JP2775640B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2775640B2 JP17554589A JP17554589A JP2775640B2 JP 2775640 B2 JP2775640 B2 JP 2775640B2 JP 17554589 A JP17554589 A JP 17554589A JP 17554589 A JP17554589 A JP 17554589A JP 2775640 B2 JP2775640 B2 JP 2775640B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技球を弾発して遊技を行い、賞として遊
技球を排出する弾球遊技機に関するものである。
〈従来の技術〉 パチンコ機に代表される弾球遊技機においては、弾発
装置により遊技球を弾発して遊技を行い、遊技盤に設け
られた入賞口へ入賞した遊技球を遊技盤の裏面側へ導
き、遊技盤裏面側で集合させた後に入賞球処理装置へ1
個宛て供給し、該入賞球処理装置から所定の流下樋を介
して回収されるものとなっており、該入賞球処理装置で
入賞球を処理する毎に、選抜球排出装置より賞として所
定数の遊技球が排出されるものである。
なお、上記した入賞球処理装置や遊技球排出装置等の
機構部を有する裏機構は、上記遊技盤の裏面側突出部に
対応する開口部を設けてあり、この開口部の周辺適所に
入賞球処理装置や賞球排出装置等を分散配置するものと
なっている。
また、上記のようにして遊技球排出装置より賞として
排出された遊技球は、裏機構の一機能として設けられた
遊技球排出樋を介して、上記弾発装置へ遊技球を一個宛
て供給するための遊技球を貯留する第1球受皿(いわゆ
る球供給皿)へ流入し、この第1球受皿が満杯になって
遊技球排出樋から遊技球が流入しなくなると、溢れた遊
技球をオーバーフロー樋から第2球受皿(いわゆる下
皿)へ導出するものとなっている。
なお、上記した第2球受皿は、第1球受皿よりも下方
に配設するものとなっており、樋内で溢れた遊技球は自
然流下によりオーバーフロー樋を経て第2球受皿へ流入
するのである。また、この第2球受皿は上記した第1球
受皿の如く遊技球を弾発装置へ1個宛て供給するような
機能はなく、補助的に遊技球を貯留する程度のものであ
る。
一方、遊技盤へ弾発された後、何れの入賞口にも入賞
しなかった遊技球は、遊技盤下方に設けられたアウト口
から遊技盤の裏面側へ導かれて回収され、裏機構の一機
能として設けられた所定の流下樋を介して回収されるも
のとなっている。
なお、複数の弾球遊技機が列設されてなる島設備に
は、遊技球の循環機構が設けられており、上記した如く
入賞口から回収された遊技球も、アウト口から回収され
た遊技球も、島設備内の循環機構へ導かれ、洗浄・研磨
された後に、再び各弾球遊技機へ供給されるのである。
〈発明が解決しようとする課題〉 近年は、遊技盤に配設される遊技装置が大型化すると
共に、遊技装置・遊技球排出装置・弾発装置などの各種
機構部が電子制御化される傾向にあり、遊技盤の裏面側
に遊技装置の裏面部が大きく突出することから、裏機構
に各種の機能装置を配設すると、スペースに殆ど余裕が
無いにも拘わらず、電子制御化された遊技装置・遊技球
排出装置・弾発装置などを制御するための制御装置を配
設しなければならなくなっている。
しかし、遊技盤に設ける遊技装置が大型化すれば遊技
盤自体に制御装置の配設スペース(領域)を確保するこ
とは困難であると共に、敢えて遊技盤に対して遊技球排
出装置や弾発装置の制御装置を配設するものとしても、
遊技盤は所定期間使用されると交換されてしまうため
に、遊技盤交換の際にいちいち制御装置の付替え作業が
必要となって、作業能率を低下させてしまい、望ましい
解決法とは言えない。
すなわち、遊技球排出装置や弾発装置の制御装置は、
遊技盤を交換する際にも付替え作業等を必要としない裏
機構に配設することが望ましいのであるが、上述した如
く、従来の裏機構に各種制御装置の配設スペース(領
域)を確保することは困難である。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、前面枠(3)
の裏側には、遊技盤(7)が装着される遊技盤収納枠
(6)と、該遊技盤収納枠の裏面側に少なくとも入賞球
処理装置(例えば、入賞球流下制御ユニット137)及び
遊技球排出装置(例えば、遊技球排出ユニット14)を有
する裏機構(例えば、裏機構盤8)とを備え、上記前面
枠の表側には、弾球遊技に供する遊技球を弾発機構へ供
給すると共に上記遊技球排出装置から排出された遊技球
を玉出口より受け入れ可能な第1球受皿と、該第1球受
皿の下方部に設けられて補助的に遊技球を貯留可能な第
2球受皿と、を備えた弾球遊技機において、上記裏機構
には、上記遊技盤において発生するアウト球の流下樋
と、遊技盤において発生する入賞球の流下樋と、上記遊
技球排出装置より排出される遊技球が流下する排出球流
下路と、を形成し、上記排出球流下路は、遊技球排出装
置より排出された遊技球を上記第1球受皿の玉出口へ導
出する遊技球排出樋と、玉出口から第1球受皿へ排出で
きずに溢れた遊技球を第2球受皿へ導出するオーバーフ
ロー樋と、から構成し、上記アウト球の流下樋及び入賞
球の流下樋を流下する球が上記オーバーフロー樋と交差
して流下可能なように、該オーバーフロー樋の所定部位
においてアウト球の流下樋及び入賞球の流下樋が重なる
ように構成したものである。
〈作用〉 遊技球排出装置より排出された遊技球を上記第1球受
皿の玉出口へ導出する遊技球排出樋と、玉出口から第1
球受皿へ排出できずに溢れた遊技球を第2球受皿へ導出
するオーバーフロー樋と、から構成し、上記アウト球の
流下樋及び入賞球の流下樋を流下する球が上記オーバー
フロー樋と交差して流下可能なように、該オーバーフロ
ー樋の所定部位においてアウト球の流下樋及び入賞球の
流下樋が重なるように構成することで、アウト球の流下
樋・入賞球の流下樋・オーバーフロー樋が裏機構に占め
るスペース(領域)が節減される。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
弾球遊技機としてのパチンコ機は、第1図に示すよう
に、機枠1の一側に蝶番2,2により前面枠3を開閉可能
に蝶着し、該前面枠3の窓部を表側から塞ぐようにして
開閉可能なガラス枠4と開閉パネル5を上下に蝶着し、
前面枠3の裏面には窓部を裏側から覆うようにして遊技
盤収納枠6を取付け、該遊技盤収納枠6内に遊技盤7を
着脱可能に装着し、遊技盤収納枠6の裏側には遊技盤7
から流出した入賞球を処理する入賞球処理機構や遊技球
排出を行う遊技球排出機構等の裏機構を設けた裏機構盤
8を着脱可能に取付けてある。
最初に遊技球排出機構について説明する。
遊技球排出機構は、裏機構盤8の上部に配設した貯留
タンク9、該貯留タンク9内の球を導出する導出樋10、
導出樋10から流下する球を整列する整流樋11、予め設定
した数(例えば13個)の球を流下する第1遊技球排出装
置12と予め設定した数(例えば7個)の球を流下する第
2遊技球排出装置13とを一体化した遊技球排出ユニット
14、第1遊技球排出装置12と第2遊技球排出装置13が流
下した球を開閉パネル5の表面に設けた第1球受皿(図
示せず)に排出する遊技球排出樋15、該遊技球排出樋15
から第1球受皿へ排出できずに溢れた球を第2球受皿
(図示せず)にオーバーフローさせるオーバーフロー樋
