JP2780084B2 - 有機官能性基含有重合体の陽イオン架橋用開始剤、これらの開始剤を含有する架橋性ポリオルガノシロキサン基材組成物及び付着防止におけるかかる組成物の適用 - Google Patents

有機官能性基含有重合体の陽イオン架橋用開始剤、これらの開始剤を含有する架橋性ポリオルガノシロキサン基材組成物及び付着防止におけるかかる組成物の適用

Info

Publication number
JP2780084B2
JP2780084B2 JP7261014A JP26101495A JP2780084B2 JP 2780084 B2 JP2780084 B2 JP 2780084B2 JP 7261014 A JP7261014 A JP 7261014A JP 26101495 A JP26101495 A JP 26101495A JP 2780084 B2 JP2780084 B2 JP 2780084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
groups
initiator
optionally substituted
organic functional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7261014A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08104706A (ja
Inventor
クリスティアン・プリウー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROONU PUURAN SHIMI
Original Assignee
ROONU PUURAN SHIMI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ROONU PUURAN SHIMI filed Critical ROONU PUURAN SHIMI
Publication of JPH08104706A publication Critical patent/JPH08104706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2780084B2 publication Critical patent/JP2780084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/68Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the catalysts used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/027Organoboranes and organoborohydrides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • C09D183/06Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の分野は、ある程度の
硬度及びある程度の機械的強度を有する重合及び/又は
架橋物質を生成するように連鎖内及び連鎖間架橋を形成
することができる反応性官能基を含む単量体及び/又は
重合体、例えば珪素を含有するものの陽イオン重合及び
/又は架橋反応の触媒作用の分野である。
【0002】より詳しく言えば、本発明の課題は、陽イ
オン重合及び/又は架橋の開始剤に向けられる。これら
の開始剤は厳格な意味では触媒ではないけれども、これ
らは、反応性有機官能基を含有する単量体及び/又は重
合体より構成される基体から出発して重合体及び/又は
架橋物質を形成するための反応の開始及び進行を可能に
する触媒化合物に例えることができる。特に関心のある
反応は、陽イオン性剤が連鎖内及び/又は連鎖間結合の
直接的促進剤として作用するところの反応である。
【0003】
【従来の技術】通常、これらの反応は、光化学的及び/
又は熱的活性化及び/又は電子ビームによる活性化の下
に行うことができるのみである。実際には、例えばラジ
カル開裂による活性プロタゴニスト(protagonist )の
形成、従って架橋及び/又は重合の開始及び継続を可能
にするのは、例えばUV照射ビームの光エネルギーであ
る。
【0004】限定するものではないが、本発明で特に関
心のあるものは、例えばエポキシド及び/又はビニルエ
ーテル型の反応性有機官能基を含有するポリオルガノシ
ロキサン型の重合又は架橋基体の問題である。先に記載
の開始剤を使用して陽イオン重合経路を介して架橋可能
なこれらのポリオルガノシロキサンは、特に中実物品又
は支持体(例えば、紙、ポリエステル、ポリエチレン等
の重合体フィルム)上に非付着性被覆を形成させるのに
使用されることができる。
【0005】かくして、架橋性官能基含有ポリオルガノ
シロキサン及び上記開始剤を基材とする組成物も本発明
の課題である。また、本発明は、これらの組成物を中実
物品又は支持体の被覆として適用することにも関する
が、これらの被覆それ自体も本発明の課題を構成する。
【0006】官能性単量体又は特にポリオルガノシロキ
サン型の重合体の例えば光化学反応経路による重合又は
架橋の陽イオン開始剤は、本件出願人のヨーロッパ特許
出願562897に記載されている。これらの光反応開
始剤は、元素周期律表(1985年2月4日のChem. &
Eng. News, Vol.63, N5, 26 )の第15〜17族からの
元素のオニウムボレート、又は元素周期律表(1985
年2月4日のChem. &Eng. News, Vol.63, N5, 26 )の
第4〜10族からの元素の有機金属錯体よりなり、ここ
でボレートの陰イオン種は、式 [BXab- [式中、 −a及びbは0〜4の範囲内の整数であって、a+b=
4であり、 −記号Xは、 *a=0〜3の場合にハロゲン原子(塩素又は弗素)、 *a=0〜2の場合にOH官能基、 を表わし、 −記号Rは同種又は異種であり、そして *少なくとも1種の電子吸引基で又は少なくとも2個の
ハロゲン原子で置換されたフェニル基、 *少なくとも1個の元素又は少なくとも2個の電子吸引
基で随意に置換される少なくとも2個の芳香族環を含有
するアリール基、 を表わす]を有する。
【0007】これらの新規な自己開始型の塩は、オニウ
ム塩型又は有機金属錯体型の公知開始剤と比較したとき
に、そして特に開始剤塩の陰イオンがSbF6 -(これは
良好な触媒性能を生じる無二のものの1つであるがしか
しその毒性のために使用について重大な問題を課する)
であるようなものと比較したときに顕著な技術上の進歩
を表わす。
【0008】EP−A−562897に従った光反応開
始剤は、UV照射によって架橋されるエポキシ化単量体
から出発して紙上に不粘着性被覆を生成させるためにメ
タノールのようなアルコールと併用される。光反応開始
剤の性能を評価するために、紙に適用された層の硬化に
必要とされる処理速度並びに通過数によって基体/開始
剤の対の反応性及び架橋速度が評価される。
【0009】EP−A−562897に従ったオニウム
ボレートを使用して架橋可能なポリオルガノシロキサン
基材組成物は、本件出願人のヨーロッパ特許出願562
922に記載されそして特許請求されている。この特許
出願によれば、使用される光反応開始剤系は、オニウム
ボレート及びメタノール又は2−エチルヘキサンジオー
ル型のアルコール系溶剤を含む。得られる被覆の品質
は、これらの光反応開始剤系の性能を反映する。この被
覆の品質を評価するために、支持体に結合された架橋シ
リコーン重合体の層の非付着性が評価されている。測定
された結果は受け入れ可能であるが、しかし、これらの
被覆を適用するものの生産性要件を満足させるためには
開始剤系はますます良好な性能を与える必要があるので
ある。かくして、これらは、被覆速度を向上させること
ができるようにできるだけ高い架橋/重合速度及び反応
性を達成するのを可能にしなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この事情を考慮して、
本発明の目的のうちの1つは、上記の要件を満足させる
ことである。
【0011】本発明の他の目的は、特に陽イオン的に且
つUV下に架橋可能な官能性ポリオルガノシロキサンを
含めて単量体及び重合体の大半に対して満足に作用する
開始剤を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、取扱いが容易で且つ
ほとんど毒性を有さず、しかも効果的であるがしかし安
価な陽イオン開始剤を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、陽イオン的に、且つ
光及び/又は熱及び/又は電子ビーム活性化の下に架橋
可能な有機官能性単量体及び重合体組成物、特に有機官
能性ポリオルガノシロキサンを提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、上記の組成物を使用
して中実物品又は支持体を被覆する方法、並びにこれに
よって得られた架橋比付着性被覆を有する物品を提供す
ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】これらの目的及び他の目
的は、有機官能基を含有する単量体及び/又は重合体を
光化学的及び/又は熱的活性化及び/又は電子ビームに
よる活性化の下に陽イオン重合及び/又は架橋させるた
めの開始剤であって、元素周期律表(1985年2月4
日のChem. & Eng. News, Vol.63, N5, 26 )の第15〜
17族からの元素の少なくとも1種のオニウム塩及び/
又は元素周期律表(1985年2月4日のChem. & Eng.
