JPH05158651A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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Publication number
JPH05158651A
JPH05158651A JP3348228A JP34822891A JPH05158651A JP H05158651 A JPH05158651 A JP H05158651A JP 3348228 A JP3348228 A JP 3348228A JP 34822891 A JP34822891 A JP 34822891A JP H05158651 A JPH05158651 A JP H05158651A
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JP
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importance
information element
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Pending
Application number
JP3348228A
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English (en)
Inventor
Kazunori Omura
和典 大村
Fumiko Izumi
文子 和泉
Kaoru Yamagami
馨 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3348228A priority Critical patent/JPH05158651A/ja
Publication of JPH05158651A publication Critical patent/JPH05158651A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、情報検索システムにおける情報表示
装置において、データベース中の情報空間の把握を容易
にする。 【構成】情報検索を支援するためにデータベース中の情
報間の関係を図的に表示する際に、ユーザが情報間の関
係図上で興味ある情報要素を指示するだけでその情報要
素の重みを自動的に上げることにより、ユーザが情報検
索過程中に一度見た情報要素をその後も優先的に表示す
ることができる。これによりデータベース中の大量の情
報の中から、より関心ある領域を抽出して画面上に表示
することができ、情報検索を従来に比して一段と容易に
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1、図9及び図15) 作用(図1〜図22) 実施例(図1〜図22) (1)第1の実施例(図1〜図8) (2)第2の実施例(図9〜図14) (3)第3の実施例(図15〜図22) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は情報検索システムにおけ
る情報表示装置に関し、特にデータベース中の情報間の
関係を図的に表示し、情報検索を支援することにより、
データベース中の情報空間の把握を容易にするものに適
用して好適なものである。
【0003】
【従来技術】従来、大量の情報を管理するためのデータ
ベース技術の進歩により、データベース技術の利用は広
く一般ユーザにも普及しつつある。しかしながら、これ
らのデータベースから必要な情報を検索するには、デー
タベースに関する専門的な知識や繁雑な利用方法の習得
が必要である。
【0004】また従来の情報検索手法では、ユーザが検
索対象に関する具体的な知識があり、関連するキーワー
ドをはつきり言葉にできれば、それらのキーワード群を
うまく組み合わせることにより容易に所望の情報を検索
することができる。ところが実際にユーザが何か情報を
探したいとき、検索したい対象がはつきり決まつていな
かつたり、対象に関する漠然とした知識しかもつておら
ず、適切なキーワードを思いつけないことも多い。
【0005】そこで検索要求が曖昧で関連する言葉が浮
かばない場合には、システムが持つている情報を提示
し、ユーザに選択させる方法がある。すぐに言葉には出
せないが、見せられれば分かるという特性や見ることに
より関連する情報を記憶の中から想起し別の観点からの
検索要求が発生するという特性を利用したものである。
【0006】階層的なメニユー方式では情報の分類を階
層的に構築し、各階層での分類メニユーを段階的に順次
辿つて行くことにより、またハイパーテキストでは情報
ノードとノード間の関連を表すリンクによるネツトワー
ク構造の情報空間中をユーザはリンクを通して関連情報
を辿ることにより、所望の情報を検索する。また情報検
索を支援するために、図を用いてデータベース中の情報
要素間の関係を視覚的に表示し、データベース中の情報
空間の全体構造を把握し易くする手法も提案されてい
る。
【0007】しかし情報空間の規模が大きくなつてくる
と、表示画面サイズの物理的な制約により全体情報空間
の詳細を一度に表示できないという問題が出てくる。一
方、人間が同時に把握できる情報量にも限界があるた
め、表示画面のサイズを大きくしたり、高精細化を計る
ことにより、同時に表示できる情報量を増やせば良いと
いうことでもない。
【0008】結局ユーザは大規模情報空間を把握するた
めに、部分空間を逐次渡り歩きながら、頭のなかで全体
像を再構成しなければならない。しかし情報空間全体を
単純に分割する方法では、分割数が多くなつてくると全
体像の再構成は難しくなる。また全体の縮小図と部分の
拡大図を並置する手法なども従来から用いられている
が、拡大された部分の全体中での位置づけが必ずしも分
かり易いとは言い難い。
【0009】すなわち論理的な情報空間視覚化におい
