JP2000020212A - 表データ表示装置および方法ならびに表データ表示のためのプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

表データ表示装置および方法ならびに表データ表示のためのプログラムを格納した記憶媒体

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JP2000020212A
JP2000020212A JP20724598A JP20724598A JP2000020212A JP 2000020212 A JP2000020212 A JP 2000020212A JP 20724598 A JP20724598 A JP 20724598A JP 20724598 A JP20724598 A JP 20724598A JP 2000020212 A JP2000020212 A JP 2000020212A
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window
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scroll
speed
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JP20724598A
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Kiyomi Hirano
清美 平野
Toru Koido
亨 小井土
Yukinori Shioya
征典 潮屋
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Osk Co Ltd
Original Assignee
Osk Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表データの非表示領域の内容を容易に確認
することができる表データ表示装置および方法ならびに
表データ表示のためのプログラムを格納した記憶媒体を
提供する。 【解決手段】 ウィンドウ13上に、複数のセル12
から構成される表データ11が、設定方向に自動スクロ
ールしながら表示される。マウスのドラッグ方向がスク
ロールに対して平行の場合は、ドラッグ方向および速度
で自動スクロールし、ドラッグ方向がスクロール方向に
対して垂直の場合は、メモリ上の表データ11の読出位
置をドラッグした距離分ずらして自動スクロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のセルから
構成される表データを表示するための表データ表示装置
および方法ならびに表データ表示のためのプログラムを
格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は画像表示装置上のウィンドウに
表示される表データの一例を、図11はウィンドウに表
示されている表データと表データ全体との関係をそれぞ
れ示している。
【0003】表データ100は紙媒体の「集計用紙」の
ようなもので、「行」と呼ばれる横方向に並んだ区画1
02と、「列」と呼ばれる縦方向に並んだ区画103
と、行102と列103との交差によって生まれる区画
の1つひとつ(セル)104とから構成されている。図
10および図11に示す表データ100は「登録商標」
に関するもので、行方向にならぶ各登録商標について、
列方向にインデックス番号、称呼、商標、分類、指定商
品・指定役務、出願番号…に関するデータが格納されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】表データ(表計算ソフ
トウェアのワークシート等)100は一般に、画像表示
装置の表示画面の大きさの制約から、表データ100の
全体像は表示されない。図10において表示領域(以下
「ウィンドウ」という。)101に表示されているの
は、実際の表データ100の左上の部分だけである(図
11参照)。表データ100の非表示部分をウィンドウ
101に表示させるためには、ユーザは、キーボードの
方向キー(矢印キー)を上下左右に操作して、表データ
100の表示部分を移動しなければならない。GUI
(graphical user interface)による視覚的操作が可
能な表計算ソフトウェア等においては、マウスポインタ
(カーソル)105でスクロールバー(図示略)を操作
することによって表データ100の表示部分を移動しな
ければならず、キーボードから一旦手を離すため操作が
煩雑になるという問題があった。
【0005】逆に、ウィンドウ101内に表データ10
0の全体像を表示させようとすると、データ量に比例し
て表示文字の大きさ(フォント)が小さくなるため、非
常に見づらくなるといった問題もある。
【0006】この発明は以上のような実情に鑑みなされ
たものであって、表データの非表示領域の内容を容易に
確認することができる表データ表示装置および方法なら
