JPH06175775A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH06175775A
JPH06175775A JP32968192A JP32968192A JPH06175775A JP H06175775 A JPH06175775 A JP H06175775A JP 32968192 A JP32968192 A JP 32968192A JP 32968192 A JP32968192 A JP 32968192A JP H06175775 A JPH06175775 A JP H06175775A
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JP32968192A
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Yoshiaki Morimoto
義章 森本
Yoshiharu Konishi
義治 小西
Takahiko Umeyama
貴彦 梅山
Ichiro Ote
一郎 大手
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ペンとタブレットの使用を前提とした情報処理
装置であって、システムで動作する文書作成プログラム
等において、判り易く、使いやすい操作方法を使用者に
提供する装置の提供をすること。 【構成】タブレット筐体9010、ケーブル9030、
ペン9020を有して構成される情報処理装置であっ
て、前記タブレット筐体9010は、タブレット面90
00、処理回路を備えて構成される。前記処理回路は、
プログラムを格納し所定の処理を行うべく、例えばCP
U、RAM、ROM等を有して実現されうる。 【効果】従来のユーザインターフェースと比較して、よ
り紙とぺンに近い使用感で文書の作成を行うことができ
る。またファイルを操作していることを意識せずに、フ
ァイルの操作を行うことができ、人間工学的見地から優
れた装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンとタブレットを入
力手段として使用した情報処理装置であって、作表、演
算、アイコン操作等の各種の機能を有する情報処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置のユーザインターフ
ェースにおいては、例えばキーボード、、マウス、CR
Tディスプレイ等の各種の入出力手段を有した構成にな
っており、使用者は、かかる各種の入力手段の使用を余
儀なくされており、使用者は、例えば、キーボード等の
操作に慣れることが必要があった。かかる操作のわずら
わしさを、少しでも解消するため、例えば、グラフィカ
ル・ユーザー・インタフェースを使用したシステムが考
案されており、「入門X−Window OSF/Mo
tif Window Manager(16〜41
頁、1990年12月25日 日刊工業新聞社発行」に
記載されている「X−Windowシステム」等がこれ
に該当する。これは、アイコン、プルダウンメニュー等
を、ポインチングデバイスとして、マウスを使用するこ
とにより、各種コマンド等の入力を行うことができるも
のである。
【0003】しかし、キーボード等の他の入力手段との
併用を考慮したものであり、文字入力等は、従来どお
り、キーボードから行わなければならなかった。このよ
うなユーザインタフェースでは、通常の紙とペンを使用
した文書作成の過程で行う動作と、関連性が殆ど無いた
めに、使用者が文書等を作成する場合に、文字、各種コ
マンド等を選択するに際して、キーボードの配置を考慮
し、所定の入力を行わなければならず、例えばキー位置
を捜すたびに思考が中断させられることは、経験的事実
の示すところである。近年、入力手段として、ペンおよ
びタブレットの使用を前提としたシステム(以下、「ペ
ンシステム」と称する)が発表され始めたが、従来のキ
ーボード、マウスの使用を前提としたGUI(Grap
hical User Interface)では、ペ
ンシステムの能力を十分に発揮できないのが現状である
と言わざるをえない。なお、ペンシステムの一例とし
て、「日経バイト1991.9、頁370〜385、1
991年9月1日 日経BP社発行」に記載されている
Microsoft社の「Windows for P
en」、GO社の「PenPoint」等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在では、ペンシステ
ムにおいて、上記問題の解決のために、ペンおよびタブ
レットのみを使用することによる一連の動作によって、
各種命令、表示位置等を指示することが可能な「ジェス
チャ」と称されるコマンド入力方式、手書き文字認識に
よる文字入力等を組み込んだものが多く存在する。しか
しながら、これらのシステムは、簡単な文書編集、文字
入力等の非常に基本的な機能を有するのみであり、実際
に使用者がアプリケーションプログラムを使用する際に
使うコマンド等に関するユーザインターフェースに関す
る機能は、殆ど無いのが現状である。そこで、本発明の
目的は、ペンシステムにおいて、使用者にとって理解し
やすく、使いやすい、アプリケーションプログラムのユ
ーザインターフェースを提供し、使用者の思考を中断さ
せること無く使用することが可能な、ペンシステムを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、以下の手段が考えられる。入力手段を介して与えら
れた情報に所定の処理を行い出力手段へ処理情報を出力
する処理手段を有して構成される情報処理装置におい
て、前記入力手段は、ペン、および、ペンを介して与え
られた作表、グラフ作成、作図、アイコン操作に必要な
情報を含む情報を認識するタブレットを有して構成され
た情報処理装置である。以下、ペンを使用する本情報処
理装置に関する各種の手段について記載する。まず、前
記入力手段を介して与えられた、実際に作成されるグラ
フに対応して予め定められた図形情報にもとづき、該図
形情報に対応したグラフを作図する機能を有する情報処
理装置が考えられる。また、前記入力手段を介して与え
られたグラフ描画の範囲の指定情報、グラフに使用する
数値情報、実際に作成されるグラフに対応して予め定め
られた図形情報を含む情報にもとづき、該図形情報に対
応したグラフを、指定された範囲内に、与えられた数値
情報を用いて表示する機能を有する情報処理装置でもよ
い。さらに、前記入力手段を介して与えられた矩形およ
び数値にもとづき、表示する表描画の範囲、表のセル数
を指定し表を作成する機能を有し、さらに、前記ペンを
介してセル中に文字を入力する機能を有する情報処理装
置でもよい。この場合、前記セルのうちの任意のセル間
での演算を行う際に、前記ペンで指定したセルを計算の
対象とし、さらに、所望の演算子を指定し、所定の演算
を行う機能を有する情報処理装置が好ましい。また、上
記情報処理装置において、文書を記録したファイルにお
ける、該ファイル内の文書データの縮小イメージの任意
の場所に、任意の図形情報を貼付たものをアイコンと
し、さらに、該アイコンにもとづいてファイルを操作す
る機能を有する情報処理装置も考えられる。また、前記
入力手段を介して与えられ、予め定められたアイコンに
拡大、縮小を意味する図形情報にもとづき、該図形情報
に対応してアイコンで決定されるファイル内容の詳細表
示、簡略表示を行う機能を有する情報処理装置も考えら
れる。 さらに、複数のアイコンの周囲を、前記ペンの
軌跡で囲むことにより、軌跡により囲まれたアイコンを
1つのグループとし、複数のアイコンのグループ分けを
行う機能を有する情報処理装置も考えられる。この場
合、予め、ペンの軌跡に対応して、グループ分けした際
のアイコンの表示配置を定めておき、与えられたペンの
軌跡に対応してグループ分けされたアイコンの表示配置
を選択し、表示する機能を有する情報処理装置が好まし
い。さらに好ましくは、グループ分けされた、少なくと
も1つのグループに属する複数のアイコンを、重ねて整
列表示する情報処理装置である。この場合、予め配列変
更を意味する図形を定め登録しておき、該図形がペンに
より、あるグループに対して指定されたとき、あるグル
ープに属する最上部に表示されたアイコンを、当該グル
ープに属する他のアイコンに順次切り替えて表示する情
報処理装置も好ましい。
【0006】
【作用】使用者が上記アプリケーションプログラムにお
いて文書の作成を行う場合には、ペンおよびタブレット
を入力手段とする。もちろん情報処理装置は、処理手段
および出力手段を有して構成される。
【0007】この場合、前記処理手段は、例えばCP
U、ROM、RAM等にて実現可能であり、ROM、R
AM等には、必要なプログラムが格納されている。ま
た、前記タブレットは、入力手段の構成要素として、図
形等の認識を行う機能を有するとともに、出力手段とし
て所定の情報の表示機能も有している。かかるペンによ
り、使用者は、特定の意味を有する図形であるジェスチ
ャを使用する。かかるジェスチャを使用することによ
り、作図、グラフ作成、作表等の命令入力処理が行え、
処理装置は、ジェスチャの内容を認識し、予めジェスチ
ャの内容に対応して登録されている所定の処理を行う構
成になっている。したがって、マウスとキーボードとの
併用や、キーボード操作に対する慣れ等が不要になる。
