JP2797396B2 - データ表示制御装置 - Google Patents

データ表示制御装置

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JP2797396B2
JP2797396B2 JP1094893A JP9489389A JP2797396B2 JP 2797396 B2 JP2797396 B2 JP 2797396B2 JP 1094893 A JP1094893 A JP 1094893A JP 9489389 A JP9489389 A JP 9489389A JP 2797396 B2 JP2797396 B2 JP 2797396B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定の関連にあるツリー状データの関連構
造を表示するマルチウインドウ方式のデータ表示装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置では、例えばファイル、レコー
ド、ユーザ等の対象データ(ノード)の関連構造を有向
グラフとして表示させる場合、上記各ノードは、画面に
表示するイメージデータ、ウインドウ座標系上での画面
表示領域のデータ(座標値)、下位のノードの順序集合
のデータ等をそれぞれ保持するノードオブジェクトとし
て表現されて実メモリ上に記憶しており、中央処理装置
(CPU)は、表示装置の画面上に上記各ノードオブジェ
クトに応じてノードの配置計算を行い、第16図に示すよ
うに、上位に当るノードと下位に当るノードとを上記上
位レベルから下位レベルに至る順方向のリンク及び下位
レベルから上位レベルに至る逆方向のリンクで接続させ
て有向グラフを表示させていた。また、上記表示された
ノードの移動や削除等の変更操作により、上記構造を再
表示させる場合には、有向グラフ全体を再計算して上記
ウインドウ上に再表示していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記装置では、上位レベルのノードが下位
レベルのノードより下位に表示されたり、順方向のリン
クと逆方向のリンクが混在するので、ノードの個数が多
くなるにつれて、解りにくい表示となって、ノードの順
位をユーザが認識しずらいという問題点があった。ま
た、有向グラフを一部変更して表示装置に再表示させる
場合には、有向グラフ全体を再計算して再表示しなおす
ため、ノードの個数が多くなるにつれて、再表示の処理
時間が長くなったり、ユーザが変更操作を行う際に認識
したノードの表示位置が再表示によって変更されて認識
できなくなる問題点もあり、ユーザがノードの認識を誤
り、誤操作してしまうという欠点があった。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、表示装置
に表示されるノードの順位を上位レベルから下位レベル
に順次表示されるようにして、ユーザがノードの順位を
容易に認識でき、これによりユーザの誤操作を防止して
操作性を向上させることができるデータ表示制御装置を
提供することを課題とする。
また、本発明の他の課題は、表示変更に伴うツリー構
造の変更部分のみの再計算及び表示変更を可能にして各
ノードの配置計算及び表示に要する時間を削減できると
ともに、ユーザのノードの認識性を高め、これによりユ
ーザの誤操作を防止して操作性を向上させることができ
るデータ表示装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明は、複数のノードをリンクした関連構造を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した関連構造
に基づいて前記複数のノード並びにそのリンクを表示す
る表示手段と、次レベルのノードの基準座標を算定する
算定手段と、子ノードを処理対象ノードとして設定する
設定手段と、前記処理対象ノードの表示位置に対応する
座標と、前記算定手段が算定した基準座標とを比較し、
下位レベル側の座標を前記処理対象ノードの座標として
設定する座標設定手段とを具備することを特徴とする。
また、第2の発明は、複数のノードをリンクした関連
