少なくとも一つの脚ユニットに付属して設けられる階段部と、を有し、
    前記階段部が付属する前記少なくとも一つの脚ユニットは、隣接するもの同士が平面視において互いに直交して配置された複数の支持板によって構成されており、
    前記階段部は、前記複数の支持板のうち、平面視において前記階段部の昇降方向に沿って配置される支持板に付属していることを特徴とするユニット家具。
  2. 請求項1に記載のユニット家具において、
    前記少なくとも一つの脚ユニットは、前記階段部の昇降方向に沿って配置される第一支持板と、前記第一支持板に隣接するとともに平面視において前記第一支持板と直交する第二支持板と、を有し、
    前記第二支持板は、前記階段部の昇降方向上昇側に位置しており、
    前記階段部は、昇降方向上昇側に位置する端部が、前記第二支持板に付属していることを特徴するユニット家具。
  3. 請求項1又は2に記載のユニット家具において、
    前記床ユニットの前記床側は下側空間とされ、前記床ユニットの前記天井側は上側空間とされており、
    前記床ユニットは、当該床ユニットの側端部が切り欠かれて形成され、かつ、前記下側空間と前記上側空間とを連通する昇降口を備えており、
    前記少なくとも一つの脚ユニットのうち前記階段部が付属する前記支持板は、前記昇降口の縁部に沿って配置されており、
    前記階段部は前記昇降口に配置され、前記昇降口の縁部に沿って配置された前記支持板に付属していることを特徴とするユニット家具。
  4. 請求項1に記載のユニット家具において、
    前記複数の脚ユニットは、背板用支持板と、当該背板用支持板の幅方向両側に設けられた側板用支持板とを少なくとも備えて平面視略コ字状に形成され、
    前記複数の脚ユニットは、前記背板用支持板が前記床ユニットの側縁部に沿い、かつ、前記側板用支持板が前記床ユニットの側縁部よりも外側に突出しない状態に配置されており、
    前記階段部は、前記床ユニットの側縁部に沿って配置され、前記複数の脚ユニットのうち少なくとも一つの脚ユニットにおける前記背板用支持板に付属していることを特徴とするユニット家具。
  5. 請求項4に記載のユニット家具において、
    前記複数の脚ユニットのうち二つ以上の脚ユニットが隣接して配置されて前記床ユニットの一側端部を支持し、当該二つ以上の脚ユニットにおける前記背板用支持板が、前記床ユニットの一側縁部に沿って隣接して配置されており、
    前記階段部は、前記二つ以上の脚ユニットにおける前記隣接する背板用支持板に付属していることを特徴とするユニット家具。
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