16等から構成されている。
貯留タンク9は、第6図に示すように、上面と一側面
が開放した箱状であって、底面の一側に球が幅方向に4
個並んで落下可能な大きさの球出口17を開設し、該球出
口17に向って下り傾斜する底面18には、第18図に示すよ
うに、底面18の長さ方向に沿って段部19を形成するとと
もに、開放側面近傍及びその反対側には球出口17側に下
り傾斜するテーパー部20,20を形成し、球出口17の開放
側面側には上面が球出口17に向って下り傾斜した膨出部
21を形成し、底部の下面には導出樋10内の球を崩して均
す球均し部材22,22を揺動自在に吊設してなる。
上記した底面18の段部19は、上方の補強装置(図示せ
ず)から補給した球が球出口17に向って均等に流下せし
めるものであり、導出樋10の球流下路が多くても(図面
の実施例では4条)ほぼ均等に球を流下して、特定の流
下路だけに球が集中したり不足したりすることを防止す
る。
また、図面に示す貯留タンク9は、球出口17のほぼ半
分を開閉可能なシャッター部材23を設けてある。シャッ
ター部材23は、第9図に示すように、幅が球出口17の幅
の約半分の板材であり、一側に棒状の操作摘み24を突設
してある。
このシャッター部材23をスライド可能に支持するた
め、貯留タンク9の下面にスライド溝25を横向きに形成
するとともに、スライド溝25の開口部に対向する部分に
横長なスライド孔26を開設し、スライド孔26内に操作摘
み24を貫通するとともにスライド溝25内にシャッター部
材23の両側を嵌合して、シャッター部材23を貯留タンク
9の長さ方向にスライド可能に支持する。
上記した構成からなるシャッター部材23を備えた貯留
タンク9を球流下路が4条の導出樋10と共に使用する場
合にはシャッター部材23を第9図右側に移動して球出口
17を全部開放して内部の球が4条の球流下路内に万遍な
く流下するようする。なお、スライド孔26上にレバー状
の第1係止部材27を偏心した状態で回動可能に設けてあ
るので、第8図に示すように、この第1係止部材27を回
動して操作摘み24に係止するように、即ちロックしてお
くと、シャッター部材23が振動等により移動することを
防止できる。
一方、貯留タンク9を球流下路が2条の導出樋10と共
に使用する場合には、操作摘み24を指で摘んで第9図左
側に移動し、シャッター部材23により球出口17の半分を
閉塞し、第2係止部材28によりロックしておく。この様
にして、球出口17の半分を閉じると、未だ開いている部
分からだけ球が落下してくるので、外部に零れることな
く導出樋10内の2条の球流下路内に球が流下する。
上記した構成からなる貯留タンク9を裏機構盤8に取
付けるには、貯留タンク9の側面に突設した耳片29に止
着具30を貫通し、第5図に示すように、該止着具30の先
端を裏機構盤8の止着孔31内に嵌合する。止着具30は、
貯留タンク9を止着することができればどのような構成
でもよいが、ワンタッチで取付け・取り外しできるもの
が望ましい。
第12図に示す止着具30の実施例は、弾性を有するプラ
スチック製であり、先端に大径部32を有する操作ノブ33
を、縦断面がく字状の脚部34…を複数有する略筒状の外
側部材35内に前後動自在に挿通してなる。この止着具30
により貯留タンク9を取付けるには、第5図に示すよう
に、裏機構盤8に形成した窪み状の貯留タンク収納部36
内に貯留タンク9を嵌め込み、操作ノブ33を後退させた
状態で外側部材35の先端を貯留タンク9の耳片29の止着
孔内から裏機構盤8の止着孔31内に差し込んだ後、操作
ノブ33を押し込む。
この様に操作すると、先端の大径部32が脚部34…を押
し広げるので、第12図実線で示すように、脚部34…が止
着孔31の開口縁に強固に係止し、貯留タンク9を簡単に
止着することができる。なお、貯留タンク9を取り外す
には、第12図鎖線で示すように、操作ノブ33を引き出
す。この様にすると先端の大径部32が脚部34…の先端間
隔から外れるので、これら脚部34…の間隔が弾性により
縮小し、止着孔31から外すことができる。
貯留タンク9から球を導出する導出樋10は、第13図か
ら第20図に示すように、両側の第1主区画壁37、第2主
区画壁38、中央の第3主区画壁39とにより幅方向に2つ
のブロックに区画するとともに、第1主区画壁37と第3
主区画壁39との間に第1副区画壁40を立設することによ
り第1流下路41と第2流下路42を形成し、第3主区画壁
39と第2主区画壁38との間に第2副区画壁43を立設する
ことにより第3流下路44と第4流下路45を形成し、第1
流下路41の底部の傾斜上端部分と第2流下路42の底部の
傾斜上端部分に第1踏板レバー46を、第3流下路44の底
部の傾斜上端部分と第4流下路45の底部の傾斜上端部分
に第2踏板レバー47を臨ませて各々別個に揺動できる状
態で傾斜下端側の軸48により支承し、尚且つスプリング
49やウエイトにより傾斜上端が上昇する方向に付勢し、
第2踏板レバー47の傾斜上端部分には、摘み部50を回転
することにより第2踏板レバー47の傾斜上端部分を付勢
に抗して強制的に下降してロックする略々鉤形のロック
部材51を回動可能に軸着してある。
この様に、第2踏板レバー47をロック部材51により下
降状態にロックすると、貯留タンク9をシャッター部材
23により球出口17の約半分を閉塞して使用する場合に、
球が流入しなくても、第2踏板レバー47が上昇すること
はなく、球が充分に有るのと同じ状態にして使用するこ
とができる。そして、第1踏板レバー46よりも下流側に
位置する第1流下路41と第2流下路42の底部と、第2踏
板レバー47よりも下流側に位置する第3流下路44と第4
流下路45の底部には球が落下しない幅の貫通スリット52
…を各々開設し、傾斜下端部分の各底部にはステンレス
板等からなる被覆材を貫通スリット52の縁を覆う状態で
被着する。
また、第16図に示すように、第1踏板レバー46と第2
踏板レバー47の下方に、一端に受部54有し、他端にスイ
ッチ押圧部55を有する球不足検出作動部材56を軸57によ
り揺動自在に軸着し、第1踏板レバー46の一端に突設し
た第1作用片58のピン59と第2踏板レバー47の一端に突
設した第2作用片60のピン61を共に球不足検出作動部材
56の一端の受部54に上方から臨ませ、該球不足検出作動
部材56の他端を球不足検出スイッチ62に臨ませる。
また、図面に示す導出樋10は、球不足検出作動部材56
をロック状態に切り換え可能とするため、球不足検出作
動部材56の受部54側の下方に、操作部63を一端に有し、
途中にカム突起64を有するロック軸部材65を支軸66によ
り回動可能に設けてある。ロック軸部材65を回動し、カ
ム突起64により球不足検出作動部材56の受部54を上昇状
態に保持すると、スイッチ押圧部55が球不足検出スイッ
チ62に作用することがない。したがって、組立工場等に
おいては、このロック状態で他の機構をチェックするこ
とができ、貯留タンク9や導出樋10内に球が充満してい
ない状態でもチェック作業を行うことができる。
上記した貫通スリット52はゴミ等を落下する機能と球
を点接触で支持して転がり抵抗を減少させる機能とを有
し、被覆材は更に転がり抵抗を減少させるとともに摩耗
を低下させる機能を有する。また、第1副区画壁40及び
第2副区画壁43は、上流側の有効高さが低く下流側の有
効高さを次第に高くしてある。
この様な構成から成る導出樋10を裏機構盤8に取付け