構造を記憶する記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶した関連構造に基づいて前記複数のノード並びにその
リンクを表示する表示手段と、表示位置の変更を行う変
更対象ノードを指定する指定手段と、前記指定手段によ
り指定された変更対象ノードとともに表示位置を変更す
べきノードを、該変更対象ノードと関連するノードから
検索する検索手段とを具備し、前記指定手段により指定
された変更対象ノードと該ノードとともに表示位置を変
更すべきノードの表示位置を関連構造を維持しつつ変更
することを特徴とする。
また、第3の発明は、前記検索手段により検索された
ノードの座標を再設定する再設定手段をさらに具備する
ことを特徴とする。
また、第4の発明は、前記再設定手段は、特定レベル
のノードの基準座標を算定する基準座標手段と、前記特
定レベルのノードの表示位置に対応する座標と、前記基
準座標とを比較する比較手段と、前記比較手段による比
較結果に応じて、下位レベル側の座標を前記座標を再設
定するノードの座標として設定する座標設定手段とをさ
らに具備することを特徴とする。
また、第5の発明は、前記検索手段によって検索され
たノードの再表示処理を行う再表示処理手段をさらに具
備することを特徴とする。
また、第6の発明は、前記検索手段は、前記指定手段
により指定されたノードの子ノードを、前記表示位置を
更新すべきノードとして検索することを特徴とする。
〔作用〕
本発明では、次レベルのノードの基準座標を算定し、
子ノードを処理対象ノードとして設定すると、該処理対
象ノードの表示位置に対応する座標と、算定した基準座
標とを比較し、下位レベル側の座標を処理対象ノードの
座標として設定する。
したがって、表示された各ノードを上位のノードから
順次下位のノードへ配置し、各ノード間の関連構造が明
確になるように各ノードを表示することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図乃至第15図の図面に基づき詳
細に説明する。
第1図は、本発明に係るデータ表示装置の概略構成を
示すブロック図である。図において、実メモリ11は、第
2図(a)、(b)、(c)に示すような、後述する表
示装置17の画面に表示するウインドウとそのウインドウ
内に表示される有向グラフの構成要素であるノード並び
にリンクに関するデータ及び実行プログラム等が格納さ
れている。
第2図(a)は、ウインドウのデータ構造で、有向グ
ラフのルート、その有向グラフに含まれる全ノードのデ
ータ(各ノードの指し示すポインタ機能のデータ)、ユ
ーザが指定した再計算対象ノードのデータ及びノード間
の最低間隔のデータ等からなっており、これらの各デー
タはノードを要素とするリストである。第2図(b)
は、各ノードごとのデータ構造で、実施例ではノードB
のデータ構造を示す。上記データ構造は、順位が下位レ
ベルのノード(子ノード)を要素とするリスト、順位が
上位レベルのノード(親ノード)と連結するリンク並び
に子ノードと連結するリンクを要素とするリスト(各リ
ンクを指し示すポインタ機能のデータ)、有向グラフが
表示されるウインドウ上に対応するノード(ノードB)
の座標データ(ウインドウ座標系上での画面表示四角形
領域のデータで表示されるノードの大きさを示す座標
値)及び上記ノードが子ノードを有しない場合には高さ
とノード間の最低間隔を加えた値、或いは子ノードを有
する場合には子ノードの表示に必要な高さ(子ノードの
高さの和)等からなる。また、第2図(c)は、各リン
クごとのデータ構造で、実施例ではリンク1のデータ構
造を示す。上記データ構造は、リンク(リンク1)と連
結する親ノード及び子ノードを要素とするリスト等から
なる。なお、実施例では、ウインドウのルート及びノー
ドの子ノードに関するデータは、上記実メモリ11に格納
済みであるものとする。また、上記各データ構造は、自
己を表示させるために必要なデータ、例えば表示に必要
な線の太さや長さや種類、フォントデータ等を合せ持
つ。
キーボード12、マウス13は、本発明に係るノードの有
向グラフの表示の指示を入力するとともに、表示された
有向グラフの各ノードから所定ノードの指定、上記指定
