JP2797385B2 - ソフトスパンライク織物およびその製造方法 - Google Patents

ソフトスパンライク織物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はソフトスパンライク織物およびその製造方法
に関する。
更に詳しくは、先ヨリを挿入した合成繊維の溶出型複
合繊維マルチフィラメント糸を流体噴射加工し、製織
後、溶出処理して成るソフトスパンライク織物の風合改
良に関するものである。
[従来技術] 熱可塑性合成繊維のマルチフィラメント糸を流体噴射
加工して得た嵩高糸を、製織後、該織物表面にループや
たるみを形成し、スパンライク風合を有する織物を製造
する方法は数多く提案されている。
スパンライクな織物の風合をソフト化する方法とし
て、まず用いるマルチフィラメント糸の単繊維デニール
を細くすること、あるいは素材の剛性が下げるためポリ
エステルフィラメント糸使いをポリアミドフィラメント
糸使いに変更すること、等の対応がとられている。しか
し単繊維デニールが細くなり過ぎると、流体加工での開
繊性が低下しループやたるみの形成が不良となる致命的
欠点があることから、0.2〜0.4デニールが限界となり、
織物の風合をさらにソフト化することは困難とされてき
た。
また一方、特開昭31−5976号公報では、空気ノズルに
よって形成された環乃至たるみを、糸の元来有する撚に
よって固定する飾糸の製造法が提案されている。しか
し、該飾糸の単繊維フィラメント糸のデニールを細く
し、元来有する撚が存在してもループ形成は不良とな
り、スパンライクな風合やソフト化することはできな
い。
さらに、特公昭52−66754号公報では、熱可塑性合成
長繊維糸に50T/m以上の加撚後、流体噴射体によりルー
プを形成せした梳毛糸風加工糸の製造方法が提案されて
いる。しかし、加撚数を多くしても、該長繊維糸の単繊
維デニールが細くなると、噴射ノズル内での開繊性が不
良となり、上記と同様にソフトなスパンライク風合は得
られないのである。
衣料用のファッションの流行において、高級化指向が
進む中で、超長綿あるいはピーチスキンタッチ等の風合
に近い高感度性織物が要求されてはいるが未だ実現され
ていないのである。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は上記の如き、従来技術の欠点を改良
し、ソフトなスパンライク風合を有する織物およびその
製造方法を提供線とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するため、次の構成からな
るものである。
すなわち、0.1デニール以下の極細フィラメント糸を
含む嵩高糸が、芯とサヤとの糸長差が3%以上である芯
/サヤ型複合糸から構成され、該嵩高糸が、経糸および
/または緯糸に配列されてなる織物であって、該嵩高糸
[Deは嵩高糸のデニール]のヨリを有しており、該織物
表面には前記極細フィラメント糸によるループやたるみ
が形成されていることを特徴とするソフトスパンライク
織物である。
そして、上記のソフトスパンライク織物は、薬剤によ
って溶出する成分を含み、溶出後の単繊維フィラメント
のデニールが0.1デニール以下であり、かつ溶出前の単
糸デニール(de)が4de以上である溶出型複合繊維マル
チフィラメント糸と他の糸とを、前記溶出型複合繊維マ
ルチフィラメント糸を他の糸より3%以上の糸長差を与
えて引揃え、次いでこの糸条に のヨリを加えた後、流体噴射加工によりループやたるみ
を形成した嵩高糸を少なくとも用いて製織し、その後、
薬剤によって溶出処理する成分を溶出処理することによ
って製造することができる。
あるいはまた、薬剤によって溶出する成分を含み、溶
出後の単繊維フィラメントのデニールが0.1デニール以
下であり、かつ溶出前の単糸デニール(de)が4de以上
である溶出型複合繊維マルチフィラメント糸と、該溶出
型複合繊維マルチフィラメント糸よりも熱処理により3
%以上収縮する他の糸とを引揃え、次いでこの糸条に のヨリを加えた後、流体噴射加工によりループやたるみ
を形成した嵩高糸を少なくとも用いて製織し、その後、
収縮熱処理と薬剤によって溶出処理する成分溶出する溶
出処理を施すことによって製造することができる。[但
し、Dは嵩高処理前の糸条のデニール] 本発明の構成要件について詳細に説明する。
まず、織物を構成する嵩高糸において、該嵩高糸は0.
