JPH08277576A - 木造建築用コーナー固定具 - Google Patents

木造建築用コーナー固定具

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JPH08277576A
JPH08277576A JP10787495A JP10787495A JPH08277576A JP H08277576 A JPH08277576 A JP H08277576A JP 10787495 A JP10787495 A JP 10787495A JP 10787495 A JP10787495 A JP 10787495A JP H08277576 A JPH08277576 A JP H08277576A
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Kenichi Nakagawa
健一 中川
Hideo Matsuyama
英雄 松山
Kunio Yamada
晋男 山田
Yoshikazu Hirokawa
義和 廣川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ボルトの設置位置に対する自由度が大きく、し
かも強度が大きく、構成の簡単な作業性のよい木造建築
用のコーナー固定具を提供する。 【構成】コーナー固定具を横部材2及び縦部材3からL
字状に形成するとともに、前記横部材を立上がり部4b
を有する2個の要素部材から構成し、それぞれの立上が
り部どうしを互いに所定の間隔をあけて平行に対峙させ
て、それらの立上がり部相互間にボルト挿通用のスリッ
ト部を形成する。また、前記立上がり部4bの上部にボ
ルト用の座金33,34に係合する凹凸状の係合部10
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建築において耐震
構造の強化等の目的で用いられるブレースの端部を柱と
土台などのコーナー部に支持する場合や、基礎コンクリ
ートに定着されたアンカーボルトを介して柱と土台との
コーナー部をより強固に固定する場合などに好適な木造
建築用コーナー固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築において、耐震構造の強
化などの目的から、筋交い用として柱と土台及び柱と梁
などのコーナー部相互間をブレースを用いて緊張支持す
ることにより、変形に伴うブレースの引張り応力によっ
て構造の強化を図る方法が広く知られており、そのブレ
ース用のコーナー固定具に関しても種々の形態のものが
開示されている(実開昭55−174407号公報、実
開昭56−76806号公報、実開昭58−11010
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来開
示されたコーナー固定具においては、ボルトの固定位置
に対する自由度に関して十分な配慮がなされていなかっ
たため、特に予め基礎コンクリート中に下部を埋設して
定着されたアンカーボルトのように、固定位置に関して
殆ど融通性のない不動のボルトを利用してコーナー固定
具を固定しようとする場合には、実際上対応が困難であ
った。また、現場においてコーナー固定具のボルト挿通
孔に合わせて土台などの木材側にボルト挿通孔を穿設す
る、いわゆる現場合せの場合においても、正確な位置に
精度よく穿設することは加工上の困難が伴うため作業性
がよくないといった問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ボルトの設置位置に対する自由度が大きく、
しかも強度も大きく、構成の簡単な作業性のよい木造建
築用のコーナー固定具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記コーナー
固定具を横部材及び縦部材からなるL字状に形成すると
ともに、前記横部材を少なくとも平板部の長手方向の一
方の側辺部に立上がり部を形成した2個の要素部材から
構成し、それぞれの立上がり部どうしを互いに所定の間
隔をあけて平行に対峙させた状態において前記縦部材に