るには、傾斜上端部分、即ち第1、第2踏板レバー46,4
7を設けた部分を貯留タンク9の球出口17に下方から臨
ませ、適宜部位(図面の実施例では傾斜上端部分と傾斜
下端部分)に形成した取付片67の貫通孔内に前記と同様
な止着具30を貫通させ、この止着具30…により着脱可能
に取付ける。この様にして導出樋10を裏機構盤8の所定
位置に取付けると、前記した貯留タンク9から吊設した
球均し部材22,22が上方から各流下路に臨む。
貯留タンク9内に球が十分に貯留されていると、これ
らの球は球出口17から落下して第1踏板レバー46及び第
2踏板レバー47上に載り両踏板レバー46,47の傾斜上端
部分を下降して第1,第2作用片58,60を上昇する。した
がって、第17図に示すように、球不足検出作動部材56の
スイッチ押圧部55が下降し、球不足検出スイッチ62は球
不足信号を送出しない。第1踏板レバー46及び第2踏板
レバー47上に載った球は流下するにしたがい第1副区画
壁40と第2副区画壁43とによりそれぞれ一列に整列され
ながら第1流下路41、第2流下路42、第3流下路44及び
第4流下路45内にほぼ平均に流下する。
なお、第1,第2副区画壁40,43は、下流側になるにし
たがって底面からの高さが増しているので、これにより
球が流下するにしたがい左右何れかの流下路に一列に確
実に整列するように構成されている。また、上下に重な
った球は、前記した球均し部材22,22に当って崩れるこ
とにより殆ど一段に均される。そして、貯留タンク9内
の球が次第に減少していき、第1踏板レバー46や第2踏
板レバー47上に載る球がなくなると、スプリング49の付
勢により両踏板レバー46,47の傾斜上端側が上昇し、第
1作用片58と第2作用片60が下降して受部54を押し下げ
る。したがって、球不足検出作動部材56のスイッチ押圧
部55が上昇して球不足検出スイッチ62に作用し、球不足
検出スイッチ62が球不足信号を送出する。
また、第1踏板レバー46の下面に下向きに突設した部
分に揺動杆68の一端を接続し、該揺動杆68の他端にロッ
ド69の上端を接続してあるので、第1踏板レバー46が球
不足により傾斜上端が上昇すると、このロッド69を介し
て球供給機構の作動をロックし、これにより発射球の供
給を停止させることができる。
また、図面の実施例では第1作用片58と第2作用片60
を同じ受部54に上方から臨ませることにより、第1踏板
レバー46又は第2踏板レバー47の何れか一方が球不足に
より揺動した場合であっても球不足検出スイッチ62が作
動して球不足信号を送出するように構成してある。した
がって、一方の踏板レバーだけが揺動した場合であって
も球不足検出スイッチ62から信号が送出されて、補給装
置が作動して球が補給され、また、後述する入賞球装置
機構のモータの作動を停止し、遊技球排出機構の作動を
一時停止させる。
なお、図面の実施例では、第1踏板レバー46の方を球
供給機構に連絡したが第2踏板レバー47の方を連絡して
もよいし、或は両踏板レバー46,47を前記作用片58,60と
受部54の様な機械的合成手段を介して連絡するようにし
てもよい。球不足検出スイッチ62からの球不足信号にも
とづいて貯留タンク9内に球が補給されると、第1,第2
踏板レバー46,47が共に傾斜上端を下降する方向に戻り
揺動し、球不足検出スイッチ62が信号の送出を停止す
る。
導出樋10を流下した球は整流樋11により確実に整列さ
れる。この整流樋11は、第21図と第22図に示すように、
横向きに開口する球入口70…から横U字状に屈曲し、そ
の下流側部分を略階段状に屈曲した流路71…を4本並設
したものであり、上記横U字状屈曲部分に開設した球抜
き口72…に球抜き機構を設け、階段状屈曲部分に球不足
検出機構を設けてある。なお、球入口70は、球の直径の
約2倍以上の高さを有し、下流側に向って高さが低くな
るように成形されている。したがって、導出樋10から流
下してきた球が上下に重なっていても、整流樋11内に入
る際に崩れて、各流路毎に一段一列に確実に整列され
る。
また、本実施例に係る整流樋11は、上記した様に、各
流路71を略階段状にしてあるので、水平方向に位置する
流路71の各底面部分で球の流下圧力を分散して受けるこ
とができる。したがって、下流側であっても球の圧力が
流路71の長さ乃至高さに比例して増加することがなく、
各機構の円滑な作動に寄与する。
特に整流樋11の下端部分においては、流路71の縦方向
の部分を円弧状とし、この円弧状部分71´から遊技球排
出装置12,13に向かう横向き部分の上面の上流部分73を
θだけ斜め上方に傾斜させ(第26図)、傾斜上端から下
流部分を斜め下方に傾斜させて押圧受部74とし、この横
向き部分の流路の底面に段差75を形成して球出口76(遊
技球排出ユニット14との連通部分)に位置する球Aが次
の球Bよりも低い位置で停止するようにしてある。
この様に構成すると、流路71の下端部分における球の
圧力の方向は第27図矢印で示すようになり、球Eの圧力
が球Dにかかり、球Dが球Cを、球Cが球Bを押圧す
る。球Bは、第27図に示すように、遊技球排出ユニット
14と連通する球出口76で待機している球Aと球Cとによ
り挟まれており、球Aとの接触点が球Cとの接触点より
も低く、且つ球Dと球Cとの接触点は球Cの図中左側に
位置するので、球Cの圧力により競り上げられ押圧受部
74に当接する。
この様に、球Bが押圧受部74に当接すると、球Bが受
ける圧力は押圧受部74と球Aとに分散され、この結果と
して、球Aが遊技球排出ユニット14内の球に作用する流
下圧力が、単に球を流下させた場合に比較して減少す
る。したがって、遊技球排出ユニット14は流路71内で待
機している球の流下圧力に大きな影響を受けることなく
円滑に作動する。
球抜き機構は、第4,21,22図に示すように、軸77によ
り揺動可能に支承した球抜き部材78により球抜き口72…
を開閉可能に閉塞してなる。パチンコ機前面から差し込
んだ球抜きピン79によりロック部材80の押圧受部81を押
圧すると、ロック部材80が回動してピン受部82が球抜き
部材78のピン83から外れ、球抜き部材78が流路71内の球
の流下圧により揺動して球抜き口72…を開放する。した
がって、流路71…内の球が球抜き口72…から球抜き用球
通路84に抜ける(第4図)。
一方、球不足検出機構は、流路71…の外部に球検出部
材85…を軸86により揺動自在に支承し、各球検出部材85
の下端に形成した横向き三角形状の球受部87を流路71内
に出没可能に臨ませ、球検出部材85の軸着基端から延出
した腕88の先端に軸着したロック作動部材89を遊技球排
出ユニット14に連係させてなる。
流路71内に球が存在している状態では、球受部87が球
により押圧されて後退するので、第28図に示すように、
球検出部材85がストッパ90まで回動してロック作動部材
89をガイド91…に沿って引き上げる。このため、遊技球
排出ユニット14は遊技球排出の動作が可能となる。一
方、流路71内に球がなくなると、第29図に示すように、
球検出部材85がロック作動部材89の自重による付勢によ
り回動して球受部87が流路71内に進入する。この様に、
球検出部材85が回動すると、ロック作動部材89が下降し
て下端が遊技球排出ユニット14に作用する。
したがって、流路71内の球が不足した場合には遊技球
排出ユニット14の遊技球排出動作を停止して、遊技者に
不利益を与えることがない。なお、上記した球抜き機構