された所定ノード以降の下位の有向グラフの表示変更等
の指示を入力している。
キーボード/マウス制御部14は、キーボード12又はマ
ウス13からの入力に応じた指示及び指定を中央処理装置
(CPU)15に出力している。
CPU15は、実メモリ11、ディスク制御部16及び表示制
御部18を制御しており、上記キーボード/マウス制御部
14からの指示及び指定に応じて、実メモリ11、ディスク
17への上記ウインドウ、有向グラフの構成要素であるノ
ード並びにリンクに関するデータ及び実行プログラムの
データ書き込み若しくは読み出し、表示制御部18への有
向グラフ表示の指示又は演算処理等を行っている。ま
た、ディスク17には、上記データのうち、実メモリ11に
格納し切れない一部のデータを格納しており、CPU15は
必要に応じて上記ディスク17からデータを読み出して、
実メモリ11に格納している。また、CPU15は、本発明に
係るノード配置とノードの表示変更と座標計算の処理制
御を行っている。上記ノード配置の処理制御は、表示対
象である有向グラフの構成要素であるノードについての
検索を行うもので、第2図に示した各種データのうち座
標以外のデータの設定を行う。上記ノードの表示変更の
処理制御は、指定されたノード(始点)と当該始点の子
孫であるノードを検索するものである。上記座標計算の
処理制御は、実メモリ11に格納されたデータに基づいて
各ノードがウインドウに表示される座標を計算するもの
である。本実施例では、各ノードの座標は、ウインドウ
の左下の点を原点として表示される。
表示制御部18は、上記CPU15の指示に応じて表示装置1
9の表示制御を行っている。
表示装置19は、CRT等のディスプレイからなり、上記
表示制御部18の制御に応じて、第3図に示すような、各
ノードA〜Kの有向グラフ、ノードの表示変更後の有向
グラフを画面上のウインドウに表示している。また、表
示装置19は、マウス13の移動に連動する図示しないカー
ソルも画面上に表示しており、ノードの表示変更の際
に、変更対象の始点となるノードの表示位置にマウス13
によりカーソルを移動させてマウスボタンをクリックす
ることによってノードを指定して選択を行う。指定され
たノードは、反転し、キーボード12又はマウス13により
特定のコマンドが適用可能になる。実施例では、ノード
の移動・転記・削除等が有向グラフを変更するためのコ
マンドとノードが表すデータを編集するためのコマンド
とを用意している。そして、ノード編集のコマンド入力
によってCPU15は、第4図乃至第10図に基づく処理制御
を行う。
次に、本発明に係るノード配置と座標計算の2つの処
理制御の動作を第4図乃至第10図のフローチャートに基
づき詳細に説明する。なお、ノード配置では、ルート
(実施例では、ノードAとF)の検索から始まり、順次
その下位レベルである子孫のノードへと対象が移行して
いき、一度処理されたノードにはフラグを立て検索済み
のマークが付けられ、検索の途中で再び現れても上記ノ
ード配置の処理を行わない。また、座標計算では、ルー
トの設定から始まり、順次その下位レベルである子孫の
ノードへと対象が移行していき、検索の過程で同じノー
ドが何度現れても計算の処理を行うものとする。
第4図は、ノード配置の処理動作を説明するためのフ
ローチャートである。図において、まずCPU15は、第2
図(a)に示したウインドウのデータに未配置のルート
があるかどうか判断し(ステップ101)、未配置のルー
トがある場合には実メモリ11から未配置のルートを1つ
取り出して変数rootに設定する(ステップ102)。そし
て、上記rootを配置済みノードとし(ステップ103)、
上記rootが子ノードを持つかどうか判断する(ステップ
104)。
ここで、rootが子ノードを持つ場合には、子孫である
ノードを配置する第5図のサブルーチンに進む(ステッ
プ105)。また、rootが子ノードを持たない場合には、
ステップ101に戻り未配置のルートを検索し、未配置の
ルートがある場合には、上記動作を繰り返し、また未配
置のルートがない場合には、上記動作を終了する。
第5図は、子孫であるノードの配置の処理動作を説明
するためのサブルーチンで、第4図のステップ105で子
孫であるノードの配置実行の指示があると、まずCPU15