結合することにより、それらの立上がり部相互間にボル
ト挿通用のスリット部を形成したことを特徴とする。な
お、前記横部材を構成する各要素部材の立上がり部の上
端部に、ボルト用の座金に係合する凹凸状の係合部を形
成することができる。また、前記縦部材に開孔したボル
ト用の挿通孔を水平方向の長孔状に形成し、固定位置を
調整可能に構成してもよい。
【0006】
【作用】本発明によれば、前記横部材を構成する2個の
要素部材の立上がり部相互間にボルト挿通用の縦長のス
リット部が形成されるので、ボルトの設置位置に対する
自由度がきわめて大きい。したがって、前述の現場合せ
によるボルト締付け作業は勿論、基礎コンクリートに予
め定着された不動のアンカーボルトを用いてコーナー部
を締付け固定する場合などにおいては、特にその作業性
が大幅に改善される。しかも、前記立上がり部により横
部材の長手方向の剛性が大幅に強化されるという効用も
ある。その結果、横部材自体の肉厚を薄くすることも可
能である。また、前記立上がり部の上部にボルト用の座
金に係合する凹凸状の係合部を形成すれば、両者の係合
によって横部材の長手方向に対するボルトの固定状態が
強化されるとともに、木材側の経年変化等によりボルト
の締付状態に多少の緩みが生じた場合でもその係合によ
って長手方向のがたつきが抑制される。さらに、前記縦
部材に開孔したボルト用の挿通孔を水平方向の長孔状に
形成することにより柱側に対する固定位置も調整可能に
構成すれば更に作業性が向上される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例に関して説明する。図
1〜図3は本発明の一実施例を示したもので、それぞれ
その正面図、平面図及び右側面図を示したものである。
また、図4は図1中のA−A断面図を示したものであ
る。図中、1はコーナー固定具全体を示したもので、溶
接などによりL字状に結合された横部材2と縦部材3か
ら構成される。横部材2は、図4に示すように、2個の
L字状の要素部材4,5から構成され、それぞれ平板部
4a,5aの長手方向の少なくとも一方の側辺部には立
上がり部4b,5bが形成されている。それぞれの立上
がり部4b,5bどうしは、互いに所定の間隔をあけて
平行に対峙した状態において一端部を前記縦部材3に溶
接等によって一体的に結合され、それらの立上がり部4
b,5b相互間にボルト挿通用のスリット部6を形成し
ている。なお、要素部材4,5の他端部は、側板7によ
って固定される。また、縦部材3には、図3に示すよう
に、水平方向の長孔からなるボルト挿通孔8,9が所定
の間隔をあけて形成されており、そのボルト挿通孔8あ
るいは9のいずれかを選択することにより、他の締付ボ
ルトとの競合を回避し得るとともに、幅方向の締付位置
を調整し得るように構成されている。
【0008】また、前記横部材2を構成する各要素部材
4,5の立上がり部4b,5bの上部には、後述のボル
ト用の座金の端部に係合する凹凸状の係合部10,11
が形成されている。さらに、それらの立上がり部4b,
5b間には、ブレース用の連結具12がボルト・ナット
からなる固定軸手段13によって回動自在に軸支されて
いる。前記連結具12は、ブレース端部の連結板部を両
側から挟持する2片12a,12bを有するコ字状に形
成されている。なお、この連結具12は使用せずに、ブ
レース端部の連結板部を直接、立上がり部4b,5b間
の固定軸手段13によって軸支するようにしてもよい。
図中、14,15はそれぞれ横部材2あるいは縦部材3
に形成された止め釘用の挿通孔である。
【0009】図5は前記実施例の使用例を示した使用状
態図、図6はその部分拡大図である。図示のように、本
例においては、コーナー固定具1は土台16と柱17と
の結合コーナー部に使用されている。その横部材2は、
基礎コンクリート18中に下半部を埋設して定着された
アンカーボルト19と、土台16に対して固定するため
の締付ボルト20とによって締付け固定される。したが
って、横部材2は、アンカーボルト19を介して土台1
6を基礎コンクリート18に対して締付け固定する作用
を奏することになる。また、縦部材3は、前記ボルト挿