1デニール以下の単繊維フィラメント糸を含んでいるこ
とである。0.1デニール以下の超極細となれば、剛性率
も低くなり、ループやたるみも細かくなってスパンライ
クなタッチからややヌメリ感のあるピーチスキンタッチ
の触感が得られる。しかし、0.2デニール以上になる
と、このような高感性の風合を有する織物は得られな
い。
上記の嵩高糸は、タテ糸やヨコ糸に、あるいはタテ糸
とヨコ糸の両方に使用し織物を構成するが、該嵩高糸と
スパン糸あるいはフィラメント糸等と交撚したり、空気
交絡したり混織糸として用いたり、又は単なる交織とし
て用いたりすることにより、織物を構成することができ
る。
上記嵩高糸はヨリを有しているが、該嵩高糸のデニー
ル(De)に対し、 の範囲が好ましい。
より小さいと、織物表面を形成するループやタルミのサ
イズが大きくなったり、数が減少したりし、さらに ではループやたるみはほとんど形成することがなく、ス
パンタッチの風合が得られない。逆に を越えるとループやたるみが形成されにくくなり、さら
ではまったく嵩高性が押えられてしまうので、ソフトタ
ッチの風合は得られなくなる。
本発明は、上記の如く、嵩高糸がヨリを有しているの
で適度のドレープ性や張り、腰を備えた風合とすること
ができる。
織物表面を形成するループやたるみは、0.1デニール
以下の単繊維フイラメント糸を含んでいるが、織物の内
部にもループやたるみの一部が存在する。0.1デニール
以下のフィラメント糸からなるループやたるみが、織物
表面に多く存在すると、ソフトなスパンタッチとなり、
また内部に多く存在すると、張り、腰のしなやかな風合
の織物を得る。これは、織物の組織や嵩高糸との混織糸
形態によって所望の風合に調整することができる。
次に、織物に用いる嵩高糸は、3%以上の糸長差を有
する複合糸である。糸長の長い側に0.1デニール以下の
単繊維フィラメント糸を、短い側に通常のフィラメント
糸あるいはスパン糸を用いることにより、嵩高性のある
スパンライク風合に優れた織物を得る。なお、糸長の長
い側と短い側の糸使いを逆にするとその効果は小さくな
る。糸長差が3%以下では、芯/サヤ型構造が形成され
にくいので好ましくない。3%の糸長差は、熱処理によ
って生じる収縮差や、給糸差をつけた加撚、つまり、意
匠撚糸による複合糸によって得ることができる。複合糸
に用いる糸種としては、あらゆる組合せが可能である
が、特に、芯糸となる糸長の短い側には、太デニール、
デニールミックス、高収縮等のタイプ糸を、サヤ糸とな
る側には、溶出型複合繊維マルチフィラメント糸を用い
るこが好ましい。
続いて、本発明のソフトスパンライク織物を製造する
方法について説明する。同一の口金より紡出された海島
構造を有する溶出型複合繊維フィラメント糸は、その単
繊維フィラメント糸が0.1デニール以下に相当する複数
本の島成分と、該島成分をうめつくすようにとり囲み、
薬剤処理によって溶出する海成分から成るものである。
海島型複合繊維を構成する島成分としては、繊維形成能
のある高分子物質をすべて用いることができる。たとえ
ばポリアミド、ポリエステルなどである。また海成分と
しては、島成分とは溶媒溶解性を異にするものであれば
よい。島成分−海成分の組合せとしては、ナイロン6ま
たは66−ポリエチレンテレフタレー、ポリエチレンテレ
フタレートまたはナイロン6または66−ポリスチレンな
どが適用できる。なかでも、島成分としてはポリエステ
ルが、海成分としては5−ナトリウムスルホイソフター
ル酸ジメチルを共重合したポリエステルが適している。
溶出型複合繊維マルチフイラメント糸の単糸デニール
は流体噴射加工によるループ形成に影響するので溶出処
理前のデニールの好ましい範囲は4de以上であることが
好ましい。
溶出型複合繊維マルチフィラメント糸を単独又は、通
常のフィラメント糸とを引揃え、撚糸機等により の範囲に加撚する[Dは加撚する糸条のデニール]。ヨ
リの方向は、S、Zいずれかであってもかまわないが、
ヨリ数は上記の範囲が好ましく、特にデニールが太くて
高ヨリ域ではヨリによるビリが発生するので、ビリ止め
を要する。
流体噴射加工において、乱流型と交絡型があるが、前
者が適しており、例えば、ヘバーライン社製のHema jet
ノズル等が代表的である。流体噴射加工によって形成す
るループやたるみのサイズは小さいほうが好ましいの
で、上記のヨリ数を多目にしたり、流体噴射加工の前・
後に熱処理を施す対応をとるとよい。
製織についは、特別な製織条件は必要としないがルー
プやたるみのサイズが大き過ぎると、タテ糸としては製
織性が低下するので、ヨリ数や流体噴射加工前後の熱処
理条件を最適化することである。
染色加工については、リラックス精練後に脱海処理を
行なうが、上記したように海成分を溶出しうる薬剤で処