て、分割・拡大・縮小などの単純な図形操作のみでは、
全体像の把握を支援するのに十分ではない。このような
問題を解決するために、データベース中の個々の情報要
素に重み付けをし、重みに対して適当な閾値を設定する
ことで、閾値より重みが大きい情報要素のみ画面上に表
示することにより、重要度の高い情報を優先的に表示す
るという手法が提案されている(三末:”図の概念化と
発想支援への応用”,情処学会・ヒユーマンインタフエ
ース研究会(1990))。
【0010】重み付けの方法としては、データベースの
構造等のデータベース構築時に決定される要因に基づく
重み付けと、現在注目している情報要素からの距離に基
づく重み付けを組み合わせる手法とが提案されている。
例えば階層構造の場合、階層の上位の情報要素ほど重み
が高く、下位になるほど重みを下げるように重み付け
し、さらに注目情報要素に近い情報要素ほど重みを上
げ、遠くなるほど重みを下げるという方法により、現在
注目している情報要素付近の詳細な情報と全体の主要な
情報を同時に表示することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで各情報要素を
重み付けて重要度が高い情報を優先的に表示する手法に
おいては、データベース中の大量の情報要素間の関係を
分かり易く表示するため、データベースの構造等に基づ
いて予め固定的に設定された重み付けや現在注目されて
いる情報要素からの距離に基づく重み付けのみでユーザ
にとつての関心領域の重みを上げることが必要になつて
くる。
【0012】例えばデータベース中の分類構造とユーザ
が予めもつている情報の分類概念は必ずしも一致しな
い。従つてデータベースの構造に基づいて予め固定的に
設定された重みは、ユーザが考える重要度とは一致しな
い場合があり、重要度を十分に表現できるとは限らな
い。
【0013】また視覚的に提示されたデータベース中の
情報空間中から所望の情報を検索する場合、ユーザは検
索過程の初期段階では情報空間を十分に把握できておら
ず、情報空間を渡り歩くことで自分の関心領域を抽出な
がら徐々に情報空間の全体像を把握し、最終的に検索対
象を絞り込むのが一般的である。従つてユーザにとつて
検索過程中に一覧した領域の重要度が重く重み付けられ
ることが望ましいと考えられる。
【0014】さらに従来の場合には、各情報要素に設定
される重要度は閾値を境にして画面に表示するか、しな
いかの弁別のためだけ、すなわち閾値を越えた情報要素
の表現は重要度に関わりなく一様に表示されていただけ
であつたため、表示されている情報要素間の重要度の違
いを把握することができなかつた。
【0015】さらにデータベース中の大量の情報要素間
の関係を分かり易く表示するため、従来の方式では重要
度に対して適当な閾値を設定し、重要度が閾値を越える
情報要素のみを表示することにより表示画面の大きさの
制約やユーザが一度に把握できる情報量の制約を出来る
だけ受けることなく効率的に表示できるようになされて
いる。ところが閾値の値は予め決められた固定値である
ため、重要度が閾値を越える情報要素数が、同時に画面
上に表示できる情報要素数の上限を越えた場合、表示す
べき重要な情報要素全てを表示できなかつたり、スクロ
ールや画面縮小などの処理を行う必要があつた。
【0016】さらにユーザが同時に把握できる情報量に
は個人差があつたり、また同一ユーザの情報検索過程中
でも検索の初期段階と終盤とではデータベース中の情報
空間の理解度が変化するために、一度に把握できる情報
量も徐々に変化してくる。従つて重要度に対して予め決
められた固定的な閾値によつて表示する情報を選別する
だけでは、常にユーザにとつて分かり易い表示が得られ
るとは限らない問題があつた。
【0017】本発明は以上のような点を考慮してなされ
たもので、情報検索を支援するためにデータベース中の
情報空間を視覚的に表示する手法において、検索過程に
おける履歴情報に基づいて自動的に重み付けをする手段
を設けることにより、また情報検索過程中にユーザの指
示によつて各々の情報要素の重みを上下できるような手
段を設けることにより、ユーザにとつて重要度の高い情
報要素を優先的に表示できる情報表示装置を提案しよう
とするものである。
【0018】また本発明は、情報検索を支援するために
データベース中の情報空間を視覚的に表示する際に、表
示される情報要素の重要度が高いものほど強調した表示
になるように表示形態を段階的に変えることにより、情
報要素の重要度の違いを容易に認識することができる情
報表示装置を提案しようとするものである。
【0019】さらに本発明は、情報検索を支援するため
にデータベース中の情報空間を視覚的に表示する際に、
各情報要素に付された重みに対する閾値を可変にするこ
とにより、ユーザが表示内容を見ながらインタラクテイ
ブに閾値を変化させることができ、表示する情報量を容
易に制御することができる情報表示装置を提案しようと
するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、データベース中の個々の情報
要素に対して与えられる重みを記憶すると共に、当該重
みを更新する重要度管理手段4と、情報要素のうち少な
くとも1つの情報要素に対する重みの値が変化するごと
に重要度管理手段4に記憶されている重みの値と予め設
定された重みに対する閾値とを比較し、重みの値が当該
閾値を越えた情報要素だけ選別する表示情報選別手段5
と、表示情報選別手段5で選別された情報要素間の関係
を情報要素間関係図として画面8上に表示する際の各情
報要素の配置を決定する配置決定手段6と、配置決定手
段6で決定された配置に基づいて、情報要素間関係図を
画面8上に表示する表示手段3と、情報要素間関係図上
で1つの情報要素への視点の移動及び又は1つの情報要
素の重みの値の増減を画面上で指示する指示入力手段7
とを備え、重要度管理手段4は、指示入力手段7におい
て1つの情報要素への視点移動が指示された場合には、