と球不足検出機構は各流路71に設けられ、また各流路71
の下端部分も上記した球流下圧力分散構成となってい
る。
また、第21図に示すように、整流樋11の球入口70…の
上方に遊技球係止部材92を軸93により回動可能に軸着
し、該遊技球係止部材92を回動して各球入口70を塞いで
下流側の球だけを抜き取れるようにしてある。この様に
すると、遊技球排出ユニット14を交換したり、或は清掃
する場合において、貯留タンク9内の球を全て抜き取ら
なくても作業することができる。
また、図面に示す整流樋11ユニットには、第21図に示
すように、操作片94の一端をねじ95により側面に止着
し、操作片94の他端に固定したロック杆96を側面に開設
した円弧孔97から内部に差し込み、該ロック杆96を前記
した全ての球検出部材85…の腕88の下方に位置させてあ
る。したがって、ロック杆96を下降した状態では、前記
したように、流路71内の球が不足した場合には、球検出
部材85が回動してロック作動部材89が下降し、遊技球排
出ユニット14の遊技球排出動作を停止する。
しかし、操作片94を手で回動することによりロック杆
96を上昇して球検出部材85の腕88を支持すると、流路71
内の球が不足しても球検出部材85が回動しない。したが
って、遊技球排出ユニット14は作動可能な状態を維持す
ることができる。このため、組立工場等において、遊技
球排出ユニット14の作動をチェックする場合など、流路
71内の球が不足していても行うことができ、作業し易
い。
なお、上記した整流樋11はユニット化されており、適
宜な部位に形成した取付片98の取付孔内に前記と同様な
止着具30…を挿通し、該止着具30により裏機構盤8にワ
ンタッチで着脱可能に取付けられている。したがって、
万一トラブルが発生した場合には止着具30…を外して新
しいものと簡単に交換することができる。
第1遊技球排出装置12と第2遊技球排出装置13は、図
面の実施例では遊技球排出ユニット14として一体的に組
み付けられており、第24図に示すように、上端の入口か
ら下向きにほぼ垂直に延出する第1球待機空部99a,第2
球待機空部99b,第3球待機空部99c,第4球待機空部99d
の4本の球待機空部99を有し、各球待機空部99の入口が
前記した整流樋11の球出口76に各々連通し、上記球待機
空部の外側上部にレバー状の第1球充填制御部材100と
第2球充填制御部材101を軸102により揺動可能に並べて
支承してある。
第1球充填制御部材100の先端に形成した第1ストッ
パ103aを第1球待機空部99a、第2ストッパ103bを第2
球待機空部99bの入口に進退可能に各々臨ませ、第2球
充填制御部材101の先端に形成した第3ストッパ103cを
第3球待機空部99c、第4ストッパ103dを第4球待機空
部99dの入口に進退可能に各々臨ませ、第1球充填制御
部材100の後端に形成した第1受部104を第1規制部材10
5に、第2球充填制御部材101の後端に形成した第2受部
106を第2規制部材107に夫々連係し、第1球充填制御部
材100の下方に第1球流下制御部材108を、第2球充填制
御部材101の下方に第2球流下制御部材109を夫々軸110
により回動可能に支承し、第1球待機空部99aと第2球
待機空部99bの下部に上記第1球流下制御部材108に突設
した第1球支持部111a,第2球支持部111bを進退可能に
臨ませ、第3球待機空部99cと第4球待機空部99bの下部
に第2球流下制御部材109に突設した第3球支持部111c,
第4球支持部111dを進退可能に臨ませてある。
第1規制部材105は、軸102により回動可能に支承され
たカム状であり、外周にはロック作動部材89の下端が当
接する第1当接部112を形成するとともに第1係合溝113
を形成し、側面には第1球充填制御部材100の第1受部1
04に作用する第1規制ピン114と第2規制ピン115を上下
に間隔を配して突設してある。そして、第1当接部112
をロック作動部材89の下方に位置させ、第1球充填制御
部材100の第1受部104を第1規制ピン114と第2規制ピ
ン115との間隔内に位置させる。
第2規制部材107は、第1規制部材105と同様に軸102
により回動可能に支承されたカム状であり、外周にはロ
ック作動部材89の下端が当接する第2当接部116を形成
するとともに第2係合溝117を形成し、側面には第2球
充填制御部材101の第2受部106に作用する第3規制ピン
118と第4規制ピン119を上下に間隔を配して突設してあ
る。そして、第2当接部116をロック作動部材89の下方
に位置させ、第2球充填制御部材101の第2受部106を第
3規制ピン118と第4規制ピン119との間隔内に位置させ
る。
第1球流下制御部材108は、第25図に示すように、軸
着基端から下方に延設した板状の第1ベース部120aに球
の径とほぼ同じ上下間隔で貫通孔121…を2列開設し、
球個分高さを変えた舌片状の第1球支持部111aと第2球
支持部111bをベース部の裏側から貫通孔121内を貫通さ
せてなり、球支持部111を貫通させる貫通孔121を適宜に
選択することにより支持する球の数を変化させ、これに
より流下する賞球数を変えられるように構成されてい
る。図面に示す実施例では、第1遊技球排出装置12が13
個の球を流下するので、第1球支持部111aが7個、第2
球支持部111bが6個の球を支持できる位置の貫通孔121
内に各々挿通させている。
第2球流下制御部材109は、第1球支持部111と同様の
構成であり、軸着基端から下方に延設した第2ベース部
120bに貫通孔を2列開設し、球個分高さを変えた第3球
支持部111cと第4球支持部111dをベース部の裏側から貫
通孔121内を貫通させてなる。図面の実施例では、第2
遊技球排出装置13が1回の遊技球排出動作により7個の
球を流下するので、第3球支持部111cが4個、第4球支
持部111dが3個の球を支持できる位置の貫通孔121内に
各々挿通させている。なお、球支持部111を貫通させる
貫通孔121を適宜に選択することにより所望する賞球流
下数に設定することができる。
また、第1ベース部120aの外側下端にはウエイト122a
を設け、軸着基端から斜め上方に向けて延設した第1腕
部123の先端にローラ124を回転可能に取付け、第1腕部
123の途中にストッパ125を突設してなる。
この第1球流下制御部材108を取付けるには、第1球
支持部111aが7個の球を支持し、第2球支持部111bが6
個の球を支持する高さにして、該第1球支持部111aと第
2球支持部111bが所定の高さにおいて球待機空部99a,99
b内に出没するようにして軸102により支承し、第1腕部
123のローラ124を第1規制部材105の外周に当接可能に
する。
また、第1球流下制御部材108と同様に、第2腕部12
6,ローラ127、ストッパ128を有する第2球流下制御部材
109を取付けるには、第3球支持部111cが4個の球を支
持し、第4球支持部111dが3個の球を支持する高さにし
て、該第3球支持部111cと第4球支持部111dが所定の高
さにおいて球待機空部99c,99d内に出没するようにして
軸102により支承し、第2腕部126のローラ127を第2規
制部材107の外周に当接可能にする。
第1規制部材105は、第32図に示すように、後述する
第1入賞球流下制御装置129と連係しており、整流樋11
内に球が充満しているときにはロック作動部材89が上昇
しているので、該ロック作動部材89の下端が第1当接部