は、子孫である処理対象のノードを変数nodeに代入し
(ステップ111)、上記nodeに未配置の子ノードがある
かどうか判断する(ステップ112)。
ここで、nodeに未配置の子ノードがない場合には、第
4図のノード配置の処理に戻り、またnodeに未配置の子
ノードがある場合には、実メモリ11から未配置の子ノー
ドを1つ取り出して変数sub−nodeに設定する(ステッ
プ113)。そして、上記sub−nodeを配置済みノード、す
なわちnodeの子ノードとしてマーキングし(ステップ11
4)、次にsub−nodeが子ノードを持つかどうか判断する
(ステップ115)。
ここで、上記sub−nodeが子ノードを持つ場合には、
子孫であるノードを配置するこのサブルーチンに基づき
再び処理動作を行い(ステップ116)、またsub−nodeが
子ノードを持たない場合には、ステップ112に戻り未配
置の子ノードを検索し、未配置の子ノードがある場合に
は、上記動作を繰り返し、また未配置の子ノードがない
場合には、第4図のノード配置の処理に戻ってルートの
検索を行う。
次に、第6図のフローチャートに基づき表示位置計算
の処理動作を説明する。図において、まずCPU15は、表
示の基準となるウインドウの左下の原点のY座標の値を
0に初期設定するとともに(ステップ201)、ルートの
X座標の値を0に初期設定する(ステップ202)。そし
て、実メモリ11からルートを1つ取り出して変数rootに
設定する(ステップ203)。そして、上記rootが子ノー
ドを持つかどうか判断する(ステップ204)。
ここで、rootが子ノードを持つ場合には、次レベルの
ノードのX座標の値を求める第7図のサブルーチン、子
ノードのX座標の値を設定する第8図のサブルーチン、
rootの子孫ノードの座標を設定する第9図のサブルーチ
ン及びrootのY座標を設定する第10図のサブルーチンを
順次実行する(ステップ205〜208)。また、rootが子ノ
ードを持たない場合には、直接ステップ208に進み、roo
tのY座標を設定する第9図のサブルーチンを実行す
る。次に、CPU15は、座標未計算のルートがあるかどう
か判断し(ステップ209)、座標未計算のルートがある
場合には、ステップ203に戻って、その座標未計算のル
ートを実メモリ11から取り出して変数rootに設定し、上
記動作を繰り返し、また座標未計算のルートがない場合
には、上記処理動作を終了する。
第7図は、次レベルのX座標の計算の処理動作を説明
するためのサブルーチンで、第6図のステップ205で次
レベルのX座標の計算実行の指示があると、まずCPU15
は、現レベルのノード(例えば第3図に示すノードA)
を変数nodeに設定し(ステップ211)、実際の座標を壊
さないために変数X1にnodeのX座標を代入する(ステッ
プ212)。次に、ノードFのリストを検索してnodeの子
ノード(ノードB、C)と同レベルのノード(ノード
G)のリストを、変数node−listに代入し(ステップ21
3)、さらに各ノードの幅を揃える目的で上記node−lis
tの中のノードの幅の最大値(ノードGの幅)を変数max
−widthに代入する(ステップ214)。そして、上記X1
max−widthの和が、次レベルのノードのX座標の値とし
て返されて次の子ノードの基準となり(ステップ21
5)、第6図のフローチャートに戻る。
第8図は、ノードのX座標設定の処理動作を説明する
ためのサブルーチンで、第6図のステップ206で子ノー
ドのX座標設定実行の指示があると、まずCPU15は、処
理対象となるノード(例えばノードG)を変数nodeに代
入するとともに(ステップ221)、現レベルのX座標を
変数X1に代入する(ステップ222)。次に、nodeのX座
標が設定されているかどうか判断する(ステップ22
3)。
ここで、上記nodeのX座標が設定されていない場合に
は、nodeのX座標にX1を設定して(ステップ226)、第
6図のフローチャートに戻る。また、nodeのX座標が設
定されている場合には、nodeのX座標をX2に代入し(ス
テップ224)、X1>X2かどうか判断する(ステップ22
5)。
ここで、X1>X2の場合には、そのまま第6図のフロー
チャートに戻り、またX1>X2でない場合には、nodeのX
