JP2527240B2 - 木構造デ―タの表示方法 - Google Patents

木構造デ―タの表示方法

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JP2527240B2 JP1194649A JP19464989A JP2527240B2 JP 2527240 B2 JP2527240 B2 JP 2527240B2 JP 1194649 A JP1194649 A JP 1194649A JP 19464989 A JP19464989 A JP 19464989A JP 2527240 B2 JP2527240 B2 JP 2527240B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【概要】
木構造に構成されたデータを画面上に部分的に表示す
るための表示方法に関し、 画面上にできるだけ多数個のノードが表示されるよう
にして木構造の可視性を高め、ノードのリンク関係の理
解を容易にするとともに、木構造の修正などによる再表
示に要する時間を可及的に短くすることの可能な表示方
法を提供することを目的とし、 木構造に構成されたデータを画面上に部分的に表示す
るための表示方法であって、画面上での最上位ノードと
なる先頭ノードを指定する先頭ノード指定手段と、指定
された先頭ノード及び当該先頭ノードにリンクされる一
定範囲の下位ノードからなる部分木を前記画面上に配置
するための部分木配置手段と、前記部分木において2レ
ベル以上の差を有するノード間に親子関係がある場合に
ダミーデータを作成するダミーデータ作成手段とを有
し、前記部分木配置手段によって配置される前記部分木
を、前記下位ノードが前記先頭ノードと直接的又は間接
的にリンク線によってリンクされるように、且つ2レベ
ル以上の差を有する親子ノード間が前記ダミーデータ作
成手段によって作成されて中間のノードに対応する部分
に配置されたダミーデータを介してリンクされるよう
に、前記画面に表示するように構成される。
【発明の属する技術分野】
本発明は、木構造に構成されたデータを画面上に部分
的に表示するための表示方法に関する。 分類・診断型問題の解決を支援するエキスパートシス
テムなどでは、階層構造を有した知識ベースを構築し又
は知識ベースを用いて推論を行う過程で、ユーザにシス
テムの機能を理解させシステムに対して働きかけ易い環
境を提供するために、仮説名、原因名など木構造の各種
データを画面上に表示しオペレータに提示する必要があ
る。 一般に、このような木は深いレベル及び極めて多数の
ノードを有した複雑な構造をしており、物理的に有限な
画面上に木の全体を一時に表示することは不可能であ
る。そのため、当面の操作又は処理に必要な部分木を画
面に表示することとなる。 したがって、木構造を有するデータの部分木を、それ
ぞれのノードのリンク関係が理解し易い状態で、且つ出
来るだけ多数のノードを効率よく画面に表示することの
できる表示方法が望まれている。
【従来の技術】
従来より、エキスパートシステムなどにおいて、木構
造のデータをディスプレイ装置の画面上に表示するため
に、木構造のデータの全てを記憶装置上の仮想的な論理
空間(仮想空間)に配置しておき、その一部分を切り出
して物理的に有限な画面上に表示する方法が採用されて
いる。 例えば、家庭用の簡易病気診断のエキスパートシステ
ムでは、一般性の高いレベルの診断概念から詳細化され
たレベルの診断概念に至るまでの階層構造を有する多数
の診断概念(症状又は病名)から構成された知識ベース
を有しており、この知識ベースを用いて推論を行い最終
の病名を究明するようになっている。そして、それぞれ
の診断概念は、適切なデータ構造の知識表現によって、
診断概念全体としてイメージ的に木構造となるよう、記
憶装置内に格納されている。 第7図は従来の木構造データの表示方法を説明するた
めの図である。 第7図に示すように、記憶装置内の仮想空間KKには、
症状Aa,Ba,Bb…のデータが、それぞれのデータをノード
とする木構造に配置されている。 一般に、診断概念の木構造は極めて複雑であり、且つ
広い仮想空間KKを占めるので、木構造全体を物理的な画
面GMに表示することは不可能である。そのため、画面GM
上では木構造の一部分のみを表示するとともに、画面GM
をスクロールすることによって視点を移動させ、見たい
部分をそれぞれの画面GM11,GM12…に表示するようにな
っていた。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の表示方法では、仮想空間KKに