News, Vol.63, N5, 26 )の第4〜10族からの元素の
少なくとも1種の有機金属錯体を有効な触媒的量で含
み、しかも芳香族系のプロトン供与性有機溶剤から選択
される少なくとも1種の重合及び/又は架橋促進剤を含
有することを特徴とする開始剤に関する本発明によって
達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】これらの促進剤は、反応性及び反
応速度の面で陽イオン開始剤の性能を有意に向上させる
のを可能にする。ここに本発明によれば、促進剤として
特に好適な特定の有機溶剤の一群を見出すことができ
た。
【0017】促進剤は、好ましくは、次の一般式(I)
【化3】 [式中、 −Ro は、好ましくはハロゲン又はNO2 型等の基で随
意に置換される線状又は分岐状C1 〜C12(シクロ)ア
ルキル及び(シクロ)アルコキシル、アリールから選択
される電子供与性又は電子受容性基、好ましくは電子受
容性基であり、 −xは0〜5の整数であり、そして −Ro 基は、x>1のときには互いに同種又は異種であ
り、 式(I)においてx=0のもの又はx>0のときにRo
がメチル、t−ブチル又はイソプロピルを表わすものが
特に好ましい]を有する少なくとも1種のベンジルアル
コールから構成される。
【0018】ベンジルアルコール型の促進剤のうちのこ
の好ましいものの一群は、意図される主要機能を完全に
満たすがしかしその他に極めて経済的であること、ほと
んど毒性を有しないこと、取扱いが容易であること、公
知の陽イオン開始剤塩に匹敵すること等の利益を有する
化合物を包含する。
【0019】実施に当たって、一方における開始剤塩特
にオニウムボレートと、他方における促進剤との間の重
量割合(重量部で表わした)はそれぞれ0.1:100
〜1:0.5そして好ましくは2:100〜1:1の間
であるが、この後者の割合が特に好ましい。
【0020】本発明の有益な態様に従えば、開始剤は、 *陽イオン種が、(1)式(II) [(R1n −A−(R2m+ (II) [式中、 ・AはI、S、Se、P、N等のような15〜17族か
らの元素を表わし、 ・R1 はC6 〜C20カルボン酸又はヘテロ環式アリール
基、好ましくはフェニル、トリル又はトルイルを表わ
し、該ヘテロ環式アリール基はヘテロ原子として窒素又
は硫黄を含有することが可能であり、 ・R2 はR1 又はC1 〜C30線状若しくは分岐状アルキ
ル或いはアルケニル基を表わし、該R1 及びR2 基はC
1 〜C25アルコキシ、C1 〜C25アルキル、ニトロ、ク
ロル、ブロム、シアノ、カルボキシル、メルカプト等の
基で随意に置換され、 ・nは1〜v+1(vは元素Aの原子価である)の範囲
内の整数であり、 ・mは0〜v−1の範囲内の整数であって、n+m=v
+1である]を有するオニウム塩、及び(2)特許出願
WO−A−90/11303に記載されるオキソイソチ
オクロマニウム塩、特に2−エチル−4−オキソイソチ
オクロマニウム又は2−ドデシル−4−オキソイソチオ
クロマニウムのスルホニウム塩、から選択され、そして *ボレートの陰イオン性種が、式(III ) [BXab ] (III ) [式中、 −a及びbは0〜4の範囲内の整数であって、a+b=
4であり、 −記号Xは、 *a=0〜3の場合にハロゲン原子(塩素又は弗素)、 *a=0〜2の場合にOH官能基、 を表わし、 −記号Rは同種又は異種であり、そして *CF3 、NO2 、CN等のような少なくとも1種の電
子吸引基で又は少なくとも2個のハロゲン原子(特には
弗素)で置換されたフェニル基、 *ビフェニル、ナフチル等のような少なくとも2個の芳
香族環を含有するアリール基(これは、少なくとも1個
の電子吸引性元素又は基、特にはハロゲン原子(特に弗
素)、CF3 、NO2 、CN等で随意に置換される) を表わす]を有する、ところのオニウムボレートを有効
な触媒的量で含む。
【0021】ボレート陰イオン種は、有益には、次の陰
イオン、[B(C654- 、[B(C64 CF
34- 、[B(C63 (CF324-
[(C652 BF2- 、[C65 BF3-
[B(C6324- から選択される。
【0022】オニウム型のものであるのが有益である陽
イオン種に関して言えば、これは、好ましくは、次の陽
イオン、[(Φ)2 I]+ 、[C817−Φ−I−Φ]
+ 、[(Φ−CH32 I]+ 、[C1225−Φ−I−
Φ]+ 、[(C817−O−Φ)2 I]+ 、[(Φ)3
S]+ 、[(Φ)2 −S−Φ−O−C817+ 、[Φ
−S−Φ−S−(Φ)2+ 、[(C1225−Φ)2
I]+ から選択される。
【0023】本発明に従えば、使用するのが好ましい開
始剤は、次のオニウムボレート、[(Φ−CH32
I]+ [B(C654- 、[(Φ)2 I]+ [B
(C654- 、[(Φ)2 I]+ [B(C63
(CF324- 、[C1225−Φ−I−Φ]+
[B(C654- 、[(C817−O−Φ)2
I]+ [B(C654- 、[(C817)−O−
Φ−I−Φ]+ [B(C654- 、[(Φ)3
S]+ [B(C654- 、[(Φ)2 −S−Φ−
O−C817+ [B(C64 CF34-
[(C1225−Φ)2 I]+[B(C654-
ある。
【0024】本発明に従った開始剤系の処方物に入るオ
ニウムボレート又は有機金属錯体のボレートそして特に
オニウムボレートは、上記のヨーロッパ特許出願562
897及び562922に詳細に記載されているので、
必要ならばそれらを参照されたい。
【0025】実施に当たって、本発明に従った開始剤
は、固体(粉末)形態にあるオニウムボレート又は有機
金属錯体のボレート好ましくはオニウムボレートを促進
剤(これは有益にはベンジルアルコール型の溶剤よりな
る)中に溶解させることによって極めて簡単な態様で製
造される。
【0026】オニウムボレートに関する別法に従えば、
それは、促進剤中において陽イオン(ヨードニウム)の
塩(例えば、塩化物)及びボレート陰イオンの塩(例え
ば、カリウム塩)から直接製造することができる。
【0027】かくして得られた前駆物質系は、陽イオン
的にそして活性化例えばUV活性化の下に重合及び/又
は架橋される単量体/重合体組成物中において使用する
ことができる。
【0028】これらの面のうちの他のものに従えば、本
発明は、少なくとも1種の陽イオン架橋性ポリオルガノ
シロキサン及び先に記載した本発明に従ったもののよう
な種類の少なくとも1種の開始剤を基材とする組成物に
関する。
【0029】このポリオルガノシロキサンは好ましくは
エポキシド及び/又はビニルエーテル型の有機官能基を
有し、そしてそれは、 −線状又は実質上線状であり、そして式(IV)の単位よ
りなり式(V)の単位で終わるか、又は −環状であり、そして式(IV)の単位
【化4】 [式中、 ・記号R3 は同種又は異種であり、そして −有益には1種以上のハロゲンで随意に置換される線状
又は分岐状C1 〜C6 アルキル基(ここで随意に置換さ
れる好ましいアルキル基はメチル、エチル、プロピル、