座標にX1を設定して(ステップ226)、第6図のフロー
チャートに戻る。
第9図は、子孫の座標計算の処理動作を説明するため
のサブルーチンで、第6図のステップ207でrootの子孫
の座標計算実行の指示があると、まずCPU15は、処理対
象となるノード(例えばノードG)を変数nodeに代入し
(ステップ231)、上記nodeが子ノードを持つかどうか
判断する(ステップ232)。
ここで、上記nodeが子ノードを持たない場合には、no
deのY座標を設定する第10図のサブルーチンを行う(ス
テップ236)。また、nodeが子ノード(ノードI、J)
を持つ場合には、次レベルのノードのX座標の値を求め
る第7図のサブルーチン、子ノードのX座標の値を設定
する第8図のサブルーチン、nodeの子孫ノードの座標を
設定する第9図のサブルーチン及びnodeのY座標を設定
する第10図のサブルーチンを順次実行する(ステップ23
3〜236)。そして、上記nodeの同レベルのノード(兄
弟)が残っているかどうか判断する(ステップ237)。
ここで、上記nodeの兄弟が残っている場合には、ステ
ップ231に戻って上記動作を繰り返し、またnodeの兄弟
が残っていない場合には、第6図のフローチャートに戻
る。
第10図は、ノードのY座標設定の処理動作を説明する
ためのサブルーチンで、第6図のステップ208でrootの
Y座標の設定実行の指示があると、まずCPU15は、処理
対象となるノード(例えばノードG)を変数nodeに代入
し(ステップ241)、自己のデータ構造から上記nodeが
子ノードを持つかどうか判断する(ステップ242)。
ここで、上記nodeが子ノード(ノード1、J)を持つ
場合には、次にnodeに子ノードがマーキングされて既に
配置されているかどうか判断する(ステップ243)。ま
た、nodeが子ノードを持たない場合、上記ステップ243
のnodeに子ノードが配置されていない場合には、有向グ
ラフの現在の高さをnodeのY座標とする(ステップ24
4)。そして、nodeのY座標にnodeの高さとノード間の
最低間隔とを加えた値を有向グラフの現在の高さとし
(ステップ244)、第6図のフローチャートに戻る。
また、ステップ243で上記nodeに子ノードが配置され
ている場合には、上記nodeに配置されている子孫のノー
ドの表示に必要な高さ(子ノードの高さの和)を変数H
に代入する。次に、有向グラフの現在の高さH0とHとか
ら上記node(ノードG)のY座標を計算する(ステップ
244)。上記Y座標の計算は、式{H0−[H−(ノード
間の最低間隔)]/2}によって求め、上記計算が終了す
ると、第6図のフローチャートに戻る。
したがって、本発明では、ウインドウに表示する全ノ
ードに対して第4乃至第10図のノード配置及び表示位置
計算を行うので、第3図に示す有向グラフのように、各
ノード間の親子関係を明確に表示することができる。特
に、実施例に示したごとく、有向グラフに閉路が含まれ
ない場合には、以下の条件を満たすことができる。
すなわち、 (1)子ノードは、親ノードより下位に表示される。
(2)逆向きのリンクがなくなる。
(3)同レベルのノードの先端の表示位置が揃う。
また、有向グラフに閉路が含まれる場合でも、上述し
た(1)、(2)をほぼ満たすことができる。
次に、本発明に係るノードの表示変更と座標計算の2
つの処理制御の動作を第11図乃至第14図のフローチャー
トに基づき詳細に説明する。なお、上述したノード配置
と座標計算の際と同様の動作については、説明の都合上
省略する。
第11図は、ノードの表示変更のうち、ノードの移動を
指定するコマンド入力による動作制御を説明するための
フローチャートである。図において、まずユーザによっ
て有向グラフのノードの一部分を再表示するための再計
算の始点となるノードをポインティングデバイスである
マウス13を使用して指定されると(ステップ301)、指
定されたノードは、反転し、キーボード12又はマウス13
により特定のコマンドが適用可能になる。次に、コマン
ドが指定されると、指定されたコマンドを起動し(ステ
ップ302)、指定されたノードのX座標を変数X0に、Y
座標を変数Y0に代入する(ステップ303)。そして、有