配置された木構造の下位ノード部分では表示密度が高い
が、上位ノード部分では表示密度が低く、特に最上位ノ
ードの上下方向の空間部分にはノードがほとんど配置さ
れておらず表示密度は零に近い。したがって、スクロー
ルした画面GMの位置によって、その画面GMに表示される
ノードの数が大きく変動し、例えば画面GM12,GM13のよ
うに、上位ノード部分を表示しようとすればするほど表
示されるノードの個数が少なくなり、しかも表示された
ノードの上位ノード(親ノード)が表示されないとい
う、極めて表示効率の悪いものとなる。 そのため、画面GMでの木構造の可視性が低下し、ユー
ザが各ノードのリンク関係を理解することが容易ではな
く、エキスパートシステムの機能を充分に発揮すること
ができないという問題があった。 また、上述した従来の表示方法では、木構造を変更し
て知識ベースの修正を行う場合には、例えば画面GM上に
表示されたノードに対し、変更、追加、削除などの修正
を加えて編集を行うこととなるが、このような編集を行
う場合において、ノードの修正を行う度毎に、修正され
た木構造を仮想空間KKに配置し直すこととなり、その再
配置に時間を要するため、修正にともなう画面GM上への
再表示に多くの時間がかかるという問題があった。 また、木構造の部分木を表示するに際し、2レベル以
上の差を有するノード間に親子関係が存在するような複
雑な木構造の場合には、それらのノード間を結ぶリンク
線が他のノードを横切ることとなってリンク関係が不明
瞭になるという問題がある。 本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、木構
造の部分木を表示するに際し、2レベル以上の差を有す
るノード間に親子関係が存在する場合にそれらのリンク
線が他のノードを横切ることがないようにし、複雑な木
構造であってもノードのリンク関係が明瞭に表示される
表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1の発明は、第1
図に示すように、木構造に構成されたデータを画面GM上
に部分的に表示するための表示方法であって、画面GM上
での最上位ノードとなる先頭ノードNDTを指定する先頭
ノード指定手段11と、指定された先頭ノードNDT及び当
該先頭ノードNDTにリンクされる一定範囲の下位ノードN
DDからなる部分木PTを前記画面GM上に配置するための部
分木配置手段12と、前記部分木PTにおいて2レベル以上
の差を有するノード間に親子関係がある場合にダミーデ
ータDDを作成するダミーデータ作成手段13とを有し、前
記部分木配置手段12によって配置される前記部分木PT
を、前記下位ノードNDDが前記先頭ノードNDTと直接的又
は間接的にリンク線LLによってリンクされるように、且
つ2レベル以上の差を有する親子ノード間が前記ダミー
データ作成手段13によって作成されて中間のノードに対
応する部分に配置されたダミーデータDDを介してリンク
されるように、前記画面GMに表示する。
【作用】
先頭ノード指定手段11は、入力装置からのデータ入力
などに応じて、先頭ノードNDTを指定する。 部分木配置手段12は、先頭ノードNDT及びこれにリン
クされる一定範囲の下位ノードNDDからなる部分木PTを
画面GM上に配置する。 ダミーデータ作成手段13は、部分木PTにおいて2レベ
ル以上の差を有する親子ノードがある場合にダミーデー
タDDを作成し、作成したダミーデータDDを親子ノードの
中間のノードに対応する空いた部分に配置する。 先頭ノードNDT及び下位ノードNDDが部分木配置手段12
によって画面GMに配置され、これらがリンク線LLによっ
てリンクされることによって、部分木PTが画面GMに表示
される。 2レベル以上の差を有する親子ノードがある場合に
は、これらの間はダミーデータ作成手段13によって作成
されるダミーデータDDを介してリンクされる。したがっ
てリンク線がノードを横切ることがない。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。 第1図は本発明の表示方法による表示装置1のブロッ
ク図、第4図(a)(b)及び第5図は第1図の表示装
置1によって画面GM1〜GM3に表示された部分木PT1〜PT3
の例を示す図である。 なお、「ノードND」「画面GM」、「部分木PT」など
は、それぞれ不特定のノード、画面、部分木などを指
し、それぞれの語尾に数字又はアルファベットが付され