オクチル及び3,3,3−トリフルオルプロピルであ
る)か、又は −随意に置換されるC5 〜C8 シクロアルキル基か、又
は −特にハロゲン及び/又はアルコキシルで随意に置換さ
れるアリール又はアラルキル基(フェニル、キシリル、
トリル及びジクロルフェニル基が最も特に選択され
る)、のどれかを表わし、そして −一層好ましくはR3 基の少なくとも60モル%がメチ
ルであり、 ・記号Yは同種又は異種であり、そして −R3 基か、又は −有益には2〜20個の炭素原子を含有し、随意にヘテ
ロ原子を含む二価基を介して珪素原子に結合された陽イ
オン架橋性有機官能基、好ましくはエポキシ官能基又は
ビニルオキシ官能基、 のどれかを表わし、記号Yのうちの少なくとも1つは陽
イオン架橋性有機官能基に相当する]よりなる、ポリオ
ルガノシロキサンから選択される。
【0030】本発明の好ましい態様に従えば、ポリオル
ガノシロキサンは分子当たり1〜10個の有機官能基を
含有する。各エポキシ官能基について言えば、これは、
20〜200モルmeg/化合物100gの範囲内のエ
ポキシド含量に相当する。
【0031】エポキシ型の有機官能基を結合する二価基
の例としては、次の式(Y)
【化5】 に包含されるものを挙げることができる。
【0032】ビニルエーテル型の有機官能基としては、
例えば、次の式(Y)、 ・−(CH23 −O−CH=CH2 、 ・−(CH32 −O−R4 −O−CH=CH2 、 [式中、R4 は、 −随意に置換される線状又は分岐状C1 〜C12アルキレ
ン、 −好ましくは1〜3個のC1 〜C6 アルキル基で随意に
置換されるアリーレン好ましくはフェニレン、 である]に含まれるものを挙げることができる。
【0033】線状ポリオルガノシロキサンは、25℃で
10〜10,000mPa s 程度一般には25℃で50〜
5,000mPa s 程度そしてより好ましくは25℃で1
00〜600mPa s 程度の動粘度を有する油、又は1,
000,000程度の分子量を有するガムであってよ
い。
【0034】本発明で考慮されるすべてのシリコーン重
合体の25℃での動粘度は、ブルックフィールド粘度計
を使用して1972年2月のAFNOR standard NFT 76 10
2 に従って測定することができる。
【0035】本発明で考慮される粘度は、“ニュート
ン”粘度として知られる25℃での動粘度、即ち、測定
される粘度が剪断速度勾配に無関係であるのに十分なだ
け低い剪断速度勾配においてそれ自体公知の態様で測定
される動粘度である。
【0036】環式ポリオルガノシロキサンに関する場合
には、これらは、例えばジアルキルシロキシ又はアルキ
ルアリールシロキシ型のものであってよい単位(IV)よ
りなる。これらの環式ポリオルガノシロキサンは1〜
5,000mPa s 程度の粘度を有する。
【0037】この様々な種類のポリオルガノシロキサン
が入手可能であるので、先に規定したような式(IV)及
び(V)の異なる化合物の混合物を本発明の範囲内で使
用することは全く想像することができる。
【0038】好ましいエポキシ官能性又はビニルオキシ
官能性ポリオルガノシロキサンは、次の特許文献、DE
−A−4009889、EP−A−396130、EP
−A−355381、EP−A−105341、FR−
A−2110115,FR−A−2526800に記載
されている。
【0039】エポキシ官能性ポリオルガノシロキサン
は、Si−H単位を含有する油と4−ビニルシクロヘキ
センオキシド、アリルグリシジルエーテル等のようなエ
ポキシ官能性化合物との間のヒドロシリル化反応によっ
て製造することができる。
【0040】ビニルオキシ官能性ポリオルガノシロキサ
ンは、Si−H単位を含有する油とアリルビニルエーテ
ル、アリルビニルオキシエトキシベンゼン等のようなビ
ニルオキシ官能性化合物との間のヒドロシリル化反応に
よって製造することができる。
【0041】一例として先に記載したポリオルガノシロ
キサンは、本発明に従ったベンジルアルコール型の促進
剤がこれらのポリオルガノシロキサン中に完全可溶性で
あることが判明したので特に有益である。
【0042】本発明に従えば、オニウムボレート又は有
機金属錯体のボレートに関する表現「有効な触媒低的
量」とは、架橋を開始させるのに十分な量を意味する。
この量は、100重量部のポリオルガノシロキサンを光
化学的に架橋させるためには一般には0.01〜20重
量部そして通常は0.1〜8重量部の間である。
【0043】また、本発明に従った組成物は、(ポリ)
芳香族化合物(これらは随意に金属系である)及び複素
環式化合物からそして好ましくは次の化合物の群、即ち
トルエン、ピリジン、フェロセン、ベンゼン、チオキサ
ントン、アントラセン、ベンゾフェノンから選択される
少なくとも1種の光増感剤を含むことができる。
【0044】通常、本発明に従った組成物は、意図する
最終用途によって選択される種々の添加剤を追加的に含
むことができる。これらは、例えば、粉砕合成若しくは
天然繊維(重合体)、炭酸カルシウム、タルク、粘土、
二酸化チタン又はヒュームドシリカのような鉱物性又は
非鉱物性充填剤及び/又は顔料であってよい。これは、
例えば最終物質の機械的特性を向上させるのを可能にす
る。
【0045】また、光反応開始剤の触媒活性に干渉せず
且つ光活性化のために選択された波長の範囲内で吸収し
ない可溶性染料、酸化防止剤及び/又は他の物質を本発
明の組成物に添加することができ、又は本発明に従った
方法の範囲内で使用することができる。
【0046】最後に、本発明に従った組成物は接着変性
剤(ビニル、エポキシ、ビニルエーテル、アルコール官
能基等を有する線状シリコーン重合体又は樹脂)、殺カ
ビ剤、殺菌剤、抗微生物剤、腐食防止剤等のような他の
成分を含むことができる。
【0047】本発明に従った組成物が使用前に(その長
期間の前さえ)又は使用直前に製造されるかどうかは重
要なことではない。
【0048】これらの組成物は貯蔵時に特に安定である
こと、及び本発明の方法に従えばそれらは急速な架橋反
応速度を提供することに注目されたい。加えて、活性化
用光照射への暴露前のそれらの非架橋状態は、取扱い、
適用、又は種々の支持体又は他の成形型への導入の高い
容易さを提供する。
【0049】本発明に従った組成物は、そのままで使用
されることができる。これらは、セルロース材料、プラ
スチック、金属又はセラミックスのような任意性状の中
実支持体特にフィルム上の非付着性被覆、塗料、電気及
び電子部品の封入、織物用の被覆、並びに光学繊維の外
装用被覆の分野において有用である。
【0050】これらは、金属シート、ガラス、プラスチ
ック又は紙のような材料をそれらが通常付着するような
他の物質に対して非付着性にするために更なる処理を行
わずに使用される場合に最も特に有益である。組成物
は、25℃において有益には5,000mPa s を越えな
いそして好ましくは4,000mPa s を越えない粘度を
有する。
【0051】また、本発明は、物品(例えば、シート)