当該指示がされた情報要素に対する重みの値を一定量上
げることにより重みを更新するようにする。
【0021】また第2の発明においては、指示入力手段
7において1つの情報要素の値の増減が指示された場合
には、当該指示された情報要素の重みの値を一定量上下
させることにより重みを更新するようにする。
【0022】さらに第3の発明においては、データベー
ス中の個々の情報要素に対して与えられる重みを記憶す
ると共に、当該重みを更新する重要度管理手段4と、情
報要素のうち少なくとも1つの情報要素に対する重みの
値が変化するごとに重要度管理手段4に記憶されている
重みの値と予め設定された重みに対する閾値とを比較
し、重みの値が当該閾値を越えた情報要素のみを選別す
る表示情報選別手段5と、表示情報選別手段5で選別さ
れた情報要素間の関係を画面8上に表示する際の各情報
要素の配置を決定する配置決定手段6と、表示情報選別
手段5で選別された情報要素の重みの値に対応して当該
情報要素を複数のグループに選別する明示度選別手段2
2と、明示度選別手段22で選別された情報要素のグル
ープの重要度に対応し、重要度の高いグループの情報要
素ほど強調して表示するように表示形態を作成する表示
形態作成手段23と、配置決定手段6で決定された配置
に基づいて、表示形態作成手段23で作成された表示形
態を画面上に表示する表示手段3とを備えるようにす
る。
【0023】さらに第4の発明においては、表示形態作
成手段23で作成された表示形態情報を保持する表示形
態情報保持手段24と、配置決定手段6で決定された配
置情報を保持する配置情報保持手段25とを備えるよう
にする。
【0024】さらに第5の発明においては、データベー
ス中の個々の情報要素に対して与えられる重みを記憶す
ると共に、当該重みを更新する重要度管理手段4と、重
みに対する閾値を変化させる閾値入力手段11と、少な
くとも1つの情報要素に対する重みの値が変化するごと
又は重みに対する閾値が変化するごとに、重みの値と当
該重みに対する閾値とを比較し、重みの値が当該閾値を
越えた情報要素のみを選別する表示情報選別手段5と、
表示情報選別手段5で選別された情報要素間の関係を画
面8上に表示する際の各情報要素の配置を決定する配置
決定手段6と、配置決定手段6で決定された配置情報に
基づいて各情報要素を画面8上に表示する表示手段3と
を備えるようにする。
【0025】
【作用】第1及び第2の発明においては、データベース
中の情報要素間の関係を画面上に表示する際に各情報要
素に重み付をし、重みに対して閾値を設定することによ
つて重要な情報を優先的に表示することにより情報検索
を支援する手法において、検索過程中、既に見た情報の
重みを自動的に上げることにより、また検索過程中ユー
ザ自身の指示によつて特定の情報要素の重みを上下させ
ることにより、検索が進むにつれて徐々にユーザの関心
が高い情報要素を抽出して表示することができる。
【0026】また第3及び第4の発明においては、デー
タベース中の情報要素間の関係を画面上に表示する際に
各情報要素に重み付をし、重みに対して閾値を設定する
ことによつて重要な情報を選択的に表示することにより
情報検索を支援する手法において、表示される情報要素
の重要度が高いものほど強調表示されるように表示形態
を段階的に変えることにより情報要素の重要度の違いを
認識しやすくすることができる。
【0027】さらに第5の発明においては、データベー
ス中の情報要素間の関係を画面上に表示する際に各情報
要素に重み付をし、重みに対して閾値を設定することに
よつて重要な情報を選択的に表示することにより情報検
索を支援する手法において、情報検索過程中、ユーザが
自由に重みに対する閾値を変化させることにより、表示
する情報量を制御することができるため、ユーザの理解
度に合わせて効率良く表示することができ、ユーザのデ
ータベース中の情報空間の把握を一段と容易にすること
ができる。
【0028】
【実施例】以下の図面について、本発明の一実施例を詳
述する。
【0029】(1)第1の実施例 図1において1は全体として情報検索システムを示し、
データベース装置2に記憶されている各々の情報内容を
表示部3の画面上に表示するようになされている。ここ
で表示部3は、配置決定部6で決定された配置に基づい
て画面上に情報内容を表示する。
【0030】重要度管理部4は、この実施例の場合、静
的重要度Is(x)、視点重要度Iv(x)、履歴重要度Ih(x)
及びユーザ指示重要度Iu(x)の4種類の重要度に基づい
て情報ごとの重要度を管理するようになされている。
【0031】ここで静的重要度Is(x)は、各情報要素に
固定的に割り付けられる重要度であり、タスク実行過程
中でもその値は変化しないようになされている。また静
的重要度Is(x)は、情報空間の構造に依存する重要度や
各情報要素の意味的な内容などから決まる重要度等を含
むようになされている。
【0032】これに対して視点重要度Iv(x)は、データ
ベースの論理的な情報空間中で、現在注目している情報
要素からの距離が大きくなるほど重みが小さくなるよう
に設定される重みで、ユーザからの視点移動の指示があ
るたびに計算されるようになされている。
【0033】例えば情報空間の構造が階層構造やネツト
ワーク構造の場合、現在注目している情報要素yとする
と、情報要素xにはxからyまでに辿らなければならな
いリンク数の符号を反転した値を情報要素xの重みとし
て与えるようになされている。
【0034】履歴重要度Ih(x)は、1つのセツシヨン中
で、ユーザが選択して見たことがある情報要素の重みを
自動的に上げるもので、一度も注目していない要素の重
みを0とし、一度でも注目したら一定量の重みを与える
方法やユーザが選択するごとに重みを一定量加算する方
法がある。
【0035】ユーザ指示重要度Iu(x)、視点重要度Iv
(x)や履歴重要度Ih(x)がユーザの視点移動に伴つて自
動的に与えられる重みであるのに対して、明示的にユー