【0008】ペン(上記説明のように、もちろんタブレ
ットも含む)を使用し、ジェスチャを利用して各種の機
能を情報処理装置に備えることができる。例えば、文書
を保存したファイルを操作する際にも、ペンで文書アイ
コンを操作したり、アイコンに対してジェスチャを使用
することにより簡単に各種の操作が行える。本実施例に
おいても説明するが、ペンを使用したシステム上で動作
するアプリケーションプログラムは、例えば次のような
機能を実現可能にするが、ここでの記載に限られるもの
ではない。ファイルをファイル名を使用せずに、全てア
イコンを使用してペンのみで操作が可能なファイル操作
機能がある。また、文書作成モジュールで作成した文書
の縮小イメージに、使用者が作成した任意のアイコンを
貼り付けて使用可能にする機能も実現できる。上記ファ
イル操作機能において、複数の文書のアイコンの周囲を
ペンの軌跡で囲むことによって、それらの文書アイコン
を1つのグループとするグループ分け機能も実現でき
る。
【0009】また、ペンによって表を作成する領域、セ
ル数等を指定でき、セルの内容をペンで入力することが
でき、ペンによって任意のセルの組み合わせを指定し、
それらのセルに対して指定した演算を行うことができる
作表機能も実現できる。ペンによってグラフを作成する
領域、グラフに使用する値、作成するグラフの種類を指
定することができるのはいうまでもない。上記グラフ作
成、作表機能等を有し、かつ通常のワードプロセッサ、
図形作成プログラムの有する機能を備えた文書作成装置
も実現できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】まず、以下の説明で使用する装置構成、用
語等について説明する。
【0012】本発明で使用するタブレット、ペンは特開
昭62−47727等で広く知られるものであり、タブ
レット表面をペンで触れることにより、触れられた点の
座標を出力するものである。図48に一般的なタブレッ
ト、ペンの外観を示した。
【0013】本装置は、タブレット筐体9010、ペン
とタブレットを電気的に接続するためのケーブル903
0、ペン9020を有して構成される情報処理装置であ
って、前記タブレット筐体9010は、タブレット面9
000、座標値を出力するためのインターフェースポー
ト9040、および処理回路(図示せず)を備えて構成
される。 なお、前記処理回路は、プログラムを格納し
所定の処理を行うべく、例えばCPU、RAM、ROM
等を有して実現されうる。さらに、座標検知の方式によ
っては、ケーブル9030が不要となる。なお、上記タ
ブレットは、ペンとともに文字、記号等を入力する手段
でもあり、各種処理後の各種情報を出力する手段でもあ
る。本発明において、「ピンボード」とは、ファイルに
対応付けられたアイコンの表示を行い、そのアイコンを
ペンで操作することにより、実際のファイルの削除、修
正等の操作を行うことのできるファイル管理手段を示
す。本実施例ではこのピンボードで用いるアイコンを、
「文書アイコン」と称し、複数の文書アイコンをペンの
軌跡で囲むことにより、それらの文書アイコン群を1つ
のグループとして扱う場合、アイコンに対してジェスチ
ャを使用して、各種のコマンドの実行等の操作を行うこ
とが可能である。ここで「ジェスチャ」とは、各種のコ
マンド(例えば削除、複写等)に対応付けられた簡単な
図形(例えば、三角形、四角形等)であって、該図形を
ペンで描くことにより、それらのコマンドを実行するこ
とを可能にせしめるものである。
【0014】この場合、コマンドであるジェスチャの入
力位置とジェスチャによる処理の対象物の存在位置が、
同じ位置であっても処理可能であることは、いうまでも
ない。例えば、削除を意味するジェスチャを、あるアイ
コン上に描くことにより、そのアイコンに対して削除コ
マンドを実行したのと同じ効果を得ることができること
になる。「インキング」とは、ペンでタブレットに書き
込んだ軌跡を表示装置上へ描画することである。また、
表示装置上に描かれた軌跡の事を「インク」、該軌跡に
関するデータであって、その記憶装置内データを「イン
クデータ」と呼ぶ。ペンによる「タップ」とは、タブレ
ット面をペンで触れ、すぐにペンを離す操作である。
「ドラッグ」とは、タブレット面にペンをつけたままペ
ンを移動させる動作である。
【0015】図1に本発明のプログラムを適応し得るパ
ーソナルコンピュータ等の情報処理システム構成の一例
を示す。図1に示す情報処理装置は、CPU(中央処理
装置)1、メモリ2、ハードディスク3、フロッピーデ
ィスク4、入力一体型表示装置5、メモリカード6を有
して構成される。入力一体型表示装置5は、入力手段お
よび出力手段をかねた手段であり、透明のタブレットと
液晶型表示装置を有して構成された装置である。これら
は従来からよく知られた装置であり、バス7を介して、
本体に接続される。また、上記メモリ2(例えば、RA
M、ROM等)、ハードディスク3、フロッピーディス
ク4、メモリカード6等には、必要なソフトウエアが格
納されており、該格納されたソフトウエアに従って、所
定の機能を果たすことになる。図2は、本プログラムの
全体構成を示すブロック図である。
【0016】プログラムは、ファイル管理部100、メ
モ編集部200、ピンボード300、認識管理部400
を有して構成される。図3に、ファイル管理部を構成す
るモジュールを示す。ファイル管理部100は、ファイ
ル操作部110および文書管理データ操作部120を有
して構成されている。 ファイル操作部110は、実際
のファイルの操作である、書き込み、読み込み等を行
う。文書管理データ操作部120は、メモ編集部200
とピンボード300の間にて転送される、文書管理デー
タ1000(図5に示す)の転送を管理する。図4に認
識管理部を構成するモジュールを示す。認識管理部40
0は、認識手段管理部410、文字認識手段420、図
形認識手段430、および入力パレット440を有して
構成される。認識管理部400は、認識手段管理部41
0を介して文字認識手段420および図形認識手段43
0と、メモ編集部200およびピンボード300との間
の認識要求情報、各種データ等の転送を管理している。
文字認識手段420は、例えば漢字、平仮名、片仮名、
記号、数字、アルファベット等の認識を行い、図形認識
手段430は、例えば矩形、三角型、直線等の図形の認
識を行う。文字認識の方法については、例えば、特開昭
55−32168、特開昭55−80183等記載のよ
うに、種々の方法が公知となっているため、詳細な説明
は省略する。図形認識の方法については後述する。認識
管理部400は、入力情報として、入力されたインクデ
ータと、そのインクデータを文字、図形のいずれとして
認識するか、さらに、文字と認識した場合には、入力パ
レット440を使用するか否かを制御するための数値デ
ータを受け取る。
【0017】出力情報は、認識が成功したか否かの情報
であり、さらに成功した場合には認識結果、および、そ
の文字、図形等の書かれていた座標データからなる。入
力パレット440は、ペンを用いて、手書き入力で文字
を入力するための手段であり、例えば図44に示すよう
な外観を呈する。文字枠4401に、ペンを用いて手書
き文字を入力すると、文字認識手段420により認識さ
れた結果が、文字入力されたときと同じ文字枠4401
内に出力される。ボタン4402を押すと、文字枠に出
力されている結果が、認識手段管理部410に出力され
る。またボタン4403を押すと、文字枠に出力されて
いる結果を破棄して、文字枠の表示を初期化する。次
に、本発明にかかるプログラムで使用するデータ構造体
と、その内容について説明する。データ構造体は、文書
管理データ1000、メモ・オブジェクト2000、ピ
ンボード用グループ管理情報3000、ピンボード用ペ
ージ管理情報3100を有して構成される。図5に、文
書管理データ1000、ピンボード用グループ管理情報
3000、ピンボード用ページ管理情報3100の構成
例を示す。文書管理データ1000は、文書アイコンを
操作した場合に、実際に操作対象となるテーブルであ
る。文書ファイル、文書アイコンのそれぞれ1個につ
き、1つの文書管理データが対応することになる。初期
化は、文書が作成された時点で行われる。さらに、文書
管理データは、以下に示す要素で構成される。
【0018】「name」1010:文書ファイルの実
際の名前、詳細な説明のためのデータである。 「bitmap」1020:文書アイコンに使用するビ
ットマップデータである。 「group」1030:
所属するグループのグループ管理情報へのポインタであ
る。 「prev」1040:同じグループに所属する文書並
びの中で、自分より前に位置する文書管理データへのポ
インタである。 「next」1050:同じグループに所属する文書並
びの中で、自分より後に位置する文書管理データへのポ
インタである。 「rect」1060:文書アイコンの画面における座
標データである。 「icon」1070:文書アイコンに貼り付けたアイ
コンの番号、文書アイコンにおける貼付られた場所のデ
ータである。 「state」1080:拡大、縮小表示の状態を表す
フラグである。 「pin」1090:文書アイコンにピンが取り付けら
れているかを表すフラグである。 ピンボード用グループ管理情報3000は、ピンボード
におけるグループの管理を行い、1つのグループに、1