をそれらが通常付着するところの表面に対して非付着性
にするのを可能にする方法であって、被覆しようとする
表面1m2 当たり一般には0.1〜5gの量の本発明の
組成物を適用し、そして少なくともいくらかそして好ま
しくは全部がUV照射によって提供されるエネルギーを
供給することによってかかる組成物を架橋することより
なる方法にも向けられている。
【0052】使用されるUV照射は、200〜400n
mそして好ましくは254〜360nmの間の波長を有
する。
【0053】照射時間は極めて短時間であってよく、そ
れは一般には1秒未満でありそして極めて薄い被覆に対
しては数十分の1秒程度である。達成される架橋は、い
かなる加熱の不在においてさえも優秀である。申すまで
もなく、例えば25〜100℃の間に加熱することによ
って光活性化を熱活性化と組合せることは本発明から排
除されない。
【0054】明らかなことであるが、硬化時間を特にU
Vランプの使用数によって、UVへの露出時間によっ
て、また組成物とUVランプとの間の距離によって調節
することが可能である。
【0055】支持体上に付着される組成物の量は変動的
であり、そして通常処理される表面1m2 当たり0.1
〜5gの範囲内である。これらの量は、支持体の性状及
び所望の非付着性に左右される。それらは、通常、無孔
質支持体では0.5〜3g/m2 である。
【0056】また、本発明の課題は、先に記載した組成
物で少なくとも一部分被覆されしかもこの被覆が少なく
とも一部分架橋されている中実材料(金属、ガラス、プ
ラスチック、紙等)より構成される物品(例えば、シー
ト)である。
【0057】
【実施例】下記の実施例は一例として提供するものであ
るので、本発明の分野及び精神を限定するものと解釈す
べきではない。
【0058】例1〜6 I.出発物質 I.1.使用した官能化ポリオルガノシロキサンは、式
【化6】 を有する(1,2−エポキシ−4−エチルシクロヘキシ
ル)ポリジメチルシロキサンであって、a及びb即ちエ
ポキシ含量は例1〜7において変動する。 ・比較例1及び実施例2〜4:a=4.5、b=115 ・比較例5及び実施例6〜8:
【0059】
【表1】
【0060】I.2.開始剤は、式
【化7】 を有するジトリルヨードニウムテトラキス(ペンタフル
オルフェニル)ボレートであるオニウムボレートからな
る。
【0061】このオニウムボレートの陽イオンは、ヨー
ロッパ特許出願562922及び562897に記載さ
れる一般的方法に従って製造される。ボレートの陰イオ
ン種について言えば、操作は次の通りである。
【0062】機械的撹拌機、凝縮器及び滴下ロートを備
えた500mlの丸底フラスコに、ブロムペンタフルオ
ルベンゼン(21.3g、0.086モル)及びイソプ
ロピルエーテルを不活性雰囲気下に仕込む。この混合物
を撹拌し、そしてアセトン+カーダイス(cardice )浴
を使用して−78℃の温度に冷却する。
【0063】滴下ロートにn−ブチルリチウムのヘキサ
ン溶液(1.6M、52.3ml、0.97当量)を入
れ、次いで約10分にわたって添加する。次いで、混合
物を−78℃の温度で30分間撹拌する。この滴下ロー
トを、三塩化ホウ素のヘキサン溶液(1.0M、19m
l)を収容する滴下ロートによって置き換える。三塩化
ホウ素を15分間にわたって添加し、次いで反応混合物
を−78℃の温度で30分間撹拌する。次いで、混合物
を約1時間にわたって放置して室温まで温める。次い
で、飽和KCl水溶液(100ml)を添加する。これ
は二相の均質混合物をもたらす。イソプロピルエーテル
を留去する。蒸留の終了時に上記のKB(C654
が沈殿する。これをろ過によって回収し、次いで飽和K
Cl水溶液(100ml)で洗浄し、その後に35℃の
温度で真空乾燥する。かくして、97%の純度を有する
目的化合物が99%の収率で得られる。
【0064】本発明に従って使用される促進剤は、次の
【化8】 を有するベンジルアルコールである。
【0065】光反応開始剤系は、比較例1及び5ではイ
ソプロピルアルコール(IPA)中に、そして促進剤A
1(実施例2)、促進剤A2(実施例3)又は促進剤A
3(実施例4及び6〜8)中にオニウムボレート(使用
しようとするエポキシ化PDMSのいくらかが随意に添
加される)を溶解させることによって調製される。
【0066】II.実施された一般的操作 ・100重量部のエポキシ化PDMSに、 ・イソプロピルアルコール(比較例1及び5)中に、又
は促進剤A1、A2及びA3(それぞれ、実施例2、
3、4及び6〜8)(0.6重量部)中にオニウムボレ
ート(開始剤0.3重量部)を溶解させた溶液を0.9
重量部添加し、そして ・その混合物を手で30分間撹拌する。
【0067】III .試験 III.1.反応性試験(例1〜4) 以下の各例に記載した反応性試験は、UV照射装置が付
設されたVNC(振動針キュロメーター)凝固点測定装
置(RAPRA Ltd.によって販売)で実施された。架橋間
に、試験混合物中に挿入されたVNC針は、機械の出力
電圧の低下によって証明される抵抗を受ける。重合さし
ょうとする2mmの厚さでの電圧の10、50及び90
%低下を達成するのに要する時間が記録される。
【0068】III.2.剥離試験による離層力の評価 この評価は、シリコーン被覆の処方後に次の工程で実施
される。 −メイヤー棒を使用して混合物をPET6028ポリエ
ステルフィルム(ローヌ・プーラン社によって販売され
る)上に被覆する。付着される厚さは1〜4μmの範囲
内であってよい(付着速度は0.5〜3g/m2 の範囲
内である)。 −120W/cm2 の照射力を使用して被覆をUV下に
360nmの波長で架橋させる。 −架橋した被覆に対して3種の代表的な種類の接着剤、 商品名「TESA 4154」(ゴム) 商品名「TESA 4651」(ゴム) 商品名「TESA 4970」(アクリル) を接合させる。 −これを、 ・接着剤4154及び4970では常温条件(22〜2
3℃)下に(最終試験No.10)、 ・接着剤4651では高温条件(70℃)下に(最終試
験No.11)、プレス(70g/m2 )下に20〜2
4時間置く。
【0069】付着力レベルは、次いで、離層力又は剥離
力を測定することによって評価されることができる。こ
の力は、接着剤を300mm/分の速度で剥離する力量
計によって測定される。結果はg/cm単位で与えられ
る。
【0070】IV. 結果 IV. 1.反応性 例1〜4 結果は、添付した図面において曲線によって与えられ
る。これらの曲線は、mV単位のVNCの出力電圧の変
化を時間の関数として表わす。以下の表1は、電圧の1
0、50及び90%低下を生じるのに要する時間(分単
位)を示す。
【0071】
【表2】
【0072】IV. 2.剥離力 例5〜8 以下の表2は、3種の接着剤について得られた非付着性
結果を示す。
【0073】
【表3】
【0074】例9〜12:被覆試験 I.出発材料及び実験条件 *シリコーン油=aが8でbが110のエポキシ化PD
MS *光反応開始剤=
