JP7223897B1 - ユニット家具 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1のユニット家具は、天井ユニットと、天井ユニットの下面に対して立った状態に取り付けられた複数の柱ユニット及び複数の壁面ユニットと、建物の床と天井ユニットとの間を昇降可能とする昇降手段と、を備えている。
部屋1に据え置かれて設けられるユニット家具10において、
前記部屋1の床2の一部の上方に配置され、複数の床体(建築用床パネル11a,11b,11c)によって構成される床ユニット11と、
前記床2上に設置されて前記床ユニット11を支持する脚ユニット12,13,14と、を備え、
前記複数の床体は、前後に並ぶ複数の前記脚ユニット12,13,14に跨る第一床体11a,11cと、左右に並ぶ複数の前記脚ユニット12,13,14に跨る第二床体11bと、を含み、
前記第一床体11a,11c及び前記第二床体11bは、同一の前記脚ユニット12,13,14に支持されていることを特徴とする。
前記脚ユニット12,13,14は、前記床2に対して垂直方向に配置された垂直板体(背板121,131、側板122,132,133、支持板141,142)を有しており、
前記第一床体及び前記第二床体は、前記同一の脚ユニットにおける同一の前記垂直板体に固定されていることを特徴とする。
前記複数の床体は、互いに隣接する二つの前記第二床体11bを含み、
前記二つの第二床体11bの接触面は、前記脚ユニット12,13,14に載っていないことを特徴とする。
図2において符号1は、部屋を示す。この部屋1は、住宅等の建物の内部に配設されたものであり、床面2(床2)と、互いに対向する一対の壁面3,4(壁3、壁4)と、一対の壁面3,4に直交する他の壁面5(壁5)と、天井6と、を備えている。そして、これら床2と、壁3,4,5と、天井6によって囲まれたスペースが、部屋1の部屋空間とされている。
このような部屋1の床2上に対して、図1に示すようなユニット家具10が据え置かれて設けられている。
ユニット家具10は、建物躯体に対して接合されないため、ユニット家具10が据え置かれる建物の構造も特に限定されない。すなわち、建物躯体は、木造でもよいし、鉄骨造、RC造、SRC造でもよく、その工法の分類(軸組工法、壁式工法、ラーメン工法等)も特に限定されるものではない。要するに、ユニット家具10と建物躯体とを接合する必要がないため、ユニット家具10と建物躯体とを接合する際の相性を考慮する必要がない。
具体的には、ユニット家具10は、図1~図7に示すように、基本構成として、床ユニット11と、床ユニット11を支持する脚ユニット12,13,14(第一脚ユニット12、第二脚ユニット13、第三脚ユニット14)と、部屋1の床面2とユニット家具10の上面とを接続する階段部16と、を備えている。そして、床ユニット11を境にして上下に空間10a,10bが形成されるようになっている。本実施形態において、下側空間10aは、部屋1内から使用できる低天井収納スペースとして使用され、上側空間10bは、居室として十分な天井高を有する一つの部屋として使用することが可能となっている。また、脚ユニット12,13,14の高さ寸法によっては、下側空間10aを一つの部屋、上側空間10bを低天井収納スペースとして使用する場合もあるし、下側空間10a及び上側空間10bの双方を、一つの部屋又は低天井収納スペースとして使用する場合もある。
また、本実施形態におけるユニット家具10は、上記基本構成に加えて、天板21と、手摺ユニット15と、扉部17と、連動引戸部18と、を備えている。
本実施形態における床ユニット11は、いわゆる木質パネル接着工法に用いられる木質の建築用パネルによって構成されており、ユニット家具10が据え置かれる建物の躯体と遜色ない構造的強度を有している。
建築用パネルとは、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面もしくは片面に、面材が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。なお、その内部中空な部分には、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填されていてもよい。
床用の建築用パネル11a,11b,11c(以下、建築用床パネル11a,11b,11c)は、複数用いられており、部屋1の床面2の全体ではなく、一部の上方に、所定の高さで設けられている。本実施形態においては、下側空間10aの天井高が、0.8~1.4メートルになる高さ位置に、複数の建築用床パネル11a,11b,11cが設けられている。