たものは、それぞれ必要な程度に特定されたノード、画
面、部分木などを指す。 これらの図において、表示装置1は、木構造のデータ
を格納したデータベース10、CRTの画面GMを有するディ
スプレイ装置16、データベース10内のデータを木構造で
画面GMに表示する際に画面GM上での最上位ノードとなる
先頭ノードNDTを指定する先頭ノード指定手段11、先頭
ノード指定手段11により指定された先頭ノードNDT及び
当該先頭ノードNDTにリンクされる一定範囲の下位ノー
ドNDDからなる部分木PTを画面GM上に配置するための部
分木配置手段12、部分木PTにおいて2レベル以上の差を
有するノード間に親子関係がある場合にダミーデータ
(ダミーマーク)DDを作成するダミーデータ作成手段1
3、部分木PTの同一の親ノードNDにリンクされる子ノー
ドNDの個数が画面GMの上下方向(縦方向)に表示可能な
個数(広がり制限)を越える場合に省略データ(省略マ
ーク)DAを作成する省略データ作成手段14、表示制御手
段15、及び、「UP」「DOWN」などの指示を行うための入
力装置17などから構成されている。 表示制御手段15は、部分木配置手段12によって配置さ
れる部分木PTをディスプレイ装置16の画面GMに表示する
ため、その内部に有する画像メモリ領域に部分木PTを描
画する制御を行う。そして、部分木PTの表示に際して、
下位ノードNDDが先頭ノードNDTとリンク線LLによってリ
ンクされるように、しかも、2レベル以上の差を有する
ノード間に親子関係がある場合には上述のダミーデータ
作成手段13によって作成されるダミーデータDDを介して
リンクされるように、且つ、省略データ作成手段14によ
って省略データDAが作成された場合にはこれを画面GMの
上方又は下方に表示するように、制御を行う。 これら表示装置1の各手段は、例えばワークステーシ
ョンなどのコンピュータシステムにおける各種デバイ
ス、プログラムの各種ルーチンなどによって実現されて
いる。 第2図及び第3図は、表示装置1によって部分木PTを
画面GMに表示するときの処理動作を示すフローチャート
である。 第2図はメインのフローチャートである。 まず、初期表示のために、木構造のルートノードを先
頭ノードNDTとして設定する(ステップ#11)。 次に部分木表示処理を行い、ルートノードを先頭ノー
ドNDTとする部分木PTを表示する(ステップ#12)。 表示についての次の入力指示を待ち(ステップ#1
3)、「UP」又は「DOWN」の入力指示があれば(ステッ
プ#14でイエス)、その入力指示い対応した部分木表示
処理を行い、現在表示されている部分木PTと同一のレベ
ル(深さレベル)であって、その上方又は下方に連続す
る部分木PTを表示する(ステップ#18)。 「UP」又は「DOWN」の入力指示がない場合には、先頭
ノードNDTの変更の指示の有無を判断する(ステップ#1
5)。 先頭ノードNDTの変更の指示があり、入力装置17など
からの入力によって先頭ノードNDTが再指定されると
(ステップ#16でイエス)、再指定された先頭ノードND
Tに応じた部分木PTを表示する(ステップ#18)。 先頭ノードNDTの再指定が無い場合には、木構造の全
ノードNDの一覧表を画面GMに表示し、その中から先頭ノ
ードNDTの再指定が行われると(ステップ#17)、その
先頭ノードNDTに応じた部分木PTを表示する(ステップ
#18)。 画面GMによる表示の終了を指示するまで、ステップ#
13以降が繰り返される。 第3図は部分木表示処理のフローチャートである。 画面GMの上方において省略されたノードNDが存在する
場合には(ステップ#21でイエス)、省略データDAを画
面GMの上方に表示する(ステップ#22)。 先頭ノードNDTの指定、及び「UP」又は「DOWN」の入
力指示に基づいて、画面GMの左右方向に表示可能な深さ
レベル(Xレベル)及び画面GMの上下方向に表示可能な
広がり制限(Yレベル)の範囲内のノードNDを探索して
決定する(ステップ#23,24)。 各ノードNDを所定の位置に配置し、必要なリンク線LL
を引く(ステップ#25)。このとき、必要に応じてダミ
ーデータDDを配置する。 画面GMの下方において省略されたノードNDが存在する
場合には(ステップ#26でイエス)、省略データDAを画
面GMの下方に表示する(ステップ#27)。 なお、部分木表示処理においては、画面GMに表示可能
な範囲内のノードNDを探索して決定するために、Xレベ
ルの決定、及びYレベルの決定が行われる。また、部分
木表示処理の実行のために、表示経過域スタック、ノー