【化9】 *商品名「glassine 9564」紙(Sibille 社によって販
売)上に被覆。この被覆は、先の例5〜8に記載の如く
して実施される。 *接着剤:これらは例1〜8(先のIII.2を参照)にお
けると同じである。 *ランプ電力=120W(FUSION TYPE H )
【0075】II. 結果 ・UVランプの下を通過した後に、硬化に必要な処理量
(m/分)が記録される。 ・硬化した被覆層中に存在しそして溶剤によって抽出可
能な非架橋PDMS-に相当する抽出分%がそれ自体公
知の態様で測定される。
【0076】抽出性PDMSの重量分析は、IRスペク
トル分析によって実施される。 ・不粘着性測定操作は、例5〜8におけるものと同じで
ある。 以下の表3は、試験条件及び得られた結果を示す。
【0077】
【表4】
【0078】例9及び11は、実施例10及び12に対
する比較例である。
【0079】III.注釈 本発明に従ったA3 を使用すると、同じ速度でより低い
接着力が系統的に認められ、これによってより完全な重
合が反映されている。更に、本発明に従ってA3 を使用
すると、抽出分%がより低くなり、これによってIPA
対照物と比較してより良好な架橋が得られることが確認
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開始剤の反応性を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 4/00 C08G 59/68 C08G 77/06 WPI/L(QUESTEL)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機官能基を含有する単量体及び/又は
    重合体を光化学的及び/又は熱的活性化及び/又は電子
    ビームによる活性化の下に陽イオン重合及び/又は架橋
    させるための開始剤であって、 周期律表の第15〜17族からの元素の少なくとも1種
    のオニウムボレート塩及び/又は周期律表の第4〜10
    族からの元素の少なくとも1種の有機金属錯体を有効な
    触媒的量で含むタイプの開始剤において 次の一般式(I) 【化1】 [式中、 −R は、ハロゲン又はNO 型の基で随意に置換され
    る線状又は分岐状C 〜C 12 (シクロ)アルキル及び
    (シクロ)アルコキシル、アリールから選択され、−x
    は0〜5の整数であり、そして−R 基は、x>1のと
    きには互いに同種又は異種である]を有する少なくとも
    1種のベンジルアルコールから構成される少なくとも1
    種の重合又は架橋促進剤を含む、 ことからなる陽イオン重合及び/又は架橋用開始剤。
  2. 【請求項2】 陽イオン種が、 (1)式(II) [(R −A−(R (II) [式中、 ・AはI、S、Se、P、Nの如き15〜17族からの
    元素を表わし、 ・R はC 〜C 20 カルボン酸又はヘテロ環式アリー
    ル基を表わし、該ヘテロ環式アリール基はヘテロ原子と
    して窒素又は硫黄を含有することが可能であり、 ・R はR 又はC 〜C 30 線状若しくは分岐状アル
    キル或いはアルケニル基を表わし、該R 及びR 基は
    〜C 25 アルコキシ、C 〜C 25 アルキル、ニト
    ロ、クロル、ブロム、シアノ、カルボキシル、メルカプ
    トの基で随意に置換され、 ・nは1〜v+1(vは元素Aの原子価である)の範囲
    内の整数であり、 ・mは0〜v−1の範囲内の整数であって、n+m=v
    +1である]を有するオニウム塩、及び (2)オキソイソチオクロマニウム塩、 から選択され、そして ボレートの陰イオン性種が、式(III) [BX ] (III) [式中、 −a及びbは0〜4の範囲内の整数であって、a+b=
    4であり、 −記号Xは、 *a=0〜3の場合にハロゲン原子(塩素又は弗素)、 *a=0〜2の場合にOH官能基、 を表わし、 −記号Rは同種又は異種であり、そして *CF 、NO 、CNの如き少なくとも1種の電子吸
    引基で又は少なくとも2個のハロゲン原子(特には弗
    素)で置換されたフェニル基、 *ビフェニル、ナフチルの如き少なくとも2個の芳香族
    環を含有するアリール基(これは、少なくとも1個の電
    子吸引性元素又は基で随意に置換される)を表わす]を
    有する、 ところのオニウムボレートを有効な触媒的量で含む請求
    項1記載の開始剤。
  3. 【請求項3】 ボレート陰イオン種が、[B(C
    、[B(C CF 、[B
    (C (CF 、[(C
    、[C BF 、[B(C
    である請求項2記載の開始剤。
  4. 【請求項4】 陽イオン種がオニウム型のものであっ
    て、[(Φ) I] 、[C 17 −Φ−I−
    Φ] 、[(Φ−CH I] 、[C 12 25
    Φ−I−Φ] 、[(C 17 −O−Φ) I]
    [(Φ) S] 、[(Φ) −S−Φ−O−C
    17 、[Φ−S−Φ−S−(Φ) 、[(C
    12 25 −Φ) I] から選択される請求項2又は
    3記載の開始剤。
  5. 【請求項5】 オニウムボレートが、[(Φ−CH
    I] [B(C 、[(Φ) I]
    [B(C 、[(Φ) I] [B(C
    (CF 、[C 12 25 −Φ−I
    −Φ] [B(C 、[(C 17 −O
    −Φ) I] [B(C 、[(C
    17 )−O−Φ−I−Φ] [B(C
    [(Φ) S] [B(C 、[(Φ)
    −S−Φ−O−C 17 [B(C CF
    ]−、[(C 12 25 −Φ) I] [B(C
    である請求項2〜4のいずれか一項記載の開
    始剤。
  6. 【請求項6】 少なくとも1種の陽イオン架橋性ポリオ
    ルガノシロキサン及び請求項1〜5のいずれか一項記載
    の少なくとも1種の開始剤を基材とする組成物。
  7. 【請求項7】 ポリオルガノシロキサンがエポキシド及
    び/又はビニルエーテル型の有機官能基を有し、そして
    それが、 −線状又は実質上線状であり、そして式(IV)の単位
    よりなり式(V)の単位で終わるか、又は −環状であり、そして式(IV)の単位 【化2】 [式中、 ・記号R は同種又は異種であり、そして −1種以上のハロゲンで随意に置換される線状又は分岐
    状C 〜C アルキル基(ここで随意に置換されるアル
    キル基はメチル、エチル、プロピル、オクチル及 び3,
    3,3−トリフルオルプロピルである)か、又は −随意に置換されるC 〜C シクロアルキル基か、又
    −ハロゲン及び/又はアルコキシルで随意に置換される
    アリール又はアラルキル基、 のどれかを表わし、そして −R 基の少なくとも60モル%がメチルであり、 ・記号Yは同種又は異種であり、そして −R 基か、又は −2〜20個の炭素原子を含有し随意にヘテロ原子を含
    む二価基を介して珪素原子に結合された陽イオン架橋性
