JP3161970B2 - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その位相ロックル
ープ(PLL)が遅延検波器を備える周波数シンセサイ
ザに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】周波数シンセサイザは、
通信機器における局部発振等に使用される可変周波数発
振器であり、他種の発振器に比べ安定でかつその発振周
波数及び位相が正確であるという特性を有している。周
波数シンセサイザは、一般に、PLLを利用して実現さ
れる。PLLは、外部から与えられる基準信号に対しそ
の周波数及び位相が同期した(ロックされた)信号を発
振する回路である。PLLを構成するには、少なくと
も、その発振周波数を制御可能な可制御発振手段、可制
御発振手段の発振出力と基準信号の位相誤差を検出する
位相差検出手段、及び位相差検出手段の出力を可制御発
振手段の制御入力に帰還する帰還ループが、必要であ
る。
【0003】可制御発振手段及び位相差検出手段として
は、一般に、電圧制御発振器(VCO)及び位相比較器
が用いられる。VCOは印加される制御電圧に応じた周
波数で発振する発振器であり、PLLにおいては位相比
較器の出力が制御電圧としてVCOに供給されこれに応
じVCOが発振出力を生成する。位相比較器は複数種類
の信号の位相を比較しその差を検出する機能を有してお
り、PLLにおいては、外部から与えられる基準信号
と、帰還ループを介して与えられるVCOの発振出力と
を、位相比較するのに使用される。PLLにおいては、
位相比較器の出力に基づきVCOの発振出力を制御する
ことにより、VCOの発振出力の周波数及び位相を、基
準信号の周波数及び位相と同期させる。
【0004】PLLは、これらの他に、ループフィル
タ、VCO出力分周用の分周器(以下比較分周器と呼
ぶ)、基準信号分周用の分周器(以下基準分周器と呼
ぶ)等を備えることが多い。これらのうちループフィル
タは、上述の帰還ループによって生じる不安定性を除去
乃至低減する手段(例えば所定の時定数を有する低域通
過フィルタ(LPF))であり、一般に、位相比較器の
出力とVCOの制御入力との間に設けられる。また、比
較分周器は位相比較器への入力に先立ちVCOの発振出
力を分周し、基準分周器は位相比較器への入力に先立ち
基準信号を分周する。これらの分周器を用いることによ
り、要求される発振周波数の如何にかかわらず、また供
給される基準信号周波数の如何にかかわらず、PLLを
比較的低周波帯域で動作させることができ、消費電力や
コストを抑制できる。更に、基準信号周波数の切換のみ
ならずこれら分周器の分周比の切換によっても、発振周
波数を切り換えられる。
【0005】PLLを用いた周波数シンセサイザには、
前述のように、正確かつ安定な発振という特性がある。
そのため、当業界においては、これまで、PLLの使
用方法の工夫による低雑音高分解能周波数シンセサイザ
の実現や、そのためのPLL自体の改良が、追及され
てきた。の代表は、複数のPLLを縦続使用するもの
である。例えば、第1のPLLにて比較的低周波の発振
出力を生成しこれを第2のPLLに基準信号として供給
する。更に、第1のPLLにて使用した基準信号と同じ
又は同期した信号を基準信号として用い、第3及び第4
のPLLを動作させる。第2及び第4のPLLについて
は、そのVCO出力を位相比較器に帰還するループの上
に、ミキサを設けておく。そして、第3のPLLの発振
出力を第2のPLLのミキサに、第2のPLLの発振出
力を第4のPLLのミキサに、それぞれ逓倍器等を介し
て供給する。この結果第4のPLLから得られる発振出
力は、低雑音高分解能となる。反面、この構成は、多数
のPLLを使用するため回路規模が大きいこと、低雑音
の(即ち構成が複雑な)VCOを用いねばならないため
消費電力が大きいこと等の問題点を有している。
【0006】上述の即ちPLL自体の改良としては、
第1に、本願出願人が特開昭63−26589号、特開
平3−135112号等にて提案したスリップ位相制御
PLLがある。この種のPLLの特徴の一つは、位相比
較器にて発生する位相スリップを、比較分周器に内蔵さ
れるカウンタ等の出力を利用しループフィルタにて補償
することにより、位相スリップが原因で発生する発振位
相誤差(位相雑音)を防止することにある。従って、周
波数シンセサイザを構成するに際してこのスリップ位相
制御PLLを採用することにより、多数のPLLを縦続
使用することなしに、より低雑音の周波数シンセサイザ
を実現できる。しかしながら、この種のPLLによって
も、VCO自体が発生させる位相雑音のうちループ帯域
外の位相雑音は除去できないため、さらに高い搬送波対
雑音比(C/N比)を実現するには、VCO自体のQが
高くなくてはならない。