つのグループ管理情報が対応する。1つのグループには
1つ以上の文書が属し、削除、移動等の編集操作をグル
ープに属する文書全てに対し、同時に実行することがで
きる。文書は、2つ以上のグループに同時に属すること
はできない。特に、ユーザがグループ化を指定していな
い文書にも、グループ名称が「非グループ」であるグル
ープに属するため、ピンボード上では、グループに属し
ていない文書は存在しない。 初期化は、グループが作
成された時点で行われる。グループ管理情報は以下に示
す要素で構成される。
【0019】「name」3010:グループ名称、詳
細な説明のデータである。 「ink」3020:グループ化された際のインクデー
タである。 「kind」3030:グループが通常グループか、ス
タック状グループ(通常グループとは異なり、例えば、
アイコンが積み重ね状態でグループ化される)かを示す
フラグである。 「number」3040:グループに属する文書管理
データの数である。 「head」3050:グループに属する文書並びのう
ち、先頭の文書の文書管理データへのポインタである。 「tail」3060:グループに属する文書並びのう
ち、末尾の文書の文書管理データへのポインタである。 ピンボード用ページ管理情報3100は、ピンボードの
ページの管理を行い、1つのページに、1つのページ管
理情報が対応する。ページ管理情報には、1つ以上のグ
ループ管理情報が属する。初期化は、ページが作成され
た時点で行われる。ページ管理情報は、以下に示す要素
を有して構成される。 「page」3110:ページ番号である。 「name」3120:ページの名称および詳細な説明
である。 「bitmap」3130:バックグラウンドのビット
マップイメージデータである。 「number」3140:ページに存在するグループ
数である。 「group()」3150:ページに存在するグルー
プの、グループ管理情報へのポインタの配列である。 次に、管理情報が実際に使用される場合の動作につい
て、以下で詳しく説明する。 本プログラム起動時に実
行されるモジュールは、ファイル管理部である。ファイ
ル管理部が起動すると、図6に示した動作モードを指定
するためのモード変更ボタン5000、機能選択ボタン
5100を表示する。通常は、ファイル管理部100が
起動した後に、ユーザがメモ機能、キャビネット、ピン
ボード等の各種モードの中から、所望の動作モードを、
モード変更ボタンを押して指定する。この場合、選択し
た動作モードに対応した機能選択ボタンが表示される。
一般に、メモ機能を起動する場合には、モード変更ボタ
ンのメモ機能を起動するためのボタン5001を、ペン
でタップすることにより行う。ファイル管理部100
は、システムの最初の起動である場合には、自動的にメ
モ機能200にモード設定し、新規文書の作成モードと
なるように構成されている。 メモ機能は、通常の作図
プログラムの有する一般的な作図機能に加えて、ペンに
よる作表機能、グラフ作成機能等を備えた文書作成機能
を有している。以下、図面を参照して、メモ機能の操作
について説明する。
【0020】図6は、メモ機能が起動した直後の画面の
状態を表している。ウインドウシステム5010にて、
本実施例のシステムが実行され、また、各種動作は、使
用者がペン5020を用いて行う。図7は、機能選択ボ
タン5100のうち、自由曲線描画ボタン5101、直
線描画ボタン5102、円弧描画ボタン5103、およ
び文字入力ボタン5104等の様々な描画モードを使用
してメモを作成した画面の一例を表している。これらの
操作は、従来型の作図プログラムとほぼ同じであるが、
マウス等の代りにペンを使用するという点が従来型とは
異なり、使用者の操作性の向上を図っている。次に図
8、9、10を参照して、作表機能について説明する。
作表機能では、行列状に並んだ文字入力エリア(以下、
「セル」と称する)に、任意の数値、文字等を入力し、
任意のセルの組合せに対して各種の演算を行うことがで
きるものである。一例として、5行4列のセルを有する
表を作成する場合の手順について説明する。 まず、図
8に示す作表ボタン5105を押し、作表モードにす
る。次に、図8に示すような手書きによる矩形6000
で、表を作成する領域を指定する。ペンが離された時点
で、書かれた矩形は図形認識手段430によって認識さ
れ、通常の矩形に直す処理をへて再表示される。この後
に、矩形の中に、ペンを用いて、セル数「5×4」(図
中6001)を、図で示したように書き込むと、手書き
文字は、文字認識された後、消去され、図9に示すよう
に、指定した領域内に5行4列のセルを持つ表が表示さ
れ、編集可能な状態となる。この表への数値、アルファ
ベット等の入力は、ペンを用いて直接セル上に書き込む
ことにより行い、漢字等の入力の必要がある場合には、
機能選択ボタンの文字入力ボタン5104を押すことに
より、入力パレットを使用し入力を行うことも可能であ
る。また、セルに対する演算の指定は次のようにして行
う。図10の数式ボタン5106を押すと、電卓の模様
を有する計算パレット6100が表示される。例えば、
複数のセル上の値の合計値を求めたい場合には、計算パ
レットの合計ボタン6101を押し、総和演算子を指定
し、計算対象セルを指定するモードにする。この後、ペ
ンを使用してセルを指定する。この際、ペンによるイン
キングでセルを指定する。インクが書かれたセルは、選
択されたセルと見なされる。ペンを一旦上げると、選択
されたセルは反転表示される。この操作を繰り返して、
目的のセル全てを選択する。次に、ペンでイコールキー
6102を押すと、指定されたセルと、指定された演算
子を使用して計算が行われ、次に対象セルの指定モード
から計算結果を格納するセルの指定モードに切り替わ
る。 この後に、任意の一つのセルをペンでタップする
ことにより、計算結果をそのセルに代入することができ
る。同様な操作の組み合わせで、平均、最大値、最小値
等の演算を行うことができることはいうまでもない。従
来の装置では、マウス、キーボード等を使用して、セル
の選択、演算子を指定し、かつ領域指定は矩形選択を基
本にしたものであるが、本発明ではペンのみの操作で入
力、セル選択、計算までの過程の操作を自然に行うこと
ができる。かかる作表機能を終了すると、通常のメモ機
能へ復帰する。次に、図11から17を参照して、グラ
フ作成機能について説明する。グラフ作成機能とは、任
意の数値をペンより入力し、その数値をもとに各種のグ
ラフを自動的に作成する機能のことである。例として、
X軸方向の要素数5、それぞれのY軸値が、20、3
0、40、50、70であるグラフを作成する手順につ
いて説明する。最初に、図11に示す、グラフ作成ボタ
ン5107を押し、グラフ作成モードを設定する。次
に、グラフを作成する領域を、図に示すような手書きに
よる、L字6200により指定する。入力されたL字の
始点、終点を対角点とする矩形が、グラフを作成する領
域と判定され、図12のような直線化された座標軸とし
て表示される。次に、座標系の第1象限にY軸値を、ペ
ンを用いて順次書き込む。1つY軸値を書き込むと、入
力された数値は認識され、X軸の上部に再表示される。
この操作を必要な要素数だけ繰り返す。
【0021】図13に、Y軸値の20、30を入力後、
さらに数値「40」をペンで入力している様子を示す。
5つ全てのY軸値を入力した後の画面表示の様子を、図
14に示す。次に、入力したY軸値を棒グラフにする
か、折れ線グラフにするかをジェスチャで指定する。棒
グラフにする場合には、図15のジェスチャ6201を
使用し、折れ線グラフにする場合には、図16に示すジ
ェスチャ6202を使用する。図17に、棒グラフを作
成した状態を示す。図14に表示されていた数値が、棒
グラフの各棒の高さ、折れ線グラフの各節点の座標値に
なり、最終的に数値は消去される。グラフ6203中の
Y軸目盛り6204、格子線6205をY軸の最小値、
最大値から判断して適切な間隔、値で表示する。X軸の
下部に書かれているメモ書き6206は、グラフ作成終
了後、文字入力ボタン5104を押して、ユーザが入力
したものである。グラフ作成機能を終了すると、グラフ
の全てのデータを1つのメモ・オブジェクトに代入し、
通常のメモ機能へ復帰する。メモ機能の終了は、モード
変更ボタン5000のメモ機能5001を押すことによ
り行われる。以下、メモ機能を実現する手段について説
明する。メモ機能において取り扱われるデータは、図1
8に示すメモ・オブジェクト2000である。直線、自
由曲線、矩形、表、グラフ等の図形のそれぞれ1つが、
1つのメモオブジェクトに格納される。例えば、3本の
直線には3つのメモ・オブジェクトが割り当てられる。
「オブジェクトの種類」2010は、メモオブジェクト
の格納している図形の種類を表すインデックスである。
また、メモ・オブジェクトは、前のメモオブジェクトの
存在するアドレスを示すポインタ2020と後のメモオ
ブジェクトの存在するアドレスを示すポインタ2030
によって、双方向リスト構造(逆方向からの検索も可能
なリスト構造である)となっている。また、メモ・オブ
ジェクト2000の図形格納部2050のサイズは、各
種図形によって異なり、表、グラフ等の複雑なデータ形
式も1つのメモ・オブジェクトに格納される。メモ・オ
ブジェクト2000の実際のサイズは、オブジェクトの
サイズ2040に記録されている。表、グラフ以外の図
形の管理については、公知のプログラム等で広く知られ
