JP2768645B2 - 低雑音発振回路用遅延検波回路 - Google Patents

低雑音発振回路用遅延検波回路

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    • HELECTRICITY
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    • H03L7/10Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
    • H03L7/113Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using frequency discriminator

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低雑音発振回路にて使
用される遅延検波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、一従来例に係る低雑音発振回
路の構成が示されている。この図に示される回路は、例
えば、「発振器の位相雑音の低減法」、作田他、電子情
報通信学会春季全国大会(1989年)、第1分冊、A
−56頁、平成元年3月等に開示されている。
【0003】この従来例においては、電圧制御発振器
(VCO)10の発振出力が、一方では直接に、他方で
は遅延器12を介して、高周波乗算器14に供給されて
いる。高周波乗算器14は、VCO10の発振出力と遅
延器12の出力とを乗じ、その結果をローパスフィルタ
(LPF)16に供給する。LPF16は、高周波乗算
器14の出力から、乗算に伴って生じる高周波成分を除
去し、その結果得られた電圧VCO10に制御電圧とし
て供給する。VCO10は、この制御電圧の値に応じた
周波数で発振する。
【0004】従って、VCO10の発振出力電圧を、
【数1】 と表すこととした場合、LPF16の出力電圧VP
(t)は、
【数2】 と表すことができる。但し、A、ω及びφ(t)はVC
O10の発振出力電圧の振幅、角周波数及び位相変動分
であり、τは遅延器12の遅延量である。この従来例に
おいては、上述の文献に開示されているように、遅延器
12の遅延量τを(2m−1)π/2に制御する一方
で、LPF16の出力電圧VP(t)を使用してVCO
10の発振周波数を制御することにより、雑音低減を実
現している(mは整数)。
【0005】しかし、この従来例には、遅延温度変化や
経年変化によって遅延器12の遅延量τが変動した場合
に、十分な雑音低減効果を得ることができないという問
題がある。また、シンセサイザのようにVCO10の発
振周波数(角周波数ω)を適宜変更して使用する用途に
おいては、発振周波数の変更に伴い遅延器12の遅延量
τが最適動作点(2m−1)π/2からずれるという問
題点がある。
【0006】このような問題点を解決可能な技術として
は、例えば、特開平3−140030号公報に開示され
た回路構成がある。図5には、この公報にて開示された
低雑音発振回路の一例構成が示されている。
【0007】この従来例においては、VCO10の発振
出力電圧V(t)が、一方では直接に、他方では電圧制
御遅延器18を介して、高周波乗算器14に供給されて
いる。高周波乗算器14の出力電圧は、VCO10に制
御電圧として供給されている。この図では、高周波成分
を無視し、高周波乗算器14の出力をVP(t)と表し
ている。また、電圧制御遅延器18はその遅延量τを電
圧制御可能な遅延器であり、その制御電圧としては、高
周波乗算器14の出力VP(t)をLPF20によって
瀘波して得られる電圧が使用されている。LPF20の
遮断周波数は、高周波乗算器14の発振出力VP(t)
から位相雑音成分、すなわち上述のVP(t)の式の右
辺第2項を除去し、直流成分(右辺第1項)のみを通過
させるよう、設定されている。高周波乗算器14の出力
電圧VP(t)に含まれる直流電圧は電圧制御遅延器1
8の遅延量τに依存しているから、LPF20を含むフ
ィードバックループの感度が十分に高ければ、電圧制御
遅延器18の遅延量τを常に最適動作点(2m−1)π
/2に維持することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5に示される第2従
来例は、遅延量τを常に最適動作点(2m−1)π/2
に維持することができるという点で、図4に示される第
1従来例に比べて優れている。しかし、この第2従来例
においては、高周波乗算器の出力を電圧制御遅延器にフ
ィードバックするためのフィードバックループが必要と
なる。また、通常、LPFのみでは十分な感度を得るこ
とができないため、このフィードバックループ上に直流
増幅器が必要となる。さらには、電圧制御遅延器を構成
するためにはバラクタ等の電圧制御電子素子が必要とな
るが、この種の素子は集積回路化に不向きであり、装置