ド検索域スタック、各種の管理データなどが設けられて
いる。 表示経過域スタックは、部分木PTが広がり制限を超え
る場合に、省略されたノードNDを「UP」又は「DOWN」の
指示により次の画面GMで表示させるため、そのノードND
をリストとして記憶しておくための記憶領域であり、ノ
ード検索域スタックは、ノードNDのXレベルを決定して
いくときに用いられる記憶領域である。 管理データは、部分木PTを内部的に構成するためのも
のであり、ノードデータの実体、配置位置、表示種別情
報、子ノードへのリンクリストをそのデータとして有し
ている。表示種別情報の種類に応じて、ノードNDの実体
を管理するノード管理データ、ダミーデータDDを管理す
るダミー管理データ、及び、省略データDAを管理する省
略管理データに区分される。 ノード管理データは、部分木PTとして画面GMに表示可
能なノードNDについて、Xレベルの決定の際に作成され
る。 ダミー管理データは、部分木PTにおいて2レベル以上
の差を有するノード間に親子関係がある場合に作成さ
れ、これによって、ダミーデータDDとして横方向の線分
が作成される。 省略管理データは、省略されたノードNDに代えて、記
号「◇◇…」を省略データDAとして作成する。表示経過
域スタックのリスト内にデータ省略フラグが存在する場
合に、省略データDAを画面GMの上方に表示するための省
略管理データが作成され、また、Yレベルの決定に際し
て表示経過域スタックに表示経過データのリストが設定
された場合に、画面GMの下方に表示するための省略管理
データが作成される。 Xレベルの決定に際して、親ノードNDが複数あるため
にXレベルが一度設定されたノードNDに対してXレベル
を再度設定する場合には、いずれの親ノードNDよりもX
レベルを深く設定する。Xレベルの決定は、いすれかの
XレベルでのノードNDの個数が広がり制限に達したとき
に終了する。 Yレベルの決定に際して、親子ノード間で2レベル以
上の差を有する場合には、上述したようにダミー管理デ
ータを作成する。Yレベルの決定は、いずれかのノード
NDで決定するYレベルが広がり制限に達した場合に終了
し、その場合に、上述の表示経過域スタックに表示経過
データのリストを設定する。 そして、上述の処理動作によって作成された種々の管
理データを基にして、表示制御手段15によってその画像
メモリ領域に部分木PTを描画する。描画に際しては、必
要に応じてまず上方の省略データDAを描画し、先頭ノー
ドNDT、下位ノードNDDの順に各ノードNDを描画し、必要
に応じてダミーデータDDを描画し、リンク線LLを引き、
これらが終了すれば、必要に応じて下方の省略データDA
を描画する。これによって、画面GMに部分木PTの表示が
行われる。 このように、部分木PTの表示にあたって、表示可能な
ノードNDの管理データを作成し、管理データに基づいて
部分木PTの表示を行うので、部分木PTの表示が迅速に行
える。したがって、画面GM上で木構造の修正(編集)を
行うために、修正すべきノードNDを含む部分木PTを画面
GMに表示させ、表示されたノードNDに対して、変更、追
加、削除などの修正を加えた場合に、修正後の部分木PT
を画面GMに高速に再表示することができ、木構造の編集
を迅速に行うことができる。 特にエキスパートシステムにおいては、知識の獲得の
過程及びシステムの運用において、知識の追加、変更、
削除などが頻繁に行われるため、知識ベースの構築が容
易になる。 さて、第4図(a)に示した画面GM1は、第7図に示
した木構造の部分木PT1を本発明の実施例である表示装
置1によって表示したものであり、初期表示の状態、又
は先頭ノードNDTとして「Aa」が指定された直後の状態
を示す。 画面GM1には、その左方から順に、先頭ノードNDT「A
a」、その直接の下位ノード(子ノード)NDD「Ba」、
「Bb」、「Bc」、更にその下位ノード(孫ノード)NDD
「Ca」、「Cb」、「Cc」…というように、3レベルにわ
たるノードNDが配置されている。先頭ノードNDTは、下
位ノードNDDの上下方向のほぼ中央部(すなわち画面GM
の縦方向のほぼ中央位置)に配置されている。最も表示
個数の多い孫ノードNDDは、画面GMの上下方向に詰めて
配置されている。これらの各ノードNDはリンク線LLによ
ってリンクされている。 また、子ノードNDD及び孫ノードNDDは、いずれかが画
面GMの広がり制限に達するまで表示される。画面GM上で
の最下位ノードNDDは、実際にはさらにその子ノードND
が存在する場合でも、それらの存在は無視されて表示さ