ザの指示があつた場合のみ、その情報要素の重みを増減
できるものである。
【0036】重要度管理部4は、以上の重要度(静的重
要度Is(x)、視点重要度Iv(x)、履歴重要度Ih(x)、ユ
ーザ指示重要度Iu(x))を組み合わせることにより、情
報要素xの総合重要度I(x) を次式、
【数1】 により求め、データベース装置2中に記憶されている各
々の情報ごとの重要度を管理するようになされている。
【0037】表示情報選別部5は、重要度に対して設定
されている閾値と重要度管理部4で管理している個々の
情報に与えられている重要度を比較し、閾値を越える情
報を選別する。また配置決定部6は、表示情報選別部5
で選別された情報について情報間の関係が視覚的に分か
るように表示するために各情報の画面上での配置を決定
するようになされている。
【0038】ここで指示入力部7は、ユーザの視点移動
とユーザが指示重要度の増減を指示するためにマウスな
どのポインテイングデバイスを用い、表示部3で表示さ
れている情報を直接指示することにより入力するように
なされている。
【0039】因みに指示入力部7は、マウスボタンの違
いによつて視点移動とユーザ指示重要度の入力とのを区
別して入力するようになされている。この実施例の場
合、左ボタンを視点移動、中ボタンと右ボタンをユーザ
指示による重要度の増減にそれぞれ用いるようになされ
ている。
【0040】以上の構成において、情報検索システム1
の動作をデータベース中の構造が図2に示すような階層
構造になつている場合を例にとつて説明する。ここで表
示部3は、階層構造における情報間の関係を樹状図とし
て表示するものとする。
【0041】また重要度管理部4は、静的重要度Is(x)
を階層構造に従つて次のように設定する。まず階層のル
ートにあたる情報要素の静的重要度の値を「0」とし、
階層が深くなるごとに情報要素の静的重要度Is(x)の値
を1ずつ減じて設定する。すなわち2階層目の情報要素
の静的重要度Is(x)は「−1」、3階層目の情報要素の
静的重要度Is(x)は「−2」……というように値を与え
る。
【0042】さらに重要度管理部4は、初期状態では全
ての情報要素の履歴重要度Ih(x)とユーザ指示重要度I
u(x)の値を「0」に初期設定しており、視点はルートの
情報要素にあるものとする。
【0043】このとき重要度管理部4は、ルート情報要
素の視点重要度Iv(x)を「0」、以下ルートからのリン
ク数が増えるごとに、すなわち階層が深くなるごとに視
点重要度Iv(x)の値を1ずつ減じた値を与える。
【0044】従つて初期状態での各情報要素の静的重要
度Is(x)、視点重要度Iv(x)、履歴重要度Ih(x)、ユー
ザ指示重要度Iu(x)及び総合重要度I(x) は図3に示す
ようになる。
【0045】表示情報選別部5において重要度に関する
閾値が「−8」であるとすると、表示情報選別部5で選
別される情報要素は総合重要度I(x) が「−8」より大
きいもの、すなわち4階層目以上の情報要素ということ
になる。
【0046】このとき選別される情報要素は、図4
(A)に実線で示すものである。ここで括弧内の数字は
各情報要素の総合重要度I(x) の値を表し、実線で示さ
れる情報要素は総合重要度I(x) が閾値「−8」よりも
大きいもので、破線で示される情報要素は総合重要度I
(x) が閾値「−8」以下のものである。
【0047】このとき配置決定部6は、表示情報選別部
5で選別された情報要素(すなわちルート情報要素「1
−A」から4階層目の情報要素「4−A」〜「4−
H」)の配置を決定し、表示部3の画面8上に図4
(B) に示すようにを表示内容を表示する。
【0048】次にユーザが画面上に表示されている情報
要素のうちの一つへの視点移動を指示入力部7のマウス
を用いて指示すると(図6(A))、重要度管理部4
は、各情報要素の視点重要度Iv(x)の値を再計算する。
例えば重要度管理部4は、カーソル9の移動によりルー
ト情報要素「1−A」から情報要素「4−A」への視点
移動が指示されると、図5に示すように視点重要度Iv
(x)の値が変化し、その結果、総合重要度I(x) が変化
する。
【0049】これにより表示情報選別部5で選別される
情報要素が変わり、再度配置決定部6によつて配置が変
更され、図6(B)に示すように表示内容が変更され
る。さらに他の情報要素「3−D」に視点を移動させる
と(図8(A))、重要度管理部4は、上述の場合と同
様に視点重要度Iv(x)が変化すると同時に、直前まで視
点があつた情報要素「4−A」の履歴重要度Ih(x)に一
定値加算する。
【0050】例えば図7に示すように直前まで注目して
いた情報要素「4−A」の履歴重要度Ih(x)に「2」を
加えることにより、視点が移動しても総合重要度I(x)
は大きな値を取ることになる。その結果、視点が移動し
ても一度見た情報要素の表示を残すことができる(図
8)。
【0051】この履歴重要度Ih(x)の与え方としては、
一つの情報要素について一度だけ一定値を与える方法
と、一つの情報要素を注目するたびに一定値を加算して
いく方法が考えられる。
【0052】以上の操作を繰り返すことにより、ユーザ
が視点を移動させても一度注目した情報要素の重みは大
きな値をとることになり、表示画面8上に表示されやす
くなる。この結果、情報空間を見渡していくうちに次第
にユーザーの関心領域が自動的に抽出されて表示される
ことになる。
【0053】また指示入力部7により情報要素を直接指
示することにより、ユーザ指示重要度Iu(x)を増減する
ことができる。これにより視点移動することなく任意の
情報要素の重みを上げることができる。
【0054】また注目した情報要素が全て関心ある情報
とは限らないため、ユーザ指示重要度Iu(x)の減少を指
示することにより、その情報要素の総合重要度I(x) を
下げることができる。
【0055】以上の構成によれば、情報検索を支援する
ためデータベース中の情報間の関係を図的に表示する際