びに表データ表示のためのプログラムを格納した記憶媒
体を提供することを目的としている。
【0007】
【発明を解決するための手段】この発明による表データ
表示装置は、行方向および列方向にならぶ複数のセルか
ら構成された表データが記憶されたメモリから当該表デ
ータの一部を読出して表示するためのウィンドウを有
し、入力装置からのユーザの動作指令に応答して、ウィ
ンドウ上に表示されている表データを縦方向および横方
向にスクロールさせるデータ表示装置において、前記メ
モリに記憶されている表データから、あらかじめ設定さ
れた方向、速度および範囲にしたがって読出位置を順次
変更しながらデータを読出し、読出された表データの一
部をウィンドウ上に順次表示していく自動スクロール手
段、前記入力装置から入力された確定信号およびポイン
タの座標位置から、移動距離、方向、速度およびセルの
確定に関する動作指令情報を取得する動作指令情報取得
手段、ならびに前記動作指令情報が前記自動スクロール
の方向に対して平行の場合は、当該指令方向および指令
速度でウィンドウ上の表データをスクロール表示し、動
作指令情報が自動スクロールの方向に対して垂直の場合
は、前記メモリに記憶されている表データからの読出位
置を当該指令方向へ指令距離分ずらしてスクロール表示
するスクロール制御手段を備えている。
【0008】またこの発明による表データ表示方法は、
行方向および列方向にならぶ複数のセルから構成された
表データが記憶されたメモリから当該表データの一部を
読出して表示するためのウィンドウを有し、入力装置か
らのユーザの動作指令に応答して、ウィンドウ上に表示
されている表データを縦方向および横方向にスクロール
させるデータ表示方法において、前記メモリに記憶され
ている表データから、あらかじめ設定された方向、速度
および範囲にしたがって読出位置を順次変更しながらデ
ータを読出し、読出された表データの一部をウィンドウ
上に順次表示し、前記入力装置から入力された確定信号
およびポインタの座標位置から、移動距離、方向、速度
およびセルの確定に関する動作指令情報を取得し、前記
動作指令情報が前記自動スクロールの方向に対して平行
の場合は、当該指令方向および指令速度でウィンドウ上
の表データをスクロール表示し、動作指令情報が自動ス
クロールの方向に対して垂直の場合は、前記メモリに記
憶されている表データからの読出位置を当該指令方向へ
指令距離分ずらしてスクロール表示する。
【0009】さらにこの発明は、プログラムにしたがう
処理を実行する中央演算処理装置と、中央演算処理装置
がプログラムの実行において使用するメモリと、ユーザ
からの動作指令を受付ける入力装置と、出力情報を可視
表示する表示装置とを含むコンピュータを制御する表デ
ータ表示のためのプログラムを格納した記憶媒体(たと
えばフレキシブル・ディスク、ハードディスク、CD−
ROMなど)を提供している。この記憶媒体には、前記
表示装置に、行方向および列方向にならぶ複数のセルか
ら構成された表データが記憶されたメモリから当該表デ
ータの一部を読出して表示するウィンドウを表示させる
処理と、前記入力装置からのユーザの動作指令に応答し
て、ウィンドウ上に表示されている表データを縦方向お
よび横方向にスクロールさせる処理と、前記メモリに記
憶されている表データから、あらかじめ設定された方
向、速度および範囲にしたがって読出位置を順次変更し
ながらデータを読出し、読出された表データの一部をウ
ィンドウ上に順次表示させる処理と、前記入力装置から
入力された確定信号およびポインタの座標位置から、移
動距離、方向、速度およびセルの確定に関する動作指令
情報を取得する処理と、前記動作指令情報が前記自動ス
クロールの方向に対して平行の場合は、当該指令方向お
よび指令速度でウィンドウ上の表データをスクロール表
示し、動作指令情報が自動スクロールの方向に対して垂
直の場合は、前記メモリに記憶されている表データから
の読出位置を当該指令方向へ指令距離分ずらしてスクロ
ール表示する処理とを前記コンピュータに実行させる命
令を含むプログラムが格納されている。
【0010】この発明によると、画像表示装置のウィン
ドウ上に、複数のセルから構成される表データが、あら
かじめ設定された方向に自動的にスクロールしながら表
示される。表データが自動スクロールされるため、ユー
ザは手を煩わせることなく、表データの非表示領域の内
容を確認することができる。
【0011】自動スクロールの速度や方向、表示範囲を
変更したい場合は、ユーザは、たとえばマウス等のポイ
ンティンデバイスを利用して動作指令を入力する。マウ
スを用いた動作指令の入力方法としては、クリック(マ
ウスのボタンを押して放す動作)、ドラッグ(マウスの
ボタンを押したままマウスを動かし、特定の位置までポ
インタを動かしてからボタンを放す)、ダブルクリック
(マウスのボタンを押して放す動作をすばやく2回行な
う)といった操作がある。
【0012】マウスをドラッグした方向がスクロールに
対して平行(同じ方向もしくは逆方向)の場合は、ドラ
ッグした方向および速度で自動スクロールを続ける。マ
ウスをドラッグした方向がスクロール方向に対して垂直
の場合は、メモリに記憶されている表データからの読出
位置を、マウスをドラッグした距離分ずらしたうえで自
動スクロールを続ける。自動スクロール中であっても、
ユーザが任意にスクロール方向およびスクロール速度を
変更できるので、自動スクロールによって見逃してしま
ったデータを再確認できる。また、縦方向および横方向
に大きな表データについては、マウスのドラッグによっ
て表示位置を変更できるため、表全体を確認することが
できる。
【0013】なお、ここでいう「スクロールの方向に対
して平行(垂直)」とは、厳密な意味での平行(垂直)
ではなく、「スクロールに対して平行(垂直)といえる
程度の許容範囲内にある場合」という意味である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明に
好適な実施の形態を、詳細に説明する。
【0015】図1は、表データ表示装置を適用したコン
ピュータシステムの全体構成を表わすブロック図であ
る。
【0016】コンピュータシステム1は、中央演算処理
装置(Central Processing Unit;以下「CPU」と
いう。)2、メモリ3、画像表示装置4、印刷装置5,
外部記憶装置6、キーボード入力装置7およびポインテ
ィングディバイス(PointingDevice)8から構成されて
おり、各デバイス2〜8はバス9によって接続されてい
る。
【0017】CPU2は、外部記憶装置6に格納されて
いるオペレーティングシステムなどの各種制御プログラ
ムやアプリケーションプログラムにしたがって、コンピ
ュータシステム1の各デバイス3〜8を制御する。
【0018】メモリ3は、CPU2によって各種プログ
ラムが実行される際に、外部記憶装置6に格納されてい
る表データファイル10の内容を展開する等のために用
いられる。
【0019】画像表示装置(ブラウン管表示装置、液晶
ディスプレイなど)4および印刷装置5は、表データフ
ァイル11の内容を可視表示するために用いられる。
【0020】外部記憶装置(ハードディスク装置、フレ
キシブルディスク、光磁気ディスクなど)6は、必要な
各種プログラムや表データファイル10を格納するため
に用いられる。
【0021】キーボード入力装置7は、文字キー、数字
キー、ファンクションキー等を有し、各キー入力操作に
応じた各種操作信号をCPU2に出力する。
【0022】ポインティングディバイス(マウス、ペン
プロッタ、トラックボールなど;以下「マウス」とい
う。)8は、画像表示装置4の表示画面に表示される操
作メニューや各種プログラムの個々の機能を示すアイコ
ン、表データファイル10を構成するセルの選択指定な
どの操作を効率良く行なうために用いられ、ポインタの
相対位置座標データおよびクリック信号をCPU2に出
力する。
【0023】バス9は、コンピュータシステム1の内部
で各デバイス2〜8が共有するディジタル信号伝送路で
る。
【0024】図2は、画像表示装置4に表示されたウィ
ンドウ13上の表データ11が、自動的にスクロールし
ている状態を、図3は、表データファイル10に格納さ
れている表データ11のデータ構造を示している。な
お、これから説明する表データ11はすべて垂直方向に
スクロールするタイプのものだが、水平方向にスクロー
ルするタイプの表データ(たとえば野球のスコア表な
ど)にも適用できることはいうまでもない。
【0025】表データ11は、CPU2によって処理さ
れる複数のデータを配列して構成されている。より詳細
にいうと、表データ11は、データの属性を示す横方向
に並んだ「行」および縦方向に並んだ「列」と、これら
の交差によって生まれる「セル」12とから構成されて
いる。セル12は表データ11を構成する基本的な単位
で、各セル12にはそれぞれ1つのデータが格納されて
いる。表データ11の一例としては、たとえば表計算ソ
フトウェア(Spreadsheet Software)のワークシート
(Worksheet)と呼ばれるものがある。
【0026】画像表示装置4の画面に表示されるウィン
ドウ13は、表データ11の一部を表示するための矩形
のエリアである。ウィンドウ13には、複数のセル12
と当該セル12に対応するデータが、あらかじめ設定さ
れている書体(明朝体、ゴシック体など)および文字サ
イズ(10ポイントなど)で表示される。ウィンドウ1
3の大きさは、ポインタ14をその枠線上に重ねてドラ
ッグすることによって、容易に変更することができる。
画像表示装置4の画面上には、ウィンドウ13の他に、
操作のためのプルダウンメニューや書体や、文字サイズ
の変更を受付けるアイコンなどが表示されよう。
【0027】ウィンドウ13には、画像表示装置4の表
示画面の大きさの制約から、表データ11の一部しか表
示されていない。図3に示すように、ウィンドウ13に
表示されているのは、実際の表データ11の左上の部分
だけである。CPU2は、ウィンドウ13の大きさに合
わせて、あらかじめ設定された方向(スクロール方向と
同じ;図3の矢線の方向)および速度で、表データファ
イル10から表データ11を順次読込んでいく(図3の
13a→13b)。読込まれた表データ11の一部は、
画像表示装置4のウィンドウ13に順次表示されるた
め、ユーザには表データ11が下方から上方へ自動的に
流れていくように見える(自動スクロール)。
【0028】図4は、マウス8のボタンを押下げおよび
押上げたときのウィンドウ13の状態を示している。
【0029】表データ11が自動的にスクロールしてい
る状態で、ウィンドウ13上にポインタ14を重ねてマ
ウス8のボタンを押下げると、マウス8はCPU2に対
してクリック信号を送出し、CPU2は表データファイ
ル10からの表データ11の読込みを中止して、自動ス
クロールは停止する。マウス8のボタンを押下げている
間CPU2は表データ11を読込まないため、自動スク
ロールは停止し続ける。ボタンを押上げる(ボタンから
指を放す)と、CPU2は表データ11の読込みを開始
し、自動スクロールは再開する。ユーザは、自動的にス
クロールしていくデータの中に関心のあるデータを見つ
けたときは、スクロールを停止させることによってその
内容を確認することができる。
【0030】図5は、マウス8をスクロール方向に対し
て平行にドラッグ(マウス8のボタンを押したままマウ
ス8を動かし、特定の位置までポインタ14を動かして
からボタンを放す)したときの状態を示している。
【0031】上述したようにウィンドウ13に表示され
る表データ11は、あらかじめ定められたスクロール速
度で自動スクロールしている。ユーザがスクロール速度
を変更したい場合は、ウィンドウ13上にポインタ14
を重ねて、スクロール方向に対して平行に(スクロール
方向に沿って)ドラッグする(図5の14´→14)。
マウス8は、CPU2に対して、ポインタ14の相対位
置座標データおよびクリック信号を送出する。CPU2
は、ポインタ14の相対位置座標の変化および移動時間
から、ドラッグの速度を算出する。設定されている自動
スクロールの速度は、CPU2によって算出されたドラ
ッグの速度に変更されるため、ドラッグした速度で表デ
ータ11がスクロール表示されることになる。
【0032】自動スクロールによって見逃してしまった
表データ11を再確認したい等、スクロールの方向を逆
転させたい場合は、スクロール方向に対して逆方向に
(図5の場合は下から上の方向へ)マウス8をドラッグ
することにより、ドラッグした速度で逆方向へ表データ
11がスクロール表示されることになる。
【0033】図6は、マウス8をスクロール方向に対し
て垂直にドラッグしたときの状態を、図7は、表データ
ファイル10に格納される表データ11のデータ構造を
示している。
【0034】自動スクロール表示では、表データ11の
中でスクロール方向に存在する非表示データは順次ウィ
ンドウ13に表示されることになるが、スクロール方向
にない非表示データは表示されないことになる。たとえ
ば、図3において、ウィンドウ13bの下方に存在する
データ(ID.10〜30の称呼、商標、分類等に関す
るデータ)は自動スクロールによって順次表示される
が、ウィンドウ13bの右側のデータ(出願日、登録番
号、登録日に関するデータ)は表示されない。
【0035】これらの非表示データを表示させたい場合
は、ユーザはウィンドウ13上で、マウス8をスクロー
ル方向に対して垂直にドラッグする(図6の14´→1
4)。マウス8は、CPU2に対して、ポインタ14の
相対位置座標データを送出する。CPU2は、ポインタ
14の相対位置座標の変化から、ポインタ14の移動距
離および移動方向を算出する。設定されている表データ
11からの読出位置は、ポインタ14の移動方向へ移動
距離分だけシフトされ(図7参照)、出願日や登録番号
といった非表示データが表示される。マウス8のボタン
を放すと、当該位置から自動スクロールが再開されるた
め、ユーザは表データファイル10に記憶されているす
べての表データ11を見ることができる。
【0036】図8は、ポインタ14を特定のセル15の
上に重ねて、マウス8をダブルクリック(マウスのボタ
ンを押して放す動作をすばやく2回行なう)したときの
状態を示している。
【0037】表データ11の要素であるセル15の上に
ポインタ14を合わせ、マウス8をダブルクリックする
と、自動スクロールが停止して当該セル15が強調表示
され、当該セル15が選択された旨の信号を発生する。
この発明を表計算ソフトウェアに適用した場合は、セル
15内に文字入力のためのカーソルが表示され、データ
入力受付状態に遷移する。
【0038】図9は、表データ11をウィンドウ13に
表示する処理の流れを示すフローチャートである。
【0039】まずCPU2は、プログラムの起動に伴
い、ウィンドウ13の大きさ、スクロール方向、スクロ
ール速度、書体および文字サイズといった、表データ1
1を表示するための定義データを読出す。メモリ3上に
は、図3に示すような複数のデータを配列して構成され
る表データ11が展開される。
【0040】CPU2は、読出した定義データにしたが
い、メモリ3上に展開された表データ11から、ウィン
ドウ13に表示可能な分のデータを読出す(ステップ1
00)。メモリ3から読出した表データ11の一部は、
画像表示装置4のウィンドウ13に表示される(ステッ
プ101)。
【0041】つぎにCPU2は、マウス8のボタンが押
下げられたか否かを判定する(ステップ102)。
【0042】マウス8のボタンが押されていない場合は
(ステップ102でNo)、ステップ100に戻り、新
たに読出した表データ11を画像表示装置4のウィンド
ウ13に表示する(ステップ101)。このように、読
出した表データ11の一部は、画像表示装置4のウィン
ドウ13に順次表示されるため、ユーザには表データ1
1が一定方向に自動的に流れていくように見える(自動
スクロール処理)。
【0043】ウィンドウ13上でマウス8のボタンが押
された場合(ステップ102でYes)、マウス8はC
PU2に対してクリック信号を送出し、CPU2は表デ
ータ11の読込みを中止する。
【0044】CPU2は、マウス8のボタンの押下およ
び押上が2回連続で行なわれたか、すなわちダブルクリ
ックだったかを判定する(ステップ103)。
【0045】ダブルクリックだった場合は(ステップ1
03でYes)、ポインタ14が指示すセル15が強調
表示され、当該セル15が選択された旨の信号を発生す
る(ステップ104)。この発明を表計算ソフトウェア
に適用した場合は、この信号を受けて、当該セル15が
データ入力受付状態に遷移する。
【0046】ダブルクリックでなかった場合は(ステッ
プ103でNo)、CPU2は、マウス8のボタンが押
された状態でポインタ14の位置が移動したかどうかを
判定する(ステップ105)。
【0047】ポインタ14の位置が移動していない場合
は(ステップ105でNo)、マウス8のボタンが押上
げられる(指を放す)まで、CPU2は表データ11の
読込みを中止して、自動スクロールが停止する。マウス
8のボタンが押上げられると(ステップ109でYe
s)、ステップ100に戻り、CPU2は表データ11
の読出しを開始し、自動スクロールが再開する。
【0048】ポインタ14の位置が移動した場合は(ス
テップ105でYes)、CPU2は、マウス8が発生
する相対位置座標データから、ポインタ14の移動方向
を算出する。
【0049】ポインタ14の移動方向、すなわちマウス
8をドラッグした方向がスクロール方向に対して平行の
場合(ステップ106)、CPU2はポインタ14の相
対位置座標データからポインタ14のの移動方向および
移動速度を算出し、メモリ3に展開された表データ11
からの読出方向および読出速度を変更する(ステップ1
07)。マウス8のボタンを放すと(ステップ109で
Yes)、CPU2によって算出されたドラッグの方向
および速度で、たとえば速くドラッグした場合は速いス
ピードで、逆方向にドラッグした場合は逆方向に向け
て、自動スクロールが再開する。
【0050】ポインタ14の移動方向がスクロール方向
に対して垂直の場合(ステップ106)、CPU2はポ
インタ14の相対位置座標データからポインタ14の移
動距離および移動方向を算出し、メモリ3に展開された
表データ11からの読出位置を、ポインタ14の移動方
向へ移動距離分だけシフトする(ステップ108)。マ
ウス8のボタンを放すと(ステップ109でYes)、
当該水平方向の位置から自動スクロールが再開されるた
め、ユーザは表データファイル10に記憶されているす
べての表データ11を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表データ表示装置を適用したコンピュータシス
テムの全体構成を表わすブロック図である。
【図2】ウィンドウ13上の表データ11が自動的にス
クロールしている状態を示している。
【図3】表データファイル10に格納される表データ1
1のデータ構造を示している。
【図4】マウス8のボタンを押下げおよび押上げたとき
のウィンドウ13の状態を示している。
【図5】マウス8をスクロール方向に対して平行にドラ
ッグしたときの状態を示している。
【図6】マウス8をスクロール方向に対して垂直にドラ
ッグしたときの状態を示している。
【図7】表データファイル10に格納される表データ1
1のデータ構造を示している。
【図8】ポインタ14を特定のセル15の上に重ねて、
マウス8をダブルクリックしたときの状態を示してい
る。
【図9】表データ11をウィンドウ13に表示する処理
の流れを示すフローチャートである。
【図10】画像表示装置上のウィンドウに表示される表
データの一例を示している。
【図11】ウィンドウに表示されている表データと表デ
ータ全体との関係を示している。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 2 中央演算処理装置(CPU) 3 メモリ 4 画像表示装置 5 印刷装置 6 外部記憶装置 7 キーボード入力装置 8 ポインティングデバイス(マウス) 9 バス 10 表データファイル 11 表データ 12、15 セル 13 ウィンドウ 14 ポインタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C082 AA01 AA22 AA24 BA02 BA13 BA42 BB25 CA02 CA72 CA81 CB05 DA61 DA87 MM09 MM10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向および列方向にならぶ複数のセル
    から構成された表データが記憶されたメモリから当該表
    データの一部を読出して表示するためのウィンドウを有
    し、入力装置からのユーザの動作指令に応答して、ウィ
    ンドウ上に表示されている表データを縦方向および横方
    向にスクロールさせるデータ表示装置において、 前記メモリに記憶されている表データから、あらかじめ
    設定された方向、速度および範囲にしたがって読出位置
    を順次変更しながらデータを読出し、読出された表デー
    タの一部をウィンドウ上に順次表示していく自動スクロ
    ール手段、 前記入力装置から入力された確定信号およびポインタの
    座標位置から、移動距離、方向、速度およびセルの確定
    に関する動作指令情報を取得する動作指令情報取得手
    段、ならびに前記動作指令情報が前記自動スクロールの
    方向に対して平行の場合は、当該指令方向および指令速
    度でウィンドウ上の表データをスクロール表示し、動作
    指令情報が自動スクロールの方向に対して垂直の場合
    は、前記メモリに記憶されている表データからの読出位
    置を当該指令方向へ指令距離分ずらしてスクロール表示
    するスクロール制御手段、 を備えた表データ表示装置。
  2. 【請求項2】 行方向および列方向にならぶ複数のセル
    から構成された表データが記憶されたメモリから当該表
    データの一部を読出して表示するためのウィンドウを有
    し、入力装置からのユーザの動作指令に応答して、ウィ
    ンドウ上に表示されている表データを縦方向および横方
    向にスクロールさせるデータ表示方法において、 前記メモリに記憶されている表データから、あらかじめ
    設定された方向、速度および範囲にしたがって読出位置
    を順次変更しながらデータを読出し、読出された表デー
    タの一部をウィンドウ上に順次表示し、 前記入力装置から入力された確定信号およびポインタの
    座標位置から、移動距離、方向、速度およびセルの確定
    に関する動作指令情報を取得し、 前記動作指令情報が前記自動スクロールの方向に対して
    平行の場合は、当該指令方向および指令速度でウィンド
    ウ上の表データをスクロール表示し、動作指令情報が自
    動スクロールの方向に対して垂直の場合は、前記メモリ
    に記憶されている表データからの読出位置を当該指令方
    向へ指令距離分ずらしてスクロール表示する、 表データ表示方法。
  3. 【請求項3】 プログラムにしたがう処理を実行する中
    央演算処理装置と、中央演算処理装置がプログラムの実
    行において使用するメモリと、ユーザからの動作指令を
    受付ける入力装置と、出力情報を可視表示する表示装置
    とを含むコンピュータを制御する表データ表示のための
    プログラムであって、 前記表示装置に、行方向および列方向にならぶ複数のセ
    ルから構成された表データが記憶されたメモリから当該
    表データの一部を読出して表示するウィンドウを表示さ
    せる処理と、 前記入力装置からのユーザの動作指令に応答して、ウィ
    ンドウ上に表示されている表データを縦方向および横方
    向にスクロールさせる処理と、 前記メモリに記憶されている表データから、あらかじめ
    設定された方向、速度および範囲にしたがって読出位置
    を順次変更しながらデータを読出し、読出された表デー
    タの一部をウィンドウ上に順次表示させる処理と、 前記入力装置から入力された確定信号およびポインタの
    座標位置から、移動距離、方向、速度およびセルの確定
    に関する動作指令情報を取得する処理と、 前記動作指令情報が前記自動スクロールの方向に対して
    平行の場合は、当該指令方向および指令速度でウィンド
    ウ上の表データをスクロール表示し、動作指令情報が自
    動スクロールの方向に対して垂直の場合は、前記メモリ
    に記憶されている表データからの読出位置を当該指令方
    向へ指令距離分ずらしてスクロール表示する処理とを前
    記コンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
    納した記憶媒体。
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