なお、この0.8m~1.4mの天井高とは、人が下側空間10aに入り、腰を屈めるなどして何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲である。ただし、これに限られるものではなく、天井高については部屋1の天井高に応じて任意に設定してもよい。すなわち、下側空間10aの天井高を、人が立った姿勢で歩行・作業ができるような寸法にするとともに、上側空間10bの天井高を、人が腰を屈めた状態で歩行・作業できるような寸法にして、上側空間10bをロフトのように使用できるようにしてもよい。また、例えば部屋1に吹き抜けがあり、部屋1の天井高が高い場合は、下側空間10aと上側空間10bの双方の天井高を、人が立った姿勢で歩行・作業ができるような寸法にしてもよい。また逆に、下側空間10aと上側空間10bの双方の天井高を、人が腰を屈めた状態で歩行・作業できるような寸法にしてもよい。要するに、ユニット家具10は、あくまでも家具であるため、下側空間10a及び上側空間10bにおける上下方向の高さについては特に制限されるものではなく、任意に設定可能となっている。
建築用床パネル11a,11b,11c同士は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて連結され、これにより、床ユニット11を構成している。
建築用床パネル11a,11b,11cは、それぞれ形状・サイズが異なるものの、基本構成として、複数の框材110と、複数の補助桟材112と、これら框材110及び補助桟材112が組み合わせられてなる枠体の上面に固定された面材111と、を備えている。
中央に位置する建築用床パネル11b,11b(第二建築用床パネル11b,11b)は、補助桟材112の長さ方向が左右方向と揃うように、前後に並んで配置されている。また、この第二建築用床パネル11bは、左右方向の寸法が、第一及び第三建築用床パネル11a,11cよりも長く設定されており、前後方向の寸法が、第一建築用床パネル11aの半分に設定されている。
右側に位置する建築用床パネル11c(第三建築用床パネル11c)は、補助桟材112の長さ方向が前後方向と揃うように配置されている。また、この第三建築用床パネル11cは、左右方向の寸法が、第一建築用床パネル11aと略等しく設定されており、前後方向の寸法が、第一建築用床パネル11aよりも短く、第二建築用床パネル11bよりも長く設定されている。これにより、床ユニット11に昇降口20が形成できるようになっている。
第一脚ユニット12は、背板121と、左右の側板122と、底板123と、棚板124と、を有しており、収納家具として使用できるようになっている。
第一脚ユニット12は、下側空間10aの天井高が、本実施形態においては、0.8~1.4メートルになる高さ寸法に設定されている。
なお、棚板124の数は2枚に限定されず、1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。また、棚板124は可動棚であってもよい。
第一脚ユニット12を構成する板121~124は、例えば、MDF(Medium density fiberboard:中密度繊維板、JISA5905)やパーティクルボード(JISA5908)等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
第二脚ユニット13は、背板131と、左右の側板132,133と、を有している。
第二脚ユニット13は、下側空間10aの天井高が、本実施形態においては、0.8~1.4メートルになる高さ寸法に設定されている。すなわち、第一脚ユニット12と等しい高さ寸法に設定されている。
第二脚ユニット13を構成する板131~133は、第一脚ユニット12を構成する板121~124と同様に、MDFやパーティクルボード等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
第一側板132の前後方向の寸法は、第一側板132が、床2の芯材(框材及び補助桟材、あるいは根太等)の上に、床板等を介して載った状態になるという条件を満たす寸法のうちの、最小寸法(あるいは最小寸法に近い寸法)に設定されている。すなわち、第一側板132の前後方向の寸法は、床2の芯材ピッチよりも若干長い寸法に設定されている。
また、第二側板133の前後方向の寸法は、第二側板133に対し、建築用床パネル11a,11b,11cや天板21を、少なくとも2点でビス留めできるという条件を満たす寸法のうちの、最小寸法(あるいは最小寸法に近い寸法)に設定されている。すなわち、第二側板133の前後方向の寸法は、ビスピッチよりも若干長い寸法に設定されており、具体的には例えば120mmに設定されている。
第三脚ユニット14は、第一支持板141と、第二支持板142と、を有している。これら第一支持板141と第二支持板142は、平面視において互いに直交して配置されており、これによって第三脚ユニット14は、平面視略L字状をなしている。
第三脚ユニット14は、下側空間10aの天井高が、本実施形態においては、0.8~1.4メートルになる高さ寸法に設定されている。すなわち、第一脚ユニット12と等しい高さ寸法に設定されている。
第三脚ユニット14を構成する各支持板141,142は、第一脚ユニット12を構成する板121~124と同様に、MDFやパーティクルボード等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