に、ユーザが情報間関係図上で興味ある情報要素を指示
するだけでその情報要素の重みを上げ、重みが大きい情
報要素を選択的に表示することにより、大量の情報要素
の中からユーザの検索したい情報要素を優先的に表示す
ることことができる。すなわちユーザが情報検索過程中
に一度見た情報要素がその後も優先的に表示されるよう
になる。
【0056】一般に情報検索過程おけるユーザの行動に
は、検索の初期過程ではデータベース中の情報空間の主
な部分をざつと一覧して関心ある領域を徐々に抽出して
いき、その後抽出した関心領域中を詳細に検索するとい
う特徴がある。従つて一度見た情報要素の重みを自動的
に上げることにより、情報検索の初期過程で一覧した領
域を抽出して優先的に表示することになる。
【0057】これによりデータベース中の大量の情報の
中から、より関心ある領域を抽出して画面上に表示する
ことができ、情報検索を一段と容易にすることができ
る。さらにユーザの直接指示で重要度を上げることによ
り、表示された情報間関係図上で視点移動をしなくても
明らかに関心ある情報要素であるということが分かつて
いる情報の重みを上げることができ、関心領域の抽出を
一段と容易にすることができる。
【0058】また一度見た情報要素が必ずしも関心があ
る情報であるとは限らない。そこでユーザの直接指示で
重要度を下げることにより、一度注目することで自動的
に上げられた重みを自由に下げることができるため、よ
り関心がある領域のみを抽出して表示することができ
る。
【0059】(2)第2の実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図9におい
て、10は全体として情報検索システムを示し、閾値入
力部11を有することを除いて同様の構成を有してい
る。
【0060】表示情報選別部5は、閾値入力部11より
入力された重要度に対する閾値と重要度管理部4で管理
している個々の情報に与えられている重要度を比較し、
閾値を越える情報を選別するようになされている。
【0061】ここで閾値入力部11は、重要度に対する
閾値の値を入力しその値を表示情報選別部5に送出する
ようになされており、マウスなどのポインテイングデバ
イスとデイスプレイの表示画面8上に表示されたスライ
ダー(図10)から構成されている。
【0062】この実施例の場合、スライダー12の左方
向が閾値を小さくする方向に、また右方向が閾値を大き
くする方向に設定されており、閾値の制御はスライダー
12上のつまみ13をカーソル9で指示しながら左右に
移動させることによつて閾値の値を変化させるようにな
されている。
【0063】因みに上述の重要度の設定方法では、重要
度は離散的な値をとるようになされているため、スライ
ダー12上に等間隔の目盛を付け、つまみを移動させる
とき、つまみは目盛の位置でしか止まらないようになさ
れている。
【0064】すなわち目盛一つ分つまみを右に移動させ
ると閾値の値が一定値だけ大きくなり、左に目盛一つ分
移動させると閾値の値が一定値だけ小さくなるように設
定する。
【0065】また閾値の制御方法として、カーソル9が
画面上のスライダー12の領域にある状態で、マウスの
右ボタンを1回押すと、スライダー12上のつまみ13
が現在の位置から目盛一つ分だけ右に移動させると同時
に閾値の値を一定値だけ大きくするように設定し、マウ
スの左ボタンを1回押すと、スライダー12上のつまみ
を現在の位置から目盛一つ分だけ左に移動させると同時
に閾値の値を一定値だけ小さくなるように設定するよう
に制御してもよい。
【0066】以上の構成において、情報検索システム1
0の動作をデータベース中の構造が図2に示すような階
層構造になつている場合を例にとつて説明する。このと
き現在の各情報要素の重要度管理部4における静的重要
度Is(x)、視点重要度Iv(x)、履歴重要度Ih(x)、ユー
ザ指示重要度Iu(x)及び総合重要度I(x) が図11に示
す値であるとする。
【0067】ここで閾値入力部11により現在設定され
ている閾値が「−10」であるとすると、表示情報選別部
5は各情報要素についてその総合重要度I(x) と閾値と
を比較し、総合重要度I(x) が閾値「−10」より大きい
情報要素を選別する(図12)。
【0068】このとき選別される情報要素は、図12
(A)に実線で示すものである。ここで括弧内の数字は
各情報要素の総合重要度I(x) の値をあらわし、実線で
示される情報要素は総合重要度I(x) が閾値「−10」よ
りも大きいもので、破線で示される情報要素は総合重要
度I(x) が閾値「−10」以下のものである。
【0069】このとき表示情報選別部5で選別された情
報要素の配置は配置決定部6において決定されるが、表
示すべき情報要素の数が多すぎると一部の情報要素は表
示できず画面からはみでてしまう(図12(B))。
【0070】そこで閾値入力部11より閾値を上げる操
作が実行する。すなわち閾値入力部11のスライダー1
2上でつまみ13を現在の位置から右へ目盛一つ分だけ
移動させる。
【0071】このときスライダー12上の目盛一つ分の
移動で閾値が「2」だけ変化するとすると、閾値の値は
「−10」から「−8」に変化する。
【0072】表示情報選別部5は、このように新たに設
定された閾値の値「−8」に基づいて閾値を越える情報
要素を選別する。このとき選別される情報要素は、図1
3(A)に実線で示すようになる。
【0073】配置決定部6は、表示情報選別部5で選別
された情報要素について配置を変更し、この新たに選択
された情報要素は図13(B) に示すように画面上に表
示される。さらに閾値入力部11より閾値を目盛一つ分
上げるようにユーザが操作すると、閾値の値は「−8」
から「−6」へ変化する。
【0074】この操作により表示情報選別部5は、より
重要度の高い情報要素を選別することになり、表示部3
にはそれらの情報要素のみが表示されることになる(図
14)。
【0075】以上の構成によれば、情報検索を支援する