ており詳細についての説明は、ここでは避ける。ここで
は、図、グラフの作成手順における処理を説明し、あわ
せてオブジェクトの格納方法について述べることにとど
める。
【0022】図19のフローチャートを使用して、作表
機能の処理のうち、表のサイズ、セル数の指定について
説明する。まず、矩形の入力を待ち、入力が終了する
と、入力された矩形の認識を行い(ステップ650
0)、矩形でなければインクを消去して矩形の再入力待
ちとなる(ステップ6501)。矩形の入力であった場
合には、インクを消去した後、認識した矩形を描画する
(ステップ6502)。この際に、矩形の高さを変数
h、幅をwとして、座標データとして記録する(ステッ
プ6503)。次に、セル数の入力待ちとなり(ステッ
プ6504)、入力が終了すると入力された文字の認識
を行い(ステップ6505)、認識された文字列が「行
数×列数」の書式に合致しているかどうかをチェック
し、合致していない場合は、インクを消去し、再びセル
数の入力を待つ(ステップ6506)。さらに、数値が
矩形のサイズに対して適当であるか否かをチェックし、
適当でない場合には、再びセル数の入力待ちとなる(ス
テップ6507)。サイズが適当であるか否かの判定
は、例えば矩形の高さhを列数で、幅wを行数で除算
し、それぞれの値をシステムが保持している許容セル最
小高と許容セル最小幅と比較し、いずれかが小さけれ
ば、ステップ6504にブランチすることによって行
う。次に、図20を使用して、計算式の指定について説
明する。計算パレット中の演算子ボタンの中の任意の1
つが押されると、選択された演算子を、変数opera
torに記憶し、計算対象セルの選択モードになる(ス
テップ6510)。まず、選択されているセルの状態を
記録するために、表の行数をx、列数をyとし、2次元
配列table(x,y)を確保し、各要素を「0」に
して初期化する。 この変数が「0」のセルは、未選
択、「1」のセルは、選択を意味するものとする(ステ
ップ6511)。次に、ペンのタブレット面への接触を
監視して(ステップ6512)、図10中の計算パレッ
ト中のイコールボタン6102へのタップがあれば、計
算セル選択モードを終了し、ステップ6517にブラン
チする(ステップ6513)。イコールボタンへのタッ
プがなければ、ペンがタブレットから離れるまでインキ
ングを行う(ステップ6514)。ペンが離されると、
次に、インクデータにもとずき、選択されたセルに対応
するtable()の値を「1」にする(ステップ65
15)。次にtable()が「1」のセルを反転表示
する(ステップ6516)。ステップ6512からステ
ップ6516までの処理を、イコールボタンがタップさ
れるまで繰り返し行う。次に、イコールキーが押された
場合の処理について説明する。この処理では、最初にセ
ルの指定のために書き込まれたインクを消去する(ステ
ップ6517)。次に、table()および選択され
た演算子の種類operatorの内容を参照して、計
算結果となる計算式を作成する(ステップ6518)。
この処理については、表計算プログラム等にて公知、
公用の技術であるので省略する。次に、計算結果を格納
するセルの指定処理では、ペンのタップを待ち、ペンが
タップされた場合には、タップされた場所が適当な表の
中のセルか否かを判定し(ステップ6519)、適当な
セルでない場合には、再びペンの入力待ちとなり、適当
なセルである場合には、そのセルに計算結果を格納し、
セルの表示を標準の表示状態に戻し処理を終了する(ス
テップ6520)。メモ・オブジェクト2000への格
納方法は、表に関するデータ全てを1つのメモ・オブジ
ェクトに格納することによって行えばよい。
【0023】次にグラフ作成機能の処理について説明す
る。
【0024】最初に図21のフローチャートを使用し
て、座標軸の入力について説明する。機能選択ボタン5
100のグラフ作成ボタン5107が押されると、グラ
フ作成モードとなり、ペンからの入力待ちとなる(ステ
ップ6600)。ペンによってL字の入力が行われる
と、その始点(x1,y1)と終点(x2,y2)の2点を
対角線とする矩形を、グラフの作図を行う領域とする。
次に、原点(x1,y2)、X軸末端(x2,y2)、Y軸
末端(x1,y1)として座標軸を描画する(ステップ6
602)。次に、図22のフローチャートを使用して、
Y軸値の入力について説明する。上記処理の後は、Y軸
値の個数をカウントするための変数nと、Y軸値を格納
するためのテーブルyVal()を確保し、さらに初期
化し、次に、ペンの入力待ち状態となる(ステップ66
10、6611)。ペンによる入力が生じると、入力を
数字として認識手段で認識を行う(ステップ661
2)。認識結果が数字でない場合には、さらにその入力
データを図形として認識処理を行う(ステップ661
3)。ここで、矩形もしくは直線の入力であった場合に
は、グラフ化のジェスチャと判断し、後述するグラフ描
画処理に移る。認識結果が数字、図形のいずれとも認識
されなかった場合には、インクを消去し、ステップ66
11に戻る。入力データが数字であれば、それを数値に
変換しカウンタnを1だけ増加させ、yVal(n)に
入力された数値を代入する(ステップ6614)。次
に、原点(x1,y2)から、x軸の末端点(x2,y2)
までを(n+1)等分し、原点に近い等分点のX軸の上
部に順番にyVal()をyVal(1),yVal
(2),…,yVal(n)のように、nまで表示する
(ステップ6615)。 この処理の後、ステップ66
11にブランチし、Y軸値入力の処理を繰り返す。
【0025】ステップ6613にて、認識された図形が
直線である場合には、折線グラフを、矩形であった場合
には、棒グラフをそれぞれyVal()に基づき描画す
る(ステップ6616、6617)。x軸における間隔
には、x軸を(n+1)等分したものを使用する。グラ
フ作成終了時には、グラフに関する前データを1つのメ
モ・オブジェクトに代入して終了する。
【0026】メモ機能終了際には、全てのメモオブジェ
クトをファイル管理部に渡し、別の制御を行う状態に移
る。ファイル管理部は、それらのオブジェクトをまと
め、1つの一義的なファイル名をつけ、記憶装置にファ
イルとして保存する。次に、図49、50、51、52
を参照して、図形認識の方法について説明する。 図4
9に、本実施例の図形認識で認識する図形を示した。こ
れらの図形は、円10000、三角形10010、矩型
10020、直線10030、螺旋10040であり、
螺旋10040は始点10041および終点10042
を有するものと、始点10042および終点10041
を有するものの2種類が存在する。図50、51を用い
て、実際の図形認識の方式について説明する。図50で
は円10000を例にとり説明する。まず、円1000
0の円周を点10100、10101、10102、1
0103、10104、10105の様に等分する。本
実施例では6等分するものとする。ある等分点から隣の
等分点までのベクトルを、図のようにベクトル1011
0、10111、10112、10113、1011
4、10115を考える。ベクトル間の角度として、ベ
クトル10115とベクトル10110との角度101
20を計算する。同様に、他のベクトル間についても角
度10121、10122、10123、10124、
10125を計算する。次に、図51を参照して、螺旋
10040の場合について説明する。円の場合と同様
に、螺旋の線分を6等分し、等分点を始点、終点とする
ベクトルを作成し、隣り合ったベクトル間の角度101
30、10131、10132、10133、1013
4を計算する。このような処理を行った後に、次のよう
にして図形の種類を判定する。始点と終点がほぼ一致し
ており、全てのベクトル間の角度の総和がほぼ360度
になる場合には円10000、三角形10010、矩型
10020等の閉じた図形とする。この場合、ベクトル
間の角度が90度を越えるものがあれば、そこに角が存
在すると見なす。ただし、図52に示すように、ちょう
ど角の部分に等分点が存在しない場合には、ベクトル間
の角度が90度を越えないこともあるので、ベクトル間
の角度10140を検討する場合に、第一のベクトル間
の角度10140と、第二のベクトル間の角度1014
1との和が、90度を越えるか否かで判定することで、
角の存在を判定する。その結果、角が3つ存在すれば三
角形10010と判定し、4つ存在すれば矩型1002
0と判定し、存在しなければ円10000と判定する。
また、始点と終点が離れており、ベクトル間の角度の総
和がほぼ0度の場合は直線10030とする。さらに、
始点と終点が離れており、ベクトル間の角度の総和が3
60度を越える場合は、螺旋10040であると判断す
る。また、始点から終点向けてのベクトル間の角度が増
加する場合には、始点10042、終点10041の螺
旋と判定し、始点から終点に向けてベクトル間の角度が
減少する場合には、始点10041、終点10042の
螺旋として判断する。図53のフローチャートを用い
て、以上の処理を説明する。最初にインクデータから得
られる線分をn等分する(ステップ11000)。次に
始点から線分上の次の等分点までをベクトル1、その等
分点から次の等分点までをベクトル2とし、同様にして
ベクトルnまで、ベクトルを設定する(ステップ110
10)。次に、変数iに、「1」を代入し、total