の集積化・小型化にとって支障となる。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、遅延器の電圧制御
を行うことなく、従ってその制御のためのフィードバッ
クループを用いることなく、低雑音発振回路を実現し、
ひいては装置の集積化、小型化を実現することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の構成は、制御電圧値に応じた
周波数で発振するVCOの出力を遅延検波する遅延検波
回路において、VCOの出力を遅延させて出力する遅延
器と、VCOの出力をπ/2ラジアン移相させて出力す
る移相器と、それぞれVCO又は移相器の出力と遅延器
の出力を乗算しその結果を出力する第1及び第2の高周
波乗算器と、第2の低周波乗算器の出力に基づき、第1
の低周波乗算器の出力から二次位相雑音成分を除去する
と共に第1の低雑音発振回路の出力に含まれ遅延器の遅
延量に依存する一次雑音成分から当該依存性を除去し、
これにより得られ遅延量に依存しない一次位相雑音成分
を制御電圧としてVCOに供給する手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2の構成は、制御電圧値
に応じた周波数で発振するVCOの出力を遅延検波する
遅延検波回路において、VCOの出力を遅延させて出力
する遅延器と、遅延器の出力をπ/2ラジアン移相させ
て出力する移相器と、それぞれVCOの出力と遅延器対
移相器の出力を乗算しその結果を出力する第1及び第2
の高周波乗算器と、それぞれ第1又は第2の高周波乗算
器の出力に含まれる直流成分及び位相雑音成分を第2又
は第1の高周波乗算器の出力に含まれる雑音成分と乗じ
その結果を出力する第1及び第2の低周波乗算器と、第
2の低周波乗算器の出力に基づき、第1の低周波乗算器
の出力から二次位相雑音成分を除去すると共に第1の低
雑音発振回路の出力に含まれ遅延器の遅延量に依存する
一次位相雑音成分から当該依存性を除去し、これにより
得られ遅延量に依存しない一次位相雑音成分を制御電圧
としてVCOに供給する手段と、を備えることを特徴と
する。
【0012】
【作用】この発明の第1の構成において、まず、第1の
高周波乗算器により、VCOの出力と遅延器の出力が乗
ぜられ、第2の高周波乗算器により、移相器の出力と遅
延器の出力が乗ぜられる。移相器の出力は、VCOの出
力をπ/2ラジアン位相させた信号であるから、第2の
高周波乗算器の出力は第1の高周波乗算器の出力と直交
している。第1の低周波乗算器は、第1の高周波乗算器
の出力に含まれる直流成分及び位相雑音成分を、第2の
高周波乗算器の出力に含まれる位相雑音成分に乗ずる。
第2の低周波乗算器は、第2の高周波乗算器の出力に含
まれる直流成分及び位相雑音成分を、第1の高周波乗算
器の出力に含まれる位相雑音成分に乗ずる。従って、第
1及び第2の低周波乗算器の出力には、直流成分と位相
雑音成分を乗じた成分(一次位相雑音成分)と、位相雑
音成分同士の積の成分(二次位相雑音成分)が含まれ
る。また、前述のように第1の高周波乗算器の出力と第
2の高周波乗算器の出力が直交しているため、第1の低
周波乗算器の出力に含まれる一次位相雑音成分と、第2
の低周波乗算器の出力に含まれる一次位相雑音成分も直
交する。このように、第1及び第2の低周波乗算器の出
力は共に二次位相雑音成分を含んでいるから、第2の低
周波乗算器の出力に基づき第1の低周波乗算器の出力か
ら二次位相雑音成分を除去することができる。また、第
1及び第2の低周波乗算器の出力に含まれる一次位相雑
音成分は互いに直交しているから、この関係を利用し、
一次位相雑音成分における遅延量への依存性を除去する
ことができる。従って、これらの処理を実行することに
より、遅延器の遅延量に依存しない一次位相雑音成分を
得ることができる。この一次位相雑音成分をVCOの制
御電圧として使用することにより、電圧制御遅延器を使
用することなく、低雑音発振回路に適する遅延検波回路
が得られる。
【0013】本発明の第2構成においても、同様の作用
が生じる。第2の構成が第1の構成と異なる点は、移相
器によって位相されるのがVCOの出力ではなく遅延器
の出力である点と、第2の高周波乗算器において乗算さ
れるのが移相器の出力と遅延器の出力ではなくVCOの
出力と移相器の出力である点である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図4及び図5に示される従来例
と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0015】図1には、本発明の第1実施例に係る低雑
音発振回路の構成が示されている。この実施例において
は、VCO10の発振出力電圧V(t)が遅延検波回路
22に供給されており、遅延検波回路22から出力され
る電圧VOUTがVCO10に制御電圧として供給され
ている。
【0016】遅延検波回路22は、2個の高周波乗算器
14−1及び14−2を有している。VCO10の発振