れる。子ノードNDD「Bc」の子ノードNDDは多数あるが、
これらを全て表示すると画面GM1に表示可能な広がり制
限(ここでは7個)を越えるため、子ノードNDDとして
「Cf」のみが表示され、省略された子ノードNDDに代え
て省略データDA1「◇◇◇」が表示されている。省略デ
ータDA1が表示されることによって、子ノードNDD「Bc」
の子ノードNDDにはさらに続きがあることが分かる。 この状態で、省略された続きのノードNDDを表示させ
るには、図示しない入力装置から「DOWN」を指定する。 第4図(b)の画面GM2では、第4図(a)の画面GM1
の部分木PT1の下方に連続する部分木PT2を表示してい
る。 第4図(b)において、画面GM2には、上述の画面GM1
と同様に、先頭ノードNDT「Aa」が左側中央部に配置さ
れ、3レベルにわたるノードNDが表示されている。画面
GM2には、上述の画面GM1において省略されて表示されて
いなかったノードNDD「Cg」,「Ch」が表示されるとと
もに、ノードNDD「Cf」が省略されたことを示す省略デ
ータDA2「◇◇◇」が上部に表示されている。 この状態において、図示しない入力装置から「UP」を
指定すると、再び第4図(a)の画面GM1に部分木PT1が
表示される。 先頭ノードNDTは、木構造のいずれのノードNDに対し
ても指定することが可能であり、その指定方法として
は、例えば、上述したように画面GM上において表示され
たノードNDの中から指定するか、又はノード一覧表を表
示させてその中から指定する。先頭ノードNDTが再指定
されると、再指定された先頭ノードNDT、その子ノードN
DD及び孫ノードNDDが、上述と同様にして表示される。 これら第4図(a)(b)の画面GM1,GM2から理解で
きるように、どの部分の部分木PTを表示させた場合で
も、画面GMには常に3レベルにわたるノードNDが配置さ
れる。つまり、下位ノードNDDの親ノードNDが先頭ノー
ドNDTとして必ず表示され、且つ、いずれかのノードND
が広がり制限に達するまで多数のノードNDが表示され
る。 これを第7図の従来の画面GM11,GM12と比較すると、
本発明に係る表示装置1では、画面GMの表示密度が高
く、木構造の可視性が優れており、ユーザが各ノードND
のリンク関係を理解することが容易であることが分か
る。 第5図の画面GM3では、下位ノードNDD「Ba」の子ノー
ドNDDである「Cb」が、先頭ノードNDT「Aa」に対しても
子ノードNDDである部分木PT3が示されている。つまり、
この部分木PT3では、2レベルの差を有するノードND「A
a」と「Cb」との間に親子関係がある場合である。ノー
ドND「Aa」と「Cd」との間も同様である。 このような部分木PT3において、仮に、先頭ノードNDT
「Aa」から下位ノードNDD「Cb」又は「Cd」に対して直
接的にリンク線LLを引いたと仮定すると、そのようなリ
ンク線LLはこれらの中間のノードND「Ba」「Bb」を横切
る可能性があり、画面GM3が煩雑になって見にくくな
る。 そのため、この画面GM3では、横方向の線分からなる
ダミーデータDDを作成し、ダミーデータDDを省略された
中間のノードNDに対応する部分に配置するとともに、こ
のダミーデータDDの両端と先頭ノードNDT「Aa」及び下
位ノードNDD「Cb」「Cd」とをリンクするリンク線LLが
引かれている。 こうすることによって、リンク線LLがノードNDを横切
ることなく、複雑な木構造であっても各ノードNDのリン
ク関係が極めて明瞭に表示される。 第6図は簡易病気診断エキスパートシステムにおける
「症状」の部分木PT4の画面GM4への表示例を示す図であ
る。 簡易病気診断エキスパートシステムでは、木構造(階
層構造)を有する多数の症状又は病名から構成された知
識ベースを用い、推論エンジンによる推論制御を行うこ
とによって病名の範囲を徐々に狭めていき、最終の病名
を究明するようになっている。 第6図において、部分木PT4は、先頭ノードNDTとして
「病気」が表示され、その子ノードNDDとして「頭痛」
「せき・痰」「めまい・耳鳴り」が、これらの子ノード
NDDとして「インフルエンザ」「日本脳炎」「貧血」な
どの病名が、それぞれ表示されており、それぞれ親子関
係にあるノード間がリンク線LLによってリンクされてい
る。 この画面GM4では、3レベルにわたって表示されてお
り、広がり制限は23である。画面GM4の下方には、省略
データDAが表示されている。 複数の親ノードNDを持つノードNDには、その左側に複