を、「0」にして初期化した後(ステップ1102
0)、ベクトルiとベクトル(i+1)とのなす角度を
計算し、それをangle(i)に代入する(ステップ
11030)。totalに、angle(i)を加算
し、変数iを1だけ増加させ(ステップ11040)、
変数iがn未満の場合には、ステップ11030から1
1050までの処理を繰り返す(ステップ1105
0)。次に、始点と終点が離れているか否かを判定し
(ステップ11060)、離れている場合には、tot
alを参照し、ほぼ0の場合には、直線と判定する(ス
テップ11070)。そうでなければangleがan
gle(1)からangle(n−1)に向かって増加
しているか否かを判定し(ステップ11080)、増加
している場合には、外側が始点の螺旋と判定し(ステッ
プ11090)、そうでない場合には、内側が始点の螺
旋と判定する(ステップ11100)。次に、始点と終
点が一致している場合には、ベクトル1とベクトルnの
角度をangle(n)に代入する(ステップ1111
0)。angle(1)からangle(n)の中から
角を検索し(ステップ11120)、角の数が3個なら
ば三角形(ステップ11130)、4個ならば矩形(ス
テップ11140)、0個ならば円(ステップ1115
0)、その他の場合は認識不可能(ステップ1116
0)とする。以上の処理により図49に示すような図形
の認識が可能となり、各種のジエスチャを認識できるこ
とになる。さて、以下、ピンボードの操作について説明
する。
【0027】図23に、ピンボード起動ボタン5002
を押して、ピンボードを起動した様子を示す。この段階
では、簡略化された文書アイコン7001が表示された
ファイル管理部のウィンドウ7000が、ピンボードに
重なって表示される。この状態から簡略化された文書ア
イコン7001をドラッグして、ファイル管理部のウィ
ンドウ7000の外に配置すると、実際の文書の縮小表
示のアイコン7002(以下、文書アイコンと称する)
に変化する。図24で、文書アイコン7002に任意の
既成のアイコンを貼り付ける操作について説明する。ア
イコンパレット表示ボタン5108を押すと、既成のア
イコン7005が表示されたアイコンパレット7004
が表示される。ユーザがアイコンパレット中の任意のア
イコンをドラッグして、ピンボード上の任意の文書アイ
コンの上でペンを離すと、アイコンが文書アイコンに貼
り付けられ、それが新しい文書アイコンとなる。 また
ペンが離されたときの文書アイコンとアイコンとの相対
位置も記録され、文書アイコンの移動後等に再表示され
る。このようにして作成した文書アイコンは、ペンでド
ラッグすることにより移動できる。図25は、複数の文
書アイコンが画面に表示されている状態を示している。
ここで、ユーザが任意の文書アイコン7002に、拡大
を意味するジェスチャ7007を描くと、図26に示す
ように拡大表示された文書アイコン7002が表示され
る。拡大表示されたアイコンは、それに対して縮小を意
味するジェスチャ7008を使用することにより、図2
5のように、通常の文書アイコン7007の表示に戻
る。 図27は、ピンボードの背景に、メモ機能で作成
した文書を貼付けた表示を示している。これは、背景と
して表示させたい文書の、ピンボード上の文書アイコン
をクリックして選択し、背景表示ボタン5109を押す
と、選択した文書の内容が背景として表示されることに
より実現できる。また、ピンボタン5110を、ペンで
タップした後に、文書アイコンをペンでタップすると、
文書アイコンの上部に図27に示すようなピン7009
の形をした図形が表示される。この操作が行われた文書
アイコンは、ペンによるドラッグで移動できなくなる。
ピンが付けられた文書アイコンに対して、前記の操作
を行うとピンを取り外すことができる。または、その文
書アイコンが新たに別のグループに登録されるとそのア
イコンのピンは無効になる。かかるピンを取り付けるモ
ードは、再度ピン取り付けボタン5110をタップする
と終了することになる。次に、図28を使用してジェス
チャによる文書のグループ化操作について説明する。グ
ループ化された文書は、グループを単位として削除、移
動等の各種の処理が行える。図28は、実際に文書のグ
ループ化を行った画面を示している。複数の文書アイコ
ンの周囲に対して、ペンで閉曲線7010を書くと、閉
曲線7010に囲まれた文書アイコン群は、1つのグル
ープとして取り扱われるようになる。この場合、閉曲線
7010のインクデータは、グループに付随する情報と
して記録されるため、グループの移動等の処理を行った
場合には、該グループに属する全ての文書アイコンが同
時に移動する。文書アイコンのどの部分までを囲めば、
グループ化の対象になるかについては、後述する図35
に示す領域管理の処理(ステップ7544)の判定処理
に依存している。次に、図28、図29を参照して、ジ
ェスチャによる行列状グループ化操作について説明す
る。図28に示すように、文書アイコンが無秩序に配置
している状態で、閉曲線7010の替わりに、矩形70
11を使用して文書アイコンを囲むと、グループ化と同
時に、図29のように文書アイコンを行列状に再配置す
る。このようなグループを行列状グループと称すること
にする。この場合も、インクデータは記録される。
【0028】次に図28、図30を参照して、ジェスチ
ャによるスタック状グループ化操作について説明する。
図28に示すように、文書アイコンが無秩序に配置して
いる状態で、閉曲線7010の替わりに、三角形701
2を使用して文書アイコンを囲むと、グループ化と同時
に、図30に示すように文書アイコンを積み重ねて再配
置する。 このようなグループをスタック状グループと
称することにする。積み重なる順序は、ユーザがメニュ
ー等で指定した条件、例えば作成日付順、文書名順(例
えば、五十音順、アルファベット順)等により、自動的
に決定されるようにしておけばよい。この場合には、イ
ンクデータは記録されない。図31を参照して、ジェス
チャによるスタック状グループのコマ送り操作について
説明する。スタック状グループの近傍で、正方向コマ送
りジェスチャ7013を入力すると、スタックの最も上
に表示されていた文書アイコン7014は、最も下に表
示されている文書アイコン7016のさらに下側に移動
し、2番目に表示されていた文書アイコン7015が1
番上になり表示されることになる。逆に、正方向コマ送
りジェスチャの替わりに、逆方向コマ送りジェスチャ7
017を入力すると、最も下に表示されている文書アイ
コン7016が、最も上に表示されている7014のさ
らに上側へ移動する。このよなジェスチャを使用するこ
とにより、スタック状グループの全ての文書アイコンを
容易に閲覧できる効果がある。次に、上記のピンボード
機能を実現するために必要な処理について説明する。図
32のフローチャートを使用して、アイコン表示の処理
について説明する。文書アイコンの表示において、表示
を要求されたサイズが文書管理データ1000のbit
map1020が保持しているビットマップのサイズで
よい場合には、bitmapのデータを指定された座標
に表示する(ステップ7500)。また、bitmap
の保持しているものとは異なったサイズの文書アイコン
の表示が必要な場合には、文書管理データのname1
010、サイズ、表示位置をパラメータとして縮小、拡
大データ作成表示処理を行う(ステップ7501)。得
られたビットマップデータがbitmapに格納できる
大きさの場合にはビットマップデータを、bitmap
に格納し(ステップ7502)、主処理へと戻る。 次
に、図33のフローチャートを使用して、縮小、拡大デ
ータ作成表示の処理を説明する。最初に、文書のビット
イメージを格納するための作業領域を確保し、初期化を
行う(ステップ7510)。次に、縮小、拡大表示の対
象となる文書ファイルをオープンする(ステップ751
1)。次に、文書ファイルのメモオブジェクトを順次読
み(ステップ7512)、該メモオブジェクトの解析を
行いながら、指定されたサイズにオブジェクトを変更し
て(ステップ7513)、作業領域に書き込む(ステッ
プ7514)。かかる処理を、メモオブジェクト全てを
読み出すまで行う(ステップ7515)。 最後に、指
定された座標に作業領域に格納されているデータを用い
て描画を行い(ステップ7516)、作業領域のアドレ
スを保持し、主処理に戻る。次に、図34のフローチャ
ートを使用して、画面の描画処理について説明する。
【0029】まず、現在表示しているページに対応した
ページ管理情報3100のbackground313
0の示すビットマップデータを画面に表示する(ステッ
プ7520)。次に、number3140を読み出
し、その値を変数iに格納する(ステップ7521)。
次に、group(i)3150の示すグループ管理情
報3100を検索する(ステップ7522)。グループ
管理情報にink3020が登録されていれば、そのイ
ンクを表示する(ステップ7523)。次に、tail
3060の示す文書管理データ1000を検索する(ス
テップ7524)。次に、文書管理データのrect1
060の示す座標にbitmap1020のデータを表
示する(ステップ7525)。次に、icon1070
を参照し、アイコンが登録されていれば登録されている
番号のアイコンと、貼り付けられた座標をもとにして、
アイコンのビットマップデータを表示する(ステップ7