なお、本実施形態における第三脚ユニット14は、少なくとも第一支持板141と、第二支持板142と、を有し、これによって少なくとも平面視略L字状をなす部分を備えるものとしたが、第一支持板141と第二支持板142の側端部同士を接合するのではなく、第一支持板141の中央部と第二支持板142の側端部とを接合して、平面視略T字状をなす部分を備えるものとしてもよい。
図9に示すように、左側に配置される天板21は、左側の前後方向に間隔を空けて配置された第一脚ユニット12と第二脚ユニット13の上端面に架け渡されて設けられている。左側に配置される天板21は、当該天板21の長さ寸法(前後方向の寸法)が床ユニット11の奥行き寸法(前後方向の寸法)と略等しい寸法に設定されている。
右側に配置される天板21は、右側の前後方向に間隔を空けて配置された第三脚ユニット14と第二脚ユニット13の上端面に架け渡されて設けられている。右側に配置される天板21は、昇降口20には設けられないため、その分、形状やサイズが、左側に配置される天板21と異なる。
具体的には、左側の天板21の右縁部は、第一脚ユニット12の内側(右側)の側板122や、左側の第二脚ユニット13の第二側板133よりも、右方に突出している。すなわち、左側の天板21は右側(ユニット家具10の中央側)に跳ね出している。
また、右側の天板21の左縁部は、第三脚ユニット14の第一支持板141や、右側の第二脚ユニット13の第二側板133よりも、左方に突出している。すなわち、右側の天板21は左側(ユニット家具10の中央側)に跳ね出している。
第一化粧パネル21aは、例えば、MDFやパーティクルボード等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
また、第二化粧パネル21bは、例えば、MDF(JISA5905)やパーティクルボード(JISA5908)等のボード材であってもよいし、あるいは、これらのボード材を用いてフラッシュ構造としたものやベタ芯構造としたもの等であってもよく、適宜選択可能である。
さらに、第一化粧パネル21aと第二化粧パネル21bは、強度の異なる板材を選択してもよく、その場合、第二化粧パネル21bを、第一化粧パネル21aよりも高強度の板材とする。
そして、床ユニット11は、図8~図10に示すように、左右に並ぶ天板21,21の上に載せられた状態となっている。すなわち、第一建築用床パネル11aは、第一脚ユニット12と左側の第二脚ユニット13との間に架け渡された天板21の上面に固定されている。第三建築用床パネル11cは、第三脚ユニット14と右側の第二脚ユニット13との間に架け渡された天板21の上面に固定されている。また、第二建築用床パネル11b,11bは、一方の天板21の上面と他方の天板21の上面との間に架け渡されて固定されている。より詳細には、第二建築用床パネル11bは、その左右の端部が、左右の天板21(左右の第二化粧パネル21b)における中央側縁部の上面に架け渡されて固定されている。
具体的には、図11に示すように、天板21の下面から、第一建築用床パネル11aの框材110や補助桟材112に向けてビスB(例えば長さ75mmのビス)を打つことで、天板21と第一建築用床パネル11aとを連結している。
また、図12に示すように、天板21の下面から、第三建築用床パネル11cの框材110や補助桟材112に向けてビスB(例えば長さ75mmのビス)を打つことで、天板21と第三建築用床パネル11cとを連結している。
さらに、図11、図12に示すように、第二建築用床パネル11bの上面から、第一脚ユニット12の内側の側板122、第二脚ユニット13の第二側板133、第三脚ユニット14の第一支持板141に向けてビスB(例えば長さ150mmのビス)を打つことで、第二建築用床パネル11bと天板21と脚ユニット12,13,14とを連結している。
また、図示は省略するが、第一及び第三建築用床パネル11a,11cの上面から、第一脚ユニット12の背板121や側板122,122、第二脚ユニット13の背板131や側板132,133、第三脚ユニット14の支持板141,142に向けてビスB(例えば長さ150mmのビス)を打つことで、第一及び第三建築用床パネル11a,11cと天板21と脚ユニット12,13,14とを連結している。
また、本実施形態では、図11に示すように、第一建築用床パネル11aと第二建築用床パネル11bとの接触面が、中央側の側板122,133の上方に位置している(図11の二点鎖線参照)。すなわち、第一建築用床パネル11aと第二建築用床パネル11b双方の接触端部(互いに接触する端部)を、床2に対して垂直方向に配置された垂直板体(内側の側板122、第二側板133)によって支持しているので、天板21の歪みや撓みを防ぐことができ、床ユニット11の安定性が向上する。
また、図12に示すように、第二建築用床パネル11bと第三建築用床パネル11cとの接触面が、中央側の側板133や中央側の支持板141の上方に位置している(図12の二点鎖線参照)。すなわち、第二建築用床パネル11bと第三建築用床パネル11c双方の接触端部(互いに接触する端部)を、床2に対して垂直方向に配置された垂直板体(第二側板133、第一支持板141)によって支持しているので、天板21の歪みや撓みを防ぐことができ、床ユニット11の安定性が向上する。