理する。例えば5−ナトリウムホイソフタール酸ジメチ
ルを共重合したポリエステルであれば苛性ソーダを用い
ることができ、又より効果的な溶出を行なうには、酸処
理を併用して実施するとよい。溶出後の織物表面は、脱
海後の島成分である0.1デニール以下の超極細マルチフ
ィラメント糸のループやたるみで形成される。例えば50
デニール、9フィラメントの溶出型マルチフィラメント
糸を用い、1フィラメント当り70島成分から構成される
ならば、溶出後は、50デニール、630フィラメント(9
フィラメント×70島)のマルチフィラメントに分割し、
単繊維フィラメント糸の太さは0.079デニールとなるの
である。
第1図は本発明に適用できる溶出型複合繊維マルチフ
ィラメント糸の一例を示す断面形状を示し、(a)は溶
出型複合繊維マルチフィラメント糸の1フィラメント単
位における溶出前の断面を、(b)はその溶出後をそれ
ぞれ示す。第1図においては、イは島成分であり、ロは
海成分を示す。
第2図は本発明に係るソフトスパンライク織物の製造
工程の一例を示す工程概略図を示す。
第2図の流体噴射加工について説明する。加撚した溶
出型複合繊維マルチフィラメント糸1をフィードローラ
2へ供給し、水付与装置3で水を付着させ、流体噴射ノ
ズル4でループやたるみを形成せしめデリベリーローラ
5から引出す。緊張ローラ8で弱緊張処理後、再び緊張
ローラ8で弱緊張低温熱処理をヒータ7で行ない、チー
ズ9に巻取ることによって嵩高糸を製造することができ
る。
なお、緊張ローラ6又は緊張ローラ6,8、ヒータ7は
省略してもかまわない。
第3図は、単繊維フイラメントデニールと、ループ数
との関係を示すグラフであり、先ヨリが施されていない
ポリエステルマルチフイラメント糸のデニール(D)と
フイラメント数(F)を種々変更せしめ、オーバーフイ
ード率+10%、液体噴射ノズルの流体圧を5Kg/cm2とし
て得た嵩高糸について測定したものである。第3図にお
いて、単繊維フイラメントデニール(de)が5deではル
ープ数が極めて少なくなり、5.5de以上ではループを形
成しない。一方、0.4de(64D−144F)でもループ数が極
めて少なくなり、特に糸加工性(羽毛立ち、糸切れ、ノ
ズル詰り)が悪くなる。
第4図は、先ヨリ数とループ数との関係を示すグラフ
であり、50デニール(D)−9フイラメント(F)のポ
リエステルマルチフイラメント糸を2本引揃えてオーバ
ーフイード率+10%、流体噴射ノズルの流体圧を5Kg/cm
2として得た嵩高糸について先ヨリ数を種々変更せしめ
て測定したものである。第4図において、先ヨリ数を多
くすると、ループが形成され(いったん形成したルーが
ヨリによって拘束されるので消滅しない)ループ数は多
くなる。しかし、先ヨリ数を多く挿入し過ぎると、ノズ
ル内での開繊ができなくなり、ループ数は減少する傾向
にある。よって、ループを形成するには の範囲の先ヨリ数が適性である。
なお、上記において、ループ数の測定は次の方法より
ものである。
[ループ数の測定方法] 測定器:東レ(株)製 FRAY COUTER,DT−104 張力:0.1g/d 糸速:50m/min ループ数(T/m):糸表面より0.35mm以上のループ数 糸表面:最多ループ数になる地点のループ長n=5回の
平均 [実施例1] 50デニール、9フィラメントのポリエステル系溶出型
複合繊維マルチフィラメント糸(島成分:ポリエステ
ル、海成分:5−ナトリウムスルホイソフタール酸ジメチ
ルの共重合ポリエステル、溶出本数:70本/1単繊維フィ
ラメント)と、5デニール24フィラメント沸水収縮率が
17.5%であるポリエステルフィラメント糸を引揃え、S
方向600T/mのヨリを施した。次いで下記条件にて嵩高糸
を製造した。
デリベリーローラ速度 300m/分 オーバフィード率 +10% ノズル型式 Hema jet T−311 流体噴射圧力 6Kg/cm2 緊張熱処理 170℃×−2% 得た嵩高糸を下記条件にて製織し、続いて、溶出処理
と染色仕上加工を行ないソフトスパンライクな風合を有
する織物を製造した。
ソフトスパンライク織物を分解したヨコ糸の特性は次
の通りである。
糸長差(%):6.1 単繊維フィラメントデニール(d) サヤ糸部:0.85d 芯糸部 :2.44d ヨリ数 :701T/m なお、糸長差は次のとおり測定して求めた。
分解したヨコ糸を0.1g/d荷重下で10cm採取し、検撚機
で解撚後、芯糸の長さl1、サヤ糸の長さl2を0.1g/d荷重
下で測定し、次式で求めた。
糸長差(%)={(l2−l1)/l1}×100 [比較例1] 実施例1と同一のフィラメント糸を用いて、それぞれ
0、S200、S1100(T/m)のヨリを加えた3種類の複合糸
とし、実施例1と同一の流体噴射加工を実施した。