出力電圧V(t)は、電圧V1(t)として高周波乗算
器14−1に供給される一方で、遅延器12やπ/2移
相器24にも供給される。遅延器τ12は、VCO10
の発振出力電圧V(t)を遅延量τだけ遅延させた上
で、電圧V2(t)として高周波乗算器14−1及び1
4−2に供給する。π/2移相器24は、VCO10の
発振出力電圧V(t)をπ/2ラジアンだけ移相させた
上で電圧V3(t)として高周波乗算器14−2に供給
する。高周波乗算器14−1は、電圧V1(t)とV2
(t)とを乗じ、その結果得られる電圧VP1(t)を
出力する。高周波乗算器14−2は、電圧V2(t)と
V3(t)を乗じ、その結果得られる電圧VP2(t)
を出力する。
【0017】ここに、VCO10の発振出力電圧V
(t)を前述の式によって表すこととすると、高周波乗
算器14−1及び14−2に供給される電圧V1(t)
〜V3(t)は
【数3】 と表すことができる。
【0018】従って、高周波乗算器14−1から得られ
る電圧VP1(t)は
【数4】 と表すことができる。
【0019】ここに、φ(t)−φ(t−τ)は非常に
小さいため、
【数5】 が成立するから、上述のVP1(t)は、
【数6】 と変形することができる。
【0020】同様に、高周波乗算器14−2から得られ
る電圧VP2(t)は
【数7】 と表すことができる。
【0021】この高周波乗算器14−1及び14−2の
後段には、それぞれ、LPF16−1又は16−2が設
けられている。LPF16−1及び16−2は、高周波
乗算器14−1又は14−2から出力される電圧VP1
(t)又はVP2(t)から、高周波成分を除去する。
従って、LPF16−1から出力される電圧VLF1及
びLPF16−2から出力される電圧VLF2は、
【数8】 と表すことができる。
【0022】LPF16−1及び16−2の後段には、
ハイパスフィルタ(HPF)26−1及び26−2並び
に低周波乗算器28−1及び28−2が設けられてい
る。HPF26−1はLPF16−1の出力電圧VLF
1から直流成分を除去し、HPF26−2はLPF16
−2の出力電圧VLF2から直流成分を除去する。従っ
て、HPF26−1及び26−2によって得られる電圧
VHF1及びVHF2は、
【数9】 と表すことができる。
【0023】低周波乗算器28−1は、電圧VLF1と
VHF2とを乗じ、その結果得られる電圧VM01を減
算器30に供給する。低周波乗算器28−2は、電圧V
LF2とVHF1とを乗じその結果得られる電圧VM0
2を減算器30に供給する。電圧VM01は
【数10】 と表すことができ、電圧VM02は
【数11】 と表すことができる。
【0024】ここに、電圧VM01及びVM02を表す
式の右辺第1項は、位相雑音成分φ(t)−φ(t−
τ)に対して一次の成分であり(一次位相雑音成分)、
右辺第2項は二次の成分である(二次位相雑音成分)。
また、電圧VM01及びVM02に含まれる一次位相雑
音成分は共に遅延器12の遅延上τに依存しているが、
高周波乗算器14−2の前段にπ/2移相器24が設け
られているため、電圧VM01の一次位相雑音成分がc
osωτの2乗に比例しているのに対し、電圧VM02
の一次位相雑音成分はsinωτの2乗に比例してい
る。
【0025】従って、減算器30において、電圧VM0
1から電圧VM02を減ずることにより、二次位相雑音
成分を相殺することができると共に、一次位相雑音成分
における遅延量τへの依存性を相殺することができる。
すなわち、
【数12】 の式で表される電圧VOUTを、減算器30によって得
ることができる。この電圧VOUTをVCO10に制御
電圧として供給することにより、電圧制御遅延器を使用
することなく、低雑音発振回路を実現することができ
る。
【0026】なお、この実施例における高周波乗算器1
4−1及び14−2は、従来例と同様ダブルバランスド
ミキサ等で実現することができる。また、π/2移相器
24は、高周波乗算器14−1の出力電圧VP1(t)
と高周波乗算器14−2の出力電圧VP2(t)の間に
位相の直交関係を発生させるためのものであるから、図
2に示されるように、遅延器12と高周波乗算器14−
2との間に設けるようにしても、図1の回路と同様の効
果を得ることができる。
【0027】図3には、上述した実施例の回路の応用例
が示されている。この応用例においては、VCO10の
発振出力が分周器32によって分周された上で位相比較
器34に供給されている。位相比較器34には、また、
基準信号源36から供給される基準信号も供給されてい
る。位相比較器34は、分周器32の出力と基準信号源
36の出力を位相比較し、その結果を、ループを安定さ
せるためのLPF38を介して合成器40に供給してい
る。合成器40は、遅延検波回路22の出力、すなわち
使用電圧VOUTと、LPF38の出力とを合成し、そ
の結果得られる電圧VCO10に供給する。このような
構成を採用することにより、本発明に係る周波数ロック