ためにデータベース中の情報間の関係を図的に表示する
際に、大量の情報要素の中から重みが大きい情報要素を
選択する閾値を閾値を可変にすることにより、表示部3
の表示画面8上に表示される情報量を制御することがで
きる。
【0076】このときユーザは画面に表示されている内
容を見ながらインタラクテイブに閾値を制御できるた
め、ユーザのデータベース中の情報内容に対する理解度
に応じて表示する情報量を自由に調節することができ、
データベース中の情報間の関係を容易に把握することが
できる。
【0077】(3)第3の実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図15におい
て、20は全体として情報検索システムを示し、データ
ベース装置2に記憶されている各々の情報内容を表示部
3の画面上に表示するようになされている。
【0078】ここで探索ポインタ制御部21は、処理す
るデータベース装置中の情報の位置を示す探索ポインタ
を制御するようになされている。明示度選別部22は、
表示情報選択部5で選別された情報の重みに対応して情
報要素をいくつかのグループに選別するようになされて
いる。
【0079】ここで明示度とはこのグループ自体の重要
度であり、明示度選別部22は、グループ分けを行なつ
た際に含まれている重みの大きさにより、グループの重
要度、つまり明示度を決定する。
【0080】表示形態作成部23は、明示度選択部22
で明示度が決定された情報についてその明示度に応じて
予め明示度に応じて強調表示される表示形態を設定して
おき、個々の情報について明示度に応じた表示形態を割
り当て表示形態を作成するようになされている。また表
示形態作成部23は、決定・作成した表示形態情報を表
示形態情報保持部24に保持し、再描画の際に利用す
る。
【0081】配置決定部6は、表示情報選択部5で選別
された情報について情報間の関係がわかるような図とし
て表示するために各情報の画面上での配置を決定するよ
うになされており、決定した配置情報を配置情報保持部
25に保持し、再描画の際に利用するようになされてい
る。
【0082】ここで表示形態作成部23は、明示度に応
じて強調表示される表示形態をマスク(網かけ)法又は
彩度変化法により作成するようになされている。マスク
(網かけ) 法により明示度に応じて強調表示される表示
形態を表示する場合、表示形態作成部23は、図16に
示すようなマスクをRAM上に用意する。
【0083】この実施例の場合、図16に示す斜線部分
は値が「1」の部分を示し、白抜き部分は値が「0」の
部分を示すようになされている。表示形態作成部23
は、表示する明示度の段階に応じてマスクの個数・パタ
ーンを用意する。
【0084】ここで表示する明示度の段階がn段階だと
すると、表示形態作成部23は、n×nの大きさのマス
クを(n−1)個用意するようになされており、図16
の実施例の場合には、(5−1)=4段階) 分用意し、
明示度の度合に応じてマスクを割り当てる。
【0085】そして明示度によつて決定された表示形態
を得るために、表示形態作成部23はまず1次描画部に
情報要素を描く。この1次描画部は一時的なものであ
り、実際の表示には現れない。次に表示形態作成部23
は、1次描画部に描かれたイメージを割り当てられたマ
スクを用いて加工し、2次描画部に描く。
【0086】ここで表示形態作成部23は、1次描画部
に描かれたイメージを加工する際、1次描画部よりマス
クの方の面積が小さいため、マスクで1次描画部を敷き
詰めるような形で処理する (図17)。
【0087】このとき表示形態作成部23は、マスク処
理においてマスクの割り当て方及びマスクの「 0」及び
「1」にあたる場所を以下に示す2種類の処理方法によ
り加工処理する。
【0088】第1の処理方法は、明示度の高い情報要素
は荒いマスクを割り当て、明示度の低い情報要素は細か
いマスクを割り当てる方法であり、第2の処理方法は、
明示度の高い情報要素は細かいマスクを割り当て、明示
度の低い情報要素は荒いマスクを割り当てる方法であ
る。
【0089】ここで第1の処理方法は、マスクの値が
「1」の場所のイメージは1次描画部のイメージをその
ままで2次描画部に写し、マスクの値が「0」の場所の
イメージは背景色を使用して2次描画部に写す。
【0090】また第2の処理方法は、マスクの値が
「1」の場所のイメージは背景色でない色 (例えば 1次
描画部に描画する使われた色) を使用して2次描画部に
写し、マスクの値が「0」の場所のイメージは1次描画
部のイメージをそのままで2次描画部に写す
【0091】この第1の処理方法によると、明示度が低
くなるにつれて、表示が不明瞭になり、この明瞭度の度
合で明示度の度合を表現する (図18(A))。これに
対して第2の処理方法は、明示度が低くなるにつれて、
表示が塗りつぶされ、この塗りつぶしの度合で明示度の
度合を表現する (図18(B))。
【0092】表示部3は、この第1又は第2の処理方法
により作成された2次描画部のイメージを実際に表示画
面8上に表示する。
【0093】彩度変化法により明示度に応じて強調表示
される表示形態を表示する場合、表示形態作成部23
は、明示度の度合に応じて図19に示すような彩度の違
う色を用意する。用意する色の個数・彩度の差は、表示
する明示度の段階に応じて用意する。
【0094】例えば表示する明示度の段階がn段階の場
合には、n段階の彩度の違う色を用意する。そして明示
度の度合に応じて、どの彩度の色を使うかを割り当て
る。このとき表示形態作成部23は、明示度の高い情報
要素には彩度の高い色を割り当て、明示度の低い情報要
素には彩度の低い色を割り当てる。
【0095】そして表示形態作成部23は、この決定さ
れた色を用いて、情報要素を直接表示部に表示する (1
次描画部、2次描画部は特に必要としない) 。このよう
に表示形態作成部23は、マスク(網かけ)法又は彩度
変化法のどちらかを表示形態の作成に利用し、情報要素