0T/mの複合糸は、ループやたるみがほとんど形成され
ず、極めて安定性の低いものであった、又200T/mの場合
は、ループやたるみが形成されるもののサイズが大き
く、数は少ないものであった。さらに、1100T/mの場合
は、ループやたるみのサイズは小さいが、数が少なく、
かつ嵩高性の低いものであった。
実施例1と同様に、製織、溶出処理、染色加工を実施
したが、ソフトなスパンライク風合の織物は得られなか
った。
[本発明の効果] 0.1デニール以下の超極細フィラメント糸にループや
たるみの嵩高性を有するために、タッチは極めてソフト
でかつ適度のヌメリ感があるピーチスキンタッチに近い
ものを得ることができる。
複合糸を構成する芯糸は、デニールミックス糸、高収
縮糸、三角断面糸、等を用いることによってソフトなス
パンライクタッチでありながら、張り、腰あるいはドレ
ープ性の風合を有する極めて感性の高い織物を得ること
ができる。
流体噴射加工において、形成されるループやたるみ
は、ヨリが施されているので緊張に対する安定性が高
く、加工中の糸切れも少ない。又ヨリが施された後、加
工するので嵩高糸のヨリトルクは抑えられて製織性は向
上する。
従来技術では単繊維フィラメントデニールが太くにな
るに従がい、剛性率も大きくなるので、通常の流体噴射
加工を施してもループやたるみは形成されにくいが本発
明のように先ヨリを加えた後、流体噴射加工を施すこと
により、ループやたるみを形成することができ、なお先
ヨリ数を適宜選ぶことにより、ループやたるみの安定性
は向上し、所望の風合設計を行うことができる。又ヨリ
を有していることから、該嵩高糸は丸味のある断面形態
となりやすく、ドレープ性、しなやかさ、等の風合が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に適用できる溶出型複合繊維マルチフィ
ラメント糸の一例を示す断面形状を示し、(a)は溶出
型複合繊維マルチフィラメント糸の1フィラメント単位
における溶出前の断面を、(b)はその溶出後をそれぞ
れ示す。第2図は本発明に係るソフトスパンライク織物
の製造工程の一例を示す工程概略図を示す。第3図は、
単繊維フイラメントデニールと、ループ数との関係を示
すグラフであり、第4図は、先ヨリ数とループ数との関
係を示すグラフである。 1:溶出型複合繊維マルチフィラメント糸 2:フィードローラ 3:水付与装置 4:流体噴射ノズル 5:デリベリーローラ 6:緊張ローラ 7:ヒータ 8:緊張ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 15/00 D02G 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.1デニール以下の極細フィラメント糸を
    含む嵩高糸が、芯とサヤとの糸長差が3%以上である芯
    /サヤ型複合糸から構成され、該嵩高糸が、経糸および
    /または緯糸に配列されてなる織物であって、該嵩高糸
    [Deは嵩高糸のデニール]のヨリを有しており、該織物
    表面には前記極細フィラメント糸によるループやたるみ
    が形成されていることを特徴とするソフトスパンライク
    織物。
  2. 【請求項2】薬剤によって溶出する成分を含み、溶出後
    の単繊維フィラメントのデニールが0.1デニール以下で
    あり、かつ溶出前の単糸デニール(de)が4de以上であ
    る溶出型複合繊維マルチフィラメント糸と他の糸とを、
    前記溶出型複合繊維マルチフィラメント糸を他の糸より
    3%以上の糸長差を与えて引揃え、次いでこの糸条に のヨリを加えた後、流体噴射加工によりループやたるみ
    を形成した嵩高糸を少なくとも用いて製折し、その後、
    薬剤によって溶出処理する成分を溶出処理することを特
    徴とするソフトスパンライク織物の製造方法。
  3. 【請求項3】薬剤によって溶出する成分を含み、溶出後
    の単繊維フィラメントのデニールが0.1デニール以下で
    あり、かつ溶出前の単糸デニール(de)が4de以上であ
    る溶出型複合繊維マルチフィラメント糸と、該溶出型複
    合繊維マルチフィラメント糸よりも熱処理により3%以
    上収縮する他の糸とを引揃え、次いでこの糸条に のヨリを加えた後、流体噴射加工によりループやたるみ
    を形成した嵩高糸を少なくとも用いて製折し、その後、
    収縮熱処理と薬剤によって溶出処理する成分を溶出する
    溶出処理を施すことを特徴とするソフトスパンライク織
    物の製造方法。
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