526)。登録されていなければこの処理は行わない。
次に、pin1090を参照して、この値が「1」であ
れば、ピンの表示を行う(ステップ7527)。次に、
prev1040の示す文書管理データについて、ステ
ップ7525からステップ7527までの処理を、pr
ev1040が、グループ管理情報のアドレスを指し示
すまで繰り返し行う(ステップ7528)。グループ内
の文書並びの末尾から先頭方向に向かって文書アイコン
を表示しているので、スタック状グループ等の画面上で
の重なりも忠実に再現できる。変数iを、「1」づつ減
じながら(ステップ7529)、これらのステップ75
22からステップ7529までの処理を、変数iが、
「0」になるまで繰り返す(ステップ7530)。これ
らの処理によって、全画面の描画が可能である。もし、
全画面の描画が必要ではなく、特定の文書アイコンの表
示が必要な場合には、ステップ7525からステップ7
527までの処理を行えばよく、特定のグループに属す
る文書アイコンのみの表示が必要な場合には、ステップ
7523からステップ7528までの処理を行えばよ
い。
【0030】図35に、領域管理の処理についてのフロ
ーチャートを使用して、該処理を説明する。この処理
は、指定された座標範囲に文書アイコンが存在するかど
うかのチェックを行い、存在する場合は文書管理データ
のアドレスを返すものである。最初に戻り値のために使
用する作業領域テーブルの初期化を行う(ステップ75
40)。次に、number3140を読み出し、その
値を変数iに格納する(ステップ7541)。次に、g
roup(i)3150の示すグループ管理情報310
0を検索する(ステップ7542)。次に、tail3
060の示す文書管理データ1000を検索する(ステ
ップ7543)。この文書管理データのrect106
0が、指定された座標範囲に含まれているか否かを判定
し(ステップ7544)、含まれている場合には、その
文書管理データとグループ管理情報のアドレスを作業領
域に保存する(ステップ7545)。ある座標点が、与
えられた閉曲線の内部に存在するか否かの判定処理につ
いては後述する。次に、prev1040の示す文書管
理データについてステップ7544、ステップ7545
における処理をprev1040が、グループ管理情報
のアドレスを指し示すまで繰り返し行う(ステップ75
46)。次に、変数iを「1」づつ減じながら(ステッ
プ7547)、これらのステップ7542からステップ
7547までの処理を、変数iが、「0」になるまで繰
り返し行う(ステップ7548)。
【0031】検索が終了すれば、作業領域のアドレスを
主処理に戻す。指定した座標範囲に含まれる文書アイコ
ンが存在しない場合には、作業領域は初期化された時点
のままであり、存在する場合には、文書管理データ、グ
ループ管理情報のアドレスが格納されることになる。図
36にジェスチャ書き込みに関する処理のフローチャー
トを示す。ピンボードにペンのクリックがあると、その
点にアイコンがあるかどうかを判定し(ステップ755
0)、存在しない場合には、そのクリックは、ジェスチ
ャの書き込み開始と判定されて、インキングを開始する
(ステップ7551)。存在する場合は、処理を終了す
る。ペンがタブレット面から離されると、書き込まれた
データを認識手段に渡し、図形認識を行う(ステップ7
552)。認識の結果、ジェスチャではないと判断した
場合には、インクを消去してジェスチャ書き込み処理を
終了する(ステップ7553)。次に、図37を参照し
て、ピンの文書アイコンへの取りつけ、取り除きの処理
について説明する。図27のピンボタン5110が押さ
れると、次にペンの入力待ち状態となる(ステップ75
60)。ペンの入力があった場合、その場所に文書アイ
コンが存在するかどうかを検索し(ステップ756
1)、存在しない場合には、ステップ7564へブラン
チする。文書アイコンが存在する場合には、その文書ア
イコンに対応した文書管理データのpin1090の状
態を、「1」ならば「0」に、また、「0」ならば
「1」に変更し(ステップ7562)、次に、文書アイ
コンの再表示を行う(ステップ7563)。再び、ピン
ボタン5110が押される等の他の動作モードが選択さ
れない限り、ステップ7560からステップ7563ま
での処理を繰り返す(ステップ7564)。
【0032】次に、図38を参照して、文書管理データ
のグループ管理の手法について述べる。 グループ管理
情報3000は、1以上の文書管理データ1000を管
理しており、グループ管理情報は、文書管理データの、
また、文書管理データは、グループ管理情報の実際に存
在するアドレスを管理することによって、互いの関係を
記録する。 複数の文書管理データが、1つのグループ
に属する場合には、図38に示したような複数の文書管
理データを「文書並び」と称する列構造とし、文書並び
中の文書管理データのprev1040を、文書並びの
前の文書管理データのアドレス、next1050を、
文書並びの後ろの文書管理データのアドレスを代入する
ことにより、双方向リスト構造とし、リストの先頭、末
尾にグループ管理情報のアドレスを格納し、グループ管
理情報のhead3050、tail3060を文書並
びの先頭、末尾の文書管理データのアドレスを格納す
る。これにより、特定の文書管理データからその文書と
同じグループに属する文書、さらに、属しているグルー
プ検索することがリスト構造をたどることで可能とな
る。 また、グループからの文書管理データの削除、挿
入が容易に行える。なお、双方向リスト構造のメンバの
削除、挿入、並びかえ等の手法は公知、公用の技術であ
るのでその説明は、ここでは省略する。次に、図を参照
して、グループ化処理について説明する。
【0033】図39、40、41にジェスチャがグルー
プ化の処理を意味すると認識された場合の処理を示す。
ジェスチャがグループ化処理を意味するものであると認
識された場合には、領域管理を呼び出して、ジェスチャ
の閉曲線の内部に存在する文書アイコンを検索し、(図
39、ステップ7570)、文書アイコンが存在しない
場合には、インクを消去してグループ化処理を終了する
(ステップ7571)。文書アイコンが存在する場合に
は、新規にグループ管理情報3000を作成し(ステッ
プ7572)、新たにグループにするそれぞれの文書の
文書管理データのprev1040、next1050
にもとづいて、それらの文書が属していたグループ、お
よび、文書並びを検索し、文書管理データをその文書並
びから削除することにより、旧グループからの文書管理
データの削除を行う(ステップ7573)。 次に、グ
ループ内における文書の並びを使用者の指定した方法に
よって決定し(ステップ7574)、その順序に文書管
理データのprev1040、next1050を双方
向リスト構造になるように連結する(ステップ757
5)。この際、リストの末端には、属するグループのグ
ループ管理情報のアドレスを格納する。次に、グループ
管理情報のhead3050、tail3060に、文
書並びの先頭、および末尾の文書管理データのアドレス
を格納し、ink3020にグループ化ジェスチャに使
用されたデータ情報を格納し(ステップ7576)、文
書管理データのpin1090を、「0」にする(ステ
ップ7577)。ページ管理情報3100のnumbe
r3140を、「1」がけ増加させ、group(nu
mber)3150に、新規に作成したグループ管理情
報へのアドレスを格納する(ステップ7578)。グル
ープ化ジェスチャが、スタック状グループ化ジェスチャ
である場合には、グループ化構造の作成に加えて、ジェ
スチャの中央部分に文書アイコンがスタック状に積み重
なるようにグループに属する文書管理データ1000の
rect1060の変更を行う(図40、ステップ75
79)。次に、グループ管理情報3000のkind3
030をSTACKに変更し(図40、ステップ758
0)、スタック状グループであることを明示する。グル
ープ化ジェスチャが、行列状グループ化ジェスチャであ
る場合には、グループ化構造の作成に加えて、ジェスチ
ャにて指定された領域の中で、文書アイコンがほぼ行列
状に配列するように、グループに属する文書管理データ
1000のrect1060の変更を行う(図41、ス
テップ7581)。
【0034】これらの処理が終了した後、グループの描
画を行い、主処理に戻る。
【0035】図42のフローチャートを参照して、ジェ
スチャが順/逆送りを意味するジェスチャである場合の
処理について説明する。最初に領域管理を呼び出し、ジ
ェスチャで入力された図形の近傍にスタック化されたグ
ループが存在するか否かを検索し(ステップ759
0)、存在しない場合には、ジェスチャのインクを消去
して処理を終了する(ステップ7591)。逆に、存在
する場合には、対象となるグループのグループ管理情報
3000のhead3050、tail3060を参照
し、グループに属する文書管理データの並びを抽出する
(ステップ7592)。順送りジェスチャの場合には、
グループ管理情報3000のhead3050を並びの
先頭に位置する文書管理データのアドレスから2番目に
位置する文書管理データのアドレスに変更し、tail
3060を末尾の位置のグループ管理情報のアドレスか
ら先頭に位置する文書管理データのアドレスに変更する
(ステップ7593)。次に、文書管理データについて