向グラフの検索(再計算対象のノードの検索)を行う第
12図のサブルーチンを実行し(ステップ304)、さらに
ユーザによる表示位置の指定に応じて上記検索した再計
算対象のノードの表示座標の計算を行う第13図のサブル
ーチンを実行する(ステップ305)。上記ノードの表示
座標の計算が終了すると、実メモリ11から再計算対象ノ
ードを1つ取り出して変数nodeに代入し(ステップ30
6)、ステップ303で設定した変数X0Y0によりnodeのウイ
ンドウ上の座標を求める(ステップ307)。上記ウイン
ドウ上の座標が求まると、上記座標に応じてnodeをウイ
ンドウに表示するとともに(ステップ308)、上記表示
されたノードに連結するリンクを張り直す(ステップ30
9)。そして、未表示の再計算対象のノードがあるかど
うか判断し(ステップ310)、未表示の再計算対象のノ
ードがある場合には、ステップ306に戻って上記動作を
繰り返し、未表示の再計算対象のノードがない場合に
は、動作を終了する。
第12図は、有向グラフの探索(再計算対象のノードの
捜策)のサブルーチンで、第11図のステップ304で有向
グラフの探索実行の指示があると、第12図において、ま
ず再計算の始点であるノードを変数rootに代入し(ステ
ップ321)、rootを再度計算対象のノードとして実メモ
リ11に登録する(ステップ322)。次に、上記rootを配
置済みのノードとして(ステップ323)、rootをウイン
ドウから削除し(ステップ324)、rootが子ノードを持
つかどうか判断する(ステップ325)。
ここで、上記rootが子ノードを持たない場合には、第
11図のノードの表示変更動作に戻り、またrootが子ノー
ドを持つ場合には、実メモリ11から上記rootの子ノード
を1つ取り出して変数sub−nodeに設定する(ステップ3
26)。そして、第14図の子孫探索のサブルーチンを実行
する(ステップ327)。
この第14図の子孫探索のサブルーチンでは、子孫探索
実行に指示があると、まず探索経路にループが含まれる
かどうか判断する(ステップ331)。
ここで、上記探索経路にループが含まれる場合には、
第12図の有向グラフの探索のサブルーチンに戻り、また
探索経路にループが含まれない場合には、処理対象のノ
ードを変数nodeに代入して(ステップ332)、上記node
を再計算対象として実メモリ11に登録する(ステップ33
3)。次に、上記nodeを配置済みのノードとし(ステッ
プ334)、nodeをウインドウから削除する(ステップ33
5)。そして、上記nodeが子ノードを持つかどうか判断
する(ステップ336)。
ここで、上記nodeが子ノードを持たない場合には、第
12図の有向グラフの探索のサブルーチンに戻り、またno
deが子ノードを持つ場合には、上記実メモリ11から上記
nodeの子ノードを1つ取り出し、変数sub−nodeに設定
する(ステップ337)。そして、上記sub−nodeの子孫の
探索をこの第14図のサブルーチンを用いて実行し(ステ
ップ338)、上記子孫の探索が終了すると、次に上記nod
eに未登録の子ノードがあるかどうか判断する(ステッ
プ339)。
ここで、上記nodeに未登録の子ノードがある場合に
は、ステップ336に戻って、上記動作を繰り返し、またn
odeに未登録の子ノードがない場合には、第12図の有向
グラフの探索のサブルーチンに戻る。
第12図の有向グラフの探索のサブルーチンでは、ステ
ップ338における上記第14図のサブルーチンが終了する
と、次に上記rootに未配置の子ノードがあるかどうか判
断する(ステップ328)。
ここで、上記rootに未配置の子ノードがある場合に
は、ステップ326に戻って上記動作を繰り返し、rootに
未配置の子ノードがない場合には、上記動作を終了す
る。
第13図はノードの再表示座標計算のサブルーチンで、
第11図のステップ305で再計算対象のノードの表示座標
の計算の指示があると、第13図において、まずCPU15
は、表示の基準となるウインドウの左下の原点のY座標
の値を0に初期設定するとともに(ステップ341)、ル
ートのX座標の値を0に初期設定する(ステップ34
2)。そして、実メモリ11からルートを1つ取り出して