    有機官能基、 のどれかを表わし、記号Yのうちの少なくとも1つは陽
    イオン架橋性有機官能基に相当する]よりなる、 ポリオルガノシロキサンから選択される請求項6記載の
    組成物。
  8. 【請求項8】 ポリオルガノシロキサンが分子当たり1
    〜10個の有機官能基を含有する請求項7記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】 ポリオルガノシロキサンが線状であり、
    そして25℃で10〜10,000mPas粘度を有す
    る請求項7又は8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 物品をそれらが通常付着するような表
    面に対して非付着性にする方法において、被覆しようと
    する物品の表面1m 当たり請求項6〜9のいずれか一
    項記載の組成物を0.1〜5g適用し、そして該組成物
    を光化学的及び/又は熱的に及び/又は電子ビームによ
    って架橋させることからなる物品の非付着性化法。
  11. 【請求項11】 架橋操作が200〜400nm程度の
    波長を有するUV照射を使用する光活性化によって行わ
    れ、そして該光活性化が随意に熱的活性化と組み合わさ
    れる請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項6〜9のいずれか一項記載の組
    成物からなる少なくとも1種の被膜で少なくとも一部分
    被覆され、しかもその組成物が少なくとも一部分架橋さ
    れていることからなる物品。
JP7261014A 1994-09-16 1995-09-14 有機官能性基含有重合体の陽イオン架橋用開始剤、これらの開始剤を含有する架橋性ポリオルガノシロキサン基材組成物及び付着防止におけるかかる組成物の適用 Expired - Fee Related JP2780084B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9411463A FR2724660B1 (fr) 1994-09-16 1994-09-16 Amorceurs de reticulation, par voie cationique, de polymeres a groupements organofonctionnels, compositions a base de polyorganosiloxanes reticulables et contenant ces amorceurs et application desdites compositions en antiadherence
FR94-11463 1994-09-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08104706A JPH08104706A (ja) 1996-04-23
JP2780084B2 true JP2780084B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=9467274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7261014A Expired - Fee Related JP2780084B2 (ja) 1994-09-16 1995-09-14 有機官能性基含有重合体の陽イオン架橋用開始剤、これらの開始剤を含有する架橋性ポリオルガノシロキサン基材組成物及び付着防止におけるかかる組成物の適用

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5693688A (ja)
EP (1) EP0703236B1 (ja)
JP (1) JP2780084B2 (ja)
AT (1) ATE207925T1 (ja)
BR (1) BR9504690A (ja)
CA (1) CA2158405A1 (ja)
DE (1) DE69523533T2 (ja)
FI (1) FI954350A (ja)
FR (1) FR2724660B1 (ja)
NO (1) NO309611B1 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3937466B2 (ja) * 1995-12-28 2007-06-27 東洋インキ製造株式会社 感エネルギー線酸発生剤、感エネルギー線酸発生剤組成物および硬化性組成物
US5703137A (en) * 1996-03-14 1997-12-30 Rhone-Poulenc Chimie Initiators for the cationic crosslinking of polymers containing organofunctional groups
FR2752582B1 (fr) * 1996-08-21 2003-06-13 Rhone Poulenc Chimie Compositions a base de polyorganosiloxanes a groupements fonctionnels reticulables et leur utilisation pour la realisation de revetements anti-adherents
CA2187046A1 (fr) * 1996-10-03 1998-04-03 Alain Vallee Sulfonylimidures et sulfonylmethylures, leur utilisation comme photoinitiateur
FR2757529B1 (fr) * 1996-12-24 1999-03-05 Rhodia Chimie Sa Compositions stables a base de polyorganosiloxanes a groupements fonctionnels reticulables et leur utilisation pour la realisation de revetements anti-adherents
FR2757530A1 (fr) * 1996-12-24 1998-06-26 Rhodia Chimie Sa Utilisation pour la stereophotolithographie - d'une composition liquide photoreticulable par voie cationique comprenant un photoamorceur du type sels d'onium ou de complexes organometalliques