通孔8を介して締付ボルト21を用いて柱17に対して
締付け固定される。この場合、前記締付け固定位置が図
示しない他の直角方向の締付ボルトと競合する場合に
は、前記ボルト挿通孔9の方に変更して図6の締付位置
22において柱17に締付け固定することにより締付ボ
ルト間の競合を回避できる。なお、前述のように、ボル
ト挿通孔8,9は水平方向の長孔状に形成されているの
で、幅方向の位置調整が可能である。
【0010】以上のように、結合コーナー部に固定され
たコーナー固定具1に対しては、更に前記連結具12を
使用しあるいは使用せずに直接的に前記横部材2に対し
てブレース23の端部が連結される。具体的には、ブレ
ース23の端部に設けられた連結板部24を前記連結具
12を構成する2片12a,12b間あるいは直接、前
記各要素部材4,5の立上がり部4b,5b間に挿入し
て回動自在に軸支することにより連結が行われる。他
方、このブレース23の他端部は、対角上のコーナー部
に固定された、例えば図7及び図8に示された他の形式
のコーナー固定具25の連結部26に連結される。具体
的には、前記コーナー固定具25の連結部26を構成す
る2片26a,26b間に前記ブレース23の他端部に
設けられた連結板部27を挿入して回動自在に軸支する
ことにより連結される。さらに、前記ブレース23に対
して交差するようにブレース28が設置される。このブ
レース28は、本例においては、前記コーナー固定具2
5と同形式のコーナー固定具29,30を用いて両端部
を回動自在に連結している。なお、図中、31,32は
ターンバックルである。
【0011】次に、本発明の特徴である前記コーナー固
定具1の固定の仕方に関して具体的に説明する。前述の
ように、コーナー固定具1は、本例においては、前記ア
ンカーボルト19と締付ボルト20との2本のボルトに
より、横部材2を介して基礎コンクリート18及び土台
16に対して締付け固定される。この場合、アンカーボ
ルト19は予め基礎コンクリート18に定着されている
ため不動ではあるが、横部材2を構成する各要素部材
4,5の立上がり部4b,5b間にはスリット部6が形
成されており、そのスリット部6内においてボルトは自
由に移動し得る結果、ボルトの位置に対する制約は全く
なく、問題なく対応できることは前述のとおりである。
したがって、以上のように不動のアンカーボルトなどを
用いる場合の締付け固定作業が従来に比べて大幅に簡便
になり、作業性が改善される。
【0012】前記アンカーボルト19あるいは締付ボル
ト20を用いて前記コーナー固定具1を締付け固定する
場合には、図6の部分拡大図に示したように、前記各要
素部材4,5の立上がり部4b,5bの上部に形成した
凹凸状の係合部10,11に跨る座金33,34を介し
て締付ける。その座金33,34は、図9及び図10の
部分拡大図に示されるように特殊の形状を有している。
すなわち、座金33,34の図9中、左右両端部には下
方へ傾斜した傾斜部35,36が折曲げ形成され、ま
た、前後両端部には、図10に示すように、前記立上が
り部4b,5bの両外側面に係合し得る下方への垂下片
部37,38が形成されている。そして、前記傾斜部3
5,36の端面39,40が前記凹凸状の係合部10,
11に対する係合部として機能することになる。
【0013】しかして、締付け固定作業においては、図
6に示したように、アンカーボルト19及び締付ボルト
20に座金33,34を挿通し、その座金33,34の
垂下片部37,38を前記立上がり部4b,5bの上端
部の外側面に係合してスプリングワッシャ等を挟んでナ
ット41,42により締付け固定することになる。その
際、前述のように、前記傾斜部35,36の端面39,
40が前記凹凸状の係合部10,11に対する係合部と
して機能するため、各ボルト19,20の位置に合わせ
て座金33,34を左右に移動して両端面39,40の
係合位置を調整し、しかる後、ナット41,42により
締付け固定する。これにより、各ボルト19,20の横
部材2の長手方向に対する固定状態が大幅に強化され
る。また、前述のように、木材側の経年変化等によりボ
ルトの締付状態に多少の緩みが生じた場合でも、前記座