変数rootに代入する(ステップ343)。そして、上記roo
tが子ノードを持つかどうか判断する(ステップ344)。
ここで、rootが子ノードを持つ場合には、上述した次
レベルのノードのX座標の値を求める第7図のサブルー
チン、子ノードのX座標の値を設定する第8図のサブル
ーチン、rootの子孫ノードの座標を設定する第9図のサ
ブルーチン及びrootのY座標を設定する第10図のサブル
ーチンを順次実行し(ステップ345〜348)、またrootが
子ノードを持たない場合には、直接ステップ348に進
み、rootのY座標を設定する第9図のサブルーチンを実
行し、上記サブルーチンの動作終了後、第11図のノード
の表示変更の動作に戻る。
したがって、本発明では、従来の如く、全てのノード
を再計算処理の対象とするものではなく、第15図に示す
ように、変更が必要なノード(点線部のノードC、D)
だけを再計算処理の対象として実線部のノードC、Dを
表示することができるので、各ノードの配置計算及び表
示に要する時間を削減できる。また、再計算処理対象外
のノードの表示位置は変更されないので、処理以前のユ
ーザの意図が損なわれず、ユーザのノードに対する理解
度を高めることができ、これによってノードに対するユ
ーザの誤操作を防止することができる。
なお、実施例では、ノードの表示変更のうち、ノード
の移動に関して説明したが、本発明はこれのみに限ら
ず、転記や削除に関しても応用可能であり、転記の場合
には、検索された再計算対象のノードを削除しないで、
表示位置指定に応じて上記ノードの表示座標を計算して
ウインドウ上にコピー表示するようにすれば良いし、ま
た削除の場合には、探索されたノードを再計算処理を行
わずに削除すれば良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、第1の発明では、複数のノード
をリンクした関連構造を記憶し、記憶した関連構造に基
づいて複数のノード並びにそのリンクを表示する際に、
次レベルのノードの基準座標を算定し、子ノードを処理
対象ノードとして設定すると、処理対象ノードの表示位
置に対応する座標と算定した基準座標とを比較し、下位
レベル側の座標を処理対象ノードの座標として設定する
よう構成したので、下記に示す効果が得られる。
1)親(上位)ノードを複数持つノードがあっても、ル
ープがない場合には、子ノードは親ノードよりも下位に
表示させるよう設定することができる。
2)逆向きのリンクを防止して、各ノード間の関連構造
が明確になるように各ノードを表示することができる。
また、第2の発明では、複数のノードをリンクした関
連構造を記憶し、記憶した連構造に基づいて複数のノー
ド並びにそのリンクを表示する際に、表示位置の変更を
行う変更対象ノードを指定すると、指定された変更対象
ノードとともに表示位置を変更すべきノードを、該変更
対象ノードと関連するノードから検索し、指定された変
更対象ノードと該ノードとともに表示位置を変更すべき
ノードの表示位置を関連構造を維持しつつ変更するよう
構成したので、下記に示す効果が得られる。
1)特定ノードの表示位置の変更を指示するだけで、関
連するノードの位置も併せて変更することができる。
2)効率的に特定のノードだけ特定の位置に配置して表
示させることができる。
また、第3の発明では、検索されたノードの座標を再
設定するよう構成したので、全ノードではなく、検索し
たノードについて座標を再設定するので、迅速に座標の
再設定処理を行うことができる。
また、第4の発明では、検索したノードの座標を再設
定する際に、特定レベルのノードの基準座標を算定し、
該特定レベルのノードの表示位置に対応する座標と基準
座標とを比較し、この比較結果に応じて、下位レベル側
の座標を再設定するノードの座標として設定するよう構
成したので、下記に示す効果が得られる。
1)親(上位)ノードを複数持つノードがあっても、ル
ープがない場合には、子ノードは親ノードよりも下位に
表示させるよう設定することができる。
2)逆向きのリンクを防止して、各ノード間の関連構造
が明確になるように各ノードを表示することができる。
また、第5の発明では、検索されたノードの再表示処
理を行うよう構成したので、全ノードではなく、検索し
たノードについて再表示処理を行うことになるので、高