112から離脱して回動自由な状態であって、遊技球を排
出しない状態においては第1係合溝113側を下降した状
態で停止し、側面の第1規制ピン114が第1球充填制御
部材100の後端の第1受部104を上方から押圧するととも
に、外周面が第1球流下制御部材108のローラ124を下方
に押圧する。したがって、第1球充填制御部材100が先
端の第1ストッパ103a,第2ストッパ103bを上昇して入
口を開放し第1球待機空部99aと第2球待機空部99bに整
流樋11からの球が流下することを許容する。
また、第1球流下制御部材108によりローラ124が下方
に押圧されると、第1球流下制御部材108が第1球支持
部111aを第1球待機空部99a内に、第2球支持部111bを
第2球待機空部99b内に進入させた状態で停止する。し
たがって、整流樋11から第1球待機空部99a内に7個の
球が流下して第1球支持部111aにより支持された状態で
待機し、第2球待機空部99b内に6個の球が流下して第
2球支持部111bにより支持された状態で待機する。
この状態で第1入賞球流下制御装置129が入賞球を流
下制御して第1規制部材105を第1係合溝113が上昇する
方向に回動すると、第1規制ピン114が第1球充填制御
部材100の第1受部104から離隔して第1球充填制御部材
100を揺動可能な状態にするとともに第2規制ピン115が
第1球充填制御部材100の第1受部104を上昇して第1球
充填制御部材100を揺動し、先端の第1ストッパ103aを
第1球待機空部99aの入口に、第2ストッパ103bを第2
球待機空部99bの入口に夫々進入させる。したがって、
整流樋11内の球は第1ストッパ103aと第2ストッパ103b
により流下を阻止されて第1球待機空部99aと第2球待
機空部99b内に流下できない状態となる(第33図)。
また、第1規制部材105が回動すると、外周面がロー
ラ124から離隔して第1球流下制御部材108を回動自由な
状態にする。
第1球支持部111aには第1球待機空部99a内に待機し
ている7個の球の自重がかかり、第2支持部111bには第
2球待機空部99b内で待機している6個の球の自重がか
かっているので、第1球流下制御部材108はこれら球の
自重により第1球支持部111aを第1球待機空部99aから
後退させるとともに第2球支持部111bを第2球待機空部
99bから後退させる方向に回動し、第1腕部123のストッ
パ125が外壁に当接して停止する。したがって、第1球
待機空部99a内の7個の球が流下するとともに第2球待
機空部99b内の6個の球が流下し、合計13個の球が流下
する。
そして、第1球待機空部99a内と第2球待機空部99b内
が空になると、第1球支持部111aと第2球支持部111bに
かかる球の重さがなくなるので、第1球流下制御部材10
8はウエイト122aの付勢により第1球支持部111aを第1
球待機空部99a内に進入し、第2球支持部111bを第2球
待機空部99b内に進入する方向に戻り揺動する。
また、第1入賞球流下制御装置129が入賞球の流下を
終了すると、第1規制部材105の第1係合溝113が下降す
る方向に戻り回動するので、第2規制ピン115が第1受
部104から離隔して第1球充填制御部材100を揺動可能な
状態にするとともに第1規制ピン114が第1受部104を押
圧して第1球充填制御部材100を戻り揺動する。したが
って、先端の第1ストッパ103aが第1球待機空部99aの
入口から、第2ストッパ103bが第2球待機空部99bの入
口から夫々外れて、整流樋11内の球が第1球待機空部99
aと第2球待機空部99b内に流下する。
また、第1規制部材105が戻り回動すると、外周面が
第1球流下制御部材108のローラ124を押圧するので、第
1球支持部111aを第1球待機空部99a内に確実に進入さ
せるとともに、第2球支持部111bを第2球待機空部99b
内に確実に進入させる。したがって、整流樋11から7個
の球が第1球待機空部99a内に、6個の球が第2球待機
空部99b内に確実に充填される。
一方、第2入賞球流下制御装置130が入賞球を流下制
御して第2規制部材107を第2係合溝117が上昇する方向
に回動すると、第3規制ピン118が第2球充填制御部材1
01の第2受部106から離隔して第2球充填制御部材101を
揺動可能な状態にするとともに第4規制ピン119が第2
球充填制御部材101の第2受部106を上昇して第2球充填
制御部材101を揺動し、先端の第3ストッパ103cを第3
球待機空部99cの入口に、第4ストッパ103dを第4球待
機空部99dの入口に夫々進入させる。したがって、整流
樋11内の球は第3ストッパ103cと第4ストッパ103dによ
り流下を阻止されて第3球待機空部99cと第4球待機空
部99d内に流下できない状態となる。
また、第2規制部材107が回動すると、外周面がロー
ラ127から離隔して第2球流下制御部材109を回動自由な
状態にする。
第3球支持部111cには第3球待機空部99c内に待機し
ている4個の球の自重がかかり、第4球支持部111には
第4球待機空部99d内で待機している3個の球の自重が
かかっているので、第2球流下制御部材109はこれら球
の自重により第3球支持部111cを第3球待機空部99cか
ら後退させるとともに第4球支持部111dを第4球待機空
部99dから後退させる方向に回動し、第2腕部126のスト
ッパ128が外壁に当接して停止する。したがって、第3
球待機空部99c内の4個の球が流下するとともに第4球
待機空部99d内の3個の球が流下し、合計7個の球が流
下する。
そして、第3球待機空部99c内と第4球待機空部99d内
が空になると、第3球支持部111cと第4球支持部111dに
かかる球の重さがなくなるので、第2球流下制御部材10
9はウエイト122bの付勢により第3球支持部111cを第3
球待機空部99c内に進入し、第4球支持部111dを第4球
待機空部99d内に進入する方向に戻り揺動する。
また、第2入賞球流下制御装置130が入賞球の流下を
終了すると第2規制部材107を第2係合溝117が下降する
方向に戻り回動すると、第4規制ピン119が第2受部106
から離隔して第2球充填制御部材101を揺動可能な状態
にするとともに第3規制ピン118が第2受部106を押圧し
て第2球充填制御部材101を戻り揺動する。したがっ
て、先端の第3ストッパ103cが第3球待機空部99cの入
口から、第4ストッパ103dが第4球待機空部99dの入口
から夫々外れて、整流樋11内の球が第3球待機空部99c
と第4球待機空部99d内に流下する。
また、第2規制部材107が戻り回動すると、外周面が
第2球流下制御部材109のローラ127を押圧するので、第
3球支持部111cを第3球待機空部99c内に確実に進入さ
せるとともに、第4球支持部111dを第4球待機空部99d
内に確実に進入させる。したがって、整流樋11から4個
の球が第3球待機空部99c内に、3個の球が第4球待機
空部99d内に確実に充填される。
この様に、遊技球排出ユニット14は、第1遊技球排出
装置12が1回作動すると13個の球を賞球として流下する
ことができ、第2遊技球排出装置13が1回作動すると7
個の球を賞球として流下することができ、同時に作動す
ると合計20個の球を賞球として流下することができる。
上記の様に、図面に示す遊技球排出ユニット14は、規
制部材105,107が回式であるため、球流下制御制御部材1