金33,34に形成した傾斜部35,36の端面39,
40が凹凸面の頂点を越えて移動しない限り長手方向の
がたつきが抑制されることになる。
【0014】次に、図11〜図14に用いて前記凹凸状
の係合部と前記座金に関する実施例に関して説明する。
図11の(イ)〜(ニ)は、横部材2を構成する各要素
部材4,5の立上がり部4b,5bの上部に形成される
係合部10,11の凹凸形状に関する具体例を示したも
ので、(イ)は前述の実施例において使用された鋸歯状
のもの、(ロ)〜(ニ)は他の実施例を示したものであ
る。また、図12の(A)〜(C)は、係合部10,1
1を形成する部位に関する実施例を示したものである。
(A)は各要素部材4,5の立上がり部4b,5bの上
端面に係合部10,11を形成した場合を示したもの
で、前述の実施例はこの部位に形成した場合を示したも
のである。(B)は前記立上がり部4b,5bの上端部
に水平部43を折曲げ形成し、その上面に係合部10,
11を形成した場合を示したもので、その水平部43の
補強的効果により立上がり部4b,5bの剛性が増大さ
れる。(C)は同様に前記立上がり部4b,5bの上端
部に水平部43を形成したものであるが、(B)の場合
と異なり、水平部43の端面、すなわち立上がり部4
b,5bからみてその側面に係合部10,11を形成し
た場合を示したものである。以上の(イ)〜(ニ)に示
した具体的な凹凸形状と(A)〜(C)の形成部位との
組合わせは自由で、種々の態様の選定が可能である。
【0015】図13及び図14は前記係合部10,11
間に跨って係合される座金を示した斜視図で、図13は
前述の図12の(A)及び(B)に示したように各要素
部材4,5の立上がり部4b,5bの上面に係合部1
0,11を形成した場合に対応した座金、図14は同じ
く図12の(C)に示したように各要素部材4,5の立
上がり部4b,5bの側面に係合部10,11を形成し
た場合に対応した座金を示したものである。図13の
(a)は、前述の実施例において用いた座金33,34
を示したもので、図13の(A)あるいは(B)の部位
に図11の(イ)の鋸歯状あるいは(ハ)の台形歯状の
凹凸形状を形成した場合に好適なもので、前述のよう
に、前記傾斜部35,36の端面39,40が前記凹凸
状の係合部10,11に対する係合部として機能する。
また、前後両端部に形成された垂下片部37,38は、
前述のように、前記立上がり部4b,5bの両外側面に
係合して座金33,34自体を支持案内すると同時に、
立上がり部4b,5b間が開くことを防止する開き防止
作用を奏することになる。なお、図中、44はボルト挿
通孔である。
【0016】図13の(b)は他の実施例としての座金
45を示したもので、その左右両端部には、下方に直角
に折曲げられ下端部が前記係合部10,11に係合する
垂直部46,47が形成されている。また、前後両端部
には前記立上がり部4b,5bの両外側面に係合して前
記開き防止作用を奏する垂下片部48が形成されてい
る。本実施例は、図13の(A)あるいは(B)の部位
に図11の(イ)の角歯状の凹凸形状を形成した場合に
最適であるが、他の凹凸形状にも用いることができる。
図中、49はボルト挿通孔である。
【0017】図13の(c)は他の実施例としての座金
50を示したもので、その左右両端部には前記係合部1
0,11の凹凸部に係合する係合片部51,52が、ま
た前後両端部には前記立上がり部4b,5bの両外側面
に係合して前記開き防止作用を奏する垂下片部53が形
成されている。本実施例の場合には、係合片部51,5
2の下面の形状が図11の(イ)〜(ニ)に適合するよ
うに形成すればどの凹凸形状にも対応することが可能で
ある。図中、54はボルト挿通孔である。
【0018】図13の(d)は他の実施例としての座金
55を示したもので、本実施例の場合においては、全体
を波形に形成し、その前後両端部の適所に前記立上がり
部4b,5bの両外側面に係合して前記開き防止作用を
奏する垂下片部56が形成されている。そして、前記波
形の下面の形状を図11の(イ)〜(ニ)に適合するよ
うに形成すればどの凹凸形状にも対応することが可能で