速に表示を更新できる。
また、第6の発明では、指定されたノードの子ノード
を、表示位置を更新すべきノードとして検索するよう構
成したので、上位ノードの表示位置を変更するだけで、
例えばその子孫ノードも併せて位置を変更できるため、
ツリー状の組織図などが効率的に編集できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るデータ表示装置の概略構成を示す
ブロック図、第2図はウインドウ、ノード及びリンクの
データ構造の一実施例を示す図、第3図は本発明に係る
ノード配置と座標計算の処理制御によって表示される有
向グラフの一実施例を示す図、第4図乃至第10図は第1
図に示した本発明に係るデータ表示制御装置のノード配
置と座標計算の2つの処理制御のフローチャート、第11
図乃至第14図は同じく本発明に係るノードの表示変更と
座標計算の2つの処理制御のフローチャート、第15図は
本発明に係るノードの表示変更と座標計算の処理制御に
よって表示される有向グラフの一実施例を示す図、第16
図は従来のノード配置の処理制御によって表示される有
向グラフの例を示す図である。 11……実メモリ、12……キーボード、13……マウス、14
……キーボード/マウス制御部、15……中央処理装置
(CPU)、16……ディスク制御部、17……ディスク、18
……表示制御部、19……表示装置。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノードをリンクした関連構造を記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した関連構造に基づいて前記複数の
    ノード並びにそのリンクを表示する表示手段と、 次レベルのノードの基準座標を算定する算定手段と、 子ノードを処理対象ノードとして設定する設定手段と、 前記処理対象ノードの表示位置に対応する座標と、前記
    算定手段が算定した基準座標とを比較し、下位レベル側
    の座標を前記処理対象ノードの座標として設定する座標
    設定手段と を具備することを特徴とするデータ表示制御装置。
  2. 【請求項2】複数のノードをリンクした関連構造を記憶
    する記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した関連構造に基づいて前記複数の
    ノード並びにそのリンクを表示する表示手段と、 表示位置の変更を行う変更対象ノードを指定する指定手
    段と、 前記指定手段により指定された変更対象ノードとともに
    表示位置を変更すべきノードを、該変更対象ノードと関
    連するノードから検索する検索手段と を具備し、 前記指定手段により指定された変更対象ノードと該ノー
    ドとともに表示位置を変更すべきノードの表示位置を関
    連構造を維持しつつ変更する ことを特徴とするデータ表示制御装置。
  3. 【請求項3】前記検索手段により検索されたノードの座
    標を再設定する再設定手段をさらに具備することを特徴
    とする請求項2記載のデータ表示制御装置。
  4. 【請求項4】前記再設定手段は、 特定レベルのノードの基準座標を算定する基準座標手段
    と、 前記特定レベルのノードの表示位置に対応する座標と、
    前記基準座標とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に応じて、下位レベル側の
    座標を前記座標を再設定するノードの座標として設定す
    る座標設定手段と をさらに具備することを特徴とする請求項3記載のデー
    タ表示制御装置。
  5. 【請求項5】前記検索手段によって検索されたノードの
    再表示処理を行う再表示処理手段 をさらに具備することを特徴とする請求項2記載のデー
    タ表示制御装置。
  6. 【請求項6】前記検索手段は、 前記指定手段により指定されたノードの子ノードを、前
    記表示位置を更新すべきノードとして検索する ことを特徴とする請求項2記載のデータ表示制御装置。
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