さらに、本実施形態では、第二建築用床パネル11bの枠体構成部材(框材110及び補助桟材112)のうち、前後方向に配置される枠体構成部材だけでなく、左右方向に配置される枠体構成部材も、ビスBを用いて天板21に固定されている。
なお、第二建築用床パネル11bにおいて、前後方向に配置される枠体構成部材と左右方向に配置される枠体構成部材との接合は、ビス等の固定具を用いて行うことに加えて、接着剤を用いて行うことが好ましい。
本実施形態のユニット家具10においては、床ユニット11の前端部右側に昇降口20が形成されて階段部16が設けられている。したがって、床ユニット11の上面の前端部においては、右側部分に階段部16が設けられており、それ以外の部分(中央部分及び左側部分)に手摺ユニット15が設けられている。
なお、階段部16を設置する箇所は、右側壁面4側ではなく、左側壁面3側であってもよく、その場合、床ユニット11の上面の中央部分及び右側部分に手摺ユニット15が設けられることとなる。また、右側壁面4には、階段部16を昇り降りする際に使用する手摺8が設けられているが、階段部16を設置する箇所が、左側壁面3側である場合には、左側壁面3に手摺8が設けられることとなる。
床ユニット11と手摺ユニット15との接合は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて行われている。
第一天板153は、第二天板156よりも低い位置に設けられており、第一天板153の上面よりも、背板151及び第一側板152,152の上端部が突出する状態に配置されている。
手摺ユニット15を構成する板151~158は、ビス、ボルト・ナット等の道具を用いて連結され、これにより、手摺ユニット15を構成している。
また、本実施形態における手摺ユニット15は、上記のように机型と収納家具型とを連結したものとされているが、これに限られるものではない。
また、その他にも、単に手摺壁が設けられるだけでもよいし、柵状の手摺ユニットが設けられるものとしてもよい。
階段部16の高さ寸法は、床2から床ユニット11(床面材19a)の上面までの高さを考慮したものとなっている。すなわち、床2から最下段の段板16a上面までの高さと、各段板16aの上面間の高さと、最上段の段板16a上面から床ユニット11(床面材19a)の上面までの高さの高さと、が略等しくなるように設定されている。
より詳細に説明すると、階段部16における左側の側板16cは第三脚ユニット14の第一支持板141の右側面に固定されており、階段部16における複数の段板16aは、段状に形成された当該左側の側板16cの上面と、段状に形成された右側の側板16cの上面と、の間に架け渡されて、左右の側板16cの各段の上面にビス等によって固定されている。また、複数の蹴込板16bも、左右の側板16cに対してビス等によって固定されている。
なお、第一支持板141に対する段板16aの取り付けは、左側の側板16cを用いて行う手段に限られるものではなく、例えば、段板16aの下面と第一支持板141に固定されるアングル材を用いてもよいし、第一支持板141における階段部16側面に、段板16aの端部が嵌め込まれる凹溝部を形成して当該凹溝部に嵌め込んで取り付けてもよい。すなわち、段板16aの第一支持板141への取り付け手段は特に限定されるものではない。また、蹴込板16bも一緒に、取り付け手段によって第一支持板141に対して取り付けられてもよい。
より詳細に説明すると、例えば図6に示すように、第二支持板142には段板支持部材142a(角材等)が固定されており、複数の段板16aのうち最も上方に位置する段板16aにおける第二支持板142側の端部(後端部)が、段板支持部材142aに載った状態で固定されることで、第二支持板142に対して取り付けられている。
なお、第二支持板142に対する最上段の段板16aの取り付けは、段板支持部材142aを用いて行う手段に限られるものではなく、例えば、最上段の段板16aの下面と第二支持板142に固定されるアングル材を用いてもよいし、第二支持板142における階段部16側面に、最上段の段板16aの端部が嵌め込まれる凹溝部を形成して当該凹溝部に嵌め込んで取り付けてもよい。すなわち、最上段の段板16aの第二支持板142への取り付け手段は特に限定されるものではない。
なお、第一支持板141及び第二支持板142は、階段部16側の表面が、後述する幕板19cの表面と面一の状態になっている。
また、階段部16は、部屋1の床面2に対して非固定状態で接した状態であって、かつ部屋1の各壁面3,4,5には接していないか、緩衝材を介して接する状態で設けられる。
扉部17は、右側壁4とユニット家具10(具体的には、手摺ユニット15の第二側板154)との間に設けられた、いわゆるチャイルドガードである。なお、扉部17を設置する箇所は、右側壁面4側に限られるものではなく、階段部16の設置箇所等に応じて適宜変更可能である。すなわち、扉部17を設置する箇所は、右側壁面4側ではなく、左側壁面3側であってもよく、その場合、床ユニット11の上面の中央部分及び右側部分に手摺ユニット15が設けられて、当該手摺ユニット15の左側面となる位置に第二側板154が配置されることとなる。