08,109の規制を確実且つ円滑に行うことができ、誤作動
による遊技球排出がない。
なお、整流樋11内の球が不足している場合には第1ロ
ック作動部材89の下端が第1当接部112に当接して第1
規制部材105の回動を阻止するので、遊技球排出動作は
行わない。また、同様に、第2ロック作動部材89の下端
が第2当接部116に当接して第2規制部材107の回動を阻
止するので、遊技球排出動作は行わない。上記した遊技
球排出ユニット14は、適宜部位に延設した取付片131の
取付孔内に前記した止着具30を挿通し、該止着具30…に
より裏機構盤8にワンタッチで止着されるので、簡単に
取付け取り外しができる。
遊技球排出ユニット14から流下した球は遊技球排出樋
15内を流下する途中でベル132に当って賞球排出効果音
を発生させた後パチンコ機前面の第1球受皿に排出さ
れ、第1球受皿に球が充満している場合にはオーバーフ
ロー樋16を介して下方の第2球受皿に排出される。
次に、遊技盤7から流出した入賞球を処理して前記遊
技球排出ユニット14を作動する入賞球処理機構について
説明する。
遊技盤7の裏側には排出される入賞球を集合する第1
入賞球集合樋133を設けるとともに該第1入賞球集合樋1
33に重ねて第2入賞球集合樋134を設けてあり、第1入
賞球集合樋133は球が入賞すると13個の賞球を排出する
価値を有する入賞具からの入賞球を集合し、第2入賞球
集合樋134は球が入賞すると7個の賞球を排出する価値
を有する入賞具からの入賞球を集合するように構成され
ている。
そして、裏機構盤8の下部には第1入賞球集合樋133
の下面開口部が臨む位置に第1入賞球集合路135を、第
2入賞球集合樋134の下面開口部が臨む位置に第2入賞
球集合路136を形成し、第1入賞球集合樋133の流下出口
を第1入賞球流下制御装置129に連通させ、第2入賞球
集合樋134の流下出口を第2入賞球流下制御装置130に連
通させる。すなわち、これら第1,第2入賞球集合樋133,
134が、遊技盤において発生する入賞球の流下樋として
機能するのである。
図面の実施例では第1入賞球集合樋133により集合し
た入賞球を流下制御する第1入賞球流下制御装置129
と、第2入賞球集合樋134により集合した入賞球を流下
制御する第2入賞球流下制御装置130とを一体的に組み
付けて入賞球流下制御ユニット137を構成する。
この入賞球流下制御ユニット137は、第35図から第38
図に示すように、第1収納本体138の内部に、1個の球
の一部が入る窪み状の第1入賞球受部139を外周に形成
した第1入賞球処理部材140を軸141により回動可能に支
承するとともに、該第1入賞球処理部材140をスプリン
グ142により一方に付勢し、軸143により支承した第1駆
動カム144を上記第1入賞球処理部材140の後部に形成し
た第1駆動受部145に臨ませ、該第1駆動カム144と一体
的に回動する第1歯車146に第2歯車147を噛合し、第2
収納本体148の内部に、1個の球の一部が入る窪み状の
第2入賞球受部149を外周に形成した第2入賞球処理部
材150を軸151により回動可能に支承するとともに、該第
2入賞球処理部材150をスプリング152により一方に付勢
し、軸153により支承した第2駆動カム154を上記第2入
賞球処理部材150の後部に形成した第2駆動受部155に臨
ませ、該第2駆動カム154と一体的に回動する第3歯車1
56に第4歯車157を噛合し、第1収納本体138と第2収納
本体148とを重合して第2歯車147の軸158と第4歯車157
の軸159とを接続するとともに、減速器付モータ160の出
力軸161を上記第2歯車147,第4歯車157の軸158,159に
接続してなる。
なお、本実施例では1つのモータ160により第1入賞
球処理部材140と第2入賞球処理部材150を同時に駆動し
ても、第1入賞球処理部材140よりも第2入賞球処理部
材150の方が速く作動するように第1,第2,第3,第4歯車1
46,147,156,157の歯数を設定、即ち第2入賞球処理部材
150が第1入賞球処理部材140よりも1作動に要する時間
が短くなるように減速比を異ならせてある。
斯かる構成からなる入賞球流下制御ユニット137を裏
機構盤8に取付けるには、前記した止着具30を使用し、
第5図に示すように、第1収納本体138の第1開口部162
が第1入賞球集合路135の傾斜下端に位置して、第2収
納本体148の第2開口部163が第2入賞球集合路136の傾
斜下端に位置する状態で止着する。
第1入賞球集合路135の傾斜下端近傍には、第32図に
示すように、第1不正防止部材164と第1球感知部材165
を軸166,167により夫々回動可能に軸着し、第1不正防
止部材164の下端を第1入賞球集合路135の出口に臨ませ
るとともに、第1球感知部材165の軸着基端から斜め下
方に延出する第1球感知部168を上記第1不正防止部材1
64の下端の下流側に臨ませ、第1不正防止部材164の軸
着基端から第1球感知部材165側に延出する第1ロック
突部169の先端を、第1球感知部材165の軸着基端の第1
受片170に臨ませ、第1球感知部材165の軸着基端から延
設した第1駆動腕171の先端に第1ロッド172の下端を回
動可能に止着し、該第1ロッド172の上端に設けた第1
駆動片173を前記した第1規制部材105の第1係合溝113
内に係合する。
また、同様にして、第2入賞球集合路136の傾斜下端
近傍には、第30図に示すように、第2不正防止部材174
と第2球感知部材175を軸176,177により夫々回動可能に
軸着し、第2不正防止部材174の下端を第2入賞球集合
路136の出口に臨ませるとともに、第2球感知部材175の
軸着基端から斜め下方に延出する第2球感知部178を上
記第2不正防止部材174の下端の下流側に臨ませ、第2
不正防止部材174の軸着基端から第2球感知部材175側に
延出する第2ロック突部179の先端を、第2球感知部材1
75の軸着基端の第2受片180に臨ませ、第2球感知部材1
75の軸着基端から延設した第2駆動腕181の先端に第2
ロッド182の下端を回動可能に止着し、該第2ロッド182
の上端に設けた第2駆動片183を前記した第2規制部材1
07の第2係合溝117内に係合する。
モータ160は常時作動しており、第2歯車147が第1歯
車146を回転すると、第1駆動カム144が第1入賞球処理
部材140の第1駆動受部145を押圧して第1入賞球処理部
材140をスプリング142の付勢に抗して回動し、第1入賞
球受部139を第1入賞球集合路135の出口側から入賞球排
出口184側に移動する。このとき、第1入賞球受部139内
に球が入っていない場合には第1入賞球処理部材140の
外周に突出する部分がないので、第1球感知部材165は
回動しない。したがって、第1遊技球排出装置12は作動
しない。
そして、第1駆動カム144が更に回動すると第1駆動
受部145から外れるので、第1入賞球処理部材140はスプ
リング142の付勢により戻り回動して第1入賞球受部139
を入賞球排出口184側から第1入賞球集合路135の出口側
に戻す。
次に、遊技盤7の裏側に流出した入賞球が第1入賞球
集合樋133により集められ、この入賞球が第1入賞球集
合路135を流下して出口に到達すると、この入賞球は第
1入賞球処理部材140の第1入賞球受部139内に嵌合し、
上半部分を第1入賞球処理部材140の外周面から突出さ
せる。
この状態で第1入賞球処理部材140が第1駆動カム144