FR2757870B1 (fr) * 1996-12-30 1999-03-26 Rhodia Chimie Sa Utilisation de compositions silicones reticulables par voie cationique sous uv et d'un photoamorceur du type borate d'onium, pour le revetements de joints plats, notamment de joints de culasse
JPH10195381A (ja) * 1997-01-13 1998-07-28 Daihachi Chem Ind Co Ltd 被膜形成用組成物
FR2766490B1 (fr) * 1997-07-23 1999-10-08 Rhodia Chimie Sa Nouveaux systemes amorceurs de polymerisation et/ou de reticulation comprenant un borate d'onium et une benzophenone
US5973020A (en) * 1998-01-06 1999-10-26 Rhodia Inc. Photoinitiator composition including hindered amine stabilizer
JP2002522601A (ja) * 1998-08-11 2002-07-23 ロディア・シミ 電子ビーム及び/又はγ放射線下での重合及び/又は架橋方法
FR2784024B1 (fr) * 1998-10-02 2002-10-31 Rhodia Chimie Sa Composition dentaire a base d'une silicone fonctionnalisee reticulable/polymerisable par voie cationique en presence d'un borate d'un complexe organometallique
FR2791995B1 (fr) * 1999-04-06 2001-07-06 Rhodia Chimie Sa Composition silicone utile notamment pour la realisation de vernis anti-friction, procede d'application de ce vernis sur un support et support ainsi traite
FR2794766B1 (fr) * 1999-06-11 2001-08-17 Rhodia Chimie Sa Procede de realisation d'un revetement anti-adherent et etanche applique sur un joint de culasse , mettant en oeuvre un materiau silicone
FR2800380B1 (fr) * 1999-10-29 2002-01-18 Rhodia Chimie Sa Amorceur de polymerisation et/ou reticulation de polyorganosiloxanes a groupements fonctionnels reticulables, compositions correspondantes et leurs utlisations
US6755518B2 (en) * 2001-08-30 2004-06-29 L&P Property Management Company Method and apparatus for ink jet printing on rigid panels
US6523921B2 (en) * 2000-08-30 2003-02-25 L&P Property Management Method and apparatus for printing on rigid panels and other contoured or textured surfaces
JP2003215791A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Central Glass Co Ltd 超強酸オニウム塩化合物および感放射線性樹脂組成物
US20050261390A1 (en) * 2004-05-13 2005-11-24 Jean-Marc Frances Stable cationically crosslinkable/polymerizable dental composition with a high filler content
US7893130B2 (en) * 2004-05-13 2011-02-22 Bluestar Silicones France Sas Photocurable dental composition
JP4629367B2 (ja) * 2004-05-31 2011-02-09 東レ・ダウコーニング株式会社 活性エネルギー線硬化型オルガノポリシロキサン樹脂組成物、光伝送部材およびその製造方法
JP2006035190A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Nisshinbo Ind Inc 硬化塗膜の製造方法
KR101383125B1 (ko) * 2005-04-12 2014-04-11 다우 코닝 코포레이션 에폭시 관능성 폴리실록산, 실리콘 조성물 및 피복 광섬유
JO3598B1 (ar) * 2006-10-10 2020-07-05 Infinity Discovery Inc الاحماض والاسترات البورونية كمثبطات اميد هيدروليز الحامض الدهني
PE20091838A1 (es) 2008-04-09 2009-12-18 Infinity Pharmaceuticals Inc Inhibidores de amida hidrolasa de acido graso
CN102482532B (zh) 2008-07-30 2016-03-30 蓝星有机硅法国简易股份有限公司 形成具有提高的粘附性、机械强度和反应性的交联涂层的用于涂覆柔性载体的聚硅氧烷组合物
ES2493916T3 (es) 2009-04-07 2014-09-12 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Inhibidores de hidrolasa de amida de ácidos grasos
US8541581B2 (en) 2009-04-07 2013-09-24 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of fatty acid amide hydrolase
MX336742B (es) * 2010-02-03 2016-01-29 Infinity Pharmaceuticals Inc Inhibidores de amida hidrolasa de acido graso.