開放動作時には、第一引戸182を開放方向(左方)に引いて、第二引戸183と前後方向に重なり合った状態となるまで移動させ、更に開放方向に引くと、第二引戸183も第一引戸182と共に開放方向に移動するようになっている。そして、2枚の引戸182,183が、ユニット家具10の前方の空間とユニット家具10の下側空間10aとを仕切っておらず、下側空間10aが開放されている状態においては、例えば図14に示すように、2枚の引戸182,183は、複数の脚ユニット12,13,14のうち左前側に位置する脚ユニット(第一脚ユニット12)の前方で、前後方向に重なり合った状態となる。すなわち、第一脚ユニット12の前方に引戸182,183を収納するための収納部185(戸袋)が設けられている。
また、左側の天板21と右側の天板21との間には、天井材19bが配置されている。当該天井材19bは、天板21と等しい厚みの化粧パネルであり、第二建築用床パネル11bの下面に固定されている。
また、床ユニット11の前端部側の端面には幕板19cが設けられている。当該幕板19cは、床ユニット11と、天板21と、天井材19bと、の前端面を被覆している。具体的には、幕板19cは、レール取付部材184と、前側のガイドレール181と、を前方から被覆している。また、幕板19cは、昇降口20にも設けられている。
その際、ユニット家具10と、部屋1の床面2及び壁面3,4,5との間には、例えばウレタンフォーム等のような振動抑制可能な樹脂(発泡性樹脂材料)や、エチレンプロピレンゴムであるEPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)からなる振動抑制手段が介在しており、ユニット家具10と建物躯体との間の振動の伝達を抑制したり、施工誤差を吸収したりできるようになっている。
すなわち、まずは脚ユニット12,13,14の組み立て及び設置が行われる。続いて、天板21が、脚ユニット12,13,14の上端面に設けられる。続いて、建築用床パネル11a,11b,11cが天板21の上面に設けられて床ユニット11が形成される。続いて、床ユニット11の上面に床面材19aが設けられるとともに、当該上面における前端部に手摺ユニット15と上がり框材(図示省略)が設けられる。続いて、床ユニット11の下面の中央部に天井材19bが設けられて、床ユニット11の前端面に連動引戸部18及び幕板19cが設けられ、続いて、階段部16及び扉部17が組み立てられて設けられる。これにより、ユニット家具10が形成される。
また、図10、図12(a)に示すように、第三建築用床パネル11cと後側の第二建築用床パネル11bは互いに隣接する二つの床体であり、これら二つの床体は、天板21を介して、右側の第二脚ユニット13の第二側板133(同一の垂直板体)に固定されている。また、図10、図12(b)に示すように、第三建築用床パネル11cと前側の第二建築用床パネル11bは互いに隣接する二つの床体であり、これら二つの床体は、天板21を介して、第三脚ユニット14の第一支持板141(同一の垂直板体)に固定されている。
図15に示す例では、互いに隣接する二つの床体である第一建築用床パネル11aと前側の第二建築用床パネル11bが、第一脚ユニット12の内側の側板122(同一の垂直板体)に直接固定されている。具体的には、第一脚ユニット12の内側の側板122の上端面に、第一建築用床パネル11aの下面が当接した状態で、第一建築用床パネル11aの上面から、当該側板122に向けてビスBを打つことで、第一建築用床パネル11aが当該側板122に固定されている。また、当該側板122の上端面に、前側の第二建築用床パネル11bの下面が当接した状態で、前側の第二建築用床パネル11bの上面から、当該側板122に向けてビスBを打つことで、前側の第二建築用床パネル11bが当該側板122に固定されている。
すなわち、互いに隣接する二つの床体である第一建築用床パネル11aと後側の第二建築用床パネル11bを、左側の第二脚ユニット13の第二側板133(同一の垂直板体)に直接固定することも可能である。
また、互いに隣接する二つの床体である第三建築用床パネル11cと後側の第二建築用床パネル11bを、右側の第二脚ユニット13の第二側板133(同一の垂直板体)に直接固定することも可能である。
また、互いに隣接する二つの床体である第三建築用床パネル11cと前側の第二建築用床パネル11bを、第三脚ユニット14の第一支持板141(同一の垂直板体)に直接固定することも可能である。
図16(a)に示す例では、前後方向に並ぶ脚ユニット12,13,14同士で固定用フレーム22を共有した状態となっている。固定用フレーム22は、中央側垂直板体に載った状態とされる第一フレーム材22aを少なくとも含むフレーム状の部材である。第一フレーム材22aは、左右の脚ユニット12,13,14よりも中央側に突出しているので、左側の脚ユニット12,13と右側の脚ユニット13,14との間の距離(すなわち下側空間10aに出入りするための開口部の幅寸法)として下側空間10aに出入りしやすい長さを確保しつつ、中央の第二建築用床パネル11b,11bの脱落を防止することが可能となっている。