ある。図中、57はボルト挿通孔である。
【0019】次に、図14に示した他の実施例に関して
説明する。本実施例は、前述のように、図12の(C)
に示したように各要素部材4,5の立上がり部4b,5
bの側面に係合部10,11を形成した場合に対応する
ものである。(e)の実施例として示した座金58は、
上方図に示したように、図中の左右両端部は折返されて
おり、その下方の折曲げ片部59,60の端部には、下
方に示した底面図のように、前記立上がり部4b,5b
の側面に形成された係合部10,11の凹凸形状に適合
した凹凸部が形成されている。そして、本実施例の場合
には、折曲げ片部59,60の端面に形成された凹凸部
が立上がり部4b,5bの側面に形成された係合部1
0,11に対して外側から係合するため、その位置決め
と同時に立上がり部4b,5bの開き防止作用も奏する
ことになる。なお、前記折曲げ片部59,60は折曲げ
によらずに一体的に形成し、その端面を凹凸形状に形成
するようにしてもよい。図中、61はボルト挿通孔であ
る。
【0020】図14の(f)は他の実施例としての座金
62を示したもので、その前後両端部には下方に直角に
係合片部63,64が折曲げ形成されている。その係合
片部63,64の内方側面は、図12の(C)に示され
た前記立上がり部4b,5bの水平部43に形成された
係合部10,11に適合する凹凸形状に形成されてい
る。そして、本実施例の場合にも、前記実施例と同様
に、前記係合片部63,64の内側面に形成された凹凸
部が立上がり部4b,5bの水平部43に形成された係
合部10,11に対して外側から係合するため、その位
置決めと同時に立上がり部4b,5bの開き防止作用も
奏することになる。図中、65はボルト挿通孔である。
【0021】以上、実施例に関して説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、立上がり部4b,5
bの高さやその両者間の間隔、すなわちスリット部6の
幅などの各部の具体的寸法や、具体的形状は場合に応じ
て変形し得るものである。例えば、前記横部材2を構成
する各要素部材4,5の平板部4a,5aの長手方向の
一方の側辺部に形成した立上がり部4b,5bは、必ず
しも平板部4a,5aの側端部から形成される場合のみ
に限られず、多少内側に入った部分から立上げてもよ
い。要は、各要素部材4,5間にボルト挿入用の連続し
たスリット部6が形成されるものであればよい。また、
その立上がり部は、平板部4a,5aの両側の側辺部に
形成してもよく、その中の一方の立上がり部4b,5b
どうしを平行に対峙してその間に前記スリット部6を形
成すればよい。さらに、座金に関してその前後両端部の
前記垂下片部の形成をやめたり、逆にその垂下片部の内
側に前記立上がり部4b,5b間の内側面に係合して内
方への変形を防止するための下方への切起し片を形成し
たりすることも可能である。また、本コーナー固定具1
は、一般的には金属で形成されることが多いが、強度的
に十分強化された硬質プラスチック等を用いて一体的に
成形することも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)前記横部材を構成する2個の要素部材の立上がり
部相互間にボルト挿通用の縦長のスリット部が形成され
るので、ボルトの設置位置に対する自由度がきわめて大
きい。したがって、予め基礎コンクリートに定着された
アンカーボルトのように位置調整のできないボルトに対
する締付け固定も簡便で、その作業性が大幅に改善され
る。 (2)しかも、前記横部材を構成する2個の要素部材の
立上がり部によって横部材の長手方向に対する剛性が大
幅に強化される。その結果、前記横部材自体の板厚を薄
くすることも可能である。 (3)以上のように、アンカーボルトによる締付け固定
が簡便で、しかも前記立上がり部によって横部材の剛性
が強化される結果、土台と柱との結合コーナー部をアン
カーボルトを介して基礎コンクリートに対して強固に結
合できるので、建物の剛性強化上、きわめて有効であ
る。 (4)また、その土台と柱との結合コーナー部に固定さ