【0007】上述のとしては、第2に、特開平3−1
40030号にて提案されているように、VCOの発振
出力を遅延検波することにより位相雑音を検出するPL
Lがある。このPLLでは、VCO出力を遅延器にて遅
延させて得られた信号と、VCO出力を可変遅延器にて
遅延させて得られた信号とを双平衡ミキサ(DBM)等
により混合し、その結果得られた信号即ち遅延検波出力
をループフィルタを介してVCOの制御入力に供給して
いる。このPLLによれば、様々な帯域又は原因の位相
雑音を遅延検波にて一括してかつ正確に検出できるた
め、VCOとして高QのVCOを用いる必要がなくな
る。反面、遅延器出力と可変遅延器出力との混合により
位相雑音すなわちVCO出力位相の制御誤差を検出する
には、原理上、遅延器における遅延量と可変遅延器にお
ける遅延量の差が、常に、π/2の奇数倍の位相に相当
する時間(最適時間)でなくてはならない。可変遅延器
における遅延量を周囲温度の変化や経年変化によらず常
に最適時間に維持するため、このPLLでは、遅延検波
の結果を可変遅延器に帰還しなければならずそのための
ループが必要になる。更に、可変遅延器を実現するため
可変容量ダイオード等の電圧制御型素子が必要であり、
またこの種の素子は一般に集積回路化に不向きである。
従って、この種のPLLあるいはこれを用いた周波数シ
ンセサイザは、集積化・小形化に適していない。
【0008】
【発明の概要】本発明の目的の一つは、本願出願人が既
に特願平7−6265号にて提案している構成、即ちP
LLの出力と遅延検波器の出力とを結合しVCOの制御
電圧として用いる構成を利用することにより、多数のP
LL、Qの高いVCO、可変遅延器等を使用しない低雑
音高分解能の周波数シンセサイザを実現し、これによ
り、周波数シンセサイザの回路構成の簡素化・小型化、
消費電力低減、実施コスト低減、集積回路化の容易化を
実現することにある。本発明の目的の一つは、PLLの
出力と遅延検波器の出力とを結合する手段の工夫によ
り、更に低雑音の周波数シンセサイザを実現することに
ある。
【0009】このような目的を達成するために、本発明
は、制御電圧に応じた周波数にて発振するVCOと、少
なくとも上記VCOの発振出力を基準信号と位相比較す
る位相比較器及び位相比較器の出力を低域通過瀘波する
ループフィルタを内蔵するPLLと、を備え、上記ルー
プフィルタの出力を上記VCOに上記制御電圧として供
給することにより、上記VCOの発振周波数及び位相を
上記基準信号の周波数及び位相にロックし、かつ、上記
ループフィルタのカットオフ周波数と同じか又はこれよ
り高く設定された第1所定周波数以下の帯域に関し、上
記VCOの発振出力中の位相雑音を、上記PLLを使用
しないときに比べ抑圧する周波数シンセサイザにおい
て、上記VCOの発振出力を固有の利得を以て遅延検波
する遅延検波器と、少なくとも第2所定周波数以上第3
所定周波数以下の帯域で、上記遅延検波器の出力上記
ループフィルタの出力と結合した信号を、上記ループ
フィルタの出力に代わり上記VCOに上記制御電圧とし
て供給する手段と、を備え、上記第2所定周波数を上記
第1所定周波数より低くかつ上記第3所定周波数を第1
所定周波数より高く設定したことを特徴とする。
【0010】かかる構成によれば、PLLによる位相雑
音低減効果が比較的小さい周波数帯域、例えば上述の第
1所定周波数以上の帯域の少なくとも一部に関し、遅延
検波器出力とPLL出力との結合が、VCOの制御電圧
として用いられる。従って、この帯域では、遅延検波器
の利得に相当又は対応した量だけ、位相雑音が抑圧され
る。このように、特願平7−6265号の図3に示され
ている構成の改良(結合方法の改良)によって、従来の
周波数シンセサイザに比べ、低雑音の周波数シンセサイ
ザが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面に基づき説明する。なお、複数の実施形態に
共通する又は対応する部材又は変数については同一の符
号を付し、説明を省略する。
【0012】図1及び図2に、それぞれ、本発明の第1
又は第2実施形態に係る低雑音高分解能周波数シンセサ
イザの構成を示す。両実施形態は、いずれも、電圧制御
発振器(VCO)10の発振出力電圧V(t)の周波数
及び位相を位相ロックループ(PLL)30にて目標値
にロックする構成を有している。PLL30は、従来か
ら広く使用されている典型的なPLLと同じ構成を有し
ている。即ち、PLL30は、所定周波数及び位相の基
準信号を発生させる基準信号源50、VCO10の発振
出力を分周する分周器31、分周器31の出力を基準信
号と位相比較する位相比較器32、位相比較器32から
VCO10側に供給される信号にフィルタリングを施し
ループを安定化するループフィルタ33等から構成され
ている。また、当業者であれば、PLL30の構成を、