の駆動により回動すると、突出した球の球面が先ず第1
不正防止部材164の下端を上昇して第1不正防止部材164
を回動し、第1ロック突部169を第1球感知部材165の第
1受片170から外し、第1入賞球処理部材140が更に回動
すると球の球面が第1球感知部材165の第1球感知部168
に作用して第1球感知部材165を第33図矢印方向に回動
する。
この第1球感知部材165の回動により第1ロッド172が
上昇して第1駆動片172が第1規制部材105を回動する。
したがって、第1遊技球排出装置12が作動し、前記した
様に、13個の球を賞球として流下する。
この様にして第1遊技球排出装置12を作動させた球が
第1入賞球処理部材140の回動により更に進むと第1球
感知部168から外れるとともに第1入賞球受部139から落
下して、入賞球排出口184から入賞球処理機構の外部に
排出される(第34図)。この入賞球排出口184から排出
された球は、排出球導出路を介してパチンコ機外へ排出
される。
第1入賞球受部139から入賞球が落下すると、第1駆
動カム144が第1駆動受部145から外れるので、第1入賞
球処理部材140はスプリング142の付勢により戻り回動し
て第1入賞球受部139が入賞球排出口184側から第1入賞
球集合路135の出口側に戻る。なお、第1入賞球受部139
内に入賞球が嵌合して移動する途中においては、第1入
賞球受部139がほぼ上方に向いており、また左右のガイ
ド板185,185が入賞球の落下を阻止しているので、第1
入賞球受部139内の入賞球が途中で落下するようなこと
はない。
また、第1入賞球集合路135内を入賞球が次々に流下
して出口部分に複数の入賞球が溜まった場合、最先の入
賞球は第1入賞球受部139内に嵌合して第1入賞球処理
部材140の回動により流下制御され、このときに2番目
の入賞球は第1入賞球処理部材140の外周面に当接した
状態で流下を阻止されて、待機している。したがって、
第1入賞球集合樋133により集めた入賞球は、第1入賞
球処理部材140の往復回動により所定の時間間隔で1個
宛に確実に流下制御される。
なお、第1入賞球処理部材140が1回往復回動して球
を1個宛に流下制御するに要する時間は、第1遊技球排
出装置12が所定数の球(本実施例では13個)を流下して
次に流下する球を充填するのに要する時間よりも僅かに
長くなるよう設定することが望ましい。
また、モータ160の作動により第4歯車157が第3歯車
156を回転すると、第30図で示すように、第2駆動カム1
54が第2入賞球処理部材150の第2駆動受部155を押圧し
て第2入賞球処理部材150をスプリング152の付勢に抗し
て回動し、第2入賞球受部149を第2入賞球集合路136の
出口側から入賞球排出口184側に移動する。
このとき、第2入賞球受部149内に球が入っていない
場合には第2入賞球処理部材150の外周に突出する部分
がないので、第2球感知部材175は回動しない。したが
って、第2遊技球排出装置13は作動しない。そして、第
2駆動カム154が更に回動すると第2駆動受部155から外
れるので、第2入賞球処理部材150はスプリング152の付
勢により戻り回動して第2入賞球受部149を入賞球排出
口184側から第2入賞球集合路136の出口側に戻す。
次に、遊技盤7の裏側に流出した入賞球が第2入賞球
集合樋134により集められ、この入賞球が第2入賞球集
合路136を流下して出口に到達すると、この入賞球は第
2入賞球処理部材150の第2入賞球受部149内に嵌合し、
上半部分を第2入賞球処理部材150の外周面から突出さ
せる。
この状態で第2入賞球処理部材150が第2駆動カム154
の駆動により回動すると、突出した球の球面が先ず第2
不正防止部材174の下端を上昇して該第2不正防止部材1
74を回動し、第2ロック突部179を第2球感知部材175の
第2受片180から外し、第2入賞球処理部材150が更に回
動すると球の球面が第2球感知部材175の第2球感知部1
78を下降して第2球感知部材175を回動する。
この第2球感知部材175の回動により第2ロッド182が
上昇して第2駆動片183が第2規制部材107を回動する。
したがって、第2遊技球排出装置13が作動し、前記した
様に、7個の球を賞球として流下する。この様にして第
2遊技球排出装置13を作動させた球が第2入賞球処理部
材150の回動により更に進むと第2球感知部178から外れ
るとともに第2入賞球受部149から落下して、入賞球排
出口184から入賞球処理機構の外部に排出される。この
入賞球排出口184から排出された球は、排出球導出路を
介してパチンコ機外へ排出される。
第2入賞球受部149から入賞球が落下すると、第2駆
動カム154が第2駆動受部155から外れるので、第2入賞
球処理部材150はスプリング152の付勢により戻り回動し
て第2入賞球受部149が入賞球排出口184側から第2入賞
球集合路136の出口側に戻る。
上記の様にして、第2入賞球集合樋134により集めた
入賞球は、第1入賞球処理部材140の往復回動により所
定の時間間隔で1個宛に確実に流下制御される。
なお、第1入賞球処理部材140が1回往復回動して球
を1個宛に流下制御するに要する時間は、第2遊技球排
出装置13が所定数の球(本実施例では7個)を流下して
次に流下する球を充填するのに要する時間よりも僅かに
長くなるよう設定することが望ましく、この時間は第1
遊技球排出装置12の場合に比較して短い。したがって、
本実施例の様に、1つモータ160で駆動する場合にも、
第1入賞球処理部材140よりも第2入賞球処理部材150の
作動速度を減速比の違いにより異ならしめて、効率良く
遊技球排出を行うことができ、賞球排出動作の迅速化を
期せる。
この様に構成すると、短時間に多数の入賞球が発生す
る入賞具を備えたパチンコ機においても、打球が入賞し
てから当該入賞にもとづく賞球排出が終了するまでの時
間を従来のパチンコ機に比較して短縮することができ
る。なお、第1,第2入賞球処理部材140,150の付勢手段
はスプリング142,152に限らず、どのような付勢手段を
使用してもよく、例えばウエイトにより付勢してもよ
い。
上記した第1入賞球流下制御装置129と第2入賞球流
下制御装置130は同一のモータ160により駆動されている
ので、球導出樋10の球不足検出スイッチ62が球不足を検
知すると、作動を停止する。したがって、遊技者に損失
を与えることはない。
なお、上記のようにして入賞球処理機構で賞球排出に
供された処理済みの入賞球は、排出球導出路を介してパ
チンコ機外へ排出されることとなるが、この排出球導出
路を介してパチンコ機外へ排出されるのは処理済みの入
賞球だけでなく、上記球抜き用球通路84から抜き出され
た球も同様に排出球導出路へ至り、パチンコ機外へ排出
されるようにしてある。
これら、排出球導出路からパチンコ機外へ排出された
球は、図示を省略した島設備の遊技球回収機構によって
回収されるものとしてある。また、遊技盤7のアウト口
から回収されたアウト球も遊技球回収機構によって回収
されるものとなっており、この遊技盤において発生する
アウト球の流下樋の下端開口部は、排出球導出路の下端
開口部と隣接するようにしてある(特に第5図参照)。
なお、このアウト球の流下樋は、第5図に示すように、
入賞球集合樋133,134の略々中央の下方適所にアウト口
と連通する開口部を形成し、該開口部から下方へをアウ
ト球を流下させた後、測方(排出球導出路の下端開口部
がある側)へ導くような形状としてある。