は、並びの先頭に位置する文書管理データのnext1
050を、グループ管理情報へのアドレスに、prev
1060を、末尾の文書管理データのアドレスに、2番
目に位置する文書管理データのprevを、グループ管
理情報へのアドレスに、末尾に位置する文書管理データ
のnextを、先頭の文書管理データのアドレスにそれ
ぞれ変更する(ステップ7594)。この処理の後で
は、グループ管理情報から見た、文書管理データの並び
は先頭であったものが末尾に、2番目であったものが先
頭にと、文書の並びが変化する。
【0036】逆送りジェスチャの場合にも、同様にして
ポインタの操作だけで文書の並びを変更することができ
る(ステップ7595、ステップ7596)。これらの
処理を行った後、ジェスチャのインクを消去して、画面
の描画を行い主処理に戻る(ステップ7597)。次
に、図43のフローチャートを参照して、アイコンの文
書アイコンへのはり付けについて説明する。アイコンパ
レットのアイコンがドラッグされて、ピンボード上に置
かれた場合には、ドラッグされたアイコンと重なってい
る文書アイコンが存在するか否かを領域管理を呼び出し
て判定する(ステップ7600)。重なっている文書ア
イコンが、存在しない場合には、処理を終了する(76
01)。文書アイコンが存在する場合には、その文書ア
イコンに対応する文書管理データ1000のIcon107
0に貼り付けられたアイコンの番号と、貼り付けられた
座標を格納する(ステップ7602)。これら処理を行
った後、画面の再描画を行い、主処理に戻る(ステップ
7603)。
【0037】次に、図45、46、47を参照して、あ
る座標点が、与えられた閉曲線の内部に存在するか否か
の判定手段について説明する。例えば、図45に示した
ように、閉曲線8000内に点8010が存在する場
合、点8010から任意の方向、例えば矢印8020の
示す方向の延長線を考えたとき、該延長線と閉曲線80
00は、点8030、8040、8050で交差する。
また、矢印8100の示す方向の延長線を考えたときに
は、閉曲線8000と点8110で交差する。次に、図
46で示したように、閉曲線8000の外に点8200
が存在する場合、同様にして矢印8210の示す方向の
延長線は、閉曲線8000と点8220、8230で交
差し、矢印8300の示す方向の延長線は、閉曲線80
00と点8310、8320で交差する。このように閉
曲線内の点から任意の方向への延長線を考えた場合、必
ず閉曲線と奇数回交差し、閉曲線外の点から任意の方向
に進んだ場合は閉曲線と偶数回(0回を含む)交差す
る。図47に、上記の判定方法を使用して、閉曲線中に
点(X,Y)が存在するかどうかの判定処理を行うフロ
ーチャートを示す。この例では、点(X,Y)から進む
方向をX軸の正方向に取る。
【0038】最初に閉曲線を構成する座標データ群の中
でX座標値の最大のものをXmaxに代入する。同様に
してXminにX座標値の最小のものを、YmaxにY
座標値の最大のものを、YminにY座標値の最小のも
のを代入する(ステップ8400)。 次に、Xmin
<X<Xmax、かつ、Ymin<Y<Ymaxでなけ
れば、明らかに点(X,Y)は、閉曲線外に存在するの
で閉曲線外と判定する(ステップ8410、ステップ8
420)。次に、変数CXに(X+1)を代入し、変数
countを、「0」にし初期化する(ステップ843
0)。点(CX,Y)で、閉曲線と交差したか否かを判
定し(ステップ8440)、交差している場合は、変数
countを、1だけ増加させる(ステップ845
0)。 次に、変数CXを、1だけ増加させて(ステッ
プ8460)、CXがXmax以下であればステップ8
440からステップ8470までの処理を繰り返す(ス
テップ8470)。
【0039】CXが、Xmaxより大きくなった場合に
は、変数countの値を参照して(ステップ848
0)、この値が奇数であれば、閉曲線内に注目する点が
存在すると判定し(ステップ8490)、偶数であれ
ば、閉曲線外に注目する点が存在すると判定する(ステ
ップ8410)。以上の実施例では、文書作成システ
ム、ファイル管理システムを例にして説明したが、ジェ
スチャ等の各要素については、その他のアプリケーショ
ン、例えばスケジュール管理、CAD、プレゼンテーシ
ョン用アプリケーション等にも応用できることはいうま
でもない。以上述べてきたように、従来のマウス、キー
ボードの併用等を想定した、ユーザインターフェース
や、従来のペンシステムにて提供しているユーザインタ
フェースと比較して、使用者にとって理解し易く、使い
やすい操作手段を提供することができる。また、従来使
用していた、選択のためのボタン、プルダウンメニュー
の替りに、ジェスチャを使用したため、ボタン等を操作
するためにペンをタブレット上で大きく移動させること
なくコマンドの選択、実行を行うことができる。そのた
め、紙とペンに近い使用感覚で、表、グラフを含んだ文
書の作成を行うことができ、エルゴノミクスを考慮した
システムを提供することが可能となる。また、ジェスチ
ャ操作と、これに対応する処理内容を該ジェスチャから
容易に想像しうるものとしたため、使用者の思考を中断
させることなく、ジェスチャによりコマンドの入力を行
うことができる。また、ファイル名の替りとして、文書
アイコンを使用し、これを実際の掲示板に似た方式で管
理することにより、文書をファイルとして意識すること
なく、管理し、操作を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】従来のマウス、キーボードの併用等を想
定した、ユーザインターフェースや、従来のペンシステ
ムにおけるユーザインタフェースと比較して、使用者に
とって理解し易く、使いやすい操作手段を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施しうるハードウエア構成の説明図
である。
【図2】本実施例のモジュール構成図である。
【図3】本実施例のファイル管理部の構成図である。
【図4】本実施例の認識管理部の構成図である。
【図5】本実施例で使用する文書管理データ、グループ
管理情報、ページ管理情報の構成図である。
【図6】本実施例の作図プログラムの初期画面の図であ
る。
【図7】メモ機能の作図機能を使用した際の作成例であ
る。
【図8】作表機能における作表領域、セル数の指定方法
の説明図である。
【図9】メモ機能の作表機能における表の初期画面図の
一例である。
【図10】メモ機能の作表機能における演算式の指定方
法の説明図である。
【図11】メモ機能のグラフ作成機能における座標軸入
力方法の説明図である。
【図12】メモ機能のグラフ作成機能におけるグラフの
初期画面図の一例である。
【図13】メモ機能のグラフ作成機能におけるY軸値の
入力方法の説明図である。
【図14】メモ機能のグラフ作成機能におけるY軸値の
入力が全て終了した状態の説明図である。
【図15】メモ機能のグラフ作成機能における棒グラフ
指定法の説明図である。
【図16】メモ機能のグラフ作成機能における折れ線グ
ラフ指定法を示した説明図である。
【図17】メモ機能のグラフ作成機能における棒グラフ
の完成状態、および注釈の入力法の説明図である。
【図18】メモ機能で使用するメモオブジェクトの構成
図である。
【図19】メモ機能の作表機能における表の作画領域、
セル数の指定処理のフローチャートである。
【図20】メモ機能の作表機能における、計算式の指定
処理のフローチャートである。
【図21】メモ機能のグラフ作成機能における座標軸の
入力処理のフローチャートである。
【図22】メモ機能のグラフ作成機能におけるY軸値の
入力処理のフローチャートである。
【図23】ピンボードとファイルマネージャ間における
ファイル移動の方法を示した説明図である。
【図24】ピンボードにおける文書アイコンへの、既存
のアイコンの貼り付け方法を示した説明図である。
【図25】ピンボードにおいて複数の文書アイコンが表
示された状態、および拡大のジェスチャの入力法を示し
た説明図である。
【図26】ピンボードにおいて拡大された文書アイコン
が表示された状態、および縮小のジェスチャの入力法を
示した説明図である。
【図27】ピンボードにおいて、文書アイコンをピンで
固定し、背景を表示させた状態の説明図である。
【図28】ピンボードにおいて複数の文書アイコンのグ
ループ化の方法を示した説明図である。
【図29】ピンボードにおいて行列状グループ化の方法
を示した説明図である。
【図30】ピンボードにおいて、スタック状グループ化
の方法を示した説明図である。
【図31】ピンボードにおいて、スタック状グループの
コマ送りジェスチャの入力法を示した説明図である。
【図32】ピンボードにおける文書アイコンの表示処理
のフローチャートである。
【図33】文書情報の縮小拡大データの作成、表示処理
のフローチャートである。
【図34】ピンボードにおける画面の描画処理のフロー
チャートである。
【図35】ピンボードにおける文書アイコンの領域判定
処理のフローチャートである。
【図36】ピンボードにおけるジェスチャ書き込み処理
のフローチャートである。
【図37】ピンボードにおけるピンの文書アイコンへの
取りつけ、取り除き処理のフローチャートである。
【図38】ピンボードにおける文書管理データ、グルー
プ管理情報の関係を示した説明図である。
【図39】ピンボードにおける文書アイコンのグループ