各種先行技術文献の記載に基づき適宜変形することがで
きる。例えば、本願出願人が先に提案しているスリップ
位相制御PLLを用いることができる。本発明は、この
種の変形を包含する。
【0013】両実施形態の特徴の一つは、本願出願人が
先に提案した構成の遅延検波器20を使用していること
である。いずれの実施形態においても、遅延検波器20
は、遅延器21、π/2移相器22、高周波乗算器23
−1及び23−2を有している。遅延器21は、入力電
圧V1(t)(=V(t))をτだけ遅延させることに
より電圧V2(t)を発生させる。π/2移相器22
は、第1実施形態においてはV1(t)をπ/2ラジア
ンだけ移相することにより電圧V3(t)を発生させ、
第2実施形態においてはV2(t)をπ/2ラジアンだ
け移相することにより電圧V3(t)を発生させる。高
周波乗算器23−1は、V1(t)とV2(t)とを乗
ずることにより電圧Vp1(t)を発生させる。高周波
乗算器23−2は、第1実施形態においてはV2(t)
とV3(t)とを、第2実施形態においてはV1(t)
とV3(t)とを乗ずることにより、電圧Vp2(t)
を発生させる。Vp1(t)及びVp2(t)はそれぞ
れ低域通過フィルタ(LPF)24−1又は24−2に
より低域通過瀘波される。LPF24−1及び24−2
の出力電圧VLF1及びVLF2はそれぞれ低周波乗算
器26−1又は26−2にて高域通過フィルタ(HP
F)25−1又は25−2の出力電圧VHF1又はVH
F2と乗ぜられる。HPF25−1及び25−2は、そ
れぞれ、VLF1及びVLF2を高域通過瀘波すること
により、VHF1又はVHF2を発生させる。低周波乗
算器26−2の出力電圧VMO2は、減算器27にて、
低周波乗算器26−1の出力電圧VMO1から減ぜられ
る。
【0014】ここに、直流成分及び基本波成分を通過さ
せ二次高調波成分を阻止するようLPF24−1及び2
4−2の特性を設定しておき、また基本波成分を通過さ
せ直流成分を阻止するようHPF25−1及び25−2
の特性を設定しておけば、上述の減算の結果即ち減算器
27の出力電圧Vout1は、いずれの実施形態におい
ても、
【0015】
【式1】 Vout1=A4 /4・(φ(t)−φ(t−τ)) 但し、A:V(t)の振幅、φ(t):V(t)の位
相、t:時刻 となる。この式中のφ(t)−φ(t−τ)は位相雑音
を表わしているから、図1又は図2に示される構成の遅
延検波器20を使用しその出力たるVout1をVCO
10の制御電圧の生成に利用することにより、多数のP
LLやQの高いVCOを使用しないで、低雑音高分解能
の周波数シンセサイザを実現することができる。また、
可変遅延器が不要になるから、遅延検波出力を可変遅延
器に帰還するためのループが不要になり、可変容量ダイ
オードのように集積回路化に不適な素子を使用する必要
も無くなる。従って、これらの実施形態によれば、小
形、低消費電力、低位相雑音、高分解能等の特質を有し
かつ集積回路化に適する周波数シンセサイザを実現でき
る。
【0016】なお、以上の説明においては、記載の簡略
化のため、Vout1の導出式等については省略してい
る。これらの事項に関しては、特願平7−6265号を
参照されたい。導出に際しては、φ(t)−φ(t−
τ)が非常に小さいと見なしている。また、高周波乗算
器23−1及び23−2はDBM等で実現することがで
きる。当業者であれば、上述の記載のみで、十分、遅延
検波器20を実現することができる。
【0017】上記各実施形態の特徴の他の一つは、結合
回路40によって、遅延検波器20の出力電圧Vout
1とPLL30の出力電圧Vout2とを結合させ、そ
の結果得られた電圧Vout3をVCO10の制御電圧
として用いることにある。結合回路40は、Vout1
を高域通過瀘波するHPF41、Vout2を低域通過
瀘波するLPF42、並びにHPF41及びLPF42
双方の出力を結合かつ低域通過瀘波するLPF43を有
している。LPF43の出力電圧Vout3は、VCO
10に制御電圧として供給される。
【0018】図3に、上記各実施形態における位相雑音
低減効果を示す。図中符号60が付されている実線は、
従来技術に係るPLL(スリップ位相制御PLL)を用
いた周波数シンセサイザにおける位相雑音の特性を、ま
た符号61が付されている破線は、上記各実施形態に係
る周波数シンセサイザにおける位相雑音の特性を、それ
ぞれ示している。
【0019】従来特性60では、変曲点が周波数(ここ
ではVCO10の発振周波数の中心からの偏差)a及び
cにて現れている。周波数cは、ひいては周波数aも、
ループフィルタ33のカットオフ周波数によって定ま
る。周波数aより低い帯域では基準信号源50(又はそ
の出力段に設けられている図示しない逓倍器)の位相雑
音特性が支配的であり、周波数aから周波数cまでの帯