DE102010002141A1 (de) 2010-02-19 2011-08-25 Momentive Performance Materials GmbH, 51373 Integrale Bestrahlungseinheit
JP5343067B2 (ja) * 2010-12-28 2013-11-13 日東電工株式会社 光硬化性樹脂組成物および光学材料
WO2013024146A1 (de) 2011-08-18 2013-02-21 Momentive Performance Materials Gmbh Bestrahlungs- bzw. formeinheit
CN104640681B (zh) 2012-06-11 2017-11-17 迈图高新材料集团 用于制备塑料复合成型体的方法
FR2996227A1 (fr) * 2012-10-02 2014-04-04 Bluestar Silicones France Composition de resine organique reticulable/polymerisable par voie cationique comprenant un borate de iodonium et degageant une odeur acceptable
DE102012223387A1 (de) 2012-12-17 2014-06-18 Evonik Industries Ag Verwendung von substituierten Benzylalkoholen in reaktiven Epoxy-Systemen
JP6375952B2 (ja) * 2013-01-07 2018-08-22 株式会社ニコン 組成物、積層体、積層体の製造方法、トランジスタおよびトランジスタの製造方法
JP6903047B2 (ja) 2015-07-20 2021-07-14 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ ゲーエムベーハーMomentive Performance Materials GmbH 改質充填剤粒子およびそれを含むシリコーン組成物
US11078528B2 (en) 2015-10-12 2021-08-03 Advanced Cell Diagnostics, Inc. In situ detection of nucleotide variants in high noise samples, and compositions and methods related thereto
EP3184569B1 (de) 2015-12-23 2018-09-26 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Härtungsinitiatoren für die kationische polymerisation

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1323869A (en) 1970-10-29 1973-07-18 Dainippon Printing Co Ltd Photopolymerizable compositions
JPS57102922A (en) * 1980-12-17 1982-06-26 Asahi Denka Kogyo Kk Thermosetting composition
JPS59500522A (ja) 1982-04-01 1984-03-29 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ビニルオキシ官能性オルガノポリシロキサン組成物
US4576999A (en) 1982-05-06 1986-03-18 General Electric Company Ultraviolet radiation-curable silicone release compositions with epoxy and/or acrylic functionality
US4694029A (en) * 1985-04-09 1987-09-15 Cook Paint And Varnish Company Hybrid photocure system
US4952657A (en) 1988-07-29 1990-08-28 General Electric Company Silicone release coating compositions
DE3914896A1 (de) 1989-05-05 1990-11-22 Wacker Chemie Gmbh Enoxyfunktionelle organosiliciumverbindungen, deren herstellung und verwendung
DE4009889C1 (ja) 1990-03-28 1991-06-13 Th. Goldschmidt Ag, 4300 Essen, De
EP0522703A3 (en) * 1991-06-04 1994-06-15 Gen Electric Diluent for iodonium photocatalysts
FR2688783A1 (fr) * 1992-03-23 1993-09-24 Rhone Poulenc Chimie Nouveaux borates d'onium ou de complexe organometallique amorceurs cationiques de polymerisation.
FR2688790B1 (fr) * 1992-03-23 1994-05-13 Rhone Poulenc Chimie Compositions a base de polyorganosiloxanes a groupements fonctionnels reticulables et leur utilisation pour la realisation de revetements anti-adhesifs.
FR2702485B1 (fr) * 1993-03-10 1995-04-14 Rhone Poulenc Chimie Compositions à base de polyorganosiloxanes réticulables par voie cationique et leur utilisation dans le domaine de l'antiadhérence papier, de la protection des fibres optiques et des circuits imprimés.

Also Published As

Publication number Publication date
FI954350A0 (fi) 1995-09-15
FR2724660B1 (fr) 1997-01-31
BR9504690A (pt) 1996-10-08
DE69523533D1 (de) 2001-12-06
CA2158405A1 (fr) 1996-03-17
ATE207925T1 (de) 2001-11-15
US5693688A (en) 1997-12-02
FI954350A (fi) 1996-03-17
EP0703236A1 (fr) 1996-03-27
NO309611B1 (no) 2001-02-26
FR2724660A1 (fr) 1996-03-22
JPH08104706A (ja) 1996-04-23
EP0703236B1 (fr) 2001-10-31
NO953622D0 (no) 1995-09-14
DE69523533T2 (de) 2002-07-11
NO953622L (no) 1996-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2780084B2 (ja) 有機官能性基含有重合体の陽イオン架橋用開始剤、これらの開始剤を含有する架橋性ポリオルガノシロキサン基材組成物及び付着防止におけるかかる組成物の適用
JP2653693B2 (ja) シリコーン剥離層含有複合構造体
FI115772B (fi) Silloittuviin funktionaalisia ryhmiä sisältäviin polyorganosiloksaaneihin perustuvat seokset ja niiden käyttö tarttumattomien päällysteiden valmistukseen
US5198476A (en) Ultraviolet-curable silicone composition for regulating peel strength
JP3816112B2 (ja) 非毒性開始剤、開始剤を含む架橋性有機官能基を含有する樹脂、及び安定な非毒性ポリマーを製造するためのそれらの使用
US5539013A (en) UV-curable epoxysilicone-polyether block copolymers combined with UV-detectable dye-marker
US6218445B1 (en) Stable polyorganosiloxane based compositions with cross-linkable functional groups and their use for producing antiadhesive coating
JPH0573766B2 (ja)
CA2128713A1 (en) Silicone release compositions
JPH0832763B2 (ja) シルフェニレンを含有するuv硬化可能なエポキシ官能性シリコ―ン
JPH0236134B2 (ja)
JP4803937B2 (ja) 架橋性官能基を有するポリオルガノシロキサンの重合用及び/又は架橋用開始剤、相当する組成物及びそれらの使用
EP0886667B1 (en) Initiators for the cationic crosslinking of polymers containing organofunctional groups
JPH08510771A (ja) 新規複合構造体
JPH0617447B2 (ja) 基体を紫外線硬化性エポキシシリコーン組成物で被覆する方法
KR20040075353A (ko) 양이온성 개시제로서 약하게 배위된 이미다졸리딘음이온을 포함하는 오늄 염
US6590009B1 (en) Polymerization and/or crosslinking method under electron beam and/or gamma radiation
US6265496B1 (en) Stable compositions with based of polyorganosiloxanes with cross-linkable functional groups for producing antiadhesive coatings
US20020061405A1 (en) Curable silicone compositions incorporating photoactive onium salts
JPH04159322A (ja) 紫外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH0459207A (ja) 離型フィルム
JP2020172631A (ja) 除去可能なシリコーンフィルム及び関連方法
AU2002359535A1 (en) Onium salts with weakly coordinating imidazolidine anion as cationic initiators

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980324

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees