JP4283929B2 - 鋼製梁及び鋼製梁へのボルト取付構造 - Google Patents

鋼製梁及び鋼製梁へのボルト取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラチス梁に代表される鋼製梁と、そのような鋼製梁へのボルト取付構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
プレハブ住宅の建築において、床パネルをラチス梁にボルトで固定する技術が特開平8−189121号公報により公知となっている。
そして、鋼製梁上に沿って両側の床パネルの端部を載せて突き合わせ、その床パネルの突き合わせ端部上に沿って壁パネルを立て、鋼製梁の上弦材から床パネルの突き合わせ端部及び壁パネルの下端芯材にボルトを通し、ナットで締め付けることによって固定することが行われる。
【0003】
図13は従来の鋼製梁に対する床パネル及び壁パネルの固定構造例を示した縦断面図で、図示のように、鋼製梁であるラチス梁1上に載せた床パネル2,2の端部芯材2a,2a上に沿って壁パネル3を立てる構造部において、通しボルト4を用いて固定している。
即ち、ラチス梁1の上弦材11に下方から床パネル2,2の端部芯材2a,2a及び壁パネル3の下端芯材3aに通しボルト4を貫通し、この通しボルト4の上下のネジ部4a,4bに座金5,6を介装しナット7,8でそれぞれ締め付けている。
なお、ラチス梁1において、上弦材11は左右一対の山形綱12,12で構成され、下弦材13も左右一対の山形綱14,14で構成されており、このような上弦材11及び下弦材13間にラチス材15が架設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の固定構造では、垂直方向について、通しボルト4及び上下のナット7,8により引張力に対する十分な耐力を具備しているが、水平方向、特に、ラチス梁1の長手方向については、上弦材11(山形綱12,12)に対し座金6を当ててナット8をネジ部4bに締め込んだ通しボルト4に位置ズレが発生する可能性がある。
このため、従来は、上弦材11(山形綱12,12)に座金6を溶接することで、水平力に対する耐力を具備させる必要があった。
【0005】
しかし、現場での溶接作業は、材料の養生を含む十分な安全対策を必要とし、作業工数・現場費用も多くなる問題があった。
また、従来は、通しボルト4による固定部の位置によっては、通しボルト4がラチス材15にぶつかる場合があり、そのような場合には、現場加工が必要となり、作業工数・現場費用も多くなるという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、溶接を行わずに、簡単な取付作業でボルトの梁方向に沿った位置ズレを抑えて、水平力に対する耐力を具備するとともに、作業工数・現場費用を削減して、工期短縮・コストダウンに寄与できるようにした鋼製梁へのボルト取付構造を提供することにある。
そして、本発明は、ボルトの梁方向に沿った位置ズレを抑えられる構造部を有する鋼製梁を提供することも目的としている。
また、本発明の目的は、現場加工を行わずに、ボルトの位置変更が容易に行えて、作業工数・現場費用を削減し、工期短縮・コストダウンに寄与できるようにした鋼製梁へのボルト取付構造を提供することにある。
さらに、本発明は、ボルトの位置変更が容易に行える構造部を有する鋼製梁を提供することも目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、
例えば、図1及び図2に示すように、
上弦材11の下面側に座金6を当ててボルト4が固定される鋼製梁1であって、
上弦材11を構成する左右一対の山形鋼12,12の間にボルト4が挿入される隙間を形成するとともに、その左右一対の山形鋼12,12の下縁部に座金6を収容する幅方向の溝部16を形成した構成、
を特徴としている。
【0008】
このように、請求項1記載の発明によれば、上弦材11を構成する左右一対の山形鋼12,12の間にボルト4が挿入される隙間を形成するとともに、その左右一対の山形鋼12,12の下縁部に座金6を収容する幅方向の溝部16を形成した鋼製梁1なので、上弦材11の下縁部に形成した幅方向の溝部16に座金6を収容することにより、上弦材11とその上に載せる建築部材2,3とを固定するボルト4の梁方向に沿った位置ズレを抑えられる。
【0017】
請求項記載の発明は、
請求項記載の鋼製梁であって、
例えば、図3に示すように、
上弦材11と下弦材13とをラチス材15で結合したラチス梁である構成、
を特徴としている。
【0018】
このように、請求項記載の発明によれば、請求項記載の鋼製梁が、上弦材11と下弦材13とをラチス材15で結合したラチス梁1なので、例えば、図1,2,4,5または図6,7,8,9に示すように、上弦材11とその上に載せる建築部材2,3とを固定するボルト4,21,31について、ラチス梁1の梁方向に沿った位置ズレを抑えられる
【0019】
また、請求項3記載の発明は、
例えば、図1及び図2に示すように、
鋼製梁1上に載せた建築部材2,3と鋼製梁1の上弦材11とを、上弦材11の下面側に座金6を当ててボルト4で固定する、鋼製梁1へのボルト取付構造であって、
請求項1または2記載の鋼製梁1の上弦材11を構成する左右一対の山形鋼の間に形成した隙間にボルト4を挿入するとともに、その左右一対の山形鋼の下縁部に形成した幅方向の溝部16に座金6を収容して、
上弦材11と建築部材2,3とをボルト4で固定した構成、
を特徴としている。
【0020】
ここで、建築部材としては、例えば、床パネル2とその上に立てる壁パネル3が挙げられるが、他の建築要素であっても良い。
また、ボルト4は、頭付きボルトであっても、両端にネジ部4a,4bを有する通しボルトであっても良い。
【0021】
以上のように、請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の鋼製梁1の上弦材11の下縁部の溝部16に座金6を収容して、上弦材11と鋼製梁1上に載せた建築部材2,3とをボルト4で固定した、鋼製梁1へのボルト取付構造なので、鋼製梁1の上弦材11を構成する左右一対の山形鋼の間に形成した隙間にボルト4を挿入するとともに、その左右一対の山形鋼の下縁部に形成した幅方向の溝部16に座金6を収容したことによって、鋼製梁1の上弦材11とその上の建築部材2,3とを固定するボルト4について、梁方向に沿った位置ズレを抑えられる。
こうして、溶接を行わずに、簡単な取付作業だけで、ボルト4の梁方向に沿った位置ズレを抑えて、水平力に対する耐力を具備でき、しかも、作業工数・現場費用も削減できることから、工期短縮・コストダウンにも寄与できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る鋼製梁及び鋼製梁へのボルト取付構造の実施の各形態例を図1から図9に基づいて説明する。
【0031】
<第1の実施の形態例>
先ず、図1は本発明を適用した第1の実施の形態例としての鋼製梁に対する床パネル及び壁パネルの固定構造例を示した縦断面図で、図2はその構造部の側面図である。
この実施の形態例では、図示のように、前述した従来構造例(図13参照)と同じ部品または部分には同一の符号を付してその説明を省略し、改良点のみを以下に説明する。
即ち、この実施の形態例は、ラチス梁1の上弦材11の山形綱12,12の下縁部に等間隔をもって溝部16,16,…を形成したものである。
なお、ラチス梁1は、両端部の梁受け金具9,9の間に架設されるもので、図示のように、梁受け金具9,9の接合片9a,9aを両端部に差し込んでボルト9b,9b,…により固定する。
【0032】
このように、ラチス梁1の上弦材11の山形綱12,12の下縁部に溝部16,16,…を形成した構造のため、図示したように、その溝部16,16にボルト4の座金6を収容しておける。
これにより、ラチス梁1の上弦材11からその上の床パネル2,2の端部芯材2a,2a間を貫通し、さらに、その上の壁パネル3の下端芯材3aに貫通して、上下のネジ部4a,4bにナット7,8をそれぞれ締め込んで、ラチス梁1上に床パネル2,2を介し壁パネル3を固定するボルト4について、従来問題となっていた梁方向に沿った位置ズレを、上弦材11(山形綱12,12)の溝部16,16への座金6の収容状態(係合状態)によって抑えることができる。
以上の通り、溶接を行わずに、簡単な取付作業だけによって、ボルト4の梁方向に沿った位置ズレを抑えることができ、従って、水平力に対する耐力を具備することができる。
また、作業工数・現場費用も削減できるため、工期短縮・コストダウンも達成することができる。
【0033】
<第2の実施の形態例>
図4は本発明を適用した第2の実施の形態例としての鋼製梁に対する床パネル及び壁パネルの固定構造例を示した縦断面図である。
この実施の形態例も、図示のように、前述した従来構造例(図13参照)と同じ部品または部分には同一の符号を付してその説明を省略し、改良点のみを以下に説明する。
即ち、この実施の形態例は、図5にも示すように、下端に形成した接合片4cに、貫通穴42を有する板部材41を溶接接合により一体化したボルト4を用いて、図4に示したように、ラチス梁1の上弦材11の山形綱12,12の間において、その外側に座金43,44をそれぞれ当てて、ボルト4下端の板部材41を第2のボルト45及びナット46により固定したものである。
【0034】
このように、貫通穴42を有する板部材41を下端に備えたボルト4を用い、ラチス梁1の上弦材11の山形綱12,12間において、ボルト4下端の板部材41を第2のボルト45及びナット46で固定した構造のため、前述した第1の実施の形態例と同様の作用効果が得られる。
つまり、ラチス梁1上に床パネル2を介し壁パネル3を固定するボルト4について、前述した第1の実施の形態例と同様に、従来問題となっていた梁方向に沿った位置ズレを、上弦材11(山形綱12,12)への第2のボルト45及びナット46による固定状態によって抑えることができる。
【0035】
<第3の実施の形態例>
図6は本発明を適用した第3の実施の形態例としての鋼製梁へのボルト取付構造例を示した要部斜視図で、図7はその鋼製梁のボルト取付部の縦断面図である。
この実施の形態例も、図示のように、前述した従来構造例(図13参照)と同じ部品または部分には同一の符号を付してその説明を省略し、改良点のみを以下に説明する。
即ち、この実施の形態例は、下端に座金22を溶接接合により一体化したボルト21を用いて、ラチス梁1の上弦材11(山形綱12,12)の上面に座金22を置き、その座金22を両側から一対のボルト固定部材(座金押え部材)23,23により上弦材11(山形綱12,12)と一緒に挟み込んで、ボルト21を固定したものである。
なお、ボルト固定部材である座金押え部材23は、図示のように、プレートを断面コ字型に折り曲げ加工したものである。
【0036】
このように、座金22を下端に備えたボルト21を用い、ラチス梁1の上弦材11の上面に置いた座金22を両側から一対の座金押え部材23,23により上弦材11(山形綱12,12)と一緒に挟み込んで、ボルト21を固定した構造のため、ラチス梁1の上弦材11の上面の長手方向に沿った適当な位置において、ボルト21下端の座金22を両側の一対の座金押え部材23,23で上弦材11(山形綱12,12)と一緒に挟み込むことにより固定することで、ボルト21の位置変更を容易に行うことができる。
これにより、ラチス梁1上に床パネル2,2を介し壁パネル3を固定するボルト21について、従来問題となっていたラチス梁15と干渉を回避することができる。
以上の通り、現場加工を行わずに、ボルト21の位置変更を容易に行うことができ、従って、作業工数・現場費用を削減できるため、工期短縮・コストダウンを達成することができる。
【0037】
<第4の実施の形態例>
図8は本発明を適用した第4の実施の形態例としての鋼製梁へのボルト取付構造例を示した要部斜視図で、図9はその鋼製梁のボルト取付部の縦断面図である。
この実施の形態例も、図示のように、前述した従来構造例(図13参照)と同じ部品または部分には同一の符号を付してその説明を省略し、改良点のみを以下に説明する。
即ち、この実施の形態例も、前述した第3の実施の形態例と同様に、下端に座金32を溶接接合により一体化したボルト31を用いたもので、前記ラチス梁1の上弦材11(山形綱12,12)の上面にボルト組込部材(ガイドレール部材)33を両側の溶接部35,35により固定して、このガイドレール部材33の内部に座金32を組み込むとともに、ガイドレール部材33の上部に形成したガイド溝34からボルト31を突出させて、ボルト31を移動自在としたものである。
なお、ボルト組込部材であるガイドレール部材33は、図示のように、プレートを折り曲げ加工して上面の中央に開放するガイド溝34を有するものである。
【0038】
このように、座金32を下端に備えたボルト31を用い、前記ラチス梁1の上弦材11(山形綱12,12)の上面に固定したガイドレール部材33の内部に座金32を組み込んで、ガイドレール部材33上部のガイド溝34からボルト31を突出させて、ボルト31を移動自在とした構造のため、前述した第3の実施の形態例と同様の作用効果が得られる。
つまり、ラチス梁1上に床パネル2,2を介し壁パネル3を固定するボルト21について、前述した第3の実施の形態例と同様に、従来問題となっていた前記ラチス梁15と干渉を、ガイドレール部材33内部に座金32を組み込んだボルト31のガイド溝34に沿った移動によって、回避することができる。
【0039】
<梁受け金物の従来の取付構造例>
図12は梁受け金物の従来の取付構造例を示した要部分解斜視図で、従来は、梁受け金物9の取り付けに際して、柱材51及びその両側の壁パネル52,52に予め加工を要していた。
即ち、図示のように、柱材51の上端の両側面に、梁受け金物9の両側片に対応する座掘り部51a,51aを形成するとともに、この両側面の座掘り部51a,51aに開口する上下の貫通穴51b,51bを形成する。
また、壁パネル52には、端部芯材52aの上端に上下の貫通穴52b,52bを形成するとともに、面材52cの上端隅部に差込穴52dを形成する。
【0040】
そして、従来は、中央の柱材51の両側に壁パネル52,52を建て付けて壁面を構築する前において、一方の壁パネル52に差込穴52dからボルト53を内部に入れてから、三者の貫通穴52b,51b,52bにボルト53を通した後、他方の壁パネル52に差込穴52dから図示しないナットを内部に入れてから、そのナットをボルト53に締め付けていた。
このように、梁受け金物9の取り付け作業について、従来は、▲1▼施工性が悪い、▲2▼壁面を予め組立することができない、▲3▼壁パネルに穴開け加工が必要である、▲4▼納まりによりボルト長さが変わる、などの問題があった。
【0041】
<梁受け金物の実施の形態例>
図10は梁受け金物の取付構造例を示した分解斜視図で、図示のように、梁受け金物61は、縦面片62、上面片63、側面三角片64,64及び接合片65からなるもので、縦面片62、上面片63及び接合片65に取付穴62a,62a,…,63a,63a,65a,65aを形成したものである。
なお、壁面側には、柱材71の上端の両側面に、梁受け金物61の両側の側面三角片64,64に対応する三角形座掘り部71a,71aを形成しておくだけである。
【0042】
梁受け金物61の取り付けは、壁面を構築した後に行う。
即ち、図示のように、中央の柱材71の両側に壁パネル72,72を建て付けて壁面を構築した後において、両側の壁パネル72,72の端部芯材72a,72aとの間の柱材71の三角形座掘り部71a,71aに、梁受け金物61の側面三角片64,64を挿入する(図11参照)。
そして、図11に示したように、上面片63の取付穴63a,63aと壁パネル72,72の端部芯材72a,72aの上面から釘N,N,N,Nを斜めに打ち込んで、柱材71と端部芯材72a,72aとを釘N,N,N,Nにより固定するとともに、縦面片62の取付穴62a,62a,…から柱材71にスクリューネジS,S,…をねじ込んで、梁受け金物61を壁面に固定する。
【0043】
以上のような梁受け金具61及びその取付構造によれば、(1)壁面を予め構築できる、(2)納まりが共通、(3)壁パネル穴開け加工が不要、となる。
従って、施工の合理化を達成できる。
【0044】
なお、以上の実施の各形態例においては、ラチス梁としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、トラス梁を含む他の鋼製梁であっても良い。
また、各部品の形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明に係る鋼製梁によれば、上弦材を構成する左右一対の山形鋼の間に形成した隙間にボルトを挿入するとともに、その左右一対の山形鋼の下縁部に形成した幅方向の溝部に座金を収容できるため、上弦材とその上に載せる建築部材とを固定するボルトの梁方向に沿った位置ズレを抑えることができる。