を明示度に応じて強調表示するようになされている。
【0096】以上の構成において、情報検索システム2
0の動作をデータベース中の構造が図20に示すような
階層構造になつている場合を例にとつて説明する。ここ
で表示部3は、階層構造における情報間の関係を樹形図
として表示するものとする。
【0097】情報検索システム20は情報要素を表示す
る際、まず最初に探索ポインタ制御部21により、階層
構造のルートに探索ポインタPをセツトする。この探索
ポインタPは現在処理している階層構造内の情報の位置
を示している(図21) 。
【0098】このとき探索ポインタ制御部21により探
索ポインタPを階層構造の深さ方向にたどつて移動させ
ることにより (図21) 、表示する情報を移動させる。
明示度選別部21は、移動した探索ポインタPが指し示
す情報要素がもつている重みを重要度管理部5から参照
して明示度を決定し、表示形態作成部23は、この明示
度に1対1対応する表示を作成する。
【0099】またこのとき配置設定部6は、情報要素が
図20のような樹形図に表示されるよに配置を決定し、
この際に表示されない情報については、位置を詰めてい
くようにする。表示部3は、このように配置設定部6に
よつて決定された配置にしたがい、2次描画部に描かれ
たイメージ、あるいは直接の情報要素から情報要素の表
現を表示する。
【0100】ここで情報検索システム20は、このとき
配置設定部6によつて決定された表示形態情報を表示形
態情報保持部24に保持し、また決定された配置情報を
配置情報保持部25に保持する。情報検索システム20
は、その際再描画のために明示度も対にして表示形態情
報保持部24に保持する。
【0101】情報検索システム20は、この操作を探索
ポインタPを移動させながら、階層構造のたどつてない
ところがなくなるまで以上の操作を繰り返し実行するこ
とにより、情報の重要度に対応した表示を行い、表示さ
れる情報要素の重要度が高いものほど強調表示されるよ
うに表示形態を段階的に変え、情報要素の重要度の違い
を表現する。
【0102】また再描画の際には、情報検索システム2
0は以下のように動作する(図22)。すなわち重みが
変更され、再描画を行う際には、情報検索システム20
はまず最初に探索ポインタ制御部21により階層構造の
ルートに探索ポインタPをセツトすると、続いて探索ポ
インタPを階層構造の深さ方向にたどつて移動させ、表
示する情報を移動させる。
【0103】ここで情報検索システム20は、表示形態
情報保持部24に保持されている明示度(以下保持明示
度という)と重要度管理部4から参照され、明示度選別
部22により決定される明示度(以下決定明示度とい
う)とを比較し(ステツプSP4)、明示度が同じであ
れば、ステツプSP5に移る。
【0104】このとき情報検索システム20は、配置設
定部6によつて決定される配置情報(以下決定配置情報
という)と配置情報保持部25に保持されている配置情
報(以下保持配置情報という)とを比較し(ステツプS
P5)、同じであれば表示部3に表示されている表示形
態をそのまま使用する(ステツプSP6、SP9)。
【0105】これに対して配置情報が違う場合には、情
報検索システム20は、配置情報保持部25に保持され
ている配置情報により、表示部3に表示されている情報
の表現を表示すべき配置位置へ移動させる(ステツプS
P8)。この操作により再描画を行う際の速度を高速化
する。
【0106】以上の構成によれば、情報検索を支援する
ためにデータベース中の情報間の関係を図的に表示する
際に、情報要素の重要度が高いものほど強調表示するよ
うに表示形態を段階的に変えることにより、大量の情報
要素の中から情報要素の重要度の違いを認識しやすくな
り、一段と容易にデータベース中の情報空間を把握する
ことができる。
【0107】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、情報検索
を支援するためにデータベース中の情報間の関係を図的
に表示する際に、ユーザが情報間の関係図上で興味ある
情報要素を指示するだけでその情報要素の重みを自動的
に上げることにより、ユーザが情報検索過程中に一度見
た情報要素をその後も優先的に表示することができる。
これによりデータベース中の大量の情報の中から、より
関心ある領域を抽出して画面上に表示することができ、
情報検索を従来に比して一段と容易にすることができ
る。
【0108】また上述のように本発明によれば、情報検
索を支援するためにデータベース中の情報間の関係を図
的に表示する際に、情報要素の重要度が高いものほど強
調表示されるように表示形態を段階的に変えることによ
り、大量の情報要素の中から情報要素の重要度の違いを
認識しやすくなり、従来に比して一段と容易にデータベ
ース中の情報空間を把握することができる。
【0109】さらに上述のように本発明によれば、情報
検索を支援するためにデータベース中の情報間の関係を
図的に表示する際に、大量の情報要素の中から表示され
る情報要素の選択に用いられる閾値を自在に設定できる
ようにすることにより、画面に表示される情報量を制御
することができる。これによりユーザは画面に表示され
ている内容を確認しながらインタラクテイブに閾値を制
御でき、データベース内の情報内容に対する理解度に応
じて表示する情報量を調整できるため、従来に比してデ
ータベース中の情報間の関係を一段と容易に把握するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報表示装置の第1の実施例を示
すブロツク図である。
【図2】データベース中の情報構造の説明に供する略線
図である。
【図3】初期状態での各情報要素の重要度を示す図表で
ある。
【図4】各情報要素の総合重要度と表示画面の説明に供
する略線図である。
【図5】視点移動後の各情報要素の重要度を示す図表で
ある。
【図6】視点移動後の各情報要素の総合重要度と表示画
面の説明に供する略線図である。