図示は省略するが、他の床体においても同様である。
すなわち、互いに隣接する二つの床体である第一建築用床パネル11aと後側の第二建築用床パネル11bを、固定用フレーム22を介して、左側の第二脚ユニット13の第二側板133(同一の垂直板体)に固定することも可能である。
また、互いに隣接する二つの床体である第三建築用床パネル11cと後側の第二建築用床パネル11bを、固定用フレーム22を介して、右側の第二脚ユニット13の第二側板133(同一の垂直板体)に固定することも可能である。
また、互いに隣接する二つの床体である第三建築用床パネル11cと前側の第二建築用床パネル11bを、固定用フレーム22を介して、第三脚ユニット14の第一支持板141(同一の垂直板体)に固定することも可能である。
図17に示す例では、天板21のうちの、脚ユニット12,13,14を覆う部分を少なくとも含む部分をそれぞれ切り出した形状の天板210が、各脚ユニット12,13,14に載った状態となっている。天板210においても、天板21と同様に、中央側縁部が、左右の脚ユニット12,13,14よりも中央側に突出しているので、左側の脚ユニット12,13と右側の脚ユニット13,14との間の距離(すなわち下側空間10aに出入りするための開口部の幅寸法)として下側空間10aに出入りしやすい長さを確保しつつ、中央の第二建築用床パネル11b,11bの脱落を防止することが可能となっている。
また、図18に示す例では、固定用フレーム22のうちの、脚ユニット12,13,14の垂直板体に載った状態とされる部分を少なくとも含む部分をそれぞれ切り出した形状の固定用フレーム220が、各脚ユニット12,13,14に載った状態となっている。固定用フレーム220においても、固定用フレーム22と同様に、中央側縁部(第一フレーム材22a)が、左右の脚ユニット12,13,14よりも中央側に突出しているので、左側の脚ユニット12,13と右側の脚ユニット13,14との間の距離(すなわち下側空間10aに出入りするための開口部の幅寸法)として下側空間10aに出入りしやすい長さを確保しつつ、中央の第二建築用床パネル11b,11bの脱落を防止することが可能となっている。
図19(a)に示す例では、一つの脚ユニット12,13,14に対して複数の固定用金物23が設けられている。当該複数の固定用金物23のうち、中央側垂直板体に載った状態とされている固定用金物23は、例えば図19(b)に示すように、中央側縁部が左右の脚ユニット12,13,14よりも中央側に突出した状態となっている。これにより、左側の脚ユニット12,13と右側の脚ユニット13,14との間の距離(すなわち下側空間10aに出入りするための開口部の幅寸法)として下側空間10aに出入りしやすい長さを確保しつつ、中央の第二建築用床パネル11b,11bの脱落を防止することが可能となっている。なお、固定用金物23にはビス孔が設けられているものとする。
図示は省略するが、他の床体においても同様である。
すなわち、互いに隣接する二つの床体である第一建築用床パネル11aと後側の第二建築用床パネル11bを、固定用金物23を介して、左側の第二脚ユニット13の第二側板133(同一の垂直板体)に固定することも可能である。
また、互いに隣接する二つの床体である第三建築用床パネル11cと後側の第二建築用床パネル11bを、固定用金物23を介して、右側の第二脚ユニット13の第二側板133(同一の垂直板体)に固定することも可能である。
また、互いに隣接する二つの床体である第三建築用床パネル11cと前側の第二建築用床パネル11bを、固定用金物23を介して、第三脚ユニット14の第一支持板141(同一の垂直板体)に固定することも可能である。
なお、互いに隣接する二つの床体を同一の垂直板体に固定するための固定部材は、天板21,210や固定用フレーム22,220のような木製の部材であってもよいし、固定用金物23のような金属製の部材(鋼材等)であってもよく、また、樹脂製等であってもよい。
図20に示す例では、互いに隣接する二つの床体である第一建築用床パネル11aと前側の第二建築用床パネル11bが、固定部材(ここでは天板21)を介して、第一脚ユニット12の内側の側板122(同一の垂直板体)に固定されており、かつ、第一建築用床パネル11aと前側の第二建築用床パネル11bとの接触面が、当該内側の側板122(同一の垂直板体)の上方からずれている。
図示は省略するが、他の床体においても同様である。
また、第二垂直板体133の寸法は、第二脚ユニット13に対する床ユニット11の固定を考慮して設定されている。具体的には、第二垂直板体(第二側板133)の前後方向の寸法は、ビスピッチよりも若干長い寸法に設定されている。したがって、第二垂直板体に対し、床体を少なくとも2点でビス留めできるので、第二垂直板体が床ユニット11に対して回転等してしまうことがなく、第二脚ユニット13に対し床ユニット11を安定的に固定することができる。