れたコーナー固定具を介してブレースの端部を支持する
場合においても強固な支持が得られる結果、ブレースに
よる補強効果が有効に発揮される。 (5)また、前記コーナー固定具をブレースの端部支持
用として使用する場合には、平行に対峙された前記立上
がり部自体をブレースの端部支持用の部材としても利用
し得るので構成の簡略化が図れる。 (6)さらに、前記立上がり部の上部にボルト用の座金
と係合する凹凸状の係合部を形成すれば、両者の係合に
より横部材の長手方向に対するボルトの固定状態が強化
されるとともに、木材側の経年変化等によりボルトの締
付状態に多少の緩みが生じた場合でもその係合によって
長手方向のがたつきが抑制される。 (7)また、ボルト用の座金に前記立上がり部の外側面
に係合する前記垂下片部を形成すれば、その垂下片部に
よる外方からの係合によって両立上がり部間の開きが防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示した正面図である。
【図2】 同実施例を示した平面図である。
【図3】 同実施例を示した右側面図である。
【図4】 図1中のA−A断面図である。
【図5】 前記実施例の使用状態図である。
【図6】 同部分拡大図である。
【図7】 他のコーナー固定具を示した正面図である。
【図8】 その平面図である。
【図9】 前記実施例の締付け部を示した部分拡大図で
ある。
【図10】 前記実施例の締付け部を示した部分拡大図
である。
【図11】 係合部の凹凸形状に関する実施例を示した
断面図である。
【図12】 係合部の形成部位に関する実施例を示した
斜視図である。
【図13】 座金に関する実施例を示した部品図であ
る。
【図14】 座金に関する実施例を示した部品図であ
る。
【符号の説明】
1…コーナー固定具、2…横部材、3…縦部材、4,5
…要素部材、4a,5a…平板部、4b,5b…立上が
り部、6…スリット部、7…側板、8,9…ボルト挿通
孔、10,11…係合部、12…連結具、13…固定軸
手段、14,15…止め釘用の挿通孔、16…土台、1
7…柱、18…基礎コンクリート、19…アンカーボル
ト、20〜22…締付ボルト、23…ブレース、24…
連結板部、25…コーナー固定具、26…連結部、27
…連結板部、28…ブレース、29,30…コーナー固
定具、31,32…ターンバックル、33,34…座
金、35,36…傾斜部、37,38…垂下片部、3
9,40…端面、41,42…ナット、43…水平部、
44…ボルト挿通孔、45…座金、46,47…垂直
部、48…垂下片部、49…ボルト挿通孔、50…座
金、51,52…係合片部、53…垂下片部、54…ボ
ルト挿通孔、55…座金、56…垂下片部、57…ボル
ト挿通孔、58…座金、59,60…折曲げ片部、61
…ボルト挿通孔、62…座金、63,64…係合片部、
65…ボルト挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横部材及び縦部材からL字状に形成さ
    れ、前記横部材は少なくとも平板部の長手方向の一方の
    側辺部に立上がり部を形成した2個の要素部材から構成
    され、それぞれの立上がり部どうしを互いに所定の間隔
    をあけて平行に対峙させた状態において前記縦部材に結
    合することにより、それらの立上がり部相互間にボルト
    挿通用のスリット部を形成したことを特徴とする木造建
    築用コーナー固定具。
  2. 【請求項2】 前記横部材を構成する各要素部材の立上
    がり部の上部に、ボルト用の座金に係合する凹凸状の係
    合部を形成したことを特徴とする請求項1記載の木造建
    築用コーナー固定具。
  3. 【請求項3】 前記縦部材に開孔したボルト用の挿通孔
    を水平方向の長孔状に形成し、固定位置を調整可能に構
    成したことを特徴とする請求項1又は2記載の木造建築
    用コーナー固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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