【図7】視点移動後の各情報要素の重要度を示す図表で
ある。
【図8】履歴重要度による移動後の各情報要素の総合重
要度と表示画面の説明に供する略線図である。
【図9】本発明による情報表示装置の第2の実施例を示
すブロツク図である。
【図10】閾値入力部の構成を示す略線図である。
【図11】各情報要素の重要度を示す図表である。
【図12】各情報要素の総合重要度と表示画面に表示さ
れる情報間関係図の説明に供する略線図である。
【図13】閾値変更により制御される各情報要素の総合
重要度と表示画面の説明に供する略線図である。
【図14】閾値変更により制御される各情報要素の総合
重要度と表示画面の説明に供する略線図である。
【図15】本発明による情報表示装置の第3の実施例を
示すブロツク図である。
【図16】マスクパターンの説明に供する略線図であ
る。
【図17】マスク処理の説明に供する略線図である。
【図18】マスクによる加工の説明に供する略線図であ
る。
【図19】明度に応じて用意される彩度の説明に供する
図表である。
【図20】探索ポインタの動きの説明に供する略線図で
ある。
【図21】階層構造の配置の説明に供する略線図であ
る。
【図22】再描画処理の説明に供するフローチヤートで
ある。
【符号の説明】
1、10、20……情報検索システム、2……データベ
ース装置、3……表示部、4……重要度管理部、5……
表示情報選別部、6……配置決定部、7……指示入力
部、8……表示画面、9……カーソル、11……閾値入
力部、12……スライダ、13……つまみ、21……探
索ポインタ制御部、22……明示度選択部、23……表
示形態作成部、24……表示形態情報保持部、25……
配置情報保持部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データベース中の個々の情報要素に対して
    与えられる重みを記憶すると共に、当該重みを更新する
    重要度管理手段と、 上記情報要素のうち少なくとも1つの情報要素に対する
    重みの値が変化するごとに上記重要度管理手段に記憶さ
    れている上記重みの値と予め設定された重みに対する閾
    値とを比較し、上記重みの値が当該閾値を越えた情報要
    素だけ選別する表示情報選別手段と、 上記表示情報選別手段で選別された情報要素間の関係を
    画面上に表示する際の各情報要素の配置を決定する配置
    決定手段と、 上記配置決定手段で決定された配置に基づいて、上記情
    報要素間関係図を画面上に表示する表示手段と、 上記情報要素間関係図上で1つの情報要素への視点の移
    動及び又は1つの情報要素の重みの値の増減を画面上で
    指示する指示入力手段とを具え、 上記重要度管理手段は、上記指示入力手段において1つ
    の情報要素への視点移動が指示された場合には、当該指
    示がされた情報要素に対する重みの値を一定量上げるこ
    とにより重みを更新することを特徴とする情報表示装
    置。
  2. 【請求項2】上記指示入力手段において1つの情報要素
    の値の増減が指示された場合には、当該指示された情報
    要素の重みの値を一定量上下させることにより重みを更
    新することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装
    置。
  3. 【請求項3】データベース中の個々の情報要素に対して
    与えられる重みを記憶すると共に、当該重みの値を更新
    する重要度管理手段と、 上記情報要素のうち少なくとも1つの情報要素に対する
    重みの値が変化するごとに上記重要度管理手段に記憶さ
    れている重みの値と予め設定された重みに対する閾値と
    を比較し、上記重みの値が当該閾値を越えた情報要素の
    みを選別する表示情報選別手段と、 上記表示情報選別手段で選別された情報要素間の関係を
    画面上に表示する際の各情報要素の配置を決定する配置
    決定手段と、 上記表示情報選別手段で選別された上記情報要素の重み
    の値に対応して当該情報要素を複数のグループに選別す
    る明示度選別手段と、 上記明示度選別手段で選別された上記情報要素のグルー
    プの重要度に対応し、重要度の高いグループの情報要素
    ほど強調して表示するように表示形態を作成する表示形
    態作成手段と、 上記配置決定手段で決定された配置に基づいて、上記表
    示形態作成手段で作成された表示形態を画面上に表示す
    る表示手段とを具えることを特徴とする情報表示装置。
  4. 【請求項4】上記表示形態作成手段で作成された表示形
    態情報を保持する表示形態情報保持手段と、 上記配置決定手段で決定された配置情報を保持する配置
    情報保持手段とを具えることを特徴とする請求項3に記
    載の情報表示装置。
  5. 【請求項5】データベース中の個々の情報要素に対して
    与えられる重みを記憶すると共に、当該重みを更新する
    重要度管理手段と、 上記重みに対する閾値を変化させる閾値入力手段と、 少なくとも1つの情報要素に対する重みの値が変化する
    ごと又は上記重みに対する閾値が変化するごとに、上記
    重みの値と当該重みに対する閾値とを比較し、上記重み
    の値が当該閾値を越えた情報要素のみを選別する表示情
    報選別手段と、 上記表示情報選別手段で選別された情報要素間の関係を
    画面上に表示する際の各情報要素の配置を決定する配置
    決定手段と、 上記配置決定手段で決定された配置情報に基づいて各情
    報要素を画面上に表示する表示手段とを具えることを特
    徴とする情報表示装置。
JP3348228A 1991-12-04 1991-12-04 情報表示装置 Pending JPH05158651A (ja)

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