また、第一垂直板体132及び第二垂直板体133は、必要な条件を満たす寸法のうちの最小寸法に設定されているので、床ユニット11の支持構造として最小の支持構造を実現することができる。
上述の説明では、例えば図9に示すように、第一脚ユニット12の構成が、背板121の後面と側板122,122の後端面とが略面一な状態で連結される構成となっており、互いに隣接する二つの床体である第一建築用床パネル11a及び前側の第二建築用床パネル11bが、第一脚ユニット12の内側の側板122(同一の垂直板体)に固定されているとしたが、これら二つの床体が固定される同一の垂直板体は、第一脚ユニット12の内側の側板122に限定されない。例えば図21に示すように、第一脚ユニット12の構成が、背板121の前面と側板122,122の後端面とが接した状態で連結される構成である場合には、互いに隣接する二つの床体である第一建築用床パネル11a及び前側の第二建築用床パネル11bは、第一脚ユニット12の内側の側板122(同一の垂直板体)に固定されるとともに、第一脚ユニット12の背板121(同一の垂直板体)にも固定されることとなる。
手摺80は、手摺ユニット15の第二側板154における階段部16側面に、階段部16の昇降方向に沿って設けられている。
次に、図24~図28を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、上述の第1実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
図24、図25は、第2実施形態のユニット家具10の一例を示す正面図であり、具体的には、図24は吊戸部30の閉塞状態を示す図であり、図25は吊戸部30の開放状態を示す図である。また、図26は、手摺ユニット15と扉部17との関係の一例、及び左側の脚ユニット12,13の一例を説明する縦断面図である。また、図27、図28は、階段ユニット40の構成の一例、及び右側の脚ユニット13,24の一例を説明する縦断面図であり、具体的には、図27は、階段ユニット40を収納した状態を示す図であり、図28は、階段ユニット40を収納した状態から引き出した状態へ移動させる態様を説明する図である。
無論、第2実施形態のユニット家具10は、第1実施形態のユニット家具10と同様に、天板21に替えて、天板210、固定用フレーム22,220、固定用金物23等を備えていてもよい。
第2実施形態のユニット家具10は、床ユニット11の側端部に昇降口を形成せず、床ユニット11を平面視矩形状のまま使用した形態となっている。第2実施形態の床ユニット11は、左右に並ぶ一対の第一建築用床パネル11aと、これら一対の第一建築用床パネル11aの間において前後に並ぶ一対の第四建築用床パネルと、を有する。
この第四建築用床パネルは、第二建築用床パネル11bと同様に、中央に位置する建築用床パネルであり、補助桟材112の長さ方向が左右方向と揃うように、前後に並んで配置されている。また、第四建築用床パネルは、左右方向の寸法が、第二建築用床パネル11bの半分程度に設定されており、前後方向の寸法が、第二建築用床パネル11bと等しく設定されている。
第2実施形態のユニット家具10は昇降口20を備えていないので、右側に配置される天板21(化粧パネル21a,21b)は、形状やサイズが、左側に配置される天板21(化粧パネル21a,21b)と略同一に設定されている。また、右側に配置される天板21は、右側の前後方向に間隔を空けて配置された第四脚ユニット24と第二脚ユニット13の上端面に架け渡されて設けられている。
具体的には、第2実施形態の手摺ユニット15は、2枚の背板251と、2枚の側板252と、2枚の側板252の間を左右に仕切る仕切板253と、天板254と、天板254の前端面から起立する起立板255と、2枚の棚板256と、底板257と、を有している。左側の背板251は、仕切板253及び左側の側板252の前端部同士の間に設けられているのに対し、右側の背板251は、仕切板253と右側の側板252との間を前後に仕切る位置に設けられており、その前側空間に棚板256と底板257とが設けられている。
また、本実施形態における手摺ユニット15は、上記のように机型とされているが、これに限られるものではなく、例えば、収納家具として使用できる収納家具型の手摺ユニットでもよい。収納家具型の手摺ユニットとしては、例えば、2枚の側板と、2枚の側板の間を左右に仕切る仕切板と、天板と、複数枚の棚板と、底板と、を有するユニットが挙げられる。このユニットは、背板を有しておらず、前後方向に視線が抜ける状態となっている。
また、その他にも、単に手摺壁が設けられるだけでもよいし、柵状の手摺ユニットが設けられるものとしてもよい。
図24~図26に示すように、扉部17の戸先枠173は、手摺ユニット15の左右の側板252のうちの右側の側板252に固定されている。
引戸32は、上端部にスライダーを有しており、スライダーがガイドレール31に摺動可能に係合されることで、引戸32がガイドレール31に吊り下げられている。ガイドレール31は、引戸32が、第四脚ユニット24と前後方向に重なり合った状態、すなわち第四脚ユニット24を閉塞する状態となる位置(図24に示す位置)と、ユニット家具10の前方の空間とユニット家具10の下側空間10aとを仕切る状態、すなわち第四脚ユニット24を完全に開放した状態となる位置(図25に示す位置)と、の間を移動可能となるような長さに設定されている。
したがって、引戸32は、第四脚ユニット24の前方に配置されるが、第一脚ユニット12の前方には配置されない。よって、その分、第四脚ユニット24の側板の前端面は、第一脚ユニット12の側板121,121の前端面よりも後側に位置している。
階段ユニット40は、部屋1の床面2と床ユニット11の上面とを接続する階段のうちの、上側の複数段(本実施形態においては最上段と上から2番目の段)を形成する第一階段部41と、下側の複数段(本実施形態においては最下段と下から2番目の段)を形成する第二階段部42と、を備えている。
階段ユニット40は、いわゆる入れ子構造となっており、第一階段部41の内部に第二階段部42を出し入れ可能となっている。また、第一階段部41と第二階段部42との間には、連動機構が設けられている。
まず、第二階段部42を展開方向(前方)に引いて、第二階段部42の後端部が第一階段部41の前端部の位置に達するまで移動させ、更に展開方向に引くと、第一階段部41も第二階段部42と共に展開方向に移動する。そして、第一階段部41及び第二階段部42を展開方向に引いて、第一階段部41の後端部が床ユニット11の前端部の位置に達するまで移動させる。
なお、階段ユニット40及び第四脚ユニット24の少なくとも一方に、階段ユニット40を最大まで展開させた状態(図28において一点鎖線で示す状態)、すなわち、第一階段部41の後端部が床ユニット11の前端部の位置に達した状態(階段ユニット40がユニット家具10本体から完全に分離していない状態)であり、かつ第二階段部42の後端部が第一階段部41の前端部の位置に達した状態(第二階段部42が第一階段部41から完全に分離していない状態)を維持するストッパー部材等を設けてもよい。
まず、第二階段部42を収縮方向(後方)に押して、第二階段部42の前端部が第一階段部41の前端部の位置に達するまで移動させ、更に収縮方向に押すと、第一階段部41も第二階段部42と共に収縮方向に移動する。そして、第一階段部41及び第二階段部42を収縮方向に押して、第一階段部41が第四脚ユニット24の背板に接触するまで移動させる。
なお、階段ユニット40及び第四脚ユニット24の少なくとも一方に、第一階段部41が第四脚ユニット24の背板に接触した際の衝撃を緩衝する緩衝部材等を設けてもよい。
したがって、階段を使用しないとき、すなわち部屋1の床面2と床ユニット11の上面との間を昇り降りしないときには、階段ユニット40をユニット家具10の本体内部に収納しておくことができるので、階段を常設する場所を別途設ける必要がなく、部屋1の部屋空間を有効利用することができる。
また、第一階段部41と第二階段部42とが連動して動くので、階段を引き出す作業や階段を収納する作業を楽に行うことができる。
2 床
10 ユニット家具
11 床ユニット
11a 第一建築用床パネル(床体)
11b 第二建築用床パネル(床体)
11c 第三建築用床パネル(床体)
12 第一脚ユニット
13 第二脚ユニット
14 第三脚ユニット
16 階段部
21 天板(固定部材)
22 固定用フレーム(固定部材)
23 固定用金物(固定部材)
24 第四脚ユニット
40 階段ユニット
41 第一階段部
42 第二階段部
121 背板(垂直板体)
122 側板(垂直板体)
124 棚板
131 背板(垂直板体)
132 第一側板(垂直板体、第一垂直板体)
133 第二側板(垂直板体、第二垂直板体)
141 第一支持板(垂直板体)
142 第二支持板(垂直板体)
210 天板(固定部材)
220 固定用フレーム(固定部材)
Claims (3)
- 部屋に据え置かれて設けられるユニット家具において、
前記部屋の床の一部の上方に配置され、複数の床体によって構成される床ユニットと、
前記床上に設置されて前記床ユニットを支持する脚ユニットと、を備え、
前記複数の床体は、前後に並ぶ複数の前記脚ユニットに跨る第一床体と、左右に並ぶ複数の前記脚ユニットに跨る第二床体と、を含み、
前記第一床体及び前記第二床体は、同一の前記脚ユニットに支持されていることを特徴とするユニット家具。 - 請求項1に記載のユニット家具において、
前記脚ユニットは、前記床に対して垂直方向に配置された垂直板体を有しており、
前記第一床体及び前記第二床体は、前記同一の脚ユニットにおける同一の前記垂直板体に固定されていることを特徴とするユニット家具。 - 請求項1又は2に記載のユニット家具において、
前記複数の床体は、互いに隣接する二つの前記第二床体を含み、
前記二つの第二床体の接触面は、前記脚ユニットに載っていないことを特徴とするユニット家具。
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