数親マーク(マルチリンクマーク)MPが付されている。
複数の親ノードNDを持つノードNDであっても、画面GM4
に表示されているノードNDに対してのみリンク線LLが引
かれる。したがって、画面GM4上で2本のリンク線LLが
張られているが、親ノードNDが3個以上である可能性も
あり、その場合には、木構造の他の部分木PTを表示する
別の画面GMにおいても当該ノードNDが表示されることと
なる。 上述の実施例においては、画面GMの左右方向に3レベ
ルにわたるノードNDを表示したが、4レベル以上でもよ
い。画面GMの縦方向の広がり制限も表示可能な範囲で任
意に定めてよい。画面GM上での表示方向は、左右上下を
逆にしてもよい。省略データDAとして、上述した以外の
記号、文字などを用いてもよい。ダミーデータDDとし
て、破線、鎖線、その他の線、記号、又は文字などを用
いてもよい。 上述の実施例においては、部分木PTをディスプレイ装
置16の画面GMに表示する例について説明したが、プリン
タ装置によって用紙上に印刷して部分木PTを表示する場
合についても適用可能である。つまり、画面GMとして
は、可視性を有する物理的な媒体であればその種類を問
わない。 本発明の表示方法は、病気や自動車故障の診断エキス
パートシステム以外の種々のエキスパートシステムに適
用することができる。例えば、画面GMに表示される質問
に対して回答を入力することによって、自己に適した職
場を選択するための職場配属ガイダンスエキスパートシ
ステムに適用した場合には、得意な学科、得意なプログ
ラム言語、趣味、職場などに関する木構造の知識(デー
タ)を有した知識ベースを構築しておき、これらのデー
タの部分木PTを本発明の表示方法によって画面GMに表示
することができる。また、エキスパートシステム以外の
コンピュータシステムに適用することもできる。 本発明の表示方法を実施するための表示装置のシステ
ム構成、及びソフトウエア又はプログラムの構造は、上
述した以外の種々のものとすることができる。
【発明の効果】
本発明によれば、木構造の部分木を表示するに際し、
2レベル以上の差を有するノード間に親子関係が存在す
る場合においてもそれらのリンク線が他のノードを横切
ることがないので、複雑な木構造であってもノードのリ
ンク関係が明瞭に表示される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の表示方法による表示装置のブロック
図、 第2図及び第3図は表示装置によって部分木を画面に表
示するときの処理動作を示すフローチャート、 第4図(a)(b)及び第5図は第1図の表示装置によ
って画面に表示された部分木の例を示す図、 第6図は簡易病気診断エキスパートシステムにおける部
分木の画面への表示例を示す図、 第7図は従来の木構造データの表示方法を説明するため
の図である。 図において、 1は表示装置、 11は先頭ノード指定手段、 12は部分木配置手段、 13はダミーデータ作成手段、 GMは画面、 PTは部分木、 NDTは先頭ノード、 NDDは下位ノード、 DDはダミーデータ、 LLはリンク線である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木構造に構成されたデータを画面(GM)上
    に部分的に表示するための表示方法であって、 画面(GM)上での最上位ノードとなる先頭ノード(ND
    T)を指定する先頭ノード指定手段(11)と、 指定された先頭ノード(NDT)及び当該先頭ノード(ND
    T)にリンクされる一定範囲の下位ノード(NDD)からな
    る部分木(PT)を前記画面(GM)上に配置するための部
    分木配置手段(12)と、 前記部分木(PT)において2レベル以上の差を有するノ
    ード間に親子関係がある場合にダミーデータ(DD)を作
    成するダミーデータ作成手段(13)とを有し、 前記部分木配置手段(12)によって配置される前記部分
    木(PT)を、 前記下位ノード(NDD)が前記先頭ノード(NDT)と直接
    的又は間接的にリンク線(LL)によってリンクされるよ
    うに、且つ2レベル以上の差を有する親子ノード間が前
    記ダミーデータ作成手段(13)によって作成されて中間
    のノードに対応する部分に配置されたダミーデータ(D
    D)を介してリンクされるように、 前記画面(GM)に表示する ことを特徴とする木構造データの表示方法。
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