域ではPLL30の位相雑音特性が支配的であり、周波
数cより高い帯域ではVCO10の位相雑音特性が支配
的である。基準信号源50やVCO10の位相雑音特性
がこの図でいうと左上がりの直線にて表せる特性である
ことや、PLL30(一般にはIC化されたPLL)の
位相雑音特性が平坦な直線にて表せる特性であることに
関しては、当業者にとり周知であるため、ここでは説明
を省略する。重要なのは、PLL30を用いることによ
りVCO10単体のときに比べ位相雑音を抑制できるこ
と、またその効果が周波数cより低い帯域でしか得られ
ないことである。
【0020】上記各実施形態では、HPF41のカット
オフ周波数を周波数cよりも低い周波数b(例えばルー
プフィルタ33のカットオフ周波数又はこれよりやや高
めの周波数)に、またLPF42のカットオフ周波数を
その近傍の周波数d(例えば周波数bより若干高い周波
数)に、それぞれ設定している。その結果、実施形態の
特性60では、周波数dより高い帯域で、遅延検波器2
0による良好な位相雑音特性が現れている。また、周波
数bからdまでの帯域では、PLL30の特性から遅延
検波器20の特性への遷移が現れている。このように各
フィルタのカットオフ周波数を設定することによって、
従来であればVCO10やPLL30の特性が支配的で
あった周波数にて、それよりも小さな位相雑音を実現で
きる。更に、HPF41のカットオフ周波数bをループ
フィルタ33のカットオフ周波数と同じ又はこれより高
く設定しているため、遅延検波器20がPLL30の動
作に影響(例えばロックしない状況の発生)をもたらす
恐れもない。加えて、周波数が十分高くなるとVCO1
0自体の位相雑音特性が遅延検波器20のそれより良く
なり従って遅延検波器20の使用による特性改善効果が
無くなるため、上記各実施形態では、この特性改善効果
がなくなる周波数eの近傍の周波数をカットオフ周波数
とするLPF43を用いている。即ち、LPF43によ
って、VCO10の位相雑音抑圧範囲の上限を決定し、
またそのスプリアス除去周波数を決定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る周波数シンセサ
イザ回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係る周波数シンセサ
イザ回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 上記実施形態による位相雑音抑圧効果を示す
特性図である。
【符号の説明】
10 電圧制御発振器(VCO)、20 遅延検波器、
30 位相ロックループ(PLL)、32 位相比較
器、33 ループフィルタ、40 結合回路、41 高
域通過フィルタ(HPF)、42,43 低域通過フィ
ルタ(LPF)、V(t) VCO出力電圧、Vout
1 遅延検波器出力電圧、Vout2 PLL出力電
圧、Vout3 VCO制御電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−152393(JP,A) 特開 平1−198826(JP,A) 特開 平3−140030(JP,A) 特開 平8−195676(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/06 - 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電圧に応じた周波数にて発振するV
    COと、少なくとも上記VCOの発振出力を基準信号と
    位相比較する位相比較器及び位相比較器の出力を低域通
    過瀘波するループフィルタを内蔵するPLLと、を備
    え、上記ループフィルタの出力を上記VCOに上記制御
    電圧として供給することにより、上記VCOの発振周波
    数及び位相を上記基準信号の周波数及び位相にロック
    し、かつ、上記ループフィルタのカットオフ周波数と同
    じか又はこれより高く設定された第1所定周波数以下の
    帯域に関し、上記VCOの発振出力中の位相雑音を、上
    記PLLを使用しないときに比べ抑圧する周波数シンセ
    サイザにおいて、 上記VCOの発振出力を固有の利得を以て遅延検波する
    遅延検波器と、 少なくとも第2所定周波数以上第3所定周波数以下の帯
    域で、上記遅延検波器の出力上記ループフィルタの出
    を結合した信号を、上記ループフィルタの出力に代
    わり上記VCOに上記制御電圧として供給する手段と、 を備え、上記第2所定周波数を上記第1所定周波数より
    低くかつ上記第3所定周波数を第1所定周波数より高く
    設定したことを特徴とする周波数シンセサイザ。
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