しかして、本発明に係る遊技機においては、上述した
アウト球の流下樋及び入賞球の流下樋を流下する球がオ
ーバーフロー樋と交差して流下可能なように、アウト球
の流下樋及び入賞球の流下樋の背面側にオーバーフロー
樋を位置させて、アウト球の流下樋・入賞球の流下樋・
オーバーフロー樋が裏機構盤8に占めるスペース(領
域)を節減できるようにしてある。斯くすれば、裏機構
盤8の裏面側下部に空き領域を形成することができ、遊
技装置・遊技球排出装置・弾発装置などの電子化機能を
制御する制御装置の配設スペースを確保することが可能
となる。
図面に示す実施例では、第1入賞球集合路135の出口
の上流側の底部に入賞球抜き出し口186を開設し、該入
賞球抜き出し口186をスライド板状のシャッター部材187
により開閉可能に塞ぎ、上記入賞球抜き出し口186から
入賞球抜き出し流路を形成してある。したがって、組立
工場において第1入賞球集合路135内に球を入れて遊技
球排出装置等の作動を検査して第1入賞球集合路135の
内部に球が余った場合、或はパチンコ店において第1入
賞球集合路135の内部に入賞球が詰まった場合にシャッ
ター部材187を移動して入賞球抜き出し口186を開放し、
第1入賞球集合路135内の球を簡単に抜き出すことがで
きる。なお、第2入賞球集合路136にも同様な構成から
なる入賞球抜き出し機構を設けてある。
また、第39図及び第40図に示すような連結機構収納ハ
ウジング188の内部に、入賞球流下制御ユニット137と遊
技球排出ユニット14とを連結する第1ロッド172と第2
ロッド182の他に、第1,第2不正防止部材164,174、第1,
第2球感知部材165,175、第1,第2駆動片173,183等を設
けてユニット化してある。したがって、この連結機構ユ
ニットは、第41図に示すように、前記した裏機構盤8の
所定位置にワンタッチで取付けることができ、また取り
外すこともできる。
上記した貯留タンク9、導出樋10、整流樋11、遊技球
排出ユニット14、入賞球流下制御ユニット137、及び連
結機構ユニット等は前記した止着具30…を使用してワン
タッチで裏機構盤8に取付けたり、取り外したりできる
ように構成することができることは勿論のこと、裏機構
盤8に合成樹脂等の弾性材により止着爪を形成してお
き、これらの係止爪を各ユニットの所定係止受部に係止
することにより取付けたり、取り外したりできるように
構成してもよい。
更に、第42図から第44図に示すように、第1入賞球集
合路135、第2入賞球集合路136、オーバーフロー樋16等
をユニット化し、前記と同様に止着具30…により裏機構
盤8にワンタッチで取付け、取り外しできるように構成
してある。また、本実施例においては、このユニットを
遊技盤8に装着することで、遊技盤8の裏面側に形成し
たアウト球流路の開口面が閉塞され、アウト球の流下樋
が形成されるようにしてある。
なお、上記した実施例では、第1遊技球排出装置12に
より排出する遊技球数と第2遊技球排出装置13により排
出する遊技球数とを異ならしめたが、球待機空部内に待
機する球の数量を球支持部の位置を適宜に設定すること
により、同じ個数の遊技球を排出するようにすること
も、また前記実施例とは異なる個数の遊技球を排出する
ようにもできる。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、遊技球排出装置
より排出された遊技球を上記第1球受皿の玉出口へ導出
する遊技球排出樋と、玉出口から第1球受皿へ排出でき
ずに溢れた遊技球を第2球受皿へ導出するオーバーフロ
ー樋と、から構成し、上記アウト球の流下樋及び入賞球
の流下樋を流下する球が上記オーバーフロー樋と交差し
て流下可能なように、該オーバーフロー樋の所定部位に
おいてアウト球の流下樋及び入賞球の流下樋が重なるよ
うに構成することで、アウト球の流下樋・入賞球の流下
樋・オーバーフロー樋が裏機構に占めるスペース(領
域)が節減される。
従って、遊技装置・遊技球排出装置・弾発装置などの
電子化機能を制御する制御装置の配設スペース(領域)
を確保することが可能となり、近年の遊技盤に配設され
る遊技装置の大型化、遊技装置・遊技球排出装置・弾発
装置などの電子制御化に対応する弾球遊技機を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る弾球遊技機をパチンコ機に適用した
実施例を示すもので、第1図はパチンコ機の分解斜視
図、第2図は裏機構盤の斜視図、第3図及び第4図は裏
機構盤の正面図、第5図は裏機構盤の分解斜視図、第6
図と第7図は貯留タンクの斜視図、第8図は貯留タンク
の正面図、第9図は貯留タンクの底部を示す斜視図、第
10図と第11図は貯留タンクの断面図、第12図は止着具の
正面図、第13図と第14図は導出樋の斜視図、第15図は導
出樋の平面図、第16図は踏板レバーの斜視図、第17図か
ら第20図は導出樋の断面図、第21図と第22図は整流樋の
斜視図、第23図は遊技球排出ユニットの斜視図、第24図
は遊技球排出ユニットの分解斜視図、第25図は球流下制
御部材の分解斜視図、第26図から第34図は入賞球流下制
御ユニットと遊技球排出ユニットとの連動状態を示す遊
技球排出ユニットの断面図、第35図は入賞球流下制御ユ
ニットの斜視図、第36図と第37図は入賞球流下制御ユニ
ットの分解斜視図、第38図は入賞球流下制御ユニットの
断面図、第39図はユニット化した連結機構の斜視図、第
40図は連結機構の分解斜視図、第41図は連結機構を裏機
構盤に取付ける状態の斜視図、第42図と第43図は入賞球
集合路及びオーバーフロー樋等の斜視図、第44図はオー
バーフロー樋の分解斜視図である。 図中、3は前面枠、6は遊技盤収納枠、7は遊技盤、8
は裏機構盤、9は貯留タンク、10は導出樋、14は遊技球
排出ユニット、137は入賞球流下制御ユニットである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面枠の裏側には、遊技盤が装着される遊
    技盤収納枠と、該遊技盤収納枠の裏面側に少なくとも入
    賞球処理装置及び遊技球排出装置を有する裏機構とを備
    え、上記前面枠の表側には、弾球遊技に供する遊技球を
    弾発機構へ供給すると共に上記遊技球排出装置から排出
    された遊技球を玉出口より受け入れ可能な第1球受皿
    と、該第1球受皿の下方部に設けられて補助的に遊技球
    を貯留可能な第2球受皿と、を備えた弾球遊技機におい
    て、 上記裏機構には、上記遊技盤において発生するアウト球
    の流下樋と、遊技盤において発生する入賞球の流下樋
    と、上記遊技球排出装置より排出される遊技球が流下す
    る排出球流下路と、を形成し、 上記排出球流下路は、遊技球排出装置より排出された遊
    技球を上記第1球受皿の玉出口へ導出する遊技球排出樋
    と、玉出口から第1球受皿へ排出できずに溢れた遊技球
    を第2球受皿へ導出するオーバーフロー樋と、から構成
    し、 上記アウト球の流下樋及び入賞球の流下樋を流下する球
    が上記オーバーフロー樋と交差して流下可能なように、
    該オーバーフロー樋の所定部位においてアウト球の流下
    樋及び入賞球の流下樋が重なるように構成したことを特
    徴とする弾球遊技機。
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