化処理のフローチャートである。
【図40】ピンボードにおけるグループ化処理におけ
る、スタック状グループの作成処理のフローチャートで
ある。
【図41】ピンボードにおけるグループ化処理におけ
る、行列状グループの作成処理のフローチャートであ
る。
【図42】ピンボードにおけるスタック状グループのコ
マ送り処理のフローチャートである。
【図43】ピンボードにおける文書アイコンへの、既存
のアイコンの貼り付け処理のフローチャートである。
【図44】入力パレットの一例を示す図である。
【図45】閉曲線内に存在する点の判定法の説明図であ
る。
【図46】閉曲線外に存在する点の判定法の説明図であ
る。
【図47】閉曲線内に、点が存在するか否かを判定する
処理のフローチャートである。
【図48】本発明にかかる情報処理装置の一例の説明図
である。
【図49】本実施例で図形認識を行う対象となる図形で
ある。
【図50】円の認識方法についての説明図である。
【図51】螺旋形の認識方法についての説明図である。
【図52】角を有した図形の認識方法についての説明図
である。
【図53】図形認識処理を説明したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…CPU、2…メモリ、3…ハードディスク、4…フ
ロッピーディスク、5…入力一体型表示装置、6…メモ
リカード、7…バス、100…ファイル管理部、110
…ファイル操作部、120…文書管理データ操作部、2
00…メモ編集部、300…ピンボード、400…認識
管理部、410…認識手段管理部、420…文字認識手
段、430…図形認識手段、440…入力パレット、1
000…文書管理データ、2000…メモ・オブジエク
ト、2010…オブジエクトの種類、2020…前のオ
ブジエクトへのポインタ、2030…後のオブジエクト
へのポインタ、2040…オブジエクトのサイズ、20
50…図形格納部、3000…グループ管理情報、31
00…ページ管理情報、4401…文字枠、4402…
ボタン、4403…ボタン、5000…モード変更ボタ
ン、5001…ボタン、5002…ピンボード起動ボタ
ン、5010…ウインドウシステム、5020…ペン、
5100…機能選択ボタン、5101…自由曲線描画ボ
タン、5102…直線描画ボタン、5103…円弧描画
ボタン、5104…文字入力ボタン、5105…作表ボ
タン、5106…数式ボタン、5107…グラフ作成ボ
タン、5108…アイコンパレット表示ボタン、510
9…背景表示ボタン、5110…ピンボタン、6000
…手書きによる矩形、6001…手書きによる行・列
数、6100…計算パレット、6101…合計ボタン、
6102…イコールキー、6200…グラフを作成する
領域、6201…ジェスチャ、6202…ジェスチャ、
6203…グラフ、6204…Y軸目盛、6205…格
子線、6206…メモ書き、7000…ウインドウ、7
001…文書アイコン、7002…縮小表示のアイコ
ン、7004…アイコンパレット、7005…アイコ
ン、7007…拡大のジェスチャ、7008…縮小化ジ
ェスチャ、7009…ピンの表示、7010…閉曲線、
7011…矩形、7012…三角形、7013…正方向
コマ送りジェスチャ、7014…文書アイコン、701
5…文書アイコン、7016…文書アイコン、7017
…逆方向コマ送りジェスチャ、8000…閉曲線、80
10…点、8020…矢印、8030…(交差)点、8
040…(交差)点、8050…(交差)点、8100
…矢印、8110…(交差)点、8200…点、821
0…矢印、8220…(交差)点、8230…(交差)
点、8240…(交差)点、8300…矢印、8310
…(交差)点、8320…(交差)点、9000…タブ
レット面、9010…タブレット筐体、9020…ペ
ン、9030…ケーブル、9040…インターフェース
ポート、10000…円、10010…三角形、100
20…矩形、10030…直線、10040…螺旋、1
0041…始点(終点)、10042…始点(終点)、
10100…点、10101…点、10102…点、1
0103…点、10104…点、10105…点、10
110…ベクトル、10111…ベクトル、10112
…ベクトル、10113…ベクトル、10114…ベク
トル、10114…ベクトル、10120…角度、10
121…角度、10122…角度、10123…角度、
10124…角度、10125…角度、10130…角
度、10131…角度、10132…角度、10133
…角度、10134…角度、10140…角度、101
41…角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅山 貴彦 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 大手 一郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段を介して与えられた情報に所定の
    処理を行い出力手段へ処理情報を出力する処理手段を有
    して構成される情報処理装置において、 前記入力手段は、ペン、および、ペンを介して与えられ
    た作表、グラフ作成、作図、アイコン操作に必要な情報
    を含む情報を認識するタブレットを有して構成されたこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、前記入力手段を介
    して与えられた、実際に作成されるグラフに対応して予
    め定められた図形情報にもとづき、該図形情報に対応し
    たグラフを作図する機能を有することを特徴とする情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載において、前記入力手段を介
    して与えられたグラフ描画の範囲の指定情報、グラフに
    使用する数値情報、実際に作成されるグラフに対応して
    予め定められた図形情報を含む情報にもとづき、該図形
    情報に対応したグラフを、指定された範囲内に、与えら
    れた数値情報を用いて表示する機能を有することを特徴
    とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載において、前記入力手段を介
    して与えられた矩形および数値にもとづき、表示する表
    描画の範囲、表のセル数を指定し表を作成する機能を有
    し、さらに、前記ペンを介してセル中に文字を入力する
    機能を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載において、前記セルのうちの
    任意のセル間での演算を行う際に、前記ペンで指定した
    セルを計算の対象とし、さらに、所望の演算子を指定
    し、所定の演算を行う機能を有することを特徴とする情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載において、文書を記録したフ
    ァイルにおける、該ファイル内の文書データの縮小イメ
    ージの任意の場所に、任意の図形情報を貼付たものをア
    イコンとし、さらに、該アイコンにもとづいてファイル
    を操作する機能を有することを特徴とする情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1記載において、前記入力手段を介
    して与えられ、予め定められたアイコンに拡大、縮小を
    意味する図形情報にもとづき、該図形情報に対応してア
    イコンで決定されるファイル内容の詳細表示、簡略表示
    を行う機能を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載において、複数のアイコンの
    周囲を、前記ペンの軌跡で囲むことにより、軌跡により
    囲まれたアイコンを1つのグループとし、複数のアイコ
    ンのグループ分けを行う機能を有することを特徴とする
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載において、予め、ペンの軌跡
    に対応して、グループ分けした際のアイコンの表示配置
    を定めておき、与えられたペンの軌跡に対応してグルー
    プ分けされたアイコンの表示配置を選択し、表示する機
    能を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載において、グループ分けさ
    れた、少なくとも1つのグループに属する複数のアイコ
    ンを、重ねて整列表示することを特徴とする情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10記載において、予め配列変更
    を意味する図形を定め登録しておき、該図形がペンによ
    り、あるグループに対して指定されたとき、あるグルー
    プに属する最上部に表示されたアイコンを、当該グルー
    プに属する他のアイコンに順次切り替えて表示すること
    を特徴とする情報処理装置。
JP32968192A 1992-12-09 1992-12-09 情報処理装置 Pending JPH06175775A (ja)

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