ループを、従来公知の位相ロックループと結合させるこ
とができる。また、上述の実施例では減算器30を使用
しているが、低周波乗算器28−1又は28−2に極性
を反転する機能を付与することにより、減算器30に代
えて加算器を使用することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高周波乗算器を2個用いると共に、VCO又は遅延器の
出力をπ/2ラジアン移相させる移相器によって第1の
高周波乗算器の出力と第2の高周波乗算器の出力に直交
性を付与し、この直交性を利用して遅延量に依存しない
一次位相雑音成分を得るようにしたため、この一次位相
雑音成分をVCOの制御電圧として用い低雑音発振を実
現することができる。従って、高周波乗算器の出力をフ
ィードバックして遅延器の遅延量を制御する必要がなく
なり、フィードバックループを構成するLPFや直流増
幅器を廃止できる一方で、電圧制御遅延器を構成する上
で必要であったバラクタ等の素子を使用せずに済むた
め、従来に比べ集積化、小型化が進んだ低雑音発振回路
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る低雑音発振回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施例に係る低雑音発振回路の
構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の各実施例の応用例を示すブロック図
である。
【図4】 第1従来例に係る低雑音発振回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】 第2従来例に係る低雑音発振回路の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10 電圧制御発振器(VCO)、12 遅延器、14
−1,14−2 高周波乗算器、16−1,16−2
ローパスフィルタ(LPF)、22 遅延検波回路、2
4 π/2移相器、26−1,26−2 ハイパスフィ
ルタ(HPF)、28−1,28−2 低周波乗算器、
30 減算器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03L 1/00 - 7/00 H03B 1/00 - 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電圧値に応じた周波数で発振する電
    圧制御発振器の出力を遅延検波する遅延検波回路におい
    て、 電圧制御発振器の出力を遅延させて出力する遅延器と、 電圧制御発振器の出力をπ/2ラジアン移相させて出力
    する移相器と、 それぞれ電圧制御発振器又は移相器の出力と遅延器の出
    力を乗算しその結果を出力する第1及び第2の高周波乗
    算器と、 それぞれ第1又は第2の高周波乗算器の出力に含まれる
    直流成分及び位相雑音成分を第2又は第1の高周波乗算
    器の出力に含まれる位相雑音成分に乗じその結果を出力
    する第1及び第2の低周波乗算器と、 第2の低周波乗算器の出力に基づき、第1の低周波乗算
    器の出力から二次位相雑音成分を除去すると共に第1の
    低周波乗算器の出力に含まれ遅延器の遅延量に依存する
    一次位相雑音成分から当該依存性を除去し、これにより
    得られ遅延量に依存しない一次位相雑音成分を制御電圧
    として電圧制御発振器に供給する手段と、 を備えることを特徴とする遅延検波回路。
  2. 【請求項2】 制御電圧値に応じた周波数で発振する電
    圧制御発振器の出力を遅延検波する遅延検波回路におい
    て、 電圧制御発振器の出力を遅延させて出力する遅延器と、 遅延器の出力をπ/2ラジアン移相させて出力する移相
    器と、 それぞれ電圧制御発振器の出力と遅延器又は移相器の出
    力を乗算しその結果を出力する第1及び第2の高周波乗
    算器と、 それぞれ第1又は第2の高周波乗算器の出力に含まれる
    直流成分及び位相雑音成分を第2又は第1の高周波乗算
    器の出力に含まれる位相雑音成分に乗じその結果を出力
    する第1及び第2の低周波乗算器と、 第2の低周波乗算器の出力に基づき、第1の低周波乗算
    器の出力から二次位相雑音成分を除去すると共に第1の
    低周波乗算器の出力に含まれ遅延器の遅延量に依存する
    一次位相雑音成分から当該依存性を除去し、これにより
    得られ遅延量に依存しない一次位相雑音成分を制御電圧
    として電圧制御発振器に供給する手段と、 を備えることを特徴とする遅延検波回路。
JP7006265A 1995-01-19 1995-01-19 低雑音発振回路用遅延検波回路 Expired - Fee Related JP2768645B2 (ja)

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