【0050】
請求項記載の発明に係る鋼製梁によれば、上弦材とその上に載せる建築部材とを固定するボルトについて、請求項1記載の発明のように、ラチス梁の梁方向に沿った位置ズレを抑えることができる
【0051】
また、請求項3記載の発明に係る鋼製梁へのボルト取付構造によれば、請求項1または2記載の鋼製梁の上弦材を構成する左右一対の山形鋼の間に形成した隙間にボルトを挿入するとともに、その左右一対の山形鋼の下縁部に形成した幅方向の溝部に座金を収容したため、上弦材とその上の建築部材とを固定するボルトについて、梁方向に沿った位置ズレを抑えることができ、即ち、溶接を行わずに、簡単な取付作業だけで、ボルトの梁方向に沿った位置ズレを抑えて、水平力に対する耐力を具備することができ、しかも、作業工数・現場費用も削減できるため、工期短縮・コストダウンも達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての鋼製梁に対する床パネル及び壁パネルの固定構造例を示した縦断面図である。
【図2】図1の構造部の側面図である。
【図3】図1及び図2の鋼製梁とその両端の梁受け金物を示すもので、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は鋼製梁の断面図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施の形態例としての鋼製梁に対する床パネル及び壁パネルの固定構造例を示した縦断面図である。
【図5】図4のボルト部材の拡大斜視図である。
【図6】本発明を適用した第3の実施の形態例としての鋼製梁へのボルト取付構造例を示した要部斜視図である。
【図7】図6の鋼製梁のボルト取付部の縦断面図である。
【図8】本発明を適用した第4の実施の形態例としての鋼製梁へのボルト取付構造例を示した要部斜視図である。
【図9】図8の鋼製梁のボルト取付部の縦断面図である。
【図10】梁受け金物の取付構造例を示した分解斜視図である。
【図11】図10の梁受け金物を壁面に取り付けた状態を示した斜視図である。
【図12】梁受け金物の従来の取付構造例を示した要部分解斜視図である。
【図13】従来の鋼製梁に対する床パネル及び壁パネルの固定構造例を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 鋼製梁(ラチス梁)
2 床パネル(建築部材)
2a 端部芯材
3 壁パネル(建築部材)
3a 下端芯材
4 通しボルト
4a,4b ネジ部
4c 接合片
5,6 座金
7,8 ナット
9 梁受け金物
11 上弦材
12 山形綱
13 下弦材
14 山形綱
15 ラチス材
16 溝部
21 ボルト
22 座金
23 ボルト固定部材(座金押え部材)
31 ボルト
32 座金
33 ボルト組込部材(ガイドレール部材)
34 ガイド溝
35 溶接部
41 板部材
42 貫通穴
43,44 座金
45 第2のボルト
46 ナット
61 梁受け金物
63 上面片
64 側面三角片
71 柱材
71a 三角形座掘り部

Claims (3)

  1. 上弦材の下面側に座金を当ててボルトが固定される鋼製梁であって、
    上弦材を構成する左右一対の山形鋼の間にボルトが挿入される隙間を形成するとともに、その左右一対の山形鋼の下縁部に座金を収容する幅方向の溝部を形成したこと、
    を特徴とする鋼製梁。
  2. 上弦材と下弦材とをラチス材で結合したラチス梁であること、
    を特徴とする請求項1記載の鋼製梁。
  3. 鋼製梁上に載せた建築部材と鋼製梁の上弦材とを、上弦材の下面側に座金を当ててボルトで固定する、鋼製梁へのボルト取付構造であって、
    請求項1または2記載の鋼製梁の上弦材を構成する左右一対の山形鋼の間に形成した隙間にボルトを挿入するとともに、その左右一対の山形鋼の下縁部に形成した幅方向の溝部に座金を収容して、
    上弦材と建築部材とをボルトで固定したこと、
    を特徴とする鋼製梁へのボルト取付構造。
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